• 検索結果がありません。

セグメント情報

ドキュメント内 2017IFRS連結財務諸表記載例 (ページ 53-57)

当グループは、経営管理目的で、製品及びサービスに基づく複数の事業単位から構成されており、以下の3つの報告セグ メントを有しています。

防火設備部門は、消火器、防火設備、耐火素材の製造及び設置を行っています。

エレクトロニクス部門は、防衛用電子機器、航空機、電気保安及び一般家庭用電化製品を供給しており、エレクトロニ クス、安全対策、温度調節及び電子システムの領域で製品及びサービスを提供しています。

投資不動産部門は、当グループが所有している事務所及び工場の賃貸を行っています。

上記の報告セグメントの決定に際して、集約された事業セグメントはありません。

IAS 1.138(b) IFRS 8.22(a) IFRS 8.22(b)

注釈

IFRS第8号22(a)項は、事業セグメントを集約するかどうかを判断する際の要因のような組織化の基礎を含む、報告セグメントを識別

するために用いた要素を開示することを求めている。事業セグメントは、その経済的特徴が類似する場合には、長期的に同様の財務業 績を示すことが多い。たとえば、2つの事業セグメントの経済的特徴が類似する場合、長期平均売上総利益率は同じようになると見込ま れる。セグメントの経済的特徴が類似しており、かつ、以下についても各セグメントが類似する場合、複数の事業セグメントを1つの事業 セグメントに集約することができる。

(a) 製品及びサービスの性質 (b) 生産プロセスの性質 (c) 顧客の類型又は種類

(d) 製品の流通方法又はサービス提供方法

(e) 該当する場合には、規制環境の性質(たとえば銀行、保険又は公益事業)

この判定には、企業の状況に関する判断が必要になる。当グループには集約された事業セグメントは存在しないが、仮に存在する場合 には、集約の基礎に関する開示を行う必要がある。

経営管理委員会は、資源の配分及び業績評価に関する意思決定を行うために、事業単位の財務業績を個別にモニタリン グしています。セグメントの業績は税引前損益に基づき評価され、その測定方法は連結財務諸表における税引前損益の測 定方法と同一です。ただし、ジョイント・ベンチャーである夕立株式会社の業績は比例連結法を用いて評価しています。資金 調達(金融費用及び金融収益を含む)及び法人所得税はグループ全体で管理されていることから、事業セグメントには配分 していません。

事業セグメント間の振替価格は、第三者との取引に準じた独立当事者間取引条件に基づいています。

IFRS 8.27(b)

IFRS 8.27(a)

2016年12月31日に

終了する年度 防火設備 エレクトロニクス 投資不動産 セグメント合計 調整及び消去 連結 千CU 千CU 千CU 千CU 千CU 千CU 収益

外部収益 139,842 69,263 1,404 210,509 (30,047) 180,462 セグメント間収益  7,465  7,465 (7,465)  収益合計 139,842 76,728 1,404 217,974 (37,512) 180,462 その他の損益

減価償却費及び償却費 (3,533) (389)  (3,922)  (3,922) のれんの減損損失(注記19)  (200)  (200)  (200) 売却可能金融資産の減損損失

(注記20.1) (111)   (111)  (111) 関連会社及びジョイント・ベン

チャーの利益に対する持分

相当額(注記9, 10) 671   671  671

報告セグメントの税引前利益 9,576 2,968 321 12,865 (1,757) 11,108 報告セグメント資産 56,574 44,814 18,467 119,855 18,926 138,781 報告セグメント負債 19,035 7,252 4,704 30,991 45,060 76,051

IFRS 8.23(a) IFRS 8.23(b)

IFRS 8.23(e) IFRS 8.23(i) IAS 36.129

IFRS 8.23(g)

IFRS 8.23

IFRS 8.23 IFRS 8.23

連結財務諸表の注記

4. セグメント情報 (続き)

2016年12月31日に

終了する年度 防火設備 エレクトロニクス 投資不動産 セグメント合計 調整及び消去 連結 千CU 千CU 千CU 千CU 千CU 千CU

その他の開示項目

関連会社及びジョイント・ベン チャーに対する投資

(注記9, 10) 3,187   3,187  3,187

資本的支出 18,849 2,842 1,216 22,907  22,907 IFRS 8.24(a) IFRS 8.24(b)

連結手続において消去されたセグメント間収益は、「調整及び消去」の欄に含まれています。他のすべての調整及び消 去項目は、以下に示す調整表に含まれています。

2015年12月31日に

終了する年度 防火設備 エレクトロニクス 投資不動産 セグメント合計 調整及び消去 連結

修正再表示後* 修正再表示後*

千CU 千CU 千CU 千CU 千CU 千CU 収益

外部収益 121,905 66,621 1,377 189,903 (29,438) 160,465 セグメント間収益  7,319  7,319 (7,319)  収益合計 121,905 73,940 1,377 197,222 (36,757) 160,465 その他の損益

減価償却費及び償却費 (2,460) (472)  (2,932) (324) (3,256) 有形固定資産の減損損失

(注記16) (301) −  (301)  (301) 関連会社及びジョイント・ベン

チャーの利益に対する持分

相当額(注記9, 10) 638   638  638

報告セグメントの税引前利益 4,387 5,396 314 10,097 (1,217) 8,880 報告セグメント資産 50,747 40,409 9,887 101,043 2,211 103,254 報告セグメント負債 20,325 4,066 1,688 26,079 29,384 55,463 その他の開示項目

関連会社及びジョイント・ベン チャーに対する投資

(注記9, 10) 2,516   2,516  2,516 資本的支出 5,260 4,363 1,192 10,815  10,815

IFRS 8.23(a) IFRS 8.23(b)

IFRS 8.23(e)

IFRS 8.23(i) IAS 36.129

IFRS 8.23(g) IFRS 8.23

IFRS 8.23 IFRS 8.23

IFRS 8.24(a) IFRS 8.24(b)

*当年度において2015年度の財務諸表を修正再表示しており、注記2.5にその内容を記載しています。

注釈

優良工業株式会社における経営管理委員会のように、グループの最高経営意思決定者(以下、CODM)が、連結損益計算書に含まれ る減価償却費及び償却費、減損損失及び関連会社の利益の持分相当額以外の項目を定期的にレビューしている場合には、追加の開 示が求められる。

調整及び消去

金融収益及び金融費用、並びに金融資産の公正価値の変動による評価損益は、原資産がグループ全体で管理されてい るため、個々のセグメントには配分していません。

また、当期税金、繰延税金並びに特定の金融資産及び負債も、グループ全体で管理されているため、個々のセグメントに は配分していません。

IFRS 8.28

連結財務諸表の注記

4. セグメント情報 (続き)

税引前利益の調整 2016年 2015年 千CU 千CU

報告セグメントの税引前利益 12,865 10,097

金融収益(注記12.4) 336 211

純損益を通じて公正価値で測定される金融商品から生じた利得(注記12.1) 850  純損益を通じて公正価値で測定される金融商品から生じた損失(注記12.2) (1,502) 

金融費用(注記12.3) (1,264) (1,123)

売却可能金融資産からの正味実現利得(消去) (2) 

セグメント間売上(消去) (175) (305)

継続事業からの税引前利益 11,108 8,880

IFRS 8.28(b)

資産の調整 2016年 2015年

CU CU

報告セグメント資産 119,855 101,043

繰延税金資産(注記14) 383 365

関連会社への貸付金(注記20.1) 200 

取締役への貸付金(注記20.1) 13 8

手形貸付金(注記20.1) 3,674 1,685

デリバティブ 1,102 153

分配目的で保有する資産(注記13) 13,554 

資産合計 138,781 103,254

IFRS 8.28(c)

負債の調整 2016年 2015年

CU CU

報告セグメント負債 30,991 26,079

繰延税金負債(注記14) 2,931 1,089

未払法人所得税 3,511 3,563

利付ローン及び借入金 22,806 24,478

デリバティブ 2,687 254

分配目的で保有する資産に直接関連する負債(注記13) 13,125 

負債合計 76,051 55,463

IFRS 8.28(d)

地域別情報 2016年 2015年

外部収益 千CU 千CU

日本国 128,238 112,584

米国 52,224 47,881

合計 180,462 160,465

IFRS 8.33(a)

上記の収益情報は、顧客の所在地に基づいています。

防火設備部門における特定顧客(1件)への販売から生じた収益は、25,521千CU(2015年:21,263千CU)です。 IFRS 8.34

地域別情報

非流動資産 2016年 2015年

千CU 千CU

日本国 38,591 27,522

米国 9,300 7,251

合計 47,891 34,773

IFRS 8.33(b)

上記の非流動資産は、有形固定資産、投資不動産及び無形資産から構成されています。

連結財務諸表の注記

4. セグメント情報 (続き) 注釈

利息収益及び利息費用はグループ全体で管理され、CODMに対して事業セグメントレベルで報告されていない。このため、これらの 項目はセグメントごとに開示していない。事業セグメントに関する資産及び負債の開示が必要となるのは、当該指標がCODMに対し て報告されている場合のみである。当グループは事業セグメントに関する資産及び負債に関する情報をCODMに報告している。報告 セグメントに含まれないその他の事業活動(たとえば財務)は個々の事業セグメントを構成することはないが、「その他のすべてのセ グメント」の区分で表示される場合がある(IFRS第8号16項)。または、このような事業の業績は「調整及び消去」に織り込まれることも ある。

当グループにおける内部報告はIFRSに準拠して行われている。セグメントに関する開示は、内部報告がIFRS以外の基準(例:各国 の会計基準又は税務基準)に基づいて作成されている場合には、相当程度詳細になり、かつ分量も多くなる可能性がある。その場 合には、内部報告用の項目と外部報告に使用された項目間の調整表を表示する必要がある。

当グループは、2016年に、ある事業セグメントを非継続事業に分類している。IFRS第8号は、セグメントに関する開示を非継続事業 にも適用するのかどうかについてのガイダンスを定めていない。処分されたセグメントは重要であるものの、当グループは当該セグメ ントの業績をIFRS第8号に基づくセグメント情報において開示していない。IFRS第5号5B項では、IFRS第5号以外のIFRSの規定は、

非継続事業に適用される具体的な開示を定めている場合を除き、非継続事業に適用されることはないと定められている。IFRS第8 号では非継続事業について言及していないため、非継続事業を報告セグメントとして開示する必要はない。これは、たとえCODMが 処分されるまで非継続事業の監視を継続している場合であっても当てはまる。しかし、企業が任意で非継続事業に関する情報を開 示することは禁止されていない。

当グループのCODMは、セグメントに配分すべき資源に関する意思決定を行い、またその業績を評価するために、ジョイント・ベンチ ャーに関連するセグメント情報を収益、純損益、資産及び負債に対する自らの持分割合に基づき定期的に検討している。しかし、

IFRS第11号に従い、ジョイント・ベンチャーに対する当グループの持分は、連結財務諸表上、持分法を用いて会計処理されている。

比例連結と持分法との差異から生じる消去は、「調整及び消去」の欄に含まれている。

ドキュメント内 2017IFRS連結財務諸表記載例 (ページ 53-57)