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ジョブネットワークの実行

ドキュメント内 <基本操作ガイド> (ページ 54-59)

5.トラッカウィンドウが表示されます。単位ジョブアイコンの表示が、 から に変わ れば実行は終了です。

図3.20 即時投入実行後のジョブネットワークトラッカウィンドウの例

[JNWの投入]ダイアログの即時投入に関する設定は次のとおりです。

■投入時間

ジョブネットワークの投入時間を設定します。「ユーザ設定(既定値は現在の時間)」を チェックしない場合は、即時に投入して実行します。

「ユーザ設定(既定値は現在の時間)」をチェックすると、投入時間を指定して実行できま す。

■ジョブパラメータ

ジョブネットワークの各単位ジョブのスクリプトに引き渡すパラメータを設定します。ここで 指定した文字列が各単位ジョブの環境変数「NSJNW_PARAM」に設定され、各単位ジョブのス クリプトに引き渡されます。

ジョブネットワークのパラメータで[ジョブパラメータ]の既定値と説明が設定されていた場 合は、その内容を初期値として表示します。なお初期値として表示された値をクリア後、空白 のまま投入した場合でも[ジョブパラメータ]の既定値が有効となります。

たとえば投入先がJobCenter SVで複数の文字列を渡したい場合のジョブパラメータと各単位 ジョブのスクリプトの記述は次のようになります。スペース区切りで設定します。

▪ 投入先の各単位ジョブのシェルスクリプト シェルスクリプトの先頭で次のように記述します

• Bシェルの場合

eval set $NSJNW_PARAM;param1=$1;param2=$2;param3=$3

• Cシェルの場合

)echo %AA%

echo %BB%

echo %CC%

FOR文の中のNSJNW_PARAM参照部分のダブルコーテション("")は、必ずつ けてください。

■コメント

即時投入時にコメントを指定できます。すでにコメントが設定してある場合は、即時投入した トラッカのみコメントが変更されます。

テキスト入力域に日本語、英数字、カナ文字(全角・半角)(混在可能)、半角256文字、全角 128文字以内で入力できます。

■事前設定

ジョブネットワークをあらかじめ保留またはスキップ状態にすることができます。

保留 ジョブネットワーク投入時に当該ジョブネットワークを保留状態にしま す。

スキップ ジョブネットワーク投入時に当該ジョブネットワークをスキップ状態にし ます。

OFF ジョブネットワーク投入時に当該ジョブネットワークを保留状態およびス キップ状態にしません。

事前設定の注意事項

▪ JobCenter R12.5.x以前のJobCenter CL/WinからJobCenter R12.6のJobCenter MGに接続した場合、事前設定の項目は表示されません。

▪ JobCenter R12.6のJobCenter CL/WinからJobCenter R12.5.xの JobCenter MGに接続し、事前設定を「保留」や「スキップ」に設定して即時投 入した場合、事前設定「OFF」として動作します。

■トラッカダイアログを開く

このボックスをチェックすると、即時投入と同時にジョブネットワークトラッカのダイアログ が開くように設定されます。

即時投入の実行時の注意事項

▪ 他のユーザのジョブネットワークを即時投入した場合は、そのジョブネットワー クの所有者の権限で実行されトラッカが作成されます。

▪ 他のユーザのジョブネットワークを実行するとき、そのジョブネットワーク内で 起動されるジョブの環境変数は、ジョブネットワーク所有者のものが適用されま す。詳細については<環境構築ガイド>の「14.1.3 環境変数の設定方法」を参照 してください。

ルトキューが設定されている場合、実際にジョブリクエストが実行される guibs_1バッチキューの同時実行数の既定値は1なので注意して下さい。

3.2.2. 即時投入の実行結果を確認する

「3.2.1 即時投入する」で設定した単位ジョブの即時実行結果を確認します。

1. 単位ジョブアイコンを選択し、右クリックしたときのポップアップメニューの[詳細情報]を 選択します。

図3.21 [詳細情報]選択画面例

2. 詳細情報のウィンドウが表示されます。デフォルトで[詳細情報]タブが選択されていますの で、内容を確認します。

図3.22 詳細情報表示例

3. さらに、ウィンドウの[出力結果]タブを選択します。スクリプト「hostname」コマンドの出 力結果が表示されます。

スケジュールを設定してジョブネットワークを自動実行するときは、次の点に注意してくださ い。

表3.1 スケジュールを設定してジョブネットワークを自動実行するときの注意点

条 件 結 果

実行時刻にシステムがダウンしていた

場合 スケジュールに登録されていたジョブネットワークは、

そのシステムが起動した時点で遡って実行されます。た だしdaemon.confにSCLAUNCHD_FORGETを設定した時 は動作が異なります。

詳細については<環境構築ガイド>の「5.2 デーモン設定 ファイルの使用可能パラメータ」を参照してください。

スケジュール設定後にジョブフローや

パラメータを変更した場合 変更後の設定に従って実行されます。

システムの日付より前の日付を指定し

た場合 「ルールの作成に失敗しました」とメッセージが出力さ

れます。

システムと同じ日付で過去の時間を指

定した場合 ルールの作成は成功しますがスケジュールは有効となり

ません。

スケジュールからジョブネットワーク

を投入した場合 環境変数JNW_SUBMITTIMEが必ず設定されます。

他のユーザのジョブネットワークをス

ケジュール実行する場合 そのジョブネットワーク内で起動されるジョブの環境変 数は、ジョブネットワークの所有者のものが適用されま す。

詳細については<環境構築ガイド>の14章 「ジョブ実行時 の環境変数の取り扱い」 を参照してください。

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