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ジョブの状態とトラッカの色の関係

ドキュメント内 <基本操作ガイド> (ページ 165-170)

法)

6.1. ジョブの状態とトラッカの色の関係

ジョブネットワークトラッカのアイコン、トラッカ一覧のテキストモードおよびグラフィック モードは色によってジョブの状態を判別できます。

また、[ジョブネットワークトラッカ]ウィンドウの[フロー]タブの中には、各単位ジョブの 実行トラッカを表すアイコンがあります。各単位ジョブの実行状態も、このアイコンのラベルま たは色によって判別することができます。

なお、ジョブネットワークが親子関係を持っている場合、トラッカ一覧の表示において親ジョブ ネットワークのトラッカは、子ジョブネットワークトラッカの状態を反映して表示します。

6.1.1. ジョブネットワークの状態とトラッカの色との関係一覧

ジョブネットワークの状態とトラッカの色との関係は次の表のとおりです。

色の設定は変更することができます。詳細については、<環境構築ガイド>の「6.6 色の設定を変 更する」を参照してください。

表6.1 ジョブの状態とトラッカの色の関係

状 態 色 説 明

予定 水色 実行が予定されています。(トラッカはまだ作成されてい

ません)

予定(確定) 水色 実行が予定されていて、トラッカが作成されています。

「(確定)」がつくのは次のような場合です。

■親ジョブネットワークの実行が開始されたが、該当 ジョブネットワークの実行が開始されていない状態

■カレンダによる条件分岐を判断し、実行が確定してい る予定状態で、保留などの操作を行った場合

■即時投入で未来時間を指定した場合

■予定トラッカからジョブネットワークのスクリプトや パラメータを更新した場合

■予定トラッカに対して保留/保留解除の操作を行った 場合

実行中 黄 現在実行中です。

実行中[待合] 黄 実行中ですが、待ち合わせ部品で待ち合わせを行ってい

ます。

実行中[警告] 黄 警告が発生していますが、実行は継続しています。

異常終了 赤 エラーが発生して終了しました。

中断 赤 異常が発生し、実行は中断されました。

分岐スキップ済 薄灰 カレンダ分岐の設定によって実行はスキップされまし

た。

ダイアログ 橙 ダイアログ部品が、ユーザからの応答(「Ok」、

「Error」の選択)待ちのため実行を停止しています。

応答待ち 橙 フローの処理が保留状態のジョブに到達しています。

スキップ予定のものにはこれらの「状態」の右側に[スキップ]が表示され、保留されているも のには[保留]が、アーカイブされているものには[アーカイブ済]がそれぞれ表示されます。

事前スキップや事前保留されている「予定」トラッカの場合、トラッカ一覧画面から では[スキップ]や[保留]が表示されないので、トラッカフローを開いて状態を確認す る必要があります。

次に、[ジョブネットワークトラッカ]ウィンドウの[フロー]タブの中で表示される、単位 ジョブトラッカアイコンおよびサブジョブネットワークトラッカアイコンの一覧は以下のとおり です。

表6.2 単位ジョブトラッカアイコン一覧

アイコン ラベル 説 明

WAIT 待ち合わせ中です。

SUBMIT ジョブが投入されて、キューの中で待っている状態で す。

RUN ジョブが実行中です。

SUSPEND ジョブの実行が一時停止しています。

WARNING 警告が発生しました。

DONE ジョブが正常終了しました。

SKIP 実行はスキップされました。

KILLED スキップ処理により、実行は中断されました。

STOP ジョブが異常終了し、フローがそこで止まっています。

ERROR ジョブが異常終了しました。フローは続行されていま す。

ABORT 異常が発生し、実行は中断されました。

SKIPPED ジョブは1度も実行されず、スキップされました。

表6.3 サブジョブネットワークアイコン一覧

アイコン ラベル 説 明

WAIT 待ち合わせ中です。

PREPARE 未実行状態ですが、実行用エントリが作成されている状 態で待ち合わせ中です。

RUN サブジョブネットワークが実行中です。通常は黄色で表 示されますが、保留ジョブやダイアログジョブがユーザ の操作を待っている状態ではオレンジ色になります。

WARNING 警告が発生しました。

DONE サブジョブネットワークが正常終了しました。

SKIP 実行はスキップされました。

KILLED スキップ処理により、実行は中断されました。

STOP エラーで停止しているジョブがあります。

RUN(赤) サブジョブネットワーク実行中に異常が発生すると、赤 色になります。サブジョブネットワークは実行を継続し ています。

ERROR サブジョブネットワークが異常終了しました。

SKIPPED サブジョブネットワークはスキップされました。

DIALOG ユーザからの応答(「Ok」、「Error」の選択)待ちのた め実行を停止しています。

HOLD サブジョブネットワークネットワーク内に保留ジョブが 存在します。

6.1.2. 親子関係を持つジョブネットワークトラッカの表示

ジョブネットワークが親子関係を持っている場合の表示の優先順位は次の 表6.4「ジョブネット ワークの状況と優先度」 のとおりです。

表6.4 ジョブネットワークの状況と優先度

ジョブネットワークの状態 優先度

エラー停止  高

ダイアログ  ↑

応答待ち  |

実行中異常[待合]  |

実行中異常  |

6.1.2.1. 並列

並列に動作する子ジョブネットワークを持つ場合は、子ジョブネットワークの状況のうち一番優 先度の高い状況が親ジョブに反映されます。

例えば、図6.1「親子関係が並列の場合のトラッカ一覧の表示例」ではSUB11~SUB14の状況で一 番優先度の高いSUB13の状況「実行中」がTEST01の状況として表示されます。

図6.1 親子関係が並列の場合のトラッカ一覧の表示例

6.1.2.2. 多段

多段に子ジョブネットワークを持つ場合は、上段の状況は下段に影響しませんが、下段の状況は 上段に反映されます。

例えば、図6.2「親子関係が多段の場合のトラッカ一覧の表示例」ではSUB22の状況の「実行中 [待合]」は、TEST02、SUB21の状況に反映されますがSUB23、SUB24の状況には反映されませ ん。

図6.2 親子関係が多段の場合のトラッカ一覧の表示例

6.1.3. グループアイコンの表示色とジョブネットワークトラッカの関係

グループ内にジョブネットワークトラッカが存在するとき、グループアイコンはジョブネット ワークトラッカの状態に対応する色で表示されます。グループ内に複数のジョブネットワークト ラッカが存在する場合、グループアイコンの表示色は次のように再帰的に決まります。

1. グループが子グループを持たないとき、自グループ内のジョブネットワークトラッカの状態の 中で、最も優先度の高い状態に対応する色になります。

2. グループが子グループを持つとき、子グループの状態とそのグループ内のジョブネットワーク トラッカの状態の中で、最も優先度の高い状態に対応する色になります。

グループアイコンの表示色におけるジョブネットワークトラッカの状態の優先度を、以下の表 6.5「グループアイコンの表示色におけるジョブネットワークの状態と優先度」に示します。

表6.5 グループアイコンの表示色におけるジョブネットワークの状態と優先度

ジョブネットワークの状態 優先度

中断  高 異常終了/エラー停止/実行中異常/実行中異常[待合](グループアイコンの表示色

は異常終了のものと等しい色になります)  ↑

警告終了  |

実行中[警告]/実行中[警告][待合]  |

ダイアログ  |

応答待ち  |

正常終了  |

実行中/実行中[待合]  |

予定/予定(確定)  ↓

スキップ済み[同時実行]  低

例えば、図6.3「グループアイコンの表示色の例」の赤枠を見るとSubGroup1にはジョブネット ワークトラッカjnw2(実行中[待合])、jnw3(ダイアログ)がありますが、実行中[待合]よりも ダイアログの方が優先度が高いため、SubGroup1のグループアイコンの表示色はjnw3(ダイアロ グ)と等しくなります。 また、青枠を見るとGroup2には子グループSubGroup2(実行中)とjnw4(正 常終了)がありますが、実行中よりも正常終了の方が優先度が高いため、Group2のグループアイコ ンの表示色はjnw4(正常終了)と等しくなります。

図6.3 グループアイコンの表示色の例

6.2. トラッカ一覧をテキスト/グラフィックモードで表示

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