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シュレーディンガーの波動方程式

ドキュメント内 【PDF】J.J.サクライ『現代の量子力学(上)』 (ページ 46-56)

第 2 章 量子ダイナミクス

2.4 シュレーディンガーの波動方程式

り立つとすると

[G,[G,[G,· · ·,[G

| {z }

N 個のG

, A]· · ·]]]

= (

GN+1A+

N k=1

NCk(1)kGN+1kAGk )

(N1

k=0

NCk(1)kGNkAGk+1+ (1)NAGN+1 )

=GN+1A+

N k=1

( NCk+NCk1

| {z }

N+1Ck(Pascalの三角形)

)(1)kGN+1kAGk+ (1)N+1GN+1

よりN N+ 1と置き換えても成り立つ.以上よりベーカー・ハウスドルフの補助定理(2.3.47)が示さ れた.

■式(2.3.50) 式(2.3.50)は,帰納的に [H,[H,· · ·,[H

| {z }

N個のH

, x0]· · ·]] =(1)n/2(iℏ)nωnx(0) (n: even),

[H,[H,· · ·,[H

| {z }

N個のH

, x0]· · ·]] =(1)(n+1)/2(iℏ)nωn1p(0)

m (n: odd) となることから分かる.

■重ね合せ状態(2.3.51)に対する期待値⟨x(t)⟩ (2.3.51)に関してとったx(t)の期待値が振動することを,

読者は容易に確かめられよう」(式(2.3.51)の下2行)について,

⟨α|x(t)|α⟩=

√ ℏ

2mω(c00|+c11|)·(a(0)eiωt+a(0)eiωt)·(c0|0+c1|1)

(c00|+c11|)·(c1eiωt|0+c0eiωt|1+

2c1eiωt|2)

=c0c1eiωt+c0c1eiωt.

時間に依存しない波動方程式

Hamilton演算子Hと交換する観測量Aを考える.AHの同時固有状態|aを初期状態とする波動関数 ψ(x, t) =⟨x|a⟩eiEa′t/

に対して

時間に依存する波動方程式 i

∂tψ(x, t) =−2

2m2ψ(x, t) +V(x)ψ(x, t)

時間に依存しない波動方程式

2

2m2uE(x) +V(x)uE(x) =EuE(x), uE(x)≡ ⟨x|a:エネルギー固有関数(Ea →E). 束縛状態に対する境界条件の下でこれを解くと,量子化されたエネルギー準位が得られる.

歴史的には波動力学は,光学と力学の類似性,およびde Blogrieの物質波の仮説を根源として,行列力学と は独立に定式化された.後に,波動力学と行列力学の同等性が示された.

以下のような,Schr¨odinger方形式の基本的な解については扱わない.

自由空間でのGauss型の波束の時間発展

長方形のポテンシャル障壁のある1次元の透過-反射問題

時間に依存しない波動方程式の簡単な解

箱の中の粒子,四角い井戸の中の粒子,調和振動子,水素原子など

エネルギー固有関数と固有値の一般的性質

エネルギー準位のスペクトルはE <lim|x|→∞V(x)が満たされるか否かで 不連続か連続になること

1次元のエネルギー固有関数はE−V(x)が正か負かに依ってsine関数か減衰関数になること

波動関数の解釈

時間に依存する波動方程式(ポテンシャルV は実数)

連続の方程式 ∂ρ

∂t +·j= 0, ρ≡ |ψ|2:確率密度, j

mIm(ψψ) :確率の流れ.

確率の流れjは運動量と

d3xj= pt

m , pt:運動量演算子の時刻tでの期待値 のように関係している.

Schr¨odinger· · · |ψ|2を物質密度と解釈

物質の連続分布は,電子の位置の測定により,空間的拡がりを持たない点状粒子に,

突然縮んでしまうことになる

Born· · · |ψ|2を確率密度と解釈 波動関数の位相の空間変化が確率の流れを示す:

ψ(x, t) =

ρ(x, t)eiS(x,t)/ j= ρS.

古典的極限 波動関数を

ψ(x, t) =

ρ(x, t)eiS(x,t)/ と書くと,時間に依存する波動方程式は

√ρ ( 1

2m|∇S|2+V +∂S

∂t )

2 2m2

ρ−im(

ρ)·(S)− iℏ 2m

√ρ2S−i∂√ρ

∂t = 0 となる.ここでℏをある意味で小さな量と見なせると仮定して,ℏを含む項を落とすと

1

2m|∇S|2+V +∂S

∂t = 0

を得る.これはSをHamiltonの主関数[作用]と見なせば,Hamilton-Jacobiの方程式である.

また古典力学において,粒子が波面S = const.に垂直な方向p古典的=Sに進む軌道を成すことは,波動 光学の短波長極限で,光が波面に垂直な方向に進む光線を成すことに類似している.

半古典的(WKB)近似

1次元の場合を考え,波動関数ψ=√ρeiS/に対し,

SをHamilton主関数とする:

S(x, t) =W(x)−Et=±

x

p(x)dx−Et,

eiS/=







 exp

[i

(

±

x

2m(E−V(x))dx−Et )]

(E > V) exp

[1 ℏ

(

±

x

2m(V(x)−E)dx−Et )]

(E < V) .

このときℏ0で成り立つHamilton-Jacobi方程式(2.4.27):

1

2m|∇S|2+V +∂S

∂t = 0 が満たされる(2m1 |∇S|2 2m1 ∂S

∂x2=E−V,∂S∂t =−E)

このとき

√ρ= const [E−V]1/4 となる.実際,

定常状態における連続の式 0 = ∂jx

∂x =

∂x (ρ∂xS

m )

,

∴const =ρ∂xS=ρdW dx =±

2m(E−V(x)).

以上よりWKB解

E > V ψ(x, t)≃ const

[E−V(x)]1/4exp [i

ℏ (

±

x

2m(E−V(x))dx−Et )]

, E < V ψ(x, t)≃ const

[V(x)−E]1/4exp [1

ℏ (

±

x

2m(V(x)−E)dx−Et )]

を得る[指数関数の中身は同じものである]. S=±

x

2m(E−V(x))dx−Et: Hamiltonの主関数 としたとき,Hamilton-Jacobi方程式の導出に用いた条件は

式(2.4.26) :ℏ|∇2S| ≪ |∇S|2

(2.4.37) :λ dV

dx

≪ |E−V|

1波長進んだときのポテンシャルの変化λ dV

dx

(|E−V|に比べて)小さい

ポテンシャルが緩やかに変化する間にde Broglie波は幾度も振動する(短波長の極限) を意味する.

古典的転回点x=x1, x2(図14参照)の近くではE≃V より短波長の条件が満たされない.

転回点での解の接続(pp.143–144,後で補足する)

; 波動関数の一価性の条件(2.4.43) :

x2

x1

dx√

2m(E−V(x)) = (

n+1 2

) π.

図14 古典的転回点x=x1, x2

■弾んでいるボール 固い床に当たって上下に弾んでいるボールを考える.鉛直上向きをx軸正,床をx= 0 とするとポテンシャルは

V = {

mgx, x >0

∞, x <0 ((2.4.45))

である.このポテンシャルに対してはx≤x10で波動関数u(x)はゼロになるのに対し,WKBの波動関 数はx≤x1に漏れ出すことが想定されている.そこでWKB近似を用いるために,代わりにポテンシャル

V(x) =mg|x|, (−∞< x <∞) (2.4.47)

を考える.パリティ奇の解をとれば剛体の床x= 0での境界条件u(0) = 0が満たされる.このポテンシャル

(2.4.47)に対し ∫ x2

x1

dx√

2m(E−V(x)) = (

n+1 2

) π

から定めた準位Enは,元のポテンシャル(2.4.45)のポテンシャルに対する厳密な固有値Enによく一致する.

式(2.4.45)の形のポテンシャルはクォーク・反クォーク間の相互作用を記述する.

2.4 について

■局所的なポテンシャル 局所的なポテンシャルV(x)に対する式(2.4.3):

x′′|V(x)|x=V(x)δ(xx′′)

は時間に依存するSchr¨odinger方程式(2.4.8)の導出には用いられておらず,ポテンシャルが局所的であるこ との定義として述べられているものと考えられる.実際,「厳密な意味でV が局所的であるといわれるのは

x|V(x)|x′′=V(x(3)(xx′′) (7.1.20) と書けるときである」(p.528)という記述がある.

■確率の流れ(2.4.16) 確率の流れ(2.4.16):

j=−i

2m[ψψ−(ψ)ψ] = ℏ

mIm(ψψ)

j= Re [

ψimψ

]

とも書ける.

■確率の流れjと運動量の関係(2.4.17)

pt m = 1

m⟨α, t0;t|p|α, t0;t⟩= −im

d3ψ, (∵(1.7.49)) における積分を

d3ψ=

d3x(ψ)ψ (部分積分),

d3ψ=1 2

d3x[ψψ−(ψ)ψ]

と書き換えると式(2.4.17):

d3xj= pt

m , pt:運動量演算子の時刻tでの期待値 を得る.

■平面波に対する確率の流れ (2.4.20) 平面波の例 (p.138)はj = ρ v = ρp/m = ρS/mとして式 (2.4.20):j=ρS/mを思い出すのにも役立つ.

■式(2.4.25) 式(2.4.25)を導くには,波動関数

ψ(x, t) =⟨x|a⟩eiEat/ の微分を計算することになる.2ψについて考える.微分公式

(uv)′′=u′′v+ 2uv+uv′′

u=√ρ, v=eiS/として適用すると,

k2ψ= {

k2 ρ+ 2i

ℏ(∂k

ρ)(∂kS) +√ ρ

(ikS

)2

+ i

√ρ∂k2S }

eiS/

が各成分kに対して成り立つ.そこで両辺kについて和をとると(すなわち繰り返された添字kについて和を とるものと見なすと),2ψの式が得られる.

なお式(2.4.25)を得るには,√ρの微分を実行して

µ

ρ= µρ

2√ρ, µ=t, x, y, z とする必要はない.

■Hamilton-Jacobi理論 Hamilton-Jacobi理論(pp.139–140)について復習する [4, pp.175–177,pp.186–

187].系の軌道qi(t)の変分に伴う作用Sの変化は

δS = [∑

i

∂L

∂qi

δqi

]t

t0

+

t t0

i

(∂L

∂qi d dt

∂L

∂q˙i

) δqidt

である.これ以降,作用の積分路を系の実際の軌道に限定し,作用を終点の時刻と座標の値(t, q)の関数と見 なす(q={qi}).すなわち積分の始点(t0, q0)は固定されており,我々が終点(t, q)を指定すると,それに応 じて始点(t0, q0)と終点(t, q)を結ぶ現実の運動に対応する軌道が積分路として定まる.実際に起こる運動の

軌道はLagrange方程式を満たすので,このとき上式右辺の積分は消え,終点の座標の変化δqiに伴う作用の

変化の式δS=∑

ipiδqiが得られる.この関係から,座標についての作用の偏導関数は

∂S

∂qi

=pi

となる.さらに時間についての作用の偏導関数∂S/∂tL=dS

dt = ∂S

∂t +∑

i

∂S

∂qi

˙ qi= ∂S

∂t +∑

i

piq˙i,

∂S

∂t =L

i

piq˙i=−H と求まる.こうして作用積分は

S=∫ (∑

i

pidqi−Hdt )

の形に書ける.

さらに ∂S∂t =−H(q, p, t)における運動量をpi = ∂q∂S

i で置き換えると,関数S(q, t)に対する Hamilton-Jacobi方程式

∂S

∂t +H (

{qi}, {∂S

∂qi }

, t )

= 0 を得る.

■粒子を見出す確率1/v 「古典論ではある場所に粒子を見出す確率は速度に逆比例す」(式(2.4.34)の1行 下)ることは次のように理解できる.同一のポテンシャルの中で独立に運動する複数の粒子がx軸上に定常流 を作っているとすると,その粒子数密度をn,流れの速度をvとして,粒子数の保存則は

∂x(nv) = 0, ∴nv= const(時間的,空間的に) (位置xに特定の粒子を見出す確率)∝n∝1/v となる.

■短波長の条件(2.4.37) 短波長の条件(2.4.37)への書き換えは



 dW

dx =±

2m(E−V) d2W

dx2 =±√

2m −V 2

E−V

,







 dW

dx

2= 2m(E−V) d2W

dx2 =

m 2(E−V)|V| による.また

λ λ 2π = 1

|k| =ℏ

p= √ ℏ 2m(E−V) である.

■式(2.4.43) 式(2.4.43): ∫ x2

x1

dx√

2m(E−V(x)) = (

n+1 2

) πℏ は

≡{(2.4.41)のコサインの位相} − {(2.4.42)のコサインの位相}

=1 ℏ

x2

x1

dx

2m(E−V(x))−π 2 として得られる.

■式(2.4.49) ここでポテンシャル(2.4.47):

V(x) =mg|x|, (−∞< x <∞)

に対するパリティ奇の波動関数は2つのコサインが逆符号だから,nは奇数noddになる.このとき式(2.4.49):

x2

x1

dx√

2m(E−V(x)) = (

nodd+1 2

) πℏ が得られる.

nodd = 2n1, (n= 1,2,· · ·)

と書くと

1 2

(

nodd+1 2

)

=n−1 4 だから,式(2.4.50)に書き換えられる.

■式(2.4.50)左辺の積分

(式(2.4.50)左辺の積分)

= 2mE

E/mg 0

dx

1 x E/mg

=

2mE· E mg

1 0

√XdX (

X x

E/mg )

=

2mE· E mg ·2

3

=23/2 3

E3/2 m1/2g.

■元のポテンシャルに対する固有値問題 元のポテンシャル(2.4.45):

V = {

mgx, x >0

∞, x <0 の固有値問題を厳密に解くことについて,Schr¨odinger方程式

u′′(x) =2m(E−mgx)

2 u(x) =2m2g2

( x− E

mg )

u(x)

X≡a (

x− E mg

)

, Y(X)≡u(x) とおくと

a2Y′′(X) = 2m2g2 ·X

a ·Y(X) となるから,a= (2m2g/2)1/3と選べば

Y′′−XY = 0, (22)

Y(X) =Ai(X) 1 π

0

cos (t3

3 +Xt )

dt:エアリー関数

となる.

エネルギー準位(2.4.53)は境界条件

0 =u(0) =Ai(X)|x=0=Ai

(

−aE mg

)

から

aE

mg =λn,E=λn

mg a = λn

21/3(mg22)1/3 として得られる.

図15 V0≡V(x0)>0となる転回点x0

■古典的転回点でのWKB解の接続(pp.143–144) V0≡V(x0)>0となる転回点x0について考える(図 15参照,x < x0:領域II,x > x0:領域III).

x−x0で1次近似されたV(x)に対する解 x−x0で1次近似されたV(x)に対するSchr¨odinger方程式 u′′(x) =2m(E−V(x))

2 u(x)≃ 2mV0

2 (x−x0)u(x) は

−y≡

(2mV02

)1/3

(x−x0) と書くと,弾んでいるボールの問題に対する式(22)と同様

d2u

dy2 (−y)u= 0 となるから,解はエアリー関数

u(x)∝Ai(−y)∝

0

cos (t3

3 + (−y)t )

dt

で与えられる.これは±13 次ベッセル関数,変形ベッセル関数で表され,その漸近形も知られている: u(x)∝

0

cos (t3

3 + (−y)t )

dt







√π y1/4sin

(2

3y3/2+π 4

)

(y→ ∞ ⇔ 領域II, ∵V0>0)

√π 2|y|1/4exp

(

2 3|y|3/2

)

(y→ −∞ ⇔ 領域III, ∵V0>0)

. (23)

領域IIでのWKB解

u=u++u, u±(x) A±

p(x)exp (

±i

x x0

p(x)dx )

, p(x)≡

2m(E−V(x)).

転回点x0付近で

u=u++u, u±(x) A±

(2mℏV0)1/6y1/4exp (

∓i2 3y3/2

)

. (24)

領域IIIでのWKB解

u=u++u, u±(x) A±

|p(x)|exp (

±1 ℏ

x x0

|p(x)|dx )

, |p(x)| ≡

2m(V(x)−E).

転回点x0付近で

u=u++u, u±(x) A±

(2mℏV0)1/6|y|1/4exp (

±2 3|y|3/2

)

. (25)

式(24)と式(23),式(25)と式(23)が一致するようにA±, A±をとると接続公式(2.4.41)が得られる.

計算の確認 式(24)を確かめる.

p(x)≃

2mV0(x0−x),

√1

p(x)= 1

[2mV0(x0−x)]1/4 = 1 (2mℏV0)1/6

( ℏ2 2mV0

)1/12

1

(x0−x)1/4 = 1

2mℏV0)1/6y1/4, 1

x x0

p(x)dx

√2mV02

x x0

x0−xdx=2 3

√2mV0

2 (x0−x)3/2=2 3y2/3. 次に式(23)を確かめる.|p(x)| ≃

2mV0(x−x0)なので 1/√

|p(x)| の式は上記の1/√

p(x)の式で x0−x→x−x0,したがってy→ |y|と置き換えたものである.また,

1 ℏ

x x0

|p(x)|dx

√2mV0

2

x x0

x−x0dx =2 3

√2mV0

2 (x−x0)3/2= 2 3|y|2/3. 解を接続するためには

A± =∓√

π(2mV0)1/6eiπ/4 2i ととれば良い.これは

√πsin (2

3y3/2+π 4 )

= (

√π 2i eiπ/4

) exp

(

−i2 3y3/2

) +

( π 2i eiπ/4

) exp

( i2

3y3/2 )

A+

(2mℏV0)1/6exp (

−i2 3y3/2

)

+ A

(2mℏV0)1/6exp (

i2 3y3/2

)

から分かる.

A+= 0, A=

√π

2 (2mℏV0)1/6 ととれば良いことは見易い.

以上で領域IIの解(24)は

u(x)

π(2mV0)1/6 = 1

p(x)2i (

eiπ/4exp (i

x x0

p(x)dx )

+eiπ/4exp (

−i

x x0

p(x)dx ))

= 1

p(x)sin (1

x x0

p(x)dx−π 4

)

= 1

p(x)sin (1

x0

x

p(x)dx+π 4

)

(∵sinθ= sin(−θ))

= 1

p(x)cos (

1 ℏ

x0 x

p(x)dx+π 4

) (

∵sinθ= cos (π

2 −θ ))

と定まり,領域IIIの解(25)は

u(x)

π(2mV0)1/6 = 1 2√

|p(x)|exp (

1 ℏ

x x0

|p(x)|dx )

と定まる.これが接続公式(2.4.42)の意味するところである.

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