4 CANopen
4.2 ネットワークアーキテクチャ
4.2.2 ケーブル接続
ワゴI/Oノード(750-337または750-338)にCANopenバスケーブルを接続するには、適 合するプラグ(5極MCSプラグまたは9ピンD-SUBプラグ)を使用します。
シールド付銅線ケーブル(3×0.25 mm2)でケーブル接続する場合、プラグの各ピンにおい てCAN_High、CAN_LowおよびCAN_GNDを結線します。
CAN_HighとCAN_Lowは2つの物理的に異なったバスレベルを表します。
CAN_GNDはコモン基準電位です。
ケーブルのシールド線はドレイン端子につなげることができます。この端子はグランドまた
はPE(キャリアレール接点)に対し1MΩで終端されます。PEに対しシールドを低抵抗で
接続するには外部でのみ可能となります(電源入力モジュールの使用など)。これは全
CANopenバスケーブルのシールド網に対して、中央でPE接続をするためのものです。
メモ
フィールドバス・ケーブルのシールド網と機能アースとの間で理想的な接続を実現するため に、ワゴではシールド線接続システム(790シリーズ)を用意しています。
各CANノードは差動電圧UDiffを有しています。ここでVDiff=VCAN_High−VCAN_Low(CAN_High とCAN_Low間のバスレベルの差)。
差動信号で送信すると、コモンモードノイズやノード間のグランドオフセットに対し影響さ れないという利点があります。
バスレベルがレセッシブ状態にある場合、CAN_LowとCAN_GND間の電圧は2.5Vになり、
CAN_HighとCAN_GND間の電圧もまた2.5Vになります。つまり差動電圧は0Vになりま す。
バスレベルがドミナント状態にある場合、CAN_LowとCAN_GND間の電圧は1.5Vになり、
CAN_HighとCAN_GND間の電圧は3.5Vになります。このとき差動電圧は約2Vになりま す。
注意
ノード機器を接続するとき、信号ケーブルが交錯しないように注意してください。
信号の反射を抑え送信障害を避けるために、バスの終端ではケーブルの信号線間に 120Ωの マッチング抵抗を必ず接続しなければなりません。
この抵抗はケーブルが非常に短い場合でも必要となります。
図4-2:ワゴI/OノードをCANバスに接続するときの原則 g012402x
ネットワーク上でバスカプラを立ち上げる際は、インストレーション状態を調べてください。
物理的な接続が正しいかどうかは、抵抗計を CAN フィールドバスの任意の場所に置いてテ ストすることにより調べることができます。終端抵抗以外は、全ての機器をネットワークか らはずしてテストしなければなりません。
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ネットワークアーキテクチャ
図4-3:配線前にCANバスをテストする際の測定方法
測定箇所 値 意味
無限 OK GNDとCAN_L間
0 GNDとCAN_L間で短絡
無限 OK GNDとCAN_H間
0 GNDとCAN_H間で短絡
約60Ω OK、バス上に2個の終端抵抗あり
約120Ω バス上に1個の終端抵抗あり
CAN_LとCAN_H間
<50Ω バス上に2個以上の終端抵抗あり
CANバスは2線式のバスであり、バスエラー管理機能により、ケーブル断または非対称動作 による短絡を検出することができます。
詳細情報
CiAは仕様に関するドキュメント、特にケーブル仕様書を次のWEBサイトに載せています。
http://www.can-cia.de/