//比
タ
拶
6664A・
C,H
K・hII
6668A
6664G・I・J N・O
6664L 6664G・I・」
N・
O
6663C・
K
〜
N
6664D・
F
6666A
6681D oF 6682A〜
E
6688B
6688A 6689A・
B
6664B 6663A・
B E
6685A〜
F
6681C・G
6681A・B E
疹
A
A 6665B・
C
6663F・
H
〜J
6702B・H 6702A・
C
〜G・I
6694A
6727A・
B
との対応 をみ る と
,第 1類
で は,A・ CoH,K・ M
の
5種
が①a,Bは
②,Lは
①bで
あ る。6664以外 に 花 頭形垂飾 りが第1類
で,か
つ唐車第3単
位 が①aの
構成 を とる もの に6668Aが
あ る。一方,花
頭形 垂飾 り 第2類
と第3類
を もつ6664は,」 が①aを
とる以外 す べ て①bで
あ る。 つ ま り,6664で
は花頭形垂飾 りの第1類
と第 2・3類
との差が基本的 には唐車第3単
位 の 差,① aか
①bか
の差 に対応 す る。6655と 6665は唐草第
3単
位 を③ のパ ター ンにす る 型式 で あ る。 花頭形垂飾 りは6655A・Cが
第1類
,6665Bは
第3類
で あ る。6665B o Cは
唐車 が界線 か ら 立 ち上 が る。6663は全種の花頭形垂飾 りが第
3類
だが,唐
草第3 6663の
区分 単位 の違 いによ って,① bの
C・K〜 N,②
の A・B
・
E,③
の F・H〜
」,そ
して第1支
棄 を欠 くD,
と い う4群
に分かれ る。① b・ ②・③ は花頭形垂飾 り第3類
に先 ん じて現 われてい た ものであ り,そ
の違いが その まま時間差 に対応 す る もの で は な い と考 え られ る。 む しろ,
これ らを基本的 には同一型式 の中での系6の
統 差 として理解 す るほ うが よい だ ろ う。 ①
bo②
はそ れ ぞれ,中
心飾 りや唐草 のわずか な違 いによ って さら に2つ
に区分す る。①bで
は,KoMの 2種
は垂飾 り が角張 り,Kの
第1単
位 第2支
葉 が二股 に分 岐 す る。② で はA・
Bの
唐車 が界線近 くか ら連続 的 に派 生 す る の に対 し,Eは
界線 か ら立 ち上 が る。 つ ま り,① bは
C・
L o NttK o M,②
はA・Bと Eと
の間 に文様 の 違 い を指摘 す る ことがで きる。 また,Dは
第3単
位 が2葉
構成 であ り,各
単位 の第2支
葉 が主葉 と逆 方 向に 巻 き込 むな ど,か
な り異質 な文様で あ る。次 に
,十
字形 や 十形,逆 T字
形 の垂飾 りを もつ型式 をみ てみ よ う。十字形 の垂飾 りは,先
に も述 べ たよ う に小型 の 6685を 初現 とす る。6685は
中心飾 りによっ て,十
字形垂飾 りと大 きな中心葉 か らな るA・ B・D
・
F,矮
小 な 十形垂飾 りと痛 平 な中心葉 か らな るC・Eと
に分 けることがで きる。 A・ B・ D・Fの
唐草 は 連続 的で あ るが,CoEは
界線 か ら立 ち上 が り連続性を欠 く。
6681には
3種
類 の垂飾 りが あ る。十字形一 D・F, 6681の
区分Fig.67
均整唐革文I(花
頭形垂飾 り)?35
6702の区分
+形
一 A・BoE,逆 T字
形 ― C・GoSで
あ る。 十 字 形 の D・Fが
唐 草 第3単
位 を① のパ タ ー ン とす るの に対 し,十
形 と逆T字
形 のA〜
C・Eは
② で あ るとD
・
Fは
内区厚 が 他 の もの よ り大 きい こ と もあ って,同
じ6681ではあ るが内区文様 のlluきはか な り違 う。
A〜
CoE・ Gと
は文様系譜 が異 な る と考 え られ る。6682は
A〜 Dが
十 字形,Eの
みが・卜形 の垂飾 りで,唐草第
3単
位 はいずれ も① のパ ター ンであ る。6688は
Aが
逆T字
形,Bが
十 字形 の垂飾 りを もつ。唐草第
3単
位 は① で あ るが,6688の
唐草文 の特徴 は右 第1単
位 が上 か ら派 生 す る ことにある。 これについて63)
イま「絶作成時 の誤 り」 とされ てい るが
,AoB2種
がともに同 じ「誤 り
Jを
犯 してい る ことは,作
範 以前 の 段 階つ ま り下絵 の段階で既 に この「誤 りJが
存在 した ことを示 してい る。第1単
位 を上 か ら派生 させ る唐草 文 は均整 唐草文Iの
もので あ り,6688に
つい て も「作 絶時 の誤 り」 とみ るよ りは,な
ん らかの理 由で均整唐 草文Iの
唐草文 の派生原理 が紛 れ込 んだ もの と考 えた ほ うが よいだろ う。 この点 については後述 す る。6727の中心飾 りは,↓ 形 の垂飾 りを上 向 き
C宇
形 の 中心葉 が囲む。唐草第3単
位 は③ であ る。6702イま6681に似 るが
,外
区 の圏線文 を欠 き,唐
草 第3単
位 が③ のパ ター ンで あ る点や唐車が連続 しない 点 な ど相違 点 も多 い。垂 飾 りは B・Hが
左右 の張 り出 しの短い十字形,Aは
左 右 の張 り出 しがほ とん どない 棒状 の垂飾 り,他
は逆T字
形 であ る。6702には,中
心 飾 りのC宇
形 中心葉 が痛平 で唐草 の巻 きの弱いA〜 C
・
G〜
Iと ,囲 みが大 き く唐草が強 く巻 き込 むD〜
F, の2群
が ある。前者 は唐草各単位 の主葉 と第1支
葉 の 大 きさがほぼ同 じで あ るの に対 し,後
者 は主葉 の方 が 大 きい。 また,D〜 Fは
第3単
位 の外側 に遊線状の小 葉 が加 わ るが,A〜 C,G〜 Iで
はBを
除 くとこれが ない。均整 唐草文Iの中心飾 りは
,そ
の多 くが花頭形 中心 飾 りか それを祖形 として変化 した ものであ るが,6689
A・
B,6694A,6710,6711,6698Aの
中心飾 りは こ の系列か らはずれた変形垂飾 りで ある(Fig.69)。 6689 A・B,6694Aは
垂下 す る三棄 文 を垂 飾 りとす る。286
Fig。
68
均整唐車文I(十
字形・+形・ 逆T字
形垂飾 り)1:6
Fig.69
均整唐草文1(変
形垂飾 り)(1:6)
bbア9‐
A
6689A・
Bの
唐草文 は6664D・Fに
似 る。6694Aは
中 心葉 が左右 に分離 し,界
線 か ら立 ち上 が る唐車 は先端 が玉状 に膨 らむ特徴があ る。 6710は A・Cが
逆V字
形,Dは
それ に弧線 を組み合せた ものを飾 る。6710Dは
内 区の地 を凸表現す るので,弧
線 は中心葉 に対応 す る地 の部分 なのか も知 れない。 また,671l Aは
斜 めの平行 線,671l Bは変形 した小字形,そ
して6698Aは
火字形 を入れた中心飾 りであ り,均
整 唐草文Iの垂飾 リー般 と比較 す る と異例 であ る。67Hは
唐草 が 変 形 してお り,Aは
右半 が4回
反 転 にみ え,Bは
左半 が4回
反転69)
で あ る。6711は均整 唐草文 Ⅳ との折衷型式 であ る とい えよ う。
均整唐草文
I(Fig,70) 6671と
6679の2型
式 が ある。興福寺式 6671の 中心飾 りは,左右 に分離 した下 向 き
C
字形 の中心葉 の なか に紡錘形 の小葉 をお き
,中
心葉 の 巻 き込 み と組み合 って,下
か ら派生す る三葉文 を表現 す る。興福寺創建 の 6671 A aは
,第 2支
葉 を欠 い た2葉
構 成 の唐車文単位 を3回
反転 させ る。第1支
葉 の巻 きが 弱 く主葉先端 に近接 す るので,先
端 が二股 に分岐 した 単位唐車が連続 す るよ うに も見 える。加 えて,第 1単
位 が上 か ら派生す るため
,均
整唐草文 Iと は上下逆転 した唐草 の流れにな ること,一
段高い外区 に線鋸歯文 と杏仁形珠文 をお くことも均整唐草文Iの
大 きな特徴 であ る。Aaと
同 じ く2葉
構成 を とるのは,ほ
か にE
・
Jが
あ り,興 福寺か ら出土す るのは この3種
であ る。70)
これを「興福寺系」 の 6671と す る。
これに対 し
,6671B〜
D・ I・Kは ,唐
草文各単位 が3葉
構成 で あ る。 これ は均整唐草文 Iに 特徴的 な単 位唐車文 であ り,6671の
原則か らはずれ る。 お もに平 城官・ 京 で出土す る一群であ り,単
位唐草文 の構成 が,均整唐草文 Iの 影響 を受 けた結果 と考 える。 これ ら5
「 興福寺系」
C)6771
「 宮・ 京 系」
9)6671
Fig,70
均整唐草文 Ⅱ(1:6)種 を「宮・京系」 の 6671と す る。
6679は
,中
心飾 りが十字形垂飾 りと上 向 きC字
形 の中心葉 か らな り,唐
車 も4回
反 転で あ る 点,6671の
内区文様 とはやや違 いがある。 しか し,唐
草第1単
位 が上 か ら派生す る ことと,上
外 区 と脇 区 に杏仁形珠文
,下
外 区 に線鋸歯文 をお くことか ら,均
整 唐草文 Ⅳの影響 を受 けた均 整 唐草文Iの
型式 と考 える。唐草文各単位 が
3葉
構成 で あ る ことか らみて,「
宮・ 京系」6671の系譜 をひ くものであ る。
麺
667,‐
Ao
2∂7
「 東大寺系」
06732
「 宮
系」
翌)6732
「 西大寺系」
9)6732
整唐草文Ⅱ
(Fig,71)
均整唐草文 Ⅲは,東
大寺式軒平瓦6732が
その代表である。6732は,下
か ら派生する三美文を入れた対葉花文の中心飾 りや,多
数の支葉を ともなった華麗な唐草文を 特徴 とする3回
反転均整唐草文である。中心飾 りの中心葉が左右に分離することや大ぶ りな珠 文を もつ ことも均整唐草文Iと の違い といえよ う。6732は同文で異絶の ものが多い ことも特色である。 ここでは
,A・ C〜
S・U〜 W・
Y・Z
の23濯
ある 6732を,中
心飾 りや唐草の違いによ り大 き く3つ
に区分する。第一は
,D〜
J・ S・U〜
W。 唐草第1支
葉が3〜 4葉
か らな り,唐
草の巻 き込みが最 も強 い。中心葉は左右の二葉が外反 し相互に分離する。主に東大寺 とその周辺か ら出土する。以下,72)
「東大寺系」 とす る。第二 は
,A・
C・LoO。
主 に,平
扱 官 と秋篠寺か ら出土す る もので,唐車各単位 第
1支
棄 の巻 きが弱い。 これ らを「官系」 とす ると第三 は,西
大寺所用 のK・ M・NoQoR。
中心葉 は三葉 の基部が連接 す るか,左
右 の2葉
が内彎 す る。 また,第 1単
位第2 支葉 を欠 く。 これ らを「西大寺系」 とす る。3者
の違 いを もう少 し詳 し く述べ る と,「
東 大寺系」 と「官系」 は,
中心飾 りの三葉文がそ れぞれ分離 し左右 の葉 は外反 す るが,「
西大寺系」 は三葉 が基部 で連接す るか,
あ るい は左右 の葉 が外反 しない。また
,「
西大寺系」 は,唐
草 の先端 が玉状 に膨 らむ ことや第1単
位第2支
葉 を欠 き第1・ 第
2単
位 の第1支
葉 が3葉
構成 であ る ことで も他 の2系
統 と区別 で きる。「東 大寺系」 と 「官系」 は,「
官系」 の支棄 の巻 きが弱い ことと外区珠文 が小振 りで あることが異 な る。各系統 は唐草 の連続性や細部 の特徴 によ りさらに細分 して変化 を追 うことがで きる。74)
6732の変遷については既に岡本東三の見解があ り
,先
に設定 した「東大寺系」は岡本分類の75)
「東大寺式第
I類
」 にはぼ対応 す る。ここでは
,岡
本 の変遷案 に依拠 しなが ら,「 東大寺系」を
E〜
G。 」・U→ DoH→
I・ S・ V・Wの 3段
階 に区分 す る。E〜
G・ J・U(以
下,「東大寺系 (古)」)は
唐草 の展 開が最 も連続 的 な一群 であ る。特 にE〜
Gは ,唐
草文 の彫 り込 みが巻 きの内側 に向か って斜面 を形成 す る,い
わゆ る片切 り彫 り風 に仕 上 が り,唐
車 の展 開 は最 も流麗 で あ る。対葉花文 は左右 が上 でつ なが り,第 3単
位外側 の遊離 した小葉 が2枚
で ある。DoH(以
下,「東大寺系 (中)」)は ,唐
草 が分解気味 とな り,対
葉花文 は左右 に分離 す る。第3単
位外側 の小葉 は1枚
となる。外 区珠文 は上下外 区9個
であ った もの が,Hで
は7個
に滅 る。IoSoV,W(以
下,「東大寺系 (新)」)は
唐草が完全 に分解 し,主
葉 と第1支
葉 の一 つがほ とん ど同 じ大 き さ とな る。対葉花文 はやは り左右 に離 れ,ま
た上下外区 珠文 も7個
に固定す る。 なかで も,Wは
中心飾 りの三棄文 が二葉 に変形 し,第 2単
位第1支
葉も
1枚
となる。「官系」 のA・ C・ L・
Oで
は,A,C・ 0(な
かでもA)が
「東大寺系(古)」 に最 も近 く,唐草第
3単
位外側 に2枚
の小葉 をお き,第 2単
位第2支
葉 を2葉
構成 とす る。 しか し,対
葉花 文 の先端 は離 れ る。Lは
中心飾 りが大 きいため全体のバ ランスが崩れ,第 2単
位 第2支
葉 と第3単
位外側 の小実 を ともに1枚
とす る点や外区珠文 が小型であ る点 な ど,AoC・ Oよ
りも新 しい要素 を備 える。「西大寺系」 のなかでは