System Managerを使用して、HAペアのクラスタまたは個々のノードを更新できます。
クラスタの無停止での更新
System Managerを使用して、クライアントデータへのアクセスを中断することなく、Data
ONTAP 8.3.1を実行しているHAペアのクラスタまたは個別のノードを特定のバージョンの
ONTAPソフトウェアに更新できます。
開始する前に
• すべてのノードがHAペア構成になっている必要があります。
シングルノードクラスタは更新できません。
• すべてのノードが正常である必要があります。
• クラスタでData ONTAP 8.3.1が実行されている必要があります。
System Managerを使用した場合、Data ONTAP 8.3.1よりあとのバージョンにのみ更新でき
ます。
• ネットアップサポートサイトからネットワーク上のHTTPサーバまたはFTPサーバにソ フトウェアイメージをコピーしておき、ノードからイメージにアクセスできるようにす る必要があります。
Data ONTAPソフトウェアイメージの取得(88ページ)
タスク概要
• クラスタ管理LIFをホストしているノードの更新中にSystem Managerからその他のタスク を実行しようとすると、エラーメッセージが表示される場合があります。
更新が終了してから、他の処理を実行してください。
• クラスタに含まれるノードが7つ以下の場合はローリング更新が実施され、クラスタ内の ノードが8つ以上の場合は、一括更新が実施されます。
ローリング更新では、クラスタ内のノードが一度に1つずつ更新されます。一括更新で は、複数のノードが同時に更新されます。
手順
1. [設定]タブをクリックします。
2. [クラスタ設定]ペインで、[クラスタの更新]をクリックします。
3. [クラスタの更新]タブで、次のいずれかの処理を実行します。
状況 作業 新しいソフトウェアイメージを追
加する a. [追加]をクリックします。
b. [新しいソフトウェアイメージの追加]ダイア
ログボックスで、ネットアップサポートサイ トからダウンロードしたイメージを保存して あるHTTPサーバまたはFTPサーバのURLを入 力します。
匿名FTPのURLは、ftp://
anonymous@ftpserverの形式で入力します。
c. [追加]をクリックします。
使用可能なイメージを選択する 表示されたイメージから1つ選択します。
4. [検証]をクリックして更新前の検証チェックを実行し、クラスタを更新する準備ができて
いるかどうかを確認します。
クラスタコンポーネントについて更新を無停止で完了できるかどうかが検証され、エ ラーや警告があれば、ソフトウェアの更新前に実施する必要がある修復アクションと一 緒に表示されます。
重要:更新を実行する前に、エラーに対して必要な修復アクションをすべて実施する必 要があります。警告の修復アクションは無視できますが、更新に進む前にそれらのア クションも実行することを推奨します。
5. [次へ]をクリックします。
6. オプション:[詳細オプション]をクリックし、次の手順を実行します。
a. [詳細オプション]領域で、次のいずれかの処理を実行します。
状況 作業
クラスタ全体を更新する [クラスタ全体を更新]チェックボックス を選択します。
このチェックボックスは、デフォルトで 選択されています。
特定のHAペアを更新する [クラスタ全体を更新]チェックボックス を選択解除し、更新するHAペアを選択し ます。
b. クライアントが安定するために必要な時間を調整する必要がある場合は、待機時間を 変更します。
待機時間は、クライアントアプリケーションがリカバリできるよう、更新プロセスが 1つのタスクの完了後に待機する時間です。1~60分の範囲で指定します(デフォルト は8分)。
c. 主な手順が終わるたびに更新を自動的に一時停止するには、[手順の完了時(非推奨)] チェックボックスを選択します。
主な手順が終わるごとに更新を一時停止すると、更新ステータスを確認してから更新 を手動で再開できます。このオプションは、デフォルトでは無効になっていて、エ ラーが発生したり、更新が手動で停止されないかぎり、更新は停止されません。
d. ローリング更新を実行するには、[ローリング更新を実行]チェックボックスを選択し ます。
このチェックボックスは、クラスタが8つ以上のノードで構成されている場合にのみ 表示されます。
更新対象としてクラスタ全体を選択している場合、または4つ以上のHAペアがある場 合、このオプションを有効にできます。
7. [更新]をクリックします。
再び検証が実施されます。
• 検証が完了すると、エラーや警告があれば、ソフトウェアの更新前に実施する必要が ある修復アクションと一緒にテーブルに表示されます。
• 検証は完了したが警告が生成された場合は、[警告が発生しても更新を続行]チェック ボックスを選択して[続行]をクリックできます。
検証が完了し、更新が開始されたあと、エラーが発生して更新が中断される場合があり ます。その場合、エラーをクリックして詳細を表示し、修復アクションを実施してから 更新を再開できます。
更新が完了すると、System Managerのログインページが表示されます。
8. [クラスタ] > [クラスタの更新] > [更新履歴]をクリックして、クラスタが目的のバージョ ンに更新されていることを確認します。
関連概念
クラスタを無停止で更新する方法(89ページ)
ONTAPソフトウェアイメージの取得
ノードからソフトウェアイメージにアクセスできるようにするために、ソフトウェアイ メージをネットアップサポートサイトから、ネットワーク上のHTTPサーバまたはFTPサー バにコピーする必要があります。
タスク概要
クラスタをONTAPの目的のリリースにアップグレードするには、ソフトウェアイメージが 必要です。ソフトウェアイメージ、ファームウェアのバージョン情報、プラットフォーム モデルの最新のファームウェアは、ネットアップサポートサイトで入手できます。次の重 要情報に注意してください。
• ソフトウェアイメージは、プラットフォームモデルに固有です。
ご使用のクラスタに対応するイメージを取得してください。
• ソフトウェアイメージには、ONTAPの特定のバージョンのリリース時点でのシステム ファームウェアの最新バージョンが含まれています。
手順
1. ネットアップサポートサイトの[Software Downloads]領域で目的のONTAPソフトウェア を見つけます。
2. ネットアップサポートサイトから、イメージを提供するHTTPサーバまたはFTPサーバ上 のディレクトリにソフトウェアイメージをコピーします。