(1) Sellafield核燃料再処理施設
Yorkshire テレビが 1983 年に「Windscale: 核の洗濯場」という番組で、小児白血病が Windscale核燃料工場周辺に高いと報道した(Windscaleは後でSellafieldと改名された)。テ レビ報道の後、イギリス政府は多くの Sellafield 施設作業者とその家族が住む Seascale 村で の白血病クラスター(集積的発生)の調査をするために、Douglas Black卿を委員長とする委 員会を設立した。Seascale村では25歳未満の白血病が1955~1983年に7例診断されており、
10歳未満の症例は 5例で、その期待値は0.5であったから、10倍の増加であった。委員会は
Seascale村での白血病発生率が高いことを認めたが、施設からの放射能放出は観察されたリス
クを説明できるほど大きくはなかった (COMARE 1986)。なお、Sellafield施設周辺での小児 白血病増加は Craft と Birch の論文 (Craft AW and Birch JM, 1983, PMID:6139631)、
GardnerとWinterの論文 (Gardner MJ and Winter PD, 1984, PMID:6141349) でも確認さ れた。1993年に公表されたCraftらの別の論文では北部England全体を対象に検討が行われ た (Craft AW et al., 1993,PMID :8326267)。1968~1985年に北部Englandで診断された25 歳未満の白血病と非ホジキンリンパ腫症例と1971年と1981年の国勢調査で得られた人口デー タを基に計算された国勢調査単位区域 (census ward) 毎の白血病と非ホジキンリンパ腫罹患 率を計算して検討したところ、Seascale地区の急性リンパ芽球性白血病罹患率が他地域より顕 著に高く (P<0.001)、北部Englandで最も高かった。なお、1993年のDraper らの論文では、
1983年のYorkshireテレビの報道後、すなわち1984~1990年の期間でも、25歳未満住民での リンパ性白血病と非ホジキンリンパ腫の過剰発生が継続していたことが指摘されている (Draper GJ et al., 1993, PMID:8435648)。
Gardnerらは、過剰リスクはSellafield施設に隣接するSeascale村で出生した者に限られて おり、生後に移住してきた子供には過剰リスクが見られないと報告した (Gardner MJ and Winter PD, 1984, PMID:6141349; Gardner MJ et al., 1987, PMID:2823952)。しかし、Kinlen はGardnerらの研究がSeascale村に移住してきた子供たちの白血病症例を見逃していること を指摘し、彼らの結論の妥当性に疑問を投げかけた (Kinlen LJ et al., 1993, PMID:8499814 or PMID: 8343627)。一方、Gardnerらは、Seascaleを含む西Cumbria地方における白血病の 原因を探るため、症例-対照研究を行った (Gardner MJ et al., 1990, PMID:2107892)。
Seascale村では5例の小児白血病症例が同定されたが、患児の父親はいずれもSellafield施設 での作業歴があった。偶然に患児の父親が Sellafield施設で作業した罹歴を持つとしても、そ のような例は統計学的な計算によれば1例しか出現しない。この結果に基づき、Gardnerらは、
Sellafield 施設のプルトニウム再処理施設作業員の放射線被ばくで精子に異常を生じ、彼らの
子供の白血病の原因となると疑い、父親の核燃料再処理施設での放射線被ばくがSeascaleや近 隣地域での 25 歳未満の住民の白血病増加の原因ではないかと主張した。しかし、Kinlen は Seascale の0~24歳の住民で1951~1991年に診断された白血病と非ホジキン病患者を調査し、
父の受精前の放射線被ばく量50 mSv以上の例が、Seascaleで生まれた症例では6例(期待値 は0.38例)のうち5例、一方、Seascale以外で生まれた症例は5例(期待値は0.74例)のう ち1例であったと報告した (Kinlen LJ, 1993, PMID: 8343627)。
ParkerらはSeascale村に住むSellafield施設作業者の放射線作業による累積被ばく線量は 38 man-Svであるのに対し、Seascale以外の西Cumbria地方に住むSellafield施設作業者の 累積被ばく線量は490 man-Svにもなるので、直線仮説に基づいて予想される白血病症例数を 計算すると、Seascale村を除くCumbria地方で生まれた子供に52例の過剰症例が発生してい るはずであると指摘した。しかし、実際には、そのような過剰は観察されず、過剰はSeascale 村とその周辺に限定されていることから、Gardner 仮説は受け入れられないと結論した (Parker L et al., 1993, PMID:8241907)。
Draperらは"Gardner 仮説"を検証するために小児がん(15歳未満)の症例-対照研究を行
って、35,949例の小児がんと対照38,323例の父親の就業歴を調査した (Draper GJ et al., 1997, PMID:9393219)。放射線作業者の子供では白血病・非ホジキンリンパ腫リスクが有意に高かっ た(相対リスク=1.77, 95%信頼区間:1.05, 3.03)が、有意な線量-反応関係はなかった。受 精前の父親の累積線量が10 mSv以上でリスクの増加は観察されず、100 mSv以上ではむしろ 減少しており、相対リスクは0.46 (95%信頼区間:0.01, 5.17) であった。一方、Romanらは コホート研究を行い、男性原子力作業者の子供 39,557人と女性原子力作業者の子供 8,883 人 から1951~1993年に診断された25歳未満のがん症例111例と白血病28例を同定した (Roman E et al., 1999, PMID:10346768)。その中で受精前の父親の累積線量が100 mSv以上である白 血病症例が3例あり、これは父親が原子力作業に従事する前に生まれた子供での白血病発生率 から予測される症例数に比べて5.8倍 (95%信頼区間:1.3, 24.89) 高かった。
1993 年に英政府機関である Health Safety Executive (HSE) が公表した報告書は、
Sellafield 作業者の受精前被ばく線量と白血病・非ホジキンリンパ腫の発生率に関連は認めら
れなかったと結論した。Oxford大学Dollらの総説 (Doll R et al., 1994, PMID:8107860)、米 国国立がん研究所のLittleらの総説 (Little MP et al., 1995, PMID:7860300) も、胎内で原爆 に被爆した子供たちで白血病が増加しないことなどを引用したうえで、Gardner 仮説を支持で きないと結論している。
Gardner 仮説は受け入れられていないが、Seascale 村での小児白血病の過剰リスクは事実
であると考えられている。その原因は不明であるが、現時点で最も有力な仮説は Kinlen の population mixing 仮説である。この仮説の先駆けとなったのはCook-Mozaffari らの論文で ある (Cook-Mozaffari P et al., PMID:2573787)。この論文では、原子力施設の建設が予定され ている地域周辺、原子力施設周辺地域、対照地域の小児がん死亡率を比較・検討したが、原子 力施設建設予定地周辺では放射線被ばくが考えられないのに小児がん死亡率が原子力施設周辺 地域と同様に増加していた。Kinlenは、原子力施設建設作業員が持ち込んた感染因子が免疫を 持たない地元の子供たちに感染して、白血病の原因・誘因となる可能性を指摘した (Kinlen L, 1993, PMID:8499814)。一方、1996年にCOMAREに依頼されてSeascale クラスター(集積 的発生)がKinlen仮説で説明できるかを検討した Leeds大学の研究グループは、第二次世界 大戦中に Sellafield と近くの Drigg に軍需工場が建設され多数の建設作業者が流入したが、
Seascaleで小児白血病が増えなかったと報告し、Kinlen仮説に疑問を投げかけた (Cartwright RA et al., 2001, PMID:11873895 )。しかし、KinlenはSeascaleでの現地調査で、この村に 住んだ軍需工場建設作業者は地元民と交流しなかったこと、多くの作業者がこの村でなく、
Drigg及び Bootleまたは Nethertownに住んでいたことを見出した。興味深いことに、これ らの地域では小児白血病が増加しており、1~14歳で3例が観察され、期待値の4.5倍 (95%信 頼区間:1.1, 12.2)、1~4歳では2例で、期待値の7.1倍 (95%信頼区間:1.1, 12.2) であった (Kinlen, 2006, PMID:8343627)。Kinlenは、また、ドイツに占領されたノルウェーからの侵攻 への備えとして6万人の軍人が戦時中に駐留した Orkney 及びShetlandでの小児白血病死亡 率を解析し、戦時中に生まれた子供12,000人の小児白血病死亡率が戦後(1946~1955年)に 生まれた子供の白血病死亡率より 3.6 倍高かったことを見いだした (Kinlen and Balkwill, 2001, PMID:11265959)。
Dickinson らは1950~1991年にCumbriaで生まれた小児のコホートを1991年または小児
が25歳になるまで追跡した (Dickinson et al. 2002, PMID:11992415)。Sellafield作業者の子 供9,859人の白血病・非ホジキンリンパ腫の発生率は、それ以外の子供25,6851人に比べて1.9 倍 (95%信頼区間:1.0, 3.1, P=0.05) であった。Population mixing を調整するとSeascale村 での過剰リスクが大きく減少したが、それ以外の地域ではそのような調整は大きな影響を与え なかった。父の受精前被ばく線量に比例するように白血病・非ホジキンリンパ腫の発生率が上 昇すると仮定した場合、過剰相対リスク(ERR)は1.6/Sv (95%信頼区間:1.0, 2.2, P=0.05) であ った。この線量-反応関係はpopulation mixingを調整しても小さくならなかった。なお、こ の研究における被ばく群の白血病・非ホジキンリンパ腫13例はGardnerらが報告した10例 を含んでいる (Gardner et al. 1990, PMID:2107892)。
最近、アイルランド海に面したWalesの沿岸部で学童前の小児に過剰な小児白血病が観察さ れたと報道され、Sellafield施設由来の放射能の影響ではないかとの主張がなされた。Steward らはWelsh Cancer Intelligence and Surveillance Unit (WSU) を用いて検討を行ったが、彼 らは報道された過剰リスクはデータ解析に問題があると指摘した (Steward et al., 2008, PMID:18309193 )。
結論として、英国Sellafield 核燃料再処理施設周辺で小児がん、特に白血病・非ホジキンリ ンパ腫の過剰発生が観察されたが、この原因をSellafield 施設作業員の放射線被ばくで精子に 異常が生じたとした Gardner 仮説は受け入れられていない。一方、Kinlen が主張している population mixing theoryは、白血病・非ホジキンリンパ腫の過剰発生を建設作業員が持ち込 んだ感染因子が、免疫を持たない地元の子供たちに感染して、白血病の原因・誘因となったと するものであるが、これまでに得られた疫学的証拠は状況証拠に留まっている。
(2) Dounreay核燃料再処理施設
英国にはDounreayにも核燃料再処理施設がある。Dounreayの核燃料再処理施設の操業申
請に関する公聴会の過程で Scottish Health Service Common Services Agency (ISD) は1986 年に周辺住民のがん罹患データを提供するように求められた。データを解析したHeasmanら は、この施設周辺12.5 km以内で24歳未満の白血病が5例観察されたが、これはScotland全 体の白血病罹患率から得た期待値が 0.513 と比べると有意な増加だと報告した (Heasman et al.,1986, PMID: 2868270)。なお、他のリンパ・造血器の腫瘍の有意な過剰は観察されなかっ た。この結果を受けて Committee on Medical Aspects of Radiation in the Environment
(COMARE) はさらに詳細な調査を開始した。Black らは、COMARE 委員会の協力を得なが
ら、Dounreay 核施設のあるKirkwall郵便コード地域 の1968~1991年における25歳未満住 民の白血病と非ホジキンリンパ腫症例を調査した (Black et al. 1994, PMID:8286196)。
Dounreay 核施設の25 km以内で白血病と非ホジキンリンパ腫12例が診断されたが、これは Scotland の罹患率から求められた期待値 5.2 と比べ有意な増加と判断された (P = 0.007)。
1985~1991年では4例が同定され、期待値は1.4例で、これは有意な増加ではなかった (P = 0.059)。
Sharpらは、Scotland の6つの原子力発電施設とDounreay 核施設の周辺25 km以内の住
民の 1968~1993 年における 15 歳未満住民の白血病と非ホジキンリンパ腫症例を調査した
(Sharp et al., 1996, Occup Environ Med)。Dounreay 核施設の25 km圏内では9例の症例が
同定され、性、年齢、貧困スコア (deprivation score)、都鄙カテゴリー (urban-rural residence category) を考慮して計算された期待値は4.53であった。これはMaximum Likelihood Ratio testでは有意な増加と判断された (P = 0.030)。1985~1991年では4例が同定され、期待値は 1.4例で、これは有意な増加ではなかった (P = 0.059)。他の6つの施設周辺では過剰リスクは 観察されなかった。施設からの距離とがんリスクとの関連を検討した線形リスクスコア検定 (linear risk score test) では、どの施設についても有意な関連は観察されなかった。Sharpら の 1999 年の論文では、白血病と非ホジキンリンパ腫以外の悪性腫瘍の検討結果が報告された が、有意な過剰リスクは観察されなかった (Sharp L et al., 1999, PMID:10472304)。例外は
Rosyth施設周辺での中枢神経腫瘍の増加が観察されたが、著者らはScotland中東部ではもと
もと中枢神経腫瘍が多いことが知られており、Rosyth施設周辺での過剰も、これで説明される のではないかとしている。
BlackらはDounreay核施設のあるスコットランドのCaithnessで1969~1988年に生まれ
た4,144人の子供(出生コホート)と、同じ時期に別の地域で生まれたがこの地域の学校に通
っ た 児 童 ( 学 童 コ ホ ー ト ) の が ん 罹 患 率 を 解 析 し て 公 表 し た (Black RJ et al., 1992,
PMID:1628012)。がん登録との照合で5例のがん症例(全て白血病)が出生コホートで同定さ
れたが、この観察値をScotland全国のがん罹患率から得られる期待値で除したO/E比は、全 がんで0.9 (95%信頼区間:0.3, 2.0)、白血病で2.3(95%信頼区間:0.7, 5.4) であった。一方、
学童コホートでは3例のがん症例(全て白血病)が同定された。O/E比は全がんでは2.1 (95%
信頼区間:0.4, 6.2)、白血病では6.7 (95%信頼区間:1.4, 19.5)。8例全てが診断時にDounreay 地域に居住していた。これら結果は、出生地はこの地域の白血病のリスク要因となってはいな いことを示唆している。
その後、1991年にUrquhartらは症例-対照研究の結果を公表した (Urquhart DJ et al., 1991,PMID:2021742)。1970~1986 年に診断された15歳未満の小児の白血病と非ホジキンリ ンパ腫14例の中で、子供の受精時に父親がDounreay 核施設で作業をしていたものは3例に すぎず、また、小児の白血病・非ホジキンリンパ腫の診断時に父親がDounreay施設周辺25 km 以内に居住していたものは2例だけであった。小児の白血病・非ホジキンリンパ腫のリスクと
父親のDounreay核施設での作業や受精前の外部放射線被ばくには関連は見られなかった。
Kinlen らの行った症例-対照研究では、スコットランドの25 歳未満住民で1958~1990 年 に診断された1,024例の白血病と237例の非ホジキンリンパ腫を症例、ランダムに選ばれた対 照3,783の父親を調査した (Kinlen LJ et al., 1993, PMID:8499814 or PMID: 8343627)。また、
スコットランドと境界を接する北Cumbriaの小児の白血病80例、非ホジキンリンパ腫16例 も調査対象に含められた。父親が調査対象の子供の受精前の生涯被ばく線量が100 mSvを超え ていたのは患者で1例、対照で3例であった。受精前6月以内の被ばく線量が10 mSvを超え ていたのは患者2例と対照3例でオッズ比は2.3 (95%信頼区間:0.31, 17.24)で、これは有意 な増加ではなかった。受精前3月以内の被ばく線量が5 mSvを超えていたのは患者2例と対照 3例でオッズ比は1.7 (95%信頼区間:0.10, 30.76) で、これも有意な増加ではなかった。
(3) その他の英国の原子力施設
英国Aldermaston and Burghfield原子爆弾施設周辺でも若い住民の白血病増加が観察され (Barton CJ et al., 1985, PMID:2866327 ; Roman E et al., 1987, PMID:3103819)、これは、そ の後に行われたより系統的な研究でも確認された (Forman D et al., 1987, PMID:3657974;
Cook-Mozaffari P et al., 1989, PMID:2573787)。
この地域の過剰な白血病発生と関連する要因を探るため、症例-対照研究が行われ、父親が 原子力産業で放射線外部被ばくのモニターを受けていた場合、5 歳になるまでに白血病になる 可能性が増加することが示唆された (Roman E et al., 1993, PMID:8461811)。しかし、父親の 受けた線量は小さく、被ばく線量が5 mSvを超えた者はいなかった。著者らは、放射線被ばく がこの地域の過剰な白血病リスクの原因ではなく、放射線被ばくと関連する他の要因が真の原 因ではないかと指摘した。Bithell らの論文では、England と Walesの23 の原子力施設周辺 25 km圏と6つの対照地域の15歳未満の住民で1966~1987年に診断された白血病と非ホジキ ンリンパ腫を検討し、Sellafield (P = 0.00002) とBurghfield (P = 0.031) で期待値に比べて有 意な増加が観察された。なお、対照地域の一つでも有意な増加が観察された (Bithell JF et al., 1994, PMID:8461811)。
英国Hinkley Point原子力発電所周辺でも発電所の操業開始から10年を経た以降、すなわ ち、1964~1973年における25歳未満住民の白血病と非ホジキンリンパ腫の発生率が期待値よ り2倍高かったと報告されている (Ewings PD et al., 1989, PMID:2504406)。
West BerkshireとNorth Hampshireで生まれ、診断時もそこに住んでいた0~4歳の子供で
1972~1989年に診断された白血病と非ホジキンリンパ腫54例と、それぞれの症例に選ばれた
6例の対照(病院の分娩記録からの4例とNHSの中央登録から選ばれた2例)を用いた症例
-対照研究では、両親が原子力施設に働き電離放射線に被ばくした者の割合が症例で多かった が有意な増加ではなかった。フィルムバッジで放射線被ばくがモニターされていた症例は 54 例中3例、対照は324例中2例で、この違いは有意であった。著者らは、この結果は少数の例 に基づくもので、偶然によるものであることを否定できないこと、仮に放射線被ばくによるも のであっても、外部被ばくではなく内部被ばくによるものであろうと述べている (Roman E et al., 1993, PMID:8401811)。
COMARE第10 報(2005年)では、1969~1993 年に発生した15 歳未満の白血病と非ホジキ ンリンパ腫(NHL)12,415 例のデータセットを用い、英国のほとんど全てをカバーする 13 原 子力発電所およびその他の15原子力施設周辺での小児がんについて調査検討がなされている。
原子力発電所周辺25 km圏内での白血病とNHLの症例観察数と期待数、標準化罹患比(SIR) を求めたが、何れの発電所においても過剰の証拠はなかった。しかし、原子力発電所以外の原 子力施設周辺では以前と同様、バークフィールド、ドーンレイ、Sellafieldでは白血病とNHL に有意な過剰が見られた。また、アルダーマストン、バークフィールド、ハウェルでは固形が んの罹患率に有意な上昇がみられた。(Bridges BA., 2005, REAID: 2206050)
英国が Cumbria と南西スコットランドで劣化ウラン弾試射を開始した後、Eskmeals,
Cumbria, Kirkcudbright, Dumfries及びGalloway などの地域で放射能汚染が生じたと報告 されている。Stark らはスコットランドの Dumfries と Galloway の Health Board 地域の Solway Firth 沿岸地域で 1975~2002 年の15 歳未満の白血病症例 (国際疾病分類第 10 版;