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ロ和紙コ:場は,どんな所に集まっているだろう。
(今立町和紙の里会館編 『伝統工芸品 越前和紙を知ろう』 1986p.6>
資料④ 川上御前の伝説 川上御前の伝説
五箇地区の紙漉きのはじまりについてははっきりし ませんが,ここには全国でも例のない紙漉きの紙祖神
「川上御前」の伝説が残っています。今から1seo年ほ ど前,継体天皇が越前味真野におられ,まだ男大 皇 子と呼ばれていたころの話です。
大滝の岡本川の上流に美しい姫が現れ,田畑の少な いこの里は清らかな水に恵まれているから,紙漉きを して生計をたてよとその技を教えたそうです。それ以 川上御前
来,里人たちはこの姫をr川上御前」と呼び岡本神社(大滝神社)に祀るようになりま
した。
ところで,この伝説によると,五箇で紙を漉いたのは,曇徴より100年以上の前のこ とになります。正倉院文書の中には,越前が紙および製紙原料である「ガンピ」や「コウ
ゾ」を生産する国であると記されています。また「越前国大十号断簡」が,西暦730年 のものであることから,越前でも7世紀後半から8世紀前半には,五箇か国府(武生)
あたりで紙が漉かれていたと言えるでしょう。
(今立町和紙の里会館編 『伝統工芸品 越前和紙を知ろう』 1986p.7参照)
資料⑤ 越前和紙の歴史(年表)
今から何年前 およそ1500年前 1200年前
600年前
400年前
100年前
できごと
・川上御前が和紙づくりを村の人に教えたと伝えられる。
・税やお経の本のための紙として漉かれる。
・大滝寺(今の岡本神社)が建てられる。
・大名が越前和紙に「出生奉書」と名付ける。
(越前奉書のはじまり)
・鳥の子紙が貴族・武士に使われる。
・信長・秀吉・家康に特別の印をもらい,大事にされる。
・幕府の紙を漉く。
・いろいろな種類の紙ができる。
・藩札・太政官札を漉く。
・岡大紙ができる。
(平成8年度 『きょう土の生活』 福井県社会科研究協議会 p. 79)
資料⑥ 越前和紙のあゆみ(今立町和紙の里会館編 r伝統工芸品越前和紙を知ろう』1986PP.7−12)
第4−11時 資料⑦和紙の原料
楮(こうぞ)
クワ科の植物で,比較的どのような土地 でも育ちます。主な産地は,高知県や茨城 県です。繊維が太く長いので,強い紙がで きます。奉書紙・水墨画用紙・書道用紙か ら現在では,和紙人形の紙や工芸品の紙ま で,多くの和紙の原料となっています。
三極(みつまた)
ジンチョウゲ科の植物で,植えてから3年 程たって,高さが2m位になると原料にしま す。主な産地は,四国地方や中国地方の産地 です。楮に比べて繊維が短く強さもやや劣り ますが,表面がなめらかで光沢のある紙がで きます。ふすま紙や印刷用紙の原料となりま す。
雁皮(がんぴ)
ジンチョウゲ科の植物です。日本では,
古くから使われていた原料です。栽培が難し いので,山野に自生しているものを使います。
繊維は細かいので,薄くても強くて光沢をも つた紙ができます。また害虫にかかりにくい ので,保存が必要な紙などの原料となります。
撫 N41 /1
粉
1
1!
麻(あさ)
大麻や芋麻(からむし)のことです。
雁皮と同様,保存力があるので,昔から 使われていた原料です。麻だけでは紙が 作れませんが,楮などに混ぜると紙質が しまって,より強い紙ができます。日本 画用紙や印刷様紙などの原料となります。
近年はマニラ麻なども多く使われます。
とろろあおい
アオイ科の植物で,紙の原料ではあり ませんが,紙をつくるのに欠かせない粘 液(ねり)にこの根が使われます。この 植物の根をくだき水の中につけておくと,
ドロドロとした透明の粘液が取れます。
この粘液を漉漕の中の紙の原料に加え,
よくかき回して紙を漉きます。この粘液 を入れることで,原料が漉漕全体に浮遊し