践
実験授業
.
ボ∫群1
一
事後調査 授業分析
一概念変換の解釈、
図4 研究の枠組み
2節 調査・授業対象
1 調査・授業対象 対象学校
愛知県内の都市近郊にある中規模(12学級)の公立中学校 対象学年
「のりこえの構造」を加味した授業を導入する学年は対象学校の第2学年を 選んだ。調査・授業を計画した時期が第3学期であったため、受験の影響を考 慮して対象の候補から第3学年を除外した。第1学年と第2学年での選択は、
第3学期に実施される単元を比較して、第2学年の方が「のりこえの構造」を 加味した授業に適していると判断をし、決定した。 (第1学年は天文単元、第 2学年は電流単元である。)単元の適合性については以下にその根拠を示す。
2 実験群・統制群
対象学年は4学級から成っている。そこで実験群と統制群を2学級ずつにわ けて実験授業を行うことにした。
「のりこえの構造」を加味した授業では話し合い活動が主となるので、学年 の担任団から聞いた日頃の授業の様子や学級の雰囲気をもとにして表1のよう に実験群と統制群を選定した。
人 数(名)
群
学級男子i女子i計
実験群 1組 1g iエ8 i37
統制群
2組i19 {18 i37
統制群 3組20 i17 i37
実験群 4組20 i17 i37
表1実験群と統制群の内訳一40一
3 単元 指導計画
『電流』のうち「電流のはたらき」(12時間完了)の一部を表のように実施
した。
鵠 1藺 1 回路を流れる電流 り1時間 2 電流のはたらき 12時間
(1)電流による発熱量は何に関係するか 3時間
・従来の方法で授業を実施
・授業者は筆者
(2)モーターはなぜ回るか一 7時間
・実験授業馳
・実験群と統制群のセ群に分けて「のりこえの構造」を加味した理科授 業を実施
・授業者は筆者
(3)交流と直流はどのようにちがうか 2時間
・従来の方法で実施
・授業者は本来の教科担任
3 電流は空間を流れるか 2時間
単元を選定した根拠
電気は生徒にとって身近な存在であり、さまざまなイメージを容易に抱くこ とができるものである。しかしその反面、電気は直接目で見ることが不可能で あり、物質(実在物)としての認識が困難であるという特性を持っている。こ のため、生徒が学習以前に持つ電気の概念と科学概念との間に大きな差が生じ、
概念形成が容易に進まないとの指摘がこれまで多くあった㈹。
概念形成が容易ではない、ということは概念形成の際に概念捕獲iよりむしろ 概念変換が起きやすいと考えられる。したがって、概念変換のメカニズムを解 明しようという本研究の目的に合致するものである。
また、この単元では実験を多く設定することができ、班の活動を授業の中心 に位置づけることができる。5章で後述するが、 「のりこえの構造」を加味し
た授業では班での討論を授業のポイントとして考えているので、班活動の形態 を取りやすい電流単元は「のりこえの構造」を加味した授業に適している。
4 調査・授業日程
調査及び実験授業は以下の日程で行った。
表2調査・授業日程
調査・授業内容
事前調査
実 験 授 業 事 後 調 査期 日
1月8〜10日
1.月20臼〜2月15日 2.月14・15・26日R月 17・18 目
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