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第4学年 組 国語科学習指導案

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Academic year: 2024

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第4学年○組 国語科学習指導案

指導者 H・K 1 つけたい力

・実験の様子や結果を書き出す読み取りの力をつけさせたい。

・実験についてそのねらい,準備,結果,分かったことを読み取る力をつけさせたい。

・語や文をとらえて,段落相互の関係を考えて読むことができる力をつけさせたい。

2 教材名 中心をとらえながら読もう 「花を見つける手がかり」

3 教材について

(1)教材観

本教材は,学習指導要領3学年及び4学年のC読むこと(1)イ「目的に応じて,中心と なる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え,文章を読むこと」を 受けて設定されている。この単元は,「花を見つける手がかり」「じょうほうけいじ板をつ くろう」「とんぼの楽園づくり」の3つの教材からなり,教材を通して「中心をとらえなが ら読む」ことが学習の中心とされる。

中学年になると子どもたちの思考力はぐんと飛躍的に伸びてくる,そういった時期であ ると言われている。低学年の読みでは主として文章の順序という視点から,全体をとらえ てきた。それを受け,文章内容が次第に高度になってきている中学年では,段落を意識し,

段落相互の関係に注意し,中心をとらえながら読み,文章の全体構造を理解するというこ とが要求される。

「花を見つける手がかり」では,課題に対する解答の形で提示され,実験を手がかりに中 心となる語や文をとらえて,段落相互の関係を考えて読むことを学習の中心としている。

筆者は冒頭に文章全体に関わる読みの目的となる問題を示し,「花の色でしょうか」「形 でしょうか」「それとも,においでしょうか」と部分的な問題を提示している。これらの問 題を手がかりにして段落を意識して,文章の細かい点や段落と段落とのつながりに気をつ けて,もんしろちょうが花を見つける方法を知ることをねらっている。終末の段落の「こ ん虫は,何も語ってくれません。しかし,考え方のすじ道を立てて,実験と観察を重ねて いけば,その生活の仕組みをさぐることができます。」という文を通して,結果について早 急に断定しない「科学の方法」の厳しさとすばらしさを感じ取らせることのできる教材で ある。

(2)児童の実態

本学級は男子10名,女子8名の合計18名である。本学級では国語の学習に対して比 較的に意欲的である,と感じる児童が多く,音読は授業だけでなく家庭学習でも積極的に 取り組んでいる。朝の読書では物語文だけでなく,あらゆるジャンルの本を好んで読んで いる。しかし文章の読み取りについては,その中心を読み取る力がまだ不十分であると感 じている。そして書くことに対しても抵抗感の強い児童がいるのもまた,事実である。初 発の感想や見学,校外学習後のまとめの作文や新聞作りなどを行う時,何を書いたらいい のか,どう書いたらいいのか,書き出しはなどなど教師に教えを請う言葉が頻繁に聞こえ てくる。与えられたものに対しての活用はできるのだけれど,自分自身から作り上げなけ ればならない時の創造性が足りないと感じている。

本教材を指導するにあたり,児童の実態調査を行った。結果は下記の通りである。結果 からも発表したり,本を読んだりということは好きな児童が多い。この場合の本は昆虫や 恐竜など,図鑑的なものも対象になると思われるので,「好き」と答えたのは男子がかなり 多かった。反面書くとなると上記のように面倒であるという意識が働いてか,あまり積極 的ではないのが解る。子ども達の「書く」ということへの抵抗感は年々感じるところだが,

今年もやはり例年と同じ思いでいる。その為に今回の授業ではワークシートを用い,書か せる時間とスペースをできるだけ確保して,個人個人が「書く」という行為を多く取り入

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れてみたい。それにより少しでも「書く」ということへの抵抗感が和らげばとも案じてい る。

〈アンケートの結果〉 (実施人数18人)

好 き どちらかというと好き どちらかというときらい き ら い

1 もんしろち 知っている。 知らない

ょ う を 知 っ て

いますか。 18人 0人

2 自分の考え 8人 5人 3人 2人

を 発 表 す る の

は好きですか。 ・みんなに知ってもらいたい ・間違うと恥ずかしい

・あまり自信がない

3 植物や動物 8人 4人 4人 2人

に つ い て の 本

を 読 む の は 好 ・昆虫が好きだから ・虫が嫌いだから きですか。 ・花が好きだから

4 自分の考え 5人 5人 6人 2人

を 書 く こ と は

好きですか。 ・書くことが好き ・書くのは面倒

・漢字を使うのが面倒

(子ども達の一読後の感想) (複数感想も記載しています)

・百匹,二百匹と集めるのがすごい。・・・・・・・・・・・・・・・ 1

・むらさきが一番集まってくるとは思わなかった。・・・・・・・・・ 2

・生まれながらにして花を見つける能力があるとはすごい。・・・・・ 6 ◎

・なぜ黄色をめがけていくんだろう。・・・・・・・・・・・・・・・ 1

・色がわかるなんて思わなかった。・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 ◎

・もんしろちょうが日本中どこにでもいるとは知らなかった。・・・・ 3 ○

・赤い花が見えないなんて知らなかった。・・・・・・・・・・・・・ 6 ◎

・もんしろちょうは黄色い花にしか行かないのかと思った。・・・・・ 2

・色がもんしろちょうをひきつけるなんてすごい ・・・・・・・・・ 1

・生活の仕組みをさぐることができてすごい ・・・・・・・・・・・ 1

・初めはにおいかなと思った ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

・どうして赤い色は見えないんだろう ・・・・・・・・・・・・・・ 3 ○

・赤い花の方が集まりそう ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

(3)指導観

本教材の読みのねらいは,もんしろちょうが「何を手がかりにして花を見つけるのか」

という謎を,1つの実験だけで終わらせず,順を追って解明していくという論理的な思考 を読み取らせることにある。ー読後の感想をみると,児童は大変興味関心を持って読んで いることが分かるので,その意欲を大切にしながら読み進めていきたい。しかし,もんし ろちょうの集まった色だけに着目している児童が多いので,実験のねらいが色か,におい か,形なのかであることを読ませたい。

学習を進めるに当たって,第2段落の「いったい,もんしろちょうは,何を手がかりに して,花を見つけるでしょう。」という文が文章全体の課題を提示する文なので,まず初め

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にしっかりとつかませておく。そして各実験ごとに,「ねらい・準備・結果・分かったこと」

の4つに分けて読み取らせ,その内容を詳しく考えさせ,書き残させたい。実験1の結果 を受けて,実験2では色かにおいか,実験3ではさらに形かという残された疑問を解いて いる。そして,実験の結果と分かったことは同じではないことを,「~のようです」という 推定の文末表現から分からせたい。また,文章には,実験の結果などだけではなく,「色紙 を花だと思ってくれるでしょうか」のような実験に対する作者の思いや考えが表れている 文があるので,そこにも着目させていきたい。

仮説1

文章全体のあらましをとらえ,課題を持つことができれば,主体的に読むことがで きるであろう。

①説明文のあらましをつかんでから初発の感想を書く。内容について考える。

初発の感想を書く前に,どのような方法でたしかめているかに注目しながら読むように する。ワークシートを活用することでさらに簡単にあらましをとらえられるようにする。

②初発の感想の分類から「読みの課題」作りを行う。

初発の感想を分類し,自分がどのような感想を持ったのかが見てわかるようにする。

また,感想の発表時にはそう思った,あるいは感じた根拠を話させることで,より主体的 に読ませたい。

仮説2

文章の読み取り方の基礎,基本が身につけば,意欲的に楽しく読むことができるだ ろう。

①課題解決学習の中で,読み取りの技術を教える。

今回の課題を解決するためには,それぞれの実験の方法と結果を,しっかりととらえな ければならない。つまり実験1から実験2,そして実験3と進めていくことで謎が徐々に 解明されていく訳である。この謎が解明されていくことが子ども達の興味と繋がり,楽し く読むことができるであろう。そのためにも多くの写真資料や文章の資料などが必要であ ろう。

また、指示語や接続語、そして文末表現などのポイントとなる言葉を大切にして学習を 進めることで、文章の読み取りの技術も向上すると考える。

仮説3

読み取ったことを表現していく場を工夫すれば,意欲的に読むことができるだろう。

①掲示物を利用する。

実験1の「色かにおいか」を確かめた実験の結果や,実験2の「色か形か」の実験,

そして実験3の「色」に関する実験の結果などを,大きな模造紙などを使用し,それぞ れの実験結果を,掲示物として子ども達が利用し学習に使用すれば,解りやすく,また 楽しく,意欲的に取り組むことができるであろう。そして、わかったことを短冊にして 書き表し、学習の足跡を重ねていくことでも前向きに取り組めるのでは、と考える。

②学習のまとめに発表会を開く 4 教材の目標

関心・意欲・態度 ○実験の手順などに注意して,興味をもちながら内容を読むことがで きる。

話す・聞く ○読み取ったことについて,自分の意見や考えを話すことができる。

書く ○文章を読んで,大切な事柄を短くまとめて書くことができる。

読む ○それぞれの実験ごとに段落の要点を読み取り,段落のつながりを理解

(4)

することができる。

○いろいろな読み物に興味を持ち,読むことができる。

言語事項 ○指示語や接続語に注意して文章を読むことができる。

5 指導計画 (9時間扱い)

過程 育てたい力 学習活動(◆評価方法,評価規準) 形態 課 ・「花を見つける手がかり」

題 のあらましをつかみ,感想 全文を読み,初めて読んだ感想を書こう。

を を書く。

持 ○教師の範読を聞く。 一斉

つ ○説明文の大方の内容を掴む。

(2) ○初発の感想をワークシートに書く。 個

◆感想が書けているか。(ワークシート)

・感想をもとに話し合い,学

習計画を立てる。 感想について話し合い,読みの課題を作ろ う。

○感想について話し合う。 一斉・個

○子ども達の話し合いから,「感想が集中して 一斉 いるところ」を読みの課題とする。

◆自分の意見が言えているか。(観察)

〈読みの課題〉

いったい,もんしろちょうは,何を手がかりにして花を見つけるの でしょう。

追 ・1,2段落を読み,どんな

求 話について解明していこう 問題文と三つの手がかりについて読み す としているのか,その問題 取ろう。

る を掴む。

(6) ○もんしろちょうについて知る。 一斉

○何を手がかりにして花を見つけるのか,その 個 解明の実験方法について知る。

本 ◆三つの手がかりについて,サイドラインが

時 引けているか(教科書)

◆自分の意見が言えているか。(観察)

7/9

・3,4段落を読み,謎を解

くための実験の準備につい 実験を行うために準備が必要なものを て読み取る。 調べよう。

(5)

○疑問を解くための大がかりな実験準備につい 個 て読み取り,書き出してみる。

○実験に必要な,たくさんのもんしろちょうの 一斉 数をおさえる。

◆準備に必要なものにサイドラインが引けてい るか。(教科書)

◆自分の意見が言えているか。(観察)

・5から8段落を読み,花壇

での実験一の目的,準備, 実験一 花だんの花による実験からそ 結果などについて読み取 の様子や結果について読み取ろう。

る。

○四種類の色を調べ,書く。 個

○ちょうのよく集まる花とそうでない花とを読 一斉 み取る。

○色かにおいか,たしかめるために別の実験を 一斉 行う。

◆実験一の方法にサイドラインが引けている か。(教科書)

◆実験の内容や結果,新たな疑問に線が引けた か。(観察)

・9,10段落を読み,造花

を使う実験二の目的,準備, 実験二 においのしない花による実験 結果などについて読み取 について読み取ろう。

思いを読み取る。

○四種類のプラスチックの造花を使用すること 一斉 を確認する。

○においではなく,花の色か形にひかれている 個 らしいことが解る。

◆実験二の方法にサイドラインが引けている か。(教科書)

◆実験の結果と新たな疑問が読みとれたか。

(ワークシート)

・11から13段落を読み,

色紙を使う実験三の目的, 実験三 もんしろちょうをひきつけて 準備,結果などについて読 いるのは「色」か「形」のどちらなので

み取る。 しょう。

思を読み取る。

(本時7/9) ○四種類の四角い色紙を使い,形が関係してい 一斉 るかどうか確かめる。

○集まり方を色別に調べる。 個

◆実験三の方法にサイドラインが引けている

(6)

か。(教科書)

◆自分の意見が言えているか。(観察)

・14,15段落を読み,3

つの実験の総まとめと筆者 三つの実験からわかったことをまとめ の考えについて読み取る。 よう。

○実験結果からわかったことを書く。 個

○筋道を立てて観察と実験を続けていくと,生 一斉 活の仕組みをさぐることができることを知

る。

◆自分の意見が言えているか。(観察)

ま ・文章全体を読み,「花を見

と つける手がかり」の文章構 学習後の感想を書き,発表しよう。

め 成について話し合い,つな る がりを確かめる。

(1) ○どのような実験が,どのような順序で行われ, 個 何がわかったかをまとめる。

◆まとめの感想が書けているか。(観察)

6 本時の指導(7/9)

(1)目標

関心・意欲・態度 ○ 実験三の手順などに注意して,興味をもちながら内容を読むこと ができる。

話す・聞く ○ 自分の考えを進んで話すことができる。

読む ○ 実験についてそのねらい,準備,結果,わかったことを意識して 読むことができる。

(2)展開

時配 学 習 活 動 教師のかかわり(・支援,指導 ☆評 資料 価◆評価規準・方法)

5分 1 前時までの実験について想起し,残 ・花を見つける手がかりが何かという 前 時 ま で された問題は何であったか確認する。 課題は変わっていないことを確認す の掲示物

「前の二つの実験でわかったことは何 る。

だろう。」 ・前時までの実験がもとになって本時

・色 の実験につながっているので,しっ

・におい かりと振り返らせる。

・形 ☆既習が生きているか。

◆挙手の様子で判断する。

(7)

2 本時の学習問題を確認する。

2分 実験三 もんしろちょうをひきつけているのは「色」か「形」の 学習問題 どちらなのでしょう。

・ 3分 3 本時の学習範囲を確認し,音読する。・学習場面を確認させ,実験三はどの

段落11~13 ような考えを基に行われたものか,

・一人読みを行う。 読み取らせる。

・範囲の確認とともに,学習問題を意 識して読ませる。

22分 4 実験三について,ねらい,準備,結 ☆ワークシートに要点をまとめること ワ ー ク シ 果,分かったことを読み取ってワーク ができたか。 ート シートに記入する。 ◆的確に要点がまとめられいるか。

5 読み取ったことをもとに,発表する。・この実験三のねらいや準備,結果や

○ねらい 解ったことなどを考えながら読むよ

・形だけでなく色だけがひきつけてい うに助言する。

るのか調べる。

○じゅんび ☆自分の言葉で考えが書けたか。

・花の代わりに四角い色紙を使用し ◆ワークシートの内容と発表で判断す

た。 る。

○けっか ☆本時のめあてににそって読みとれた

・ただの紙なのに集まってきた。 か。

・みつをすおうとしている。

・一番がむらさき,二番目が黄色,青 ・机間巡視をして,書けない児童には に来たものは少なく赤にはほとんど ポイントを教え,書かせる。

来ない。,

○わかったこと

・色だけがもんしろちょうをひきつけ ている。

5分 6 まとめをする。

もんしろちょうは,色によって花 を見つけている

5分 7 本時の学習範囲を音読する。 ・実験三のねらい,準備,結果,わか

・一斉読み ったことなどを考えながら読むよう

に助言する。

3分 8 次時の学習内容について見通しを持 ・次時は「三つの実験から」わかった

つ。 ことをまとめることを伝える。

参照

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