流体力学及び演習 II 定期試験解答例(2019)
1.流量Qが与えられているので,管内平均速度vは直ちに求まる。
m/s 632 . 4 0
2
d v Q
[5点]
層流を仮定すると,ハーゲン・ポワズイユの式(7・8)より,
s Pa 130 . 128 0
4
・
Ql
p d
→ 1.50104
[m2/s] [10点]
層流の仮定が妥当かどうか確認するために,レイノルズ数を計算する。
210
vd
Re [10点]
これはRe < 2320の条件を満たしているので,層流の仮定は妥当であった[5点]。
2.レイノルズ数Re = 2.21×104 [10点],相対粗さ/d = 0.004である[5点]。ムーディー線図より, = 0.033 [5点]くらいになる。したがって,ダルシー・ワイスバッハの式(6・9)式に代入して,p = 20.2kPaを得る [10点]。(グラフからの読み取りには誤差が避けられないので,Reと/dが正しく求められていて,0.03
< < 0.04であれば正解として採点しました)
3. g
v d
l g v g v g v d
l g H v
1 2 2
2 2
2
2 2 1 2
2 2 2 2
1
[10点]
これより,
1 2
2
1
d l
v gH [5点]
与えられた数値を代入して計算すると,v = 7.23 m/sが得られ,流量Q = 0.0568 m3/sとなる。
4.教科書の[問題5・9]なので,できることを期待したのですが……。
(a) 連続の式 D2v1/4 = d2v2/4より,v1 = (d/D)2v2 [5点]
また,ベルヌーイの式はp1 + v12/2 = v22/2 より,p1 = (/2)(v22 – v12) = (v22/2)[1 – (d/D)4] [5点]
【根拠となる法則・定理を示していない場合には採点しませんでした】
(b) x 軸の正の向きを一様流の向きに取る。ノズルから流体に及ぼされる力の成分を–Fとおくと,流体 がノズルに及ぼす力の成分はFである。運動量の法則をノズルと入口、出口で囲まれる検査面内の流体 に適用すると,Qを体積流量として,
2 1
2
1 D4 F Qv v
p
2 2 2
2 2 2
2 2 2 4 2
2 2 1
2 2
1 1
1 8 4
1 4 2 1
4
D
v d D D
v d d v D
D v d
v v D Q
p
F [10点]
(c) 与えられた数値を代入して計算すれば,F = 5520 N [10点]
5.パラシュートの基準面積SはS = d2/4 = 9 m2 = 28.3 m2である。抗力Dと体重Wの釣り合いから,
S U C D
W D 2
2 1
→
S C U W
D
2
与えられた数値を代入して,U = 5.86 m/sを得る。
※ 全体として数値を代入して計算した時に計算間違いが多く,単位換算もできていませんでした(流 体力学以前の問題)。基本的な計算ができないようではエンジニアとして通用しません。その部分が 足りない人は今のうちに勉強するようおすすめします。