教
す ぐ に 授 業 に 役 立 つ 「 朱 書 編 」 を 同 梱 。
教 ある 日 の 暮 れ 方 のことである ︒一人 の 下人 が ︑ 羅 1 生門 の 下 で 雨 やみを 待 っていた ︒ 広 い 門 の 下 には ︑ この 男 のほかに 誰 もいない ︒ ただ ︑ ところどころ 丹
に塗 りの 剝 げた ︑大
きな 円
まる柱
ばしらに ︑ 蟋
きりぎりす蟀 が 一
2
匹 とまっている ︒羅生門 が ︑
朱 雀 大 路 にある 以上 は ︑ この 男 のほか 3
すざくおおじにも ︑雨 やみをす る
市 女 笠 や 4
いちめがさ揉 烏 帽 子 が ︑ もう 二︑三人 はありそうなものである ︒ それが ︑ 5
もみえぼしこの 男 のほかには 誰 もいない ︒
なぜかというと ︑ この 二︑三年︑京都 には ︑地震 とか 辻
つじ風
かぜとか 火事 とか 飢
き饉
きんとかいう 災 いが 続 いて 起 こった ︒ そこで 洛
らく中
ちゅうのさ び れかたはひととおりではない ︒ 旧 6 記 によると ︑仏 像 や 仏具 を 打 ち 砕 いて ︑ その 丹 がついたり ︑金銀 の 箔
はくがついたりした 木 を ︑道端 に 積 み 重
ねて ︑薪 の 料
しろに 売 っていたということである ︒洛中 がその 始末 であるから ︑羅生門 の 修理
などは ︑ もとより 誰 も 捨 てて 顧 みる 者 がなかった ︒ するとその 荒 れ 果 てたのをよいことに
して ︑ 狐
こ狸
りが 棲
すむ ︒盗人 が 棲 む ︒ とうとうしまいには ︑引 き 取 り 手 のない 死人 を ︑ この 門 芥
あくた川
がわ龍
りゅう之
の介
すけ 出典この作品は︑一九一五年「
帝国文学」
に掲載されたもので︑本文は︑芥川龍之介全集第一巻︵㆒玖柒柒︶によった︒羅生門平安京︵京都︶の正門︒朱雀大路南端正面の大門︒羅城門︒蟋蟀現在のこおろぎ︒朱雀大路平安京の北端に位置する大内裏正門の朱雀門から羅城門へ南北に走る中央通り︒市女笠女性が外出の際に用いた中高の菅 すげ笠︒もともとは市場の商い女が用いたためそう呼ばれた︒ここでは︑それをかぶった女のこと︒
■
1234羅
ら生
しょう門
もん評 論 三 小 説 一
5 10
大意
をされでりしていたは、をしなれえに
するかなかったが、がずにいた。上でのをくにい、をからにするといたは、のをい、のにえた。
100 1
剝 げた
時代のに、語り手はのか時代のに、語り手はのか時代のに、語り手はのからを、このをの一にらを、このをの一にらを、このをの一にまて、をもたていまて、をもたていまて、をもたている。
文 P
文部科学省検定済教科書 高等学校国語科用17教出
国総340
精選
現代文編国語総合 精選現代文編国語総合 9784316203362 1924390000008 ISBN978-4-316-20336-2 C4390 ¥00000E 精選古典編国語総合 精選古典編国語総合
文部科学省検定済教科書 高等学校国語科用
17教出
国総341
9784316203379 1924390000008 ISBN978-4-316-20337-9 C4390 ¥00000E
現代文編現代文編現代文編現代文編
国語総合 国語総合
文部科学省検定済教科書 高等学校国語科用
17教出 国総342
この教科書は,カラーユニバーサルデザインに配慮して,デザイン・配色を工夫しています。また,環境にやさしい再生紙と植物油インキを使用しています。 9784316203348 1924390000008
ISBN978-4-316-20334-8 C4390 ¥00000E 古典編古典編古典編古典編 国語総合
国語総合新編 国語総合新編
文部科学省検定済教科書高等学校国語科用17 教出 国総 343
9784316203355 1924390000008
ISBN978-4-316-20335-5 C4390 ¥00000E
小説一
34 で 。 イ し て 解 説 を で
ス ス し を 掲 載 。
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1
2
3 4
5
1 2
3
4
5
6
6
7 8
9 10
7
8
9 10
ヒント❶
ヒント❷
❶ ❷
❸
236
今 1 は昔 、
比 叡 の山に 児 ありけり。 僧たち、 宵の つ れづれに、 「 い ざ、 か 2 3 * *
ひえい も ち ひ せ む。 」 と 言 ひ け る を、 こ の 児、 心 寄 せ に 聞 き け り。 さ り と て、
し 出
いださむを待ちて 寝ざらむも 、 * 悪
わろかりなむと思ひて、 片
かた方
かたに寄りて、
寝たるよしにて、 出で来るを待ちけるに、 すでにし出だしたるさまにて、
ひ 4 しめき合ひたり。
この児、 定めて お * どろかさむずらむと待ちゐたるに、 僧の、 「 も 5 の 申 * し 候
*さぶらはむ。 お * どろか せ * 給
たまへ。 」 と言ふを、 うれしとは思へども、 ただ一度に
5
児
ちごの そ ら 寝 〔 宇
う治
ぢ拾
しふ遺
ゐ物語〕
1
今は昔説話の冒頭の慣用表現。2
比叡の山京都府と滋賀県との境にある山。ここは、その山にある延 えん暦 りゃく寺 じをいう。
3
児学問や行儀作法を習うために寺院に預けられた、貴族や武士などの子弟。雑用にも従事した。4
ひしめき合ひたり「合ひ(合ふ)」は、みんなで~するの意。5
もの申し候はむ相手に丁寧に呼びかけるときにいう言葉。6
待ちけるかともぞ思ふ「もぞ」は、危惧の念を表す表現。 ●宇治拾遺物語教文文学 大意
比叡の山に住む児は、ある夜僧たちがぼた餅を作ることを知ったが、食い意地がはっていると思われたくな 比叡の山に住む児は、ある夜僧たちがぼた餅を作ることを知ったが、食い意地がはっていると思われたくな
かったため、寝たふりをして僧たちから起こされるのを待った。一度は起こされたものの、返事をしなかったかったため、寝たふりをして僧たちから起こされるのを待った。一度は起こされたものの、返事をしなかったために二度とは起こしてもらえず、後悔した児は長い時間がたった後で返事をしたので、僧たちに笑われた。
□□
語□
手持ちぶさただ□□
語□
さあ□□
語□
よくはない□□
語□
起こす□□
語□
~します□□ * □
語□
目を覚ます目を覚ます* □□
語□
お~になる尊僧↓児
□□
語□
申し上げる 文法現代語訳の仕方
新 P
教 授 資 料 で 解 説 し て い る 内 容 を ダ イ ジ ェ ス ト し て 掲 載 。
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