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中和滴定 1 はじめに 酸と塩基の中和反応を利用して

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Academic year: 2023

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中和滴定

1 はじめに

酸と塩基の中和反応を利用して、濃度既知の酸(または塩基)の標準溶液から濃度未知の 塩基(または酸)の濃度を滴定により決定する方法を中和滴定(neutralization titration)ま たは酸―塩基滴定(acid-base titration)という。

2 実験

2.0 溶液の調製

2.0.1 0.1Nシュウ酸標準溶液(Oxalic acid、(COOH) 2・2H2O=126.064)

シュウ酸を電子天秤で精確に 6.3032g秤量し、ビーカーにうつし、少量の蒸留水で溶解 したのち、1Lメスフラスコにうつし、蒸留水を加えて正しく標線まで希釈する。

2.0.2 0.1N 塩酸溶液(HCl=36.5)

濃塩酸(12N、37%、比重1.19)の約8mLを取り、水を加えて約1Lとする。

2.0.3 0.1N 水酸化ナトリウム溶液(NaOH=40.0)

約4gの市販NaOHを秤量し、蒸留水約1L中に溶解する。

2.1 0.1N HClと0.1N NaOHの標定

ホールピペットで0.1Nシュウ酸標準溶液10mLを精確にとり、ビーカーに入れ、指示 薬のフェノールフタレインを数滴添加する。続いて標定する約0.1N NaOH溶液をビュレ ットを用いてシュウ酸溶液中に滴下する。滴下ごとによく振盪、かき混ぜる。終点近くに なれば一滴以下の微量を加え過剰にならぬよう注意する。薄桃色が消えなくなったところ で終点とする。ビュレットの目盛りを最小刻みの1/10まで目分量で読み取る。この操作 を繰り返し、ばらつきの少ない3回の結果を平均して計算により濃度を決定する。

(2)

次に標定する約0.1N HCl溶液をホールピペットで10mL精確にとり、ビーカーに入 れ、指示薬のフェノールフタレインを数滴添加する。続いてビュレットを用いて先ほど標 定したNaOH溶液を滴下する。滴下ごとによく振盪、かき混ぜる。終点近くになれば一滴 以下の微量を加え過剰にならぬよう注意する。薄桃色が消えなくなったところで終点とす る。ビュレットの目盛りを最小刻みの1/10まで目分量で読み取る。この操作を繰り返 し、ばらつきの少ない3回の結果を平均して計算により濃度を決定する。

2.2 濃度未知の酸、塩基の定性と定量

正体不明の酸、塩基が2つ(X、Y)ある。未知試料X、Yについて、

・定性分析試薬を用いて酸と塩基を同定(定性)

・その後、中和滴定により濃度決定(定量)

を行え。

酸の候補:塩酸、硝酸、酢酸、硫酸、リン酸

塩基の候補:水酸化ナトリウム、アンモニア水、水酸化カルシウム

3 参考文献

実験分析化学 付一般化学実験法 〔改定増補版〕、石橋雅義、共立出版株式会社、1974年 基礎教育 分析化学実験 <第2版>、内海喩、奥谷忠雄、河嶌拓治、磯崎明徳、東京教学 社、1992年

参照

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