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毛髪移植の組織学的所見

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Academic year: 2021

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108 21.人「エッタリン」汗腺細胞の「ゴルヂ」襲置に就て 東京女子欝學專門學校解剖學教室 伊 東 . 俊 夫. 人「エッタリン」汗腺細胞の「ゴルヂ」君寵に匿罰しては,メルクツァー氏の研究あるに過ぎず。氏に依れば「干」 汗腺細胞の「ゴ」襲輩は,特有なる形態を有し,網歌をなさず,所謂雪隠型にして,球形小謡よ”成る。大なる 球形小膿は内部に多数の明き小空胞を含むと。予も亦人一触皮麿「エ」汗腺に出て,氏の所見を認め得たるも, 倫ほ邉旧すべき所見の多きを知りたbo此部の「エ」腺主管に於ては腺細胞は多く2暦に配列するを以て,腺 腔に臨む表層細胞と,その下暦にありて腺腔に接せず,細胞間分泌小管を介して,腺腔に爾く下層細胞とを分ち 得。爾細胞は諸種の黒占に於て相異す。表暦細胞は核上部に多数の小分泌果頁粒を含み,「ゴ」髪置も核上部にあηて 「オス. ューム」酸.にて黒鼠する索條より成る網田を形成すoEPち「般腺細胞と同様なる構造を有す。下暦細胞の 原形質は「オスミューム」酸に依る黒染度張く,特に細胞閲分泌小管に接する部に於て強く暗調を呈す。「ゴ」装 置は網駅をなす事は稀にして,小数の長短種々なる桿釈膿又は孚月駅髄より成恥その中に球形小禮を混ず。球 形小纏は中心部の黒塗度弱く,鯉濃部は黒染度強し。かかる球形小艦の一部は脂肪小滴なるも,鑑別困難なPo 「ゴ」装置の細胞内に於ける位置は不定なるts 丁概して細胞聞分泌小管に近接して存在するは興味ある黒占にして 下暦細胞に分泌機能を假定すれば,分泌小管に向って進行すべき凌思はしむ。然るに一部標本に於て,球形小禮 が数と大さを響大し,大なるは核の夫さに堵す可く,内部に多数の明調小空胞を含む。かかる球形小髄が屡ミ回 暦細胞の「ゴ」装置内にも欝現し,時には網釈「ゴ」装置に代る事あYo即ちメルクツァー氏の所見の如し。併 し球形小膿を特殊なる朕態に在る「ゴ」髪置となすべきか,或は脂肪小滴となすべきかは決定困難なy。若し脂 肪小滴とするも「ゴ」裟置物質に由來せるものなるは疑を容れず。予の今日迄の硯究結果によれば,球形小躍は 3)歳を超えたる人の腋窩皮膚に於て多し。年齢による腋窩汗腺機能の漿化に基くもあとの想像も可能ts ll o

22.毛髪移植の組織學的所見

竹 内. 茂 代 田村博士の創案による移植毛の法に從ひ陰部無毛症に冒して頭髪毛を移植し完全に癒着息る移植後10ケ月を 経過せる組織片を得たるを以てその組織田浦所見を報告する庵のなり。

旧例は年齢23歳の未婚観

10ケ月にて7y8 Cmに伸び一見生理的陰毛の如き観を呈せり。 移植に調ては有髪頭部皮膚の小片を切除その切断面(歯剥面)に於て4幽々の毛髪の心中大凡毛嚢が完全に附 着するやうに小勇刀を以て周園組織よy1本づエに勇断分離せる毛髪を使用せPo乱して他方に於て移植さる可 き陰阜皮膚に注射針を以て上詑の毛髪の毛根部を受容するに足る穴を穿ちて之を挿入せり。 本手術の操作中絡封無菌的なるを要するは云ふまでもなし。 移植毛髪の顯微鏡的所見 この毛髪は肉眼的には吾人が硬悟を鼓き去る際その毛根周園に附着し來る次白色軟組織量叉はそれより少しく 多量の同様如鰍組織郷慣せるものな%之をC・11・idi・に包埋して切F・標本を勧て蝋せるr・毛根及毛 嚢は完全に保たれたる.のみならず。との毛根の周園には甚だ狭小なれども殆ど総ての皮膚組織歳分附着せり。印 一 108 一一

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’109 ち表皮,翼皮結締織,皮下脂肪織,皮脂腺及汗腺並に起毛筋のL一・部を含有せり。從ってこの移植は毛髪のみの移 植に非ずして毛髪鮪皮膚組織との問に行はPtたる皮膚組織の鯨移植なり。從って亦この際毛髪と陰阜皮膚と が直接癒合せるに.あらずしゼ頭部皮膚と陰阜皮膚が互に新創面を以て癒合し,後者の中に含有せられたる毛髪が 共に蓮ばれたるなVo故にこの手術は毛髪移植を結果せしと錐その本態に於ては毛髪含有皮膚組織移植叉は毛髪 を附着せう皮膚片の移植と言ふ窪きts V o 移矛直せられ,たる毛髪の所,見 移植せられたる毛髪は手術後1ケ月にして一度脱落して後再び獲生せるものにして,この毛髪毛幹は生理的陰 毛と.異質だ長く獲詳し,頭部毛髪b性訣を具へた% この毛髪を薬園の皮膚組織と共に切除せる切片標本に就て見る.に軍一切片に於て見る時は宛然その部の皮膚中 に獲生せるものたるの観を呈し,且その構造は渡瀬に於て頭部毛髪と同一なり○即ち陰阜皮膚表皮は膚然的に毛

郷図表飲移行し瀦盛合せるが女目彫態的難を認めず。と練嚇して深く敵下部乃至皮下脂騰中

!『進入せ紅毛楓毛嚢等の構造も夢正常と異る所を見ずoEPち毛髪は少許の周園皮膚組織を介して完全に移植せ られたるを認めたy。評言すれば移植毛髪は移植操作によyその構造及機能上殆ど何馨の障碍を蒙ることなく完. 全に移植せられて健全なる獲育を螢みつXあるを認めたり。 杉植毛髪菊園皮膚組織(陰阜)に於ける所見 ・)移植毛髪の周圃の一部分知‡毛髪よy多少離れたる眞鵬職中に頗る淡染し髪疎なる構造を示しつ覇次 眞皮結締織に移行する部分及著明なる又は跳躍なる圓単細胞浸潤を示す部分あVoこの部分は幼若結締織細胞よ η成η,その中に著明なる毛細」血管走行し固形細胞浸潤中にも亦か蕊る毛細管を認め,稽ミ古き肉芽組織叉は若一 き疲痕組織7m )o蓋し爾皮慮癒合に當りて形成せられ肉芽組織の遺残なYo b) 移植毛髪は近き皮下脂肪部曲眞皮下織内に所々出血を認めたPo. c)毛髪と共に移植eられたる皮脂腺も亦毛根等と共に完全に移植せらるxを認めたy。 .の 叉同様に共に移植せられたる起毛筋片及汗腺の一部分も亦周園組織と完全に癒合t> Yo 結 論 1.弦に報告する毛髪移植は有髪頭部皮膚片を切除し,その中に存する毛髪の毛根周園に少許の皮膚組織の附 着する檬に1本づトに勢捌せるものを注射針凌以て同一人ゐ陰阜皮膚を穿刺して作れる穴の中に挿入し爾皮膚新 創面を癒合せしむることによ.り毛髪移植の目的を識せるものなりQ即ち皮膚移植を介しての毛髪移植なYo 2・かくして移植せる毛髪は1ケ月の後脱落し約3ケ月の後再び新毛髪を獲生せη0 3・この再生毛髪は移植操作に因りその構造及機能に認ゆらる可き攣化を奪らずして健登なるtt育を遂げつN

あVo

4.移植毛髪富麗の頭部皮膚組織と陰阜皮膚(穿てる穴の内面)との癒合は大部分に於て完全なる第1期癒合 をなし10ケ月後の橡索に当ては何等の痕跡を止めず。只一蔀分lc於て輕度の肉芽組織叉は療痕を残せるのみな

Vo

5・移植毛髪嗣園に附着詳しめたる皮膚組織中の皮脂脇汗脇起毛筋等も亦完全に癒合せVq 6.移植毛髪周園の眞融融皮下脂肪組織中には多少の出.血の残在せるを認め.たV。

一109一

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