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世界サルコイドーシス肉芽腫性疾患学会/間質性肺疾患学会を主催して

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Academic year: 2021

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世界サルコイドーシス肉芽腫性疾患学会/間質性肺疾患学会を主催して 〔活動報告〕

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日サ会誌 2020, 40(1)  2019年10月9~11日,世界サルコイドーシス肉芽腫性疾 患学会/間質性肺疾患学会(WASOG/ILD conference)を 主催致しました(Figure 1:会場パシフィコ横浜).本学会 は我が国のサルコイドーシス肉芽腫性疾患学会(JSSOG) が永年サポートし,長い歴史をもつ国際学会です.  英国のDr. D. Geraint Jamesが中心となりサルコイドー シスに関する研究会議が開催されたのは,1958年,ロンド ンで8 ヵ国,22名の研究者が参加した記録に遡ります.そ の後参加者は増加し,D. G. Jamesとイタリアのサルコイ ドーシス研究者が中心となり,我が国から細田裕先生,泉 孝英先生も参加されて,1987年9月7日に世界サルコイ ドーシス学会が開催されたのが,現在のWASOGの原型と されています.  当初,直属の上司でありました工藤翔二教授(現,結核 予防会理事長)に連れられて参加したWASOGでありまし たが,その後,泉孝英・大島駿作先生,安藤正幸先生,吉 澤靖之先生がWASOG会議を日本で開催してきました.多 臓器疾患であるサルコイドーシスですが,生命予後規定因 子である呼吸器疾患は常に関心の中心で,近年では間質性 肺疾患(ILD)をテーマに加えて学会を行うことが常とな りました.そんな中,私も2017年からWASOGの理事長に 推挙されて学会の発展を模索し, 今回再度, 日本での WASOG/ILD Conference開催となりました.  学会前日(10月9日)には肺線維化病態の教育プログラ ムを企画し,「IPFを超えた様々な線維化病態の抗線維化 治療」についてGanesh Raghu(ワシントン大学)先生に, 「疾患の進行挙動の臨床的評価」をAthol Wells(ブロンプ トン病院)先生に,また肺線維症の「基礎病態研究とバイ オマーカー」についてGisli Jenkins(ノッティングハム大 学)先生にlectureをいただき,若手研究者とのパネル討論 を行いました.  Keynote Lectureには制御性T細胞の発見者である坂口 志文先生(大阪大学)にご依頼し,「免疫制御機構におけ るT細胞の役割」を伺いました.免疫機構の根幹に関わる 機能として,サルコイドーシス研究への発展も期待された 内容でした.  招請講演は「肺線維症診断ガイドラインとFleischner文 書比較」をGanesh Raghu先生が解説されました.またサ ルコイドーシスの招請講演として「サルコイドーシス治療 の開始時期と終了時期」につき,Robert P. Baughman(シ ンシナティ大学)先生に解説をいただき,国際比較を討論 しました.  また,「膠原病性肺疾患やIPAF,稀少肺疾患」をシンポ ジウム1で取り上げ,シンポジウム2では「IPFと肺癌」に ついて基礎研究から臨床的課題について,欧米と我が国の 比較討論を行いました.シンポジウム3では「肺サルコイ ドーシス」について最近のトピックスを扱い,シンポジウ ム4では「IIPs,IPFの診断ガイドライン」を取り上げ画像 や病理診断の未来ならびに基礎的病因論について活発な 議論が交わされました.  サルコイドーシス病因論の論争についてはシンポジウ ム5で取り上げ,「病因論としてのacne菌」や宿主側の分子 病態としての要因とバイオマーカーについて話し合いま した.近年注目の「心サルコイドーシス」はシンポジウム 6でカナダからDavid Birnie先生を招いて討論しました. シンポジウム7では「ILD診断」の極意について,画像診 断の未来について,また基礎病態研究から期待されるpost genome研究の最前線を討論しました.最後にシンポジウ ム8では「特発性間質性肺炎(IIPs)/特発性肺線維症 (IPF)の治療管理」について討論を展開しました.  スポンサー講演はランチタイムセミナーとしてLS1: 「日本のIPF診断と治療の現状」,LS2「EGPAの診断と治 療」,LS3「サルコイドーシスぶどう膜炎の診断と治療,炎 症性腸疾患の治療戦略」,LS4「癌の無作為化臨床試験の役 割」の計4本企画し,モーニングセミナーはMS「ピルフェ ニドン治療の現状比較:トルコと日本の比較」1本,コー

世界サルコイドーシス肉芽腫性疾患学会/間質性肺疾患学会を主催して

日本医科大学大学院医学研究科 呼吸器内科学分野 吾妻安良太 日本医科大学大学院医学研究科 呼吸器内科学分野 吾妻安良太(あづま あらた) *掲載画像の原図がカラーの場合,HP上ではカラーで閲覧できます. Figure 1. WASOG 2019

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世界サルコイドーシス肉芽腫性疾患学会/間質性肺疾患学会を主催して 〔活動報告〕

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日サ会誌 2020, 40(1) ヒーブレイクセミナーはCB「IPF治療管理について」1本 を行いました.  Oral Sessionは  「O1,5:サルコイドーシス病因/病態」  「O2,3:肺サルコイドーシス」  「O4:心臓サルコイドーシス」  「O6:特発性肺線維症」に集約され,トピックスが話題 となりました.Poster Sessionには多くの一般演題が登録 され,P1-P12に分かれて,若手研究者のshort presenta-tionに対してベテラン研究者,臨床家との交流を深めまし た.夜は横浜の夜景を背景に懇親を深めました(Figure 2, 3:学会写真,懇親会写真).   毎 年 開 催 さ れ る 運 び と な っ たWASOG/ILD Confer-ence,今回も300余名の参加者を招き,忌憚ない意見交換 が交わされました(Table 1).折しも台風19号の影響で移 動に支障が生じ,ご迷惑をおかけいたしましたが,JSSOG 会員の多大な協力のもと,3日間に及ぶ学会を成功裏に会 を終えることができましたこと,この場を借りてご報告な らびに御礼申し上げます. Table1. WASOG 2019参加者 Participants by Country(Total 26 countries) Australia 5 Morocco 1 Belgium 1 Netherlands 24 Canada 1 New Zealand 1 China 1 Poland 2 France 2 Serbia 8 Germany 10 Spain 3 Greece 3 Sweden 3 Hong Kong 2 Taiwan 2 Indonesia 4 Turkey 13 Iran 2 UK 4 Italy 4 Ukraine 3 Japan 149 USA 27 Korea 18 unknown 21 Malaysia 2 TOTAL 316 Figure 2. 会長挨拶 Figure 3. 鏡開き

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