Bulrseyemappingによる梗塞巣の定量的評価
一PeakCPK,TotaICPKならびに左室ポンプ機能との関連一一
※9※9明人秀寛
村上暎二瀞
土用下裕子瀞 ※
※9※9-簔誠
松井忍溌掛下一雄※※
藤山中円
竹越香坂
〈総括〉2o1Tl-ECTcoronalsliceをcircumferen- tialprofileanalysisを応用してBulrseyedisplay を作製し、梗塞巣の広さ(Extentscore)、ならび に梗塞の程度(Severityscore)を算出した。これ らscoreとpeak-CPKtotalCPKならびにLVEF との関連を検討した結果、peakCPKとtotalCPK 共にこれらscoreと良い相関が得られ、特にSeveri‐
tyscoreとの間に良い相関が認められた。これは CPKが心筋壊死の量を表わす指標であるため、
2olT1ECT上の欠損の深さ、すなわち梗塞の深 さを加味したSeverityscoreと良く一致するもの と考えられた。左室ポンプ機能LVEFには有意 な相関は得られなかったが、scoreが大きい例程 LVEFが低値を示す傾向を認め、非梗塞部心筋 機能の各症例での相違、症例数が少ないなどの関 与があり、更に検討を要すると思われた。以上、
BulrseyedisplayならびにExtentscore,Severity scoreによる梗塞巣の評価は充分臨床的に有用で あると考えられた。
〈文献〉
LQuantitationofsizeofrelativemyocardialper‐
fusiondefectbysingle-photonemissioncompu‐
tedtomography・JamesH,Caldewl1,M.、,et
aL
Circulation70,No.6,1048-1056,1984.
2.Noninvasivequantificationoftheextentofjeo‐
pardizedmyocardiuminpatientswithsingle vesselcoronarydiseasebystressthallium
201single-photonemissioncomputerizedrota tionaltomographyFlorencePrigent,M、.,etaL AmHJ、111,No.3,578-586,1986.心筋梗塞症における梗塞巣の広さの定量的評価 法としては、種々の評価方法があり、臨床的応用 が成されている。過去の本研究会で発表した如く、
我々も2olTlECTから梗塞巣の定量的評価を試 みており、LVEF等と良い相関を認めている。
今回20'TlECTからcircumferentialprofileanaly sisを応用して極座標表示(Bulrseyedisplay)を 作製し、梗塞巣の定量的評価を試みた。
〈方法〉2oITlECTcoronalimageを心尖部を中
`し、に、極座標表示を用いて同`L、円状に心基部まで 全12slice,各層36点、全432点のBulTseyedisplay を作製した。尚全432ポイントにおけるカウント は、最高カウントを示すpixelの前後2点の計3 点のカウントの和とした。梗塞巣の広さの指標と してのExtentscoreは梗塞領域におけるポイント 数を全心筋領域におけるポイント数で除して算出 した。ここで梗塞領域の決定は正常者のcircumferen‐
tialprofilecurveの2SD下方のcurveを下まわ る領域とした。梗塞の広さに加え欠損の程度を加 味したSeverityscoreの算出は、梗塞領域におけ る各ポイントの正常者のcircumferentialcurveの 2SD下方のcurveとのカウントの差の合計を全 心筋領域のポイント数で除して算出した。図1に 前壁中隔例のbulrseyedisplayとExtentscore,
Severityscoreを示し、ならびに心筋梗塞発症急'性 期にCPKを経時的に測定し得た貫壁性梗塞患者 10例を対象に、peakCPKtotalCPKならびに
LVEFとの関連`性を検討した。
〈結果〉PeakCPKとExtentscoreにはr=0.680
(P<0.05)の相関が、Severityscoreとはr=
0.808(p<0.01)の相関が認められた(図2)。
TotalCPKとExtentscoreにはr=0.680(p<
0.05)の相関が、またSeverityscoreとにはr=
0.782(p<0.05)の相関が認められた(図3)。
LVEFとExtentscoreならびにSeverityscoreと の間には有意な相関は得られなかったがscoreの 高い例程LVEFは低値を示す傾向にあった(図
4)。
※金沢医科大学循環器内科
※※同中央放射線部
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