拡張型心筋症における123I-MIBGSPECTの有用性
-2olTISPECTとの比較検討一
松本正光;
松井忍ヅ 村上中藤
※?※?
||明暎秀 越山竹圓寛人※襄潔
〔目的〕
今回我々は拡張型心筋症におけるl231-MIBG SPECTの有用'性について、左心駆出率、ならび に、血中ノルエピネフリン濃度との関係につき、
2olTlSpECTと比較検討を行った。
〔対象と方法〕
拡張型心筋症患者12名で、男性10名,女性2名、
年齢は21歳から70歳までの、平均年齢47.5歳。
各対象者の肘静脈より2olTLl231-MIBG名 3mCi(111MBq)を静注し各コロナールスライス の最大径のスライスを60等分し100%の基準カー ブと比較し、測定部位のプロフィールカーブが基 準に達していない部位をスコアーとし、X軸を 角度、y軸を%として表に示した(図’)。
〔結果〕
1例を示すと、上が2olTlSpECT、下がl231
-MIBGSPECTで、右の図で曲線部位より上部 を各欠損量として示した(図2)。両者を合わせ たものが図3で、2o1TlSPECTの欠損量よりも l231-MIBGSPECTの欠損量の方が、大きい結果 となった。又全12例のうち、2olTlSPECTの欠 損量よりもl231-MIBGSPECTの欠損量が大き かったものは、10例であった。横軸をl231-MIBG SpECT欠損量、縦軸を2olTlSPECT欠損量とし、
両者の関係を調べてみると、r=0877、P<
0.05の有意な相関関係が認められ、さらに2oITl SpECTの欠損量よりも、I231-MIBGSPECTの 欠損量が大きいことも認められた(図4)。l231- MIBGSPECT欠損量とLVEFの関係を調べたも のでは、r=-0528と有意ではないが、逆相関 の傾向が認められた(図5)。しかし、2olTl SPECT欠損量とLVEFの関係には有意な相関関 係は認められなかった。その他に、血中ノルエピ
ネフリン濃度と、2olTLl231-MIBG各SPECT 欠損量との間には、有意な相関関係は認められな かった。
〔考察〕
拡張型心筋症において201Tlスキャン上の欠損
は_般にpatchydefectとして描出され心筋瀧流 状態ならびに心筋障害,繊維化を反映していると 考えられており、_方、I231-MIBGはノルエピ ネフリンの生理的アナログで交感神経分布ならび に活性を反映すると言われている。
今回の拡張型心筋症12例のうち10例に2o1Tl SpECT欠損量よりl231-MIBG欠損量が大きく 出たことは、心筋灌流状態の低下及び心筋障害と さらにそれを上まわる、交感神経分布、あるいは 活性の低下部位の存在が考えられた。
又、l231-MIBGSpECT欠損量とLVEFとが 逆相関関係の傾向があり、これらより、拡張型心 筋症において、2olTlSPECT上の欠損の認めら れない範囲においても、l231-MIBGSPECTの 欠損が認められ、201Tlスキャン上、 ̄兄正常に 思われる部位にも、交感神経分布あるいは、活性 の低下が存在し、左室機能により関与しているこ
とが考えられた。
※金沢医科大学循環器内科
-15-
CORONAL PERCENTDEFECT
100%
⑥
⑨
。
090180 360
▲図1
TLPZ曰1CPO
、】Cl.
殻:芝:>:螢:iiiご竃
霧 TLDEFECTSANDMlBGDEFECTS
100
(%)
ゴがヴロ
5 -J・Tb
蕊蕊TLde
fects fects IzTI-nIBGCPC
G回ヨー已已、笹■F■und■h■曰■■L-
h,~司武
〃MlBGde
議
□ 6 。60 ▲図3、 360
▲図2
RELAT[ONSHlPBETWEENTLDEFECTSANDMIBGDEFECTS RELAT10NSHlPBETWEENEFANDMlBGDEFECTS
S一
、
T
l(lMcclEF(%)
5,
ノー。 虫
5000
、。
、l⑥ 、
⑤、
、 1
0
、 N P
O
⑨。
40001 40
?Z/~:
3000.
410
〆
rO877r--0528
oy--O・O192x+12
⑤
yq66xlBOa34 p《0.05 〆
2000- 4.49
HO
、NINI、、、
□
〆
1...1- Ⅳ
11
}◆
1J 11
10002000300040005,,,60007000
OOOO 、M1BG de「octs
l0UU2000□、、、40005oOOCOOO7000
dUDOMlBG dcrocls
▲図4 ▲図5