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○ 論 文 審 査 の 要 旨

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Academic year: 2021

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別紙1

論 文 審 査 の 要 旨

報告番号 甲 ・乙 2945 Nirina Adrien Jean Vivier Mandrano

論文審査担当者

主査 小林 一女 教授 副査 大塚 成人 教授

副査 田角 勝 教授

(論文審査の要旨)

口唇裂治療のゴールは,裂に伴う口唇鼻部の変形や位置異常を修復し,成長変化 を含めて正常な形態や機能を獲得することである。口唇裂初回手術は全身麻酔下に 頭垂位で行う。そのため術後の立位時に形態の変化を来す可能性がある。今回、両 側口 唇裂 児 の顔 面軟 部組 織 の 形 態計 測を 覚醒 時座 位 と全 身麻 酔下 手術 時 体位 とで 行い、両群間で比較検討した。

2014 年 10 月から 2015 年 4 月までに当院で初回口唇鼻形成術を施行した両側口 唇裂連続 28 症例のうち、3 症例を除外した 25 症例を対象とした。3D ハンディー カメラを用いて撮影し、その画像上に計測基準点 23 点をとり計測した。得られた 値の比較には Wilcoxon 符号順位検定を用いた。

口唇幅(平均 3mm,p<0.01)と裂幅(平均 1.18mm,p<0.05)では,手術時群 で有意に広かったが、口唇の長さと高さ、外鼻部では両群間で有意差 はなかった。

体位による計測値の変化の主要因として、重力の影響と全身麻酔下での筋 弛緩を 考えている。このデータは両側口唇裂の手術に際し、口唇幅と裂幅は体位により変 化するという点で有益な情報となり得ることが示唆された。この新知見は学術的に 価値があり、学位論文に値すると判断した。

論文題名:Difference in nasolabial features between awake and asleep infants with bilateral cleft lip: Anthropometric measurements using three-dimensional stereophotogrammetry

(3D カメラを用いた唇裂患者の顔面計測:両側唇裂初回手術における体位による 顔貌の変化)

掲載雑誌名:European Journal of Plastic Surgery

(DOI 10.1007/s00238-017-1343-6, 2017 年)

(主査が記載、500字以内)

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