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論 文 審 査 の 要 旨

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Academic year: 2021

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別紙1

論 文 審 査 の 要 旨

報告番号 3183 藤本 裕樹

論文審査担当者

主査 市川 博雄 教授 副査 川手 信行 教授

副査 鈴木 教授

(論文審査の要旨)

片側唇裂の患児は,先天的に裂側の白唇部分が少ないことが多く,初回手術時に 切除される組織量は少ない方が望ましい.この研究の目的は,初回手術時における 代表的な 3 法である Millard 法,鬼塚法(変法),Fisher法において,裂側の外側 白唇がどの程度切除されるかを計測し.比較することである.無作為に片側不 完全 唇裂の患児 25人,完全唇裂の患児 25人を選択し,術前(麻酔科医による鎮静後)

3D写真を撮影した.その写真上で上記 3 法をそれぞれシミュレーションし, 裂 側外側白唇部全体に対する,切除される面積の割合を算出し,比較検討した.不完 全唇裂では,中央値で Millard 法は 3.2%,鬼塚法は 11.6%,Fisher法は 27.2%であ り,それぞれに有意差を認めた.完全唇裂においても,Millard 法は理論上 0,鬼 塚法は 10.6%,Fisher 法は 22.5%であり,それぞれに有意差を認めた. Millard では,今回のシミュレーションかつ術中に切除される組織量を考慮しても 犠牲とな る白唇面積は他 2 者に対して少ない.2次修正の際は残存組織量が少ないと困難を 要するため,初回手術では切除量が少ない方が理想的である. ただし,2 次修正率 の報告を考慮すると,どの術式が良いかは一概には言えず,今後の研究の課題であ る.

本論文は,学術論文として価値があり,学位論文に値すると判断した.

論文題名:

Three-dimensional measurement of the lateral lip element sacrificed in primary repair of a unilateral cleft lip

(片側唇裂の初回手術時において犠牲となる外側白唇の3次元的計測)

掲載雑誌名:

Annals of Plastic Surgery

(主査が記載、500字以内)

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