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構造物試験機を 用いて 5 ㎜/min の 単調載荷

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Academic year: 2022

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(1)Ⅴ‑207. 土木学会第68回年次学術講演会(平成25年9月). ねじ継手を持つ金属管の劣化に伴う継手の性能変化の検討 日本電信電話(株)アクセスサービスシステム研究所 日本電信電話(株)アクセスサービスシステム研究所 日本電信電話(株)アクセスサービスシステム研究所. 1.はじめに. 構造物試験機を 用いて 5 ㎜/min の 単調載荷. NTT では通信ネットワークの信頼性向上のため、 通信設備の耐震性能を評価し、地震による被害を軽 減する手法が検討されてきており、岡沢ら(2009)[1] などの通信設備の地震時の機能性を評価する技術が 開発されている。これらは、実際の地震による被災 を基に統計的に被災率を算出し、被災のシミュレー ションを行っている。さらに推定精度を向上させる ためには、劣化や形状によりどの程度被災を受けや すくなるかを考慮した個体評価による推定手法の検 討を進める必要がある。 NTT の通信用管路はその約半数が金属管であり、 建設されている管路は 2016 年にはその 8 割が建設後 30 年を経過する。このため建設されてから時間が経 過する事で腐食が発生し管が弱体化する事が懸念さ れている。管路の耐震性を評価する際には、継手部 の性能が重要となるが、これまでは劣化の無い状態 の継手部の特性を解析等で用いてきた。本報告では、 建設後時間が経過した地下管路の継手部の性能を評 価する試験を行い、実際に埋設されていた管路の継 手がどのような性能を示すか確認する。. 正会員 正会員. ○伊藤 陽 瀬川 信博 榊 克実. 鋼板 鋼 管. 300mm. 継手 転倒防止 治具 300mm. 図 1. 圧縮試験概要 構造物試験機を用いて 2.5mm/min の単調載荷. 載荷点間長 300mm. 継手 鋼管. 2.試験概要 2-1 概要と試験体の収集 腐食の無い管の継手の性能は、圧縮・引張試験、 曲げ試験によって定められている。そのため、経年 劣化した管の継手についても同様の試験を行う。本 報告においては、圧縮試験と曲げ試験を実施する。 試験においては、平成 24 年度中に全国の NTT の 工事により地中から撤去された管を収集し試験体と する。試験に用いた試験体は埋設年数と劣化影響に ついて考察するために、1960 年から 1985 年の幅広 い年代に埋設されたものを収集する。 2-2 圧縮試験 ねじ継手を持つ金属管を単調に圧縮し破壊状況を 確認し、荷重と変位を計測する。荷重は構造物試験 機内のロードセルで、変位はひずみゲージ式変位計 を用いて計測する。 試験の概要と写真を図 1 に示す。 今回は 48 本(16 工事分)の試験体を試験する 2-3 曲げ試験 ねじ継手を持つ金属管に対して 2 点載荷を行い、 継手に曲げモーメントを掛けて、破壊状況を確認し、 荷重と変位を計測する。荷重、変位は圧縮試験と同 様の計測器を用いる。計測値から継手にかかる曲げ モーメントと曲げ角度を計算し、整理した。試験の 概要と写真を図 2 に示す。今回は 24 本(8 工事分)を 試験する。. 鋼管 変位計測点 支間長 1000mm. 図 2. 曲げ試験概要. 3.試験結果と考察 今回は継手破壊時の荷重について検討をするため、 試験中の最大荷重・最大曲げモーメントに着目をす る。サンプルの埋設年と試験によって記録された最 大荷重の関係を示したものを図 3 と図 4 に示す。 相関係数を見ると図 3 においては 0.048 となり、 図 4 では 0.57 となる。圧縮試験においては相関が殆 ど見られないが、曲げ試験においてはある程度相関 が見られるという結果となっている。これらから、 今回の試験結果を以て地下に埋設されていた期間と 金属管の最大荷重および最大曲げモーメントとの間 に相関があるとすることは難しい。. キーワード 地下管路 金属管 腐食 経年劣化 耐震 連絡先 〒305-0805 茨城県つくば市花畑 1-7-1 日本電信電話(株)アクセスサービスシステム研究所 TEL029-868-6220. ‑413‑.

(2) 土木学会第68回年次学術講演会(平成25年9月). Ⅴ‑207. 380. 380 360 340. 330. 最 320 大 300 荷 280 重. (kN). (kN). 最 大 荷 280 重. 260 240 220. 230. 200 180. 180 1950. 図 3. 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43 45 47. 1960. 1970 埋設年. 1980. 実験番号. 1990. 図 5 圧縮試験結果と腐食の無い管の結果との比較. 圧縮試験における最大荷重と埋設年の関係 8 最 7.5 大 7 曲 6.5 げ モ 6 ー メ 5.5 ン 5 ト 4.5. 8.00. 7.50 7.00. (kN-m). (kN-m). 最 大 曲 げ モ ー メ ン ト. 6.50. 4 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112131415161718192021222324. 6.00. 実験番号. 5.50. 図 6 曲げ試験結果と 腐食の無い管の結果との比較. 5.00 4.50 1960. 図 4. 1970. 埋設年. 1980. 1990. 曲げ試験における最大曲げモーメントと 図 7 圧縮試験前の管の一例 (最大荷重 200.5kN 1966 年埋設). 埋設年の関係 次に、現在の継手の最大荷重とされている値との 比較を行う。図 5 と図 6 に全サンプルの最大荷重・ 最大モーメントと、腐食の無い管の最大荷重とを比 較した図を示す。圧縮試験においては最大荷重を 246.1 kN、曲げ試験においては 4.8kN-m としてい る。この値は図 5、図 6 中に直線で示されている。 これらの値と比較すると、圧縮試験においては 15 本、 曲げ試験においては 1 本がこの値を下回っていた。 これらから、腐食の無い管と比べて耐力が低下して いる管は存在している事が判る。全体としての傾向 を一般化することは難しいが、最大荷重・曲げモー メントが低い管を個別に観察し、原因を特定する必 要がある。 今回は外見上の特徴の有無を検討する。図 7、図 8 に試験前の管の一例を示す。図 7 は最大荷重が腐食 の無い管に比べ特に低く出ている管で、図 8 は腐食 の無い管と遜色ない性能を有していた管であったが、 今回の試験後の試験体は外見に大きな差異は無かっ た。今後は、外見の観察のみでなく、継手部の内部 の腐食状況を観察する必要がある。また、継手の内 部に腐食が確認された場合、それらを引き起こした 要因も合わせて検討する。. 図 8 圧縮試験前の管の一例 (最大荷重 317.4kN 1969 年埋設). 4.まとめ 地下に建設し時間が経過することでねじ継手を持 つ金属管の継手部の特性がどのように変化するかを 確認するために、埋設管路の性能試験を実施した。 本結果から建設してから時間が経過することで継手 特性が線形に変化すると言う事は難しい。今後は継 手特性が特に大きく変化していた管に対して、継手 部の状況、埋設環境の整理を行う事で、継手の特性 を変化させる要因を見つけていく。 参考文献 [1] 岡沢穀・山崎泰司・瀬川信博, 通信設備の地震時 機能性評価技術の改善について, 第 64 回土木学会年 次大会, 2009,9. ‑414‑.

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