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劣化したコンクリート構造物の補修・補強用コン

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Academic year: 2022

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(1)土木学会第69回年次学術講演会(平成26年9月). Ⅴ‑234. 超高性能繊維補強コンクリートの材料・構造特性に関する基礎的研究 長崎大学大学院 学生会員 ○長島和輝 長崎大学 正会員 出水享 長崎大学 正会員 上阪康雄 長崎大学 正会員 松田浩 株式会社ビービーエム 正会員 合田裕一 1.. はじめに. 表1. 使用材料一覧. 劣化したコンクリート構造物の補修・補強用コン. 密度 (g/cm 3 ). 材料名. クリート系材料として,超高性能繊維補強コンクリ ート(以下,UHPFRC)の研究が国内外で行われて. セメント. ポルトランドセメント. 3.14. 骨材. 微細骨材. 2.72. で,圧縮強度 150N/mm ,引張強度 10N/mm を超え. 混和材. 粉体シリカフューム. 2.25. る極めて高強度なコンクリートである.また,緻密. 短繊維. 鋼繊維. 7.85. 混和剤. 減水剤. 1.07. 水. 水道水. 1.00. 1). いる. 本研究における UHPFRC は現場打設が可能 2. 2. であるため水や塩化物イオンなどの外的劣化因子の 侵入を防ぎ,耐久性の向上が期待できる. 本研究は,表 1 に示す材料を用いた UHPFRC によ. b. a. c. り,橋梁床版の上面増厚補強材かつ床版防水層とし ての有用性,有効性を検討するために物質移動抵抗 性及び力学的構造特性に関する調査を行った. 2.. 試験概要. 2.1. a:標準部. 物質移動抵抗性試験. b:継手部Ⅰ 図1. 透気試験・透水試験を実施した.水結合材比は. c:継手部Ⅱ. 透気試験体. 15.5%とした.寸法は 450×200×20(mm)とし,a: 継手部なし,端部から 100mm の位置に b:階段型(継 手部Ⅰ),c:傾斜型(継手部Ⅱ)を設けた.結果は 普通コンクリート,UHP-SHCC2) のそれと比較した. 透気試験は Torrent Permeability Tester(TPT)を用 いて試験体型枠面を計測し,透気係数を算出した. 試験体概要と計測位置を図 1 に示す. 透水試験は図 2 に示す装置を用いて試験体打設面 を計測し,単位時間透水量(ml/day)を算出した.算 出方法として,初期水頭高さが試験体表面から 250mm となるよう水量を調整し,24 時間後の水頭変 化量を求めた.計測は透水量が定常状態となるまで 図2. 継続し,回帰直線より求めた.. 透水試験体. デジタル画像相関法解析範囲. (a)パターン A. (b)パターン B 図3. (c)パターン C. 試験体概要. キーワード:繊維補強コンクリート,上面増厚補強,床板防水層 住所:〒852-8135. 長崎県長崎市文教町 1-14. 長崎大学大学院工学研究科総合工学専攻構造工学コース. ‑467‑. 電話,FAX:095-819-2590.

(2) 土木学会第69回年次学術講演会(平成26年9月). Ⅴ‑234. 2.2. 上面増厚補強を施した梁の曲げ試験. 試験体概要を図 3 に示す.鉄筋は D6 SD295 を引張 側に 2 本配置した.複合材の打設手順は,まず母材 となる RC を打設し,7 日後に UHPFRC を上面増厚 補強材として打設した.表面処理は,金たわしでの 粗面処理とし,RC 表面を湿潤状態で UHPFRC を打 設した .試験は,4 点曲げ載荷 とし,計測材齢は UHPFRC を打設して 28 日とした. 3.. 試験結果. 3.1. 図4. 透気試験結果. 図5. 透水試験結果. 物質移動抵抗性試験. 透気試験・透水試験の試験結果を図 4,図 5 に示す. どちらの試験でも,時間の経過とともに物質の移動 抵抗性が増加していくことが確認された. 透気試験は UHPFRC の標準部において,材齢 14, 70 日ともに UHP-SHCC の透気係数と同程度の結果が 得られた.また,普通コンクリートのそれと比較す ると UHPFRC の方が小さいという結果が得られた. 透 水 試 験 は UHPFRC の 標 準 部 に お い て , UHP-SHCC と比較すると,同程度以下の結果が得ら れた.また,普通コンクリートと比較しても UHPFRC の全ての計測位置で単位時間透水量が極めて小さい という結果が得られた. 3.2. 上面増厚補強を施した梁の曲げ試験. 荷重とたわみの関係を図 6,破壊時断面状態(図 6 図6. の黄丸で囲んだ部分)を図 7 に示す.パターン B,C. 支間中央のたわみ 0.0015. は,パターン A より,最大荷重においては 1 割程度 増加し,靱性は大幅に増加した.パターン B,C では 破壊前,増厚部界面付近にひずみが集中していた. 4.. まとめ UHPFRC の気体と水の物質移動抵抗性は,時間の. (a)パターン A. 経過とともに増加し,極めて小さな透気性・透水性 を示すことが分かった.上面増厚補強により構造特 性が向上することが分かった. 謝辞 元大学院生の熊本和展さんを始め,本研究に携わ (b)パターン B. り,ご指導して下さった方々に感謝の意を表します. 参考文献 1). Bruhwiler E.:最近のスイスにおける補修・補強に関する講演 会,2013.8. 岐阜. 2). 中村光ほか:緻密で良く曲がるセメント系材料を用いた補 修・補強工法,道路政策の質の向上に資する技術研究開発成 (c)パターン C. 果報告レポート,No.20-5,pp.6-10,2011 図7. ‑468‑. パターン毎の破壊時断面状態の比較. 0 -0.0005.

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参照

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