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掲載雑誌名 日本緩和医療薬学雑誌7巻3号2014年  

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Academic year: 2021

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論文内容要旨(甲)  

論文題名 Comparison ofanti−nOCiceptive andanti−inflammatory/analgesic  

efEbctsofessentialoilsinexperimentalanimalmodels.  

掲載雑誌名 日本緩和医療薬学雑誌7巻3号2014年  

生理系解剖学(顕微解剖学分野) 千葉 直樹  

【目的】   

精油(特にジンジャー,ラベンダー精油において)には消炎鎮痛作用を   有するといわれ,医療,介護の分野で長年使用されてきた。また近年精油  

とは異なる低温真空抽出法でセルエキストラクトの精製法が確立した。精   油よりも非変性で精製された化合物を多く含み、かつ低コストで多く得ら  

れる新素材だが,研究報告例はまだない。精油の消炎鎮痛作用についても  

実験動物を用いて立証した論文は数少ない。本研究ではジンジャー精油を  

中心に,精油,セルエキストラクトの消炎鎮痛作用について実験動物を用  

いて調べた。  

【方法】  

<研究1>   

雄のSD系ラット6週齢の右後肢足既に基材,ジンジャー精油,真正ラ  

ベンダー精油を基材で2%に希釈後各々塗布した。塗布前,塗布後10分,  

1時間,2時間,3時間後にPAM装置(UGOBASILE社)を用いてRandall   Selitto法に準じて5回の連続刺激を加え,ラットの逃避反射出現時の最  

大圧を計測した。5回連続測定後,平均値を算出し各グループにおける鎮  

痛効果の影響について比較検討した。  

<研究2>   

ジンジャー精油を基材で2%に希釈し、雄のSD系ラット6週齢の右後   肢足腑に塗布後、PAM装置により1500gfの圧刺激を5回加え、深麻酔下  

に持続潅流を行い、脊髄の免疫染色を行った。その活性因子としてc・Fos  

を選択した。C−Fosは痛み刺激に対する脊髄後角のニュー 

ロンの遺伝子発  

現の活性の指標として用いられており,痛み刺激に対する指標に選択した。  

脊髄後角を観療し、C−Fos陽性ニュー  ロン数を調べた。  

<研究3>   

雄のICRマウス6週齢の右後肢足腑皮下に完全フロイントアジエバン  

ト液を注射後、基材で2%に希釈したジンジャー精油,ジンジャーセルエ   

(2)

キストラクトを塗布した。塗布前,塗布後1日臥 3日目にvonFrey試  

験,足腑の厚さのノギス測定を行った。  

【結果と考察】  

<研究1>   

ジンジャー精油は10分から3時間にかけてコントロール群と比し,有   意に開催が上昇した。真性ラベンダー精油は10分から2時間にかけてコ  

ントロール群と比し,有意に開催が上昇した。  

<研究2>   

コントロ ール群と比較したところ,ジンジャー精油群と基材群,コント   ロール群と基材群の間に有意差を認めた。ジンジャー精油は2%濃度で痺   痛刺激に対するc−Fos発現を有意に抑制することがわかった。  

<研究3>   

塗布後3日目においてジンジャー精油塗布群,ジンジャーセルエキスト   ラクト塗布群共にコントロール群,基材塗布群と比しvonFrey試験、足腑  

の厚さともに有意差を認めた。結果として両者に消炎鎮痛作用を認めた。   

緩和医療で痺痛対策には抗がん剤などを使用し除痛が図るも様々な副   作用の発現が重要な問題である。今回の実験で消炎鎮痛作用が確認できた  

ジンジャー精油やラベンダー精油,またジンジャーセルエキストラクトが,  

薬の投与量の軽減に結びつくか,そして臨床の現場での患者の様々な症状   に応じた使用法についても標準化を確立すべく,更なる検討の必要性があ  

る。   

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