修 士 論 文 概 要 書
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(2) 4.評価 4.1 実験環境 PlanetSim を用い,ノード数を 1000,コンテン ツ数 10000 とし,アルゴリズムに Chord を使用し たそして Zipf の法則(Zipf 係数=1.2)に基づくよう にアクセスを 10000 回行った.また複製配置の際 の閾値を 10 とした. 比較手法として,複製配置手法として代表的な リクエストしたノードに複製を配置する Owner Replication と,Square-root Replication を使用し た.また,Square-root Replication での各コンテ ンツの複製数は提案の総複製数を元に算出した. そ し て , Square-root Replication , Owner Replication 共に最終アクセス先をオリジナル,複 製含め公平とした. 4.2 結果 図 2 に複製数,図 3 アクセス数,図 4 にホップ 数の結果を示す.また,Owner Replication の総複 製数が約 10000 個,Square-root Replication と提 案 の 複 製 数 が 共 に 約 150 個 と な り , Owner Replication の 複 製 数 が 突 出 し て い る . そ し て Owner Replication の場合,複製数が多いために, アクセスが最も分散できている.ただし,ディス ク資源を浪費していることは自明であり,特に高 精細映像のような大容量コンテンツの蓄積・配信 に課題が残る.一方,Square-root Replication は, 複製の総数は提案と同じであるが,人気の高いコ ンテンツの複製数が少ないために,Chord と同様 1000. 5.まとめ 本稿では DHT のネットワークにおけるアクセ スの不公平さに着目し,アクセス数を元に複製を 配置することで,アクセスの分散化を行った.今 後は数学的な解析を行い,さらに理想的な複製配 置手法や検索方法の改善などが考えられる. 参考文献・発表文献 [1]Stoica, I., et al. “Chord: A scalable peer-to-peer lookup service for Internet applications” ACM SIGCOMM 2001. [2]E. Cohen and S. Shenker, Replication Strategies in Unstructured Peer-to-Peer Networks , Proc. ACM SIGCOMM 2002. [3]高木邦孝,蘇洲,甲藤二郎 “DHT における負荷分散 を目的とした複製配置手法” 電子通信情報学会 総合大 会 March 2007 14. 提案 Square-root Owner. 12 10 ホップ数. 100. 複製数. に,特定ノードへのアクセスの偏りが観測される. これらに対して提案方式では,ディスク資源の節 約,アクセスの負荷分散共に良好な特性を実現で きていることがわかる.またホップ数は検索途中 で目的コンテンツを発見する場合があるために, 少なくなっている. 最後に,図 5 に,複製は提案と同様に行うが, 複製場所を successor list にある順番通りとした 場合のノード毎のアクセス頻度の比較を示す. successor list を用いた場合,アクセスが ID 空間 の一部に集中しているが,finger table を用いた場 合,アクセスが ID 空間全体に分散していることが わかる.. 10. 1 1. 10. 100. 8 6 4. 1000. 2. 0.1. 0 Chord. 0.01. rank. 図2. 図4. 複製数の比較. ホップ数の比較. 160. 2500. 140. 提案 Square-root Owner Chord. 120 アクセス数. 2000. アクセス数. 提案. 1500. 100. 1000. 80 60 40 20. 500. 0 0. 0 1. 10. 100. 1000. アクセス数の比較. 400 600 ノード番号 successor list. rank. 図3. 200. 図5. 800. 1000. finger table. successor list 方式とのアクセス頻度の違い.
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