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特別支援学校(知的障害)高等部における道徳教育に関する研究 : 実施状況と教員の意識に着目して

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(1)

平 成

25年

学 位 論 文

特 別 支 援 学 校

(知

的 障 害

)高

等 部 に お け る

道 徳 教 育 に 関 す る研 究

一 実 施 状 況 と教 員 の 意 識 に 着 日 して 一

兵 庫 教 育 大 学 大 学 院

学 校 教 育 研 究 科

特 別 支 援 教 育 専 攻

障 害 科 学 コ ー ス

M12105F

酒 井

雅 代

(2)

1章

(3)

1節

学 習 指 導 要 領 に お け る道 徳 教 育 とそ の 変 遷 道 徳 が 教 育 課 程 に位 置 づ け られ た の は 、

1958(昭

和 33)年の 学 習 指 導 要 領 が 最 初 とな る。学 習 指 導 要 領 デ ー タベ ー ス 作 成 委 員 会(2007)が 作 成 した デ ー タベ ー ス を基 に 、 各 学 習 指 導 要 領 に お け る道 徳 教 育 に つ い て 特 徴 的 な 点 を 挙 げ て い く と 、 次 の よ うに整 理 され る。 ま ず 、

1598(昭

和 33)年の 学 習 指 導 要 領 にお い て 、「学 校 の 教 育 活 動 全 体 を 通 じて 行 うこ と を 基 本 とす る」 こ とや 、 そ の 目標 は 「教 育 基 本 法 お よび 学 校 教 育 法 に定 め られ た 教 育 の根 本 精 神 に 基 く」 こ と等 が記 され た 。 内 容 と して は 、「 日常 生 活 の 基 本 的 な 行 動 様 式 」 の 理 解 や 「民 主 的 な社 会 お よび 国 家 の 成 員 と して 、 必 要 な道 徳 性 」 を発 達 させ る こ と等 が 示 され て い る。

1969(昭

和 44)年 の 改 訂 で は 、「道 徳 の 時 間 」 につ い て の記 述 が な され 、「各 教科 お よび 特 別 活 動 に お け る道 徳 教 育 と密 接 な 関 係 を保 ち な が ら、 計 画 的 、発 展 的 な 指 導 を通 して 、 これ を補 充 し、深 化 し、 統 合 」 す る と され て い る。 ま た 「読 み 物 資 料 」 等 を適 宜 使 用 す る こ とが 示 され た 。

1977(昭

和 52)年 の 改 訂 で は 、「教 師 と生 徒 及 び 生 徒 相 互 の 人 間 関 係 を深 め る」こ とや 、「家 庭 や 地 域 社 会 との 連 携 を 図 りな が ら」「道 徳 的 実 践 の 指 導 を徹 底 す る」 とい う文 言 が登 場 して い る。

1989(平

成 元)年 の 改 訂 で は 、 日標 に 「人 間 と して の 生 き方 の 自覚 を深 め」 る こ と が 掲 げ られ 、 内 容 に つ い て も、「主 と して 自分 自身 に 関 す る こ と」、「主 と して 他 の 人 との か か わ りに 関 す る こ と」、「主 と して 自然 や 崇 高 な も の との か か わ りに 関す る こ と」、「主 と して 集 団 や 社 会 との か か わ りに 関 す る こ と」 の 四 つ の柱 に 整 理 し て 記 され た 。ま た 、道 徳 教 育 を進 め る に あ た つ て は 「学 級 や 学 校 の環 境 を整 え る」 こ と も示 され た 。

1998(平

成 10)年 の 改 訂 で は 、「校 長 や 教 頭 の 参 加 、他 の 教 師 との 協 力 的 な 指 導 」、 「ボ ラ ンテ ィ ア 活 動 や 自然 体 験 活 動 な どの 体 験 活 動 を 生 か す な ど多 様 な指 導 の工 夫 」 や 「魅 力 的 な 教 材 の 開 発 や 活 用 」 等 を通 して 、 創 意 工 夫 あ る指 導 を行 うこ と が 示 され た 。 な お 評 価 に つ い て は 、 い ず れ の 学 習 指 導 要 領 に お い て も実 施 す る こ とが 求 め られ て い るが 、他 の 教 科 と同様 の数 値 に よ る評 価(評定)は適 さな い とす る 旨 が 共 通 して 記 され て い る。

(4)

近 年 に お い て は 、

OECDの

PISA調

査 な ど各 種 の調 査 結 果 を背 景 に 、「教 育 再 生 会 議 第 一 次 報 告 」(文部 科 学 省,2007)に お い て 、「子 供 の 規 範 意 識 は低 下 し」、「国際 的 に 見 て も、 我 が 国 の 子 供 は 自尊 心 が 乏 しい 」 こ とが 指 摘 され て い る。 これ を受 け 、 学 校 に 対 して 「道 徳 の 時 間 に つ い て 十 分 な授 業 時 間 を確 保 し、 体 験 的 活 動 や 心 に響 く教 材 を取 り入 れ る」 こ とや 、「地 域 や 企 業 の 有 識 者 を招 い た 授 業 を 実 施 す る な ど、 道 徳 教 育 を形 骸 化 させ な い 」 こ と等 が 示 され た 。 これ らを 踏 ま え て 改 正 され た 教 育 基 本 法 や 学 校 教 育 法 及 び 学 習 指 導 要 領 に は、 発 達 段 階 に応 じた 指 導 内 容 の 重 点 化 や 魅 力 的 な 教 材 の 開 発 ・ 活 用 、 道 徳 教 育 推 進 教 師 を 中 心 と した 指 導 体 制 の 充 実 、家 庭 や 地 域 社 会 との 共 通 理 解 0相互 連 携 等 が、 改 善 点 と して 盛 り込 ま れ た 。 小

0中

学 校 に お い て は 、 道 徳 の 時 間 を 要 と し て 学校 の 教 育 活 動 全 体 を通 じて行 うも の と され 、「美 しい もの や 自然 に感 動 す る心 な どの 柔 らか い感 性 」 や 「正 義 感 や 公 正 さ を 重 ん じ る 心 」、「生 命 を 大 切 に し、 人 権 を尊 重 す る 心 な どの 基 本 的 な 倫 理 観 」 等 を 育 成 す る教 育 と して 期 待 され て い る(文部 科 学 省,2008)。 高 等 学 校 に お い て は 、「倫 理 」 や 「現 代 社 会 」、「ホ ー ム ル ー ム 活 動 」 を 中核 的 な 指 導 場 面 と し、「人 間 と して の在 り方 生 き方 に 関 す る教 育 」 を学 校 の教 育 活 動 全 体 を通 じて 行 う と され て い る(文部 科 学 省 ,2009a)。 昨 今 に お い て は 、 道 徳 教 育 に つ い て 「今 な お 多 くの 課 題 が 存 在 」 し、「期 待 され る姿 に は遠 い 状 況 に あ る」(文部 科 学 省,2013a)と の 見 解 か ら、 さ らな る充 実 に 向 け て 、 文 部 科 学 省 に 有 識 者 に よ る 「道 徳 教 育 の 充 実 に 関 す る懇 談 会 」 が発 足 し、議 論 が 進 め られ て い る と こ ろ で あ る。 そ の 中 で 文 部 科 学 省 は 、「小 中学 校 の道 徳 を国 語 や 算 数 と は 異 な る『 特 別 の 教 科 』 と して 新 設 し 、 教 科 化 す る 方 針 」 (読 売 新 聞,2013,11.29)を 打 ち 出 して い る。 同懇 談 会 の これ ま で の 会 議 資 料 等 に 、 特 別 支 援 教 育 の 対 象 とな る児 童 生 徒 に対 す る道 徳 教 育 に 関 す る記 述 は 今 の と こ ろ 見 受 け られ な い が 、 特 別 支 援 学 校 等 にお い て も、 国 の 動 向 と無 関 係 で は い られ な い は ず で あ る。 こ の こ とは 、 学 校 教 育 法 第

72条

に お い て 「特 別 支 援 学 校 は 、 …(中 略)…、幼 稚 園 、 小 学 校 、 中学 校 又 は高 等 学 校 に 準 ず る教 育 を施 す 」 と示 され て い る よ うに 、 通 常 の 学 校 に お け る 教 育 と 特 別 支 援 学 校 にお け る教 育 は 「原 則 と して『 同一 』」(全国特 別 支援 学 校 知 的 障 害教 育校 長 会 ,2010)と 考 え られ る こ とか らも明 らか で あ る。 一 方 で 、「完 全 に同一 で あ

(5)

害 の あ る児 童 生 徒 の 状 態 、 能 力 や 適 性 等 を考 慮 して 、 幼 稚 園 、 小 学 校 、 中 学 校 、 高 等 学 校 の 教 育 目標 の 達 成 に努 め る教 育 を行 う」 こ とが 必 要 とな る。 道 徳 教 育 に 関 す る 国 の 新 た な 動 き を 契 機 と して 、 特 別 支 援 教 育 の 対 象 と な る児 童 生 徒 に 対 す る教 育 とは 何 か 、 ど うあ るべ き な の か とい うこ とに つ い て 今 一 度 見 つ め 直 す こ と が 求 め られ て い る よ うに感 じる。

(6)

2節

特 別 支 援 教 育 の対 象 とな る児 童 生 徒 に対 す る道 徳 教 育 特 別 支 援 学 校 の 小 ・ 中 学 部 に お け る道 徳 教 育 に つ い て 、 特 別 支 援 学 校 学 習 指 導 要 領 解 説 の 総 則 等 編(幼稚 部

0小

学 部 。中学 部)に は 、「道 徳 の 目標 、 内 容 及 び 指 導 計 画 の 作 成 と内容 の 取 扱 い に つ い て は 、…(中 略)… 小 学 校 又 は 中学 校 に 準 ず る こ と」 が 示 され て い る(文部 科 学 省 ,2009b)。 加 え て 、特 別 支 援 学 校 独 自の項 目が 三 つ 示 さ れ て い る。 一 つ 目は 、「児 童 生 徒 が 自己 の 障 害 に つ い て の認 識 を深 め 、 自 ら進 んで 学 習 上 ま た は 生 活 上 の 困難 を改 善・克 服 して 、強 く生 き よ う とす る意 欲 を高 め る」 こ と、二 つ 日は 、各 教 科 等 との「連 携 を密 に しな が ら」、「経 験 の 拡 充 を 図 る こ と」、 三 つ め は 、 特 別 支 援 学 校(知 的 障 害)に お け る配 慮 事 項 と して 、「児 童 生 徒 一 人 一 人 の 知 的 障 害 の 状 態 や 経 験 等 に応 じ」 る とい う点 を重 視 し、「実 際 的 な 体 験 を 重 視 す る こ と」 で あ る。 高 等 部 に お け る道 徳 教 育 つ い て は 、「知 的 障 害 者 で あ る生 徒 に 対 す る教 育 を行 う 特 別 支 援 学 校 に お い て は 、 道 徳 の 時 間 を は じ め と して 、 各 教 科 、 総 合 的 な 学 習 の 時 間 、 特 別 活 動 及 び 自立 活 動 に お い て 、 そ れ ぞ れ の 特 質 に応 じて 適 切 な指 導 を行 わ な けれ ば な らな い 」 こ とが 示 され て い る(文部 科 学 省 ,2009c)。 しか し、 特 別 支 援 教 育 の 対 象 とな る児 童 生 徒 に 対 す る道 徳 教 育 に つ い て は 、先 行 研 究 、 実 施 事 例 と も に 、 ほ とん ど見 当 た ら な い の が 現 状 で あ る。 小 学 校 特 別 支 援 学 級 に お い て 、 役 割 演 技 と ソー シ ャ ル ス キ ル トレー ニ ン グ を 取 り入 れ た 道 徳 の 時 間 の 指 導 を 実 施 し、そ の 効 果 に つ い て 検 討 した岩 瀧

(2009)は

、「『 道 徳 の 時 間』は 生 活 単 元 学 習 や 自立 活 動 な どの 学 習 活 動 に代 替 され て い る と推 察 され 」、「特 別 支 援 教 育 の 対 象 とな る子 ど も た ち へ の 道 徳 教 育 に 関 す る先 行 研 究 や 実 践 例 は 非 常 に 少 な い 」 と した 上 で 、「効 果 的 な道 徳 教 育 の方 法 や『 道 徳 の 時 間』 の 設 定 に つ いて の研 究 が模 索 され て い る」 と述 べ て い る。 特 別 支 援 学 校(聴覚 障 害)小学 部 に お け る道 徳 の 時 間 の 指 導 に つ い て 、教 員 へ の質 問 紙 調 査 を行 つ た 川 合(2011)は 、教 員 た ち が 「知 識 と して道 徳 心 や 規 範 を指 導 す る こ と は で き て も、 そ れ らを 日常 生 活 に 般 化 させ る こ と に 困 難 を感 じて い た 」 こ と を報 告 した 。 ま た 、 充 実 に 向 け て 「定 期 的 に 通 常 学 級 との 共 同 学 習 や 学 部 内 ・ 学 部 間 交 流 を含 む 縦 割 りの授 業 を設 け る」 こ と を 提 言 して い る。 そ して 、「道 徳 の時

(7)

体 と して 道 徳 教 育 を推 進 して い く必 要 が あ る」 と結 ん で い る。 一 方 、諸 外 国 に 目を 向 け て み る と、イ ギ リス で は 「Citizenship」 、 ア メ リカ で は 「

Character Education」

が 、 日本 に お け る道 徳 の 時 間 に最 も近 い 教 科

0科

目・ 領 域 等 と して 捉 え る こ とが で き る(文部 科 学 省 、2013b)。 ア メ リカ に お け る

Character

Educationに

つ い て 、 実 施 校 の 視 察 を行 つた 青 木 ら

(2012)は

、「特 別 支 援 教 育 の対 象 と な つ て い る子 ど もた ち は 、 人 生 に お い て 何 か と壁 に ぶ つ か る こ とが 多 く、 自 己 肯 定 感 や 自己 有 用 感 が 低 下 す る可 能 性 が 高 い 」 こ と を指 摘 し、 そ うい つ た 子 ど もた ち が 「生 き る意 味 や 価 値 を 実 感 す る た め に 、

Character Educationは

大 き な役 割 を 果 た す の で は な か ろ うか 」 と し て い る 。 ま た 、 同 じ く ア メ リ カ に お け る

Character Educationの

実 施 校 を視 察 した川 合(2013)は 、「教 師 と生 徒 が話 し合 う 機 会 が 設 け られ 」、「な るべ く生 徒 に リー ダ ー シ ップ を もた せ る 工 夫 が な され 」 て い た こ とで 、 問題 行 動 の 多 か つ た 生 徒 た ち が 望 ま しい 方 向 に 変 化 して い つ た と し、 これ らの成 果 を指 して 「特 別 支 援 教 育 との 関 連 が深 い 」 と考 察 して い る。 こ の よ うに 、 特 別 支 援 教 育 の 対 象 と な る児 童 生 徒 に 対 す る道 徳 教 育 につ い て は 、 よ うや く研 究 が 進 み 始 め た と こ ろ で あ る と同 時 に 、 新 た な 教 育 の 可 能 性 と して注 目に値 す る分 野 で も あ る と言 え る。

(8)

3節

特 別 支 援 学 校(知的 障 害 )高 等 部 の 現 状 文 部 科 学 省 が 毎 年 実 施 して い る 「学 校 基 本 調 査 」 に よ る と、

2013年

度 に お け る 特 別 支 援 学 校 数 は 、前 年 度 よ り

21校

増 力日して

1,080校

、在 籍 児 童 生 徒 数 は約

2,500

人 増 加 して 約

13万

3,000人

とな り、 過 去 最 高 を更 新 した(文部 科 学 省,2013c)。 坂 爪

(2012)は

、特 別 支 援 学 校 に在 籍 す る知 的 障 害 の あ る児 童 生 徒 数 は

1996年

ご ろか ら増 え始 め 、

1996年

度 か ら

2006年

度 ま で の

10年

間 で

19,000人

あ ま り(約

37%)

増 カロした こ とを報 告 して い る。 さ らに 、井 上 ら(2010)が 全 国 特 別 支 援 学 校 知 的 障 害 教 育 校 長 会 と連 携 して 実 施 し た 調 査 か らは 、 近 年 、 特 別 支 援 学 校(知 的 障 害

)の

在 籍 者 数 は 増 加 の 一 途 を た どつ て お り、 中 で も高 等 部 の 増 加 の 割 合 が 小 ・ 中 学 部 に 比 べ て 高 い こ と が 明 らか とな つ た 。 ま た 、「そ の 多 くが 中学 校 特 別 支 援 学 級 か らの 入 学 者 で あ り」、「中 に は 通 常 学 級 か らの 転 籍 者 も多 く含 ま れ る 可 能 性 が 示 唆 され た 」 と述 べ て い る。 つ ま り、 高 等 部 に お い て は 「知 的 機 能 に は ほ とん ど問 題 は な い が 、 適 応 行 動 の 困難 が あ る こ とで 知 的 障 害 教 育 の 対 象 とな つ た 」 生 徒 、 す な わ ち 知 的 障 害 の程 度 が軽 度(以 下 「軽 度 知 的 障 害 」 と記 す 。)な 生 徒 の 在 籍 数 の 増 カロが 著 しい と考 え て 良 い だ ろ う。 この よ うな現 状 か ら、特 別 支 援 学 校(知 的 障 害)高等 部 に お い て は 、 これ ま で 行 つ て き た 教 育 を充 実 させ て い く こ とは も ち ろ ん で あ る が 、今 後 は 、 軽 度 知 的 障 害 の 生 徒 に 対 す る教 育 とい う新 た な 視 点 をカロえ て 教 育 内 容 を検 討 して い く こ と が 求 め られ る と考 え る。軽 度 知 的 障 害 の 障 害 特 性 に応 じた 支 援 と して 、涌 井(2005)は 、認 知 面 で は 「具 体 的 で 生 活 に密 着 した 実 用 的 な 教 材 の 活 用 」、「記 憶 に 負 担 を か けす ぎ な い こ と」、 言 語 面 で は 「具 体 物 の提 示 」 や 「簡 潔 で 具 体 的 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 」 が 必 要 で あ る と述 べ て い る。 ま た 、 心 理 ・ 行 動 面 で は 「 自分 の 力 で成 功 す る 体 験 の積 み 重 ね 」 や 「社 会 的 ス キル の 指 導 」 が 肝 要 と して い る。 こ うい つ た 知 見 を 踏 ま え て 教 育 活 動 を検 討 して い く と と も に 、「成 人 後 は 、 独 立 して 生 活 した り、 共 同住 宅 で 適 応 した り して い る人 が 多 い 」(菅 野 ,2006)と い つ た 将 来 像 も念 頭 に置 き な が ら、適 切 な 教 育 内 容 を模 索 して い く こ とが 求 め られ て い る。特 別 支 援 学 校(知 的 障 害)高 等 部 に お い て は 、 今 後 さ らに軽 度 知 的 障 害 の 生 徒 の 在 籍 数 が増 加 して い く こ とが 予 想 され る た め 、 軽 度 知 的 障 害 の 生 徒 に対 す る教 育 の 充 実 に 向 け て 検 討

(9)

4節

特 別 支 援 学校(知的 障 害)高等 部 にお け る道 徳 教 育 の必 要性 井 上 ら(2012)は 、軽 度 知 的 障 害 の 生 徒 に対 す る必 要 性 が 高 い 指 導 内 容 に 関 す る調 査 か ら、「対 人 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョン」、「社 会 生 活 のル ー ル 」、「基 本 的 な 生活 習 慣 」、 「職 業 能 力 の育 成 」 の 四 つ の キー ワー ドが見 出せ た と し、具 体 的 に は 、「本目手 の気 持 ち を考 え て話 す 」、「ロ ッカ ー や 机 な ど身 の 回 りを整 理 す る」 等 、

22の

内 容 に整 理 で き た と して い る。 そ して 、 これ らの 内 容 の ほ ぼ 全 て が 道 徳 教 育 で 扱 う内 容 項 目 と関 連 して い る こ と を指 摘 した 。 井 上 らは 、「小 学 校 学 習 指 導 要 領 、 中学 校 学 習 指 導 要 領 に示 され て い る道 徳 の 内容 を踏 ま え て 、『 必 要 性 の 高 い 指 導 内 容 』 に お い て 設 定 され る指 導 内 容 と関連 す る 内 容 を適 切 に設 定 し、 指 導 を進 め て い く必 要 が あ る」 と述 べ て い る。 ま た 、 芝 田(2013)は 、「自分 理 解 や 自身 の 障 害 受 容 に も有 意 義 な も の 」 で あ る こ とか ら、「障 害 児 に 対 す る 障 害 理 解 教 育 は必 要 で あ り、 非 常 に 大 切 で あ る」 と して お り、 そ うい つ た 「障 害 理 解 教 育 」 は 「道 徳 の 一 内 容 と して 定 め られ る こ とが期 待 され る」 と述 べ て い る。 さ らに 、「障 害 理 解 」 は 「人 間 理 解 」 を基 礎 とす る もの で あ り、 こ の 「人 間 理 解 」 の 内 容 は 、 道 徳 教 育 に お け る 「主 と して 自分 自身 に 関 す る こ と」 に も関 連 す る もの と考 え られ る。 知 的 障 害 児 の 行 動 特 性 を食 事

0睡

眠 ・ 排 泄

0着

衣 ・ 清 潔 の 五 つ の 視 点 か ら分 析 した 上 岡・ 井 原(1992)は 、知 的 障 害 児 が 最 も通 過 が遅 れ る項 目は 、清 潔 領 域 で あ る と報 告 した 。 ま た 、 精 神 年 齢 よ りも生 活 年 齢 の影 響 を 受 け や す い と も述 べ て い る こ とか ら、例 え ば 、道 徳 教 育 の 内 容 項 目の 一 つ で もあ る 「基 本 的 生 活 習 慣・ 節 度 0 節 制 」 に つ い て は 、継 続 的 な 指 導 に よ つ て 改 善 させ る 可 能 性 が あ る こ とが 示 唆 さ れ る。 こ の よ うに 、 道 徳 教 育 の 実 施 に よ り期 待 され る教 育 的 な 効 果 は 少 な か らず あ る と言 え る。 こ うい つ た こ とか ら も、道 徳 教 育 は 特 別 支 援 学 校(知的 障 害)高等 部 にお い て 必 要 と され て い くべ き教 育 で あ る と考 え られ る。

(10)

5節

本 研 究 の 目的 こ こ ま で 述 べ て き た よ うに 、近 年 に お け る特 別 支 援 学 校(知的 障 害)高等 部 の 現 状 や 、 道 徳 教 育 の 実 施 に よ り期 待 され る教 育 的 な 効 果 等 を鑑 み る と、 道 徳 教 育 は特 別 支 援 学 校(知 的 障 害)高 等 部 に お い て 必 要 な 教 育 と して 注 目 して い くべ き も の で あ る と考 え られ る。 しか し、特 別 支 援 学 校(知 的 障 害)高 等 部 にお け る道 徳 教 育 に 関 す る先 行研 究 や 実 施 事 例 は ほ とん ど見 当 た らな い の が 現 状 で あ り、 道 徳 の 時 間 の 指 導 を は じ め とす る道 徳 教 育 の 実 施 状 況 に つ い て も明 らか に され て い な い 。 そ こで 本 研 究 で は 、特 別 支 援 学 校(知 的 障 害)高等 部 に お け る道 徳 教 育 の 実 施 状 況 を 明 らか に す る と と も に 、 現 場 の 教 員 が 道 徳 教 育 に つ い て どの よ うな 意 識 を持 つ て い る の か とい うこ とに つ い て 把 握 し、 整 理 す る こ と を 目的 とす る。 そ の 上 で 、 特 別 支 援 学 校(知 的 障 害 )高 等 部 に お け る道 徳 教 育 の あ り方 に つ い て の 検 討 を 行 う。 こ の研 究 が 、特 別 支 援 学 校(知的 障 害)高等 部 に お け る道 徳 教 育 の み な らず 、教 育 そ の も の の あ り方 に つ い て も再 考 す る契 機 とな り、 ま た 、 そ の 可 能 性 の 広 が りに寄 与 す る こ と を期 待 す る。

(11)

2章

調 査

1

特 別 支 援 学 校

(知

的 障 害

)高

等 部 に お け る

道 徳 教 育 の 実 施 状 況

(12)

1節

問題 と 目的 第

1章

で 述 べ て き た よ うに 、近 年 に お け る特 別 支 援 学 校(知的 障 害)高等 部 の 現 状 や 道 徳 教 育 の 実 施 に よ り期 待 され る教 育 的 な 効 果 等 を鑑 み る と、 道 徳 教 育 は 特 別 支 援 学 校(知的 障 害)高等 部 に お い て 必 要 な教 育 と して 注 目 され 、そ の あ り方 に つ い て も検 討 され て い く こ とが 望 ま れ る と考 え る。 しか し、特 別 支 援 学 校(知的 障 害)高等 部 にお け る道 徳 教 育 に 関 す る先 行 研 究 は ほ とん ど見 当 た らな い の が 現 状 で あ る。 日本 国 内 の公 立 小・ 中 学 校 に つ い て は 、文 部 科 学 省 が数 年 に一 度 、道 徳 教 育 の 実 施 状 況 調 査 を行 つ て い る が 、特 別 支 援 学 校(知 的 障 害 )高 等 部 に つ い て は 調 査 対 象 と され て こ な か つ た た め 、 実 施 状 況 に つ い て も 未 だ 明 らか に され て い な い 。 そ こで 本 調 査 で は 、本 研 究 を進 め る第 一 歩 と して 、特 別 支 援 学 校(知 的 障 害)高等 部 に お け る道 徳 教 育 の 全 国 的 な 実 施 状 況 を 明 らか にす る こ と を 目的 とす る。

(13)

2節

方 法

1,調

査 対 象 全 国 の 高 等 部 を設 置 して い る特 別 支 援 学 校(知的 障 害)高等 部 の うち 、分 校 を 除 い た

416校

を対 象 とす る。 対 象 校 の選 定 に あ た っ て は 、「特 別 支 援 教 育 資 料 (平 成

23

年 度)」 (文科 省,2012)及 び 各 都 道 府 県 教 育 委 員 会 の ホ ー ムペ ー ジ の 内 容 を参 考 とす る。 2。 調 査 方 法 郵 送 法 に よ る質 問紙 調 査 を行 う。対 象 校 に 、調 査 委 依 頼 文 (資 料 1)、 質 問 紙 (資

2)1部

、 返 信 用 封 筒

1部

を送 付 す る。 回 答 者 は 、 管 理 職 、 教 務 主 任 、 ま た は道 徳 教 育 推 進 教 師 の いず れ か の 立 場 の 教 員 とす る。

3.調

査 期 間 調 査 期 間 は

2013年

2月

3月

とす る。

4.調

査 内 容 文 部 科 学 省

(2013d)が

日本 国 内 の 公 立 小 。中 学 校 を 対 象 に

2012年

5月

6月

に 実 施 した 道 徳 教 育 実 施 状 況 調 査(以下 「

2102年

小 0中学 校 道 徳 調 査 」 とす る。)の 内 容 を参 考 に 筆 者 が 原 案 を作 成 し、 特 別 支 援 教 育 専 攻 の 大 学 教 員

1名

及 び 大 学 院 生

7名

と検 討 を重 ね 、 全

12間

とす る(表 1)。 表

1

調査1の質問内容 間

1

道徳教育推進教師の配置について 間

2

道徳の時間の指導の実施について 間

3

道徳の時間の指導の年間指導計画の作成について 間

4

道徳の時間の指導の年間指導計画の内容について 間

5

道徳の時間の指導の授業時数について 間

6

道徳の時間の指導における工夫について 間

7

道徳の時間の指導における教材について 間

8

道徳教育実施上の課題について 間

9

道徳教育の全体計画の作成について 間

10道

徳教育に関する保護者や地域の理解・協力を得るための取組の実施について 間11 道徳教育に関する保護者や地域の理解口協 力を得るための取組内容について 間12 道徳教育に関する校内研修の実施回数について 10

(14)

3節

結 果 と考 察

1.回

収 結 果

416校

225校

か らの 返 信 が 得 られ た(回 収 率 54.2%)。 そ の うち の

2校

は 、 事 情 に よ り全 問 回 答 不 可 と され て い た た め 、有 効 回 答 数 は

223(有

効 回 答 率

53.6%)で

あ つ た。

2.道

徳 教 育 推 進 教 師 の 配 置 に つ い て 【問 1】 「配 置 して い る」 が

63校

(28.2%)、 「配 置 して い な い 」 が

160校

(71.8%)と

い う 結 果 で あ つ た(図 1)。 中学 校 学 習 指 導 要 領 解 説 の 道 徳 編(文科 省,2008)に は 、 道 徳 教 育 推 進 教 師 は 「道 徳 教 育 の 推 進 を主 に担 当す る」役 割 と して 期 待 され て お り、全 国 特 別 支 援 学 校 知 的 障 害 教 育 校 長 会

(2010)は

、そ の 役 割 に つ い て 具 体 的 に 「道 徳 教 育 の 指 導 計 画 の 作 成 に 関 す る こ と」、「全 教 育 活 動 に お け る道 徳 教 育 の 推 進 、充 実 に 関 す る こ と」、「道 徳 用 教 材 の整 備 ・ 充 実 。活 用 な ど情 報 の提 供 や 交 換 に 関 す る こ と」、「家 庭 や 地 域 社 会 との 連 携 に 関 す る こ と」、「道 徳 教 育 の研 修 の 充 実 、評 価 に 関 す る こ と」の 五 つ で あ る と示 して い る。 しか し、特 別 支 援 学 校(知的 障 害)高等 部 に お い て は 、そ の 配 置 の割 合 は 高 い とは 言 え な い 結 果 で あ つ た 。

2102年

小 。中学 校 道 徳 調 査 で は 、99。

9%が

配 置 して い る とい う結 果 で あ つ た こ と と比 較 す る と、特 別 支 援 学 校(知的 障 害)高等 部 と小・ 中学 校 の様 相 は 大 き く異 な つ て い る こ とが確 認 で き る。特 別 支 援 学 校(知的 障 害)高等 部 に お け る配 置 の 割 合 を低 め て い る要 因 と して 、 配 置 の 必 要 性 が認 識 され に くい こ とや 配 置 が 困 難 とな る よ うな 現 状 が あ る こ とが 考 え られ る。 道徳教育推進教師の配置 日配置 している 日配置 していない 図 1

(15)

3.道

徳 の 時 間 の 指 導 の 実 施 に つ い て 【問 2】 「実施 した 」 が

46校

(20。6%)、 「実 施 して い な い 」 が

177校

(79.4%)と

い う結 果 で あ つ た(図 2)。 「実 施 した 」 が全 体 の約

2割

に達 した こ とは 予 想 よ り多 い 結 果 で あ つ た が 、 返 信 が な か つ た

191校

の 中 に 「実 施 した 」 とい う学 校 が含 まれ て い る可 能 性 は低 い と も考 え られ る こ とか ら、全 国 的 な 状 況 と して は

2割

を 下 回 る こ とが 推 測 され る。 多 くの 学 校 に お い て「道 徳 の 時 間 」の 指 導 の 実 施 に難 し さが あ る こ とが 明 らか とな っ た が そ の 中 で も、「実 施 した 」 とい う学 校 が

46校

あ つ た こ とは 注 目に値 す る と 考 え る。 図

2

道徳の時間の指導の実施 4。 道 徳 の 時 間 の 指 導 の 年 間 指 導 計 画 の 作 成 に つ い て 【問 3】 この 間 は 、間

2に

お い て 「道 徳 の 時 間 の 指 導 を 実 施 して い る」と した 学 校

(46校

) の み に 回 答 を求 め た 。「作 成 した 」 が

37校

(80。4%)、 「作 成 して い な い 」 が

9校

(19,6%)で

あ つ た(図 3)。 道 徳 の 時 間 の 指 導 を 実 施 して い る学 校 の 多 くが 道 徳 の 時 間 の 指 導 の 年 間 指 導 計 画 を作 成 して お り、他 の 教 科 等 と同様 に 、計 画 的 な 実 施 が され て い る こ とが うか が わ れ た 。しか し、

2102年

小・中学 校 道 徳 調 査 で は 小 学 校 の 99.6%、 中学 校 の

99.7%

が 作 成 して い る とい う結 果 で あ り、 これ と比 較 す る と割 合 が 高 い と は 言 え な い の が 現 状 で あ る。 図

3

道徳の時間の指導の年間指導計画の作成 口実施 した 国実施していない 100(%) □作成した 国作成していない

loo(%)

12

(16)

5。 道 徳 の 時 間 の指 導 の年 間指 導 計 画 の 内容 につ い て 【間 4】 この 間 は、 間

3に

お い て 「道 徳 の 時 間 の年 間指 導 計 画 を作 成 した 」 と した学 校

(37校

)のみ に 回答 を求 め た。 なお 、該 当す る もの はす べ て選 択 す る こ と と した。 「指 導 時期 」 と「主題名 」が ともに最 も多 く、

28校

(75.7%)の

年 間指 導 計 画 に記 載 され て い た(図 4)。 次 い で 「ね らい 」 が

24校

(64.9%)、 「学 年 の基本 方針(目 標)」 が

23校

(62.2%)と

い う結 果 で あ つ た。「そ の他 」 と して は、「指 導 体 制 」 や 「予 定 時数 」、「 自立活 動 の 日標 」 等 が挙 が つ て い た。 一 方 、「展 開 の 大 要 ・ 指 導 の 方 法 」 とい つ た 実 施 に 関す る具 体 的 な記 載 は ほ とん ど され て い な い こ とが 分 か つ た。 ま た 、「資料 名 」 の記 載 が少 な い こ とか ら、小・ 中学 校 で は一 般 的 で あ る読 み物 資 料 を用 い た指 導 は 、 あま り実施 され て い ない こ とが推 測 され た。 図

4

道徳の時間の指導の年間指導計画の内容 学年の基本方針(目標) 指導時期 主題名 ねらい 資料名 主題構成の理由 展開の大要・指導の方法 他の教育活動との関連 その他

(17)

6。 道 徳 の 時 間 の指 導 の授 業 時数 につ い て 【問 5】 この 間 は、 間

2に

お い て 「道 徳 の時 間 の指 導 を実施 した 」 と した学 校

(46校

)の み に回答 を求 めた。 なお 、

46校

1校

は 、 開校

1年

目で あ る こ とに よ り第

1学

年 のみ で あ つた た め 、第

2学

年 及 び 第

3学

年 は

45校

の結 果 とな つ て い る。 各 学 年 とも、最 も多 か つ た の は 「1∼

9時

間」 で あ つた が 、 回答 の 内容 は

1時

間 か ら

116時

間 とい うもの ま で 、大 き な差 が あ つ た(図

5-1、

5-2、

図 5-3)。 通 常 、道 徳 の 時 間 の指 導 は週

1時

間 、年 間

35時

間前 後 で あ る と考 え られ るが 、それ とは大 き く異 な る時数 が 多 数 見 られ た こ とが特 徴 的 で あ つた。ま た 、授 業 時数 の算 出 は不 可 能 と した学 校 が

7校

あ り、 明確 な授 業 時数 の算 出 が 困難 な現 状 が 見 られ た。 これ は、特 設 の道 徳 の時 間 で は な く、教 科・ 領 域 を合 わせ た指 導 等 にお け る道 徳 教 育 を道 徳 の 時 間 と位 置 づ けて い る こ とを意 味 す る もの と推 測 され る。 道 徳 の 時 間 とは 、通 常特 設 の時 間 を指 す もの と考 え られ るが 、特設 が 困難 な状 況 か ら、特 別 支 援 学 校 の 教 育 課 程 の 特 徴 を生 か し、 合 わせ た 指 導 等 に お い て道 徳 を扱 う時 間 を確 保 して い る現 状 が くみ 取 れ る。なお 、各 学 年 に よ る傾 向 の違 い は特 に見 られ な か つた 40時間以上 30∼39時間 20∼29時間 10∼19時間 1∼9時間 0時間 回答なし 図

5-1

道徳の時間の指導の授業時数(第1学銅 14

(18)

40時間以上 30∼39時 間 20∼29時間 10∼19時 間 1∼9時間 0時間 回答なし 図

5-2

道徳の時間の指導の授業時数(第2学

0

40時間以上 30∼39時間 20∼29時間 10∼19時間 1∼9時間 0時間 回答なし 図5…

3

道徳の時間の指導の授業時数(第3学鋤

(19)

7.道

徳 の 時 間 の指 導 にお け る工夫 につ い て 【問6】 この 間 は、 間

2に

お い て 「道 徳 の 時 間 の指 導 を実施 した 」 と した学 校

(46校

)の み に回答 を求 めた。 なお 、該 当す る もの はす べ て選 択 す る こ と と した。 「資料 を提示 す る工夫 」が最 も多 く、

31校

(67.4%)で

あ つ た(図 6)。 次 い で 「発 間 の 工 夫 」 が

28校

(60.9%)、 「話 し合 い活 動 」 と 「動 作化 、役 割 演 技 等 の表 現活 動 」 が ともに

23校

(50.0%)と

い う結果 で あ つた。「そ の他 」 と して は、「外 部 講 師 の活 用 」 や 「教 員 に よ る寸劇 ビデ の作 成 」 等 が挙 が つて い た。 一 方 、「板 書 を生 かす 工 夫 」 や 「説 話 」 は あ ま り挙 が らな か っ た。 図

6

道徳の時間の指導における工夫 読み物資料の利用 資料を提示する工夫 発間の工夫 話し合いの工夫 書く活動の工夫 動作化・役割演技等の表現活動の工夫 板書を活かす工夫 説話の工夫 ICTの利用(パソコン等) その他 工夫していない 16

(20)

8,道

徳 の 時 間 の 指 導 に お け る教 材 に つ い て 【問 7】 こ の 間 は 、 間

2に

お い て 「道 徳 の 時 間 の指 導 を実 施 した 」 と した 学 校

(46校

)の み に 回 答 を求 め た 。 な お 、該 当す る も の はす べ て 選 択 す る こ と と した 。 「写真 」 が最 も多 く、

23校

(50.0%)で

あ っ た(図 7)。 次 い で 「イ ン ター ネ ッ トに よ り得 られ た 情 報 」が

16校

(34.8%)、 「 自作(学校 作 成 を含 む)の 読 み 物 資 料 」と「書 籍

0雑

誌 」 が と も に

14校

(30.4%)と

い う結 果 で あ つ た 。 道 徳 の 時 間 の 指 導 を実施 した 学 校 の 半 数 が 「写 真 」 を教 材 と して 挙 げ た こ とに な る が 、「写 真 」 の み を教材 と して 用 い た 授 業 展 開 は 考 え に く く、 補 助 的 な 教 材 と して 活 用 され て い る こ とが 推 測 され る。実 際 の情 景 や 実 物 に代 わ る もの と して 写 真 を用 い る こ とに よ つ て 、生 徒 た ち に 分 か りや す く伝 え よ う とす る 工 夫 の 表 れ で あ る と考 え られ る。

2102年

小・ 中 学 校 道 徳 調 査 で は 、

8割

以 上 の 小 ・ 中学 校 で 「心 の ノー ト」や 「民 間 の教 科 書 会 社 で 開発・刊 行 した 読 み 物 資 料 」を教 材 と して 使 用 して い る こ とが 示 され て い た が 、 特 別 支 援 学 校(知的 障 害)高等 部 で は 、「心 の ノー ト」 は

1割

程 度 、「民 間 の 教 科 書 会 社 で 開発 0刊行 され た 読 み 物 資 料 」は

2割

を切 る程 度 の使 用 に と どま つ て い た。一 方 で 、「 自作(学校 作 成 を含 む)の 読 み 物 資 料 」 や 、「そ の他 」 に お い て 「 自作 教材 」 や 「 自作 ワ ー ク シー ト」が 挙 が る な ど、教 材 を 自作 す る傾 向 が 強 い こ とが 特 徴 的 で あ っ た。これ は 、対 象 とな る生 徒 の 実 態 に合 わ せ て教 材 を準 備 す る 方 が 良 い とす る 教 員 の 思 い の 表 れ で あ る と読 み 取 れ る が 、 生 徒 た ち に合 う適 切 な 教 材 が 見 当 た ら な い 現 状 の 表 れ で あ る と も考 え られ る。

(21)

8,7 6.5 21.7

17.41

4.3 30,4 21.7 30。4 50.0 10。91

28.3

コ4.3

34.8 1■

21

心のノート 国で開発・刊行した読み物資料 都道府県や市町村教育委員会で 開発・刊行した読み物資料 民間の教材会社で 開発・刊行した読み物資料 民間の道徳教育研究団体で 開発・刊行した読み物資料 自作(学校作成を含む)の 読み物資料 新聞記事 書籍・雑誌 写真 教授用掛図、紙芝居、大型絵 人形劇体験教材 (指人形、紙人形、パネルシアター等) 動画コオ ンツ パソコン用ソフト 音声コンテンツ(録音テープ、CD等) インターネットにより得られた情報 その他 使用していない

・ 0 0

80 60 40 20 図

7

道徳の時間の指導における教材 18

(22)

9。 道 徳 教 育 実 施 上 の課 題 に つ い て 【問 8】 この 間 は 、 間

2に

お い て 「道 徳 の 時 間 の 指 導 を 実 施 した 」 と した 学 校

(46校

)の み に 回 答 を求 め た 。 な お 、該 当す る も の は す べ て 選 択 す る こ と と した 。 「適 切 な教 材 の 入 手 が難 しい 」 が最 も多 く、

20校

(43.5%)で

あ つ た(図 8)。 次 い で 「効 果 的 な 指 導 方 法 が 分 か らな い 」が

16校

(34.8%)、 「指 導 の 効 果 を把 握 す る こ とが 困 難 で あ る」が

15校

(32.6%)と

い う結 果 で あ つ た 。これ らの 項 目に つ い て は 、

2102年

小・ 中学 校 道 徳 調 査 に お い て も上 位 の

3項

目で あ つ た こ とか ら、 実 施 に伴 う困 難 さに つ い て は 、小・ 中学 校 と共 通 して い る部 分 が あ る こ とが うか が わ れ た 。 一 方 、「そ の他 」 と して 「一 人 ひ と りの 実 態 に応 じる」 とい う回 答 が 複 数 見 られ た が 、これ は道 徳 教 育 に 限 らず 、障 害 の あ る生 徒 に 対 す る教 育 を行 う上 で は 意 識 され や す い こ とで あ る こ とか ら、特 別 支 援 学 校(知的 障 害)高等 部 の 特 徴 が 表 わ れ た 部 分 で あ る と思 わ れ た 。 適切な教材の入手が難しい 効果的な指導方法が分からない 地域や保護者の協力が得られにくい 指導の効果を把握することが困難である 十分な指導時間が確保できない その他 特になし 図

8

道徳教育実施上の課題

(23)

10。 道 徳 教 育 の 全 体 計 画 の 作 成 に つ い て 【問 9】 「作 成 した 」 が

161校

(72,2%)、 「作 成 して い な い 」 が

59校

(26.4%)と

い う結 果 で あ つ た(図 9)。 道 徳 教 育 の 全 体 計 画 を 作 成 す る とい うこ とは 、 あ る程 度 認 識 され て い る こ とが 確 認 で き た 。ま た 、道 徳 教 育 の 全 体 計 画 は 、学 校 の 教 育 活 動 全 体 を通 じた 指 導 の 要 とな る計 画 で あ る た め 、 作 成 の 割 合 は 学 校 の 教 育 活 動 全 体 を通 じた 指 導 に 対 す る 意 識 に通 じる もの と考 え られ る。 □作成した 図

9

道徳教育の全体計画の作成

11.道

徳 教 育 に 関 す る保 護 者 や 地 域 の 理 解 0協力 を得 る た め の 取 組 の 実 施 に つ い て 【問 10】 「行 つ た 」 が

44校

(19,7%)、 「行 つ て い な い 」 が

177校

(79.4%)と

い う結 果 で あ つ た(図 10)。

8割

近 くの 学 校 は 、道 徳 教 育 に 関 す る保 護 者 や 地 域 の 理 解

3協

力 を得 る た め の 取 組 を行 つ て い な い こ とが 明 らか とな っ た 。

2102年

小 ・ 中 学 校 道 徳 調 査 で は 、 小 学 校 の 84.4%、 中学 校 の

73.3%が

行 つ て い る と され 、 これ と比 較 す る と非 常 に少 な い こ とが 明 らか とな っ た 。 しか し、 道 徳 の 時 間 の 指 導 の 実 施 が

2割

程 度 で あ つ た こ と を鑑 み る と、 この 間 の 結 果 が

2割

程 度 で あ る こ とは 自然 で あ る と も考 え られ る。 国作成していない ■回答なし 国行つていない ■回答なし 図

10

道徳教育に関する保護者や地域の理解 口協力を得るための取組の実施 20

(24)

12.道

徳 教 育 に 関す る保 護 者 や 地 域 の理 解 ・ 協 力 を得 るた め の 取 組 内容 につ い て 【FH1 11】 この 間 は 、間

10に

お い て 「道 徳 教 育 に 関す る保 護 者 や 地 域 の理解 ・ 協 力 を得 る た め の取組 を行 つた 」と した 学 校

(44校

)のみ に回答 を求 め た。なお 、該 当す る もの はす べ て選 択 す る こ と と した。 「道 徳 教 育 に関連 した教 育活 動 や 体験 活 動 等 に地 域 の人 々や保護 者 の参加・協力 を求 めた 」が最 も多 く、

30校

(68.2%)で

あ つた(図 11)。 次 い で 「学 級・ 学 年 保 護 者 会 、

PTA総

会 等 の 際 に道 徳 教 育 につ い て取 り上 げた 」が

11校

(25。0%)、 「学級・学 年・ 学 校 通信 で道 徳 教 育 につ い て 取 り上 げた 」 が

10校

(22.7%)と

い う結 果 で あ つ た。

2102年

小・ 中学 校 道 徳 調 査 で は 、小・ 中学 校 の 両方 で 「道 徳 の授 業 参観(公開 授 業)を行 つた 」 が 最 も多 か つた が 、道 徳 の 時 間 の指 導 の 実施 自体 が ほ とん ど行 わ れ て い ない こ と もあ り、特 別 支援 学 校(知的 障 害)高等 部 で は最 も少 な い項 目の一 つ とな つて い た。 道徳教育に関連した教育活動や体験活動等に 地域の人々や保護者の参加・協力を求めた 学級・学年保護者会、PTA総会等の際に 道徳教育について取り上げた 家庭訪問や保護者面談の際に 道徳教育について取り上げた 道徳教育に関する講演会を開催した 道徳の授業参観(公開授業)を行つた 学級・学年口学校通信で 道徳教育について取り上げた 道徳教育に関する特別な資料を作成・配布した その他 図

11

道徳教育に関する保護者や地域の理解・協力を得るための取組内容

(25)

13,道

徳 教 育 に 関す る校 内研 修 の実施 回数 につ い て 【問 12】 「

1回

」が

26校

(11,7%)、 「2∼

3回

」が

15校

(6。2%)、

4回

以 上 」が

2校

(0。

9%)

とい う結 果 で あ り、 実施 した学 校 を合 計 す る と

43校

(19.3%)で

あ つた(図 12)。 一 方 「実施 して い な い 」は

175校

(78.5%)と

多 く、道 徳 教 育 に関す る校 内研 修 へ の 実 施 要 望 は、 あ ま り高 くない傾 向 で あ る こ とが読 み 取 れ た。 □1回 国2∼ 3回 ■4回以 上 1.8口実施していない ■回答なし (%) 図

12

道徳教育に関する校内研修の実施回数 22

(26)

4節

ま とめ 調 査

1に

よ り、特 別 支 援 学 校(知的 障 害)高等 部 にお け る道 徳 教 育 の 全 国 的 な 実施 状 況 の 一 部 が把 握 で きた 。道 徳 の 時 間 の 指 導 に 関 す る こ とを 中 心 に 、各 校 に お いて 道 徳 教 育 が どの よ うに位 置 づ け られ 、 捉 え られ て い る の か 等 を概 観 す る こ とが で き た と考 え る。 道 徳 の 時 間 の 指 導 の 実 施 状 況 と して は

2割

程 度 で あ る こ とが 明 らか とな り、多 くの 学 校 に お い て 実 施 が 困 難 な 状 況 が 見 られ た 。ま た 、道 徳 教 育 推 進 教 師 の 配 置 や 、 道 徳 教 育 に 関 す る校 内 研 修 の 割 合 も低 か っ た こ とか ら、道 徳 教 育 を 取 り組 む べ き 教 育 的課 題 の 上位 に位 置 づ け て い る とは 言 い 難 い 状 況 で あ つ た 。 意 欲 的 に道 徳 の 時 間 の 指 導 に 取 り組 ん で い る学 校 も一 部 見 受 け られ た が 、「道 徳 の 時 間 の 指 導 は 実 施 して い な くて も 、 学 校 の 教 育 活 動 全 体 を 通 じた 道 徳 教 育 は 実 施 して い る た め 、道 徳 教 育 そ の もの を実 施 して い な い と捉 え な い で ほ しい 」とす る 記 入 が 複 数 校 か ら寄 せ られ る等 、 道 徳 の 時 間 の 指 導 よ りも学 校 の 教 育 活 動 全 体 を 通 じた 道 徳 教 育 の 方 に 重 き を 置 く よ うな傾 向 が 読 み 取 れ た 。 道 徳 教 育 の 全 体 計 画 に つ い て は

7割

以 上 の 学 校 で 作 成 され て い る こ とが 明 らか とな り、 道 徳 教 育 を学 校 教 育 の 中 に位 置 づ け る こ とに つ い て は あ る程 度 認 識 され て い る こ とが 明 らか と な っ た。 道 徳 教 育 実 施 上 の 課 題 と して は 、「適 切 な 教 材 の入 手 が難 しい 」 こ とや 「効 果 的 な指 導 方 法 が 分 か らな い 」 こ と、「指 導 の 効 果 を把 握 す る こ とが 困 難 で あ る 」 こ と が 上 位 に 挙 が つ た 。 第

1節

に お い て 述 べ て き た よ うに 、 道 徳 教 育 の 実 施 事 例 は ほ とん ど見 当 た らず 、実 施 に 関 す る情 報 に つ い て も容 易 に入 手 で き な い こ とか ら、何 を用 い る の か 、 どの よ うに 指 導 す る の か とい つ た こ と に つ い て の 困 惑 は生 じや す い 現 状 で あ る と推 察 され る。そ の 現 状 が ま た 、実 施 に対 す るハ ー ドル を押 し上 げ る とい う悪 循 環 が 生 じて い る の で は な い か と考 え られ た 。

(27)

3章

調 査

2

特 別 支 援 学 校

(知

的 障 害

)高

等 部 に お け る

道 徳 教 育 に 関 す る 教 員 の 意 識

(28)

1節

問題 と 目的 調 査

1で

は 、全 国 の 特 別 支 援 学 校(知的 障 害)高等 部 に 対 し、道 徳 教 育 の 実 施 状 況 に つ い て の 質 問紙 調 査 を 実 施 した 。 道 徳 の 時 間 の指 導 の 実 施 状 況 は

2割

程 度 で あ り、 道 徳 教 育 推 進 教 師 の 配 置 の割 合 が 低 か つ た こ と等 か ら も、全 体 と して 、特 別 支 援 学 校(知的 障 害)高等 部 に お い て は 、 道 徳 教 育 を 取 り組 む べ き教 育 的 課 題 の 上 位 に位 置 づ け て い る と は 言 い 難 い状 況 が うか が わ れ た 。 一 方 、 道 徳 教 育 の 全 体 計 画 の 作 成 は

7割

を超 えて い る こ と等 か ら、道 徳 教 育 を 学 校 教 育 の 中 に位 置 づ け る こ とに つ い て は 、 あ る程 度 認 識 され て い る こ と が 確 認 され た 。 ま た 、 道 徳 の 時 間 の 指 導 に 比 べ る と、 学 校 の 教 育 活 動 全 体 を通 じた 道 徳 教 育 に対 す る意 識 は そ れ な りに 高 い こ と も示 され た。 しか し、 学 校 の 教 育 活 動 全 体 を通 じた 道 徳 教 育 が 具 体 的 に どの よ うに 実 施 され て い るか に つ い て は 、調 査

1で

は 把 握 す る こ とが で き な か っ た 。 道 徳 教 育 推 進 教 師 の 配 置 の 割 合 の 低 さ を鑑 み る と、 学 校 の 教 育 活 動 全 体 を 通 じた 道 徳 教 育 の 実施 は 、 各 教 員 の 意 識 に任 され て い る部 分 が 大 き い と推 測 され る。 した が つ て 、 学校 の 教 育 活 動 全 体 を通 じた 道 徳 教 育 が 具 体 的 に どの よ うに 実 施 され て い る か に つ い て は 、 各 教 員 が どの よ うな 意 識 を持 つ て い る か を把 握 す る こ とに よ つ て 明 らか に な る も の と思 われ た。 ま た 、特 別 支 援 学 校(知的 障 害)高等 部 に お け る道 徳 の 時 間 の 指 導 の 実 施 に つ い て の 検 討 を進 め る た め に 、 教 材 や 指 導 方 法 、 評 価 等 に 関 す る意 識 を 問 うこ と も、 併 せ て 必 要 で あ る と思 われ た 。 そ こで 本 調 査 で は 、特 別 支 援 学 校(知 的 障 害)に 勤 務 す る教 員 の 高 等 部 に お け る道 徳 教 育 に 関 す る意 識 を把 握 す る こ と を 目的 とす る。 こ の調 査 を通 して 、 学 校 の教 育 活 動 全 体 を通 じた 道 徳 教 育 に つ い て の整 理 を行 い 、 道 徳 の 時 間 の 指 導 に つ い て の 検 討 も進 め た い と考 え る。

(29)

2節

方 法 1・ 調 査 対 象 調 査

1に

お い て 、継 続 調 査 に応 じ る と した 教 員

40名

を対 象 とす る。 なお 、一 つ の 学 校 か ら複 数 名 の 教 員 が継 続 調 査 に 応 じる と した 学 校 が あ つ た こ とか ら、 対 象 校 は

36校

とな る。

2.調

査 方 法 郵 送 法 に よ る質 問紙 調 査 を行 う。対 象 教 員 に 、調 査 委 依 頼 文 (資料 3)、 質 問 紙 (資 料

4)1部

、 返 信 用 封 筒

1部

を送 付 す る。

3.調

査 期 間 調 査 期 間 は

2013年

7月

8月

とす る。 4。 調 査 内 容 調 査

1の

結 果 をふ ま え 、 さ らに東 京 学 芸 大 学 「総 合 的道 徳 教 育 プ ロ グ ラ ム 」推 進 本 部(2012)の 「道 徳 教 育 に 関す る小・ 中学 校 の教 員 を対 象 と した 調 査 一 道 徳 の時 間 の 指 導 へ の 取 組 を 中 心 と して一 」(以下 「小

0中

学 校 教 員 調 査 」 とす る。)の 内容 を参 考 に筆 者 が原 案 を作 成 し、 特 別 支 援 教 育 専 攻 の 大 学 教 員

1名

及 び 大 学 院 生 7 名 と検 討 を重 ね 、 全

6間

とす る(表 2)。 表

2

調査2の 質問 内容 問

1

学校の教育活動全体樋 じた道徳教育において重視する内容項 目について 間

2

学校の教育活動全体樋 じた道徳教育の具体例(機会・内容・方法)について 問

3

道徳の時間の指導に用いたい指導方法・学習活動について 間

4

道徳の時間の指導の評価材料について 間

5

道徳の時間の指導に用いたい読み物資料について

6躍

質響朧 馴 潔響

割こ

25

(30)

3節

結 果 と考 察

1,回

収 結 果

40名

30名 (26校

)か らの 返信 が 得 られ(回収 率 75,0%)、 す べ て の 回 答 を採 用 す る こ と と した (有効 回 答 率 75.0%)。

2.学

校 の 教 育 活 動 全 体 を通 じた 道 徳 教 育 に お い て重 視 す る道 徳 の 内 容 項 目に つ い て 【問 1】 こ の 間 は 、 軽 度 知 的 障 害 の 生 徒 に 対 す る学 校 の 教 育 活 動 全 体 を通 じた道 徳 教 育 に お い て 重 視 す る道 徳 の 内 容 項 目に つ い て 回 答 を求 め た もの で あ る。

24あ

る選 択 肢 の 中 か ら七 つ 以 内 で 選 択 す る も の と した。 「基 本 的 生 活 習 慣 ・ 節 度 ・ 節 制 」 が 最 も多 く、

24名

(82.8%)、 次 い で 「礼 儀 」 と 「思 い や り・ 親 切 」が と もに

21名

(72.4%)、 「役 割 と責 任 」、「勤 労 」 と続 い た(図 13)。 これ らの 結 果 か らは 、 高 等 部 卒 業 後 の就 労 や 社 会 生 活 を念 頭 に 置 き、 そ の際 必 要 に な る と考 え られ る望 ま しい 行 動 等 に つ い て 教 え る こ と が 重 要 とす る 教 員 の 意 識 が 読 み 取 れ る。 小

0中

学 校 教 員 調 査 に お い て は 「勤 労 」 や 「役 割 と責 任 」 は あ ま り上 位 に 挙 が らな か つ た こ とか ら、 就 労 や 社 会 生 活 に 対 す る意 識 に は 、 小 。 中 学 校 と特 別 支 援 学 校(知 的 障 害)高等 部 との 間 に違 い が あ る こ とが うか が わ れ た。 「基 本 的 生 活 習 慣 ・ 節 度

0節

制 」 や 「思 い や り

0親

切 」 に つ い て は 、 小 。中学 校 教 員 調 査 に お い て も重 視 され る傾 向 で あ つ た こ とか ら、 これ らの 内 容 項 目 は どの よ うな段 階 に お い て も重 要 と され る 内 容 で あ り、 学 校 教 育 に な じみ や す い 側 面 を 持 つ て い る と考 え られ た 。 一 方 、 小

0中

学 校 教 員 調 査 に お い て 上 位 に 挙 が つ て い た 「生 命 尊 重 」 に つ い て は 、 今 回 の 調 査 で は

20.7%と

あ ま り重 視 され て い な い様 子 が うか が わ れ た 。 学 校 の 教 育 活 動 全 体 を 通 じた 道 徳 教 育 に お い て 重 視 され る 内容 項 目は 、 道 徳 の 時 間 の 指 導 に お い て も重 視 され る こ とが 自然 で あ る と考 え られ る。 つ ま り、 上位 に 挙 が つ た 内 容 項 目は 、 道 徳 の 時 間 の 指 導 を 行 う際 取 り上 げ られ や す い とい うこ とが 言 え る だ ろ う。 反 対 に 、 上 位 に 挙 が らな か つ た 内 容 項 目は 、 道 徳 の 時 間 の指 導 を行 つ た と して も、 取 り上 げ られ に くい も の と思 わ れ た。

(31)

基本的生活習慣・節度・節制 勤勉・努力・希望 自主 口自律 真理愛・理想 個性の伸長 礼儀 思いや り・親切 信頼・友情 異性の理解 寛容・謙虚 尊敬 口感謝 生命尊重 自然愛・長敬の念 弱 さの克服・生きるよろこび 規則尊重・権利義務 公徳心 正義 口公正公平 役割 と責任 勤労 家族愛 愛校心 郷土愛 愛国心 国際理解・親善 図

13

学校の教育活動全体 を通 じた道徳において重視する道徳の内容項 目 27

(32)

3。 学校 の教 育活 動 全 体 を通 じた道 徳 教 育 の具 体 例(機会

0内

0方

法)につ い て 【問 2】 この 間 は 、 軽 度 知 的 障 害 の 生 徒 に対 す る学 校 の教 育 活 動 全 体 を通 じた道 徳 教育 が 、 具 体 的 に どの よ うに実 施 され て い るか につ い て 回 答 を求 めた もの で あ る。機 会(いつ

)0内

容(ど の よ うな こ と

)0方

法(ど の よ うに して)につ い て記 述 す る欄 をそ れ ぞ れ 三 つ ず つ設 け、 主 な もの のみ を記 述 す る こ と と した。 記 述 方 法 につ い て は 細 か く指 定せ ず 、 自由な記 述 で 良い と した。 (1)機会 に つ い て 記 述 内 容 を 、 特 別 支 援 学 校 学 習 指 導 要 領 解 説 の総 則 等 編(高等 部 )(文 科 省,2009) に 従 つ て 教 科 ・ 領 域 ご とに 分 類 した(表 3-1)。 なお 、学 習 内 容(記述 内 容)を どの教 育 課 程 (分 類)に位 置 づ け る か とい うこ とに つ い て は 、学 校 に よ つ て 異 な る可 能 性 が あ る。 具 体 的 に は 、「交 流 及 び 共 同 学 習 」 を 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 で は な く 「特 別 活 動 」 に位 置 づ け た り、「産 業 現 場 等 に お け る実 習 」 を 「職 業 」 で は な く 「作業 学 習 」 に位 置 づ け た り、 あ る い は 「朝 の 会

0帰

りの 会 」 を 「特 別 活 動 」 で は な く 「 日常 生 活 の指 導 」 に位 置 づ け た りす る場 合 が あ る こ とを記 して お く。 教 科 ・ 領 域 の 中 で は 「特 別 活 動 」 に 分 類 され る内容 の記 述 が 最 も多 く、

25件

で あ つ た 。 次 い で 、「各 教 科 」 や 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に 分 類 され る記 述 が 多 く、 と も に

20件

で あ つ た。 具 体 的 に は 、「学 級 活 動 」 や 「学 校 行 事 」、「職 業 」、「施 設 見 学 等 校 外 学 習 」に 分 類 され る 内 容 の 記 述 が 多 く見 られ た。これ らの 教 育活 動 が 、 学 校 の 教 育 活 動 全 体 を通 じた 道 徳 教 育 を 実 施 す る機 会 と して 設 定 され や す い 、 あ る い は設 定 され て い る と認 識 され や す い とい うこ とが 言 え る。 「学 級 活 動 」 に つ い て は 、係 活 動 等 毎 日行 う活 動 を指 して い る記 述 が多 く、 毎 日の 教 育 活 動 の 中 で 道 徳 教 育 が 実 施 され る可 能 性 が あ る こ とが うか が わ れ た 。 一 方 、「職 業 」 につ い て は 、 産 業 現 場 等 に お け る 実 習 とい つ た 、 期 間 が 限 られ て い る 教 育 活 動 を指 して い る記 述 が 多 く、「学 校 行 事 」 や 「施 設 見 学 等 校 外 学 習 」 に つ い て も 日常 的 な 教 育 活 動 で は な い こ とか ら、 学 校 の 教 育 活 動 全 体 を通 じた 道 徳 教 育 の 多 くは 、 日常 と は 異 な る特 別 な機 会 を提 え て 実 施 され て い る、 あ るい は 実 施 す る も の と考 え られ て い る傾 向 が 強 い よ うに 思 わ れ る。

(33)

3-1

軽度知的障害の 生徒 に対する学校 の教育活動 全体4iEじた道徳教 育の機会 記述内容(件

)

分類 く教科`領域及び学習内容〉 分類 く教科・領域〉(件) 各教科

(2)

各教科 国語(1) 国語 保健 体育(1) 性教育(2)∼

______∼

_一

保健体育 武道(1) 朝の運動(1) 各教科(20) 職業(1) 産業現場等における実習_三 (8) 二

___…

… 職業 校 内実習(1) ビルクリー…しグ(1) 流通・サービス(1) 流通・サービス 総合的な学習の時間

(1)

総合的な学習の時間 交流及び共同学習

(2)

交流及び共同学習 作業製品等販売学習

(3)

作業製品等販売学習 宿泊学習(2) 宿泊学習 総 合的な学 習の 時間(20) 施設見学等校外学習

(3)

施設見学等校外学習 進路学習

(2)

進路学習 人権学習

(2)

人権学習 特別活動

(1)

特別活動 行事(1) _■

1壼

112… … ……… 学校行事 体育祭(1) 修学旅行(2) 全体集会(2) 全体集会 特別活動(25) 児童 生徒会活動(4) 児童生徒 会活動 学級活動(2)

…堡重黎

1,)…

………… …………

学級活動

朝の会・帰 りの会(2) 学級だより(1) 自立活動(1) 自立活動 自立活動(1) 日常生活の指導(4) 登下校(3) 日常生活の指導 日常生活の指導(12) 給食(3) 掃除(2) 作業学習(4) 作業学習 作業学習(4) _壁

整晏賽割堅ユ、

____…

……

その他

寄宿舎生活(1) その他(6)

(34)

(2)内容 に つ い て 記 述 内 容 を 中学 校 学 習 指 導 要 領 解 説 の 道 徳 編(文科 省,2008)に 示 され て い る 「道 徳 の 内 容 」 の 学 年 段 階 ・ 学 校 段 階 の 一 覧 表 に 従 つ て分 類 した(表 3-2)。 「基 本 的 生 活 習 慣

0節

度 ・ 節 制 」 に 分 類 され る内容 の記 述 が 最 も多 く、

41件

で あ つ た 。次 い で 「役 割 と責 任 」が

33件

、「ネ

L儀

」が

32件

とい う結 果 で あ つ た 。「基 本 的 生 活 習 慣

0節

0節

制 」 に つ い て は 、 間

1の

学 校 の 教 育 活 動 全 体 を通 じた道 徳 教 育 に お い て 重 視 す る道 徳 の 内 容 項 目で も最 も多 く挙 が つ て お り、 重 視 す る内 容 と実 施 す る 内 容 が 一 致 して い る こ とが うか が わ れ た 。「役 割 と責 任 」 や 「礼 儀 」 に つ い て も 、 間

1に

お い て 上 位 に挙 が つ て い た 内容 で あ つ た た め 、 どの よ うな内 容 を重 視 す る の か とい うこ とが 実 施 内 容 に影 響 を及 ぼ す もの と考 え られ た。

(35)

3-2

軽度知的障害の生徒に対する学校の教育活動全体を通じた道徳教育の内容 分 類 件 具体例 基本的生活習慣・節度・節制 41 =体力をつける [身なりを清潔にする ・順番狩 る ・時間を守る ・環境美化に心がける ・あいさつをする ・正しい言葉づかいについて学ぶ ・人との付き合い方について学ぶ 役害1と責任 口与えられた仕事を行う大切さを知る ・協力して仕事を行う良さを知る 礼儀 ・公共におけるマナーについて学ぶ (交通・食事 口買い物・見学等) ・周囲への配慮について学ぶ 思いやり・親切 16 ・相手の気持ちを考える ・助け合う1いをもつ 個性の伸長 '自己理解を図る ・他者理解を図る ・違いや個性を認める心をもつ 勤勉・努力・希望 ・努力する大切さを知る ・あきらめなしヽいれ つ ヨロ標をもつ 規則尊重・権利義務 ・公共におけるルールを知る・ルールの大切さそ鍬口 (交通等) 勤 労 ・社会参加の意識をもつ0ボ ランティア精神を育てる 自主 口自立 ・自己選択をする,自分で決める 信頼・友情 ・友人の大切さを知る日仲間意識をもつ 異性の理解 ・望ましい男女交際について学ぶ・望まない妊娠を避ける 尊敬・感謝 =他[感者をほめる気持ちをもつ 謝の気持ちを大切にする 正義・公正公平 ・いじめをしない心を育てる口人権同和について学ぶ 生命尊重 ・自分の命を守る 弱さの克服]生きるよろこび ・人としての誇りをもつ 愛校心 ・学校を美しく保つ 郷土愛 ■ ■ 0 0 ・地域の伝統や文化を知る

(36)

(3)方法 に つ い て (2)で 記 述 され た 内 容 と組 み 合 わ せ る形 で の 記 述 が 多 か っ た た め 、

(2)で

上 位 に 挙 が つ た 「基 本 的 生 活 習 慣 ・ 節 度 ・ 節 制 」、「役 割 と責 任 」、「ネL儀」 を指 導 す る際 の 方 法 に つ い て そ れ ぞ れ 整 理 して 結 果 を示 す(表

3-3-①

、 表

3-3-②

、 表

3-3

-③

)。 「基 本 的 生 活 習 慣

0節

度 ・ 節 制 」 に つ い て は 、 生 徒 が 自分 で 気 づ い て行 動 で き る こ とに 重 点 を置 き、 そ れ を促 す た め に カ ー ドを貼 つ た リモ デ ル を 示 した りす る 方 法 が 多 く記 述 され て い た。「チ ェ ックす る」 は 、 こ の 内容 項 目の み で 見 られ た方 法 で あ り、 外 的 な 基 準 に よ り行 動 等 を 振 り返 る体 制 を整 え て お く こ とが 有 効 で あ る と考 え られ て い る よ うで あ つ た 。 チ ェ ッ ク を き つ か け に して 、 生 徒 が 自分 で気 づ く こ と を促 した り、 教 員 が 教 え た りす る とい うよ うに 、 指 導 が 連 動 して 展 開 さ れ て い く も の と考 え られ た。「チ ェ ッ クす る」 を含 め 、 日常 的 に継 続 して 取 り組 む こ とが 方 法 の 中心 で あ る こ とが うか が わ れ る結 果 で あ つ た 。

3-3-①

「基本的生活習慣・節度・節制」

の指導に取り組む際の方法

分 類

件 具 体 例 見せることで気づかせる 教える 体験させる 習慣化させる チェックする ほめる 環境雄 える ・カードを貼つて注意喚起する ・ゴミが落ちている時には教師が進んで拾って見せる ・なぜ制服を正しく着用するのか説明する ・指導してもらえるのは今のうちだけだと伝える ・ロールプレイを取り入れる ・教師が手伝わない ・毎 日時間を決めて行わせる ・毎 日使つた場所をそうじさせる ・生徒指導部が身なりを一人ひとリチェックする ・登下校時にあいさつチェックをする ・朝のあいさつがきちんとできたらほめる ・言語環境整 える

(37)

「役 割 と責 任 」 に つ い て は 、 話 し合 わせ た り決 め させ た りす る等 、 生 徒 に 考 え させ る こ と を意 識 した 方 法 が 多 く記 述 され て い た。 実 際 に 生 徒 に役 割 を担 わ せ た り仕 事 の 責 任 を感 じ させ た りす る こ と で 、 学 べ る も の とす る様 子 が 読 み 取 れ た。 「『 あ りが と う』 と声 を か け あ え る雰 囲 気 づ く りをす る」 等 、 役 割 や 責 任 を果 たす こ との 心 地 良 さ を感 じ させ る よ うな 配 慮 を行 う こ とで 、 生 徒 の 意 欲 を 高 め る とい う方 法 も見 られ た 。

3-3-②

「役割と責任」

補 導する際の方法

分 類

件 具 体 例

5 :撃

]蔦

17義

望し

4 :香

退

:画

補助具を用意する

2

・補助具を用意し、一人で仕事がこなせるようにする 教える ほめる

1

・反省会で係の仕事の大切さについて話す

1

・活動後に賞賛する 体験させる

1

・実習などで実際に仕事を体験させる 見せることで気づかせる

1

・役割表を掲示し、自分で気執 ヽて動けるようにする 環境を整える

1

・「ありがとう」と声をかけあえる雰囲気づくり村 る 38

(38)

「礼 儀 」 につ い て は 、「教 え る」 とい う記 述 が 多 く見 られ た こ とが 特 徴 的 で あ つ た 。 例 え ば 、「ネ

L儀

」 の 内 容 に含 ま れ るマ ナ ー は 、教 わ っ た り、 マ ナ ー が 求 め られ る よ うな 場 を経 験 した り しな け れ ば気 づ か な い もの で あ り、 身 に付 け に くい もの で あ る。 こ の こ とか ら、「ネL儀」 は 教 え た り体 験 させ た りす る こ とで 学 ばせ る とす る意 識 を多 くの 教 員 が持 つ もの と考 え られ た 。 表

3-3-③

「ネL儀」の指導に取り組む際の方法 分 類

件 具 体 例 ・食べる時のマナーなどを説明しながら食事村 る 教える

8

・就労に向けて礼儀の大切さを伝える ・登下校指導で交通マナーについて教える

3 :香

F紛

自然と学ばせる

2

・他者との関わりの中で自然と学ばせる

1

・食事中、望ましい食べ方をしている生徒をほめる 考えさせる

1

・具体的な場面でどうすればよいか拷 えさせる 見せることで気づかせる

1

・教師が手本を見せる

(39)

4。 道 徳 の 時 間 の 指 導 に用 い た い 指 導 方 法・ 学 習 活 動 に つ い て 【問 3】 こ の 間 は 、 軽 度 知 的 障 害 の 生 徒 に 対 す る 道 徳 の 時 間 の 指 導 に 用 い た い 指 導 方 法・ 学 習 活 動 に つ い て 回 答 を 求 め た も の で あ る。 九 つ あ る選 択 肢 の 中 か ら五 つ 以 内 で選 択 す る もの と した 。 「学 習 ノー ト

0学

習 プ リン ト」 が 最 も多 く、

24名

(82.8%)、 次 い で 「プ ロ グ ラ ムや 集 団 ゲ ー ム 」 が

22名

(75。9%)、 「話 し合 い(小集 団

0ペ

ア)」 が

20名

(69,0%)

とい う結 果 で あ つ た(図 14)。 選 択 の 理 由 に つ い て は 、 間 に含 ん で い な か つ た た め 推 測 の 域 を 出 な い が 、 ノー トや プ リン トを使 用 す れ ば 学 習 の 跡 が 残 りや す く、 ど の よ うな こ とに 取 り組 ん だ の か に つ い て 振 り返 りや す くな る た め 、 多 く選 択 され た もの と考 え られ た 。「プ ロ グ ラ ム や 集 団 ゲ ー ム 」 に つ い て は 、 ソー シ ャル ス キル トレー ニ ン グ を想 定 して 選 択 され た の で は な い か と考 え られ た 。 実 際 に 動 き を伴 い な が ら指 導 を進 め る こ とが 効 果 的 とす る意 識 の 表 れ で あ ろ う。「話 し合 い(小集 団・ ペ ア)」 は 、 小 ・ 中学 校 教 員 調 査 に お い て 最 も多 か つ た もの で あ る。 特 別 支 援 学 校(知的 障 害 )高 等 部 に お い て も上 位 に は 挙 が つ た が 、「学 習 プ リン ト

0学

習 ノー ト」 や 「プ ロ グ ラ ム や 集 団 ゲ ー ム 」 よ り下 回 つ た こ とは 、 話 し合 う とい う学 習 活 動 が 生 徒 た ち に とつ て 難 しい の で は な い か との懸 念 が あ つ た もの と推 察 され た 。 話 し合い (小集団 ロペア) 話 し合い (討論) 学習ノー ト・学習 プリン ト プログラムや集団ゲーム 模擬体験・追体験 役割演技や劇遊び 講師やゲス ト 調査 口観察 その他 図

14

道徳の時間の指導に用いたい指導方法・学習活動 35

参照

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