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<論説>縮小写像の不動点定理(4)

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Academic year: 2021

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(1)論. 説. の. 木. 不動. 島. 洋. 定. 写像. 占ぃ. 縮. 小. 理. (4). 一. の コンパクト山部分集合Ⅹを 考えるかわりに ,. 1.. は. じめに. コンパクト距離空間Ⅹで ,その距離に関して, あ る不等式条件をみたすものを 考えればよいと. この論説は藤田忠先生の 退官を記念して 掲載 させていただいたものでもあ り,著者は公私に わたる先生の 厚情に対して 謝意を表するもので あ. る・. 本稿の目的は 著者りによって 最近得られた 縮 小 写像の不動点定理を 解説することにあ る・そ の定理は千横浜経営研究 に縮小写像の 不動点 定理と題し㈲ ∼ (3)のシリーズを 執筆中に得ら. いうことであ る,. 縮小写像の不動点定理は 最近の非線形関数 解 析の発展と密接に 関係しており ,その重要性は 今後ますます 増大するものと 期待されている・. 11. 不功点定理. 囲. Ⅹはコンパクト 距離空間で,つぎの 条件を. れたものであ る.. みたすものと. 縮小写像の不動点定理に 関する研究の 発端と なったのは 1963 年に DeMarr" による定理「Ⅹ. ぁノモ. が Bma. すなわち, 任意の点、 Ⅹに対して, あ る 点 zeX が存在して,. 不等式. 。h 空間のコン " クト山部分集合なら. (*). ば, X からそれ自身への 縮小写像の commutative se 血 group. は共通不動点をもつ」であ. る・. この定理は 1969 年に T 荻 ahash げによって left. 皿lenable く. se ㎞ group. se ㎞ group の場合にまで 一般化された・. さら. に, 1975 年に EguchP. ある. 合に一般化され ,. オ Cz,ひ). く. がすべての点 ぴ 6x. ん (ヱ,め十ん( ノ,め. 2. に対してなりたっ.ただ. しみはⅩの距離であ る.. の場合に一般化され ,続. 1970 年に Mitchell 。 ) によって left reversible. left lnvarimt mean. 仮定する・. と 著者によって ,. 定理. Ⅹからそれ自身への 縮小写像の left. reversible semigroup 尤は共通不動点をもつ・ 証明. Zo,n. の補題を用い ,. 文 - 不変な空でな. を有する semlgroup の場. い admissible部分集合たちの 中で包含関係に. 同時に, T 荻 ahashi の定理と. 関して極小であ るものの存在が 示される・極小. M 血 hell の定理の関係について 一つの考察が 得. Ⅹの部分集合が ad㎡ ssibleであ るとは,そ. られた.. 著者は以上の 諸結果に対して ,縮小写像の性 格上, B ㎝ ach 空間という枠組を 取り去って距 離空間という 場で論じることが 可能ではないか と っね づ れ 考えていたのであ. なものを A とする.. るが, それが実際. に可能であ ることが判明した・ そのアイデアを 簡単に言 うと , Bmach. れが 閉球 たちの共通部分として 表されることで あ る. ad㎡ ssibIe 部分集合に注目したのほ T 荻 ahashi と著者めのアイデアによる. A は adInissible であ ることより, つぎの著 しい性質を有する・すなわち. 空間. と点. 2. 。 Ⅹについて不等式. ,もし点ヱ,ノeA (,) がすべての点.

(2) 30 (30). ueX. 横浜経営研究 zeA. についてなりたっならば. 第Ⅷ 巻. であ る.. 第 1号. (1987). であ る. したがって ,. 再び Zorn の補題を用い ,冗 - 不変かつ空でな. , C)玉 サイ (9㌃ I,C)+サリ (.cn, の Ⅰ. ぱ (乙. い A のコンパクト 部分集合たちの 中で包含関. 係に関して極小であ るものの存在が 示される・ 極小なものを C とする. 冗が left reversible であ ることと C が極小 であ ることょり , C はすべての Te 丈について TCC=C という性質を 有することが 示される・ これは Mitchell. い. (d"-2, め+. ま 号声イ. Ⅰ. その点が共通. 不動点となって 定理が証明されたことになるの 十. で,背理法を用い, もし C が 2 点以上を含む. と仮定すると ,ある矛盾が生じることを 以下, ほとんど DeMa,,2). 示す・. 2"Ⅱ ピ (c2. め Ⅰ 上. 十. の ア イデアに よ る・. C が 2 点以上を含むと 仮定する・. く dianlC.. このと ぎ ,. A の部分集合 B を つ ぎのように定義する.. sup んね,めくdiamC ぉ e<7. がなりたつような 点 aeA. 上 Ⅰ. 十手 オ (C沖 り. のアイデアであ る.. C がただ 1 点、 よ りなるなら ぱ ,. ウん (Cn-l, め. すなわち,. の存在がつぎのよう. B 二 A の [ 臼 B(x, め ]. にして示される.. Ⅰモ ひ. C はコンパクトなので , ZO 「 n の補題を用い , 虜 (、C 。 , ら )=diamC. ただし Ⅰ 二 sup. (0 玉 i< ソ玉め. %任 0. がなりたつような 極大な {c。 , <,1,", 。")吏 C の存 在が示される・そこで ,点心, ロ ,, ",. の. "eA. で, B( ヱ,めは中心 ヱ,半径Ⅰの閉 球を表す.. を,. 不等式. み 焦%, ヱンノ 0. A は ad血 ssible部分集合なので , B の定義 ょり B 自身も admissible部分集合であ る.再. ん (01Ⅳ ) 玉 祝 (dk,ぴ). 圭. イ (、 co,め十ん. (cl,め. び B の定義より aeB. 2 虜 (クん. めが示されるので , B は A の空でない真部分. -T,ぴ) 十イ (cた,ぴ. 集合であ る.. Ⅰ. 2 く. ゐ二 2,3,".,. B が れⅠ. は. がすべての点 ueX に対してなりたつように 選 ぶ.それは定理の仮定によって 可能で, まさに そこが著者のアイデアで , T 荻 ahash 田のア イ デア をアレンジしたものであ o 二 aneA. る. とする。 C がコソパクトなことよ. り, ん ㏄,め二. かつ免を B ㏄ 二 0 , 1,",. sup んね,め 珪ひ. 。 A かつ不等式 み ㏄,めくァ がすべての ヱ 。. C に対してなりたつことと 同値であ ることに注 意する・. A は光 - 不変であ るので,すべての. Te 丈に対して Tb eA であ る, また,すべて の Te 冗に対して TC 二 C であ ったから,任意 の ヱ eC と Te すが与えられたと ぎ T ノニヱ と なるような ノ 6C を選ぶことができる したが ら. って , ん (Tb, ヱ). がなりたつような 点 ㏄ C が存在する・. (c。 , 免 , ",c") が 極大なことより ,. み. 簿 不変であ ることを示す.条件&eB. あ る番号. ゐ. 二リ (T&,T ノ) く %0 ,ノリ く Ⅰ. より T も 6B が示される・ 不等式 み (728,Tノ). について, イ C偽 ,めくdiamC. 圭ピの,ノ). がなりたっことは , T が縮小写像であ ることに.

(3) 縮小写像の不動点定理 (4) (木島洋一 ). (31)@31. 定理の仮定において ,距離空間x はコンパ. 他ならない. 以上ょ り, B は 簸 不変な空でない ad ㎡ ssible 部分集合で, しかも A の真部分集合であ るこ とが示された ,. これは A が極小であ ることに. クトであ るという他に 不等式 (,)に関する仮定 がなされている・ 便宜上, 不等式 い ) に関する 仮定を仮定 (,) と 言 ことにする. う. 一般の距離空間 x について, つぎの 3 条件. 矛盾する,. を 考える・すなわち ,. I11.. 定理の検討と 問題. い. ). ( 五). 定理の系として「Ⅹからそれ. 自身への任意の. 縮小写像 T は不動点をもっ」が 得られる・. こ. の系を既知の 不動点定理と 比較してみるのほ 興 味深い・. Lefsche 比の不動点定理「Ⅹが 完備な距離生 間で,Ⅹからそれ 自身への写像 T が つ ぎの条. X は仮定 (,)をみたす. X からそれ自身への 任意の縮小写像は. 不動点をもっ. (iii) X は位相空間として 連結であ る. 距離空間Ⅹがコンパクトであ るという前提 のもとでは,上記の 3 条件の論理的な 強弱は, (0 , (め , Cmii)の順で, あ との条件ほど 弱くな っている・いいかえれば ,. (0)今 0i0)= 今 (iめ. 件をみたすならば , T の不動点がちょうど ェっ. 存在する・その 条件とは,Ⅹの 距離を ると ぎ ,. イ. とす. X の任意の 2 点 ヱ , ノに 対して, つれ. に 不等式 イ 」 Txヱ,T. がなりたっ.ただし. (i)今 ( めは定理の糸そのものであ るから, ( め令 Ciji) を背理法によって 示してみる.ただ し 位相空間と距離空間についての. が 玉 。オ鰻 , 力 c は O く 。く 1 をみたす定. 数であ る」. Edelstein の不動点定理「 x がコンパクトな 距離空間で ,. であ る.. 基礎知識を. 必要とする. X が連結でないと 仮定すると, X の空でな い 開 部分集合 C 、 , C, で, C 、 uC,. X からそれ自身への 写像 T が つ. 二. Ⅹか つ C,nC,. 二め. ぎの条件をみたすならば , T の不動点がちょう. となるものが 存在する・ X がコンパクトであ る. ど 1 つ 存在する・. から, 閉 部分集合 C,, C, はともにコン " クト. その条件とほ , X の距離を イ. とすると ぎ, X の任意の異なる. 2. 点 ヱ,ノ に村. が存在して,不等式. して, つねに不等式 み (T. ヱ , T つ く は ㎏,の. がなりたっ」. 縮小写像に関しては , その性格上,不動点の. 一意性を望むのは 無理であ るから,不動点の存 在 のみに注目して , 定理の糸, Lefschetz の定 理, Edelstein. であ る, これより,ある 点 c 、 eC 、 と点 c,eC,. の定理について , それらの内容. ピ ㏄・, c,)三 %. ㎏ 、 ,ヱ, ) がすべての点 篆 。 C 、 と点ヱ , eC, についてなり たつ.. X からそれ自身への 写像 T を, c, (ヱ eC, のとき ) セ二 c, CreC ヱ 。 C,。 の O@:@) とぎ. 7. (. を比較検討してみる・ 距離空間Ⅹについての 仮定の論理的な 強弱 は, Lefsche 比の定理, Edelsteln の定理,定理. であ る.. の糸の順で, あ とになるほど 強くなっており ,. Cii)は 必 らずしもなりたたない・. 一方,写像T についての仮定の 論理的な強弱. 周 がその ょう な反例を与えるからであ る.それ では, ㎝ ) 今 ㈲ ほ ついてはどうか ?. は 逆に弱くなっているので いる・. ,. つじつまが合って. と 定めれば,. 問題. T は不動点をもたない 縮小写像. コンパクト距離空間について ,. ⑪) 今. なぜなら, 円. 仮定 (,) をみたすコンパクト 距離空間の典型.

(4) 的な例はもちろん. 横浜経営研究. Bmach. 第Ⅷ巻. 空間のコン,; クト西. ?. また,前稿㈹∼ (3)と本稿に関連したものとし. 宜上, B タイプの距離空間と よ んだ・ コンパク. トな距離空間は B タイプであ る ) が仮定 (,) を みたすならば ,Ⅹからそれ自身への任意の 縮 小写像は不動点をもっか ?. aL 1. て,つぎの問題をあげる. 問項 有限交叉性をもつ 閉 球の族は空でない 共通部分をもっという 性質を有する 有界な距離 空間 X( 前稿では, この ょう な距離空間を ,便. 7 4 5 6 ︶ 0ノ︶ ムヘ O. 部分集合であ る. 問題 仮定 (,)をみたすコンパクト 距離空間 は, あ る Banach 空間のコソパクト 山部分集合 と等距離同型になるか. 第 1 号 (1987). W6Ⅰf Ⅰ ニ・ ー・ 駐. 32@ (32). 参考文献 1)@. M , Eguchi , Y , Kijma. , A@ note@. on@. Mitchell. ,s. ( きじまよ. う. いち. 横浜国立大学経営学部教授. コ.

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