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Scratching Counteracts IL-13 Signaling byUpregulating the Decoy Receptor IL-13Rα2 inKeratinocytes

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Academic year: 2021

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九州大学学術情報リポジトリ

Kyushu University Institutional Repository

Scratching Counteracts IL-13 Signaling by Upregulating the Decoy Receptor IL-13Rα2 in Keratinocytes

ウルジィ, ドガルマー

http://hdl.handle.net/2324/4060056

出版情報:九州大学, 2019, 博士(医学), 課程博士 バージョン:

権利関係:© 2019 by the authors. Licensee MDPI, Basel, Switzerland. This article is an open access article distributed under the terms and conditions of the Creative Commons Attribution (CC BY) license

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氏 名:ウルジィ ドガルマー

論 文 名:Scratching Counteracts IL-13 Signaling by Upregulating the Decoy Receptor IL- 13Rα2 in Keratinocytes

(角化細胞の掻破によりIL-13Rα2デコイ受容体の発現は上昇しIL-13の作用は緩和される)

区 分:甲

論 文 内 容 の 要 旨

かゆみはアトピー性皮膚炎の主症状であるが、IL-13シグナルはこのかゆみに重要な因子のひとつ である。表皮角化細胞にはIL-4Rα/IL-13Rα1とIL-13Rα2の2つのIL-13受容体が発現しており、

前者は IL-13 シグナルを伝達し様々な機能を起こすが、後者は機能しないデコイ受容体とされる。

我々は、かゆみによる掻破が IL-4Rα、IL-13Rα1、IL-13Rα2の表皮角化細胞での発現へ及ぼす影 響を調べるために、表皮角化細胞のシートを作成し、チップで掻破した後にこれらの発現を qRT- PCRや免疫蛍光法を用いて調べた。

表皮角化細胞におけるIL-13RA2 mRNAの発現はチップによる掻破によって増強し、その発現は掻 破 12時間後をピークに増強した(図1)。また、チップでの表皮細胞シート掻破本数を、7本、14 本、18本と変えて検討したところ、掻破本数依存性にIL-13RA2 mRNAの発現は増強した。さらに、

IL-13の存在下で表皮細胞シートを掻破して、IL-13RA2 mRNAを測定し解析を行ったところ、IL-13

によって掻破前のIL-13RA2 mRNAレベルは上昇し、IL-13の濃度依存性に、相乗的に、掻破による IL-13RA2 mRNAの発現が増加した(図2)。一方、IL-4RAやIL-13RA1のmRNAの発現は、IL-13 の有無にかかわらず、掻破による影響は見られなかった(図1-2)。

図1. 表皮角化細胞 の 掻 破 に よ る IL- 13RA2mRNA(A), IL- 4R mRNA (B), IL- 13RA1mRNA (C)の 発現の時間的変化

図2. IL13存在下 での表皮角化細胞 の掻破による IL- 13RA2mRNA(A), IL-4RmRNA (B), IL-13RA1 m RNA (C)の発現

次に、IL-13Rα 2 蛋白の発現を免 疫蛍光法を用いて 検討した(図3)。掻破していない表皮角化細胞シートと比較して、掻破した表皮シートでは、特 に掻破縁にて有意に高く、IL-13Rα2蛋白の発現を認めた。

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図 3.表 皮 シ ー ト 掻 破後の IL-13Rα2蛋 白(A), IL-13RA1蛋白 (B)の発現

さらに、アトピー性皮膚炎患者皮膚と正常皮膚を用いて、L-13Rα2 蛋白の発現を免疫染色にて検討 した(図4)。正常皮膚において、IL-13Rα2蛋白の発現は特に基底層に認めた。アトピー性皮膚炎 患者の苔癬化皮膚においては、IL-13Rα2蛋白の発現は表皮全層性に発現が増強していた。

図4. アトピー性皮膚炎患者皮膚と健常皮 膚での表皮内 IL-13Rα2 蛋白の発現(A)と IL-13Rα2陽性角化細胞の割合(B)

MAPK シグナルは表皮角化細胞において分化や増殖に重要な細胞内シグナルであるが、表皮角化 細胞シートの掻破によるIL-13RA2 mRNAの発現増強は、MAPKのうちERK1/2やp38MAPKに依存 していた。

IL-13Rα2 デコイ受容体の機能を検討しるために、IL-13Rα2 を高発現させた表皮角化細胞(IL-

13Rα2-Tg-HaCaT 細胞)を作成した。IL-13 は表皮バリアに重要なインボルクリンの発現を低下さ

せるが、IL-13 によるインボルクリンの発現低下が IL-13Rα2-Tg- HaCaT細胞では、mock-HaCaT細胞と比較して軽減された(図5)

図5. IL-13誘導性のンボルクリンの発現低下.

これらの結果より、表皮角化細胞の掻破によってIL-13Rα2の発現が高まり、IL-13の作用が緩和 される可能性が示唆された。

0.0 0.5 1.0 1.5

***

IL-13 - + +

***

***

RelativeIVL expression

Moc-HaCaT IL-13Rα2-Tg-HaCaT

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図 3 . 表 皮 シ ー ト 掻 破後の IL-13Rα2 蛋 白(A), IL-13RA1 蛋白 (B)の発現  さらに、アトピー性皮膚炎患者皮膚と正常皮膚を用いて、L-13Rα2 蛋白の発現を免疫染色にて検討 した(図4)。正常皮膚において、IL-13Rα2 蛋白の発現は特に基底層に認めた。アトピー性皮膚炎 患者の苔癬化皮膚においては、IL-13Rα2 蛋白の発現は表皮全層性に発現が増強していた。  図4

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