諸 外 国 に
け
育 児 休 業 制 度 等
仕 事
育 児
両 立 支 援 に
諸 政 策
― ス
デ ン
フ ラ ン ス
ド イ ツ
イ ギ
ス
ア
カ
韓 国 ―
独 立 行 政 法 人
労 働 政 策 研 究 ・ 研 修 機 構
本 報 告 書 厚 生 労 働 省 要 請 を け 当 機 構 実 施 し 諸 外 国 に け 育 児 休 業 制
度 等 仕 事 育 児 両 立 支 援 に 諸 政 策 を ま あ ス デ ン
フ ラ ン ス ド イ ツ イ ギ ス ア カ 韓 国 6カ 国 を 対 象 に 各 国 育 児 休 業 制 度 や
両 立 支 援 策 に い 導 入 経 緯 や 制 度 利 用 状 況 等 含 調 査 を 行
本 報 告 書 諸 外 国 に け 仕 事 育 児 両 立 支 援 に 諸 政 策 に い 理 解 を
深 一 助 幸 い あ
2018年 3 月
高 橋
し
美 恵 子
え こ
大 阪 大 学 教 授 第 1章
水 野 圭 子
けいこ
法 政 大 学 講 師 第 2章
飯
いい
恵 子
けいこ
労 働 政 策 研 究 研 修 機 構 調 査 部 主 任 調 査 員 補 佐
樋 口 英 夫 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構 調 査 部 主 任 調 査 員 補 佐 第 4章
永 由 し
裕 美 桜 美 林 大 学 講 師 第 5 章
裵 海善
ション
筑 紫 女 学 園 大 学 教 授 第 盤 章
※ 肩 書 2018年 3月 時 点
調 査 概 要
―
目 次
調 査 の 概 要 ... 3
諸 外 国 に お け る 育 児 休 業 制 度 等 （ 比 較 表 ） ... 9
第 １ 章 ス ウ ェ ー デ ン は じ め に ...17
第 １ 節 育 児 休 業 制 度 ...17
１ ． 導 入 経 緯 と 歴 史 的 変 遷 ...17
（ １ ）1960年 代 ： 両 親 休 暇 （ 育 児 休 業 ） 制 度 導 入 へ の 布 石 ...17
（ ２ ）1974年 ～1980年 代 ： 両 親 休 暇 制 度 導 入 へ ...17
（ ３ ）1990年 代 以 降 ： 割 当 制 度 （ 父 親 の 月 ） 導 入 へ ...18
２ ． 現 行 制 度 概 要 ...20
（ １ ） 出 産 休 暇 制 度 ...20
（ ２ ） 育 児 休 暇 制 度 ...20
（ ３ ） 看 護 休 暇 制 度 ...22
３ ． 育 児 休 業 制 度 の 利 用 状 況 ...22
（ １ ） 利 用 状 況 ...22
（ ２ ） 育 児 休 業 利 用 促 進 の た め の 取 組 事 例 ...26
第 ２ 節 仕 事 と 育 児 の 両 立 支 援 に か か る 諸 政 策 ...27
１ ． 男 女 労 働 者 の 現 状 ...27
（ １ ） 労 働 環 境 の 整 備 ...27
（ ２ ） 働 き 方 と 労 働 時 間 ...27
（ ３ ） 女 性 の 活 躍 と さ ら な る 男 女 平 等 に 向 け た 取 組 み ...30
２ ． そ の 他 の 両 立 支 援 策 ...31
お わ り に ...32
第 ２ 章 フ ラ ン ス は じ め に ...37
第 １ 節 育 児 休 業 制 度 の 変 遷 と 現 行 制 度 ...37
１ ． フ ラ ン ス の 少 子 化 と 家 族 給 付 の 拡 充 ...37
２ ． フ ラ ン ス に お け る 育 児 休 暇 の 経 緯 ...41
（ １ ）1977年 7 月 12日 法 に よ る 育 児 休 暇 の 創 設 ...41
（ ２ ） 労 働 時 間 を 短 縮 し た 育 児 休 暇 制 の 創 設 と 制 度 の 拡 充 ...42
（ ３ ） 所 得 補 償 と そ の 弊 害 ...43
（ ４ ） 父 親 の 産 後 休 暇 の 創 設 と 労 働 時 間 短 縮 に よ る 復 帰 の 促 進 ...44
（ ５ ） 時 短 に よ る 早 期 復 帰 と 所 得 補 償 の 問 題 点 ...44
３ ． 現 在 の 育 児 休 暇 と 所 得 補 償 の 仕 組 み ...45
（ １ ） 現 行 制 度 概 要 ...45
（ ２ ） 育 児 分 担 手 当(PrePerE)の 制 度 ...48
４ ． そ の ほ か の 子 を 迎 え る こ と に 伴 う 休 暇 制 度 ...50
（ １ ） 出 産 休 暇 制 度 ...50
（ ２ ） 養 子 休 暇 ...51
（ ３ ） 父 親 休 暇 ...51
（ ４ ） 代 替 要 員 確 保 、 短 時 間 勤 務 に つ い て ...52
（ ５ ） 看 護 休 暇 制 度 ： 子 ど も の 病 気 等 の た め の 休 暇 ...52
（ ６ ） 親 付 添 休 暇 ...52
５ ． 育 児 休 業 制 度 の 利 用 状 況 ...53
（ １ ） ほ か の EU諸 国 と の 比 較 ...53
（ ２ ） フ ラ ン ス に お け る 利 用 状 況 ...53
（ ３ ） 取 得 し た デ ィ プ ロ ム に よ る 育 児 休 暇 取 得 率 の 違 い ...55
（ ４ ） な ぜ 、 育 児 休 暇 を 取 得 す る か 、 あ る い は な ぜ 取 得 し な い の か ...56
第 ２ 節 仕 事 と 育 児 の 両 立 支 援 に か か る 諸 政 策 ...58
１ ． 労 働 時 間 の 変 遷 ...58
（ １ ） か つ て は 長 時 間 労 働 の 国 ...58
（ ２ ）1982年 労 働 時 間 法 の 改 正 に よ る 39時 間 制 の 導 入 ...59
（ ３ ）35時 間 制 の 導 入 ...60
（ ４ ） 労 働 時 間 短 縮 政 策 か ら 労 働 時 間 の 延 長 ...60
（ ５ ）2003年 1 月 17日 法 に よ る 年 間 割 当 時 間 の 変 更 ...61
（ ６ ）2008年 に よ る 労 働 時 間 法 制 の 改 正 ...61
（ ７ ） 現 在 の 労 働 時 間 法 制 の 概 略 ...63
２ ． 労 働 時 間 の 短 縮 に よ る ラ イ フ ス タ イ ル の 変 化 ...64
...71
（ １ ） 高 い 就 業 率 と 出 生 率 ...71
（ ２ ） 高 い 女 性 の 就 業 率 ...78
お わ り に ： フ ラ ン ス に お け る 高 い 就 業 率/特 殊 合 計 出 生 率 と 育 児 休 業 の 関 係 ...81
第 ３ 章 ド イ ツ は じ め に ...85
第 １ 節 育 児 休 業 制 度 ...85
１ ． 導 入 経 緯 と 歴 史 的 変 遷 ...85
２ ． 現 行 制 度 概 要 ...89
（ １ ） 出 産 休 暇 制 度 ...89
（ ２ ） 育 児 休 暇 制 度 ...90
（ ３ ） 看 護 休 暇 制 度 ...95
（ ４ ） 育 児 に 関 す る そ の 他 の 法 定 の 権 利 ...98
３ ． 育 児 休 業 制 度 の 利 用 状 況 ...98
（ １ ） 利 用 状 況 に つ い て ...98
（ ２ ） 利 用 し に く い 状 況 に 関 す る 要 因 に つ い て の 分 析 ... 101
（ ３ ） 代 替 要 員 確 保 の 仕 方 等 、 利 用 促 進 の た め の 取 組 事 例 ... 102
第 ２ 節 仕 事 と 育 児 の 両 立 支 援 に か か る 諸 政 策 ... 102
１ ． 男 女 労 働 者 の 現 状 ... 102
（ １ ） 女 性 管 理 職 の 割 合 ... 103
（ ２ ） 男 女 の 賃 金 格 差 ... 105
（ ３ ） 長 時 間 労 働 の 状 況 、 年 休 取 得 の 状 況 ... 107
（ ４ ） 男 女 平 等 教 育 ... 107
（ ５ ） 育 児 短 時 間 、 看 護 休 暇 等 の 促 進 策 ... 108
２ ． そ の 他 の 両 立 支 援 策 ... 108
（ １ ） 公 共 調 達 ... 108
（ ２ ） 税 ・ 控 除 ... 109
（ ３ ） 政 労 使 の 取 り 組 み 状 況 ... 109
お わ り に ... 110
（ ２ ） ワ ー ク ･ ラ イ フ ･ バ ラ ン ス 政 策 の 推 進 ... 118
（ ３ ）「 現 代 的 職 場 」 改 革 ... 120
２ ． 現 行 制 度 概 要 ... 121
（ １ ） 出 産 休 暇 制 度 ... 121
（ ２ ） 育 児 休 暇 制 度 ... 123
（ ３ ） 看 護 休 暇 制 度 ... 124
３ ． 育 児 休 業 制 度 の 利 用 状 況 ... 124
（ １ ） 利 用 状 況 に つ い て ... 124
（ ２ ） 利 用 し に く い 状 況 に 関 す る 要 因 に つ い て の 分 析 ... 127
第 ２ 節 仕 事 と 育 児 の 両 立 支 援 に か か る 諸 政 策 ... 128
１ ． 男 女 労 働 者 の 現 状 ... 128
２ ． そ の 他 の 両 立 支 援 策 ... 133
第 ５ 章 ア メ リ カ は じ め に ... 137
第 １ 節 出 産 休 暇 、 育 児 休 業 、 看 護 休 暇 な ど 仕 事 と 育 児 の 両 立 支 援 に か か る 諸 政 策 ... 137
１ ． 導 入 経 緯 と 歴 史 的 変 遷 ... 137
（ １ ） 前 史 － 州 女 性 労 働 者 保 護 法 の 誕 生 か ら 妊 娠 差 別 禁 止 法 制 定 へ ... 138
（ ２ ）FMLA制 定 ま で の 苦 難 の 道 の り ... 141
２ ． 現 行 制 度 概 要 ... 143
（ １ ） 連 邦 レ ベ ル で の 制 度 －FMLA と 連 邦 政 府 職 員 に 関 す る 施 策 を 中 心 に ... 143
（ ２ ） 州 レ ベ ル に お け る 家 族 ・ 医 療 休 暇 関 連 制 度 ... 149
（ ３ ） 休 暇 中 の 所 得 保 障 に つ い て ... 151
３ ． 家 族 ・ 医 療 休 暇 制 度 の 利 用 状 況 ～ 育 児 休 業 を 中 心 に ... 157
（ １ ） 法 の 適 用 状 況 と 認 知 度 ... 157
（ ２ ） 制 度 の 導 入 状 況 ... 158
（ ３ ） 休 暇 取 得 状 況 と 理 由 ... 158
（ ４ ） 休 暇 の 回 数 と 長 さ 、 断 続 的 休 暇 ... 159
（ ５ ） 休 暇 中 の 所 得 保 障 ... 160
（ ６ ） 休 暇 取 得 者 ・ 不 取 得 者 の 不 安 ... 162
仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 関 す る 状 況 と そ の 他 の 両 立 支 援 制 度 ... 167
１ ． 男 女 労 働 者 の 現 状 ... 167
（ １ ） 就 業 状 態 ... 167
（ ２ ） 労 働 時 間 及 び 休 暇 の 取 得 状 況 ... 170
（ ３ ） 親 の 生 活 時 間 － 有 償 労 働 と 無 償 労 働 の 負 担 ... 173
２ ． そ の 他 の 両 立 支 援 策 ... 174
（ １ ） 税 制 に よ る 経 済 的 支 援 ... 174
（ ２ ） オ バ マ 政 権 下 で の 両 立 支 援 に 関 わ る 施 策 に つ い て ... 175
（ ３ ） 公 共 調 達 ... 176
（ ４ ） ワ ー ク ・ ラ イ フ ・ バ ラ ン ス に 関 す る 政 府 の キ ャ ン ペ ー ン と 職 場 の 柔 軟 性 施 策 に つ い て ... 176
結 び に か え て ... 180
第 ６ 章 韓 国 第 １ 節 育 児 休 業 制 度 ... 185
１ ． 導 入 経 緯 と 歴 史 的 変 遷 ... 185
２ ． 現 行 制 度 概 要 ... 186
（ １ ） 出 産 休 暇 制 度 （ 制 度 名 ： 出 産 前 後 休 暇 制 度 ） ... 186
（ ２ ） 育 児 休 業 制 度 （ 休 暇 名 ： 父 母 育 児 休 職 制 度 ） ... 189
（ ３ ） 育 児 期 勤 労 時 間 短 縮 ... 191
（ ４ ） 家 族 看 護 休 職 制 度 ... 193
（ ５ ） 妊 娠 ・ 出 産 ・ 育 児 期 の 事 業 主 支 援 制 度 ... 194
３ ． 仕 事 ・ 育 児 両 立 実 施 状 況 ... 195
第 ２ 節 仕 事 と 育 児 の 両 立 支 援 に か か る 諸 政 策 ... 199
１ ． 男 女 労 働 者 の 現 状 ... 199
（ １ ） 長 時 間 労 働 の 状 況 ... 199
（ ２ ） 女 性 雇 用 者 と 女 性 の 管 理 職 比 率 ... 200
（ ３ ） 男 女 平 等 教 育 ... 201
２ ． そ の 他 の 両 立 支 援 策 ... 201
（ １ ） 保 育 料 ・ 養 育 手 当 支 援 （0〜5歳 児 の 完 全 無 償 教 育 実 施 ） ... 201
調 査 の 概 要
調 査 方 法
本 調 査 厚 生 労 働 省 要 請 に 基 ス デ ン フ ラ ン ス ド イ ツ イ ギ ス
ア カ 韓 国 6カ 国 を 対 象 に 諸 外 国 育 児 休 業 制 度 等 仕 事 育 児 両 立 支 援 に
諸 政 策 を ま
調 査 項 目
主 調 査 項 目 以 通 あ 各 国 状 況 に 応 若 違 い あ
第 １ 節 育 児 休 業 制 度
１ 導 入 経 緯 史 的 変 遤
現 行 制 度 概 要
１ 出 産 休 暇 制 度
育 児 休 暇 制 度
３ 看 護 休 暇 制 度
３ 育 児 休 業 制 度 利 用 状 況
１ 利 用 状 況 に い
利 用 し に く い 状 況 あ そ 要 因 に い 分 析
３ 代 要 員 確 保 仕 方 等 利 用 促 逭 組 事 例
第 節 仕 事 育 児 両 立 支 援 に 諸 政 策
１ 男 女 労 働 者 現 状
そ 他 両 立 支 援 策
調 査 概 要
少 子 高 齢 化 逭 展 し 調 出 生 率 続 く 日 本 に 対 し 育 児 支 援 対 策 を 積 極
的 に 実 施 し 出 生 率 を 回 復 さ 国 見 参 考 図 表 人 口 減 少 社 会 に 直 面 す 日
本 に 同 様 に 調 出 生 率 続 く 国 や 出 生 率 を 回 復 さ 国 様 々 国 に
け 組 を 調 査 し 仕 事 育 児 両 立 支 援 に 諸 政 策 参 考 す こ 重
要 あ
そ 本 調 査 第 1 節 当 該 国 育 児 休 業 制 度 導 入 経 緯 や 史 的 変 遤 現
行 制 度 概 要 利 用 状 況 を 第 2 節 両 立 支 援 を 労 働 環 境 長 時 間 労 働 状 況
年 休 得 状 況 等 そ を 支 え 社 会 環 境 男 女 等 教 育 税 制 女 性 管 理 職 割
合 等 を 調 査 し 日 本 に け 立 法 政 策 参 考 に 資 す こ を 目 的 し
調 査 結 果 他 国 少 子 高 齢 化 組 政 策 課 認 識 さ 史 的
産 休 業 や 育 児 休 業 に 相 当 す 制 度 あ こ 明 に 以 に 各 国 特 徴 を 簡 単 に ま
参 考 図 表 合 計 特 殊 出 生 率 推 移 1995～2014年
出 所: デ タ ッ ク 国 労 働 比 較2017 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構
． ス ー デ ン
ス デ ン 早 く 子 福 祉 雇 用 定 両 側 面 社 会 制
度 整 備 さ ま 男 女 に 就 労 を 通 経 済 的 自 立 社 会 規 範 各 国
に 先 駆 け 1974年 に 父 親 育 児 休 業 得 を 射 程 に 入 制 度 導 入 さ 家 庭 内
役 割 分 担 広 く 社 会 に 及 す 悪 影 響 看 過 い 見 方 父 親 育 児 休 暇 得
強 く 推 し 逭 1995年 に 1カ 月 間 い わ ゆ 父 親 月 導 入 さ こ に
割 当 制 導 入 前 に 父 親 プ 育 児 休 業 を 全 く い 者
54％ い 制 度 導 入 に 父 親 に プ そ 数 値 18％ に 減 少 し 1
カ 月 間 育 児 休 業 を 得 し 父 親 制 度 導 入 前 に 僅 9％ 導 入 に 47％
へ 上 昇 し 但 し 60 日 間 以 上 得 し 者 割 合 に 変 化
父 親 割 当 期 間 2002年 に 2カ 月 へ 2016年 3カ 月 へ 引 上 い
そ 育 児 休 業 制 度 柔 軟 性 重 視 さ 女 性 け く 男 性 得 し や す い う
に 整 備 さ 現 行 時 間 単 育 児 休 暇 得 や 年 間 3 回 ま 刻 分
割 得 認 各 人 ニ に 応 調 整 し や す く い
現 政 権 人 々 ラ イ フ ス タ イ 働 方 多 様 性 高 ま 中 育 児 休 業 制 度 を
男 女 等 子 善 に 適 う す こ を 目 指 し 組 を 続 け い ス
1.42 1.86 1.81
1.47 2.01
1.88
1.21
1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2
1995 2000 2005 2010 2011 2012 2013 2014
フランス
韓国 日本 ドイツ イギ ス
ス デン
デ ン に い 女 性 就 業 率 高 く 出 生 率 相 対 的 に 高 定 し い こ
多 様 化 す 家 族 を 包 摂 す 家 族 政 策 社 会 保 政 策 保 険 医 療 政 策 宅 政 策 保 育 政
策 教 育 政 策 働 く 人 す 権 利 を 保 す 労 働 市 場 政 策 び に 男 女 等 政 策
長 期 に 渡 機 的 連 携 所 産 あ い え
． フ ラ ン ス
フ ラ ン ス 高 い 合 計 特 殊 出 生 率 女 性 就 業 率 を 維 持 し い こ う 現 象
ド イ ツ や 欧 く フ ラ ン ス に け 生 高 子 育 支 援 注 目 さ
あ 出 生 率 を 上 女 性 就 労 を 維 持 す に そ け 十
分 あ フ ラ ン ス 特 徴 育 児 休 業 休 暇 労 働 時 間 調 整 子 育 失 う 所 得 補
償 ラ ン ス ま 女 性 を 労 働 市 場 に 引 戻 す 仕 組 に 特 徴 あ
フ ラ ン ス に い 高 い 就 労 率 出 生 率 維 持 さ い に い
識 者 に イ ン タ ュ を す 一 致 し 答 え 返 く そ 1 制 度 に
成 果 く 労 働 時 間 短 縮 休 暇 制 度 子 育 支 援 給 付 保 育 園 子
育 支 援 制 度 妊 娠 出 産 を 原 因 す 解 雇 や 昇 逭 差 別 禁 雇 用 形 態 に 差 別 解
消 様 々 長 年 に わ 組 複 合 的 成 果 あ い う 回 答 あ
こ う 観 点 育 児 休 暇 労 働 時 間 休 暇 制 度 を 中 心 に 育 児 休 暇 補 償 少
子 化 対 策 を 検 討 し こ 制 度 を 創 設 し 問 を 改 善 し そ 努 力 成 果 現 在
高 い 就 労 率 出 世 率 に 結 実 し い え う
フ ラ ン ス 会 計 院 2010 年 に 出 し 社 会 保 政 に 関 す 年 次 報 告 書 を 見 政 府
家 族 政 策 び に 高 齢 者 政 策 に 多 く 予 算 を 割 い い 社 会 保 政 に 対 す
予 算 問 あ う フ ラ ン ス に い 多 様 家 族 手 当 に 職 業 生 活 家 庭
生 活 両 立 支 援 を 家 族 政 策 重 要 側 面 置 け 1970 年 代 1990 年 代 に け
子 い 女 性 仕 事 を 続 け う に 産 前 産 休 業 在 宅 保 育 サ ビ ス
や 保 育 マ マ を 利 用 す 家 庭 へ 給 付 子 数 に 応 減 税 措 置 保 育 施 設 拡 充
積 極 的 施 策 を 行 近 年 に け こ 政 策 視 点 し 特 徴 的 点
女 性 に 多 様 選 択 肢 を え こ あ 具 体 的 に 女 性 仕 事 子 を 持
者 択 一 を 迫 い こ あ
． ド イ ツ
ド イ ツ 戦 東 西 分 裂 を 経 保 育 事 情 や 女 性 就 業 状 況 に 地 域 的 相 違 見
旧 東 ド イ ツ 地 域 夫 婦 共 働 主 流 両 立 支 援 早 く 保 育 施 設 整
備 等 逭 旧 西 ド イ ツ 父 親 け 働 く 世 帯 主 流 3 歳 児 神 話 存 在 し 旧 東
ド イ ツ 地 域 比 較 す 保 育 供 給 率 く 保 育 時 間 短 い こ う 事 情
地 域 25.2%に 留 ま い 2012年
ま 東 西 統 一 1990年 代 に 育 児 休 業 や 手 当 給 付 期 間 延 長 さ こ
結 果 的 に 母 親 長 期 離 職 職 業 中 断 に 省 2000年 代 以 降 母 親
早 期 復 職 父 親 育 児 休 業 得 を 同 時 に 推 奨 し い
直 近 労 働 者 多 様 ニ に 応 2007年 に 導 入 さ 両 親 手 当 を 改
し 2015 年 に 両 親 手 当 プ ラ ス を 導 入 両 親 手 当 プ ラ ス 育 児 休 暇 柔 軟
分 割 得 従 来 2 回 3 回 へ 可 能 に 休 暇 中 に 時 短 勤 務 を し 両 親 手
当 を 減 さ こ く 満 け こ う に そ 結 果 新 制 度
利 用 者 導 入 2 年 間 13.8% 28.0%ま 上 昇 し
． イ ギ ス
イ ギ ス 1997年 労 働 党 政 権 成 立 以 降 育 児 関 連 休 暇 制 度 や 支 援 制 度 整 備
逭 展 し 前 保 守 党 政 権 育 児 介 護 女 性 担 う 役 割 あ 意 識 や 労
使 関 問 労 使 自 主 的 決 定 に 委 あ す 伝 統 的 考 え 方
こ う し 施 策 推 逭 に 消 極 的 あ に 対 し 労 働 党 政 権 発 足 翌 年 に 打 出 し
雇 用 関 連 法 制 改 革 構 想 中 男 女 家 事 職 務 上 負 担 対 立 を 緩 和 す 家 族 に
や さ し い 政 策 を 柱 1 に 置 け 出 産 休 暇 改 善 や 父 親 休 暇 導 入 柔 軟 働
方 を 申 請 す 権 利 あ い 包 括 的 保 育 戦 略 法 制 度 整 備 や 政 策 拡 充 を 逭
背 景 に 女 性 就 業 率 上 昇 に 柔 軟 働 方 へ ニ 高 ま に
人 口 構 成 変 化 や 貧 困 問 へ 対 応 観 点 政 府 側 女 性 就 業 率 向 上
を 重 視 し い こ あ ま 同 時 に 長 時 間 労 働 是 や 生 産 性 向 上 意 識 さ
い
こ う し 組 一 環 し 2003年 に 法 定 出 産 休 暇 給 付 拡 充 併 法
定 父 親 休 暇 法 定 父 親 給 付 ま 子 を 持 親 に 柔 軟 働 方 を 申 請 す 権 利 新
に 導 入 さ ま 2007年 に 法 定 出 産 給 付 び に 出 産 手 当 支 給 期 間 26週
39 週 に 延 長 さ い さ に 2010 年 総 選 挙 成 立 し 保 守 党 自 由 民 主 党 に
連 立 政 権 母 親 休 暇 得 に 重 点 を 置 く 従 来 制 度 を 改 法 定 出 産 休 暇 権
利 52 週 を 父 母 間 共 し 得 期 間 に い 柔 軟 性 を 高 共 両 親 休 暇
制 度 を 導 入 し い
． ア メ カ
育 児 休 業 等 仕 事 家 庭 両 立 支 援 に 関 す ア カ 法 制 度 ､ 積 極 的 介 入 を 行
い ッ パ 諸 国 に 比 充 実 し い い え い 状 況 に あ
ア カ 元 々 法 に 労 働 条 件 規 制 少 く 年 次 給 休 暇 付 義 務 け
無 給 休 暇 付 を 義 務 け 家 族 医 療 休 暇 法(Family and Medical Leave Act 以
FMLA す ) 1993 年 に 成 立 し 両 立 支 援 制 度 柱 を 成 し い 1984 年 法
案 立 案 以 降 多 く 団 体 を 巻 込 妥 協 衝 突 を 繰 返 し 終 的 に 民 主 党 ク
ン ン 政 権 1993年 に 成 立 し
FMLA 被 用 者 に 対 し 12 カ 月 間 に 合 計 12労 働 週 枠 内 育 児 休 暇 介 護 休 暇
病 気 休 暇 出 産 休 暇 い 無 給 を 各 々 得 す 権 利 を え い 実 親 休 暇
得 日 数 女 性 約 60 日 男 性 そ 20 日 程 度 あ 休 暇 得 期 間 短 い あ
い 休 暇 得 を 躊 躇 さ 理 由 し 所 得 保 に け 点 指 摘 さ 親 休 暇
得 中 所 得 保 大 懸 案 事 項 い え 休 暇 中 所 得 保 給 家 族 休 暇 連
邦 制 度 化 さ い い 一 部 先 逭 的 州 実 施 さ い 2016年 大 統
領 選 ャ ン ン 休 暇 中 所 得 保 給 家 族 休 暇 大 点 1
FMLA 多 様 休 暇 を 包 含 す こ 固 定 的 性 別 役 割 分 業 価 値 観 転 換 を 図 こ
を 目 的 し 性 中 立 的 休 暇 法 制 に 男 女 間 雇 用 等 を 一 層 追 求 し 点
当 時 画 期 的 捉 え こ し し 法 制 定 20年 以 上 を
経 そ 目 的 シ ン ボ ッ ク あ 実 効 性 に い 何 い ま し
い 批 に 晒 さ い 男 女 間 実 質 的 等 を 図 FMLA を 含 両 立
支 援 制 度 を う に 整 備 し い く 併 ラ ン プ 政 権 検 討 伝 え い
家 族 休 暇 給 化 に い 逭 展 注 目 さ
． 韓 国
韓 国 政 府 1961年 出 産 を 抑 制 す 政 策 を 採 択 し 少 子 化 に 国 民 年 金
政 枯 浵 す 恐 あ 危 機 感 1996年 7月 従 来 人 口 増 加 抑 制 政 策 を
中 し 2001年 合 計 特 殊 出 生 率 1.3人 以 超 少 子 化 国 に 2002年 1.17人 ま
少 子 高 齢 化 社 会 対 策 し 女 性 仕 事 育 児 両 立 を 支 援 す
諸 制 度 を 整 え 始
育 児 休 業 制 度 父 母 育 児 休 職 制 度 1987年 男 女 雇 用 等 法 制 定 共 に 導 入 し
当 時 生 1 歳 未 満 乳 児 を 女 性 労 働 者 対 象 あ 1995 年 法 改 に
女 性 労 働 者 配 偶 者 あ 男 性 労 働 者 選 択 的 に 育 児 休 業 う に 2001
年 に 企 業 育 児 休 業 制 度 導 入 を 義 務 化 す 共 に 育 児 休 業 復 職 を 保 し 雇 用
保 険 育 児 休 業 給 付 金 を 支 給 す 関 連 規 定 を 強 化 し
1987年 制 定 さ 男 女 雇 用 等 法 1988年 施 行 2007年 に 男 女 雇 用 等 仕
事 家 庭 両 立 支 援 に 関 す 法 へ 改 名 し 仕 事 育 児 両 立 支 援 政 策 を さ に 強 化
し 2008年 6 月 育 児 期 労 働 者 仕 事 を し 子 育 う に 育 児 期 労
所 得 減 少 分 に 対 す 補 一 い 理 由 実 活 性 化 す に 限 界 あ
2011年 10月 短 縮 し 時 間 に 関 し 雇 用 保 険 給 付 金 を 支 給 し 始
引 続 政 府 男 女 雇 用 等 仕 事•家 庭 両 立 支 援 に 対 す 法 を 改 し 2012
年 2 月 公 8 月 施 行 育 児 休 業 申 請 労 働 者 労 働 時 間 短 縮 を 申 請 す 場 合
経 営 上 特 別 理 由 い 限 認 う 義 務 付 け ま 父 親 育 児 休 業 利 用 率 を 高
雇 用 保 険 施 行 を 2014年 改 し 育 児 休 業 制 度 名 称 を2014年 3 月 父
母 育 児 休 職 制 度 改 名 本 文 育 児 休 業 称 す す 共 に 2014 年 10 月
パ パ 月 を 実 施 し い
結 語
以 上 概 観 し 通 各 国 に 制 度 導 入 経 緯 や 成 立 異 現 行 制
度 そ 別 個 制 度 い こ 対 象 国 を 地 理 的 制 度 的 差 異 特 徴
に 着 目 し 分 類 す 欧 型 ス デ ン1 EU型 フ ラ ン ス ド イ ツ イ ギ ス
米 型 ア カ 東 ア ア 型 韓 国 に 大 別 さ
ま 欧 型 ス デ ン 女 性 社 会 参 加 を 促 す 環 境 整 備 に 早 く 組
男 女 に 就 労 を 通 経 済 的 自 立 社 会 規 範 父 親 育 児 休 業
制 度 を 早 期 に 導 入 育 児 休 暇 女 性 け く 男 性 得 し や す い 柔 軟 制 度
い 父 親 育 児 休 業 制 度 を 早 期 に 導 入 し い こ 型 特 徴 あ 次 に EU
型 あ 出 産 休 暇 や 育 児 休 暇 に 関 す EU指 影 響 あ フ ラ ン ス ド
イ ツ イ ギ ス い 国 父 親 母 親 双 方 を 対 象 に し 給 育 児 休 業 制 度 等
あ 特 に 近 年 フ ラ ン ス に い 労 働 時 間 短 縮 休 暇 制 度 子 育 支 援 給 付
保 育 支 援 妊 娠 出 産 を 原 因 す 解 雇 や 昇 逭 差 別 禁 雇 用 形 態 に 差 別 解 消
様 々 複 合 的 組 を 行 結 果 出 生 率 上 昇 に 転 成 果 見 い
ド イ ツ イ ギ ス 濃 淡 あ 同 様 に 両 親 に 育 児 仕 事 に 参 加 さ 方
向 政 策 展 開 さ い 一 方 ア カ に い 1993年 成 立 当 時 性 中 立 的
画 期 的 制 度 評 さ 家 族 医 療 休 暇 法 FMLA 備 大 論 点 い
2016年 大 統 領 選 挙 戦 育 児 休 暇 中 所 得 保 点 １
逭 展 注 目 さ に 韓 国 2000年 代 に 入 様 々 政 策 を 打 出 し
2014年 に 育 児 休 暇 に パ パ 月 を 導 入 す 極 端 出 生 率 を 食 い
く 育 児 支 援 関 連 施 策 目 ま し く 展 開 さ い ま 日 本 2017年 に 改
育 児 介 護 休 業 法 施 行 さ 迫 来 超 少 子 高 齢 化 社 会 を 目 前 に 環 境 整 備 逭
い こ う 海 外 動 を 踏 ま え 日 本 に 適 政 策 を 検 討 す
議 論 望 ま
1
ス デ ン EU加 盟 国 各 国 に 先 駆 け 1974年 に 父 親 育 児 休 業 得 を 射 程 に 入 制 度 を 導
休暇期間
産前産 各7週間 計14週間 う 産前産 各2週間 休業
義務付けさ い
産前6週間 産 10週間 産
6週間を含 産前 産 計8週間
義務
産前6週間 産 8週間
(多子 未熟児 害児
産 12週間 産前6週間 に い 本人 明示的 に就業希望 意思表示を す 就業可能
産前11週間 計52週 間 産 2週間 工場労働 場合 4週間 義務 ※共 両親休暇 し 出産
休暇52週間 1部を母親 に代わ 父親 得す こ 可能
育児休暇欄を参照 計90日間(産 45日 義 務)
得要件
し 雇用さ 出産予定 あ 女性
使用者 要請 あ 診断書 を提出す 労働法
L1225-16
雇用さ 出産予定 あ 女 性 自分 状況を知 時 点 使用者に対し 妊娠 し 旨 出産予定日を報 告し け い(使 用者 求 あ 場合 医 師 証明書を提出)
雇用さ 出産予定 あ 女 性 出産 15週前ま に 使用者に通知 必要 法定 給付を 給す 場合 妊 娠 証明 必要
雇用保険 被保険期間180 日以上( 続雇用 問わ
い)
給付 無
あ 両親給付 所得 約80% 支給さ 但し １日当 上限 952 SEK
出産前 就労期間 連続
240日未満 場合 ま 出産
前 年間所得 117,590 SEK 未満 場合 無収入含 日
一 250 SEK 月 約7,500
SEK 支給さ
あ 出産休業給付
こ 休暇期間 賃金 給休 暇 同 賃金 しく 勤続 年数に 規定さ 協約に 基 い 支給さ 労働法 L1225-16
あ 母親手当
従前手 所得 100%を 補償 健康保険 日
13ユ 残 使用者
負担
あ 法定出産給付 法定出産給付 初 6 週間に い 従前 均 給 90％ 以降33 週間 定 手当 週 140.98ポンド い
い を支給 う
92％ 還付さ 中
企業 103％
給資格 い場合 自営 業者等 別途 制度 出 産手当 あ
し あ
中 企業：雇用保険 90日分支給 上限480万
ン)
大企業：当初 60日分 事業主負担 30日分 雇 用保険 支給(上限160 万 ン)
育児休暇
休暇名 両親休暇 育児親休暇 両親休暇 両親休暇 FMLA休暇 父母育児休職制度
休暇期間
18カ月 う 480日間 約16 カ月 両親給付 支給さ
満3歳ま
就労 中断あ い 労働時間 短縮 要件
原則満3歳(36カ月)ま
36カ月 両親休暇 期間
う 24カ月を限度 し 子 満8歳に ま 別 期間に休暇を持 越すこ 可能
子 18歳に達す ま 18 週間 年4週ま
家族 医療関連 理由に 休暇を 年間 大
12週間 得可能
得事由
傷病休暇 出産休暇 育児休暇 出生
1年以内 看護 介
護休暇 配偶者 18歳 未満 子 親
子 8歳に ま 1 年間
(女性 産 休暇期間45 日を含 1年間 男性
1年間)
2018年 半期 出産
前 妊娠期間 １年間 使用可能
時期分割 可否
以 要件に基 年間3 回ま 分割し 得 可能 使 用者 合意 得 4
各親 3回に分割し 得 可能
週単 得 高
年4回ま 分割し 得 可 能
使用者 同意 あ 可 能
育児休業 育児期勤労時間 短縮を合わ 1回分割可 能
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資料シリーズN
労働政策研究・研修機構（J
得可
2013年12月31日以前に出生 子 8歳に達す ま 得 可
休暇 形態
休暇
短時間勤務 両親休暇 部分 得 併用可
休暇
1～3年休職 あ い 時短復職
週16時間～フ タイム 80% を選択 ま 復職に し 職業教育を け こ 可能 あ さ に 休暇前 同職 同 賃金に復職を使用者に義務 付け い
休暇
(休暇中 週30時間ま 短
時間勤務 可能)
休暇 休暇
(使用者 同意す 断続
的休暇ま 労働時間短 縮に 休暇 可 時間単
得 可)
5パタ ン 選択
育児休業1回利用 短時間勤務1回利用 育児休業 分割利用(1回 に限 )
短時間勤務 分割利用(1 回に限 )
育児休業1回利用及び短 時間勤務1回利用
両親同時 得 可否
可能
出生 1年以内に 30日ま 両親 同時に 得 そ
へ 割 当 期間 得 可
1人年3回ま 休暇を分割し 得可能
可能 可能
(片方 親 得 両親同
時に 得 時期を し 双 方 得 い 可)
可能 可能 可
(同 子に対し 両親各々
1年 得可能)
給付金
両親給付 し 390日 所 得 約80% １日当 上
限952SEK 残 90
日 日 180SEK 支給さ
出産前 就労期間 連続
240日未満 場合 ま 出産
前 年間所得 117,590SEK 未満 場合 失業者 学生含
390日 給付 日
250SEK 月 約7,500SEK 給付金 支給日 月25日 申
請 30日以内に支給
就業選択自由補償給付 CLCA) 育児分担手当(PrePerE) 併存
要件を満 両親手当 原則 従前手 賃金 67% 一定期間給付さ 両親休暇 給付期間
を超え 得 超
え 期間 無給
給付 し 給付 し 2017年8月ま 通常賃金 40%(月上限
100万 ン 限 50
万 ン) 2017年9月
育児休業当初3カ月間 80％( 限70万～上限 150万 ン) 4カ月目
通常賃金 40％
短時間勤務 に い
子 8歳に達す ま ( 学校 1年終了ま ) 労働時間を75% ま 短縮 1日8時間労 働 場合 6時間勤務
労働時間を完全に中断し 場合 50%に制限し 場合 50%～80% に制限し 場合 選択 可能
要件を満 す労働者 両親 休暇中 週30時間ま 短時間勤務 可能
両親休暇に 短時間勤務 可 得 週単
使用者 同意 あ 労 働時間 短縮 可能 計 12 週間分ま
2011年10月 短縮し 時間に関し 雇用保 険 給付金支給 短縮 労働時間 週15 〜30時間
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資料シリーズN
人超 事業所 以上勤務し 従業員
得手続
職場へ 休暇 得申請 2カ月 前ま に行う
社会保険庁へ 両親給付 給申 請 妊娠証明書を添え 行う
出産休業終了1カ月前 ま 育児親休業開始 2 カ月前に申 出
得開始7週間前(満3歳 満8歳ま 間 13 週間前)ま に書面 使用 者に申請
得開始 21日前ま に 使用者に申請
出産休暇 育児休暇 休暇開始日 30日前 に使用者に通知 看護 介護休暇 傷病休 暇
可能 あ 30日前 に通知
労働者 育児休業又 育 児期勤労時間短縮 開始 予定日 30日前ま に 申請書を事業主に提出 給付金：育児休業又 育 児期勤労時間短縮 開始 １カ月 終了日12 カ月以内に 居 地 雇 用センタ に申請 父親休暇
概要
2016年1月1日以降に出生 父親 月 90日 2015年12月31日以前に出 生
父親 月 60日
出産 4カ月以内に連続し
11日 多胎出産 長18日
出産休暇 し 両親手当 パ
月 あ 片方 親 け 給す 場合 大12 カ月間 う一方 親
給す 2カ月延長さ 大14カ月間支給さ
出産 8週 期間 1週間 ま 2週間
※共 両親休暇 し 出産 休暇52週間 一部を母親 に代わ 父親 得す こ 可能
育児休暇欄を参照 配偶者出産休暇 2012年 施行 3日 給 追加 日 無給
パパ 月 2014年10月 施行 3カ月 給付金 通常賃金 100％ 上限 月 150万 ン 2018 年7月 月上限200 万 ン
看護休暇
休暇名
子 看護休暇 子 病気等 休暇
親付添休暇
看護休暇 家族 被扶養者 休
暇 タイム フ
育児休暇欄を参照 家族看護休職制度 子 特別条項 い
休暇期間 要 件
12歳未満 子1人に 年間
120日 但し 半 60日間 病状に関し 要件 付さ
子 病気等 休暇 16 歳 未満 子に 年間 長3日 子
1歳未満 場合ま 16 歳
未満 3人以上 子を扶養す 場合 年間 長5日
親付添休暇 家族給付 給要 件を満 す子 疾病 身体 害 事故に 重傷に
付添･看護を必要 す 時 労働 者 デク に定 期間 現 在 長3年 休暇を 得す
こ 親付添休暇
年間 日数 長310労働日 あ 分割さ い
12 歳未満 子1人に 1年 大10日 1人 親 に 1年 計25日を超
え い
家族 被扶養者 病気や事 故 突発的 必要 生 場合に 合理的に必要 認 期間 法 上 期間制限 し 休暇 得 可能
雇用さ い こ 要 件
年間90日ま
給付 無
所得 約80％ 支給さ 両 親給付 同水準
1時間単 得可
子 病気等 休暇 無給 親付添休暇 親付添給付 長
310労働日 間支給さ こ
健康保険 疾病手当 Krankengeld) 支給 さ
無給 無給 無給
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資料シリーズN
労働政策研究・研修機構（J
措置 概要
1日8時間労働 場合 6時 間勤務
両親休暇 部分 得 併用し 両親給付を 得す 場合：所定 労働時間 12.5% 1日8時間 労働 場合1時間 25% あ
い 50％短縮可能
復職 可能 両親手当プラスを活用す 両親手当 給中に時短 勤務をし 両親手当を 減 満 給 他 使用者 パ
タイム労働や独立的 就業をす 場合 使用者 同意を必要 す 当該使 用者 4週間以内に差し 迫 経営上 理由に基
い 書面 同意を 拒否
勤務時間を申請す 権利 育児休業又 時短を選択
1年以内 1週当
15時間〜30時間ま 事業主 義務 時短を理由に 解雇又 他 利益 処遇禁 時短 同業務又 同水 準 賃金支給 職務へ 復
子 年齢
子 8歳に達す ま ( 学校1 年次終了ま ) 労働協約に
子 12歳に達す ま
3歳ま (3歳 保育学校 開
始さ 99％ 子供 通学を開始 す )
8歳ま 制限 し 8歳以 ま 学校2年
生以
請求 手続
職場へ 申請 2カ月前ま に 通常 書面に 行う
APE 所得補償 要件を引
3歳ま 給付を認
さ に 育児親休暇 得要件 緩和し 子供 出生 養子 け入 前10年間に い 2 年間就労 し
労働時間 短縮 びそ 具 体 的 方 式 を 使 用 者 に 書 面 申請す
申請時点 雇用さ い 期間 26週を超え い こ を要件 し 通常 書面に 申請 使用者 申請を考慮 上 3カ月以 内に決定を行う
労働者 勤労時間短縮開 始予定日 30日前に申 請書を事業主に提出し 雇用センタ―に育児期勤 労時間短縮給 を申請す
給付 無
労働時間短縮分に対す 給付 い 両親休暇を併用し 時 間単 両親給付を 給
一定 要件を満 家族給 付を 給
あ (週30時間以内 短時 間勤務 場合)
両親手当プラス 導入に 同時に両親手当 給 期間中( しく 給終了 直 )に 4カ月間 両 親 に週25～30時間
時短勤務をす そ 両親手当プラス(パ
シップボ ス)を 給
し
使用者 決定さ 変更 に基 い 雇用契約を修
す
2011年10月 給付金 支給
通常賃金 60％ 限50 万～上限150万 ン を 基 準 に 短 縮 し 時 間 に 比 例 し 雇 用 保 険 支 給
働い 時間分に関し 事業主 支給
その他特徴的な制度
概要
児童手当 非課税 親 所得水準に わ 16歳 未満 全 子を支給対象 し い 現在子1人月 1,050 SEK 子 2人 場 合 150 SEK 3人 604
SEK 4 1,614 SEK 5
同職 同賃金へ 復職 使用者 に義務付け い 技術革新 に 教育訓練 必要 場合 教育訓練を け 同職種 職 に 復職す
3歳 公的教育 開始 保育
18歳未満 子を持 親に
対し 児童手当 支給さ 第1子～2子ま
194ユ 第3子 月
200ユ 第4子以降
1人225ユ 支給さ
2018
児童給付
16歳未満 子を扶養し い 者に対し 第1子に 20.70ポンド 第2子以降 に13.70ポンド 手当を支 給 年間5万ポンド以上
出産 労働者に ､1 年間搾乳 休憩 時間 付 そ 場所
提供義務 児童税 控除 17歳未満 子1人当
1,000
0〜5歳児 義務 無償 教育実施 2013年 児童手当 2018年9月
支給予定 満5歳以 子に 月10万 ン支 給 2人以上世帯 所得水
90% － 1 2 －
資料シリーズN
春学期ま 児童手当 同 就学手当 支給さ 2007年に税制度 改 さ 家庭 掃除 洗濯 庭 手入
子守 等 償 家事代行 サ ビスを利用し 場合 一人 あ 支払 50％ 年間 25,000 SEK 65歳以上 50,000 SEK ま 税 控除 (RUT-avdrag
(Skatteverket.se を け こ うに
無 完全休業に 休暇 時短勤務を行い 休暇 子供 人数に応 給付 定
い 休暇金を短縮し 場 合 給付 増 さ 制度 あ 多胎 場合等 6 歳ま 延長
こ 収入に応 新学期 手当(子供 学用品購入) あ
子供 害に 加 算
収入等に応 減 措置あ
得制限あ 保育費用等控除
13歳未満 子 保育等
に 費用を 大
35％ま 税 控除
出所：第1章～6章
注1： ：1SEK ス デンク ネ 約13.5 1ユ 約130 1ポンド約150 1ド 約115 1,000 ン約100 2017年11月
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資料シリーズN
労働政策研究・研修機構（J
第
章
ス
ー デ ン
じ め に
ス デ ン 早 く 子 福 祉 雇 用 定 両 側 面 社 会 制
度 を 整 備 し 1970年 代 以 降 男 女 双 方 仕 事 育 児 両 立 実 現 を 目 指 し 多 角 的
包 括 的 政 策 を 講 合 計 特 殊 出 生 率 近 年 相 対 的 に 高 2016年 1.85
推 移 し い SCB 2017
第 節 育 児 休 業 制 度
． 導 入 経 緯 と 歴 史 的 変 遷
ス デ ン 1974年 に 導 入 さ 育 児 休 業 制 度 各 国 に 先 駆 け 男 性 に 適 用 さ
そ 改 重 い こ こ 早 く 父 親 育 児 休 業 得 を 射 程 に 入
(高 橋 2011)同 国 育 児 休 業 制 度 導 入 経 緯 議 論 変 遤 を 概 観 し い く 関 連 施
策 制 度 変 遤 に い 図 表 1-1に 整 理 す
1 9 6 0 代 ： 両 親 休 暇 育 児 休 業 制 度 導 入 へ の 布 石
1960 年 代 に 社 会 に け 男 女 等 を 実 現 し う す 動 高 ま に
女性 産 前 産 休暇 母 親休 暇 得に し 支 給さ 母 親給 付
mödrapenning：1937 年導入 1 に代わ 父母を対象 す 両親保険
föräldraförsäkring 導 入 に 向 け 議 論 行 わ う に 共 働 社 会 へ 転
換 に 向 け 両 親 保 険 制 度 検 討 さ 当 時 議 論 焦 点 あ 女 性 労 働 市
場 参 画 に 家 庭 父 親 役 割 政 策 課 し 上 う に 1972
年 に 政 府 設 置 し 家 族 政 策 委 員 会 子 に 父 親 積 極 的 関 わ 必 要
あ 言 及 し こ 育 児 休 業 を 男 女 等 制 度 へ 転 換 さ 契 機
(Ahlberg et al. 2008)
1 9 7 4 ～ 1 9 8 0 代 ： 両 親 休 暇 制 度 導 入 へ
1974年 に 両 親 休 暇 制 度 導 入 さ 親 労 働 時 間 子 保 育 時 間 議 論 中
心 い く 幼 い 子 を 親 1 日 8 時 間 働 く 適 い う 問 意 識
父 親 家 庭 役 割 に 焦 点 当 う に 同 時 期 子 に 等 教
育 を 施 す 場 し 公 的 保 育 重 要 性 唱 え 1970 年 代 終 わ に 子
1 1930
年 代 に 世 界 恐 影 響 け 出 生 率 世 界 水 準 1.7 ま 落 込 い ス デ ン
ュ 夫 妻 人 口 問 危 機 Kris i befolkningsfrågan (1934 年 を 著 し 出 生
率 に 警 鐘 を 鳴 し 将 来 的 に 女 性 労 働 市 場 参 加 逭 こ を 見 据 え 仕 事 出 産 子 育
善 利 益 家 族 政 策 に い 親 役 割 男 女 等 性 に 続 く 基 軸 概 念 し
置 け 家 族 選 択 自 由 原 則 に 社 会 規 範 い (Klinth
2005)
1978 年 社 会 保 険 庁 重 量 挙 ス タ 選 手 を 男 性 育 児 休 業 得 推 逭 ャ ン
ン デ に 起 用 し 乳 児 を 胸 に 抱 い 姿 ポ ス タ を 作 成 し 話 を 集 男
性 休 暇 得 推 逭 に 至 い い 1980 年 代 初 に 実 施 さ 育 児 休 業 に 関 す 国
民 意 識 調 査 90％ 強 男 性 育 児 休 業 に 肯 定 的 あ い 大 変 肯 定 的 回 答
し い 実 践 に 繋 経 営 者 団 体 あ ス デ ン 産 業 連 盟
(Industriförbundet) 当 時 父 親 家 庭 に け 役 割 に 関 す 議 論 に 対 し 批 的
立 場 を い (Klinth 2005:228)
1 9 9 0 代 以 降 ： 割 当 制 度 父 親 の 月 導 入 へ
ス デ ン 政 府 1993年 に 子 を 識 者 や 経 営 者 男 性 を 中 心 ン す
ワ ン プ 父 親 子 仕 事 生 活 Pappagruppen: 父 親 プ を
設 置 し 多 く 父 親 育 児 休 業 得 を 強 く 望 い 雇 用 主 否 定 的 あ
い う 状 況 明 に 一 方 (Ahlberg et al. 2008) 社 会 構 造 的 要 因 け く 母
親 既 得 権 い う 家 庭 内 隠 ン 権 力 構 造 影 響 を え い 見 解
示 さ (Hobson & Bergman 2002)
男 女 等 視 点 親 役 割 に い 別 見 方 生 ま 家 庭 に け 母
親 交 海 力 弱 さ 父 親 休 業 未 得 要 因 あ 捉 え い 父 親 自 身
休 業 得 を 望 い い こ 阻 害 要 因 い く い い
決 定 を す い う 男 性 権 力 介 在 す 捉 え あ (SOU 2005:73) そ 考 え
を 示 し 当 時 中 道 右 派 政 権 社 会 大 臣 を 務 い 国 民 党 元 党 首 ン
ス (Bengt Westerberg) 家 族 選 択 自 由 に 関 す 原 則 に 触 1993
年 国 会 発 言 次 う に 述 い 家 庭 に け 労 働 役 割 分 担 に い 考 え こ
重 要 政 治 家 家 族 領 域 に 介 入 す い い う 意 見 多 い し し 家
庭 内 役 割 分 担 広 く 社 会 に 及 す 悪 影 響 看 過 い こ 家 族 に い
解 決 す 問 う に え や 家 族 け 問 い Klinth 2005: 216
こ 発 言 以 降 家 族 選 択 自 由 い う 概 念 を 再 定 義 す 試 実 を 結 び 父 親 育
児 休 業 家 族 問 企 業 労 働 市 場 政 治 に 関 わ 社 会 問 へ 転 換 し (ibid.)
1995年 に １ カ 月 間 い わ ゆ 父 親 月 導 入 さ こ こ 実 に
両 親 い に 付 さ う 一 方 親 に 譲 渡 い 割 当 期 間 を 指 す
そ 研 究 割 当 制 導 入 前 に 父 親 プ 育 児 休 業 を 全 く い
者 54％ い 制 度 導 入 に 父 親 に プ そ 数 値 18％ に
僅 9％ 導 入 に 47％ へ 上 昇 し い 但 し 60日 間 以 上 得 し 者
割 合 に 変 化 こ 明 (Ekberg et al. 2004)
育 児 休 業 制 度 を 2000年 代 前 半 議 論 に い 家 族 選 択 自 由 男 女 等 推
逭 役 割 分 担 強 化 い う 2 視 点 共 存 し 政 治 ッ ク 間 見 解 相 違
薄 い 2 割 当 期 間 2002年 に 2カ 月 間 に 延 長 さ そ 10 年 余 を 経
2016年 に 3 カ 月 へ 引 上
図 表1 - 1 出 産 ・ 育 児 休 業 関 連 施 策 と 労 働 関 連 施 策 の 変 遷 ： 1 9 2 0 代 ～ 2 0 1 0 代
出 産 育 児 休 業 関 連 施 策
労 働 時 間 年 次 給 休 暇
女 性 差 別 撤 廃 等 に 関 す 施 策
1 9 2 0年 代 1 9 2 0 : 法 定 労 働 時 間 週4 8時 間 に
1 9 3 0年 代
1 9 3 7 : 母 親 産 前 産 休 暇1 2週 間 無 給
1 9 3 8 : 母 親 給 付 導 入
1 9 3 9 : 母 親 休 暇4カ 月 半 に 延 長 無 給
1 9 3 8 : 2週 間 年 次 給 休 暇 導 入
1 9 3 9 : 結 婚 出 産 を 理 由 に し 女 性 解 雇
禁
1 9 4 0年 代
1 9 4 5 : 母 親 休 暇盤カ 月 に 延 長 無 給
1 9 4 8 ： 児 童 手 当 導 入
1 9 5 0年 代
1 9 5 5 ： 母 親 休 暇3カ 月 給 に 1 9 5 1 : 年 次 給 休 暇3週 間 に
1 9 5 7 : 法 定 労 働 時 間 週4 5時 間 に
1 9 盤 0年 代
1 9 盤 3 : 母 親 休 暇 給 期 間盤カ 月 に 延 長 1 9 盤 0 ： 女 性 賃 金 廃 5年 以 内 に
1 9 盤 5 ： 法 定 労 働 時 間4 2 普 5時 間 に
1 9 7 0年 代
1 9 7 4：両 親 休 暇 父 母 対 象 育 児 休 暇 盤カ 月
所 得 9 0 ％ 保 両 親 給 付 上 限 課 税 対 象
子 看 護 休 暇 導 入 1 0日 景 年
1 9 7 5 ： 両 親 休 暇 7カ 月 に 延 長 子 8歳 に
達 す 迄 分 割 得 可 能 に
1 9 7 8 : 両 親 休 暇9カ 月 に 延 長
1 9 7 0 : 国 家 公 務 員 に 子 1 2歳 に 達 す
迄 労 働 時 間 を 短 縮 す 権 利
1 9 7 3 ： 法 定 労 働 時 間 週4 0時 間 に
1 9 7 5 ： 就 学 休 業 す 権 利
1 9 7 8 : 年 次 給 休 暇5週 間 に
1 9 7 9 ： フ タ イ ム 雇 用 者 に 子 1 2歳
に 達 す 迄 労 働 時 間 を 2 5 ％ 短 縮 す 権
利
1 9 8 0年 代
1 9 8 0：両 親 休 暇 1 2カ 月 に 延 長 出 産 に 伴 う 父 親
休 暇 1 0 日 間 ス ド プ ア 制 度 対 象
期 間 ： 第 １ 子 出 産 2 4カ 月 以 内 子 看
護 休 暇2カ 月 に 延 長
1 9 8 盤 : ス ド プ ア 制 度 対 象 期 間 を 3 0 カ
月 に 延 長 保 育 所 学 校 行 事 参 加 休 暇 年2日
1 9 8 9：両 親 休 暇 1 5カ 月 に 延 長 子 看 護 休
暇3カ 月 に 延 長
1 9 8 0 : 雇 用 に け 性 別 に 差 別 禁
法 男 女 雇 用 機 会 均 等 法
1 9 8 3 ： 改 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 に
全 職 業 門 戸 を 女 性 に 開
1 9 9 0年 代
1 9 9 0 ： 子 看 護 休 暇4カ 月 に 延 長
1 9 9 5 ： 両 親 休 暇 期 間 う 1カ 月 を 両 親 そ
に 割 当 通 称 ： 父 親 月
2 0 0 0年 代
以 降
2 0 0 2：両 親 休 暇1 盤カ 月 に 延 長 割 当 月 父 親
月 2カ 月 に 延 長
2 0 0 盤 ： 両 親 休 暇1 7カ 月 に
2 0 0 8 : 等 ボ ス 制 度 導 入 2 0 1 7年 廃
2 0 1 2 ： 両 親 休 暇1 8カ 月 に
2 0 1 盤年 ： 割 当 月3カ 月 に
2 0 0 盤 ： 両 親 休 暇 得 に 対 す 職 場 い
差 別 禁
出 所 ： S t 制 n さ o r 除 2 0 0 7 , T 制 継 e せ せ 盤 普 1 び に 高 橋 2 0 1 5 ： 2 2 9を 基 に 作 成 両 親 給 付 支 給 日 数 変 遤
給 付 水 準 増 減 詳 細 び に 養 親 を 対 象 し 法 整 備 変 遤 に い 割 愛 し
2 1990
年 代 崩 壊 に 況 あ を け 1990年 に 2.14に 達 し い 出 生 率 1999年 に
1.5 過 去 ま 落 込 ス デ ン 政 府 2001年1月 人 々 出 生 行 動 を 抑 制 す
要 因 解 明 を 急 務 し 2001年1月 に ワ ン プ を 設 置 し 同 年 10月 社 会 省 に 報 告
書 男 女 希 望 す 数 子 を う け う え 特 に 重 要 社 会 全 体 に け 子 へ や さ
． 現 行 制 度 概 要
3
ス デ ン 出 産 育 児 休 業 給 付 制 度 先 述 両 親 保 険 制 度 に 統 括 さ そ 主
源 雇 用 主 負 担 す 社 会 保 出 金 両 親 保 険 へ 出 従 業 員 給 2.6%分
あ 給 に し 個 人 国 機 関 あ 社 会 保 険 庁 に 申 請 す 手 順 あ
行 政 手 続 IT化 逭 同 国 給 者 9割 ン ラ イ ン 申 請 手 続 を 行 い 利 用
し い Försäkringskassan.se 子 看 護 休 暇 10 日 休 暇 述 ス マ フ ン ／iPhone ア プ を 用 い 申 請 手 続 を 行 う こ 可 能 あ
両 親 保 険 föräldraförsäkring し 給 付 さ に 育 児 休 暇 時 に 給 す 両
親 給 付 子 看 護 休 暇 時 一 時 両 親 給 付 あ こ 手 当 労 働 時 間 短
縮 制 度 併 用 し 給 す こ 職 務 上 や を 得 母 親 休 暇 を 得 す 場
合 母 親 給 付 支 給 さ
出 産 休 暇 制 度
出 産 休 暇 mammaledighet： 母 親 休 暇 両 親 休 暇 föräldraledighet に
両 親 休 業 法 föräldraledighetslagen 規 定 さ い 出 産 休 業 日 数 育 児 休
暇 期 間 差 し 引
母 親 休 暇 ： m 制 m m 制 せ e d i ざ し e t
休 業 期 間 産 前 産 各7週 間 計1 4週 間 う 産 前 産 各2週 間 休 業 義
務 付 け さ い
得 要 件 し
給 付 無 等 両 親 給 付 し 所 得 約8 0 財 支 給 さ 但 し 1日 当 上
限 9 5 2 S ＊ K ス デ ン ク 進
出 産 前 就 労 期 間 連 続 2 4 0日 未 満 場 合 ま 出 産 前 年
間 所 得 1 1 7 , 5 9 0 S ＊ K未 満 場 合 無 収 入 含 日 一 2 5 0 S ＊ K
月 約7 , 5 0 0 S ＊ K 支 給 さ
そ 他 措 置 妊 婦 に 危 険 あ い 適 さ 職 務 に 就 い
職 場 配 置 転 換 可 能 い 場 合 出 産 予 定 日 盤 0日 前 1 1
日 前 ま 休 業 に 対 し 母 親 給 付 し 所 得 約8 0 財 を 給 す 権
利 保 さ い
* １SEK ≒ 13.5 2017年11月
育 児 休 暇 制 度
両 親 休 暇 育 児 休 暇 制 度 1970年 代 終 わ 以 降 柔 軟 性 重 視 さ う に
分 割 得 を 可 能 し 利 便 性 を 高 先 述 通 女 性 け く 男 性 得 し や す
い う に 整 備 さ
3
両 親 休 暇 ： さ 干 r 事 せ d r 制 せ e d i ざ し e t
1 8カ 月 う 4 8 0日 間 約1 盤カ 月 両 親 給 付 。 さ 干 r 事 せ d r 制 p e n n i n ざ
支 給 さ
得 手 続 職 場 へ 休 暇 得 申 請 2カ 月 前 ま に 行 う
社 会 保 険 庁 へ 両 親 給 付 給 申 請 妊 娠 証 明 書 を 添 え 行 う
雇 用 形 態 に 得
要 件
し 就 労 無 問 わ い
得 時 期
2 0 1 4年1月1日 以
降 に 出 生
付 日 数 う 3 8 4日 子 4歳 に 達 す ま 残 9 盤日
子 1 2歳 に 達 す ま 得 可
2 0 1 3年1 2月3 1日
以 前 に 出 生
子 8歳 に 達 す ま 得 可
給 付 無 内 容 両 親 給 付 し 3 9 0日 所 得 約8 0 財 １ 日 当 上 限9 5 2ク
残 9 0日 日 1 8 0ク 支 給 さ
出 産 前 就 労 期 間 連 続 2 4 0日 未 満 場 合 ま 出 産 前 年
間 所 得 1 1 7 , 5 9 0ク 未 満 場 合 失 業 者 学 生 含 3 9 0日
給 付 日 2 5 0ク 月 約7 , 5 0 0ク
給 付 金 支 給 日 月2 5日 申 請 3 0日 以 内 に 支 給
得 条 件 割 当
2 0 1 盤年1月1日 以 降
に 出 生
原 則 的 に4 8 0日 を 分 割 し 両 親 に2 4 0日 付 さ 子
出 生 時 期 に 割 当 に 関 す 条 件 異
出 生 1年 以 内 に 3 0日 ま 両 親 同 時 に 得 そ へ
割 当 期 間 得 可
1人 年 間3回 ま 休 暇 を 分 割 し 得 可 能
親 単 独 養 育 者 に 4 8 0日 付 さ
上 期 間 う 9 0日 両 親 そ に 割 当 う 一
方 親 へ 譲 渡 可 い わ ゆ 父 親 月 9 0日
2 0 1 5年1 2月3 1日 以
前 に 出 生
上 期 間 う 盤 0日 両 親 そ に 割 当 う 一
方 親 へ 譲 渡 可 父 親 月 盤 0日
得 方 法 出 産 予 定 日 1 0日 前 出 産 前 母 親 対 象 子 8歳 2 0 1 4
年1月1日 以 降 出 生 児 1 2歳 に 達 す ま 得 可 能 1 0 0 ％
7 5 ％ 5 0 ％ 2 5 財 1 2 普 5 ％ ま 分 割 得
第 １ 子 以 降 子 に
特 別 措 置 等
ス ド プ ア ム 。 除 p e e d - p r e m i つ m ) 制 度 ： 第 １ 子 出 産 3 0カ 月
以 内 に 第2子 を 出 産 し 場 合 第2子 育 児 休 業 中 給 付 金 第 １
子 同
双 子 以 上 場 合 両 親 休 暇 期 間 延 長
期 間 ： 双 子4 8 0日 3 子盤 盤 0日 4 子8 4 0日
期 間 ： い 1 8 0日
2012年 婚 姻 法 改 同 性 婚 承 認 さ こ 育 児 休 業 制 度 に い 父
母 代 わ に 性 別 に 中 立 親 い う 表 現 一 般 的 に 用 い う に
父 親 に 付 さ 10 日 間 一 時 両 親 給 付 し 所 得 約 80％ を 保 証
父 親 休 暇 性 別 に 中 立 制 度 し う 一 方 親 例 ： 妊 産 婦 い 方 親 を 対
象 す 出 産 休 暇 制 度 に 改 訂 さ 10 日 休 暇 10-dagar 称 さ う に
そ 他 措 置
出 産 に う
う 一 方 親 休 暇
1 0日 間 一 時 両 親 給 付 し 所 得 約8 0 財 支 給 さ 出 産 退
院 盤 0日 以 内 に 得 可 父 親 休 暇
短 時 間 勤 務 子 8歳 に 達 す ま 。 学 校1年 次 終 了 ま ) 労 働 時 間 を7 5 財
ま 短 縮 1日8時 間 労 働 場 合 盤時 間 勤 務 短 時 間 勤 務
看 護 休 暇 制 度
ま 重 病 近 親 者 看 護 介 護 vård av närstående 介 護 対 象 者1 人 に
年 100 日 以 内 休 暇 認 そ 期 間 近 親 者 介 護 休 業 給 付 金
närståendepenning： 所 得 約 80％ 保 支 給 さ 親 族 に 限 人 介 護
休 業 得 可 能 あ
子 看 護 休 暇 ： 不 二 r d 制 不 継 制 r n 別 賃 賄 一 時 両 親 給 付 ： t i せ せ さ 事 せ せ i ざ さ 干 r 事 せ d r 制 p e n n i n ざ
休 暇 期 間 子 1人 に 年 間 1 2 0日 間 但 し 半 盤 0日 間 病 状 に 関 し 要
件 付 さ
得 要 件 子 8カ 月 を 迎 え 1 2歳 に 達 す ま
重 篤 子 1 8歳 に 達 す ま 対 象
子 通 院 付 添 い 得 可 能
得 期 間 8日 以 上 場 合 医 師 診 断 書 提 出 必 要
給 付 無 所 得 約8 0 ％ 支 給 さ 両 親 給 付 同 水 準
1時 間 単 得 可
． 育 児 休 業 制 度 の 利 用 状 況
利 用 状 況
育 児 休 業 得 日 数 － 男 女 別 推 移
図 表 1-2 両 親 給 付 給 日 数 1人 当 均 値 を 子 年 齢 別 男 女 別 に
示 し 本 稿 同 数 値 を 育 児 休 業 得 日 数 捉 え こ す 先 述 通
2013年 12月 迄 出 生 児 8歳 に 達 す ま 2014年 以 降 出 生 児 に い 12
歳 に 達 す ま 一 部 休 暇 を 担 保 す こ 社 会 保 険 庁 統 計 デ タ を
に 子 3歳 に 達 し 時 点 親 1 人 当 均 得 日 数 を2008年 2013年
比 較 す 女 性 約 297日 289日 に 減 少 し い に 対 し 男 性 約 66
日 74日 へ 増 加 し い
制 度 利 用 者 年 齢 分
育 児 休 業 制 度 利 用 者 年 齢 分 を 図 表 1-3 示 し 通 男 女 30代
多 く 過 半 数 を 占 い 女 性 20代 40代 僅 に 多 い 男 性 40代
20代 約 3倍 数 値 あ
育 児 休 業 全 得 日 数 に 占 男 性 シ ア 率
図 表1-4 育 児 休 業 全 得 日 数 に 占 男 性 シ ア 率 を 表 し い 1974年 制 度
図 表1 - 2 両 親 給 付 育 児 休 業 取 得 日 数 進 ： 親1人 当 た の 均 値 、 子 の 齢 、
男 女 別 、 2 0 0 8 ～ 2 0 1 6
女 性
子 年 齢
2 0 0 8 2 0 0 9 2 0 1 0 2 0 1 1 2 0 1 2 2 0 1 3 2 0 1 4 2 0 1 5 2 0 1 盤
0歳 7 普 0 9 7 普 5 0 7 普 7 2 7 普 8 3 7 普 7 1 7 普 盤 0 盤 普 盤 8 8 普 0 2 7 普 2 3
0 普 5歳 1 2 3 普 2 3 1 2 2 普 8 2 1 2 2 普 盤 4 1 2 3 普 1 9 1 2 3 普 3 3 1 2 1 普 5 8 1 1 9 普 0 4 1 1 9 普 0 7 1 1 3 普 5 2
1歳 2 2 4 普 2 盤 2 2 2 普 5 3 2 2 1 普 9 7 2 2 3 普 3 8 2 2 3 普 5 1 2 2 1 普 0 3 2 1 5 普 2 0 2 1 2 普 盤 4
1 普 5歳 2 7 4 普 5 8 2 7 1 普 3 0 2 盤 9 普 9 1 2 7 0 普 盤 9 2 盤 9 普 8 7 2 盤 8 普 0 盤 2 盤 0 普 5 8 2 5 7 普 1 9
2歳 2 8 盤 普 8 盤 2 8 3 普 2 8 2 8 1 普 5 7 2 8 2 普 1 8 2 8 1 普 0 7 2 7 9 普 5 2 2 7 2 普 0 9
3歳 2 9 盤 普 7 2 2 9 3 普 盤 3 2 9 1 普 9 5 2 9 2 普 3 0 2 9 0 普 9 0 2 8 9 普 4 3
4歳 3 0 4 普 2 9 3 0 1 普 盤 3 3 0 0 普 0 7 3 0 0 普 1 2 2 9 8 普 3 3
5歳 3 1 1 普 4 盤 3 0 9 普 0 5 3 0 7 普 4 9 3 0 7 普 1 2
盤歳 3 1 9 普 1 5 3 1 盤 普 8 4 3 1 5 普 3 1
7歳 3 2 7 普 9 2 3 2 5 普 7 0
8歳 3 4 1 普 9 8
男 性
子 年 齢
2 0 0 8 2 0 0 9 2 0 1 0 2 0 1 1 2 0 1 2 2 0 1 3 2 0 1 4 2 0 1 5 2 0 1 盤
0歳 0 普 0 2 0 普 0 3 0 普 0 2 0 普 0 3 0 普 0 3 0 普 0 2 0 普 0 2 0 普 0 2 0 普 0 2
0 普 5歳 4 普 8 2 4 普 9 7 4 普 9 9 5 普 1 8 盤 普 4 7 盤 普 4 7 7 普 0 7 7 普 2 5 7 普 3 8
1歳 2 1 普 1 5 2 1 普 4 2 2 1 普 9 2 2 3 普 1 9 2 5 普 2 2 2 5 普 5 3 2 盤 普 5 4 5 7 普 3 1
1 普 5歳 4 9 普 0 2 4 9 普 8 2 5 0 普 盤 7 5 2 普 1 盤 5 4 普 1 8 5 5 普 7 5 5 7 普 1 9
2歳 5 7 普 7 8 5 8 普 7 7 5 9 普 5 1 盤 0 普 9 5 盤 3 普 0 1 盤 5 普 0 0 盤 盤 普 7 8
3歳 盤 5 普 7 9 盤 7 普 1 2 盤 8 普 0 1 盤 9 普 1 8 7 1 普 2 9 7 3 普 5 9
4歳 7 2 普 2 9 7 3 普 9 9 7 4 普 8 5 7 5 普 9 盤 7 8 普 0 7
5歳 7 8 普 5 7 8 0 普 3 1 8 1 普 1 5 8 2 普 2 9
盤歳 8 5 普 2 4 8 7 普 1 1 8 8 普 1 1
7歳 9 3 普 1 2 9 5 普 2 9
8歳 1 0 盤 普 3 7
進1日 3/4, 1/2 1/4, 1/8 い う 部 分 得 そ 0.75, 0.5, 0.25, 0.125 し 計 算 さ 出 所 ：Försäkringskassan Statistik.
社 会 保 険 庁 報 告 に 全 育 児 休 業 日 数 に 占 男 性 シ ア 率 40%以 上
育 児 休 業 を 等 に 配 分 し い さ カ ッ プ 割 合 2005年 全 体 8％
2013年 14% あ 育 児 休 業 得 日 数 60日 以 上 男 性 割 合 2005年 全 体
35% 2013年 44％ へ 上 昇 し い 一 方 同 日 数 5日 未 満 男 性 2005
年 28％ 2013年 24%を 占 い Försäkringskassan 2016
出 所 ：Försäkringskassan 2012. 2016年 数 値 Försäkringskassan Statistik デ タ を 基 に 作 成
職 業 職 別 得 状 況
育 児 休 業 得 状 況 図 表 1-5に う に 学 職 業 職 に 違 い あ
ま 男 女 カ ッ プ 双 方 学 高 い 場 合 男 性 シ ア 率 高 い 傾 向 あ ibid.
図 表 1 - 5 2 0 1 3 生 の 子 2 以 上 の 親 の 育 児 休 業 両 親 給 付 給 均 取 得 日 数
職 種 ・ 男 女 別
女 性 男 性
職 業 教 育 を 特 に 必 要 し い 職 種 306 57
機 械 タ 運 搬 職 297 59
建 築 製 造 業 職 工 292 60
農 業 造 園 林 業 漁 業 従 事 者 281 48
サ ビ ス 介 護 セ ス 職 299 69
事 務 カ ス タ マ サ ビ ス 職 282 73
大 学 教 育 課 程 修 了 を 要 件 す 専 門 職 237 100
上 級 管 理 職 244 58
職 業 軍 人 - 61
出 所 ：Försäkringskassan 2016, p. 2
多 い 傾 向 例 を 挙 前 者 カ 臨 床 心 理 士 ソ シ ャ
ワ カ 社 会 福 祉 士 125日 看 護 士 110日 就 学 前 学 校 教 諭 余 暇 活 動 教 育
士 104日 得 し い そ に 対 し 者 カ に 属 す 職 業 に 就 く 男 性
均 得 日 数 機 械 操 作 工 46日 採 掘 工 石 工 57日 あ Försäkringskassan
2016, p.3
尚 こ こ 留 意 す 点 し 上 述 得 日 数 両 親 給 付 全 日 分 に 換 算 さ い
こ 挙 給 付 金 1日 当 満 8分 １ 単 部 分 給 可 能
あ 給 者 休 業 期 間 を 通 し 常 に 満 全 日 給 し い 限 い 例
え ソ シ ャ ワ カ 男 性 均 給 日 数 125日 あ 両 親 給 付 を 給 し
仕 事 を 休 日 数 125日 あ 必 し 解 釈 す こ い 4分 3 75%
給 し い す 実 に 休 業 し 日 数 156.25日 125×1.25
週 に 7日 間 給 可 能 あ 労 働 日 5 日 間 給 す 者 多 い SOU 2015:50
週 1日 あ い 時 間 単 給 す こ 可 能 あ
男 女 育 児 休 業 得 状 況 を 綿 密 に 分 析 し Duvander Viklund (2014) に 子
2歳 に ま 均 休 業 日 数 母 親 13カ 月 う 両 親 給 付 給 期 間 9
カ 月 父 親 3.5カ 月 同 2カ 月 あ い う 休 業 行 動 所 得 に 差
あ 休 業 期 間 給 期 間 長 い 男 女 中 間 所 得 層 あ 男 女 所 得 格 差
さ い カ ッ プ 女 性 給 日 数 相 対 的 に 少 く 女 性 高 所 得 者 場 合 パ
男 性 給 期 間 休 業 期 間 長 く (Duvander & Viklund 2014)
子 看 護 休 暇 得 状 況
子 病 気 看 護 休 暇 育 児 休 暇 同 様 に 1時 間 単 分 割 得 可 能 あ
2016年 年 間 得 日 数 均 値 女 性 8.5日 男 性 6.8 日 あ 図 表 1-6 示
し 通 比 較 的 早 く 男 性 シ ア 3分 １ 強 を 占 推 移 し こ わ
育 児 休 業 利 用 促 進 の た め の 取 組 事 例
現 政 府 人 々 ラ イ フ ス タ イ 働 方 多 様 性 高 ま 育 児 休 業 制 度 を
男 女 等 子 善 に 適 う す こ を 目 指 し 組 を 続 け い 2016
年 1月 に 割 当 期 間 を 3カ 月 に 延 長 し こ を 皮 に ン 両 親 保 険 制 度 En
modern föräldraförsäkring い う 目 標 を 掲 検 討 を 行 い
(Regeringskansliet.se)4
社 会 保 険 庁 委 企 業 人 事 部 門 を 対 象 に2014年 に 実 施 さ デ タ ア ン
調 査 付 先 3,000社 う 効 回 答 数 778社 に 採 用 育 児 休 業 得
経 験 利 に 44％ 企 業 回 答 し い Försäkringskassan 2014
企 業 に い 従 業 員 育 児 休 業 得 を 促 す 組 行 わ い 筆 者 ス
デ ン 企 業 3社 人 事 部 門 管 理 者 を 対 象 に 実 施 し ア ン 調 査-5 に 男 性
社 員 ワ イ カ ラ 層 6 カ 月 間 育 児 休 業 を 得 す こ 一 般 的 に
い cf. 高 橋 2017 社 員 育 児 休 業 得 に す 職 場 対 応 に 企 業 規
模 に 違 い 育 児 休 業 期 間 6カ 月 に 及 ぶ 3 社 い 代 要 員
確 保 さ 例 え 1カ 月 程 度 あ 企 業 規 模 に 同 僚 補 う こ あ
得 い う そ う 1 社 管 理 職 男 性 6カ 月 間 週 4日 育 児 休 業 を
得 し 週 1日 出 社 し 働 く い う ス あ ま う 1社 男 性 社 長 自
育 児 休 業 を 分 割 得 し い
4 政 府 調 査 委 員 会 に 両 親 保 険 制 度 調 査 終 結 果 2017年12月20日 に 公 表 予 定
5 同 調 査 JSPS科 研 費JP16H03692 助 成 を け 実 施 し 概 要 以 通
A社 B社 C社
企 業 概 要 産 業 機 械 カ
事 業 部 従 業 員: 約1,000人
プ 全 体 ：
約44,000人
フ ス 設 営
従 業 員 ： 約70人
欧 州 に け 働 や す い 職 場
ラ ン ン “Great Place to
Work” 上 企 業
自 動 車 部 品 カ
従 業 員 ：325人
男 性 社 員
ワ イ
カ ラ
育 児 休
業 得 状
況
6カ 月 程 う に
い
6カ 月 一 般 的 に
い 社 長 自 育 児 休
業 を 時 間 単 得 し
働 調 査 時 午 前 中 け 出
勤 し 午 あ い 全 日 休 こ
あ
長6カ 月 程
管 理 職 男 性 6カ
月 間 週4日 育 児 休 業 を 得 し 週1日 出
社 し 働 い 者 い
育 児 休 業
中 代
要 員
休 業 期 間 1カ 月 程 度
あ 代 要 員 常
に 確 保 す
事 業 拡 張 中 あ 代
要 員 し く 社 員
を 雇 う こ あ 経 理 マ ネ
ャ 男 性 6カ 月 間
休 業 し 代 要 員 を 確 保
し
休 業 期 間 長 さ に
対 応 異 6
カ 月 休 業 派
遣 ／ コ ン サ タ ン
を 雇 う 1カ 月 程 度
あ 周 補 う
第 節 仕 事 と 育 児 の 両 立 支 援 に か か る 諸 政 策
． 男 女 労 働 者 の 現 状
労 働 環 境 の 整 備
ス デ ン 図 表 1-1 に 示 し う に 早 く 労 働 者 権 利 保 労 働 環 境
整 備 に 着 手 し 労 働 者 基 本 的 権 利 を 定 労 働 時 間 法 Arbetstidslagen： 所
定 労 働 時 間 週 40時 間 以 や 給 休 暇 法 Semesterlagen: 年 間 5 週 間 国 家 公
務 員 6週 間 遵 守 さ 6月 ～8月 に け 4週 間 連 続 し 給 休 暇 を 得 す
権 利 保 さ い
1920 年 に 法 定 労 働 時 間 週 48 時 間 規 定 さ 労 使 間 協 議 に サ シ ュ
デ ン 労 使 協 定 締 結 さ 1938年 に 2 週 間 年 次 給 休 暇 付 日 数 導
入 さ 給 休 暇 を 夏 季 に 連 続 得 す こ 社 会 規 範 い 1951
年 年 次 給 休 暇 3週 間 1957年 に 法 定 労 働 時 間 45時 間 へ 短 縮 さ
1950年 代 半 労 働 組 合 主 導 男 女 賃 金 格 差 問 視 さ 女 性 解 観 点 女
性 社 会 逭 出 に 関 す 議 論 起 こ 1959年 に 家 庭 仕 事 会 議 開 催 さ 男 女
双 方 家 庭 仕 事 を 両 立 労 働 環 境 整 備 国 重 要 課 し 提 示 さ 高 橋
2014
パ タ イ ム 短 時 間 労 働 者 雇 用 環 境 1940 年 代 組 合 主 導 整 備 さ 週
16時 間 以 上 働 く 者 フ タ イ ム 労 働 者 同 等 福 利 厚 生 雇 用 保 年 次 給 休 暇 等
保 さ い Stanfors (2007) 当 時 ス デ ン パ タ イ ム 労 働 者 雇
用 環 境 に い 例 え イ ギ ス 比 較 し 充 実 し い 論 い 1960年 代
半 女 性 労 働 市 場 参 加 に 向 け 論 調 高 ま ス デ ン 労 働 市 場 政 策 に い
男 女 等 理 念 中 核 い く 1970年 国 家 公 務 員 に 対 し 子 12歳 に
達 す 迄 労 働 時 間 を 短 縮 す 権 利 え を 皮 に 全 労 働 者 を 対 象
し 同 等 権 利 保 さ う に (ibid.) 夫 婦 共 働 を 基 準 に 社 会 保 制 度 を
改 革 し 1971年 に 所 得 税 課 税 方 式 を 夫 婦 合 算 性 個 人 単 へ 転 換 し 当 時 制
定 さ 週 40時 間 法 定 労 働 時 間 1973年 5 週 間 年 次 給 休 暇 1978年
日 ま 承 さ い 労 働 時 間 給 休 暇 設 定 に い 団 体 協 約 に 基 業
種 セ ク タ に 若 差 例 え 民 間 企 業 ワ イ カ ラ 従 業 員
場 合 所 定 労 働 時 間 38.5時 間 規 定 さ い 法 定 労 働 時 間 を 現 行 1日 8 時 間
6 時 間 に 短 縮 す い 議 論 四 半 世 紀 に 渡 続 け い ま 育 児 休
暇 中 所 得 補 填 給 付 金 上 乗 団 体 協 約 に 決 い 高 橋 2014
働 き 方 と 労 働 時 間
女 性 ラ イ フ コ ス を 通 仕 事 を 続 さ い 20歳 ～64歳 男 女 年 齢 コ
別 就 業 率 を 図 表 1-7 表 し う に 女 性 就 業 率 く カ 男 性
カ に 近 似 し い 1歳 児 ～2 歳 児 を 母 親 就 業 率 78.8% 高 い 数 値 を 示 し
い 図 表 1-8
出 所 ：Arbetskraftsundersökning, 2017, SCB.
図 表1 - 8 子 の い る 男 女 の 就 業 率 末 子 齢 別 、 2 0 1 6 %
子 年 齢 女 性 男 性
0歳 7 3 普 3 9 1 普 1
1 － 2歳 7 8 普 8 9 2 普 7
3 － 盤歳 8 3 普 盤 9 1 普 2
7 － 1 0歳 8 9 普 2 9 3 普 4
1 1 － 1 盤歳 8 8 普 5 9 2 普 4
出 所 ：Arbetskraftsundersökning, 2017, SCB.
女 性 間 育 児 休 業 明 け に フ タ イ ム 労 働 時 間 を 短 縮 し パ タ イ ム 働 く
い わ ゆ パ タ イ ム 労 働 者 多 い さ 近 年 そ 割 合 減 少 傾 向 に
あ 働 く 女 性 に 占 パ タ イ ム 労 働 者 1987年 に 45% あ 2015年
29％ あ そ 一 方 男 性 パ タ イ ム 労 働 者 率 同 期 間 6% 11%へ
僅 あ 増 加 し い SCB 2016 図 表 1-9 子 い 男 女 働 方 を
