織布強化ゴム製止水板の有限要素解析と精度検証 ○九州大学大学院
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(2) I‑045. 3.. 土木学会西部支部研究発表会 (2012.3). 一軸引張試験による構成モデルの検証 図-3(a)に,縦糸方向,横糸方向,45 度回転時の 3. つの試験片による一軸引張り試験結果を示す.同図に は解析結果も併せて示すが,異方性の強い非線形材料 挙動を十分な精度で再現できている.また,同様の材 料パラメータを用い,繊維配向角度を 30 度回転させた 際の実験と計算の比較を図-3(b)に示す.本研究で構成 したモデルにより繊維配向角度の影響を的確に表現可 能であることを確認した.. (a). 4. 止水板実験と FEM 解析の検証 4.1. 図-3. (b). 一軸引張試験と解析の比較. 止水板構造と実験の概要. 図-4 に示す止水板はゴムシートに水圧が作用して変. 吊り下げ棒. 吊り下げ棒. 形し,次にゴムシートが縦支柱,横桟部材に接触する. ゴムシート. ことで格子構造全体に力が伝達する仕組みとなってい る.実験では止水板背面に設置した水槽に高さ 1m まで 注水し,縦支柱およびゴムシートのひずみを計測した. 4.2. プッシュピン. 解析と検証. 汎用構造解析ソフト MSC.Marc を使用し,前項までに. 縦支柱. 縦支柱. 示した構成モデルを導入し,パーツ間の接触を考慮し. 図-4. た非線形有限要素解析を行った.解析結果の変形図を. 止水板構造の図. 図-5 に示す.同図はミーゼスの相当応力分布を示す. また図-6 には,2 箇所の計測点のひずみ値と解析結果 との比較を示す.ここで,A 点は支柱下部の箇所であ り鉛直縦方向のひずみ, B 点ではゴムシートの長手方 向のひずみをそれぞれ計測した. 鋼製支柱に取り付けた点 A については試験と解析で 良好な一致を示した.一方,ゴムシートの点 B につい. (A). ては,解析により実験時の変形の様子は追えているも. (B). のの,ひずみ値はおよそ 2 倍の誤差があった.ここで, 図-5. 実験で使用したひずみゲージについては,ゴムの大変. 解析結果のミーゼスのコンター図. 形に追随してひずみを正確に測定できていたか疑いが あることから,早急にひずみゲージのキャリブレーシ ョンを実施する予定である. 5.今後の展望 独自の構成則を導入した解析により,止水板の挙動 をある程度の精度で再現できることがわかった. 今後,まずは早急にゴムシートに設置したひずみゲ ージの精度を確認することで解析精度を保証する.そ の後,支柱間隔や本数,ゴム厚さを設計変数とし,FEM (A). 解析を援用した構造設計を実施する予定である. 図-6. ‑90‑. (B). 止水板実験と解析のひずみ値の比較.
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