2 軸荷重を受ける主桁・横桁接合部の疲労強度
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(2) I‑654. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). 表1. 亀裂発生位置. 試験体No. 2軸応力比 亀裂発生面 破断位置 10 1.0 南面 西側 12 1.0 南面 西側 13 1.0 両面 西側 15 0.5 北面 東側 16 0.5 北面 東側 17 0.5 南面 西側 18 1.5 南面 西側 19 1.5 南面 西側 20 1.5 南面 西側. 北面−東側 南面−東側. 北面−西側. 南面−西側. 1.1. 3 C等級. 6. E等級. 2軸応力比 1 2軸応力比 0.5 2軸応力比 0 2軸応力比 –0.5 2軸応力比 –1. 2.5. 2. F等級 1.5. 試験結果 平均値. 1.05. 応力増加係数α. 10. D等級. 応力/公称応力. 疲労寿命 (cycle). 推定線. α=0.047β+1. 1. 0.95. G等級 0. 0.5. 1. 1.5. 2軸応力比. 図3. 疲労試験結果. 1. 1. 10. 溶接止端からの距離 (mm). 図 4 長手方向の応力分布. 0.9. –1. –0.5. 0. 0.5. 1. 2軸応力比β. 図 5 応力増加係数−2 軸応力比. 比と呼ぶ)とした 4 つの条件で行った。繰返し速度は前章で示した結果から 1.25Hz とした。疲労亀裂は全 ての試験体において主桁ウェブ側溶接止端部から発生し、破断に至った。破断面を観察した結果、表 1 に示 すように 2 軸応力比 0.5、1.0、1.5 の条件で疲労試験を行った試験体 9 体の内、6 体が南面(アクチュエー タ側) 、2 体が北面(固定端)、残り 1 体は両面から亀裂が発生していた。疲労試験より得られた疲労寿命と 2 軸応力比の関係を図 3 に示す。疲労寿命は 2 軸応力状態で明らかに低下している。例えば、2 軸応力比 0 の場合、疲労寿命は 200 万回程度であるのに対し、1.5 になると疲労寿命は約 60 万回と 1/3 以下に低下し た。図中で横に引いた破線は、日本鋼構造協会の疲労設計指針(JSSC 指針)で規定されている各強度等級 の応力範囲 100MPa に対する疲労寿命を示している。2 軸応力比を 0 から 1.5 に変化させることで強度等級 は E 等級から G 等級に低下している。 4.応力解析 疲労亀裂の起点となる主桁ウェブ側溶接止端部近傍の応力性状を調べる目的で、8 節点固体要素(最小要 素寸法 0.2mm)を用いて三次元有限要素応力解析を行った。解析対象は疲労試験に用いた十字試験体である。 主桁ウェブ中央で求めた長手方向の応力分布を図 4 に示す。各 2 軸応力比での応力分布はほぼ平行となって おり、2 軸応力比 0(1 軸応力状態)での応力分布にある値を乗じることにより各 2 軸応力比での応力分布が 求められることになる。この値を応力増加係数αと呼ぶ。この応力増加係数を溶接止端から板厚の 0.3 倍離 れた位置の応力を基に求めた。 応力増加係数αと 2 軸応力比βの関係を図 5 に示す。 両者は線形関係にあり、 図中の式で表すことができる。ここで得られた応力増加係数から JSSC 指針を利用して求めた疲労寿命−2 軸応力比関係を図 3 中に破線で示す。応力増加係数より推定した疲労寿命は疲労試験結果と大きく異なって いる。このように、2 軸荷重による疲労寿命の低下は応力増加係数だけでは説明できない。このことは、応 力の 2 軸性により疲労強度が低下していることを意味している。 5.まとめ 主桁・横桁接合部の疲労強度は、横桁フランジからの応力によって主桁ウェブの応力が上昇することと、 応力の 2 軸性により低下する。. ‑1308‑.
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