• 検索結果がありません。

骨 髄 体 外 組 織 培 養 に 於 け る 人 白 血 球 の 退 行 性 変 化 に 関 す る 研 究

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "骨 髄 体 外 組 織 培 養 に 於 け る 人 白 血 球 の 退 行 性 変 化 に 関 す る 研 究"

Copied!
21
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)612. 419. 611-018. 53: 578. 085. 23. 骨 髄 体 外 組 織 培 養 に 於 け る 人 白血 球 の 退 行 性 変 化 に 関 す る 研 究 第2編 各種 培養 条件 の好 中球退 行性変化 に 及ぼす影 響 につい て 岡山大学医学部平木内科教室(主任:平 木 潔教授) 大学院 学 生. 品. 川. 〔昭和36年5月2日 内 第1章. 緒. 第2章. 実 験 材料 並 び に実 験 方法. 容. 目. 晃. 二. 受 稿〕 次. 言. 1.. N/10. HCl添. 加. 2.. N/50. HCl添. 加. 第1節. 実験 材 料. 3.. N/100. HCl添. 加. 第2節. 実験 方 法. 4.. N/250. HCl添. 加. I正. 常 培養 術 式. 5.. N/500. HCl添. 加. II培. 養温 度. 6.. N/1000. III水 素 イ オ ン濃 度. 7.. N/2000. IV培. 地滲透圧. V各. 種 単 独 培地. 第3節 第3章. 小 IIア. 加. HCl添. 加. 括. ル カ リ性 培 地. 1.. N/100. NaOH添. 加. 2.. N/200. NaOH添. 加. 培 養温 度 の好 中 球退 行 性変 化 に及 ぼ. 3.. N/500. NaOH添. 加. す 影響 につ い て. 4.. N/1000. NaOH添. 加. 5.. N/2000. NaOH添. 加. 観察方法 実験成績. 第1節. HCl添. I. 45℃. II. 43℃. 小. III 41℃. 第3節. 括. 培地 滲 透 圧 の好 中 球退 行 性 変化 に 及. IV. 39℃. V. 37℃. I. 0.3%. NaCl添. 加. VI. 35℃. II. 0.6%. NaCl添. 加. VII 30℃. III. 0.9%. NaCl添. 加. VIII 25℃. IV. 2%. NaCl添. 加. IX. 20℃. V. 3%. NaCl添. 加. X. 15℃. VI. 4%. NaCl添. 加. XI. 10℃. 小. 括. XII. 5℃. ぼす 影 響 につ い て. 第4節. 各 種 単 独 培 地 に 於 け る好 中 球 の 退 行. XIII 0℃ 小 第2節. 性 変 化 につ いて. 括. 性培 地. 理 的食 塩 水 単独 培 地 小. 培地 水 素 イオ ン濃 度 の好 中 球 退行 性 変 化 に及 ぼ す 影 響 に つい て. I酸. I生. II. 括. Ringer氏 小. 括. 液 単 独培 地.

(2) 286. 品. 川. 晃. 二. III血 清単独培地. 小. 小 括 IV等 張葡萄糖液単独培地 第1章. 緒. 括. 第4章. 総括並 びに考案. 第5章. 結. 論. 響 につ いて 経 時 的 に位 相 差 顕 微 鏡を 用 い て観 察 した 言. の で ここ に報 告 す る.. 一般 に体 外 組 織 培 養 を行 うに 当つ て培 地 の 各 種条 第2章. 件 を調 整 すべ き事 は 不 可欠 で あつ て,こ れ らが 互 に 相 交錯 して組 織 の増 生,細 胞 の形 熊 及 び機 能 を 左 右 す るこ とは言 を俟 た な い 所 で あ る.就 中培 地 構 成成 分,培 養 温度,培 地 水 素 イオ ン濃 度並 び に培 地 滲透 圧 は培 養 の条 件 と して 最 も重 要 な もの と考 え られ る. 体 外 組織 培 養 は1907年Harrison108)が 培 養 に成功 して以 来Carrel. 蛙 の 神経 の. & Burrows86), Fischer98),. 木 村23)ら に依 り長 足 の 進 歩 を見 るに 至 り,培 養 の. 第1節. はLambert. &. Hanes123). Jolly113),Commadon89)根. 本50)等 の研 究 が あ り,温 度 の 白血 球 に対 す る影 響 に関 して は 甲賀20),江 川9)等 の 報告 が あ り,培 地 水 素 イオ ン濃度 の 影 響 に つ いて はRous147), Fischer98), Mendeleef35),福. 光64),河 島22),鈴 木33),杉 山 ら32). 等 の観 察 が あ り,更 に培 地 滲 透 圧 の影 響 に 関 して は Hamburger106).. Ruth149). Carrel & Burrows86) 87),. Ebeling94), Lambert124),速 見 及 び 田 中55),内 藤44) 等 が種 々な る組 織 に つ いて 観 察 して い るが,骨 髄 組. 美験材料. 培 養 組 織 と して は全 て健 康 人 の 胸 骨骨 髄 穿刺 によ り得 られ た骨 髄組 織 片 を使 用 した. 培 地 支 持体 と して は健康 人 空 腹 時血 清 を 用 い,発 育促 進 物質 と して は1cc中. にV.. B12 100γ 含有 の. 注射 液 を 用 い た. 詳 細 につ い て は前 編 に おい て述 べ たの で省 略 す る.. 各 種 条件 に つ い て も既 に 色 々 と検 討 が な され て来 た. 即 ち培 養 温 度 の体 外 組織 培養 に対 す る影 響 に関 して. 実 験 材 料 並 びに 実 験方 法. 第2節. 実験方法. 平 木 内科 教室 考 案 の 臨床 組 織培 養法 によ り行 ない, 又 これ を 応 用 して 培養 温 度,培 地 水 素 イオ ン濃度, 及 び培 地滲 透 圧 を 種 々変 化 せ しめ て実 験 した. 培 養 器具 と して 平 木式 培 養 盤No. 0.2mm)を 1.正. 1(培 地 の深 さ. 使 用 した. 常 培 養 術式. 上 述 の方 法 によ り行 ない37℃. に保 温培 養 し,こ. れを 対 照 と した.詳 細 につ い て は第1編 にお いて述 べ た 通 りであ る. a.培. 養温度. 織 培養 に対 す る これ ら各 鍾 条件 の影 響 につ い て は極. 培 養 温度 が 好 中球 の退 行性 変 化 に及 ぼす 影 響を み. め て稀 で,僅 か に河 島物 の 家 鶏胎 児 骨 髄 につ い て.. るた め,上 述 の 正常 培 養 術式 の温 度 の み を 変 え て. 又 鈴 木 及 び杉 村33)の 家 兎 骨 髄 につ い て 培地 水 素 イ. 0°〜43℃. オ ン濃 度 の推 移 に関 す る観 察 が あ るの み で あつ た.. いて 好 中球 の 形 態 の変 化 を比 較 観察 した.. 所 が 最 近 教 室 大 藤,亘 理7)が 患 者 骨 髄 の体 外 組 織 培 養 を 行 な つ た のを 契 機 と して教 室 で は既 に広 汎. に亘 り13段 階 に分 けて 培 養 し,各 々につ. III.水 素 イ オン濃 度 培 地 水素 イ オン濃 度 を 変化 せ しめ るため 酸性 培地. な骨 髄 組 織 培 養 に 関す る研 究 が な さ れ て お り.津. と して1/10N〜1/2000Nの. 島42)43)44),高 橋38)39)40)は そ れ ぞれ 家 兎 骨髄 の体 外. V. B12の 各 等 量を 混 じて培 地 を 構成 した.ア ルカ リ. 塩 酸等 張 液 と血 清 及び. 組織 培 養 を 行 な つ て培 養 温 度,培 地 滲 透 圧.培 地 水. 性 培 地 と し,ては1/100N〜1/2000Nの. 素 イオ ン濃 度 の 影 響 を組 織 増 生 及 び偽 好 酸球 遊 走 速. 等 張 液 を同 様 に添加 した. 定 には甘 汞 電 極pHメ. 苛 性 ソーダ. 度,運 動 形 態,偽 足及 び 尾形 態等 につ い て詳 細 に報. pH測. 告 して い る.又 大 河原12)は 人 及 び海 〓 骨髄 の体 外. IV.培 地 滲 透圧. ー ターを 用 い た.. 組 織 培 養 にお い て.こ れ ら物 理 化学 的 培 養 条件 の骨. 滲 透圧 を 変 化 せ しめ る た め0.3〜3%の. 髄 巨核 球 に及 ぼ す 影響 を 観 察 し.更 に 渡 辺70)は こ. 水 溶 液 を 用い,こ れ らと血 清 及 びV.. れ ら各 種 条件 下 に お け る人 白血 球 の 変 性像 を 螢 光顕. 混 じて培 地 と した.. 微 鏡 を 用 い て 観察 して い る. 私 は 前 編 に おい て 人 骨髄 組織 培 養 に お け る各 種 白. 滲透 圧 測 定 に はBeckmann温. B12各 等 量を. 度 計 に よ り氷点 降. 下 度 を測 定 した.. 血 球 の退 行性 変 化 につ い て報 告 した が.本 編 にお い. V.各. て は同様 人骨 髄 体 外 組織 培 養 を 行 な い,こ れ ら各種. 生理 的 食塩 水, Ringer氏. の 物 理 化学 的条 件 が姓 中球 の 退 行 性変 化 に及 ぼ す影. 滅菌 食塩. 種 単独 培 地 液,血 清 及 び等 張 葡萄. 糖 液 を それ ぞ れ単 独 培 地 と して 培 養 を行 な つ た..

(3) 骨髄体外組織培養に於ける人白血球 の退行性変化に関す る研究 第3節. 観察方法. 45℃. 287. で は細 胞 の増 生 な く,好 中球 は始 め胞 体,. 前 編 に おい て 述べ た 如 く,位 相 差 顕 微 鏡 を用 い て. 核 共 に 軽度 濃 縮 し,次 い で共 に膨 化 した.核 の膨 出. 培 養直 後 か ら24時 間 迄 は6時 間 お き に, 72時 間 迄 は. はみ られ なか つ た.空 胞 少 な く,変 顆 及 び 異常 突 起. 12時 間 お きに,以 後24時 間 お き に観察 し,必 要 に応. の 出現 は稀 で あつ た が 変性 は極 め て急 速 に進 行 した.. じて120時 間迄 観 察 を 行 なつ た. 第3章. 実 験 成. II. 43℃ 培 養6時 間:殆. 績. ん ど増 生 を示 さな かつ た.好 中. 球 の遊 走能 は殆 ん ど認 め られ ず,胞 体 は球 状 で軽 度 第1節. 培養 温 度 の 好中 球 退 行 性変 化 に 及 ぼ. 縮小 の傾 向 が み られ た.固 顆 は排 列 不整,光 輝性 は. す 影 響 に つ いて 45°〜35℃ 間 は5℃. の 間 は2℃. の 間 隔 で,即. やや 減 少 して お り,軽 度 凝 集状 で あ つ た.変 顆 は微. の 間 隔 で, 35°〜0℃ ち45°,43°,41°,. の. 39°,. 小で 稀 に認 め られ るの み で あつ た.核 にお いて も既 に退 行 性変 化 が 認 め られ,ク ロマ チ ン凝 集 傾 向著 明. 37°, 35°,30°, 25°, 20°, 15°, 10°, 5° 及 び0℃. で次 い で 均質 化 せ るもの も多 く,核 葉 融 合 し,核 膜. で それ ぞ れ保 温 培 養 し増 生帯 中の 好 中球 を 経 時 的 に. の肥 厚 が認 め られ た.. 観 察 した. 37℃ I.. を 対 照 と した.. 45℃. 培 養6時 間:好. 培 養12時 間:増. 生 は依 然 と して殆 ん ど認 め られ. なか つ た.好 中球 の胞 体 は全 て 球状 で毬状 突 起(以 中 球 は原 組 織 周辺 に僅 か に散 在. 下 毬 突 と略 す)を 出す ものが あ り,又 小空 胞 を 有 す. す るの み で増 生 は全 くみ られ なか つ た.胞 体 は全 て. る もの も認 め られ た.核 の球 状 に濃 縮 せ る もの が増. 略 々球 状 で,軽 度 に 縮小 し,既 に因有 顆 粒(以 下 固. 加 した.. 顆 と略 す)の 大 小 不 同性 が著 明 で光 輝 性 の 著減 が 認. 培養18時 間:胞. 体 は軽 度 に膨 化 し,固 顆 は凝集. め られ た.変 性顆 粒(以 下 変 顆 と略 す)は 微 小 で 出. 状 で軽 度 膨 化,光 輝 性 が次 第 に減 退 して来 た.小 空. 現 は僅少 で あつ た.尾 状 突 起(以 下 尾 突 と略 す)は. 胞 はや や 増 加 したが大 ・中 空胞 の 出現 な く,変 顆 も. 稀 にみ られ た が そ の他 の 異 常 突 起 はみ られず,空 胞. 又極 めて 少 な い.核 は球 状 に濃 縮 せ る もの が 多 いが. も殆 ん ど認 め られ な かつ た.核 に おい て も既 に可成. 軽度 膨 化 せ る もの も出現 した.. りの変 化 が 認 め られ,核 膜 は肥 厚 し ク ロマチ ン融解,. 培 養24時 間:胞. 体 は全 て軽 度 に膨 化 し,固 顆 の. 核 の均 質 化 が み られ,核 葉融 合 し核 は軽 度 縮 小 して. 光 輝 性 が著 明 に減退 した.変 顆 の増 加,増 大 な く,. い た.. 空 胞 の増 加 も認 め られ な かつ た.尾 突 は漸次 増 加 し. 培 養12時 間:依. 然増 生 は全 く認 め られ な かつ た.. て い るが,そ の他 の 異 常 突起 は殆 ん どみ られ な か つ. 胞 体 は球 状 に縮 小 し,変 顆,空 胞 等 は殆 ん ど出現 せ. た.核 の膨 化 せ るもの は次 第 に増 加 して お り約20%. ず,核 の濃 縮 が 進 行 して来 た.. に認 め られ た が膨 出は み られ な かつ た.. 培 養18時 間:胞. 体 はや や膨 化 して 光 輝性 を 失 つ. て い るが 変 顆 の 出現 は極 め て少 な く,又 増大 も認 め. 培養36時 間:原. 形 質 は凝 固状 とな り胞 体 の破 壊. が 進行 した.核 は膨 化せ る もの増 加 し濃 縮 が20%程. られ な かつ た.核 は殆 ん ど全 て球 状 に濃 縮 して い る. 度 に減 少 した.膨 化核 に おい て も核膜 は比 較 的厚 く,. が やや 透 光 性 を増 し,軽 度膨 化せ る もの も認 め られ. 膨 出 は認 め られ な かつ た.. た.. 培 養48時 間:胞. 体 の崩 壊 著 明 で核 は膨 化せ る も. 体 は逆 に漸 次 膨 化 の傾 向 が認 め. のが 圧 倒 的 に多 く,稀 に膨 出せ る もの も認 め られ た. られ,こ の時 期 には胞 体 は殆 ん ど全 て球 状 膨 化 して. が依 然 と して 濃 縮 の まま で止 まつ て い る もの もあ つ. 培 養24時 間:胞. 来 た.小 空 胞 の 軽 度増 加 が 認 め られ た.核 に おい て. た.少 数 出現 して いた 小空 胞 は殆 ん ど全 て融 解,消. も胞 体 と同 様 に 濃縮 か ら膨 化 へ の移 行 が 認 め られ た.. 失 した.. 培 養36晴 間:胞. 体 の崩 壊が 著 明 で残 存せ る もの. 43℃. にお いて も細 胞増 生 は殆 ん ど認 め られ ず,. は 全 て膨 化 して お り,原 形質 は凝 固 状 で不 均 質 に 散. 好 中球 の 退 行性 変 化 は 極 めて 急速 で胞 体,核 共 に 初. 在 した.変 顆 は依 然 小 さ く,増 加,増 大 の 傾 向 な く,. め 軽度 濃 縮 し漸 次 膨 化へ 移 行 した.稀 に核 膨 出 も認. 尾 突 以 外 の異 常 突 起 を認 め なか つ た.. め られ た.変 顆,空 胞,異 常突 起 の 出 現 は極 あ て 少. 培 養48時 間:殆. ん ど全 て 胞 体 は崩 壊 し,核 は膨. 化 し破 壊消 失,又 は裸 核 状 とな つ て残 存 し周 囲 に僅 か に原 形 質 を 附 着 してい るの が認 め られ た.. な かつ た. III.. 41•Ž. 培 養6時 間:軽. 度 の 増 生を 示 して い るが,好 中.

(4) 288. 品. 川. 球 の遊 走 能 は著 明 に 減退 して お り,胞 体 は球 状 の も. 晃. 二. 41℃. で は不 良乍 ら細 胞 の 増 生 が認 め ら れ た.好. の が 多 い.固 顆 は軽 度 膨 化 し,光 輝 性 の 減 弱 化せ る. 中球 の退 行 性変 化 はか な り急速 に進 行 した.変 顆 は. もの が 認 め られ た.変 顆 は小 さい が 増 生 帯 周辺 部 で. 小 さ いが 早 期 よ り出現 し小 空 胞 も可成 り出現 したが. は100%に,中. 心 部 で も70%に 認 め られ た .又 周 辺 部 で は空 胞 及 び 球状 突 起(以 下球 突 と略 す)が 出現. 異 常 突 起 は少 な く,核 は最 初濃 縮 し次 い で膨化 へ と. し,極 く稀 な が ら水 胞,棘. なか つ た.. 状 突 起(以. 下 棘 突 と略. す)も み られ た が 中心 部 にお い て は異 常 突起 は極 め て 稀 で あつ た.核 の変 化 は未 だ殆 ん ど認 め られ なか つ たが 稀 に クロマ チ ン凝 集 傾 向 を示 す も の が あ つ た. 培 養12時 間:増. 移 行 す る ものが 多 か つ た.核 膨 出 は殆 ん ど認 め られ. IV.. 39•Ž. 培 養6時 間:増. 生 はや や 不良 で好 中球 遊走能 の. 軽度 低 下 が認 め られ た.固 顆 の 中 に は既 に光輝 性の 減 退 した もの も混 在 して お り,周 辺部 で は既 に殆 ん. 生 は依 然 不良 で遊 走 細胞 は殆 ん. ど全 て の 好 中球 に変顆 が 出現 して お り,中 心 部 で も. ど認 め られ なか つ た,好 中球 には変 顆 の 漸増,肥 大. 60%に 出現 して い るが小 さ く, 1胞 体 内 の含 有数 は. が み られ た.空 胞及 び異 常 突 起 の増 加 は な く,胞 体. 少 な い.小 空 胞 が少 数 出現 して お り,球 突 の出現 著. は透 光 性 を 増 して軽 度 膨 化 の 傾 向が み られ,核 にお. 明 で 周辺 部 で は35%に 認 め られ た,核 の変 化 は殆 ん. い て は クロ マ チ ン凝 集 が進 行 し,極 く少 数乍 ら球 状. ど認 め られ な かつ た.. に濃 縮 せ る もの も認 め られ た. 培 養18時 間:胞. 培 養12時 間:増. 生 は 依 然や や 不 良 で あつ た.好. 体 は全 て 球状 で 軽 度 に膨 化 せ る. 中球 の変 顆 はや や肥 大 し,周 辺 部 で は球 突 が更 に増. もの もみ られ,尾 突 及 び 球 突 が軽 度 増 加 し,又小 空胞. 加 し60%に 認 め られ,連 鎖状 の もの も可 成 りみ られ. も増 加 して 周 辺 部 で約25% 中心 部 で10%出. た.そ の 他 の 異常 突 起 は殆 ん ど 出現 せず,小 空 胞 も. 現 した.. 核 の濃 縮 せ る もの は特 に周 辺部 で増 加 して来 たが核. 僅 か に認 め られ るの み で あつ た.核 に おい て は クロ. 膨 化 は未 だ 認 め られ なか つ た.. マ チ ン凝 集 が起 こ り始 め て お り,核 膜 の 明 瞭化 の認. 培 養24時 間:固. 顆 は膨 化 し光 輝 性 の減 退 が 著 明. とな り,凝 集 化 して来 た.変 顆 は依 然 と して 小 さい. め られ る ものが あ つ た. 培 養18時 間:中. 心部 で は未 だ退 行 性 変化 は軽 度. が 中心 部 にお い て も全 て の 好 中球 に出 現 した.核 に. で あつ た.周 辺 部 で は球 突 が 著 明 に増 加 してお り,. お いて は球 状 濃 縮せ る もの が次 第 に増 加 した .. 70%以 上 にみ られ た,水 胞,膜 状伸 展(以 下 膜展 と. 培 養36時 間:胞. 体 の膨 化 せ る もの漸 増 し,小 空. 略 す)毬 突等 はみ られ なか つ た.核 膜 が やや 肥厚 し,. 胞 が 増 加 して 周辺 部 で45%中 心 部 で は25%に 認 め ら. 核 葉 融 合 し核 は球 状 化 して 軽 度膨 化又 は濃 縮 せ る も. れ た.球 突 はや や 減 少 した.核 の 濃 縮が 漸 増 して い. のが み られ た.. るが 逆 に膨 化 せ る もの も極 く稀 乍 ら出現 した . 培 養48時 間:こ. の 時期 に空 胞 の 出現最 も多 く周. 培 培24時 間:変. 顆 はや や肥 大 し増加 して来 た.. 固顆 の 光輝 性 は減退 しや や 膨 化 し,又 は集 簇性 を示. 辺 部 で は60%に 認 め られ たが 中 心 部 で は増 加 して い. す もの の混 在 が認 め られ た.小 空 胞 が増 加 し始 め,. な い.尾 突が 増 加 しつ つあ る他 異常 突 起 は稀 に認 め. 逆 に球 突 は減 少 しつ つ あ り,尾 突 は軽度 増 加 し,周. られ るの みで あつ た.胞 体 膨 化 し,核 濃 縮 せ る もの. 辺 部 にお いて は胞体 の軽 度 膨 化せ る ものが 増加 した.. は 周辺 部 で は既 に60%に 達 して い るが,一 方 核 膨 化 の 漸増 も認 め られ た. 培 養60時 間:空. 胞 は融 解 消失 しつ つ あ り,漸 減. 核 の膨 化 せ る もの もや や増 加 した が核 膜 は比 較的 保 た れ てお り膨 出 は未 だ認 め られ な かつ た. 培 養36時 間:中. 心 部 で は な お変顆 の 出現を 見ぬ. して い る.原 形 質 は凝 固 状 とな り,胞 体の 崩 壊 せ る. もの もあ るが 胞体 は殆 ん ど全て 球 状 とな り,変 形運. もの も認 め られ た.濃 縮 核 か ら漸 次膨 化核 へ の 移行. 動 は認 め られ な くな り.球 突 は著 減 し,空 胞及 び尾. が 認 め られ,濃 縮 と膨 化 は略 同率 となつ た.核 の膨. 突 が漸 増 して お り,核 の退 行 性 変 化 が次 第 に進 行 し. 出 は殆 ん ど認 め られ な か つ た.. た.. 培 養72時 間:胞. 体 の崩 壊 が 著 明 とな り,残 存せ. 培 養48時 間:退. 行性 変 化 は急 速 に進 行 して お り,. る もの で は核 濃 縮 は15%程 度 で 逆 に膨 化 せ る ものが. 胞体 の膨 化せ る もの が 周辺 部 で は既 に50%に 達 して. 著 増 した.尾 突 は殆 ん ど全 て にみ られ たが,そ の他. お り,膨 化崩 壊 せ る もの もみ られ た.空 胞 及び尾突. の異 常 突 起 で は 水 胞,球 突 が 極 く稀 にみ られ る のみ. が増 加 して い るが,そ の他 の 異常 突 起 は著 減 した.. であ つ た.. 又 核 に お いて も膨 化 の著 増 が 認 め られ た..

(5) 骨髄体外組織培養に於ける人 白血球 の退行性変化に関す る研究 培養60時 間:胞. 体 は全 て球 状 で 多 くは膨 化 して. い るが 稀 に胞 体 の 縮 小 せ る もの もみ られ た.尾 突 以 外 の諸 突起 は殆 ん どな く,空 胞 は融解 消失 せ る もの が あ りやや 減 少 した. 培 養72時 間:退. 289. つ た.変 顆 は増 加,肥 大 した.空 胞 もやや 増 加 して い るが 異 常突 起 の増 加 は殆 ん どみ られ なか つ た. 培 養36時 間:固. 顆 の 光輝 性 を 減 じた もの が増 加. し,変 顆 は漸 増,肥 大 し,空 胞 及 び 尾突 の軽 度増 加. 行性 変化 は 中心 部 にお い て も漸. が認 め られ た.核 に おい て は クロマ チ ン凝 集 の軽 度. く高度 とな り,周 辺 部 との差 は殆 ん ど み られ な くな. な もの が み られ るが退 行 性変 化 は 未 だ 僅 微 であ つ. つ た.膨 体 の崩 壊 が 進 行 して お り,空 胞 は漸 減 し,. た.. 核 は膨 化 が圧 倒 的 に多 い が,依 然 核膜 は比 較 的保 た. 培 養48時 間:変. 顆 及 び尾 突 が漸 増 しつつ あ る他. れ て核 膨 出 は極 く稀 で あつ た.核 濃 縮 も15%位 に認. 胞体 に退行 性 変 化 の著 明 な進 行 は認 め られ な いが,. め られ た.. 核 にお い て は極 く少 数 な が ら球 状濃 縮 又 は クロマ チ. 培 養96時 間:崩. 壊 が進 行 せ る他 は 同様 の 状 態で. 依 然核 濃 縮 が残 存 し,核 膨 出 は極 く少 ない. 39℃. ン融 解 し核 膨 化 を来 した もの が 出現 して来 た. 培 養60時 間:好. 中球 の運 動 は停 止 し,胞 体 の球. で は 好 中球 の退 行性 変 化 は比 較 的 急 速 に進. 状 化せ るもの が 急増 し,更 に球 状膨 化 せ る もの が 出. 行 した.変 顆 は早 期 よ り多 く出現 し空 胞 もか な りみ. 現 した.変 顆 は漸 く全 好 中球 に出現 した.尾 突 の増. られ た.球 突 の 出現 が 著 明で あつ た が,そ の 他の 異. 加 以 外 そ の他 の 異常 突 起及 び空 胞 はい づ れ も減 少 し. 常突 起 は 少 な く,膜 展,毬 突 は全経 過 を通 じてみ ら. て 来た.核 の退 行性 変 化 も漸 く急速 に進行 し膨 化及. れ ず,水 胞,棘 突,ミ エ リン体 等 も極 めて稀 で あつ. び濃 縮 はい づ れ も増 加 して い るが膨 出は未 だ 極 く稀. た.核 は膨 化が 多 か つ た が濃 縮 も低 率 なが ら認 め ら. であ つ た.. れ た.核 膨 出 は極 く稀 で あつ た. V.. 37℃. 培 養72時 間:胞. 体 の球 状膨 化せ る ものが 著増 し. 固 顆 は膨 化 して光 輝 性 を著 減 して凝 集 状 とな り,尾. 対 照 と した.成 績 は第I編 に詳 述 した.. 突 以 外 の異 常突 起 は極 く稀 に み られ るのみ と なつ た.. 即 ち37℃. 又 胞 体 の崩 壊 が進 行 しつ つ あ り,核 に おい て も膨 化. で は好 中球 の退 行性 変 化 はやや 緩 徐 に. 進 行 した.変 顆 は6時 間 よ り出現 し始 め 核 の変 化 は 24時 間 頃 よ り始 ま り,以 後 遊走 能 の 減退 と共 に退行. 乃 至膨 出が 著増 し,核 濃 縮 は逆 にや や 減少 した. 培養96時 間:極. く稀 に未 だ遊 走能 を 有 す るもの. 性 変 化 は漸 次 急 速 とな り,変 顆 多 く,空 胞,棘 突,. が あ るが 一般 に胞 体 は膨 化 し,核 も膨 化乃 至膨 出 し. 水 胞,膜 展,尾 突 等多 彩 な 変 化 を示 し,核 は膨 化乃. て お り,少 数 な が ら核 濃 縮 も認 め られ た.. 至 膨 出 した.特 に 核膨 出 は特 異 的で あ つ た. VI. 35℃ 培 養6時 間:増. 培 養120時 間:全. て 高 度 の変 性 に陥 つ て お り生. 存 好 中球 は既 に認 め られ な かつ た. 生 は良 好 で略 々正 常 であ つ た.. 35℃. に お い て は好 中球 の退 行性 変 化 は対 照 に比. 好 中球 の運 動 も正 常で 固 顆 の変 化 はな く,変 顆 は周. し,や や 緩 徐 に進 行 した.変 顆 は比較 的大 で異 常 突. 辺 部 で は10%,中. 起 が比 較 的少 なか つ た.核 は膨 化 及 び膨 出 が多 かつ. 心 部 で は殆 ん ど認 め られ なか つ た.. 空 胞及 び球 突 が少 数 出現 せ る他 核 には 全 く異 常 は認 め られ なか つ た. 培養12時 間:運. た. VII. 30℃. 動 正 常 で固 顆 に も未だ 変 化 は認. 培 養6時 間:増. 生 不 良で 好 中球 の遊 走能 は低下. め られ ない が 周辺 部 で は 変顆 は増 加 し,且 つ比 較 的. して お り,原 形 質 内顆 粒 運動 もや や緩 徐 で あ るが 固. 大 で略 々50%に 認 め られ た.球 突,棘 突 が少 数 出現. 顆 の光 輝 性 は正 常 で,変 顆 が極 く稀 に認 め られ るの. し空胞 は比 較 的少 な い.. みで あ つ て退 行 性変 化 は殆 ん どみ られ な かつ た.. 培 養18時 間:固. 顆 の光 輝 性 に軽 度 の不 整 が 認 め. 培 養12時 間:増. 生 は依然 不 良 で好 中球 の遊 走能. られ た.変 顆 は肥 大 し増 加 して来 たが 中心 部 で は未. も依 然 低下 して お り,固 顆 の 中 には軽 度 の不 整 化 乃. だ少 な く, 30%程 度 で あ つ た.球 突 が か な り増 加 し. 至 光 輝 性 の減 弱 化 のみ られ る ものが あ つ た.変 顆 は. た.核 に おい て は極 く軽 度 の変 化 の み られ る もの が. 周 辺 部 で 未だ20%に み られ るの みで1胞 体 内 に も少. あ り,核 膜 が軽 度 に肥 厚 し,ク ロマチ ン凝 集 傾 向 を. な く2〜3個. 示 す もの が 稀 に あつ た.. に 出現 して お り,異 常 突起 は未 だ認 め られ なか つ た.. 培養24時 間:運. 動能 はや や 減退 し,固 顆 に は軽. 度膨 化 せ る もの が 混在 し,光 輝 性 の不 整 が 著 明 と な. で あ るが 比較 的 大 きい.小 空胞 が 僅 か. 培 養18時 間:遊. 走せ る好 中球 は比 較 的少 な く変. 形 運動 も緩 徐 で あつ た.変 顆 及 び空 胞 は徐 々 に増加.

(6) 290. 品. 川. して お り,毬 突 及 び 稀 に 棘突 もみ られ た が核 に は殆 ん ど異常 を 認 め ず 退行 性 変 化 はな お軽 微 で あつ た. . 顆 の 軽 度膨 化 し,光 輝性 の 減 退. 培 養24時 間:固. した もの が や や増 加 して 来 た .変 顆 は徐 々に増 加 し つ つ あ り,毬 突,尾 突 .膜 展が 軽 度 出 現 して お り, 核 に おい て は ク ロマ チ ン凝 集傾 向が稀 な が ら認 め ら れ た.. 晃. 二. に認 め られ た,又 小 空 胞 及 び球 突 が 少 数 出現 した. 培 養12時 間:周. 辺 部 に おい て は小 変顆 及 び小 中. 空 胞 の軽 度 の 増 加 が あ り,又 膜 展 も認 め られ た.中 心 部 で は変 顆 は稀 で 退 行 性変 化 は殆 ん ど認 め られな か つ た. 培 養18時 間:固. 顆 に軽 度 の光 輝 性 の不 整 が認 め. られ,変 顆 はや や 増 加 し,又 肥 大 して来 た.空 胞,. 培 養36時 間:変. 顆 は 中心 部 で は略 々半 数 に み ら. れ る程 度 で 周辺 部 で も変 顆 の出 現 しない もの が かな り認 め られ た.小 空 胞が 徐 々に増 加 して お り,球 突,. 球 突 が や や増 加 して お り,毬 突,膜 展 もみ られ るが, 核 には未 だ異 常 は認 め られ な かつ た. 培 養24時 間:中. 心 部 で は変 顆 の 出 現 は未 だ少 な. 毬 突,尾 突 等 も軽 度増 加 した.核 で は ク ロマ チ ン融. く25%に み られ るの み で1胞 体 内の含 有 数 も少 な い. 解 し,核 葉 融 合 して核 の 軽 度膨 化 せ る ものが 認 め ら. 異常 突 起 はやや 増 加 して い るが 棘 突 は認 め られ な か. れ た.. っ た.核 に おい て は稀 に ク ロマ チ ン凝 集,核 膜 肥厚. 培 養48時 間:未. だ 固顆 に変 化 な く,変 顆 を有 し. な い もの が か な り認 め られ た.小 中空 胞 が 漸増 しつ. を 来 した ものが あつ た. 培 養36時 間:運. 動 静 止 状態 の ものが かな り増加. つ あ り,周 辺 部で は50%に 認 め られ た.尾 突 も増 加. した.空 胞 及 び異 常 突 起 の増 加 は殆 ん ど な く,固 顆. して お り,球 突,水 胞,膜 展 等 は殆 ん ど変 動 な く,. の光 輝 性 の 不 整が や や 顕著 とな つ た.核 膜 の肥厚,. 胞体 の球 状 に膨 化せ る もの もあ り,原 形 質 が 凝 固状. ク ロマチ ン凝 集 が や や増 加 し,稀 に核 濃 縮 が認 め ら. と な り核 の 均質 濃 縮 せ る もの,又 は逆 に膨 化せ る も. れ た.. のが 少 数 な が ら認 め られ た.. 培 養48時 間:中. 心 部 で は未 だ約 半数 に変顆 が み. 辺 部で は変顆 は漸 く全 て の好 中. られ るのみ で あ り,周 辺 部 で も なお 変顆 を 有 しな い. 球 に 出 現 したが 中心 部 で は なお 変顆 を 有 しな い もの. もの がか な り認 め られ た.小 空 胞,毬 突,尾 突 がや. が み られ た.小 中空 胞 は漸 増 して い るが大 空 胞 はみ. や増 加 した が膜 展 は殆 ん ど認 め られ な くなつ た.胞. られ な かつ た.異 常 突 起 はや や減 少 し核 は濃 縮 及 び. 体 の球 状膨 化せ る ものが 出現 し,核 濃 縮 がや や増 加. 膨 化が 略 々同 率 に増 加 して い るが膨 出 は殆 ん ど認 め. した.又 核 膨 化 も認 め られ た.. 培 養60時 間:周. 培 養60時 間:高. られ な か つ た.. 度 の 変 性 に陥 つ た ものが増 加 し,. く変性 高 度 とな り,異 常 突起 は. 胞 体膨 化が 急 増 してい るが 未 だ変 顆 を有 しな い もの. 尾 突 を除 い て減 少 し,胞 体 の 膨 化,更 に崩 壊 が 増 加. が 周辺 部 にお いて もみ られ た.核 に お いて は濃 縮が. し,核 で は膨 化 乃至 膨 出が 次 第 に多 くな り,核 濃 縮. 多 く約20%に. の増 加 は最 早 や認 め られ な かつ た.. 出 も稀 に認 め られ た.. 培 養72時 間:漸. 培 養96時 間:殆. ん ど全て 胞 体 は膨 化 乃 至崩 壤 し. 認め られ たが 膨 化核 も漸 増 して お り膨. 培 養72時 間:胞. 体 は殆 ん ど全 て 球 状で 膨 化せ る. て お り,核 は膨 化 又 は膨 出が 圧 倒 的 で あ るが核 濃 縮. もの 漸増 し又 胞 体の 崩 壊 も開 始 した.原 形 質 は凝固. も比較 的残 存 して い た.極. 状 で 固顆 の膨 化,凝 集 が著 明 となつ た.核 に おいて. く稀 に胞 体 の 運動 能 を示. は膨 化 乃 至膨 出が 次 第 に増 加 し濃縮 核 よ りや や 多 く. す もの が 認 め られ た. 培 養120時. 間:生. 存 せ る もの は み られ ず,胞 体. は全 て膨 化 し崩 壤 しつ つ あ り,核 は な お濃 縮せ る も. で は 好 中球 の 退 行 性変 化 は更 に緩 徐 に進 行. し培 養60時 間以 後 急 速 とな つ た.変 顆 の 出現 遅 く異 常 突 起 の 出現 が や や 少 な かつ た.核 は膨 化 乃 至膨 出 が 主 で あつ た.. 体 膨 化 し,核 は濃 縮 も比較 的多. 培 養120時. 間:胞. 体膨 化,核 膨 化 乃 至膨 出が圧. 倒 的で 核 濃縮 は減少 した. 25℃. で は 培 養 初期 に おい て は好 中球 の退 行性 変. 化 は緩 徐 に進 行 し変 顆 及 び 異常 突 起 の 出現 少 な く棘. VIII.25℃ 培 養6時 間:増. 培 養96時 間:胞. く30%を 占め て い るが膨 出が 漸 増 して来 た.. の が み られ た. 30℃. なつ た.. 突 は全 経 過 を通 じて 全 く出現 しなか つ た.核 は初 め 生 不 良 で好 中球 の遊 走 能 は低 下. して い るが胞 体 の 球 状 の もの は稀 で殆 ん ど全 て運 動 形 態 を とつ てい た.固 顆 に変 化 な く.小 変 顆 が僅 か. 濃 縮せ る ものが 多 く72時 間頃 か ら膨 化 乃 至膨 出核が 急増 した..

(7) 骨髄 体外組織培養 に於 ける人白血球の退行性変化に関す る研究 IX. 20℃. 291. 遂 に変 顆 の 出現 な く原 形質 凝 固 状 とな り固顆 が 一 部. 培養6時 間:増. 生 は殆 ん ど み られ な かつ た.好. 凝 集 し胞 体 の膨 化 せ る もの が か な りあ つ た.稀 に胞. 中球 は略 々球状 で遊 走 す る もの は少 な く,僅 か に変. 体 の縮 小 もあ るが 膨 化 が圧 倒 的 に多 く,核 も膨 化 乃. 形 運動 が 認 め られ るの み で あ つ た.変 顆 は 極 く稀 に. 至膨 出せ る ものが 多 い.し か し核 濃 縮 もか な り認 め. 認 め られ た.. られ た.. 培 養12時 間:増. 生 は極 め て 不良 で 好 中 球 の遊 走. 20℃. に お いて は 好 中球 の退 行 性 変 化 は培 養 初期. 形 態 を示 す もの は依 然 少 な い.変 顆 は少 な く小 さ く,. には極 めて 徐 々に進 行 し,変 顆 は小 さ く,少 な く末. 小 空 胞 が僅 か に出現 した.固 顆 及 び核 に は異 常が 認. 期 に至 る も変顆 の 出現 をみ な い もの もあつ た.異 常. め られ な かつ た.. 突 起 は一 般 に少な く,核 は膨 化,膨 出に次 ぎ濃縮 も. 培 養18時 間:固. 顆 の中 には軽 度 膨 化 し光 輝 性 を. 減 じた ものが あ るが変 顆 は未 だ 極 め て少 く周辺 部 で も20%程 度で あ り,極 く小 さ く又1胞 体 内含 有数 も 少 ない.微 小 空 胞 は比 較 的多 く出現 したが 対照 よ り は少 な い.. か な り多 く認 め られ た. X.. 15•Ž. 培 養6時 間:増. 生 は殆 ん どみ られ ず成 熟 好 中球. が 僅 か に原 紐織 周 辺 に 散在 す るのみ で あつ た.胞 体 は球 状 の もの が多 い が偽 足 運 動を な す もの も稀 に認. 培 養24時 間:極. く稀 に胞 体 の軽 度膨 化 せ るもの. が み られ たが 一 般 に退 行 性 変 化 は僅 微 で 変 顆 の 出現 少 な く,空 胞 は極 く小 さ く異 常 突 起 は極 く稀 で あ り, 棘 突,膜 展等 は全 くみ られ なか つ た. 培 養36時 間:極. あ られ た.固 顆 に変 化な く変顆 も殆 ん どみ られな か つ た が小 空 胞 がや や 多 く認 め られ た. 培 養12時 間:極. く僅か に増 生 が 認 め られ たが 好. 中 球 の胞 体 は一 般 に 略 々球 状 で あつ た. 1〜2個. の. め て徐 々 に遊 走 す る もの がか な. 変顆 を有 す る もの は15%位 あ り,小 空胞 はや や多 く. り認 め られ た.固 顆 の光 輝 性 はやや 不 整 となつ た が. 略 々25%に 認 め られ た.極 め て稀 に膜 展 が 認 め られ. 変 顆 は 未 だ30%に 満 た な かつ た.球 突,水 胞,毬 突,. た が異 常 突 起 は極 く稀 で核 に は未 だ 異 常 は認 め られ. 尾 突 が少 数 出現 して お り膜 展 が 極 く稀 に認 め られ た.. な かつ た.. 培 養48時 間:退. 行 性 変 化 はやや 進 行 し変顆 が 増. 培 養18時 間:固. 顆 のや や膨 化 せ るもの が あ り,. 加 し,小 空胞 も増 加 し略 々50%に 認 め られ,各 種 異. 変顆 はや や肥 大 して い るが 出現 率 は依 然 低 く,異 常. 常 突 起 は 僅 か なが ら増 加 した.胞 体 の透 光 性 が増 し,. 突 起 も極 め て 少な か つ た.. 顆 粒 が凝 集状 とな つ て胞 体 が 膨 化 し核 にお い て は ク. 培 養24時 間:変. 顆 の増 加 は殆 ん どみ られ なか つ. ロマチ ンの凝 集 傾 向 を示 す もの もあ り,又 核 の軽 度. た が,固 顆 の光 輝 性 の軽 度 不 整が 認 め られ,小 中空. 濃 縮 又 は膨 化 せ る もの も認 め られ た.. 胞 が比 較 的増 加 し, 50%に 認 め られ た.異 常 突 起 は依. 培 養60時 間:核,胞. 体 共 に退 行 性 変 化 がや や 急. 速 に進 行 しつ つ あ り,殊 に核 にお い て比 較 的速 や か. 然 極 く少 な く,核 に も殆 ん ど変 化 はみ られ な かつ た. 培 養36時 間:胞. 体 は殆 ん ど全 て 球状 で 遊 走せ る. で あ つ た.一 方 変顆 は小 さ く,未 だ変 顆 の 出現 しな. もの は全 く認 め られな かつ た.空 胞 はや や 減 少 して. い もの もか な り多 い が 固顆 は軽 度膨 化 せ る もの多 く. 来 た.変 顆 は 未だ30%に 過 ぎない.核 にお い て は ク. 光 輝 性 の不 整 が 著 明 となつ た. 培 養72時 間.胞. 体 は殆 ん ど全 て球 状 で膨 化せ る. もの がや や 増 加 した.核 の 変 化 は 中心 部 にお いて も 比 較 的 強 く濃 縮 及 び膨 化が 略 々同率 に認 め られ,周 辺 部 との差 は殆 ん ど 消失 した. 培 養96時 間:固. 顆 は既 に光 輝性 が 著 減 し,粗 大. ロマ チ ン凝 集 が始 ま り,核 網 がや や 粗 とな り,核 膜 肥厚 を 来 した もの が 出現 した. 培 養48時 間:固. 顆 の 不 整 がや や 著 明 となつ た が. 変顆 は依 然少 な く小 さい.毬 突,尾 突 が 軽度 に認 め られ る他,異 常 突 起 も極 め て少 な い.核 にお いて は 膜 核肥 厚 し,核 葉 融 合して核 は球 状 とな り,ク ロマ. に膨 化せ る もの が多 い が 変顆 が依 然 小 さ く少 ない.. チ ンの 均 等 に濃 縮 せ るもの が 少数 み られた が一 般 に. 小 空胞 は略 々50%に 出現 して い るが 大 空胞 は全 く認. 退 行性 変 化 は未 だ軽 度 であ つ た.. め られ な か つ た.尾 突 が 増加 して お り,毬 突 もや や. 培 養60時 間:胞. 体の軽 度 膨 化 した ものが あ り,. 多 いが,そ の他 の異 常 突 起 は少 な く,胞 体 の膨 化せ. 尾突,毬 突 が や や増 加 して い るが,退 行 性 変 化の 進. るもの が 著増 し崩 壤 に移 行 し,核 に お いて は濃 縮 も. 行 はな お緩 徐 であ つ た.. 比 較 的 多 いが 膨 化 乃 至膨 出の 急 増 が著 明で あ つ た. 培 養120時. 間:殆. ん ど全 て 高度 に変 性 して お り,. 培 養72時 間 ・ 変 顆 の増 加 はみ られ な い が,固 顆 の軽 度膨 化 及 び光 輝 性 の不 整 が 次第 に顕 著 にな り,.

(8) 292. 品. 川. 晃. 凝 集 傾 向 が認 め られ た.胞 体 の球 状 膨 化せ るもの が. 二. 培 養60時 間:既. に胞 体 の 崩 壊 多 く,核 濃縮 は40. 増 加 し,核 で は濃 縮 乃 至 は膨 化が 増 加 して来 た .し. %に 認 め られ核 膨 化 よ りや や 多 く認 め られ た.変 顆. か しな が ら未 だ正 常 な 好 中球 もか な り認 め られ た .. は遂 に少 数 出現 した のみ で膜展,棘 突 等 は全 く認 め. 培 養96時 間:胞. 体 の膨 化せ る もの が急 増 して来. られ な かつ た.. た が崩 壊 は比 較 的 少 な く,核 濃縮 及 び膨 化 が 増加 し, 核 膨 出 も出現 した. 培 養120時. 10℃. に お け る好 中 球 の退 行 性 変 化 は非 常 に急 速. に進 行 した.変 顆 は僅 か に 出現 した のみ で 空胞 及 び. 間:変. 顆 の 出現せ ぬ ま ま退 行 性変 化. 異 常 突 起 は少 な く,核 及 び固 顆 が早 期 よ り変化 した.. が高 度 に進 行 した もの多 く,核 で は濃 縮 が最 も多 く, 核 膜 の肥 厚 した ま ま核 の軽 度 膨 化せ る もの,又 核膜. XII. 5•Ž. 培 養6時 間:増. 生 は全 く認 め られ な かつ た.原. 菲 薄化 し核 の 膨 化せ る もの,更 に膨 出せ る もの も漸. 組 織 周辺 に散 在す る好 中 球 は全 て 球 状 で あ り,固 顆. 増 した.. は軽 度凝 集 状 で光 輝 性 の不 整 が あ り核膜 は軽度 に肥. 15℃. に お い て は退 行 性 変 化 は最 も遅 延 した .空. 胞 はか な り出現 し たが 変顆 及 び異 常 突起 は少 な く, 退 行 性 変 化 は主 と して 核及 び 固顆 の変 化 で開 始 し進 行 した.核 濃 縮 が 比 較 的多 く認 め られ た. XI.. か つ た. 培 養12時 間:胞. 体 の軽 度 膨 化せ る もの があ り,. 原形 質 は凝 固状 で 固顆 はや や膨 化 し光 輝性 を減 じて お り,変 顆 は全 く出現 しな か つ た.核 に おい て も退. 10•Ž. 培 養6時 間:増. 厚 して明 瞭 化 した.空 胞 及 び異 常 突起 は認 め られな. 生 はみ られ な かつ た.好 中球 の. 行 性 変 化 は急 速 に進 行 して お り,核 膜 は肥 厚 し,又. 胞 体 は殆 ん ど全 て 球状 で遊 走 せ る もの の な く僅 か に. 稀 に核膜 空 胞 も認 め られ,ク ロ マ チ ン凝 集 が進 行 し. 偽 足 の 出没 が 認 め られ たの み で あ る.固 顆 に異 常 を. て 不 均質 に核 濃縮 を 来 した ものが 多 く,又 漸 次核葉. 認 めず,変 顆 は未 だ殆 ん ど出現 せ ず,極. 融 合球 状 化 して クロ マチ ン融 解 が 起 り膨 化せ る もの. く稀 に空胞. を み るの み で あ つ た. 培 養12時 間:増. 生 は依 然 認 め られな か つ た.好. もみ られ た. 培 養18時 間:変. 性 は既 に高度 で あ り,胞 体膨 化. 中球 の 固顆 の 中 に は光輝 性の 減 弱 化せ る もの が混 在. し,核 の不 均 質 濃縮 及 び膨 化 はい づ れ も増 加 し特 に. し た.核 に は異 常 は認 め られ な かつ た.. 核 膨 化 の増 加 が 著 明 で あつ た.変 顆 は 全 く出現 しな. 培養18時 間:固. 顆 の 不 整 化及 び光 輝 性 の減 弱 化. が やや 著 明で あ るが変 顆 は小 さ く極 め て少 な い.小. かつ た. 培 養24時 間:漸. 次 胞体 の崩 壤 が始 ま り,核 の膨. 空胞 は少 数 な が ら認 め られ,や や 増加 して来 た.核. 化 乃 至膨 出が増 加 し逆 に核 濃 縮 は漸 減 した.変 顆及. に おい て は既 に核 膜 が や や肥 厚 し明 瞭 とな り,又 核. び 空胞 は殆 ん ど 出現せ ず,尾 突 以外 の 異 常突 起 もみ. 葉 の融 合 もみ られ,核 の軽 度 濃 縮 せ る もの が認 め ら. られな か つ た. 5℃ で は好 中球 の 退 行 性変 化 は極 め て早 期 よ り急. れ た. 常突 起 は極 め て稀 で 胞 体 は全 て. 速 に進 行 した.核 は不 均 質 に濃 縮 し,次 い で膨 化 乃. 球 状 で あ り,空 胞 及 び変 顆 も極 く少 な い が 固顆 の 軽. 至膨 出 した.変 顆 及 び空 胞 は殆 ん ど認 め られ な かつ. 度膨 化,凝 集 傾 向 が漸 次 顕 著 とな り,核 の退 行 性 変. た.. 培 養24時 間:異. 化 が既 に徐 々に進 行 しつ つ あ り,核 濃縮 が や や増 加 した. 培 養36時 間:変. XIII.. 0•Ž. 培養6時 間:増. 生 は全 く認 め られ ず,好 中球の. 顆 は小 さ く未 だ10%程 度 で あ る. 胞 体 は全 て球 状 で既 に膨 化せ る もの多 く,固 顆 もや. が 小 空胞 及 び尾 突 が や や増 加 し,胞 体 の 軽 度膨 化 せ. や膨 化 して光 輝 性 を 減 じ凝 集 し又 は ブ ラウ ン運動 を. る ものが 増 加 した.核 で は核膜 肥厚 乃 至 核 濃縮 が 多. 行 な い,変 顆 は全 く出現 せ ず,空 胞 な く,原 形質 は. く,又 核 膨 化 も出現 し,一 般 に核 の 変 化 が 高度 で あ. 凝 固 状 とな り,又 は融 解 して お り,異 常突 起 は稀 で,. つ た. 培 養48時 間:胞. 僅 か に尾突,及 び毬 突 が認 め られ た.核 膜 は肥 厚 し 体膨 化 し,核 の濃 縮 せ る ものが. 急 増 して お り核 膜 空 胞 の認 め られ る もの もあ り,又 核 の膨 化,膨 出 が 次 第 に増 加 し変 性 は既 に高 度 に進. て 明 瞭 化 しク ロマ チ ン凝 集 し核 は軽 度 に不 均質 濃縮 の 傾 向 を示 した. 培 養12時 間:核. 膜 は肥 厚 して い るが核 葉 の融 合. 行 し た.尾 突 の他 異 常 突 起 は殆 ん ど認 め られ な か つ. は少 な く,核 は不 均 質 に濃 縮 した もの が多 くみ られ. た.. た.又 核 の 軽度 膨 化 もみ られた が 未 だ核 膨 出 は認 め.

(9) 骨髄 体外組織培養に於ける人 白血球 の退行性変化に関す る研究 39℃. られ な かつ た. 培 養18時 間:胞. 体 は全 て 膨 化 し,更 に崩 壊 して. 293. で は変 顆 の 出現 早 く,空 胞 多 く,異 常突 起 中. 特 に球 突 が 著 明 に 出現 した.し か し更 に高 温 にな る. お り,核 は濃 縮 か ら膨 化へ と移 行 が認 め られ,核 膨. と変顆 は小 さ く,空 胞 及 び異 常突 起 も少 な かつ た.. 出 もみ られ た.. 核 につ いて は高温 及 び 低温 共 に核 濃縮 が比 較 的多 く. 培 養24時 間:胞. 体 は次 第 に崩 壊 して お り,核 の. 認 め られた.即 ち高 温 で は核 は最 初 軽 度濃 縮 し次 い. 膨 化乃 至膨 出が 急 増 して核 濃 縮 は殆 殆 ん ど消 失 した.. で 漸 次膨 化 したが 核 膨 出 は少 な く43℃. 以 後 も変顆 及 び空 胞 の 出現 は全 く認 め られ な かつ た.. 出 は殆 ん ど認 め られ な かつ た.又 低 温 で は核 濃 縮 が. 0℃ に おい て は 好 中球 の 退 行 性変 化 は更 に速や か. 以 上 で は膨. 末期 に至 る も比 較 的 多 く認 め られ たが10℃. 以下 で. で変 顆 及 び空 胞 は出 現せ ず異 常 突起 も殆 ん どな く,. は核 の 不 均質 濃 縮 が先 づ 起 り,次 い で膨 化 乃 至膨 出. 核 は初 め不 均 質 に濃縮 し次 い で 膨 化 乃至 膨 出 へ移 行. へ急 速 に移 行 した.. した.. 第2節. 小括:好. 中球 の退 行 性 変 化 は一 般 に高 温 に至 る. 程 そ の 出現 が 早 く且つ 急 速 に 進 行 し,低 温程 遅 く 15℃. に おい て も最 も遅 延 した が10℃. 以下 で は逆. 培 地水 素 イオ ン濃 度 の好 中 球 退行 性変 化 に 及 ぼす 影 響 に つい で. I.酸. 性培地. 培 地 を酸 性 にす る た め,塩 N/250,. N/500,. 酸 のN/10,. N/1000,. N/50,. に急 速 に進 行 した.又 低 温 に至 る程 変 顆 の 出現 が 遅. N/100,. れ,小 さ く且 つ 少 な く空 胞 及 び 異常 突 起 も少 な か つ. 液 を正 常 培 地 に添 加 して培 地 を 構成 し,無 添 加 正 常. た. 5℃ 以下 に お いて は 変顆 は全 く出 現 しな か つ た.. 培 地 を対 照 と した.各. 従 つ て低 温 にお い て は 固顆 及 び核 の変 化 の みが 主 と. す 通 りで あ る.. 培 地 のpH値. N/2000各. 等張. は第1表 に示. して退 行 性 変 化 の 進行 の指 標 となつ た.こ れ に反 し. 第1表. 1.. N/10. HCl添. 培 養 直 後:僅. 加 か に原 組織 周辺 に散 在せ る好 中球. は 全て 球 形 乃至 類 球 形 で,胞 体 は軽 度 に膨 化 し,異. 状 化 して い るが 遊 走好 中球 もかな りあ り,こ れ らに は殆 ん ど異 常を 認 め な かつ た. 培 養6時 間:増. 生 はか な り良 好 で遊 走 好 中球 が. 常突 起 は殆 ん ど み られ ず 変顆 も全 く認 め られ な かつ. 多 くみ られ た.既 に固 顆 の 軽度 凝 集 傾 向が み られ,. た が,固 顆 は既 に膨 化 して そ の光 輝 性 は極 度 に減弱. 変顆 は比 較 的小 さ く,中 心 部 に は未 だ少 な い が 周辺. した.核 に お いて は既 に クロ マ チ ン凝 集が 網 状 に起. 部 で は80%に 出現 した.. り核 膜 の肥 厚 著 明で 原形 の ま ま軽 度 に縮 小 して核 の. 培 養12時 間:増. 生 は比較 的良 好 で あつ た.好 中. 屈光 性 が やや 増 加 した.生 存 せ る もの は既 に 全 く認. 球 の遊 走能 はな お 保た れ て お り,変 顆 は小 な るも増. め られ な かつ た.. 加 した.又 球 突 も比 較 的多 いが 空 胞少 な く極 く稀 に. 培 養6時 間:胞. 体 は極 く軽 度 に膨 化 乃 至 は縮 小. し,固 顆 は次 第 に膨 化 融解 し,空 胞及 び異 常突 起 の. み られ るのみ で あつ た. 培 養18時 間:固. 顆 はやや 膨 化 し,光 輝性 を 減 じ,. 出現 な く,核 は球 状 化す る こ とな く濃 縮 し固定 状 態. 変 顆 は周辺 部 で は既 に全 て の好 中球 に 出現 して い る. とな つ て お り,以 後 全 く同 様 に固 定 され た 状 態 で核,. が 依 然小 さ く, 1胞 体 内 の含 有 数 は少 な い.又 空 胞. 胞 体 共 に膨 化 崩 壊 へ の移 行 は認 め られ な かつ た.. は極 く稀 で球 突 の増 加 が み られ た.核 の 軽度 濃 縮 し. 即 ちN/10. HCl添. 加 の 場 合 は 好 中球 は直 ち に固. 定 状 態 とな り,固 顆 は膨 化 し核 は原 形 の ま まで 濃 縮. た もの が やや 増 加 した. 培 養24時 間:変. 顆 はやや 肥 大 し,光 輝性 を 増 し. し胞 体 は球 状 に軽 度膨 化 又 は縮 小 した,変 顆 及 び空. た.依 然球 突 の み多 く,他 の 異 常突 起 及 び空 胞 は稀. 胞 は全 く出現 しな かつ た.. であ つ た.. 2.. N/50. HCl添. 加. 培 養36時 間:固. 顆 は膨 化 して光 輝 性 の減 弱 が 著. 状 に軽 度 膨 化 した好 中球 が 原 組 織. 明 とな つ た.球 突,毬 突 及 び尾 突 の増 加 が認 め られ. 周 辺 にみ られ,か か る もの で は核 は極度 に濃 縮 し球. るが 空胞 はな お極 め て少 ない.核 にお い て は変 化 は. 培養 直 後:球.

(10) 294. 品. 川. 軽 度 の もの 多 く,膨 化 の 傾 向 は殆 ん どみ られ な かつ た.. 晃. 二. マ チ ン凝 集 及 び軽 度 の核 膜 肥 厚 が認 め られ た. 培養48時 間:膜. 培 養48時 間:退. 展 多 く,小 球突,毬 突,尾 突 等. 行 性 変 化 は漸 く著 明 とな り胞体. の 増加 がみ られ又 棘 突 も稀 に出現 した.中 心 部 で は. の球 状 に膨 化 せ る もの が かな り出現 し,核 の 不 均質. な お変 顆 を 有 しな い もの が 認 め られ た.核 にお いて. 濃 縮が 漸 次 増 加 して お り,分 葉 の ま ま で濃 縮 した も. は ク ロマ チ ン凝 集 が進 行 し,核 葉 融 合 し軽度 の核 濃. の もみ られ た.. 縮 を来 した もの が認 め られ た.. 培 養60時 間:胞. 体 は殆 ん ど全 て 球 状化 して お り,. 培 養60時 間:退. 行 性 変 化 は 漸 く急 速 に進 行 し変. 膨 化せ る もの急 増 し,尾 突 が増 加 した,核 で は濃 縮. 顆 は全 好 中球 に認 め られ た.固 顆 は光 輝 性が 著減 し. せ る もの が 漸増 して い るが膨 化核 も認 め られ た.. 凝 集 傾 向が 強 くな つ た.胞 体 は球 状 に膨 化せ る もの. 培 養72時 間:高. 度 に変性 して お り,胞 体 は膨 化. して い る.核 で は不 均 質 濃 縮 が依 然 多 く,核 の 膨 出 は極 く稀 で あ つ た. 培 養96時 間:同. HGl添. 加 の場 合 に は好 中球 の退 行 性 変 化 は. 速 や か に進 行 した.変 顆 は早 期 よ り出現 したが 小 さ く,球 突 は多 くみ られ たが,そ の他 の異 常突 起 及 び 空 胞 は稀 で あつ た.核. も比 較 的 早期 よ り変 化を 示 し. 不 均 質濃 縮が 特 徴 的 で あつ た. 3. N/100. HCl添. 培 養直 後:原. 加 組織 周辺 に散 在せ る好 中球 は球 状. の もの が やや 多 い が遊 走せ る もの も可 成 り認 め られ 殆 ん ど異 常所 見 は認 め られ な か つ た. 培 養6時 間:増. が 増 加 して来 た. 培 養72時 間:退. 様 に核 の 不均 質 濃 縮 が圧 倒 的 に. 多 い.胞 体 の 崩 壊 の急 速 な進 行が み られ た. N/50. が 急 増 し,核 の 不 均質 濃 縮,又 は球 状膨 化せ る もの. 生良 好 で好 中球 の遊 走能 は良 好. で あ り固顆 に は異 常 は認 め られ な かつ た.変 顆 は周 辺 部 に お いて 特 に多 く既 に70%に 出現 して お り,中 心 帯 で もやや 多 くみ られ た.空 胞 は少 な く,異 常 突 起 は殆 ん ど認 め られ な かつ た.核 に も異 常 は認 め ら. 突,水 胞,毬 突等 がや や増 加 し尾 突 が著 増 した.核 の変 化 も高 度 で 濃縮 と膨 化 が 略 々 同率 とな り膨 出 も 認 め られ た. 培 養96時 間:胞. 体 は全 て球 状 に膨 化 し崩 壊せ る. もの が 増加 した.核 はな お 均質 又 は不 均 質 に濃縮 せ る もの が多 く40%を 占め て お り,膨 化及 び膨 出 も増 加 した. N/100. HCl添. 加 の 場 合 は退 行性 変 化 は対 照 よ り. やや 速 や か に進 行 した.変 顆 の 出現 は早 期 よ り周辺 部 に おい て 著 明で あ つ たが 中 心 部 で は緩 徐 であつ た. 空 胞 及 び異 常 突 起 は比 較 的 少 な く,核 の不 均 質又 は 均 質 濃 縮 が比 較 的 多 く認 め られ た. 4.. N/250. HGl添. 培 養 直後:原. 加. 組織 周 辺 に 散在 す る好 中球 には全. く異 常 が認 め られ な かづ た. 培 養6時 間:増. れ な か づ た.. 行 性 変 化 は高 度 で あ る.空 胞 は. 25%程 度 に 出現 した に過 ぎず,膜 展 は消失 した,球. 生 良 好 で好 中球 の遊 走能 は略 々. 生良 好 で 好 中球 の固顆 に変 化 な. 正 常 で あ つ た.周 辺 部で は変顆 は比 較 的 大で 既 に40. く,変 顆 が漸 増 して い る他 空 胞 は極 く稀 で異 常 突 起. %に 出現 した.空 胞 は極 く稀 で異 常 突起 な く,核 に. もみ られ な か つ た.. も異 常 は認 め られ な かつ た.. 培 養12時 間:増. 培 養18時 間:固. 顆 はや や 不 整 とな り軽 度 に光 輝. 性 を 減 じた.変 顆 は増 加 して周 辺 部 で は既 に100% に 出現 した.球 突 が 略 々10%に み られ る他 異 常突 起. 培 養12時 間:変. 顆 が 漸 増 しや や 肥 大 して 来 たが. 固顆,胞 体 及 び核 に は異 常 を 認 めな かつ た. 培 養18時 間:固. 顆 のや や 光輝 性 を減 じた ものが. は少 な く,空 胞 も依 然 僅少 で あづ た.核 の 変 化 は未. 混 在 し,変 顆 は周 辺 部で は80%に 達 した が 中心部 で. だ殆 ん ど認 め られな か つ た.. は未 だ少 な い.核 に は殆 ん ど変 化が 認 め られな かつ. 培 養24時 間:中. 心 部 に おい て は 変顆 はな お60%. 程 度 で 比 校 的少 な く,核 に おい て は稀 に ク ロマ チ ン. た. 培 養24時 間:変. 顆 が肥 大 し周 辺 部で は100%に. 凝 集 傾 向 がみ とめ られ る程 度 で退 行 性 変 化 は な お軽. 出 現 した.空 胞 が や や増 加 して い るが冬 種 異常 突起. 微 で あ つ た.. は極 めて少 な く,核 に おい て も僅 か に ク ロマ チ ン凝. 培 養36時 間:固. 顆 の光 輝 性 は漸 次 減退 して 多 少. 凝 集 傾 向 を示 す ものが あ り,変 顆 の 軽 度 の肥 大 が 認. 集傾 向が 認 め られ るに過 ぎな か つ た. 培 養36時 間:好. 中球 の 遊 走能 は著 明 に低 下 し,. め られ た.膜 展 が 急速 に 出現 し,尾 突 もや や増 加 し. 胞 体 の球 状 の ものが 増 加 し空胞 や 球 突,尾 突,毬 突. て い るが 空 胞 は依然 極 く少 な い.核 にお い て は ク ロ. 等 もや や増 加 して来 た.核 で は ク ロマ チ ン凝 集,核.

(11) 骨髄体外組織培養 に於け る人 白血球の退行性変化 に関す る研究 膜肥 厚 が やや 増 加 した. 培養48時 間:固. 295. 度 にみ られ る程 度 で退 行 性 変 化 は な お軽 度 で あつ た.. 顆 は軽度 膨 化 し光 輝性 を著 減 し. 培 養48時 間:な. お遊 走 形 態を と る ものが 多 い が. た.変 顆 は増 大 し各 異 常 突起 の 出現 は漸増 し小 空 胞. 遊 走 速 度 は著 減 して お り,空 胞 が 漸 増 して35%に み. もやや 増 加 した.稀 に ミエ リン体 も認 め られ た .核. られ た.. にお いて は ク ロマ チ ン凝 集が 進 行 し,不 均 質 乃 至 均 質 に濃 縮 せ る もの が 出現 した. 培 養60時 間:変. 培 養60時 間:核. の変 化 が徐 々に進 行 して お り,. ク ロマ チ ン融 解 して核 葉 融合 し膨 化 しつ つ あ る もの. 顆 は 中心 部 にお い て も漸 く全好. 中球 に 出現 した.胞 体 は 球状 の もの が殆 ん どで,膨. が や や増 加 した.又 胞 体 の膨 化 もやや 増加 した. 培 養72時 間:漸. く変性 高 度 の もの が 急増 し胞 体. 化せ る もの が 増加 した.固 顆 は膨 化 し凝集 化 し,核. は球 状 に膨 化 せ る もの 多 く,核 に お いて は濃 縮 は少. で は核 葉 融 合 が進 行 し核 濃縮 及 び膨 化 が共 に増加 し. な く,膨 化 乃 至膨 出の傾 向が 強 く認 め られ た.. た.. 培 養96時 間:胞. 培 養72時 間:退. 行 性 変 化 は急速 に進 行 して お り,. 胞 体 の膨 化乃 至 崩 壊 が増 加 し,又 尾突,毬 突,球 突 が 比 較 的多 くみ られ た.核 の 膨 化乃 至 膨 出 が漸 増 し た.. 体 は全 く膨 化 乃 至 崩壊 し核 は膨. 化 が最 も多 く膨 出 が これ に次 ぎ濃 縮 は少 なか つ た. N/500. HCl添. 加 の 場合 は変 顆 の 出現 が や や速 や. か であ つ たが 空 胞 及 び異 常突 起 の 出現 は比 較 的低 率 であ つ た.核 は膨 化 乃 至膨 出す る もの多 く対 照 との. 培 養96時 間:胞. 体 は殆 ん ど全 て膨 化 し更 に崩 壊. しつつ あ り,核 で は膨 化 が50%を. 占 めて い るが 膨 出. の他,不 均 質 乃至 均 質 濃 縮 も比 較 的 多 く認 め られ た . N/250. HCl添. 加 の 場 合 は変 顆 の 出 現 がや や 速や. かで あ つ た が,好 中球 の退 行 性 変 化 は比 較 的緩 徐 で. 差 異 は一 般 に僅微 で あ つ た. 6.. N/1000. N/500. HCl添 加. HCl添 加 の場 合 と同 様 の 経 過 を と り,変. 顆 の 出現 や や速 く,異 常突 起 の 出現 や や少 な く核 は 膨 化 乃 至膨 出 した.. 空 胞 及 び 異 常突 起 の 出 現少 な く,核 の変 化 も比 較 的. 7.. 遅 くよ り徐 々 に進 行 し,不 均 質 及 び均 質 の核 濃 縮 が. 退 行 性変 化 は緩 徐 に進 行 し変 顆,空 胞 及 び各 種 異. や や多 く認 め られ た. 5.. N/500. HCl添. 培 養 直 後:遊. HCl添. 加. 常 突 起 が多 彩 に 出現 し核 は膨 化 乃 至膨 出 し対 照 と有 加. 意 の差 を 認 め なか つ た.. 出好 中 球 の遊 走 能 は 略 々正 常 で胞. 体,顆 粒 及 び核 に異 常 は認 め られ なか つ た. 培 養6時 間:増. N/2000. 生 は良 好 で好 中球 の遊 走能 は略. 小 括:. N/10. HCl下 加 の 場 合 は好 中球 は直 ちに. 固定 状 態 とな り,核,胞 体 共 に凝 固状 で核 は原 形 の ま ま濃 縮 し変顆,空 胞及 び異 常突 起 の 出現 は全 く認 め. 々正 常 で あ り変 顆 の 軽 度 の 出現 を 認 め た のみ で あ る.. られ なか つ た. N/50よ. 空 胞 は殆 ん ど認 め られ な かつ た.. 早 期 よ り急 速 に出現 し空 胞及 び異 常突 起 の 出現 少 な. 培 養12時 間:増. 生 は正 常 で 変顆 は対 照 と略 々同. り低 濃 度 の場 合 は小 変 顆 が. く,核 に おい て は不 均質 に濃 縮せ る もの が多 く認 め られ た.し か しなが らN/500以. 率 に出現 して い るが 空胞 は比較 的少 ない.. 下 で は 既 に対 照 と. 顆 は比 較 的大 き く周 辺部 にお い. の 差異 は僅 微 で変 顆 の 出現 が や や速 く,空 胞 及 び異. て は やや 多 く出現 した.固 顆 の光 輝 性 の やや 減 じた. 常 突起 の や や低 率 で あつ た点 の みが 差 と して 挙 げ ら. もの がみ られ 空胞 は小 さ く少 な く10%程 度 であ つ た.. れ るに過 ぎず, N/2000で. 培 養18時 間:変. 培 養24時 間:中 辺 部 で は既 に100%に つ た.極. 心部 で は変 顆 は未 だ少 な いが 周 出現 し対照 よ りや や 急速 であ. く稀 に棘 突,尾 突,膜 展 が み られ た.核 の. 培 養36時 間:固. II.ア ル カ リ性 培 地 培 地を アル カ リ性 にす るた め苛 性 ソー ダ のN/100, N/200,. 退 行 性 変化 は末 だ殆 ん ど認 め られ な か つ た. 顆 の光 輝性 はか な り不 整 とな り,. N/500,. N/1000.及. びN/2000各. 等張 液. を 正 常培 地 に添 加 して培 地 を 構成 し無 添加 正 常 培地. 変顆 は漸 次増 加 増 大 して い るが 中心 部 で はな お50%. を対 照 と した.各. に過 ぎな かつ た.核 にお い て は ク ロマ チ ン凝 集が 軽. りで あ る.. 第2表. は 対 照 と殆 ん ど有 意 の差. 異 を認 め な かつ た.. 培 地 のPH値. は第2表 に示 す通.

(12) 296. 品. 1.. N/100. NaOH添. 培 養 直 後:僅. 川. 加. 晃. 二. 殆 ん ど全 て 球 状 とな り胞 体 の膨 化せ る もの が漸増 し. か に原 組 織 周 辺 に 散在 せ る好 中球. た.変 顆 は依 然微 小 で あ つ た.空 胞,尾 突 が やや増. は既 に球 状 に膨 化 に して お り,固 顆 は球 状 に膨 化 し. 加 した.核 で は膨 化 せ る ものが 増 加 したが,稀 に濃. て大 小 不 同性 著 明 で光 輝 性 の減退 著 し く,原 形 質 と. 縮 も認 め られ た.. 共 に膨 化 せ る核 に よ つ て胞 体 周 辺 に圧 排 され又 数 個. 培 養18時 間:胞. 体 の膨 化 せ る もの著 増 し既 に50. の尾 突 が み られ た が変 顆 は認 め られ なか つ た .小 水. %以 上 に及 ん だ,固 顆 は膨 化 し凝 集状 と な り,小 水. 胞 はや や 多 く15%に 認 め られ た.核 は高 度 に膨 化 又. 胞 が や や増 加 して 略 々20%に 出 現 した.核 で は膨化. は膨 出 し透 光 性大 で全 く均 質 に なつ て い るが稀 に膨. 特 に膨 出 せ る もの が 著増 した.稀 に核 膜 空胞 も認め. 化 の 程 度 の 軽 い もの は核 構 の 遺残 が 認 め られ た.又. られ た.. 胞 体 の空 胞 化せ る もの もや や 多 くみ られ た. 以 上 の如 くN/100. NaOH添. 加 の 場合 は培 養 直後. に好 中球 は全 て死 滅 し胞 体 は膨 化 し核 は膨 化 乃 至膨 出 した. 2.. 培 養24時 間:極. の 膨 出 が著 明で あ るが 稀 に濃縮 も認 め られた. 培 養36時 間:胞. N/200. NaOH添. 培 養 直後:原. 加. 組 織 周 辺 に存 在 す る好 中球 は いづ. れ も球 状 に膨 化 し生 存 せ る ものを 認 め なか つ た.変. めて 稀 に 遊 走能 を 有 す る ものが. あ つ た.胞 体 は殆 ん ど全 て 球状 に膨 化 してお り,核. 体 及 び核 の 崩 壊 が急 速 に進 行 し. た.な お,胞 体 の 空 胞 化 も認 め られ た. N/500. NaOH添. 加 の 場 合 は初 期 よ り固顆 の変 化. が 認 め られ,変 顆 は小 さ く肥 大 しなか つ た.空 胞 及. 顆 は 出現 す る も小 さ く少 な く,比 較 的屈 光 性 に乏 し. び異 常突 起 は比 較 的少 なか つ た が空 胞 化 は かな り認. い,固 顆 は膨 化 し,光 輝性 を 失 な い,凝 集 し胞体 周. め られ た.核 は膨 出が 著 明 で あつ た.. 辺 に核 に よつ て 圧排 され て い た.胞 体 は 多数 の空 胞 で充 され た もの が多 く80%を 占 め た.尾 突 及 び水胞 も認 め られ た.核 は膨 化 した もの が 圧 倒的 に多 い が, 膨 出 も あ り又核 葉 融 合 な く個 々の 核葉 が膨 化 し核 構. 4.. N/1000. NaOH添. 培 養直 後:遊. 加. 出せ る好 中球 は運 動能 比較 的良好. で 胞 体,顆 粒,核 共 に異 常所 見 を 認 め なか つ た. 培 養6時 間:増. 生 や や不 良 で 好 中球 の 遊走 能の. の 遺 残 が 僅 か に認 め られ る もの もあ つ た.又 極 めて. 低下 が認 め られ た.固 顆 に は未 だ 異 常 は認 め られ な. 稀 に核 濃 縮 も認 め られ た.. かつ た.変 顆 は小 さいが 既 に70%に 出現 した.空 胞. 培 養6時 間:胞. 体 は全 て 膨 化 し空 胞 を 有 し,核. は膨 化 乃 至膨 出 して濃 縮核 は既 に全 く認 め られ なか つ た.又 胞 体 の 空胞 化 もか な り認 め られ た . N/200. NaOH添. 加 の 場 合 に も培 養 直 後既 に生 存. は比 較 的少 な く,棘 突 はや や 多 く,球 突 が少 数認 め られ た. 培 養12時 間:増. 生 は や や不 良 で好 中球 の遊 走 は. よ り緩 慢 とな つ た.変 顆 は やや 肥 大 し周辺 部 では90. 好 中球 な く胞 体 は球 状 に膨 化 した,少 数 の小 変 顆 が. %に,中. 出現 し空 胞 の 出現 が 著 明 で胞 体 の空 胞 化 もか な り認. 突,球 突,水 胞等 が 比 較 的多 く出現 した.核 にお け. め られ た.核 は膨 化 乃 至 膨 出 した.. る変 化 は未 だ僅 微 で あ つ た.. 3.. N/500. NaOH添. 培 養 直 後:僅. 加. か に遊 出せ る好 中球 は極 め て運 動. 心 部 で も50%に 出 現 した.空 胞,棘 突,毬. 培 養18時 間:固. 顆 は光 輝 性 を 減弱 し,不 整化 が. 認 め られ た.球 突,水 胞,棘 突 は いづ れ もや や多 い.. 能 不良 で胞 体 は いづ れ も略 々球 状 で あつ た.固 顆 の. 核 にお いて は クロマ チ ン融 解 し核 の軽 度膨 化 せ る も. 光 輝性 は既 に著 明 に 減弱 して お り変 顆 は少 な く,小. のが 出 現 し又 逆 に軽 度濃 縮 せ る もの もみ られ た.. さ く,空 胞 化 せ る ものが 認 め られ胞 体 及 び核 の膨 化 せ るもの が 略 々10%認 め られ た.. 培 養24時 間:変. 顆 は殆 ん ど全 て の 好 中 に出現 し. た.空 胞 は比 較 的多 く40%に み られ,又 胞 体 の空胞. 生 は極 め て不 良 で遊 走 形 態 を と. 化 せ る もの も認 め られ た.他 の異 常突 起 もや や増加. る好 中 球 は 少 な く,固 顆 はやや 膨 化 し光 輝 性 を 失 な. した.核 で は核 葉融 合 し核膨 化が 漸 増 し更 に膨 出 も. つ た もの 多 く,変 顆 は か な り出現 して い るが 極 く小. 認 め られ た.. 培 養6時 間:増. さい,空 胞,水 胞,尾 突 の他 球 突 及 び毬 突 が少 数認. 培 養36時 間:好. 中 球 の運 動 能 は 著明 に減退 し,. め られ た.核 にお い て は各 核 葉 が膨 化 し核膜 の菲 薄. 固顆 はや や膨 化 し,光 輝 性 の 減 弱 化 が著 明 となつた.. 化 せ る もの,核 葉 融 合 し核 の膨 出 を来 した もの 等 が. 変 顆 は既 に100%に. か な り出 現 して 来 た.. い るが,各 種 異 常 突起 は比 較 的 多 く,球 突,棘 突,. 培 養12時 間:増. 生 は依 然 極 め て不 良 で好 中球 は. 出現 した.空 胞 はやや 減 少 して. 水 胞 はや や増 加 し尾突 は著 増 して 約50%に 認 め られ,.

(13) 骨髄体外組織培養 に於け る人白血球 の退行性変化に関す る研究 胞 体 の膨 化せ る もの が か な り出現 した . 培 養48時 間:既. に 高度 の変 性 を 来 し た もの多 く,. 顆 粒 は凝 集 し,胞 体膨 化 し尾 突 が 著増 して い る他 胞 体 の 崩壊 が か な り認 め られ た.核 で は膨 化 が 著増 し 膨 出が漸 増 した が稀 に濃 縮 も認 め られ た . 培 養60時 間:退. 小 球突 及 び尾突 の 軽 度増 加 が 認 あ られた .未 だ 少 数 で は あ るが 胞 体膨 化 及 び核 膨 化 が増 加 した.な お遊 走 能 を有 す る好 中 球 も比 較 的多 く認 め られ た . 培 養48時 間:全. 好 中 球 に変 顆 が 出現 しや や肥 大. した.遊 走 せ る もの は急激 に減 少 し,退 行 性 変化 が. 行 性 変 化 の 比較 的 軽 度 の もの が. 極 め て稀 にあ るが殆 ん ど全 て 胞 体,核 共 に膨 化 し, 崩 壊 しつ つ あ る ものが 漸 増 した.尾 突 以 外 の異 常 突 起 は減 少 した.. 急 速 に進行 した.胞 体 の球 状 に膨 化せ る ものが 急 増 し核 も膨 化 乃 至膨 出せ る ものが増 加 した ,核 濃 縮 も 僅 か に認 め られた. 培 養60時 間:胞. 培 養72時 間:胞. 297. 体 の 崩壊 が 急速 に進 行 した.核. 体 の球 状 膨 化 せ るもの は既 に80. %に 及 ん だ.尾 突 が 著 増 した他異 常 突 起及 び空 胞 の. で は膨 出が や や 増加 し,全 て 高 度の 変 性 に 陥つ て い. 増加 は認 あ られ なか つ た.核 で は膨 化 及 び膨 出が漸. た.. 増 した.. N/1000. NaOH添. 加 の 場 合 に は退 行 性変 化 は比較. 的 急速 に進 行 した.変 顆 は や や小 な る も早 期 よ り出. 培 養75時 間:. 殆 ん ど全 て 高度 に変 性 して お り最. 早 や遊 走 せ る もの は認 め られ なか つ た.顆 粒 は凝 集. 現 し,空 胞 及 び 各種 異 常 突起 が比 較 的 多 く出現 した.. して お り胞 体 は膨 化 し次 い で崩 壊 せ るもの が増 加 し. 空 胞 化 せ る もの も比 較 的 多 く認 め られ た.核 は主 と. た.核 の膨 化 が 急増 し膨 出 も漸 増 した.核 濃縮 は極. して膨 化 し膨 出 は末 期 に 至 り増 加 した.. く稀 に認 め られ たの み であ る.. 5.. N/2000. NaOH添. 培 養直 後:増. 加. 培 養96時 間:胞. 生 帯 中 に遊 出せ る好 中球 は 活溌 に. 遊 走 して お り,胞 体,核,顆. 粒 共 に正 常 で退 行 性 変. 化 は全 く認 め られ な かつ た. 培養6時 間:増. 体 は著 明 に膨 化 し核 は殆 ん ど全. て 膨 化 乃至 は膨 出 して 漸次 崩壊 が進 行 した. N/2000. NaOH添. 加 の場 合 に も好 中球 の退 行 性変. 化 は 対照 に比 し,や や 急速 に進 行 した.変 顆 の 出現. 生 良 好 で 好 中球 の 遊 走能 は略 々. が や や速 や か で空 胞 及 び異 常突 起 はか な り出現 した.. 正 常 で活 溌 な 運 動 が認 め られ た.周 辺 部 で は小 変顆. 空胞 化 は殆 ん ど認 め られ な かつ た.核 は膨 化 乃至 膨. が 比較 的多 く出現 し既 に60%に 認 め られ た.空 胞 は. 出が 殆 ん ど で核 濃縮 は稀 で あつ た.. 比較 的 少 な く,異 常 突 起 も殆 ん ど認 め られず,固 顆 及 び核 に異 常 は認 め られ な かつ た. 培 養12時 間:小. 小 括:. N/2000以. 上 の 濃 度 のNaOH添. 加では. 好 中球 は直 ち に死滅 し胞 体膨 化 し,核 は膨 化乃 至膨. 変顆 が漸 増 し空胞 もや や増 加 し. 出 した.一 般 にNaOH添. 加 の 場 合 は変 顆 は小 さ く,. た.球 突,水 胞,棘 突 が稀 に 出現 した.核 に は殆 ん. 少 な く空 胞 が 多 く水 胞 も比較 的多 く出現 した.核 は. ど異 常 は認 め られ なか つ た.. 膨 化 し更 に膨 出 し濃 縮 は 極 く稀 で あつ た.胞 体 は膨. 培 養18時 間:好. 中 球 の遊 走能 はや や 減退 し固 顆. 化 し又 空 胞 化 も多 く出現 した.こ. の 傾 向 はNaOH. の光 輝性 がや や 減 弱 化 し不 整 化 が認 め られ た.球 突. の 濃 度 の大 な る程 著 明 で あつ た. N/2000. 及 び小空 胞 が や や増 加 した.核 に おい て は クロ マチ. 場 合 は対 照 よ りや や速 や か に退 行 性 変 化が 進 行 した. ン凝 集 の始 まつ た もの が あ り,稀 に軽 度 濃縮 せ る も. が上 記 特 微 は著 明 で なか つ た.. の も認 め られ た.. 第3節. 培 養24時 間:変. 顆 は中心 部 に おい て も漸 く増 加. しやや 肥 大 して来 た.胞 体 の軽 度 膨 化 し核 の軽 度 膨. 培 養36時 間:周. 辺 部 にお い て は変 顆 は100%に. 出現 して い るが 中心 部で はな お70%程 度 で あつ た.. 培地 滲 透 圧の 好 中 球退 行 性変 化 に 及 ぼす 影 響に つい て. 培 地 の 滲透 圧 を 変え るため0.3%, 2%,. 化 又 は濃 縮 した もの が認 め られ た.. NaOHの. 3%,. 4%の. 0.6%,. 0.9%,. 各 食塩 水 を正 常 培 地 に添 加 し無. 添 加 の 正常 培地 を対 照 と した.各 培 地 の滲 透 圧 は 第 3表 に示 す 通 りてあ る.. 第3表. I. 0.3%. NaCl添. 培 養 直後:原. 加. 組 織 周 辺 の 好 中球 は比 較 的遊 走 能. を 有 して い るが 固顆 の不 整が や や著 明 で あ つ た. 培 養6時 間:増. 生 はか な り不良 で あつ て,好 中.

参照

関連したドキュメント

 然らば更に進んで双生見に於ける白血球核型

加温リンゲル忌中に絨毛膜,胎盤,胎兇と共に投入

緒  梅毒患者の血液に関する研究は非常に多く,血液像

「ノイミトール」(Neumitol)ヲ注射セシ後該注射部外ノ所二水癒生ジタリ.依ツテ其ノ内容液申ノ嗜中性

 回報に述べた実験成績より,カタラーゼの不 能働化過程は少なくともその一部は可三等であ

man 195124), Deterling 195325)).その結果,これら同

「エピステーメー」 ( )にある。これはコンテキストに依存しない「正

associatedwitllsideeffectssuchasgingivalhyperplasia,somnolencc,drymonth,andgcncral