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クラスタ適用ガイド

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(1)

B1X1-0024-02Z0(00)

2010年2月

Windows/Solaris/Linux

Systemwalker IT Change Manager

(2)

まえがき

本書の目的

本書は、Systemwalker IT Change Manager V14.0.0を、クラスタシステムを利用して高信頼化する場合の機能概要、導入方法および運 用方法について説明しています。

本書の読者

本書は、以下のクラスタを使用して、Systemwalker IT Change Managerを高信頼化し、運用管理作業の信頼性を向上させたい方を対 象としています。

Windows(R)に関する基本的な知識

Solarisに関する基本的な知識

Linuxに関する基本的な知識

Microsoft(R) Cluster Service(以降、MSCSと略しています。)

Windows Server 2008 Failover Clustering(以降、Failover Clusteringと略しています。)

PRIMECLUSTER 本書を読む場合、OSやGUIの一般的な操作をご理解の上でお読みください。 また、MSCS、Failover ClusteringまたはPRIMECLUSTERのマニュアルを合わせて参照してください。

本書の構成

本書は、1章~3章から構成されています。

第1章

概要

クラスタシステムを利用したSystemwalker IT Change Managerの高信頼運用の概要について説明しています。

第2章

導入

サーバをクラスタシステムに導入するための作業について説明します。

第3章

運用

クラスタシステム運用時の起動/停止方法およびバックアップ/リストアについて説明します。

本書の位置づけ

Systemwalker IT Change Managerのマニュアルの概要については、“マニュアル体系と読み方”を参照してください。

本書の表記について

Windows版とUNIX版の固有記事について

本書は、Windows版、UNIX版共通に記事を掲載しています。Windows版のみの記事、UNIX版のみの記事は、以下のように記号を つけて共通の記事と区別しています。

(3)

本文中でWindows版とUNIX版の記載が分かれる場合は、“Windows版の場合は~”、“UNIX版の場合は~”のように場合分けして説 明しています。

記号について

[ ]記号

Systemwalker IT Change Managerで提供している画面名、メニュー名、および画面項目名をこの記号で囲んでいます。

コマンドで使用する記号

コマンドで使用している記号について以下に説明します。 記述例 [PARA={a |b |c |… }] 記号の意味 記号 意味 [ ] この記号で囲まれた項目を省略できることを示します。 { } この記号で囲まれた項目の中から、どれか1つを選択することを示します。 __ 省略可能記号“[ ]”内の項目をすべて省略したときの省略値が、下線で示さ れた項目であることを示します。 | この記号を区切りとして並べられた項目の中から、どれか1つを選択することを 示します。 … この記号の直前の項目を繰り返して指定できることを示します。

マニュアルの記号について

マニュアルでは以下の記号を使用しています。

注意

特に注意が必要な事項を説明しています。

ポイント

知っておくと便利な情報を説明しています。

参考

知っておくと参考になる情報を説明しています。

参照

参照先に注意が必要な事項を説明しています。

(4)

略語表記について

以下の製品すべてを示す場合は、"Windows 7"と表記します。

Microsoft(R) Windows(R) 7 Home Premium

Microsoft(R) Windows(R) 7 Professional

Microsoft(R) Windows(R) 7 Enterprise

Microsoft(R) Windows(R) 7 Ultimate

以下の製品すべてを示す場合は、"Windows Server 2008"と表記します。

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard x64 Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise x64 Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM)

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM)

以下の製品すべてを示す場合は、"Windows Vista"と表記します。

Microsoft(R) Windows Vista(R) Home Basic

Microsoft(R) Windows Vista(R) Home Premium

Microsoft(R) Windows Vista(R) Business

Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate

Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise

以下の製品すべてを示す場合は、"Windows Server 2003"と表記します。

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter x64 Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition for Itanium-based Systems

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition for Itanium-based Systems

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition

(5)

以下の製品すべてを示す場合は、"Windows(R) 2000"と表記します。

Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional operating system

Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating system

Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating system

Microsoft(R) Windows(R) 2000 Datacenter Server operating system

以下の製品すべてを示す場合は、"Windows(R) XP"と表記します。

Microsoft(R) Windows(R) XP Professional x64 Edition

Microsoft(R) Windows(R) XP Professional

Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition

Systemwalker IT Change Manager プロセス管理クライアントを、"プロセス管理クライアント"と略しています。

Systemwalker IT Change Manager Standard Editionを"SE版"と略しています。

Standard EditionをSEと略しています。

Systemwalker IT Change Manager Enterprise Editionを"EE版"と略しています。

Enterprise EditionをEEと略しています。

Solaris(TM) オペレーティングシステムを"Solaris"と略しています。

Red Hatオペレーティングシステムを"Linux"と略しています。

Interstage Business Process Managerを"BPM"と略しています。

Interstage Business Process Manager Studioを"BPM Studio"と略しています。

Microsoft(R) Cluster Server、またはMicrosoft(R) Cluster Serviceを、"MSCS"と略しています。

Windows(R) Operating Systemを"Windows"と表記します。

Red Hat Enterprise Linuxを"Linux"と表記します。

輸出管理規制について

本ドキュメントを輸出または提供する場合は、外国為替および外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上、必 要な手続きをおとりください。

商標について

Intel、Itaniumは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationまたはその子会社の商標または登録商標です。

Microsoft、MS、MS-DOS、Windows、Windows NT、Visual Basic、Visual C++およびMicrosoft Cluster Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。

Sun、Sun Microsystems、サンのロゴマーク、Sun/Solaris/Java に関連するすべての商標およびロゴマークは、米国 Sun Microsystems, Inc.

の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

UNIXは、X/Openカンパニーリミテッドが独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。 Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

ITIL(R)は、英国政府OGC(Office of Government Commerce)および米国特許商標局の登録商標です。 Systemwalker、Interstage、CollaborationRing、およびSymfowareは、富士通株式会社の登録商標です。

そのほか、本書に記載されている会社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

(6)

Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。

改版履歴 平成21年10月 初 版 平成22年 2月 第2版

Copyright 2009-2010 FUJITSU LIMITED

マニュアル体系と読み方

Systemwalker技術情報ホームページ

Systemwalker技術情報ホームページでは、最新のSystemwalker IT Change Managerのマニュアルが公開されています。特殊な運用

方法やマニュアルの補足情報も公開されています。

最初に、Systemwalker技術情報ホームページを参照するようにしてください。URLは以下のとおりです。

http://systemwalker.fujitsu.com/jp/man/

Systemwalker IT Change Managerのマニュアル体系

Systemwalker IT Change Managerのマニュアルには、以下のものがあります。

製品添付オンラインマニュアル

以下のマニュアルは、CD-ROMにPDF形式およびHTML形式で格納されています。CD-ROMから直接参照する、またはハードディス クにコピーして参照してください。マニュアルを参照するためには、Adobe Readerが必要となります。

製品マニュアル

解説書

変更管理ガイド

導入ガイド

管理者ガイド

利用者ガイド

カスタマイズガイド

クラスタ適用ガイド

保守マニュアル

トラブルシューティングガイド

(7)

Systemwalker IT Change Managerマニュアルの読み方

Systemwalker IT Change Managerでは、Systemwalker IT Change Managerを管理する運用フロー管理者と、Systemwalker IT Change Managerを利用して運用フローの申請、承認、および照会を行う運用フロー使用者の2種類にユーザーを区別します。

各ユーザーの作業と対象マニュアルについて、以下に示します。 運用フロー管理者の作業と対象マニュアル

作業の流れ 対象マニュアルと対象記事

Systemwalker IT Change Managerの概要、基本用語を知

解説書

変更管理の概要、基本用語を知る

Systemwalker IT Change Managerを利用した変更管理の

方法について知る

変更管理ガイド

Systemwalker IT Change Managerの概要、基本用語を知

Systemwalker IT Change Managerの運用および使用上で

必要な基礎となる知識を得る 管理者ガイド (第1章) 導入手順およびインストール前に検討する項目について 知る 導入ガイド (第1章) インストールする セットアップをする セットアップ完了後の操作を確認する アンインストールする 導入ガイド (第2章~第7章)

Systemwalker IT Change Managerの運用に必要な情報を

定義する

Systemwalker IT Change Managerの運用フローの操作を

確認する

管理者ガイド (第2章)

Systemwalker IT Change Managerで導入する運用フロー

の設計、設定をする

管理者ガイド (第3章)

Systemwalker IT Change Managerのカスタマイズについて

知る 電子フォームの開発とカスタマイズの方法を調べる カスタマイズした伝票の動作を確認する カスタマイズガイド 構築したシステムの保守作業をする 運用環境を変更する 管理者ガイド (第4章、第5章、付録B~D、G、H) コマンドの使用方法、ファイル形式を確認する

Systemwalker IT Change Managerで出力するメッセージ

を確認する

管理者ガイド (付録A、E、F)

Systemwalker IT Change Managerの運用時に発生したト

ラブルの原因を知り、対処する

トラブルシューティングガイド

クラスタシステムの構築や運用方法について確認する クラスタ適用ガイド

運用フロー使用者の作業と対象マニュアル

作業 対象マニュアル

Systemwalker IT Change Managerを利用する場合の基礎と

なる知識を得る

利用者ガイド (第1章、第2章)

Systemwalker IT Change Managerを利用し、運用フローの

申請・承認・照会などの処理を行う

利用者ガイド (第3~6、8、9章)

(8)

作業 対象マニュアル

変更管理テンプレートを使用し、変更作業を実施する 変更管理ガイド

関連マニュアル

本書を読むにあたり、下記のマニュアルも併せて参照してください。

以下のマニュアルは、"Systemwalker IT Change Manager V14g Standard Edition メディアパック"または"Systemwalker IT Change Manager

V14g Enterprise Edition メディアパック"に同梱されています。

"Interstage Business Process Manager Studio ユーザーズガイド"

"Interstage Business Process Manager 管理者ガイド"

"Interstage Business Application Server アンインストールガイド"

"Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)"

"Interstage Application Server クライアントパッケージインストールガイド"

"Interstage Studio Enterprise Edition インストールガイド"

"Interstage Form Coordinator デザイナ ユーザーズガイド"

"Symfoware Server インストールガイド(サーバ編)"

"Symfoware Server インストールガイド(クライアント編)"

"Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)"

また、連携製品については、各製品に添付されている以下のマニュアルも参照してください。

"Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編"

"Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編"

"Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド Windows編"

(9)

目 次

第1章高信頼化について...1

1.1 クラスタシステムを利用した高信頼化運用...1

1.2 サポートするクラスタシステム...1

1.3 クラスタシステムでのSystemwalker IT Change Managerの構成...3

1.4 エージェントサーバをクラスタシステムに導入した時の運用...4 1.4.1 アプリケーションリリースのクラスタ運用...4 1.4.2 インフラストラクチャの構成管理のクラスタ運用...4 第2章導入...6 2.1 サーバ導入手順...6 2.2 サーバ環境構築前の準備...6 2.3 サーバ導入作業...7

2.3.1 Systemwalker IT Change Managerのインストール...8

2.3.2 Interstage Business Application Serverのクラスタ環境設定...9

2.3.3 Interstage Business Application Serverの動作環境設定...11

2.3.4 Interstage BPMの環境構築(現用ノード)...11

2.3.5 Systemwalker IT Change Managerのセットアップ(現用ノード)...14

2.3.6 BPMサーバの環境構築(待機ノード)...35

2.3.7 Systemwalker IT Change Managerのセットアップ(待機ノード)...37

2.3.8 サービスの自動起動設定の無効化...57

2.3.9 クラスタサービスの設定...58

2.3.9.1 MSCSまたはFailover Clusteringの場合...58

2.3.9.2 PRIMECLUSTERの場合...60

2.3.9.2.1 Interstage Application Serverの状態遷移プロシジャの作成【UNIX版】...60

2.3.9.2.2 Interstage Application Serverの状態遷移プロシジャの登録【UNIX版】...61

2.3.9.2.3 サーバの状態遷移プロシジャの登録【UNIX版】...62 2.3.10 クラスタサービスの起動...64 2.3.10.1 MSCSまたはFailover Clusteringの場合...64 2.3.10.2 PRIMECLUSTERの場合...64 2.4 サーバのアンインストール...65 2.4.1 クラスタサービスの解除...65 2.4.1.1 MSCSまたはFailover Clusteringの場合...65 2.4.1.2 PRIMECLUSTERの場合...65 2.4.2 アンセットアップ...67

2.4.2.1 Systemwalker IT Change Managerの環境を削除(待機ノード)...67

2.4.2.2 Interstage BPMの環境を削除(待機ノード)...71

2.4.2.3 Systemwalker IT Change Managerの環境を削除(現用ノード)...71

2.4.2.4 Interstage BPMの環境を削除(現用ノード)...76

2.4.3 アンインストール...76

2.5 エージェント導入手順...76

2.5.1 エージェントのインストール...76

2.5.2 現用系ノードでのSystemwalker Centric Manager用エージェントのセットアップ...77

2.5.3 待機系ノードでのSystemwalker Centric Manager用エージェントのセットアップ...77

2.6 エージェントのアンインストール...78

2.6.1 現用系ノードでのSystemwalker Centric Manager用エージェントのアンセットアップ...78

2.6.2 待機系ノードでのSystemwalker Centric Manager用エージェントのアンセットアップ...79

2.6.3 エージェントのアンインストール...79

第3章運用...81

3.1 サーバの起動/停止...81

3.1.1 起動...81

3.1.2 停止...81

3.2 クラスタ運用時のSystemwalker IT Change Managerの稼動監視方法...82

3.3 サーバのバックアップ/リストア...83

(10)

3.3.2 リストア...83 用語集...85

(11)

1

高信頼化について

本章では、クラスタシステムを利用したSystemwalker IT Change Managerの高信頼化運用の概要について説明します。

1.1

クラスタシステムを利用した高信頼化運用

Systemwalker IT Change Managerは、クラスタシステムを利用して、高信頼環境での運用管理を実現することができます。

クラスタシステムの目的と形態について説明します。

クラスタシステムの目的

クラスタシステムとは、プロセス管理サーバ(以降、サーバと呼びます)およびサーバ上で稼働する業務の高可用性を目的として、複数 のサーバを接続して構築する高信頼なシステム構成のことです。 運用中の障害に備え、冗長なノードを用意しておくことで、障害発生時に業務を引き継ぎます(以降、この遷移動作をフェールオーバ と呼びます)。これにより、ノードダウンなどによる業務の停止を防止し、高信頼な運用システムを構築できます。 クラスタシステムでは、稼働しているノードを現用系ノード、スタンバイしているノードを待機系ノードと呼んでいます。

クラスタシステムの形態

Systemwalker IT Change Managerは、プロセス管理サーバとエージェントサーバにおいてクラスタシステムを構築することができます。

サポートするクラスタシステムの形態は、“1:1現用待機”のみとなっています。 1:1現用待機 1:1現用待機のノード構成を以下に示します。 待機系ノードは、現用系ノードの異常に備えて待機します。フェールオーバして待機系ノードが現用系ノードになった場合は、元の現 用系ノードの異常を解決することで、そのノードが待機系ノードになります。

注意

Systemwalker IT Change Managerのエージェントサーバは、クラスタシステムを構築したサーバ上で動作しますが、クラスタシステムと

してフェールオーバする運用は行いません。

1.2

サポートするクラスタシステム

Systemwalker IT Change Managerがサポートするクラスタシステムを以下に示します。

Microsoft(R) Cluster Server (MSCS)

Windows Server 2008 Failover Clustering

PRIMECLUSTER

バージョンレベルについては、“Systemwalker IT Change Manager 解説書”を参照してください。 各クラスタシステムが動作するオペレーティングシステムを以下に示します。

Microsoft(R) Cluster Server (MSCS)

(12)

Windows Server 2008 Failover ClusteringMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise

PRIMECLUSTER Solaris 10

Red Hat Enterprise Linux AS (v.5 for x86)

クラスタシステムでのサーバの運用イメージを以下に示します。 クラスタシステムにおけるノードや処理の呼び方は、以下の用語を使用して説明しています。 現用系または現用ノード 運用するノードです。 待機系または待機ノード 運用を引き継ぐために待機するノードです。 フェールオーバ 異常が発生したときに現用系ノードから待機系ノードへ運用を引き継ぐことです。

(13)

物理IPアドレス

各ノードの固有のIPアドレスです。

フェールオーバの契機

フェールオーバは、クラスタシステムに登録されたリソースの異常を契機に行われます。

1.3

クラスタシステムでの

Systemwalker IT Change Manager

の構成

Systemwalker IT Change Managerは、クラスタシステムにおいて以下のような構成で運用することができます。

プロセス管理サーバ、エージェントサーバをクラスタ構成にする

プロセス管理サーバ、エージェントサーバをクラスタ構成にした場合の概要図を以下に示します。

プロセス管理サーバの製品内部構成

(14)

エージェントサーバの製品構成

エージェントサーバをクラスタ構成にした場合の、Systemwalker IT Change Managerの製品内部構成を以下に示します。

1.4

エージェントサーバをクラスタシステムに導入した時の運用

Systemwalker IT Change Managerのエージェントサーバを、クラスタシステムを構築した環境に導入した場合の、運用方法について説

明します。

Systemwalker IT Change Managerのエージェントサーバは、クラスタシステムを構築したサーバ上で動作しますが、クラスタシステムと

してフェールオーバする運用は行いません。

1.4.1

アプリケーションリリースのクラスタ運用

エージェントサーバをクラスタ構成にした場合の、アプリケーションリリースの運用方法を以下に示します。

アプリケーションを適用するサーバのIPアドレスは、物理IPアドレスを指定してください。

アプリケーションを適用できる条件を以下に示します。 ノードの状態 適用先のディスク 共有ディスク ローカルディスク 現用ノード 適用可能 適用可能 待機ノード 適用不可 適用可能

注意

待機ノードの共有ディスクにアプリケーションを適用しようとした場合、マウントポイントの配下にあるディレクトリにアプリケーションを適

(15)
(16)

2

導入

本章では、Systemwalker IT Change Managerをクラスタシステム上に導入するための設定方法について説明します。

2.1

サーバ導入手順

サーバをクラスタシステム上に導入する手順を以下に示します。 導入に当たっては、以下のマニュアルも参照してください。

“Systemwalker IT Change Manager 解説書”

“Systemwalker IT Change Manager 導入ガイド”

MSCSまたはFailover Clusteringのマニュアル

PRIMECLUSTERのマニュアル 導入作業はすべて、Windows版の場合Administratorsグループに所属するユーザで、UNIX版の場合スーパーユーザで行ってくださ い。

2.2

サーバ環境構築前の準備

サーバをクラスタに導入する前の注意事項を説明します。

システム構成の検討

サーバのクラスタシステム形態は、“1:1現用待機”をサポートします。

MSCS、Failover ClusteringまたはPRIMECLUSTERの設定

Systemwalker IT Change Managerの設定の前に、MSCS、Failover ClusteringまたはPRIMECLUSTERのインストールおよび設定を行っ

ておいてください。

リソースの準備

以下のリソースを準備します。

共用ディスク 現用系ノードと待機系ノードの機能が共有するファイルを格納するディスクです。

論理IPアドレス クラスタシステムで運用する時に、使用するネットワーク上でユニークなIPアドレスを新規に割り当てます。

論理ホスト名 論理IPアドレスに対するホスト名です。

共有ディスクの見積もり

共有ディスクには、現用系ノードと待機系ノードで共有するマネージャのデータベースを格納します。このため、データベースの容量 を見積もる必要があります。

必要な容量については、“Systemwalker IT Change Manager 解説書”および“Systemwalker IT Change Manager 導入ガイド”を参照し てください。

(17)

2.3

サーバ導入作業

サーバをクラスタシステム上に導入する方法について説明します。

Systemwalker IT Change Managerが運用されている場合は、クラスタを構成する両ノード(現用ノード、待機ノード)でSystemwalker IT Change Managerを停止します。

サーバの導入手順

サーバをクラスタシステム上に導入する場合の手順を以下に示します。

1.

Systemwalker IT Change Managerのインストール

2.

Interstage Business Application Serverのクラスタ環境設定

3.

Interstage Business Application Serverの動作環境設定

4.

Interstage BPMの環境構築(現用ノード)

5.

Systemwalker IT Change Managerのセットアップ(現用ノード)

6.

Interstage BPMの環境構築(待機ノード)

7.

Systemwalker IT Change Managerのセットアップ(待機ノード)

8.

サービスの自動起動設定の無効化

(18)

10.

クラスタサービスの起動

2.3.1 Systemwalker IT Change Manager

のインストール

サーバのインストール

クラスタを構成する両ノード(現用ノード、待機ノード)に、Systemwalker IT Change Managerのプロセス管理サーバ(以降、サーバと呼 びます)をインストールします。

インストール、およびインストール後の作業の方法については、“Systemwalker IT Change Manager 導入ガイド”の“インストール” と“セットアップ”を参照してください。

注意

共有ディスクにはインストールしないでください。

インストールする時には、両ノードとも同一のインストールディレクトリを指定してインストールしてください。

クラスタの論理ホスト名など、Webコンソールから名前解決できるホスト名の設定も同一にしてください。

UNIX版の場合、システムパラメタのチューニングを必ず実施してください。

CMDB格納先は、共有ディスクを指定してください。

待機ノードにインストールする場合は、インストール前に共有ディスクをオンラインにしてください。

インストールした後にOSを再起動しますが、その後に共有ディスクをオンラインにしてください。

インストール後の注意事項

両ノードへのSystemwalker IT Change Managerのインストール後、環境設定やセットアップを実施する前に以下を確認してください。

UNIX

版】

両ノードでomsユーザのユーザIDが同じであることを確認します。運用ノード、待機ノードそれぞれで以下のコマンドを実行してくださ い。 # id oms コマンドを実行すると以下のような表示が出力されます。 uid=<uid>(oms) gid=0(root) 上記のコマンド出力結果の「<uid>」の部分の数字が、両ノードで同じであるかどうかを確認してください。異なる場合は以下に示す処 理を実施して、両ノードでomsユーザのユーザIDが同じになるようにしてください。

1.

/etc/passwdファイルを参照するなどして、両ノードでまだ使用されていない共通のユーザIDを決定します。なお、プラットフォー ムによっては、ユーザIDの一部の範囲(0~99や0~999など)がシステムアカウントとして予約されている場合がありますので、そ れ以外の値を使用するようにしてください。

2.

まず、現用ノードで共有ディスクをオンラインにし、以下のコマンドを順に実行します。以下の「<変更前のomsのユーザID>」の部 分には、現用ノードで確認したomsのユーザID(usermodコマンドを実行する前の値)を指定してください。 # /opt/FJSVena/server/bin/enablerstop # /opt/FJSVcmdbm/Enabler/server/bin/enablerstop # usermod -u <1.で決定したユーザID> oms

(19)

3.

次に、待機ノードで共有ディスクをオンラインにし、以下のコマンドを順に実行します。以下の「<変更前のomsのユーザID>」の 部分には、待機ノードで確認したomsのユーザID(usermodコマンドを実行する前の値)を指定してください。

# /etc/init.d/fjsvcmdbena stop

# /opt/FJSVcmdbm/Enabler/server/bin/enablerstop # usermod -u <1.で決定したユーザID> oms

# find /opt/FJSVcmdbm/ /opt/FJSVena/ /var/opt/FJSVena/ /tmp/ -user <変更前のomsの

ユーザID> -exec chown oms {} \;

# chown -R oms /opt/FJSVcmdbm/var/Enabler # /opt/FJSVena/server/bin/enablerstart

# /opt/FJSVcmdbm/Enabler/server/bin/enablerstart

2.3.2 Interstage Business Application Server

のクラスタ環境設定

Systemwalker IT Change Managerで利用するInterstage Business Application Serverを、クラスタ環境用に設定する手順について説明

します。

注意

本項での設定手順は、現用および待機の両ノードで実施する必要があります。

引継ぎIPアドレスの設定

現用ノードおよび待機ノードにおいて、オブジェクトリファレンス生成時に埋め込むIPアドレスを設定します。IPアドレスにはクラスタサー ビスで引き継がれる論理IPアドレスを指定します。 以下のコマンドを実行します。 【Windows版】 OD_set_env -n 論理IPアドレス 【Solaris版】 # /opt/FSUNod/bin/OD_set_env -n 論理IPアドレス 【Linux版】 # /opt/FJSVod/bin/OD_set_env -n 論理IPアドレス

Interstageの停止

現用ノードおよび待機ノードにおいて、Interstageを停止します。 以下のコマンドを実行します。 【Windows版】 isstop -f 【Solaris版】 # /opt/FSUNtd/bin/isstop -f 【Linux版】 # /opt/FJSVtd/bin/isstop -f

(20)

Interstageシステム定義ファイルの生成

現用ノードおよび待機ノードにおいて、Interstageシステム定義ファイルを生成します。 以下のコマンドを実行します。 【Windows版】 isgendef large 【Solaris版】 # /opt/FSUNtd/bin/isgendef large 【Linux版】 # /opt/FJSVtd/bin/isgendef large

Interstageシステム定義ファイルの登録

現用ノードおよび待機ノードにおいて、生成したInterstageシステム定義ファイルの登録を行います。 以下のコマンドを実行します。 【Windows版】 isregistdef 【Solaris版】 # /opt/FSUNtd/bin/isregistdef 【Linux版】 # /opt/FJSVtd/bin/isregistdef

Interstage初期化

まず現用ノード、次に待機ノードにおいて、以下の順でInterstageの初期化を行います。

1.

まず現用ノードにおいて、以下のコマンドを実行します。 【Windows版】

isinit -f type1 ejb

【Solaris版】

# /opt/FSUNtd/bin/isinit -f type1 ejb

【Linux版】

# /opt/FJSVtd/bin/isinit -f type1 ejb

2.

現用ノードでの初期化が完了したら、クラスタの切り替えを行い、次に待機ノードにおいて、以下のコマンドを実行します。 【Windows版】

(21)

【Linux版】

# /opt/FJSVtd/bin/isinit -f -w type1 ejb

Interstageの起動

現用ノードおよび待機ノードにおいて、Interstageを起動します。 以下のコマンドを実行します。

【Windows版】

isstart && net start "Fjapache"

【Solaris版】

# /opt/FSUNtd/bin/isstart

【Linux版】

# /opt/FJSVtd/bin/isstart

2.3.3 Interstage Business Application Server

の動作環境設定

Systemwalker IT Change Managerが動作するために必要な、Interstage Business Application Serverの動作環境の設定手順について

説明します。

1.

Interstage管理コンソールから、[Interstage Application Server]-[システム]を選択します。

2.

[環境設定]タブを選択します。

3.

[J2EEプロパティ]の[ライブラリパス]に、以下のパスを追加します。 【Windows版】 追加する必要はありません。 【Solaris版】 /opt/FSUNrdb2b/lib /opt/FJSVsymjd/fjjdbc/bin 【Linux版】 /opt/FJSVrdb2b/lib /opt/FJSVsymjd/fjjdbc/bin

4.

[詳細設定[表示]]をクリックし、[イベントサービス詳細設定]を[使用する]に設定します。

5.

[適用]ボタンをクリックし、システム設定を更新します。

2.3.4 Interstage BPM

の環境構築(現用ノード)

現用ノードにおいて、Interstage BPMのRDBシステムを登録します。

Windows

版】

1.

現用ノードで共有ディスクをオンラインにします。

2.

[スタート]メニューの[プログラム]または[すべてのプログラム]から、[Symfoware Server Enterprise Edition]-[RDBシステムセットアッ

(22)

3.

RDBシステムセットアップが起動し、システム一覧が表示されます。 [新規作成]ボタンをクリックします。

4.

RDBシステム名、データ格納先、運用種別を設定します。設定終了後、[OK]をクリックしてください。 項目名 設定内容 設定例 RDBシステム名 “FLOWDB”固定 FLOWDB データ格納先 共有ディスク上のパスを指定します。 Z:\SFWRDB \FLOWDB 運用種別 使用するクラスタソフトウェアを指定し、“運用 サーバ”を選択します。

MSCSを使用する

運用サーバ

注意

[データ格納先]に半角空白は使用できません。

5.

手順4で[OK]をクリックすると、[Symfoware/RDBの環境設定]ダイアログが表示されます。[多重度]タブを選択し、以下の値を選 択してください。 項目名 初期値 変更 リモートアクセスで使用するポート番号 9652 可

6.

[RDB構成パラメタ]タブを選択し、RDB構成パラメタ“RDBPM”を削除します。 定義種別“RDBPM”を選択し、[削除]をクリックします。

7.

上記設定が終了したら、[作成]をクリックしてください。RDB運用環境の作成が開始されます。

注意

現用ノードが壊れて再構築する際に、共有ディスク上のデータをそのまま利用する場合は、[スキップ]をクリックしてください。

8.

[RDA-SV(Symfoware)通信環境定義]ダイアログが表示されますが、本機能は使用しませんので、[キャンセル]をクリックしてくだ さい。

9.

RDBシステムセットアップの[閉じる]をクリックしてください。

【UNIX版】

1.

現用ノードで、共有ディスクをマウントします。 ここでは、/shareにマウントしたものとして説明します。

2.

FJSVswpmディレクトリを作成します。 mkdir FJSVswpm

3.

RDBシステムファイル用のディレクトリを作成します。 mkdir -pコマンドを使用して、以下のディレクトリを作成してください。 /share /FJSVswpm/FLOWDB/LOG /share /FJSVswpm/FLOWDB/dirfile /share /FJSVswpm/FLOWDB/CORE

(23)

環境変数 設定内容 LANG システムのデフォルトロケール(/etc/ default/initのLANG)と同じ値 PATH 【Solaris】 /opt/FSUNrdb2b/bin 【Linux】 /opt/FJSVrdb2b/bin LD_LIBRARY_P ATH 【Solaris】 /opt/FSUNrdb2b/lib 【Linux】 /opt/FJSVrdb2b/lib RDBNAME FLOWDB

5.

RDB構成パラメタを作成します。 以下のRDB構成パラメタファイルを作成し、設定例に従って値を設定してください。 ファイル名 【Solaris】 /opt/FSUNrdb2b/etc/FLOWDB.cfg 【Linux】 /opt/FJSVrdb2b/etc/FLOWDB.cfg 設定例を以下に示します。 RDBLOGMANAGE=//share /FJSVswpm/FLOWDB/LOG RDBDIRSPACE1=//share /FJSVswpm/FLOWDB/dirfile RDBDIRSPACE2=//share /FJSVswpm/FLOWDB/dirfile RDBLOG=512, 512 RDBEXTMEM=13208 RDBCNTNUM=712 RDBDBSNUM=32 RDBNETDBSNUM=32 RDBPRJCODE=0xdb RDBCORE=//share /FJSVswpm/FLOWDB/CORE RDBSYSTEMID=2 RDBSYSBUF=/var/opt/FJSVswpm/FLOWDB/etc RDBSQLENV=/var/opt/FJSVswpm/FLOWDB/FLOWDB.sys

注意

RDBSYSTEMIDは、Solaris版では/opt/FSUNrdb2b/etc内に、Linux版では/opt/FJSVrdb2b/etc内にある他の*.cfgファイルの RDBSYSTEMIDと重複しないように指定してください。指定可能な値は1~31です。

6.

共用バッファ定義ファイルを作成します。 [手順4のRDB構成パラメタファイルのRDBSYSBUFに指定したディレクトリ]/rdbbuf(デフォルトでは/var/opt/FJSVswpm/FLOWDB/ etc/rdbbuf)を作成し、以下の値を追加してください。 BUFFER1K=1040 BUFFER2K=1040 BUFFER4K=4317 BUFFER8K=4317 BUFFER16K=4317 BUFFER32K=4317

(24)

7.

システム用動作環境ファイルを作成します。 手 順 4のRDB構成パラメタファイルのRDBSQLENVに指定したファイル(デフォルトでは/var/opt/FJSVswpm/FLOWDB/ FLOWDB.sys)を作成し、以下の値を追加してください。 MAX_CONNECT_SYS=(256) MAX_CONNECT_TCP=(256) COMMUNICATION_BUFFER=(32) WORK_MEM_SIZE=(128) SORT_MEM_SIZE=(2112) R_LOCK=(YES) USQL_LOCK=(EX) JOIN_ORDER=(AUTO) ARC_FULL=(RETURN) DEFAULT_TABLE_SIZE=(32,256,512,0) DEFAULT_INDEX_SIZE=(4,4,168,32,256,0) TEMPORARY_TABLE_SIZE=(256,512,0) TEMPORARY_INDEX_SIZE=(160,64,256,0)

8.

ポート番号を定義します。 /etc/servicesに以下の内容を追加します。ポート番号は必要に応じて変更してください。 FLOWDB 9652/tcp

9.

ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、およびRDBディクショナリを作成します。 以下のコマンドを実行し、ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、およびRDBディクショナリを作成してください。 # rdblog -I

# rdblog -G -t //share /FJSVswpm/FLOWDB/LOG/LOG //share /FJSVswpm/FLOWDB/LOG/ LOG.BI //share /FJSVswpm/FLOWDB/LOG/LOG.AI 500M 500M 400

# rdbcrdic -f //share /FJSVswpm/FLOWDB/DIC -c 82M -u L -du 50M

注意

現用ノードが壊れて再構築する際に、共有ディスク上のデータをそのまま利用する場合は、本手順の実施は不要です。

2.3.5 Systemwalker IT Change Manager

のセットアップ(現用ノード)

Systemwalker IT Change Managerのセットアップを実施します。

Systemwalker IT Change Managerのセットアップを実施する前に、“Systemwalker IT Change Manager 導入ガイド”の“セットアップ”を

参照して、セットアップ前に必要な作業を実施してください。

【Windows版】

注意

事前に現用ノードで共有ディスクをオンラインにし、Interstageを起動しておく必要があります。

リモートデスクトップでの接続は行わないでください。

(25)

2.

以下のコマンドを実行して、セットアップを開始します。

[Systemwalker IT Change Managerインストールディレクトリ]\itpm\bin\swpm_setup -s

3.

Systemwalker IT Change Managerセットアップツールが起動されます。

表示された内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

4.

構築するサーバ種別を選択します。

(26)

項目名 入力値 構築するサーバの種別 "スタンドアロンサーバ(クラスタ運用 - 現用ノード)"を 選択します。 共有ディスク 現用ノードと待機ノードで共有するデータを格納す るディスクを選択します。 共有ディスクへデータを構築す る(※注) データベース等の現用ノードと待機ノードで共有す るデータの構築を行う場合にチェックします。 現用ノードが壊れて再構築する際に、共有ディスク 上のデータをそのまま利用する場合は、チェックを 外してください。 ※注:

一度、"共有ディスクへデータを構築する"にチェックをして環境構築を行った場合、[Systemwalker IT Change Managerイン ストールディレクトリ]\itpm\etc\setup.infが作成されます。このファイルをバックアップしておくことにより、現用ノードのみが壊 れて再構築する場合、ファイルを上記ディレクトリへ複写し、"共有ディスクへデータを構築する"のチェックを外してセットアッ プすることで、以降のパラメタ入力を実施することなく、同一構成で環境を構築することができます。

5.

BASEDBシステムの設定を行います。

(27)

項目名 入力値 BASEDBポート番号 BASEDBが通信に利用するポート番号を入力しま す。1~65535の範囲で指定してください。 デフォルト値:9655 RDB管理情報ディレクトリ (※注) BASEDBのシステムファイルを格納する共有ディス ク上のディレクトリを入力します。100バイト以内で指 定してください。必須サイズは"Systemwalker IT Change Manager 解説書"を参照してください。 RDBシステムファイル格納先を 変更する RDBシステムファイル格納先を変更する場合にチェッ クします。 BASEDB用RDBディクショナリ ファイル格納ディレクトリ (※注) BASEDBのRDBディクショナリファイルを格納する共 有ディスク上のディレクトリを入力します。100バイト 以内で指定してください。必須サイズ

は"Systemwalker IT Change Manager 解説書"を参 照してください。 BASEDB用RDBログ管理ファ イル格納ディレクトリ (※注) BASEDBのRDBログ管理ファイルを格納する共有 ディスク上のディレクトリを入力します。100バイト以 内で指定してください。必須サイズは"Systemwalker IT Change Manager 解説書"を参照してください。 BASEDB用RDBテンポラリログ ファイル格納ディレクトリ (※注) RDBテンポラリログファイルを格納する共有ディスク 上のディレクトリを入力します。100バイト以内で指定 してください。必須サイズは"Systemwalker IT Change Manager 解説書"を参照してください。 ※注: 空白を含むディレクトリを指定することはできません。

(28)

6.

データベーステーブル設定を行います。 各設定値を入力後、[次へ]ボタンをクリックしてください。また、デフォルトサイズでテーブルを作成する場合は何も変更せずに [次へ]ボタンをクリックしてください。 項目名 入力値 保持伝票数 起票済み、もしくは処理済みの伝票保有数を入力しま す。1~9999999の範囲で指定してください。 デフォルト値:10000 追加するアクティビティ履歴 の数 伝票ごとに、取戻および差戻などによりアクティビティを 複数回遷移する際に確保する履歴数の平均値を指定し ます。0~9999の範囲で指定してください。 デフォルト値:0 入力項目数上限 電子フォームに配置する入力項目数を入力します。1~ 999の範囲で指定してください。 デフォルト値:100 データ項目のタグ長上限 電子フォームに含まれるデータ項目のタグ長の上限を 入力します。1~999の範囲で指定してください。 デフォルト値:50バイト

7.

確認画面が表示されます。 データベーススペース容量を確認し、よろしければ[はい]をクリックします。 再計算が必要であれば、[いいえ]をクリックしてください。 [いいえ]をクリックすると、手順5に戻ります。

(29)

8.

BASEDBデータベーススペース格納ディレクトリを設定します。 100バイト以内で指定してください。共有ディスク上のパスを指定する必要があります。指定したディレクトリには、手順6でメッセー ジボックスに表示されたサイズ以上の容量が必要です。

注意

空白を含むディレクトリを指定することはできません。

9.

FLOWDBの設定を行います。 各設定値を入力し、[次へ]をクリックしてください。

(30)

項目名 入力値 FLOWDBのポート番 号 FLOWDBが通信に利用するポート番号を入力します。 デフォルト:9652 FLOWDBデータベー ススペースサイズ FLOWDBのデータベーススペースサイズを指定します。3000 ~2097152の範囲で指定してください デフォルト: 11,700MB FLOWDBデータベー ススペース格納ディレ クトリ データベーススペースを格納する共有ディスク上のディレク トリを入力します。100バイト以内で指定してください。 指定したディレクトリには、手順6でメッセージボックスに表示 されたサイズ以上の容量が必要です。 空白を含むディレクトリを指定することはできません。

10.

Systemwalker IT Change Managerの環境設定を行います。

(31)

項目名 入力値 ワークフロー格納ディレク トリ ワークフロー履歴情報を格納する共有ディスク上のディレク トリを指定します。 空白を含むディレクトリを指定することはできません。 メール機能を使用する メール機能を使用する場合はチェックします。チェックする と、メール設定の入力が可能となります。 メールサーバ名 メールサーバ名を指定します。 最大長:255文字 メールサーバ名に使用できるのは、半角英数字、「-」(ハイフ ン)、「.」(ピリオド)、「_」(アンダースコア)、「'」(シングルクォー テーション)のみです。 メール送信者名 送信メールの表示名を指定します。 最大長:1024文字 英数字以外は使用できません。 送信元アドレス 送信元メールアドレスを指定します。 最大長:1024文字 必須文字:@

11.

LDAPの設定を行います。 各設定値を入力し、[次へ]をクリックしてください。

(32)

項目名 入力値 使用するLDAP 使用するLDAPサーバの種類を選択します。 ホスト名 LDAPサーバのホスト名を設定します。 上限値:64バイト キー ドメイン環境を設定します。以下の書式に従い設定し てください。 書式:dc=[第nレベルドメイン],dc=[第n-1レベルドメイ ン],...dc=[トップ(第1)レベルドメイン] 上限値:1024バイト ドメインが複数階層の場合、カンマ(,)で連結してくだ さい。 例:ドメイン名がitpm.comの場合 dc=itpm,dc=com 組織単位(OU) グループが登録されている組織単位名を指定します。 以下の書式に従い設定してください。 書式:ou=組織単位名 上限値:1024バイト アカウント組織単位(OU) アカウントが登録されている組織単位名を指定しま す。以下の書式に従い設定してください。

(33)
(34)

14.

セットアップが正常終了した場合、設定内容が表示されます。表示内容を確認して[完了]ボタンをクリックしてください。

15.

以下のコマンドを実行し、Systemwalker IT Change Managerを停止します。

[Systemwalker IT Change Managerインストールディレクトリ]\itpm\bin\swpm_stop

【UNIX版】

注意

事前に現用ノードで共有ディスクをオンラインにし、Interstageを起動しておく必要があります。

ローデバイスを作成する際、シリンダ0のデバイスは指定できません。

1.

プロセス管理サーバにスーパーユーザでログインします。

2.

以下のコマンドを実行し、Systemwalker IT Change Managerのセットアップを開始します。

# /opt/FJSVswpm/bin/swpm_setup -s -dispbasedbsys

3.

セットアップ開始のメッセージが表示されます。

====================================================================== =

(35)

Systemwalker IT Change Managerセットアップを開始します。

4.

構築するサーバの種別を指定します。 プロンプトに"ENTER==>"が表示されたところで、構築するサーバの種別を示す番号を入力します。現用ノードの場合は2を入 力します。 [運用構築設定] 構築するサーバの種別を選択してください。 1. スタンドアロンサーバ(通常運用) 2. スタンドアロンサーバ(クラスタ運用 - 現用ノード) 3. スタンドアロンサーバ(クラスタ運用 - 待機ノード) ENTER==>

5.

共有ディスクにデータを構築するかどうかを指定します。 プロンプトに"ENTER==>"が表示されたところで、データを構築するディレクトリをフルパスで入力します。(例:/share/itcmbasedb) [共有ディスク設定] 共有ディスクへデータを構築しますか? [y:構築する/n:構築しない] ENTER==>y

6.

共有ディスクのマウントポイントを指定します。 プロンプトに"ENTER==>"が表示されたところで、指定するディレクトリをフルパスで入力します。 [共有ディスクのマウントポイント設定] 共有ディスクのマウントポイントを指定してください。 ENTER==>

7.

前回設定情報(setup.infファイル)がある場合、このファイルにもとづいてセットアップを行うかどうかを指定します。 プロンプトに"ENTER==>"が表示されたところで、このファイルの設定にしたがってセットアップを行う場合は"y"を、異なる設定 でセットアップを行う場合は"n"をそれぞれ入力します。 "y"を指定した場合は手順36に進みます。"n"を指定した場合は次の手順に進みます。 また、前回設定情報(setup.infファイル)がない場合、この画面は表示されません。手順8に進みます。 [前回設定情報の読み込み] setup.infが存在します。setup.infの設定に基づいてセットアップしますか? [y:セットアップする/n:セットアップしない] ENTER==>y

8.

BASEDBの管理情報ディレクトリを設定します。 プロンプトに"ENTER==>"が表示されたところで、指定するディレクトリをフルパスで入力します。 エンターキーのみが入力された場合、デフォルト値"/share/itcmbasedb/FJSVswpm/BASEDB "を設定します。(手順5でデータを 構築するディレクトリに/share/itcmbasedbを指定した場合) すべてのRDBシステムファイルを管理情報ディレクトリに作成する場合、指定するディレクトリに72MB以上の容量が必要です。 また、指定可能なパス長は最大100バイトです。 [BASEDB用RDB管理情報ディレクトリ設定] BASEDBで使用するRDB管理情報格納用ディレクトリを指定してください。 ※すべてのRDBシステムファイルを管理情報ディレクトリに作成する場合 指定するディレクトリに72M以上の容量が必要です。 ※指定可能なパス長は最大100バイトです。 エンターキーのみを押下された場合、デフォルト値を設定します。 ( default : /share/itcmbasedb/FJSVswpm/BASEDB ) ENTER==>

(36)

9.

BASEDBのRDBディクショナリ用ファイルを作成するディレクトリ名を設定します。 プロンプト"ENTER==>"が表示されたところで、指定するディレクトリをフルパスで入力します。 エンターキーのみが入力された場合、手順4で入力されたディレクトリ配下にディクショナリファイルを作成します。 指定可能なパス長は最大100バイトです。 指定するディレクトリに20MB以上の容量が必要です。 また、"d"と入力すると、手順10に進み、ローデバイスの設定画面が表示されます。 それ以外の場合は、手順11に進みます。 [BASEDB用RDBディクショナリファイル設定] BASEDBで使用するRDBディクショナリ用ファイルを作成するディレクトリを指定してください。 ※ディレクトリに20M以上の容量が必要です。 ※指定可能なパス長は最大100バイトです。 エンターキーのみを押下された場合、RDB管理情報ディレクトリ配下に作成します。 また、”d”と入力すると、ローデバイスの設定画面を表示します。 ( default : /share/itcmbasedb/FJSVswpm/BASEDB/DIC ) ENTER==>d

10.

BASEDBのRDBディクショナリ用デバイスを設定します。 【Solaris】 プロンプト"ENTER==>/dev/rdsk/"が入力されたところで、ローデバイス名"c?t?d?s?"を入力します。本画面は手順9で"d"と入力し た場合のみ表示されます。 本入力内容に省略値はありません。 指定するデバイスには20MB以上の容量が必要です。 [ BASEDB用デバイス設定 ] BASEDBで使用するデータベーススペース用ローデバイス名を入力してください。 ( example: /dev/rdsk/c?t?d?s? ) ENTER==>/dev/rdsk/ 【Linux】 プロンプト“ENTER ==>/dev/raw/”が表示されたところで、ローデバイス名“raw<N>”(Nは数字)を入力します。本画面は手順9 で”d”と入力された場合のみ表示します。 本入力内容に省略値はありません。 指定するデバイスには20M以上の容量が必要です。 [ BASEDB用デバイス設定 ] BASEDBで使用するデータベーススペース用ローデバイス名を入力してください。 ( example: /dev/raw/raw? ) ENTER==>/dev/raw/

11.

BASEDBのRDBログ管理ファイル用ディレクトリを設定します。 プロンプトに"ENTER==>"が表示されたところで、指定するディレクトリをフルパスで入力します。 指定されたディレクトリ配下にRDBログ管理ファイルを作成します。 エンターキーのみが入力された場合、RDB管理情報ディレクトリ配下にLOGディレクトリを作成し、その配下にRDBログ管理ファ イルを作成します。 指定するディレクトリに2MB以上の容量が必要です。 また、"d"と入力すると、手順12に進み、ローデバイスの設定画面が表示されます。 それ以外の場合は、手順13に進みます。 [BASEDB用RDBログ管理ディレクトリ設定]

(37)

( default : /share/itcmbasedb/FJSVswpm/BASEDB/LOG ) ENTER==>

12.

BASEDBのRDB管理ログファイル用デバイス名を設定します。 【Solaris】 プロンプト"ENTER==>/dev/rdsk/"が表示されたところで、ローデバイス名"c?t?d?s?"を入力します。 本画面は手順11で"d"と入力された場合のみ表示されます。 本入力内容に省略値はありません。 指定するデバイスには2MB以上の容量が必要です。 [BASEDB用RDBログ管理ファイルデバイス設定] BASEDBで使用するRDBログ管理ファイル用ローデバイスを設定してください。 ※デバイスに1M以上の容量が必要です。 ( example: /dev/rdsk/c?t?d?s? ) ENTER==>/dev/rdsk/ 【Linux】 プロンプト“ENTER==>/dev/raw/”が表示されたところで、ローデバイス名“raw<N>”(Nは数字)を入力します。本画面は手順11 で”d”と入力された場合のみ表示します。 本入力内容に省略値はありません。 指定するデバイスには2M以上の容量が必要です。 [BASEDB用RDBログ管理ファイルデバイス設定] BASEDBで使用するRDBログ管理ファイル用ローデバイスを設定してください。 ※デバイスに1M以上の容量が必要です。 ( example: /dev/raw/raw? ) ENTER==>/dev/raw/

13.

BASEDBのRDBテンポラリログファイル用ディレクトリを設定します。 プロンプトに"ENTER==>"が表示されたところで、指定するディレクトリをフルパスで入力します。 指定されたディレクトリ配下にRDBテンポラリログファイルを作成します。 エンターキーのみが入力された場合、RDB管理情報ディレクトリ配下にLOGディレクトリを作成し、その配下にRDBテンポラリロ グファイルを作成します。 また、"d"と入力すると、手順14に進み、ローデバイスの設定画面が表示されます。 それ以外の場合は、手順15に進みます。 [BASEDB用RDBテンポラリログディレクトリ設定] BASEDBで使用するRDBテンポラリログディレクトリを指定してください。 ※ディレクトリに20M以上の容量が必要です。 ※指定可能なパス長は最大100バイトです。 エンターキーのみを押下された場合、デフォルト値を設定します。 また、”d”と入力するとローデバイスの設定画面を表示します。 ( default : /share/itcmbasedb/FJSVswpm/BASEDB/LOG/TL ) ENTER==>

14.

BASEDBのテンポラリログファイル用デバイス名を設定します。 【Solaris】 プロンプト"ENTER==>/dev/rdsk/"が表示されたところで、ローデバイス名"c?t?d?s?"を入力します。 本画面は手順13で"d"と入力された場合のみ表示されます。 本入力内容に省略値はありません。 指定するデバイスには20MB以上の容量が必要です。 [BASEDB用RDBテンポラリログファイルデバイス設定] BASEDBで使用するRDBテンポラリログファイル用ローデバイスを設定してください。 ※デバイスに20M以上の容量が必要です。

(38)

( example: /dev/rdsk/c?t?d?s? ) ENTER==>/dev/rdsk/ 【Linux】 プロンプト“ENTER==>/dev/raw/”が表示されたところで、 ローデバイス名“raw<N>”(Nは数字)を入力します。本画面は手順13 で”d”と入力された場合のみ表示します。 本入力内容に省略値はありません。 指定するデバイスには1M以上の容量が必要です。 [BASEDB用RDBテンポラリログファイルデバイス設定] BASEDBで使用するRDBテンポラリログファイル用ローデバイスを設定してください。 ※デバイスに20M以上の容量が必要です。 ( example: /dev/raw/raw? ) ENTER==>/dev/raw/

15.

BASEDBのデータベーススペース用デバイス名を設定します。 【Solaris】 プロンプト"ENTER ==>/dev/rdsk/"が表示されたところで、ローデバイス名"c?t?d?s?"を入力します。 [ BASEDB用デバイス設定 ] BASEDBで使用するデータベーススペース用ローデバイス名を入力してください。 ( example: /dev/rdsk/c?t?d?s? ) ENTER==>/dev/rdsk/ 【Linux】 プロンプト“ENTER ==> /dev/raw/”が表示されたところで、ローデバイス名“raw<N>”(Nは数字)を入力します。 本入力内容に省略値はありません。 [ BASEDB用デバイス設定 ] BASEDBで使用するデータベーススペース用ローデバイス名を入力してください。 ( example: /dev/raw/raw? ) ENTER==>/dev/raw/

16.

BASEDBが通信に利用する通信ポートの番号を入力します。 [ BASEDB用通信ポート設定 ] BASEDBで利用する通信ポート番号を入力してください。 エンターキーのみを押下された場合、デフォルト値を設定します。 ( default : 9655 ) ENTER==>

17.

FLOWDBのデータベーススペース用ディレクトリを設定します。 プロンプトに”ENTER==>”が表示されたところで、指定するディレクトリをフルパスで入力します。 [ FLOWDB用ディレクトリ設定 ] FLOWDBで使用するデータベーススペース用ディレクトリを指定してください。 ( default : /share/itcmflowdb/FJSVswpm/FLOWDB/DBSP ) ENTER==>

18.

FLOWDBが通信に利用する通信ポートの番号を入力します。

(39)

19.

FLOWDBのデータベーススペースサイズを入力します。 [ FLOWDB用データベーススペースサイズ ] FLOWDBのデータベーススペースサイズを入力してください。 エンターキーのみを押下された場合、デフォルト値を設定します。 最小値:3072 最大値:2097152 (単位:MB) ( default : [11700]MB ) ENTER==>

20.

テーブル設定―伝票保有数を入力します。 [ BASEDBテーブル設定-伝票保有数 ] 伝票履歴の保有数を指定します。 ( default : 10000 ) ENTER==>

21.

テーブル設定―追加するアクティビティ履歴の数を入力します。 [ BASEDBテーブル設定-追加するアクティビティ履歴の数 ] 追加するアクティビティ履歴数を指定します。 ( default : 0 ) ENTER==>

22.

テーブル設定―電子フォームに配置する入力項目数を入力します。 [ BASEDBテーブル設定-電子フォームに配置する入力項目数 ] 電子フォームに配置する入力項目数を指定します。 ( default : 100 ) ENTER==>

23.

テーブル設定―電子フォームに含まれるデータ項目のタグ長上限を入力します。 [ BASEDBテーブル設定-電子フォームに含まれるデータ項目のタグ長上限 ] 電子フォームに含まれるデータ項目のタグ長上限(Byte)を指定します。 ( default : 50 ) ENTER==>

24.

テーブル設定―計算結果を表示します。 BASEDB用データベーススペース格納ディレクトリの使用可能容量を確認後、処理を続行する場合は、”y”を入力します。処理 を中止する場合は、”n”を入力します。”n”を入力するとプロンプトへ戻ります。 [ BASEDBテーブル設定-データベーススペース計算結果 ] 現在の設定では、データベーススペース格納ディレクトリに以下の容量が必要です。 BASEDB用データベーススペース格納ディレクトリ:[?????]MB 処理を続行しますか? [y:はい/n:いいえ] ENTER==>

25.

ワークフロー履歴情報の格納ディレクトリを設定します。 プロンプト"ENTER==>"が表示されたところで、ディレクトリ名をフルパスで入力します。

注意

ディレクトリ名は、存在するディレクトリを設定してください。 [ ワークフロー格納ディレクトリ設定 ] ワークフローを格納するディレクトリを入力してください。 エンターキーのみを押下された場合、デフォルト値が設定されます。

(40)

( default : /share/itcmflowdb /FJSVswpm/data/files ) ENTER==>

26.

メール送信機能を使用する場合、メールサーバを設定します。 プロンプト"ENTER==>"が表示されたところで、メールサーバのホスト名を入力します。 メールサーバを設定しない場合、何も入力せずにENTERキーを押すことで、手順28のセットアップ情報確認画面に移行します。 [ メールサーバ設定 ] メールサーバ名を入力してください。 エンターキーのみを押下された場合、メールの設定は行いません。 例)xxx.com ENTER==>

参照

ここでメールサーバの設定を行わない場合でも、セットアップ後にメール送信機能の設定を行うことが可能です。設定方法につ いては、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"メール送信機能"を参照してください。

27.

Systemwalker IT Change Managerがメールを送信する場合の、メール送信者名を設定します。

プロンプト"ENTER ==>"が表示されたところで、メール送信者名を入力します。

注意

メール送信者名には、半角英数字を指定してください。 [ メール送信者名設定 ] メール送信者名を入力してください。 利用できる文字は半角英数字のみです。 例)PMadmin ENTER==>

28.

Systemwalker IT Change Managerがメールを送信する場合の、送信元メールアドレスを設定します。

プロンプト"ENTER==>"が表示されたところで、送信元メールアドレスを入力します。 [ 送信元メールアドレス設定 ] 送信元メールアドレスを入力してください。 例)PMadmin@xxx.com ENTER==>

29.

使用するLDAPの種類を設定します。 プロンプト“ENTER==>”が表示されたところで、使用するLDAPの種類に対応する番号を入力します。 [ 使用するLDAP設定 ] 使用するLDAPを選択してください。 1. Active Directory 2. OpenLDAP 3. Interstage ディレクトリサービス ENTER==>

30.

LDAPのホスト名を設定します。

(41)

[ ホスト名設定 ] LDAPサーバのホスト名を入力してください。 ENTER==>

31.

LDAPのポート番号を設定します。 [ ポート設定 ] LDAPのポート番号を入力してください。 エンターキーのみを押下された場合、デフォルト値を設定します。 ( default : 389 ) ENTER==>

32.

LDAPのキー名を設定します。 プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、LDAPのキー名を入力します。 [ キー設定 ] ドメイン環境を入力してください。 ( format : dc=ドメイン名 ) 例)ドメインがxxx.comの場合[dc=xxx,dc=com] ENTER==>

33.

LDAPの組織単位名を設定します。 プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、LDAPの組織単位名を入力します。 [ 組織単位設定 ] 組織単位名を入力してください。 ( format : ou=組織単位名 ) 例)組織単位名がGroupsの場合[ou=Groups] エンターキーのみを押下された場合、デフォルト値を設定します。 ( default : ou=Groups ) ENTER==>

34.

LDAPのアカウント格納単位名を設定します。 プロンプト“ENTER==>”が表示されたところで、LDAPのアカウント格納単位名を入力します。 [ アカウント格納単位設定 ] アカウント格納単位名を入力してください。 ( format : ou=アカウント格納単位名 ) 例)組織単位名がPeopleの場合[ou=People] エンターキーのみを押下された場合、デフォルト値を設定します。 ( default : ou=People ) ENTER==>

35.

運用フロー管理者アカウントを設定します。 [ 運用フロー管理者アカウントの設定 ] 運用フロー管理者アカウントを入力してください。 エンターキーのみを押下された場合、デフォルト値を設定します。 ( default : 0001 ) ENTER==>

36.

セットアップ情報を確認します。 設定画面で入力した情報を確認し"y"を入力すると、セットアップ処理が実行されます。 "n"を入力した場合、セットアップ処理を中止してプロンプトに戻ります。 また、"r"を入力した場合、手順3から再実行します。

参照

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