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PRIMECLUSTERの場合

ドキュメント内 クラスタ適用ガイド (ページ 70-74)

第2章 導入

2.3 サーバ導入作業

2.3.9 クラスタサービスの設定

2.3.9.2 PRIMECLUSTERの場合

Systemwalker IT Change Managerのサーバの状態遷移プロシジャを登録します。

共有ディスクのマウント 共有ディスクをマウントします。

状態遷移プロシジャの登録

クラスタシステムべき状態遷移プロシジャの登録は、以下の順で行います。

1. Interstage Application Serverの状態遷移プロシジャを作成します。

2. Interstage Application Serverの状態遷移プロシジャを登録します。

3. サーバの状態遷移プロシジャを登録します。

各状態遷移プロシジャは、現用ノードおよび待機ノードに作成し、同じディレクトリに配置します。共有ディスクには作成しないでくださ い。

2.3.9.2.1 Interstage Application Serverの状態遷移プロシジャの作成【UNIX版】

Interstage Application Serverの状態遷移プロシジャの作成について説明します。

以下の手順でプライマリノードおよびセカンダリノードに作成します。

Interstage Application Serverの状態遷移プロシジャは、以下のディレクトリにサンプルが格納されています。

【Solaris版】

/opt/FJSVisas/etc/HA/SynfinityCLUSTER

【Linux版】

/opt/FJSVisas/etc/HA/PRIMECLUSTER

サンプル状態遷移プロシジャ

・ IS_INTERSTAGE (Interstage起動/停止用)

・ JMX_INTERSTAGE (Interstage JMXサービスの起動/停止用)

上記の状態遷移プロシジャファイルを任意なローカル・ディレクトリへ複写して修正します。このディレクトリを“状態遷移プロシジャディ レクトリ”と以降表記します。状態遷移プロシジャディレクトリは各ノードで同一の位置とします。このとき、ファイル名の先頭に“userApplicaiton 名.”を追加して以下のようにします。

プロシジャの作成後、実行権を設定してください。

・ userApplication名.IS_INTERSTAGE

・ userApplication名.JMX_INTERSTAGE

【Solaris版】

LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNod/lib export LD_LIBRARY_PATH

SOAP_HOME=/opt/FJSVsoap export SOAP_HOME

JAVA_HOME=/opt/FJSVawjbk/jdk5 export JAVA_HOME

CLASSPATH=$CLASSPATH:/etc/opt/FSUNod/class/ODjava4.jar:/opt/FJSVj2ee/lib/

isj2ee.jar:/opt/FJSVsoap/lib/issoap4.jar:/opt/FJSVsoap/lib/issoapsec.jar:/opt/FJSVisscs/lib/

isadmin_scs.jar export CLASSPATH

【Linux版】

LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVod/lib:/opt/FJSVsoap/tools:/opt/FJSVisscs/lib export LD_LIBRARY_PATH

SOAP_HOME=/opt/FJSVsoap export SOAP_HOME

JAVA_HOME=/opt/FJSVawjbk/jdk5 export JAVA_HOME

CLASSPATH=$CLASSPATH:/etc/opt/FJSVod/class/ODjava4.jar:/opt/FJSVj2ee/lib/

isj2ee.jar:/opt/FJSVsoap/lib/issoap4.jar:/opt/FJSVsoap/lib/issoapsec.jar:/opt/FJSVisscs/lib/

isadmin_scs.jar export CLASSPATH

ネーミングサービスおよびインタフェースリポジトリが何らかの異常で停止した場合でも、待機側に切り替えたくない場合は、状態遷移 プロシジャ内のIS_ISV_WATCH_MODEに“0”を設定してください。通常は“1”が設定されており、切り替えの対象となっています。切 り替えたい場合は、修正の必要はありません。

以下に、ネーミングサービスおよびインタフェースリポジトリが異常終了してもクラスタサービスを切り替えたくない場合の例を示します。

IS_ISV_WATCH_MODE="0"

2.3.9.2.2 Interstage Application Serverの状態遷移プロシジャの登録【 UNIX 版】

作成したInterstage Application Serverの状態遷移プロシジャの登録について説明します。

以下の手順で現用ノードおよび待機ノードに登録します。

状態遷移プロシジャの登録

作成した状態遷移プロシジャをクラスタシステムの“clsetproc”コマンドを使用してクラスタシステムに登録します。

IS_INTERSTAGE状態遷移プロシジャの登録 IS_INTERSTAGE状態遷移プロシジャを登録します。

以下のコマンドを実行します。

# /opt/FJSVclapi/bin/clsetproc -c BasicApplication -m IS_INTERSTAGE -o /状態遷移プロ シジャディレクトリ/userApplication名.IS_INTERSTAGE

JMX_INTERSTAGE状態遷移プロシジャの登録

JMX_INTERSTAGE状態遷移プロシジャを登録します。

以下のコマンドを実行します。

# /opt/FJSVclapi/bin/clsetproc -c BasicApplication -m JMX_INTERSTAGE -o /状態遷移プロシジャディレクトリ/userApplication名.JMX_INTERSTAGE

状態遷移プロシジャリソースの登録

クラスタシステムの“claddprocrsc”コマンドを使用して、状態遷移プロシジャリソースをクラスタシステムに登録します。

IS_INTERSTAGE状態遷移プロシジャリソースの登録

IS_INTERSTAGE状態遷移プロシジャリソースを登録します。

以下のコマンドを実行します。

# /opt/FJSVclapi/bin/claddprocrsc -k IS_INTERSTAGE -m IS_INTERSTAGE -c BasicApplication -K AFTER -w -L AFTER -S BEFORE -T BEFORE -V BEFORE -W BEFORE -u 0 -t 0 -p 100

JMX_INTERSTAGE状態遷移プロシジャリソースの登録 JMX_INTERSTAGE状態遷移プロシジャリソースを登録します。

以下のコマンドを実行します。

【Solaris版】

# /opt/FJSVclapi/bin/claddprocrsc -k JMX_INTERSTAGE -m JMX_INTERSTAGE -c BasicApplication -K AFTER -w -L AFTER -S BEFORE -T BEFORE -V BEFORE -W BEFORE -u 0 -t 0 -p 100

【Linux版】

# /opt/FJSVclapi/bin/claddprocrsc -k JMX_INTERSTAGE -m JMX_INTERSTAGE -c BasicApplication -K AFTER -w -L AFTER -S BEFORE -T BEFORE -V BEFORE -W BEFORE -u 0 -t 0 -p 99

RMSの停止 RMSを停止します。

PRIMECLUSTERの[Cluster Admin]画面-[rms]タブ-[ツール]メニュー-[RMSの停止]を選択して実施します。

リソースの作成

状態遷移プロシジャを“userApplication”に登録するためのリソースを作成します。PRIMECLUSTERの[userApplication Configuration wizard]画面で[Resourceの作成]を選択して行います。

以下の二つのProcedureリソースを作成します。

・ プロシジャクラスに“BasicApplication”を選択し、プロシジャリソースを“JMX_INTERSTAGE”として作成します。

・ プロシジャクラスに“BasicApplication”を選択し、プロシジャリソースを“IS_INTERSTAGE”とします。登録情報の確認画面の [Attributes]タ ブ で 表 示 さ れ る[subApplication]ボ タ ン を 選 択 し 、 そ の リ ソ ー ス の 関 連 付 け で は 、 一 つ 目 のProcedureリ ソ ー ス“JMX_INTERSTAGE”のResource名を選択してください。

2.3.9.2.3 サーバの状態遷移プロシジャの登録【 UNIX 版】

サーバの状態遷移プロシジャの登録について説明します。

“リソースの作成”の前の手順までは、現用ノードおよび待機ノードで登録を行います。

状態遷移プロシジャの登録

サーバの状態遷移プロシジャは、以下のディレクトリに格納されています。

サーバの状態遷移プロシジャを登録します。

以下のコマンドを実行します。

# /opt/FJSVclapi/bin/clsetproc -c Application -m MGR_AVIEW -o /etc/opt/FJSVavw/HA/

SynfinityCLUSTER/MGR_AVIEW

状態遷移プロシジャリソースの登録

クラスタシステムの“claddprocrsc”コマンドを使用して、状態遷移プロシジャリソースをクラスタシステムに登録します。

サーバの状態遷移プロシジャリソースの登録 サーバの状態遷移プロシジャリソースを登録します。

以下のコマンドを実行します。

# /opt/FJSVclapi/bin/claddprocrsc -k MGR_AVIEW -m MGR_AVIEW -c Application -K AFTER -w -L AFTER -S BEFORE -T BEFORE -V BEFORE -W BEFORE -u 0 -t 0

RMSの停止 RMSを停止します。

PRIMECLUSTERの[Cluster Admin]画面-[rms]タブ-[ツール]メニュー-[RMSの停止]を選択して実施します。

Interstage Application Server用userApplicationの削除【Solaris版】

Interstage Application Serverが既に運用されていた場合は、Interstage Application Serverで作成した“userApplication”の削除を行い ます。PRIMECLUSTERの[Web-Based Admin View画面]から[userApplicationやResourceの削除]を選択して行います。

Interstage Application Serverで作成した“userApplication”の詳細については、“Interstage Application Server 高信頼性システム運用 ガイド”を参照してください。

リソースの作成

状態遷移プロシジャを登録するリソースを作成します。

【Solaris版】

操作はPRIMECLUSTERの[userApplication Configuration wizard]画面で[Resourceの作成]を選択して行います。

[userApplication Configuration wizard]については、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

【Linux版】

操作はPRIMECLUSTERの[RMS Wizard]で行います。

[RMS wizard]については、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

以下のProcedureリソースを作成します。

・ プロシジャクラスに“Application”を選択し、プロシジャリソースを“MGR_AVIEW”とします。登録情報の確認画面の[Attributes]タ ブで表示される[subApplication]ボタンを選択し、そのリソースに関連付けでは、Procedureリソース“CMGRPMON”のResource名を 選択してください。

クラスタアプリケーションの作成 クラスタアプリケーションを作成します。

【Solaris版】

・ 優先度の設定についてはPRIMECLUSTERの[userApplication Configuration wizard]画面で[Resourceの作成]を選択して行いま す。

[userApplication Configuration wizard]については、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

【Linux版】

・ 優先度の設定についてはPRIMECLUSTERの[RMS Wizard]で行います。

[RMS wizard]については、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

【UNIX版】

・ [userApplication 名と運用形態の設定]画面では、“Standby”を選択してください。

・ userApplication 名は任意の名称を指定してください。

・ [属性の設定]画面は、“userApplication”の属性を設定してください。設定するオプションの例(推奨値)を以下に示します。

属性(Attribute) 値(Value) 概要

AutoStartUp Yes RMSが開始されるときに、userApplication

も自動的に開始されます。

AutoSwitchOver HostFailure ResourceFailure

ホストおよびリソースで障害が発生した場 合に自動的に切り替えられるようにしま す。

PersistentFault 1 userApplicationのFaultedの状態は、

RMSの再起動後も維持されます。

ShutdownPriority NONE(省略値) userApplicationの重み係数(優先度)を

割り当てません。

StandbyTransitions ClearFaultRequest StartUp

SwitchRequest

「StandbyTransitions」に

「ClearFaultRequest|StartUp|

SwitchRequest」が設定されていることが 必要です。

OnlinePriority 0(省略値) RMSの再起動後は、優先度の最も高い

ノードでuserApplicationがOnlineになりま す。優先度は、userApplicationの作成時 の「Sysnodeの設定」で設定したノードの 設定順序により決定されます。

HaltFlag No(省略値) Fault処理中にさらに故障が発生(二重故

障)したような場合に、ノードの強制的な 停止が行われません。そのため、

userApplication は、フェールオーバしま せん。

・ Resourceの選択は以下の選択を実施して、アプリケーションの作成を行ってください。

- “Interstage Application Serverの状態遷移プロシジャの登録”で作成した“IS_INTERSTAGE”を選択します。

- “マネージャの状態遷移プロシジャの登録”で作成した“MGR_AVIEW”を選択します。

以下にuserApplication構成内容の例を示します。

userApplication名 MGR_AVIEW CMGRPMON CMGRPROC IS_INTERSTAGE -JMX_INTERSTAGE

ドキュメント内 クラスタ適用ガイド (ページ 70-74)