金沢 大学 十 全 医学 会 雑 誌 第8 8巻 第2 ・ 3号 2 8 7‑306 (1979)
経動脈 性 門 脈 造影 法の正 常像に関する 統 計 的 研 究
金沢 大学 医 学 部放射 線 医学 教 室( 主 任: 高島 力教 授)
山 田 勝・ 治
( 昭和5 4年2 月2 3 日受付)
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門 脈圧 元進 症にお け る側 副血 行 路の証明, 悪性腫瘍
の浸潤範 囲の決 定をはじ め と して , 門脈造 影 が術 前診 断 や 術後の経過観 察 等に果た す 臨 床的 役割は大きい.
特に最 近の消化 器 外 科の急速な進 歩に伴い, 門 脈 系に 関 す る 術前の詳 細な情 報は 必要 欠くべか ら ざ る ものと なっ てきて いる.
従 来, 門 脈造影法と しては, 術 中 門脈 造 影 法l),経隣 静脈性 門脈 造 影法2), 経 肝静脈性 門脈造 影 法3). 経皮 的 脾門脈造 影法4). 経皮 的経肝門脈 造影 法5). 等の直 接造 影 法 と. 動脈 造影の門脈 相を利用 す る経 動 脈 性 門脈造 影法6冊 ( 間接 造影法) が施行 さ れてき た. これ らのな かで. 経動脈性門 脈 造 影法は, 技術 的に容易で副作用 も少な く安全であ ること. 動脈 造影に よ る情 報も 同時
に得 ら れる こと, 自 然な門 脈の血 行 動 態が観 察できる こと. 等の理由で最 も 一般 的に施 行さ れて いる, そし て. 本法で不 充分であ る時に限っ て直 接造影法が施行 さ れて いた が, 血管拡張 剤を併 用した経 動脈 性 門 脈 造 影法の進 執こ伴 っ て. 経 動脈性門 脈造影法は ま す ま す 高頻 度に施 行さ れ るようにな り, ま たそ の必 要性も高 まって いる。
径 動脈性門 脈 造影法は,1 9 5 3年,R iegle r ら川)に より 腹 部 大動脈へ の造影 剤 注入に よる門脈 系の造 影が報告 さ れて以来.1 9 5 8年,Odm a n らm に よる 選 択的造影 法
の開発, 1 9 6 5年, Ka h ら肌理烏 よ る血管拡張 剤併 用 法の開 発. 等を 経て今日に到 っ て い る. こ の臥 動脈 造影所見に関 する研究は主 と して動脈 相の変化に関 心 がもたれた こと, 間 接撮 影法におけ る門 脈の変 化に対 する詳 細 な情 報が要求さ れ な かっ たこと. 等の為に,
経動脈 性門脈 造 影法の正常像に関 する統 計 的研究は現 在まで内外を問わ ず殆んど なされて いない. し た がっ て・ 最 近の門 脈相の詳 細な 読畝こ際して . し ば し ばそ の所 見の解釈に困る こと が少な く ない。
これ らの こと か ら, 著者は本邦 正常人の経 動脈性 門
脈 造影法の有す る要素を造 影 能, 時 間. レ ントゲン解 剖の三っ に分 類し. これ らにつ い て造 影方 法 別に正常 規 準を 確立し. 同 時に血 管拡張剤 併f 馴こよ るこれ ら所 見の変化 を検 討すべく 研究し た.
対 象お よ び方 法 1 対 象(表1 )
昭和4 3年1 月か ら昭 和5 3年1 2 月まで に当 科で腹 腔動脈 造影( 以下C.丸 と略), 上腸間膜 動脈 造 影( 以下 S.M.A.と略) , 血 管 拡 張 剤を併 用し た上腸間膜 動 脈 造 影( 以下D.‑ S.M .ん と略). 下腸間膜 動 脈造 影を施 行 し た 13 6 9例のう ち,撮 影 条件が不 良でな く少な く と も 門 脈 本 幹が同定でき る程 度に造 影さ れてお り, 手 術 操 作が加え ら れてお ら ず かっ臨 床 的に消 化器 及 び 心、疾 患 等がないと考え ら れ た 1 0 9 例の成人を対象 と し た. 造 影 方 法別の症 例数. 年令, 男 女比 ほ表1 に示し た.
2 造 影 手 技
前処 置 と して 全 例 で6 〜 1 2 時 間 絶 食と し,
S el dinge r te chni qu e2 0 ) に より 股動 脈か ら K IF A の グ リー ンカ テ ー テル (内径1 .2 m 川, 外径2.4m m, 先 端に
側孔 一 個) を経 皮 的に挿 入し, 透視 下に て カ テ ー テル
を 腹 腔動脈 ま たは上腸 間膜 動脈の根 部に挿 入し た. そ れぞれの撮 影領域に応 じて, 造影開始 前に必 ら ず 胃 ま
表1 対 象
遺 影 方 法 症 例 数 ( 例)
年 令 ( 才 男
( 例) 女 分 布 範 囲 平 均 ( 例)
C.A. 6 5 1 6‑ 74 5 2.6 3 8 2 7
S.M.A. 2 6 1 7‑6 8 4 7.3 1 9 7 D.
‑S.M.A. 1 8 4 3‑7 3 5 8.8 皿 ロ
計 1 0 g 1 6‑7 4 5 2.9 6 8 4 1
Statistic al an alysis of no r m al arterial po rtogr aphy K atsl房i Ya m ada, D epartm e nt of R adiolog y, K a n a z a w a Univ ersit y.(Dir e ctor : Pr of. Tak a shim a, M .D .).
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た は大腸 を空気で充 分に ふく ら ま せ た. 造 影 剤はコ ン ラキシン L(Ioda mi de の メ チ ルグル カ ミ ン塩6 4.9 W / V % 含 有, タ ケ ダ) 4 0 mトを 用 い, 自 動 注 入 器 ( E L E M A ‑ S C H6N A N D E L C I S A L Ⅱ )に て注 入 庄 3.7 5 kg/cd ,注 入速 度1 0 〜 1 3 mエ / S e C で注 入し た, 血 管拡 張 剤を併 用す る場 合は. Imi dalin 3 5 mg ,
Pr o stagla nd irl E12 5FLg, Pr o stagla nd in F2。 7 5LLg の いず れ か を造 影 開 始 前約3 0 秒 前に カ テ ー テル よ り 注 入し. 造 影 剤は 5 0 正に増 量し.注 入圧 は 4 kg / cd と し た.
撮 影 装 置は, Ⅹ線 管が C I R C L E X l / 2 P 3 3 ‑ C 岬 4 0 で. フ ィ ル ム チ ェ ン ジ ャ ー は E L E M A
‑ S C H6N A N D E L A O T 1 4 / 1 4 ‑ P を使用 し, 7 0 kvp, 2 5m As, 焦 点 。 体 中JL、 間 距 離 7 0
c m , Ce nte ring は C. A.で は T h1 2 継 体. S.M.A. で は L2椎体と して撮 影し た. 連 続 撮 影プロ グラム は.造 影 剤 注 入0秒で先ず 1 枚 撮 影し その後3 抄まで1 秒 間に 3 枚の撮 影を行い . 次の2 秒 間は 1 秒に1 枚の撮影を 行い,そ れ か ら後は 2 秒 間に1 枚の撮 影で2 1 秒まで に 合 計2 0 枚の フィルム撮 影を行った.撮 影 体 位は仰 臥 位
で. 正 面 腹 背 撮影を行った. 3 観察方 法
1) 門脈 系 各 分 枝の同定
腹 腔動 脈 各 分 枝, 上腸間膜 動 脈 各 分 枝に随伴して走 行す る静脈を そ れ ぞ れの門舵 系 各 分枝と同定し た.
2) 造 影能
門脈 系 各 分 枝が同定さ れ た場 合の頻 度を描 出頻 度と し, さ らにそ れ らの分 枝が最 大 限 連続 性に何 次 分 枝ま で血 管と して同 定でき る か を数え た ものを最大 末 梢 分 岐 数と し た.
3) 時間 (出現 時 間, 造 影ピー ク時 間, 消 失 時 間)■ 造 影 剤注 入開 始 時よ り門脈 系 各分 枝が最 初に血 管と して同 定さ れ る まで の時 間を出 現 時 間と し, 造 影 剤 注 入開始 時よ り その血 管が 一連の フ ィ ル ム上もっと も高 濃度に見え る まで の時 間を造 影ピ ー ク時 間と し. 造 影 剤 注 入 開始 時よ り門脈 系各 分 枝が血 管と して同定さ れ な く な る まで の時 間を消 失 時 間と し た. 時 間の算 定は 撮 影さ れ たフィ ル ムの撮影プロ グラム よ り逆 算し た.
4) 主 な門脈 系各 分 枝の合流ま た は分 岐角 度 門 脈 本 幹と牌静 脈. 上腸間 膜 静 脈 本幹, 左 右 門 脈 枝
の合 流ま た は分 岐部にお け る そ れ ぞ れの中心線のな す 角 度を測 定し た. 但 し. 中心線が不 明 確な症 例は 調査
の対象 か ら は ず し た.
5) 位 置
門脈 系 各 分枝の中心線の交 点を合流ま た は分 岐 部と して. Ll 椎 体の中JL、点まで の左 右・ 上下の距 離を測 定
し た. 但 し. 合 流ま た は分 岐部の不明 確な ものは調査
の対 象か ら は ず し た. 6 ) 太さ
合 流ま た は分 岐部の直 前。 直 後の各血 管の桟径を測 定し た. 但 し, 血管 径が 不明 確な ものは調査の対象 か
ら は ず し た.
7 ) 計 測及 び続 計 処理法
角度の計 測は分 度 器を 用い て1 / 20 の精 度で,距離
の計 測はノギスを 用い て 1 / 2 0m mの精 度で測定し,そ れ ぞ れ度, n Ⅷ単 位で表わ し た. 計 測にあ たっては, 特 別な装 置 ( 拡大 撮 影装 置等) を用いる場 合を 除い て,
焦 点。 フィ ル ム間 距 離は各社の装 置につ い て殆ん ど同
一 で拡大 率がほぼ 一定して いること か ら, 臨 床上便利 なように. フ ィル ム上で計 測し た値を そのま ま使用し た.
統 計に用いた略字及 び公式を 以下に示す. 計測値 : Ⅹi
症 例 数 : n 最 小値 : M in
最大 値 : Ma x
平均 値 : M = ⊥ 丑Ⅹi
n i= 1
標 準 偏 差: S よi要1
(Ⅹ 皿 )、2
平 均 値の比較 : t = M ‑ M リ 且n ・ 惹
t く2.0 有 意差 なし
t > 2.0 有 意の差(危 険率5 % )
以下, 5 % の危険率で有 意の有 無を述べ ることにす る.
8 ) 表示法 (表2)
造 影 方 法及 び血 管筆の名称には蓑2 に示し た略語 を 使用 し た.
4 観察項 目
1 ) 造 影能に関 す る観 察
i) 造影 方 法 別に よる門脈 系 各 分 枝の造 影 能 ii ) そ の比較
2) 時間に関す る観 察 i) 出現 時 間
a. 造 影方 法 別に よる門 脈 系 各 分 枝の出 現時間 b .その比較
ii) 造 影ピー ク時 間
経 動脈 性 門 脈 造 影 法の止常像に関 する統 計 的 研 究 28 9
表2 略 語
C.A.
‑一一‑‑‑Sele ctiv e c el iac a rte riogr ap hy
S.軋A.
一‑‑‑Sele ct iv e supe rio r m e s e nte再c a rteriogr ap h y D.一S.軋A .一 血管 拡 張 剤 併 用のS・M・A・
P.T.
‑‑‑‑‑
VPortal tr unk
R.P.B.‑‑‑‑R i ght m ain portal br a n ch L.P.B.‑‑‑
‑Left m ain po rtal br an ch
U.P.
‑‑‑‑ … 伽b i l ic al point 忙 おけるL.P.B. (par s umb 川c al js) S pl・V・
‑‑ ‑ S ple nic vein
L.G.V.‑一一‑Left ga stric v ein R.G.V.
‑‑‑‑R i ght gastY.ic v ein
L.G.E.V.
‑‑Left ga stroep i p loic vein R.G.E.V.
"
R i ght ga str oep i p 10ic v ein
G.D.V.
‑‑ … Gastr odu oden al v ein
P.D.V.
‑‑ … Pa n c r e at icodu ode n al vein
Cy.〉.
‑‑‑‑一旬St jc v ejn
S.P.V.
‑. ‑ Supe rior polar v ein
S.T.V.‑ … ‑Supe再or t er min al vein
I.T.V.
一… ‑rnfe rio r te r min al v ein
S.G.V.
‑ … ‑S hort ga stric v ein
H.V.
一一‑‑ " Hepatic vein
S.軋 V.‑‑‑‑Supe rio r m es ente ric vein
P.J.V. … ‑‑Pro xうm al jeju n al v e†n D.J.V.
‑‑‑‑D istal jeju n al vein P.Ⅰ.V.
‑ 叩
‑Pr o xim al i le al v ein
D.Ⅰ.V.
‑‑‑‑D istal i le al v ein
I.C.V.
… ‑‑I le o c e cal veうn
R.C.V.一‑ ‑R i g ht col ic v ein
M.C.V.
‑‑ " M i d d le c ol ic vein
a 造 影方 法 別に よる門脈 系各 分 枝の造影ピ ー
ク時問 b そ の比 較 i ii) 消 失 時 間
a 造 影方 法 別に よる門脈 系 各 分 枝の消 失 時 間 b そ の比較
3 ) レ ント ゲン解 剖に関す る観 察
i) 主 な門脈 系 各 分 枝の合 流ま た は分 岐角 度
a 門 脈本 幹と脾 静脈
b 門脈 本 幹と 上 腸間膜 静 脈 本 幹
C 門 脈本 幹と石 門脈 枝 d 門脈 本 幹と左 門脈 枝
e 右 門脈 枝と 左門脈枝 f 脾静 脈と上腸間膜 静 脈 本幹
ii) 位置
a 主 な門脈 系 各 分枝の分 岐または合 流 部 b 脾静 脈及 び上腸間 膜 静脈 本 幹の合 流 部と椎
体の位 置 関係 ii り太さ
a 造 影 方法 別 門 脈 系 各 分枝の太さ b その比較
成 績
1 造影能につい ての調査 成 績 1 ) 造影 方 法別 門 脈 系 各 分枝の造 影 能 i) C・ A.(表3, 図 1)
門脈本 軌 肝内門 脈 枝を除く門 脈 系 各分 枝の描 出 頻 度のう ち もっと も高いものは脾 静脈の1 0 0 % であ りt
表3 門 脈 系各 分枝の造影 能 (C.A .)
部 位 描 出 頻度 (%)
最大 末 梢 分岐 数
M S Ma x M うn
P.丁. 1 0 0
R.P.B. 1 0 0 4.9 0 1.0 9 ロ l
L.P.B. 1 0 0 3.1 0 0.8 7 ロ l
U.P. 9 6.9 S pl.V. 1 0 0
L.G.∀. 8 9.2 3.1 8 0.7 0 5 2 R.G.〉. 2 3.0 2.0 0 0.5 3 ロ l
L■.G.E.V. 5 2.3 2.7 2 0.6 4 4 ロ
R.G.E.V. 9 5.3 2.4 6 0.9 6 4 l
G.D.V. 1 3.8
P.D.V. 2 0 .0 1.7 1 0.4 8 5 l
C y.〉. 0
S.P.V. 3 5.3 2.2 0 0.8 9 4 l
S.T.V. 9 8.4 3.3 2 0.8 2 ロ l
Ⅰ.T.V. 9 8.4 3.0 7 0.9 2 ロ l
S.G.V. 3.0 2.0 0 0.8 1 3 l
図1 腹 腔動 脈 造影の正常 門 脈像
もっ と も低いものは 胆喪静 脈の0 % であっ た. 左 右 門 脈 枝の描 出 頻度は 左右と もに1 0 0 % と同 等であ る が.
最大 末 梢 分 岐数は右 門 脈枝が 4.9 ±1.㈹ であ り 左 門脈 枝は 3 .1 ±0.8 7 と石 門脈 枝の方が左 門 朕 枝より も高かった. な お 門脈 系静 脈で は ないが 肝静 脈の描 出 が 6 5 例 中2 例( 3 %) にみ ら れ た.
ii ) S.M .A.(表4. 図 2)
門 脈 本幹, 肝内門 脈枝を除く門脈 系 各 分枝の描 出頻 度のう ち もっ と も高いものは上腸 間 膜 静脈 本 幹の1 0 0
% であ り,もっ と も低いものは中結腸静脈の2 3 % であ り他の上腸 間膜 静脈 各分 枝に比 して も か な り低かっ
2 9 0
た.左 右 門脈 枝の描 出頻 度は左 右と もに9 5.8 % と同等
で あ る が, 最大 末 梢 分 岐数は右門 脈 枝が 4.2 3 ±1 .03 であ り 左門脈 枝は 2.8 2 ±0/8 8 と石 門腑 枝の方が左 門 脈 枝よ り も高かった.
iii ) D. ‑ S.M .A .(表5,図3)
門脈 本 幹, 左 右 門脈 枝‑ Umb ilic al point にお け る 左 門艦 枝(pa r s u mb ilic alis), 上腸間 膜 静 脈 本 幹.空腹 静 脈 達也 技. 右 結腸静 脈の描 出頻 度は 1 0 0 % であ り. 上勝間 膜 静脈 各分 枝の描 出 頻度も中結腸静 舵の 4 3.8
% を除い てすべて9 4 % 以上と高かった.左 右 門 脈 枝の 描 出頻 度は左 右と もに1 00 % と同 等であ る が. 最大 末
表4・ 門脈 系 各分 枝の造 影 能 (S.M .A.)
部位 描 出頻度 (射
最 大 末 梢 分肢 数
M S Max 冊n
P.T'. 1 0 0
R.P.B. 9 5.8 4.2 3 1.0 3 6 2 L.P.B. g 5.8 2.8 2 0.8 8■ 5 2
U.P. 9 5.4 5.M.V. 1 0 0
P.J.V. 9 2.3 2.4 7 0.9 8 4 l
D.J.V. 8 0.7 2.6 6 1.0 8 4 口
P.Ⅰ.V. 5 7.6 2.0 0 1.0 0 4 ロ
p.Ⅰ.V. 6 5.3 2.0 0 1.0 0 4 l
‡.C,V. 9 2.3 2.5 5 1.1 3 4 l
R.C.V. 8 ヰ.6 2.5 8 0.6 1 3 ロ
M.C.V. 2 3.0 1.6 6 0.5 ア 2 l
図2 上勝 間膜 動 脈 造影の正 常 門脈 像
梢 分 岐数は右門脈枝が 6 ±0 .7 3 であ り 左門脈枝は 4.1 8:ら1.2 7 と右 門 脈 枝の方が左 門脈 枝よ り も高かっ
た.門脈 系 静脈では ないが 肝静 脈の描 出が 1 8例 申1例 ( 5.5 % ) にみ ら れ た.
2 ) 造影 方 法 別造 影能の比較
i) 造 影 方 法 別 描 出 頻 度と 最大 末 梢 分 岐 数の比較( 表 6)
門脈 本 幹, 左 右 門 脈 枝. Umb ilic al point にお け る 左門 朕 枝の描 出 頻度と最 大 末 梢 分 岐 数は D. ‑ S.M.A,
が もっと も高く, つ い でC .A.,S.M .A.の順であっ た.
そ の他の分 枝でも D. ‑ S.M.A. の方が S.M .A. よ り も
表5 門 脈 系各 分 枝の造影 能 (D.‑S.M .A.)
部位 描 出 頻 度 ( 射
最 大 末 梢分 岐 数
M S Ma x Mうn
P.T. 1 0 0
R.P.B. 1 0 0 6.0 0 0.7 3 7 ロ
L.P.B. 1 0 0 4.1 8 1.2 7 7 ロ
U.P. 1 0 0 S.M.V. 1 0 D
.
P.d.V. 9 4.4 4.0 0 0.6 7 5 3 D.J.V. 1 0 0 4.4 2 0.9 3 6 3 P .Ⅰ.V. 9 4.1 4.4 2 0.9 7 6 ロ
D.Ⅰ.V. 9 4.1 4.0 0 1.4 1 5 3
Ⅰ.C.V. 9 4.1 4.4 0 0.5 4 5 4 R.C.V. 1 0 0 4.0 6 0.7 9 5 3 M.C.V. 4 4.4 3.0 0 1.2 2 5 l
図3 血管 拡 張 剤を併用 し た 上腸 間 膜 動 脈造影の正 常 門 脈像