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○ 論 文 審 査 の 要 旨

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Academic year: 2021

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論 文 審 査 の 要 旨

報告番号 甲・ 3041 笹沼 靖子

論文審査担当者

主査 吉田 仁 教授 副査 村上 雅彦 教授

副査 瀧本 雅文 教授

(論文審査の要旨)

著者らは近年重要性が報告されている潰瘍性大腸炎(UC)の寛解期粘膜の評価について,そ の有用な方法を検討・確立するため本研究を立案した.寛解期(Mayo 0,1)の全大腸炎型及 び左側結腸型 UC 52 例 312 か所を対象とし Narrow band imaging(NBI)を用いた粘膜の血管 構造による分類を作成し粘膜治癒・再燃についての有用性を検討するため下記を目的とし て研究を行った.

まず NBI 拡大所見(BV-H, BV-BB, BV-V)と通常光(瘢痕の有無)を比較し,次に各部位の NBI 拡大所見と病理組織学的所見を比較検討した.また NBI 拡大所見の BV-H, BV-BB 間で 1 年後の再燃の差を検討した.

検討の結果,通常光にて瘢痕無で BV-BB を呈したのは 37%,瘢痕有で BV-H を呈したのは

35%であった.通常光と NBI 拡大所見には乖離があり拡大観察の必要性が考えられた .生検

の組織学的検査では,BV-H,BV-BB で活動性がなく(12/292,8/299),BV-Vで活動性があり

(27/33,81%),拡大 NBI との間に有意な相関がみられた(p<0.001).観察 1 年後に BV-V へ変化したBV-H,BV-BB の結果比較を行い,odds比は 14.2であった(95%CI,3.3-60.9).

本研究は UC経過観察において NBI 拡大観察が粘膜の組織学的活動性 とよく相関しその後の 予後も予測できる可能性を示唆しており,学術上価値がある研究で学位に値するものと判断し た.

論文題名:Narrow band Imaging Efficiency for Evaluation of Mucosal Healing/Relapse of Ulcerative Colitis

(潰瘍性大腸炎の寛解・再燃に関する拡大 NBI 所見の有用性)

掲載雑誌名:Endoscopy International Open, vol.6 No.5 P.518-523 2018年

(主査が記載、500字以内)

参照

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