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論 文 審 査 の 要 旨

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Academic year: 2021

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別紙1

論 文 審 査 の 要 旨

報告番号 3117 川田 尚人

論文審査担当者

主査 本田 浩一 教授 副査 大塚 成人 教授

副査 松山 高明 教授

(論文審査の要旨)

レーザーマイクロダイセクション(LMD)と質量分析法(LC-MS/MS)を用いた病理検体から の蛋白質解析(LMD LC-MS/MS)は、腎臓病学において異常蛋白沈着症で適用されているが、

糸球体腎炎ではあまり活用されていない。本論文はこの手法を糸球体腎炎に適用し、診断 や病態の解明に役立てることを目的とした。

対象はIgA 腎症5 例、膜性腎症 5例で、移植腎 5例(0hr 生検、1hr 生検)を対照とした。

パラフィン切片からLMD で糸球体を切離し、蛋白成分を LC-MS/MS で解析した。IgA 腎症で IgA1 C3、膜性腎症では IgG1 IgG4 などの沈着蛋白の上昇を認め、膜性腎症では原

因抗原のPLA2R の上昇も検出された。病態関連蛋白として、IgA 腎症と膜性腎症の両群で、

蛋白合成に関わるElongation factor、酸化ストレスや細胞増殖に関連する Peroxiredoxin Heat shock protein などの蛋白が増加していた。

これらの結果は、LMD LC-MS/MSによる蛋白質解析を糸球体腎炎の診断や病態の解明に応 用した新たな知見で、高い学術的価値を有し、学位論文に相当すると判断した。

論文題名:Proteomics of human glomerulonephritis by laser microdissection and liquid chromatography-tandem mass spectrometry.(レーザーマイクロダイセクシ ョンと質量分析法を用いた糸球体腎炎における蛋白質解析)

掲載雑誌名: Nephrology 2019年(Nov.9).doi:10.1111/nep.13676. PMID:31707756

(主査が記載、500字以内)

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