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慢性副鼻腔炎の実験的ならびに臨床的研究 第1編 実験的研究

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(東女医大誌 第32巻 第10号頁369−382  昭和37年10月)

〔原 著〕

慢性副鼻腔炎の実験的ならびに臨床的研究

第1編 実験的研究

東京女子医科大学耳鼻咽喉科学教室(主任 岩本彦之熊教授)

    大学院学生黒坂掬子

      クP    サカ     キク    コ

(受付  野召禾日37年8月2日)

         目 次 工.緒 言

丑.実験材料ならびに実験方法 皿.実験成績

 A 臨床症状

 B 病理組織学的所見

 1) 上顎洞内感染による洞の組織学的変化  2) 固有鼻腔感染による洞の組織学的変化  3)上顎洞注入および固有鼻腔塗布の併用による    感染洞の組織学的変化

 4)上顎洞自然孔を閉塞して排泄障害を起させた    洞内感染による洞の組織学的変化

IV。総括ならびに考按 V.結 論

        1.緒  言

 慢准副鼻腔炎は耳鼻咽喉科領域において重要か っ難治な疾患の一つで,その原因は各分野から検:

索しっくされているにもかかわらず,多くの問題 を残したままi現在に至っている.

 鼻腔および副鼻腔の炎症は一度罹患すると慢性 化の傾向にあり,臨床所見が治癒した状態でも組 織学的にはしばしば病変が認められることがあ

る.

 組織学的にも臨床的にも急性炎症がいつ慢性に なったと言い表らわすべきかは容易でなく,西端 は上皮化生,結合織の高度の増殖,Polyp, Cyste

の高度な発生,骨病変の高農園はだいたい慢性炎 の特徴とみており,Hajekは組織学的には急性,

慢性はほとんど同様の所見であるとし,Oppiko−

fer, Zarniko,片岡は両者の鑑別に臨床所見を重 要親している.

 副鼻腔炎の慢性化は和田,三好らは反覆せる細 菌感染を,Grove, Br◎wn らは細菌性アレルギ ーによると述べており,Hanselや白川らはアレ

ルep  一一説を, Van Alyea27)は解剖攣的構造が原

因として起る分泌物排泄障害を28),Mendanca は粘膜線毛上皮細胞の機能障害により生ずる分泌 物貯溜論を,仁保は骨炎が主な原因としている23).

 粘膜病変については実験的,臨床的に多くの研 究をみるが,骨病変についてはその数も少なく,

結論もすべての副鼻腔炎に骨病変を認めるもの や,あるいは認めないとするものがあり,粘膜と 骨病変の関係に関する見解はまちまちである.

 著者は家兎の副鼻腔について洞内感染と固有鼻 腔内感染を行なって,冬々の方法による副鼻腔炎 の組織単的観察により粘膜病変と骨病変の関係に ついて柳か知見を得たので報告する.

    H.実験材料ならびに実験方法  実験材料

 本実験には家兎の上顎洞と飾骨洞を使用した.家兎で は上顎洞は解剖学的には固有上顎洞とMarSupium(Be−

nsley, Kelemen)とから成っており,排泄孔はMarsu−

piumからEthmoturbinal⑭精骨甲介)の間に開口し Kikulgo KUROSAKA (Department of Otorhinolaryngology, Tokyo Women s Medical College): Expe−

rimental and clinical studies of chronic sinusitis. Part 1. Experimental study.

一 369 一

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ている.経皮的に注入する場合はMarsupiumは表在 性にあるのでこの腔を使用する場合が多い.簾骨洞は人 間筋骨洞と異なり,Ethmoturbinalによって囲続され た開放性の間隙で完全に空洞化しておらず,甲介状の隆 起として認められる22).この樹枝状節骨洞は呼吸部後部

と嗅部前部.中央部を中.心に観察した.

 実験家兎総数は18羽,体重約2㎏の健康白色家兎を用 い各々飼育箱を劉にした.

 使用菌は臨床上人副鼻腔炎川内膿汁より検出率の第1 位を占めているインフルエンザ菌と溶血性連鎖球菌.黄 色ぶどう球菌5)6)24)25)36)の3種類で,東京女子医科大学 細菌学教室より分与されたものである.

 実験方法

 1) 洞内感染.左側内皆部眼窩縁より下方約1.Ocmの 部に経皮的に:太い注射針の先をやX下方に向けて穿刺

し,空気を吸引して洞内にあることを確認後立浮游液を 1.Oml注入した.

 2) 固有鼻腔感染.巻綿子を菌浮游液に浸し固有鼻 腔粘膜を2〜3回摩擦して軽い出血をおこさせ菌液を塗 布した.

 3)洞内感染と固有鼻腔感染.実験1)と実験2)を同一 家兎に同時に行なった.すなわち菌浮游液の洞内注入と 固有鼻腔粘膜塗布を行なった。

 4)上顎洞自然孔閉塞と洞内感染.左側上顎洞を開放 して洞粘膜を損傷し上顎洞自然孔をパラフィンで閉塞し て。顔面術創が治癒レてから菌液注入を実験1)の如くに 行なった.

 菌浮游液は菌の毒力に応じ黄色ぶどう球菌は3mg/

m1,溶血性連鎖球菌(以下溶連菌と略す)は4mg/ml,

インフルエンザ菌は8mglm1の生理的食塩水浮游液を 用いた。いずれも右側上顎洞,節骨洞は対照とし.左側 上顎洞.簾骨洞にっき実験を行なった.

 実験期間は19日間から250日間にわたり.約30〜40日 間隔で断頭した.

 頭部を眼窩下縁に沿って口蓋と垂直に鋸評し.10%ホ ルマリン液に3〜4週間固定後,謙譲,脱脂(アセト ンりを行ない,Plank&Rychloの法にて48〜60時間脱 灰し.パラフィン包埋を行なった.組織は上顎洞を目標 にして写真(1)(2)(3)の部分をとり,8〜10μの5〜

6枚の連続切片標本を作製し.カラッチ氏ヘマトキシリ ン・エオジン染色ならびに:PAS染色2)を行なった3)4。).

        皿.実験成績  A,臨床症状

 実験(1)洞内感染群.No.2,3,6,11の4例であ る.処置後2〜3日間は血性漿液性鼻漏が続いた が,次第に鼻漏の流五は止まり,鼻腔は正常の湿 潤性をとり戻していた.持続的鼻漏を認めるまで には,3〜5日間隔で菌浮游液の聡智注入を繰返

した.溶連菌使用家兎では約16日目,インフルエ ンザ菌使用家兎では約20日目に鼻漏流出がみられ た.しかし1週間位放置しておくと鼻漏は次第に 少量となり全く認められなくなる例もあって,自 然治癒におもむく傾向をみた.鼻漏は漿液性から 粘液性に変化して行った.注入部位に皮下膿瘍を おこした例もあったが,5日位で消退した.洞内 膿汁は常に認める事ができず,各家兎によって異

なるが,持続的鼻漏をおこしてから10日目に多く の場合膿性分泌物を吸引する事ができた.

 実験(2)固有鼻腔感染群No.1,5,9,16,8,7 の6例である.処置後約4日間は鼻入口部の湿潤

と軽度の発赤があり,少量の漿液性鼻漏が処置後 2日間位認められた.持続的鼻漏は10日目位に始 まり,次第に粘液性鼻漏になった.鼻腔内塗布は 洞注入の場合よりも病数を多くし,2日間隔で行

ない,次第に間隔を延長していった.鼻漏開始は 家兎によりだいぶ異なり,早いもので処置7日

目,遅いもので26日目に認めた.粘液性鼻漏を実 験(1)群よりも早期に認め,固有鼻腔粘膜の炎症 は副鼻腔よりも容易に起こりやすいように考えら れる.洞内膿汁貯溜は処置後2Q日〜30日経過して 吸引されたが,No.16は短期間のため洞内分泌物 貯溜をみなかった.長期間の実験例では1週間毎

に血忌膿汗を吸引することができた.

 実験(3)直面感染と固有鼻腔感染群,No.10,

17の2例である.処置は3日目毎に行ない,実験

(1)群でみられたように鼻漏はNo.10では17日,

No.17では26日目に認め,両者共に白色粘液性 鼻漏であった.持続的鼻漏は鼻漏の開始をみてか ら,2〜3回の処置後にみられ,面内出馬貯溜も 認められた.実験(2)群でみられたように鼻入口 部の湿潤,発赤が初期に認められた.本実験例で は膿筆硯漏のことが多く,洞内膿汁貯溜が比較的 早期に起つた.

一 370 一

(3)

3

 実験(4)洞自然孔閉塞と洞内感染群。No.12,

15,4,14,13,18の6例である.頬部の術創は 術後5H間は腫脹を認めたが7口目には完全に治

癒した.

 術後血群侶聖旨漏をみたが,次第に少量となり 5日目には鼻漏を認めなくなった.

 術後10宣して実験方法(1)の要領で1週間に1 回の注入を行ない,次第に注入間隔を延ばして行

き,1ヵ月1回の注入で常に膿性鼻漏を認めた.

口内膿汁貯溜は持続的鼻漏を認めない前から少量 吸引することができたが,常に洞内に分泌物を認 めることはできず,7日目毎に洞内膿汁貯溜を認 め,膿汗は粘稠性で時には悪臭を伴なっていた。

 細菌感染を起こさせるために3種類の菌を使用 し,鼻漏あるいは洞内面面の培養を経過を追って 行なったが,いずれの場合もProteusを大部分検

出し,細菌学的立場からこの3種類の菌の病原性 力洛々の炎症の起炎菌として証明し難かった.組 織像でも各々の菌による炎症の特異的所見を認め

られなかったので菌種別による考察は除外した.

 :B.病理組織学的所見  実験(1) 洞内感前群  No.2(30日目)

 肉眼的所見:上顎洞に分泌物の貯溜を認めな い.飾骨洞にも分泌物の付着を認めない.上顎洞 粘膜は弾力性のある薄い粘膜であり,面骨洞粘膜

も薄く,充血は認められない.

 組織学的所見:上顎洞ならびに硬骨洞粘膜は,

骨膜層に結合織細胞が僅かに多く認められ,腺腔

.の拡大を一部にみられる他は正常粘膜像と同所見

一であった.

 No.3(60日目)

 肉眼的所見:白色粘液性鼻漏があり,.ヒ顎洞よ り粘液性分泌物を約0.2cc吸引した.飾骨洞にも 粘液性分泌物の付着を少量認めた.顔面骨壁は異 常所見をみなかった.

 組織学的所見(写眞6):上顎洞ならびに箭骨 洞粘膜においては細胞浸潤は全く認められなかつ 一たが,上皮下層に浮腫を,上顎洞粘膜に軽度,第 骨洞粘膜に中等度に認めた.戸戸洞粘膜ではその

他腺腔の拡大を伴なって分泌活動が中等度にみら れた.骨所見では両老に骨髄の線維化rdS 一・部に僅 かにみられ,脂肪細胞を比較的多く認めた.両骨 壁に所々に吸収像と新生像を認めた.

 No.11(74日目)

 肉眼的所見:黄色粘液性鼻漏を認め,上顎洞内 から黄色膿汁を約0.4cc吸引し,飾骨洞にも粘液 性分泌物の付着を認めた.上顎洞顔面側面壁は厚 く,粘膜は薄く弾力性があり剥離し難い.飾骨洞 粘膜はやや浮腫陸であった.

 組織攣的所見:上顎洞粘膜は上皮下層にリンパ 球の浸潤カミ巣状にみられ,プラスマ細胞もその周

囲にみられた.飾骨洞粘膜にも僅かにリンパ球や プラスマ細胞の浸潤があったが上皮層では余り変 化を認めなかった.結合織細胞が腺層から骨膜層 に多くみられた.浮腫は全般的に軽く分泌活動も 上顎洞粘膜では僅かに認める程度で,洞内分泌物 貯溜をみた割合には炎症像は軽度であった.

 No.6 (18日目)

 肉恨的所見:白色粘液性鼻漏を認め上顎洞内膿 汁を少量吸引し得た.舗骨洞にも少量の粘液[生分 泌物の付着をみた.上顎洞顔面側骨壁はやや青色

を呈し比較的薄かった.

 組織学的所見(写眞7):両洞粘膜に円形細胞 浸潤は殆んど認められず,上皮下層の軽度の浮腫

と腺層に結合織細胞と組織球を軽度に認めた.線 毛の欠損カミ所々にみられ,特に上顎洞底部に多か

った.

 心骨所見では骨髄の脂肪細胞が著明で,骨皮質 ではハーヴェルス氏管内よりと骨膜下層よりの吸 収像があり,飾骨洞骨壁には所々に新生像もみら

れた.

 実験(2) 固有鼻腔感染群  No.16(19日目)

 肉眼的所見:死亡如露漏は認めず,両洞に分泌 物をみなかった.

 組織学的所見:両洞粘膜は浮腫が=全層にみら れ,円形細胞浸潤が粘膜下層,腺層にみられ,な かでもプラスマ細胞は腺腔拡大せる腺周囲に著明 に浸潤していた.リンパ球は箭骨洞粘膜の方に多

一 371 一

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くみられた.上皮細胞間に杯状細胞の増加があ り,腺腔の拡大や分泌活動充進像を呈していた.

結合織細胞の増加もあるrdi 全体として浮腫型であ る.腺腔内の分泌物や腺細胞の胞体内にPA.S陽 性のものを認めた.

 骨所見では両骨髄に脂肪細胞の増加と線維化を 所々に認めた.肩骨壁に著明な吸収像,新生像が 共存して認められた.

 No。5(24日目)

 肉眼的所見:両洞内分泌物を認めない.両粘膜 は紙状に薄く充血等もなかった.

 組織学的所見=両洞粘膜は結合織細胞と組織球 が僅かに認められる他は基質における炎症性変化 はみられなかった.上顎洞粘膜に上皮層から上皮 下層にかけて一部に壊死が認められた.

 No.1(32日目)

 肉眼的所見:仙洞の分泌物を認めない.両粘膜 は正常粘膜と同じ所見である.

 組織学的所見:No.5と同様に炎症性変化は殆 んどみられないが,上顎洞粘膜に線毛の欠損が所 々に認められ,上皮細胞間の杯状細胞の僅かな増 加と,上皮細胞が一部扁平化している所見があ

る.飾骨洞粘膜では浮腫が軽度にみられた.

 NG.8(100日目)

 肉眼的所見:鼻入口部は湿潤であったが鼻漏は なかった.上顎洞内に淡黄色粘液性分泌物が少量 貯溜していた.白骨洞にも粘液性分泌物の付着を 認めた,両粘膜は容易に剥離された.

 組織学的所見:両洞粘膜は分節核球の浸潤はみ られないが,リンパ球が上顎洞粘膜では上皮下層 に巣状にあり,飾骨洞粘膜では濾胞形成あるいは 小結節を呈していた.プラスマ細胞は上顎洞粘膜 よりも蛇骨洞粘膜に多く認められた.線毛の欠損 と分泌活翌が肩骨洞粘膜に軽度にみられ,全般的 に僅かに炎症像を認めた.

 No.9(130日目)

 肉眼的所見(蝶蝿10,11):鼻漏は死亡時認めな かったが上顎洞内より膿汁を約0.2cc吸引した.

飾骨洞には分泌物の付着を認めなかった.上顎洞 顔面柳綱壁はやや青色を帯び旦較的薄かった.

 組織学的所見:両洞粘膜は浮腫を伴なって上皮:

下層に細胞浸潤があり、腺層から骨膜層に結合織 の増生がみられ,組織球も比較的多く認められ

た.

 線毛の欠損は両者に同程度にみられたが,分泌 活動は心骨洞粘膜に強く,上皮細胞の欠損が所に

より認められた.飾骨洞粘膜は上顎洞粘膜より魁 やや炎症性変化がみられた.固有鼻腔の炎症の直 接影響によるものと思われる,全般的に細網一組 織球系に属する細胞の動きが認められた.

 骨所見では両者の骨髄に所4に線維化と,骨皮 質に箸明な吸収並びに新生像がみられた.特に上 顎洞骨壁は著明でOsteoidが出来ており,一部 に石灰沈着が認められた.

 No.7 (250日目)

 肉眼的所見(二品8,9):漿液性鼻漏がみら れ上顎洞内に粘液性分泌物を少量貯溜していた.

飾弓洞にも粘液性分泌物の付着を認めた.

 組織学的所見:両洞粘膜は浮腫は僅かである が,分節核球を混じた細胞浸潤がみられ,節骨洞 粘膜ではリンパ濾胞やリンパ球の集団を所々に認 めた.上皮細胞は丈が高く分泌活動も盛んにみら れ特に二二洞粘膜に著明であった.

 三二の骨髄の変化は著明で飾骨洞では線維化を 伴いながら脂肪細胞が多く,骨髄が脂肪細胞で包

まれているような型を呈している.骨皮質では両 三に吸収像と新生像が著明みられるが,飾弓二三 壁では粘膜の病変に比して軽度であった.

 実験(3)二二感染と固有鼻腔感染群  No.17(40日目)

 肉眼的所見(写眞13):粘液性鼻漏を少量認.

め,両洞にも少量の分泌物をみた.

 組織学的所見=両洞粘膜の全層に浮腫を著明に 認め,基質層の変化は比較的活発な炎症性細胞の 活動をみた.上皮層においても線毛ならびに上皮 細胞の欠損を認めた.

 両者の骨皮質は細胞浸潤を呈する粘膜に覆われ た部分に署明な新生像があり,吸収像も所々にみ られたが,新生像に比して少なくなかった.骨髄 腔では一部に線維化カミあるが,腔内には細胞浸潤

_3ア2一

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5

や軽度の充一血像がみられ,骨髄炎を呈していた,

 No.10(190日目)

 肉眼的所見(写眞12):漿液性鼻漏を認め,両 洞に僅かに粘液性分泌物をみた.

 組織学的所見:両洞粘膜の細胞浸潤は極めて軽 度で,骨膜層の結合織の増生が著明にみられ,線 維型を呈していた,

 骨所見では両者の骨髄に線維化を認め,骨皮質 1は一部に新生,吸収像が連続し,所々に骨層板の

・紋理の不明瞭な部分があり,陳旧性の所見を呈し ていた,

 実験(4)洞自然孔閉塞と洞内感染群  No.13(60日目)

 肉眼的所見(写眞14):鼻漏を少量認めたが上 顎洞内に分泌物の貯溜をみなかった.里謡洞には 二粘稠性分泌物の付着を僅かに認めた.上顎洞顔面

壁は既に骨増殖による完全な骨壁を認めたが,一・

小部分に肉芽組織の形成をみた.

 組織学的所見:両洞粘膜は軽度な浮腫と骨膜層 の一部に線維化を認めたが,上皮下層に著明な炎 症性細胞浸潤がみられ,全体として浸潤型を呈し

ていた.上顎洞粘膜骨膜層に中等度線維化の部分 の骨壁は吸収像が多く,他の部分では新生像を多

く認めた.

 No.ユ2(90日目)

 肉眼的所見:淡黄色粘液性鼻漏が少量みられ

た,上顎洞から約O.・1・cc粘瀦生分泌物を吸引し,

飾骨洞に少量の分泌物を認めた.骨顔面壁は一部 に強靱な結合織の増生がみられたが,大部分は骨 組織で形成されていた,

 組織学的所見:両粘膜の上皮下層におけるリン パ球の浸潤は著明で,特に飾骨洞粘膜では所々に

リンパ濾胞を形成していた.分節核球は毛細血管 周囲に多くみられたが,拡大せる腺群の周囲にも 軽度に認められた.上顎洞粘膜の線毛の欠損が所

々にみられ,上皮細胞の欠損もある一一方,扁平化 した細胞増殖も認められた.上顎洞底部に分節核 球を混じた分泌物の付着部は,核の多陽性と結合 織細胞の増生を認めた.

 なおその部の骨皮質は骨膜の結合織に吸収され

ている像がみられた.

 No.18(180日目) (写真15,16)

 肉眼的所見:漿液性鼻漏が長期間に亘ってみら れた.上顎洞から粘液性分泌物を少量吸引した ヵミ,籟骨洞では分泌物の存在が不明であった.骨 細面壁は骨欠損部に結合織の増生がみられた.

 組織学的所見:両洞粘膜の上皮下層に著明な浮 腫を認めた.円形細胞の浸潤は比較的軽度である が,毛細血管や増殖せる腺周囲にみられた。上顎 洞粘膜の上皮下層に出血巣がみられた.また上皮 層は分泌活動がみられポリープ状を呈している部 分もあった.上顎洞骨髄には著明な線維化カミ起こ

り,いわゆる骨髄線維症の所見を呈していた.両 骨皮質も吸収・新生が至る所にみられ,比較的激

しい炎症性刺激を受けている.

 No.14(220日目)

 肉眼的所見(写眞17,18):漿液性鼻漏を少量 認め,両洞にも少量の分泌物があった.骨顔面壁 は骨様組織で完全に閉鎖されていた.

 組織学的所見:上顎洞粘膜は上皮下層の一部に 分節核球を軽度に認めるが,リンパ球,プラスマ 細胞が高度に浸潤しており,結合織細胞も中適度 にみられ細網一組織球系に属する細胞の動きが認 められた.箭骨洞粘膜では上皮層から上皮下層の

一・狽ノかけて壊死を認めた.両洞骨皮質は全体に Balkenが貧弱で,太い部分と細い部分が著明で ある.また所により石灰沈着を認めた..ヒ顎洞骨 髄腔内に出血を認め骨髄炎像を呈していた.

 No.15(220日目)

 肉眼的所見:実験期間はNo.14と同じである が,溶連菌を使用したものである.白色粘液性鼻 漏を認め,上顎洞内に粘液性膿性分泌物を吸引し た.箭骨洞にも粘液Ek分泌物をみた.骨顔面壁は 骨様組織で形成されていた.

 組織学的所見(写眞19,20):聴感粘膜に浮腫:

がやや多くみられた.上顎洞粘膜ではリンパ濾胞 が所々に認められ,結合織細胞の増加が骨膜層に 中等度にみられ,飾骨洞粘膜よりも線維型への傾 向を認めた.

 両骨髄は粘膜の変化に比して線維化は軽度であ 一373一

(6)

るカミ,脂肪細胞は著明に増加していた.骨皮質は 両洞において全体が緻密な部分が多かった.揚所 により骨髄腔の出血巣があり,その部の骨膜層に 浮腫を認め,骨髄炎を呈していた.

 No.4(250日目)

 肉眼的所見(金砂21,22):鼻漏は認めなかっ たが,鼻入口部湿潤がみられた.上顎洞内膿性分 泌物を約・0.1cc吸引し,頭骨洞にも粘液性分泌物

の付着を少:量認めた.面訴面壁は四恩組織で形成 されていた.

 組織学的所見;童話粘膜は上皮下層ならびに三 層に分節核球の浸潤が多く,特に上顎洞粘膜では 素話にみられた.浮腫も上皮下層に多くみられた が,全体として浸潤型を呈していた.上顎洞粘膜 では上皮層の炎症性変化が表われており,添状細 胞の増加が目立ち,一部に壊死像がみられた.骨 組織は両面の骨髄が大半は脂肪細胞で占められて いるが,所々に線維化も認められた.骨皮質では 吸収・新生が盛んで骨の太い細いが著明になり,

したがって骨層板が非常に不規則である.所々に Osteoblastensaumが認められた.上顎洞骨組織

の一部に萎縮を呈していた.

      IV.総括ならびに考按

 前述した実験的慢性副鼻腔炎の組織所見を総括 的に表示すると第1表の如くである.

 家兎における実験副鼻腔炎の研究のヴちで興味 あるものに,藤村7)や矢富39)の上顎洞粘膜および 骨組織に関する所見,岡林29)の免疫とアレルギー の問題の中で,連鎖i球菌副鼻腔感染実験により感 染に際してみる各臓器の諸富,平池の血液学的組 織病理学的研究,坂井33)の黄色ぶどう球菌を使用

しての慢性副鼻腔炎の細胞病理学的変化,布村26)

の白色ぶどう球菌使用による慢性副鼻腔炎:の病巣 感染の組織学的検索があり,外国においてはEn−

10W5)らの細菌感染による急性期および慢性期の 研究,Linton, Neumoursらの細菌,ウイール

ス,睾丸エキス等の混合液注入によるエオジノブ 2リー,あるいは神経刺激又は外傷による洞粘膜 の胎勢ジノブaリーの研究等がみられるが,いず れも州内感染によるものである.

 家兎における実験副鼻腔炎は,病原菌に対する 抵抗が強く,炎症カミ起っても副鼻腔の解剖学的構 造や生体への反応が弱いため放置しておくと,自 然治癒の傾向がみられ容易に発病し難い.坂倉

は臨床的に慢性時期を6ヵ月以上,和田はユ年,

Manasseは数ヵ月と言っている.人間における ものと動物実験におけるものとで,急性・慢性期 の時期のみかたが著しく異なる。家兎における副 鼻腔炎の慢性期を,片岡13)は沃度注入群で7日,

ホルマリン群は41日,インフルエンザ群は15日,

ぶどう球菌群は13日,連鎖球菌群は10Hで粘膜に 高度の結合増殖をきたし,骨は増殖像を呈するこ

とを明らかにした.坂井33)は黄色ぶどう球菌使用 の副鼻腔炎について20日,}L£を急性期,80日迄を亜 急性期,それ以後を慢性期とみて,慢性化の特徴 として組織像はリンパ球の結節状三三,リンパ球 とプラスマ細胞の著しい増生,上皮細胞は背丈が 高くなり,または艦列化し,:PAS染色陽性物質

を胞体内に充すようになることを挙げている.

 薯者実験の感染方法の相異による副鼻腔炎の:炎 症像について考察してみる.

 実験(1)洞内感染群では,35日の例では上皮層 の変化も極めて少なく,線毛の欠損が上顎洞およ び飾骨洞に僅かに所rtにみられ,基質における所 見は殆んど正常粘膜と同所見であった.50日から 180日の3例では上皮下層の浮腫が軽度にみられ

るようになった.

 以上によってみると実験期間が長くなるにした がって腺層から骨膜層に至って結合織が増し,上 皮下層の一部にリンパ球の浸潤がみられるように なる.上皮層では線毛の欠損は軽度および中等度 にあり,分泌活動の傾向がみられるようになる.

骨組織は両洞骨髄に脂肪細胞の増加力面立っほか.

は骨皮質に吸収像がやS多く認められるのみであ

る.

 単なる洞内感染群は180日経過したものでさ え,著明な病変は認められなかった.これは注入.

された菌浮游液が直ちに排泄されてしまうため,

洞内貯溜により上皮細胞の線毛機能障害が起り難

一 374 一

(7)

1

1

第!表 感染群別による副鼻腔炎の組織所見総括表

実験方法

ζ1).門内感染 (2)固有 鼻腔感染 (3)澗着よ冠一・・ :(4)2自 然孔同門+洞内感染 使 用 菌. 溶連菌…

田干

イノ沸工ンザ 溶逢菌 溶連薗 溶連菌 溶連歯イン源ザ菌溶連菌 ノ刀レ1げ菌黄笥菌 溶連菌 7刀レエ7嫌溶重杯 黄葡菌 イフ刀匹ソ臓溶連菌 7刀レ層

No 2 i 旨 .3 11 6 16 5 1 ; 8 9 7 ア7 10 13. 12 フ8 14 15

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ていの日 1 2 32  . 3 2 o

副 鼻 腔 上1簿…1 上階 上}簿9

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註: 上(上顎洞)

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(8)

くなるためと思われる.

 実験(2)固有鼻腔感染群は,固有鼻腔感染によ る副鼻腔炎である.直接脳内菌浮游液注入した

(1)群よりも慢性炎症の変化が認められた.家兎 では自然の状態でも悪性鼻炎を起しやすいため,

この方法では鼻腔から副鼻腔への感染が波及し,

比較的高度な炎症所見カミみられたものと推察され る.粘膜の病変が高度になるに伴なって骨皮質の 吸収・新生が薯明になり骨髄は一部に線維化と薯 明な脂肪細胞の増加が目立った.家兎の鯖骨洞は 鼻腔に突出しているため,鼻腔内炎症の影響を直 接受けるので,節骨洞の方が上顎洞よりも炎症像 が強かった.

 実験(3)洞内感染と固有鼻腔感染群は,菌浮游 液の洞注入と固有鼻腔内塗布との両方法を同一 家兎に同時に行なったもので,(1)細意感染群・

(2)固有鼻腔感染群の臨床症状と比較すると,やは り(1)(2)よりも鼻漏や洞内分泌物貯溜が常時,

あるいは短い間隔のうちにみられた.組織像にお いても(1),(2)群と比較してみると,細網一組織 昼型に属する細胞の動きが著明である.骨組織は 骨髄の線維化が多く,骨皮質には骨層板の紋理が 不明瞭にみとめられ陳旧性変化を呈していた.

 実験(4)自然孔畔塞と洞内感細事は,上顎洞自 然孔を人工的に閉塞して経皮的菌液注入を反覆

し,分泌物の貯溜を図ったものである.最も短い 6Q日間の溶質追使用例において見られるように,

毛細血管の増殖や,その周囲の古い出血巣,リン パ球の集団,あるいは濾胞形成,プラスマ細胞の著 明な増加,骨膜層の結合織の増生,上皮下層から腺 層にわけて組織球の浸潤がみられ,上皮層におい ては線毛の欠損が所々にあり,上皮細胞の扁平化 と増殖,拡大された腺腔や洞内に白血球を混じた 分泌物貯溜がみられ,また腺細胞内にPA.S陽性 物質が認められた.骨組織では上顎洞,鼻骨洞に おいて同じような骨髄線維症の型をみせ,骨皮質 にも薯麗な吸収,新生像が共存しているのが認め られた。100日経過した例では粘膜の一部に壊死 像がみられ,太い線維組織の増生,毛細血管の増 殖等,肉芽増殖が起っているのを認めた.やはり

骨変化も薯明となって吸収・新生が至る所に生じ て骨皮質の太い細いが著しく,骨層板カミ不規則に なっており,所々に骨層板の紋理の不明瞭,ある いは石灰沈着がみられた.また上顎洞骨壁に軽い 骨髄炎を起しているのを認めた.

 自然孔閉塞後平内感染では,RUAgeが述べた ような所見がみられた.すなわち貯溜液によって 粘膜に二次的変化を生じ,純輝な粘膜像を消失し た組織所見がみられたが,劃然と区別することは 難しかった.しかし貯溜液による二次的刺激より 生ずる感染が,炎症の拡大と増悪を起して他の3 群よりも比較的高度な病変をもたらしたように考

えられる.

 副鼻腔炎の原因は種々あるが,副鼻腔の粘膜と 骨から成る複雑な構造を軽視することはできな い.こうした場所では分泌物の貯溜が最も悪条件

となり,線毛の活動が弱くなり粘膜は浮腫性に腫 脹し,局所的循環の諺滞は局所の出血と細胞浸潤

を起し,病変が拡大される.炎症は,浸出物を抱 えて洞孔が閉塞に近い状態では消退し難く,病変 を残したま、経過する.

Manasseは粘膜の急性期の激しい炎症性変化が 骨組織に及び,粘膜の病変カミ軽快してもなお骨組 織には急性期の骨破壊が続き,炎症が遷延すると 述べている.曝者の実験例についてみても骨組織

に急性期の病変が痕跡として認められた.

 更にManasseは急性炎と慢性炎における骨

変化は,急性期では骨一周管腔および骨髄腔に主病 変が起り,細胞浸潤,骨融解等への骨破壊へと進 む,この病変は周囲付属器,すなわち眼窩,頭蓋 内への炎症の波及径路になると言っている.これ らの骨組織は直ちに骨増殖が後続し,遂には骨組 織の吸収・新生像が共存することになり,慢性期 では急性期に比して少ないが,骨膜および骨組織 にも炎症像ぶ存し,しばしば肉眼的に萎縮を呈す る夕照においても,表面には造骨細胞がTapet を成して集落し,慢性炎の場合の骨病変は基本的 には増殖性の性質を有するものであるとしてい

る.

 高橋37)らは各副鼻腔の病理組織所見の特色を述

一 376 一

(9)

9

べ,骨病変は骨の周辺部軟部組織の炎症に関係す る.急性期の炎症性反応は二次的に徐ゼに慢性症 的傾向を有して来るが,それは繰返される慢性炎 症の刺激に作用され新生・吸収が行なわれる結果 で,遂には新旧の骨が混在したり,周辺に不全吸 取あるいは類骨組織が出現し,線維性変化カミ起っ

たりして周辺の結合織と密接な連絡をもつ.骨の 緻密化は骨の炎症性変化の修復機転の最終段階の

一つと考えられ,臨床的に意義あるものとしてい

る.

 本実験の成績から粘膜病変と骨組織の病変との 関係をみると,粘膜が軽度の病変でも骨には何ら かの多少なりとも変化が現われ,著明な慢性炎症 例ではManasseや高橋らの述べる如き骨変化を

認めた.

 Zuckerkandlは両者の関係について,粘膜病 変を化膿型と分泌型に分類し,Periostale K:no−

chenschuppenは両型にみられるカミ,主に化膿型 に多くみられたと言っている.Eggston3)は粘膜 が線維型の場合には骨増殖が認められる.大和田

は.ユ床例の四分野一に骨病変を見出し,粘膜が漫 潤型や浮腫型では骨吸収像を,線維型では骨新生 像を見たと述べている.天野ユ)は中等度以上の骨 新生は混合型に多く,次いで浸潤型で,他の粘膜 病型では骨変化は少ない.上顎洞蟻壁の病変に骨 破壊は87.8%にみられたと述べている.湯池は臨 床例中52%に鯖骨洞について病変を認めている.

 本実験成績では,人副鼻腔炎に比して軽度な病 変が多いため,諸家の組織所見の結果と一一・致をみ

ない点があるが,粘膜病変が浸潤型とみなされる 例の骨組織に,骨髄の線維化,骨皮質の新生像の 顕著な所見を認めた.

        V.結  論

 (1)慢性副鼻腔炎を白色家兎に実験的に発病 させ,組織学的に炎症性変化の相違を検索し,粘 膜病変と骨病変とを比較した.

 (2)著者の実験方法ではインフルエンザ菌,

溶血性連鎖球菌,黄色ぶどう球菌による攻撃に対 する組織学的差を殆んど認め得なかった.

 (3)実験方法の差による組織像の差は次の如

くであった.

 1.上顎洞内菌浮游液注入による感染群では,

炎症性変化は極めて軽く,殆んど正常像と大差を 認めなかった.

 2. 固有鼻腔内感染群ではやや病変がみられ,

飾骨洞の方が上顎洞よりも著明であった.

 3.上顎洞内感染と固有鼻腔感染を同時に行な った群では,臨床症状や組織像において比較的炎 症性変化が強かった.

 4.上顎洞自然孔を閉塞して排泄障害を起させ た洞内感染群では,最も炎症像が著明であった.

 (4)粘膜の炎症像を認める例では骨にも多少 変化を認め,粘膜の著明な慢性炎症像を認める骨 組織では,骨髄の線維化や骨皮質における骨層板 の紋理の不明瞭な所見を認めた.

 欄筆するに当り終始御懇篤なる御指導御校閲を賜わ った岩本彦之照教授,ならびに御教示御援助を戴いた病 理学教室松本武四郎教授,細面学教室平野憲正教授に深 謝致します.

        丈  献

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一 377 一

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一 378 一

(11)

11

黒坂論文付図(1)

家兎副鼻腔前額断面

(1).

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       1   .摩      . x mu−abD ...i  写真1 呼吸部後部

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    . ・e   写真3 嗅部前部 AはMarsupiumの自然孔

蒙、

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写真4 嗅部前部

一 379 一

(12)

黒坂論文付図(II)

写真5 正常家兎の筋骨洞粘膜と骨100×

!籔

i

翻翻.

写真7 1群.No.6 筋骨洞lllL擁壁の肥厚100×

写真6 1群.No.3    生!00×

筋骨洞 骨髄腔拡大と骨新

写真8 2群.No.7 骨新生と吸収100×

黛.

写真9 2群.No.7    部分100×

節骨洞骨髄線維化の著明な

懸灘

      騰

雛灘

響磯

.罐 写真10 2群.No.9 節骨洞骨の石灰沈着100×

一 380 一

(13)

13

黒坂論文付図(III)

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聾  L

写真11 2群.No.9 飾骨洞 軟骨の新生100×

 へて  て

蘇1……1

メ.蓋磐i移《

写真12 3群.No.10 上顎洞    明瞭100×

骨層板の窮理の組

写真13 3群。No.17 上顎洞

100 ×

骨髄腔拡大と出lfiL 写真14. 4群.No.13 上顎洞 骨髄脂肪細胞の増

加,粘膜上皮下層の浮腫 100×

写真15 4群.No。18 筋骨洞    骨髄腔拡大100×

杯状細胞の増加,

護膨囁1;碁

監….

鎌鑛.麟、

写真16 4群.No.18 結合織増生100×

一 381 一

(14)

黒坂論文付図(IV)

糞螺

難箋

写真17 4群.No.14.節骨関脇の石灰沈着iOO× 写真18.4群.No.14 飾・旨洞 骨新生と吸収100×

写真19.4群.No.15 自吊骨洞粘膜PAS染色     PAS陽性を認める. 100×

写真20.

4群.No.15 上顎洞粘膜 細血管の増生100×

蟻黙

リンパ濾胞毛

  t   t

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写真21 4群.No.4 上顎洞

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隣◎ 騨

粘膜の細胞浸潤と 写真22 4群.No.4 筋骨洞骨新生と吸収100×

一382一

参照

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