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Thepur po s eo ft hi ss t udywa st oi nve s t i ga t et hede ve l o pme nto fmi ndi nar e t a r da t e d c hi l d.

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(1)

秋 田大学教 育学部研 究紀要 教 育科学部 門

4 7 pp・ 2 7‑4 0・ 1 9 9 5

ダ ウン症児 の内面 の発達 に関す る研究

一連絡帳の分析 を通 して一

A St udyont heDe ve l opme ntofMi ndi naChi l d w

it hDown' sSyndr omet hr o ught heAnal ys i sof Communi c at i onNot e bookbe t we e nMot he randTe ac he r

Ka z uoKoNNO

Thepur po s eo ft hi ss t udywa st oi nve s t i ga t et hede ve l o pme nto fmi ndi nar e t a r da t e d c hi l d.

Thes u b j e c twa saboywi t hDo wn' ss y ndr ome .Hei se nr ol l e da tanor male l e me nt a r y s c hool .Hi smot he rhaswr i t t e nhi sut t e r a nc e si nt oc o mmuni c at i o nnot e bookbe t we e nmo t he r a ndt e a c he ral mo s te ve r yday.Tho s eut t e r a nc e sd ur i ngf ourye a r sf r o m e nt r a nc ei nt oa s c hoolwe r ea nal ys e d.

Ic o ul df o unds e l f ‑ c o nt r ol ,i nd e p en de nc e ,s el f ‑ C o g ni t i o n,p l a nni ng,o t he r ‑ co nt r o l ,o t he r ‑ C o gni t i on,andf e e l i n gasdo mai no fmi ndi nt hes u b j e c t .Thed e ve l o pme nt alpr o c e s so fe a c h do mai nd ur i ngf ou rye a r swasc o n丘r me d.

Ⅰ .は じ め に

人間には内面 (心) とい うものが あ り, それ は人間の行動 (た とえば発話, コ ミュニケー シ ョン,学習,遊 び行為) を根底 で支 えてい る。

内面は複雑 多様 な ものであ るが, それには例 え ば自己統制 (が まん した り,逆 にがんば った り して自分 の行動 を意識的に コン トロール しよ う とす る心), 自立 (人か らの援助 を拒み 自力で行 動 しようとす る心), 自己認識 (自分 につ いての 理解),価値観 といった領域が含 まれ よう。また, 感情 も, 内面の欠かせ ない領域 であろ う。

別府

( 1 99 3)

1

)

は, あ る自閉症幼 児におけ る, 一人では楽 しめ るのに仲 間が入 る とプー ルか ら 出てプー ルサ イ ドを うろ うろす る行 動 につ い て,「‑ したいけ どで きない,で きないけ ど‑ し たい」 とい う 「‑・したい」意欲 を伴 った前向 き の心の揺れ (葛藤)の育 ちに よる もの と捉 える などして, 自閉症 児の行動 の奥底 にあ る内面 を

見つ め るこ との大切 さ を指摘 して い る。清 水

( 1 9 9 4)

2

)

は, 自由遊 びや共 同製作 といった生活 場面 での言葉 を分析す るこ とに よ り,聴覚障害 幼児におけ る自発性,共感性,協調性, 自律性 といった心 の育 ちを捉 えるこ とを試みている。

Ke manら ( 1 9 8 9)

3

)

は,「なん とか して 自尊心 を 守 りたい」 とい う気持 ち (つ ま り自己感情 の育 ち)が, 自分 の得 意 な話題 に会話 を無理 に もっ てい く, 当面の話題 に関係 の ない話 をい きな り す るといった,健常者に不快や戸惑 いを もた ら す ようなコミュニケー ション行 動 を精 神 遅 滞 者 に 多 くもた らして しまって いる, と指 摘 して いる。

こ うして, 障害児の行動 について,子 どもの 内面のあ りようや発達 との関連 で捉 えよ うとす る研 究や, その行動 か ら内面 の発達 を探 ろ うと す る研究が見受 け られ るが, その数 は まだ きわ めて少 ない。障害児の内面 につ いての研究 は非 常 に遅 れてい るのであ る。 ちなみに,健常 児の 場合 も同様 の ことが言 える。

そして,精神遅滞児の内面 との関連 で,例 えば以

(2)

秋 田大学教育学部研 究紀要 教育科学 部 門

4 7

下 のような課題 の究明がほとんどなされていない

・精神遅滞児の内面 につ いて,就学前期, 児童 期,青年期,成 人期,老年期 といった人生の各 時期 に, どの ような発達 の様相が認め られ るの であろ うか。 またその個 人差 はいかほ どの もの であろ うか。

・精神遅滞児の内面の発達 には,種 々の要 因, 例 えば統合保育 (教育),施設生活経験 の有無, 親 の接 し方,地域的活動 (お もちゃ図書館や青 年教室 な ど)‑ の参加,就労, 身体 的変化 な ど が, それぞれ, あ るいは関連 しあって, どの 士

うに影響 しているのであろ うか。

・精神遅滞 児において, その内面の諸側面 は, 相互 に どの ように関連 しあ ってい るのであろ う か。例 えば,近年 「自己決定」す る権利 を障害 児か ら奪 わない よ うに との指摘が各所 で強 くな されてい るが, この 自己決定 しよ うとす る気持 ちの育 ちは,他者 につ いての認識や,や さ しさ, 思いや りといった心情の育 ち,価値観 といった 側面 に どう影響す るのであろ うかO ちなみに, この ような点 を考慮 に入れずにただ 「自己決定 権」の重要 さを主張す るだけでは,欧米 の流行 の理念 を単 に受 け売 りしてい るに過 ぎないであ ろ う。

・精神遅滞児において, 内面の状態や育 ちは, 日常生活の中での種 々の行動や それに関す る問 題 に, どれほ ど, そ して どの ように影響 してい るの で あろうか.自尊 心 とコミュニ ケー ション行 動 の関連 につ いての

Ke r nan

らの指摘 を先 に挙 げたが, この よ うな内面の育 ち と行動 との関連 につ いての研 究 ・分析 は,精神遅滞児か ら安心 してつ き合 える親 しい存在 として受 け入れ られ るよ う配慮 しつつ,生活の中ので きるだけ多 く の場 面に立 ち合 いなが ら,行 われ るべ きである

・内面 を重視 した社会 的サ ポー ト,指導, お よ び教育 の在 り方 につ いて。

例 えば今 日

,

余暇の充実

」 ,

社会参加 の促進」

といった 目的の下 に,行政機 関や ボランティア, 養護学校 な どの種 々の団体 が主催 して青年学級 が実施 されてい るが,参加す る精神遅滞 児の心 の発達 ・形成‑ の深 い配慮 は,青年学級の在 り 方 を考 える上 で欠かせ ない もの と言 えよ う。

また,通 園施 設や学校 な どの種 々の教育機関 にお いて コ ミュニ ケー シ ョンの指 導 を行 う際 に, コ ミュニケー シ ョンや その問題 (例 えば, 自分 か らや りとりを先導 で きない。話題 をす ぐ 変 えて しまう) に内面 の状 態や発達が関与 しう るこ とが どれほ ど考慮 され, またその考慮が ど の ように指導に生か されてい るのであろ うか。

自発力

( i ni t i at i on)

を高め る,特定の話題 で多 くのや りとり

( t ur nt aki ng)

が で きるよ うにす るとい ったスキル面 での指導に,偏 り過 ぎては いないだろ うか。

さらに,性教育 な ども,精神遅滞 児のそれ ま での内面の発達 といった もの を十分 に把握 しな い ままに実施 してい るのではないだろ うか。 ま た, 内面 の発達 の援助 に結 びつけずになされて はいないだろ うか。

ところで筆者 は

,1 9 8 4

3

月に,生後

4

ケ月 の ダウン症 の男児 (以下 D君 と記す) と出会 っ た。現在小学

5

年生の

D君は,就学前の 3

年間 の幼稚 園生活 を健常 児 とともに過 ごし,小学校 も一年 生の時か ら普通学校 の普通学級 に在籍 し て きてお り,特殊学級 での教育経験はない。筆 者 と

D

君 お よびその家族 との関 わ りは現在 ま で続け られているが,母親か ら最近,小学校入 学以降の各学年時に学級担任 と交 わ された連絡 帳 を貸 していただいた。母親 は,新 しい学年が 始 まるたびに,連絡帳 を自分 の 日記の ごとく使 わせ て もらう旨の了解 を担任 に得 た うえで,莱 での

D

君や家族 の生活の様子,母親 自身の様々 な思 い (悩み,不安

,D

君の成長 に対す る喜 び や驚 き, な ど)

,D

君の地域 での生活の様子 ( 下校, 友 との遊 び,絵の教室, よその家 を訪れ た ときな どの様子) を

,D

君が その都度発 した 言葉 も可能 な限 りその ままの形 で紹 介 しなが ら,実 にこまやかにほぼ毎 日書 き留めて きてい る。 この ような連絡帳 に対す る一年時か ら四年 時 までの クラス担任 の対応は各様 であ るが, ど の学年 の担任 に とって も

,D

君 とその家族の こ とを広 く深 く理解す るのに連絡帳が大 いに役立 っていた と思 われ る。

本研 究 では,小学校 の普通学級 に在籍す るダ ウン症 の男児 を事例 として, これ まで特定領域

(3)

今野 ダウン症 児の内面の発達 に関す る研究

との関連 でのみ, あ るいは健常 児 との比較 にお いて横 断的 に しか, 明 らか に され るこ との なか った精神遅滞 児の 内面 につ いて,連絡帳 の 中に 記され た彼 の言葉 を主 た る手がか りに可能 な限 り包括的, かつ縦 断的 な発達把握 を試 み るこ と

であ るOす なわち,小学一年生か ら四年生 まで の四年 間に,一 人の ダウン症 児の 内面 に どの よ うな内容, お よび その変化 が認 め られ るのか, 明 らか に したい。 この こ とは,先 に挙 げ た精神 遅滞 児の内面 に関連す る諸課題 を明 らか にす る 一歩 として も意義 あ る もの と思 われ る。

Ⅰ Ⅰ .

対象 児

( D

君 ) につ いて

1 9 83

年 (昭和

58

年) の

8

22

日に

2, 500

ラム で生 まれ (正常分 娩), トリソ ミー型 の ダウ ン症 を もつ。一歳 ころ までは消化不 良や肺 炎が 再発す るが,その後 は比較 的元気 に育 ってい る。

心臓に軽 い疾 患が認め られてい るが, 手術 を要 す るほ どではな く,健康 を配慮 して 日ごろの運 動量 を押 さえ る とい うよ うな こ とは して い な いO ダウン症 に よる筋 肉の低 緊張が関係 してい るのか,小学校 入学後 も何 か に夢 中にな って い た り, 歯 の治療 な どで精神 的 に緊張 した りす る 場面 で大便 を もら して しま うこ とが あ った ( 学四年生 ころ まで)。

第二子 であ t),家族 は他 に

5

歳上 の兄 と両親。

父親 の仕事 の都合 で, 出生地 の秋 田市か らまず 福 島市

‑ ( 1 986

8

,3

歳), そ して仙 台市‑

( 1 988

,4

7

ケ月時)転居, さ らに仙 台 市内にお いて一度転校

( 1 993

年 に

4

年生 に上 が るとき) してい る。母親 は

,D

君の発達 と幸せ に とって,幼 児期 か ら地域 の 中で障害 のない友 達 と豊 富 な関 わ りを持 ち続け るこ とが望 ま しい と考 え,小学校 入学前 の

3

年 間の幼稚 園 も,小 学校 入学後 (現在

5

年生) ち,健常 児 とともに 普通 クラスの中で生 活 させ てい る。小 学校 に入 学 した

5

月,親 は 自宅 を週一 回開放 して子 ども 図書館 (大 ちゃん文庫) を開催 し

,D

君の友達 や近所 の人 たち (障害 児 とその親 を含 む)が気 軽 に, しか も楽 しみ に して訪 れ られ るよ うな雰 囲気作 りに配慮 して い る

。D

君 の絵本や お話 し

に対す る興 味や 認識 は, 同 じ年 齢 の一般 の健常 児 を越 えてお り, 自分 か らみん なにお話 しを聞 かせ るこ と (ス トー リー ・テ リング) も時 にあ る。養護 学校 な どに入れば関 わ る機会 が遠 のい て しまいが ちな町 内子 ども会 の活動 (例 えば ソ フ トボー ルチー ム) に も,積極 的 に参加 して き てい る。

筆 者 は, 生後4カ月か ら26ケ月 まで, ほ ぼ毎 月一 回,大学や

D

君 の家 で発達検査 (新版 K式発達検査 ) と親子遊 び (特 に初期 の ごっこ 遊 び)の観察

4)

を実施 し, それ に基づ く話 し合 い を母親 と行 った。話 の 内容 として特 に強調 され たのは

,D

君の発達 ・人格形成 ・豊 か な生 活 に とっての,そ して

D

君の発達 を理解 す る手 がか りとしての, ごっこ遊 びの大切 さであ る。母親 は,筆者が定期 的 に関 わ ってい た ときも, 父親 の転勤 に伴 い他 県‑転居 してか ら も, ごっこ遊 びの言 わば栄養 とな る経験 (例 えば, 食事 の用 意 な どの家事 を見せ た り, それ に参加 させ る。

絵本 を読 んであげ る機 会 を作 る) とごっこ遊 び を誘 い出す材料 (例 えば手作 りの凄具, 手作 り 絵本)を, 日常生活 の 中で

D

君 に豊富 に与 え る よ う,配慮 して くれ た。

D

君 の幼 児期 の発達 につ いて若干触 れ る と, 座位

( 30

分 以上一 人です わ る)は

1

歳,一 人立

1

1 0

ケ月,独 歩開始 1歳

1

1ケ月

。CA2

5

ケ月

( 886

日)にお いて,新 版

K

式発達検査 に よる発達指数 は

68

,発達年齢 は姿勢 ・運動領域

61 6

日,認知 ・適 応領 域

603

日, 言語 ・社会領域

581

。2

5

カ月の時点 で,物 を差 し出す とき に 「‑ イ」,「ホア (ホ ラ)」といった発 声 をす る ちのの,一語文 の段 階 に入 ってい る とは言 いが たか ったが, 象徴 的行為 は豊 か に認め られ た。

す なわ ち,遊 びの計画や見立 て を言葉 であ らか じめ命名す るこ とはないが, 自分 と人に関連 さ せ ての複数事物 の関連づ け的使 用や, 自分 に関 連 させ ての単一事 物 の見立 て使 用が見 られてい る。前者 は,例 えば次 の よ うな ものであ る。

スプー ンで カ ップ か らす くって飲 むふ りを し, その カ ップか らテー ブル上 の別 の か ノブ に 注 ぐふ りをす る。 その カ ップ を, そばにい る母 親 に 「‑ イ」 と差 し出す。

(4)

秋 田大学教育学部研 究紀要 教育科 学部 門

4 7

また後者 は,例 えば次 の よ うな ものであ る。

積 み木 をつかんで 口に近づ け, まず 口を とが らせ て息 を吹 きかけ (熟 を冷 ますふ り), それか ら口に積 み木 を触 れ させ て 口を少 し動かす。積 み木 を元の場所 に戻す。

三歳 ころか らの言語表 出面の発達 は 目覚 まし ,4歳半 ころに三語発話 (例 えば「ママ, ミズ, チ ョ‑ ダイ」)が出現,小学校 入学時には,電話 相手 とも, 聞 き取 りやす い構音 で 自由かつ スム ー ズに会話 して 自分 の意 向 を伝 え られ るよ うに なってい る。反面,数概 念の把握 は難 しい もの があ り

,5

以上 の数 につ いて,数 えか ら量概 念‑

の転化 (例 えば, イチ,こ,サ ン‑ シナ, シチ ニン人だ」)や序数 としての認識 ( 「イチ, ニ‑ ゴ, ゴ個 め)」が可能 となったのは,三年生

も後半に入 ってか らの こ とである。

小学三年生か ら日記 を書 いてい るが, 四年生 に学年が上が ると, 自分 の色々 な気持 ちが強弱 もつけて書かれ るようになってい る (はずか し か った。 くや しか った。‑ したいです。 もっ と もっ と・したいです。な ど)。以下 に

,4

年生 の

1

2 0

日の 日記 をその まま記す。

「きょうは, お父 さんがおそいのでさみ しい のではや くか えっては しいです。パパ とサ ッカ ーゲー ムであそびたいです。 おわ り

。 」

Ⅰ Ⅰ Ⅰ .

結果 と考察

一年生か ら四年生 までの連絡帳 の中に母親が 書 き留めている

D

君のた くさんの言葉か ら,内 面 を捉 えるこ とを可能 に して くれ る と思 われ る 言葉 を抽 出 し,分 類 を試 み た ものが表

1‑

8

であ る。表 中には,数 は少 ないが

,D

君の内面 に関 わ る母親や担任 の言葉 も記 されている。 そ れには

,「 b y

母親」 とか

「 b y

担任」 と付 されて いる。 また

,D

君の言葉 の最初や後 ろの ( ) 内に,発話場面 な どにつ いて簡単 な説明が添 え られ ているもの もある

。D

君 の言葉 に出 てくる教 諭の名前は, イニ シアルに した。 さらに,言葉 の前には,それが発せ られた 日付 が 記 してある。

D

君 の言葉 を手 がか りとして捉 え られ た

D

君の内面 は, 自己統制, 自立,自己認識,計画,

他者統制,他者認識,感情の七領域 であった。

他 に も,興味 な どの別 の領域 に位 置づ け られ る と考 え られ る言葉 もあったが,発達 的な考察 を しうるほ どの数 は抽 出で きなか った。 そこで, 以下 では先の七つの領域 を中心 に,発達的な視 点 も加 えなが ら少 し詳 し く見てい きたい。

1. 自 己 統 制

自己統制 を反映す る と思 われ る

D

君 の言葉 が,表 1に記 されてある。

一年時において既 に認め られ る自己統制の内 容 は,以下 の ような ものであ る

① 負の感情 を自ら乗 り越 えようとす る自己統

例 :痛 いけ どがんば ってい く

6 / 6

② 自分 の成長 につ いての認識に支 え られた自 己統制

例 :僕 は大 きいん だか ら も う泣 か な い よ

5 / 1 8

僕 は もうす ぐ二年生 だか らがんばって 歩いて帰 る

1 / 2 9

③行動 の判断 を他者 に委ね よ うとす る言わば 他律的 な 自己統制

例 二先生, お水飲 んで きていい

79 / 1 4

二年時においては,G)(例 :

1 0 /1 )

,② (例 : ll/12)とともに,次の ような ものが認め られ る。

④他 者 を意識 した 自己統制

例 : (登校 時に)お母 さん

,K

先生が待 っ てい るか ら早 く行 くよ

1 0 / 4

三年時になる と,新 たに以下の よ うな ものが 認め られ る。

G)したい行動 を先 に延 ば して別 の行動 に取 り 組 もうとす る自己統制

例 : (夜 宴 ようとす ると)倭,仕 事 が あるか ら,まだ潅 られなかったんだ。早 めに終 わ るか らお母 さん先 に湊 ていてね

2 / 1 9

⑥遊 びのルールに従 お うとしての 自己統制 例 : (おひ さま文庫 にて) あめ玉が どっち

の手 に隠 されてい るか を当て る遊 びでは ずれ る とダダをこねてルー ル違反 をす る こ とが 多か ったが,今 日は四回 も並んで や っ と手 に入れ た

b y

6 / 2 5

(5)

今野 .ダウ ン症 児の 内面 の発達 に関す る研究

1

自己統制

一年〉

5 / 1 8

僕 は大 きいんだか らもう泣か ない よ。

6 /6

痛 いけ どがんば ってい く。 (昨 日自転車 で転 ぶ。次 の 日の登校 時の言葉)

6 / 1 2

が まん して トイレ‑ い くんだ よね。 (家 にて)

6 / 2 7

僕 着替 えは い らないの, お もらしを しないんだか ら。 (登校 時)

9 / 1 4

(学校 で 「先生, お水飲 んで きていい

7

」 と言 う

。by

担任 )

9 / 1 4

(学校 で 「先生, お しっこ して きていい ?」 と言 う

。by

担任)

l l / 1 6

(歯科 医での抜歯 を涙 を流 しなが ら もが んば る

。by

母親)

1 / 2 9

僕 は もうす ぐ二年生 だか らがんば って歩 いて帰 る。 (登校 時) (二年〉

1 0 /1

お母 さん,僕疲 れ て も走 るか らねO (運動会 にて)

1 0 /4

お母 さん

,K

先生 が待 ってい るか ら早 く行 くよO (登校 時)

l l / 1 2

僕 は二年生 だか ら泣か ない よ。 (約一年ぶ りの歯科 医にて)

l l / 2 8

僕 は二年 生 だか ら泣か ない よ。 (歯科 医にて)

1 2 / 9

お母 さん, 手 を握 っていてね。 そ した らぼ くがんばれ るか らo (歯科 医にて)

1 2 /9

先生, ぐる ぐるまきは しないでね,僕 だい じょうぶ だか らO (歯科 医にて)

三年生〉

5 / 3 0

僕, 試験が あ るか らまだ凝 られ ないんだO お母 さん,先 に寝 てていいか らね0

6 / 2 5

(他家 で開催 のおひ さま文 庫 にて。 あめ玉 が どっちの手 に隠 されて い るか を当て る遊 びではずれ る とタダ をこね てル

︿

8 8

2

6 6 6

10 10 2 2 2

ール違 反 をす るこ とが 多か ったが,今 日は四回 も並 んでや っ と手 に入れた

/ ′/ \ ノ /

U′エ

′/ ′/ ′/

,

′/ ′/ ′/ / ′/ 代 々

)

ハ 乃 乃 7 7 9

)

7 0 nU 。by

母親) お兄 さん と‑緒 に勉 強 しな くっちゃ. (家 で)

(「いや だ」 と言 うとき,今 は これ をす るんだ よoOO を用意 してや りま しょう」 と言 うと取 り組 んで くれ る

。by

倭,仕事 か あ るか ら,まだ潅 られ なか ったんだo早 め に終 わ るか らお母 さん先 に潅 ていてねO(夜一 緒に潰 よ うとした

(ル‑ ル とマナーが理解 で き,「めん ど うだけれ どが まん してや ろ う」 とい う気持 ちが起 きてい る

oby

担任 ) 僕 四年生 だか ら一 人で待 ってい られ る。 (家 にて)

(

「四年生 だか ら クレヨン しんち ゃん語 は使 わない

「四年生 だか ら・‑ しない

「四年生 だか ら・‑‑す る」とい うよ う

"四年生 " を しっか り自覚 し自分 に言 い聞かせ てい る

。by

母親)

3

日直は早 く行 か ない とだめ だo ま りえちゃんに言 われ たんだか ら。 (朝 の用意 の時)

4

今 日は 日直 じゃないか らゆ っ くり行 って もいいんだ。 (朝 の用意 の時)

4

僕先 に トイレに行 くか らね。 (歯科 医にて)

4

先生, ぐる ぐる巻 きに しないで くだ さいD僕 もうす く

5

年生 だか らがんば るか らO (歯科 医にて)

4

(お ひ さま文庫 で小 さい子 と三 対一 でや った ら負け るO 負けて も素 直に受 け止め るO ゲー ム な どで 自分 が負けて もそ れ を受容 で きるよ うに な ったO 四年生 の成長 の一 つ

。by

母親)

3 / 1 4

(今 朝起 きるな り)本読みす る ! (読 み終 え る と) お っ しゃ, これで怒 られ か 、ぞ

O(

「だれ に ?」 と開 くと)の りこ

,

「本読 み カー ドは」 って怒 るんだ0

3 / 2 35

年生 なん だか らや らな くっちゃO

四年時 には,⑥ に関連 した もの と言 えるが, ゲー ムな どで 自己の負け を認め,受 け入れ られ るようになってい る

( 2 / 2 4 )

。 また,(診 (例 :

6 / 3 0 )

,④ (例 :

3 / 1 4 )

の他 に,新 たに以下 の よう

な 自己統制 も認め られ る

⑦役割 を意識 した 自己統制

例 :日直は早 く行 かない とだめだ。 ま りえ ちゃんに言われ たんだか ら

1 0 / 1 3 2.

自立 (2)につ いては, 自己統制 に関す るよ うな細分 が 困難 であ るが,母親 に よる送 り迎 え を拒否 して 自分 で登校 した り下校 した り (例 : 一年

9 / 2 9 ,3 / 1

,二年

1 0 / 3 1 )

, また友達 の家‑

行 こうとした りす る気持 ち (二年

2 / 3 )

や,宿題 や工作,楽器 の練習 な どを,助 け を借 りずにや

ろ うとして 自分 か ら母親 を遠 ざけ ようとす る気 持 ち (例 :二年

1 1 / 6 )

が二年時 までに認め られ る。 そ して三年時には,母親か らの関与

( D

の課題 の進行状態の点検,指示 な ど) を, よ り 具 体 的 な形 で は っ き り拒 も う とす る気 持 ち (例 :

5 / 2 1 ,6 / 1 2 ,l l / 1 3 )

とともに,相手の立 場 も考 えて 自立 しよ うとす る気持 ち(例 :

5 / 2 2 )

とか,地域 に 自力で参加 しようとす る気持 ち

( 4 / l l )

も認め られ る。

四年時 には,初 めて一 人で留 守番 をす る

7 / 1 3

」 こ とが可能 となってい るが, 自立の形 に も 変化 が認め られ る。す なわち,課題 に取 り組む 際に,一年時の よ うに相手 を自分 か ら遠 ざけ よ うとす るのではな く,相手か ら自分 を遠 ざけ よ うとしている

( 5 / 1 2 )

自立心の育 ちには,次に述べ る自己認識の発

(6)

秋 田大学教育学部研究紀要 教育科学部 門

4 7

2

(一年〉

9 / 2 9

僕一人で行 け る。 (登校 の途 中)

9 / 2 9

いいの, これでo (学校 での工作O担任の提案 に対 して)

l l /6

おかあさん, あっち‑行 って0‑ 人でや るんだか らO (鍵盤‑‑ モニ カの練習時)

l l / 2 6

僕一 人で行 け る。 (子 ども全 の レクリェ‑ ションの集合時)

1 2 /1

‑人でや るか ら, おかあさんあっちに行 って ! (宿題)

1 2 /6

‑ 人で僕の机 でや るか ら, おか あさんあっちへ いって I (宿題)

2 /4

そ うだよ,僕二年生になるんだか ら。 (一人で下校 で きたことをほめ た とき)

3 /1

おかあ さん,来 ないで ! (下校 時の校舎‑のお迎 えに対 して)

(二年 〉

1 0 /2

僕がんば って帰 るo (一人だけでおひさま文庫‑)

1 0 / 3 1

お母 さん,僕一人だけで行 け るか ら来な くて もいい よo (登校時)

2 /3

お母 さん,僕 はは るちか (んの家‑行 くんだか ら帰 って ! (三年)

4 /l

l (この ごろ一人で買い物 をしたい よう)

5 / 2 1

お母 さん見 ないでね。 (日記 を,母 に背 を向けて書 く)

5 / 2 2

母 さんは母 さんで考 えて よ,僕 は僕 で考 え るか ら ! (日記 を書 くとき)

5 / 2 2

見ないで よ。 (日記 を書 くとき境 に箱 を立てて)

5 / 2 4

教 えないでよ,僕 で きるんだか ら。 (日記 を書 くとき)

6 /1 2

教 えないで よ !僕一 人で書 くんだか ら。 (作文 を書 くとき)

9 / 2 5

(宮澤 賢治祭 りO私 と手 をつ な ぐこと,私が そばにい るこ とさえ拒否)

1 0 / 2 7

電話 をしないで一 人で帰 るか らい らないO (登校時に,名札の中に

1 0

円玉 を入れてや ろうとした とき)

l l /

13僕 は言われな くて も一人でで きるよ I (歯磨 きを指示 した とき)

2 /6

教 えるな, いちいち教 えな くって もで きるんだか ら !

〈四年〉

5 / 1 2

僕, 自分 の部屋 で書 くか らお母 さん釆 ないでね ! (作文帳 を

くとき)

7 /7

(昨夜初めて 自分 の部屋で布 団 を敷 いて寝 るO母 も一緒だが

。by

母親)

7 / 1 3

(昨 日,初めて一人で留守番がで きた

oby

母親)

9 /1

僕 は一人で寂 るか ら僕の部屋に布 団 を敷 いて くれ0

l l /5

お父 さん と僕 は男子用ふ とんに藻 るか ら,お母 さんは女子用ふ とんに雇 てねO

逮,交友関係や地域 での経験の積み重ね 生活 環境の変化 (例 えば,広レ事に引っ越 したため に 自分専用の部屋が で きる),身体機能 の変化 (例 えば,お漏 らしをしな くなる),クラスメー トや担任 との関係 の深 ま りなど, 多様 な要因が 関わっているのであろ う。

3.

自 己 認 鼓

自己認識 (表 3)について見 ると,一年時にす でに自己の生活の振 り返 り (自分 に関 してその 日生 じたこ とや 自分が したこと, あるいは感 じ た り思 った りしたことを振 り返 るこ と)や成長 の意識 (例 :僕 もそろそろ二年生だ よ (友達 と 肩 を並べ て)

l l / 1 )

, 自己評価 (例 :僕,八の字 は うま く書けないんだよ

1 0 / 2 7 )

,時間軸への 自 己の位置づ け (例 :大 きくなったら何 にな りた い ?と聞かれて 「おひさま文庫にな りたい

」2 / 1 9 ,2

/

7by

母親)が認め られ る。三年時には,

自己の生活の振 り返 り, 自己評価 に加 えて 自己 の命名が認め られ, 四年時になると,生活の振 り返 り, 自己の命名, 自己評価 とともに, 自己 の社会的位 置の認識 (例 : (車 中で)二組 は楽

しいけ ど,僕 は一組の子なんだ

1 2 / 1 7 )

と自己の 思考状態の 自覚化 (例 :母 さんの言っている意 味がわか らないよ

9 /1 4 ,9/1 4by

母親)が新た に可能 となっていることが示唆 され る。

生活の振 り返 り」の内容 を見 ると,一年時 において,他者 (特 に担任) との関わ りを 「 動態」よ りも「受動態」として振 り返 った り(例 : 僕 ね,先生 にお し りペ ンペ ンされ たんだ よ

7 /

6), 自分 の失敗 (お漏 らし) をその時の気持 ち まで含めて振 り返 った り (例 :僕ね,途 中でう んちが した くなって,が まんで きな くて しちゃ ったの

1 0 / 4 )

している。その後学年 を重ね るに つれて,学校 での様子 (席替,学習,遠足,朝 令,体育等) を, そこでの教 師や友達 との関わ りの内容や, 自分 の気持 ちも含めて, よ り詳 し く振 り返 るこ とがで きるようになっている (

9 / 5 ,9 / 8

, 四年

4 / 1

3

,1 0 / 2 6 ,2 / 3 ,2 / 1 7 )

「自己評価」について見 ると,一年時か ら四 年時 までを通 して, 自己の能力に関す る評価が 多 く見 られ る (‑で きる/‑で きない)。肯定的 評価 (僕 は強い/僕 は‑で きる)に関 しては, 自 分 の成長につ いての 自覚がその大 きな根拠 とな

(7)

今野 二ダウン症 児の内面の発達 に関す る研究

3

自己認識

一年)

・生活の振 り返 り

5 / 2 3

先生 にお こ られ た。

7 /6

僕ね,先生 にお Ll)ペ ンペ ンされ たんだ よ.

な くてゆ うき くんがお こられ たの..

A

先生に おこ られたんだ.

途 中て うんちが した くな って. が まんて きな くて しちゃったC7)

・1 0 / 2 6

もらしちゃったの、 だか ら歩け なか ったんだ。

I2/ 2 1

僕が何 もしか 、のに,CO ち ゃんか,(僕 に) した

I2/ 2 3

おか あ さん 僕我慢 て きなか った んだっ

*成長の意識

・l l /

1僕 もそろそろ二年生 だ よ∴ 友達 と屑 を並へ て)

I2 / 2 8

僕 は もうす ぐ二年生 だか ら黄 色い 、ラン ドセルの) か ヾ‑ はい らない。

*自己評価

・5 /

1

8

僕 は一 人て帰 って きたんだか ら。

9 /6

僕 だって書け るんだか ら。 (年少の 子 ともが漢字 を善 くの を見て)

Il o / 2 7

僕, 八の字 は うま く書け か ‑んだ よ。

l l /6

僕 た って きらきらぼ Lをひけ るん だか ら

・1 1 /

2

6

僕 だ ってて きる。

・l l / 2 9

今 日はバ ツだ った。

2

/14 うん で きる

I

(先生 に 「お手伝 い, い っぱいで きる '」 と聞かれて

ob y

fR任)

L 1 2 / 6

大 き くなった らボ ランの人にな りたい。

・2 / 1 9

おひ きま文 革に な り/たい。 (大 き くなった らなにに な りたい 9」 と聞かれて。

I2 /7

(自分 の赤 ちゃんの時の写真や ヒテ オを見 るこ とがや っ とで きるよ うにな っ/+:【以前は, 今の 自分 と赤 ちゃんの時 とを別人の よ うに考えていた

̲b

)母 親) :

*生 活の振 り返 り

・5/ 2 2

〇C ちゃんが うしろにい って. 僕 は一 人になった。 (家 で.学校 ての席替 えの話1

7 / 1 6

僕 ね.先生 に怒 られ たんだC ふ ざけ てね, ああや って, こ うや って

・1 0 /8

rlを大 き く開け るんだ よ̲歯 を出 して歌 う/tj=

i : LH

先生が教 えて くれて

1 0 / 1 9

,K

先生 と仲 良 くな ったんだC

Il l / 2 1

今 日ね,先 生が エルマー の冒険読 んで くれ たよ

t

*自己許価

1 1 2 / 6

お母 さん 100古だ った よこがんば ったんだ

I2 / 2 4

ただい ま

f

一 人で帰 って きた よ。

三年)

*生活の振 り返 り

14 / 2 2

1'.母さん これ も見たんだ よ. これ も. これ も I 真 っ暗 な所 でね. 見るんだ よ 屋 ̲I,tか大熊に なった らパー ンって大 きな書 か して,耳が痛 い くらいたった。ライオン もてて きた よ. (家 で遠 足の報告 )

4 ′ ′ 2 2

○○ 君 と△△君 と僕 と一緒 にお弁 当 を食べ たよ【 (遠 足の報

告l /

・6 / 1 8

今 日,帽子 を取 り上 げ られ たんだo r学校 の報 告、

I9 /5

僕 なんに もLていないの に じゅんや 君が怒 ったんだ よ。僕絶対 なに もしていか 、のに。落 ち卦 、て, つて 言ったのに(僕結 局泣いて しまったんだ。 (下校時 の会 話)

I9/8

朝会 に出た よ

S先生 と入 リHの所 で会 って,手 をつ ないて行 った よ1

9 / 2 1

きの うもお ととい も叱 L,れたのー (学校 の報 告)

・9 / 2 1

なんかわか らないけ と, 叱 られ るの。 ・L学校 の報告 )

19 / 2 1

先生 は無視 しろって 昌 うんだ よこ

I〜 ′ ′2

エー デルワ イスの歌

lA

先生か ら教 えて もらったんだ、

*自他比較

・ 6/11お母 さん

,

S先生の ここの ところ と僕のほ ら, あの /ヤツの ところ と同 じ, iっそろいなんだ よ′ ほ らこれ, これ, ここん ところ I

*臼己評価

1 02 2

7ん 僕 は九歳 だか ら強 いんだ,

11 1′ 1 6

お付 きん、 これむずか L くって僕 て きないか ら教 えてね

、 りコ

‑ ダー ての ンン クル‑ ル演奏1

*自己の命名

I4

1 3

三年 円弧の =こす。 よろ し くお願 い します。 J とも全ての 自己紹 介 (年ノ

*生活の振 り返 り

14 /

13 おTL ホ ノトケー キ食へ f=んだ

=

Y 先生 と食へ たんだ

。Y

先生 と仲 良 くなったんだ I L夕方加 と思 い出 して)

I4 ′ 2 1

あのね

,

S先生 と千をつ か ‑て歩 いたんだ、 (遠 足の報告

4 / 2 1

ま r)乙ちゃん と, rこ こちゃん と

,J

rご ちゃん と‑, うー と. あ とt、

/ + 二

速 Jl且の報告 )

・6 1 9

席替え をしたんだ,

の とな りか まい こちゃんて, その 後ろか まゆ こちゃん一俵 の後 ろか大島君 だ i:。 (席 替えの報告1

・62 2

寒 くて貰 えたんた よ

̲

0 先生のお 1はい も見ちゃ‑'た rl校の7‑ ルの

報 苫 7 /2

おれ 友達F言われたんた,鎖 を洗 わ 7JL.か っただ ろ つ‑Jて∧

8 ′ 2 8

ま r)えちゃんの隣 もんl+J

。' 二コニコ

して席 待えの裁 許

9′1

今 日は 地 図帳 勉強 Ll=よ ulとかほん とにあ

ノ=i:

・9 /8

マ ラ ソン もしたよ̲僕 はが んば ‑,て起 ‑

1 0'

15 ううん, で きなか ‑'た. けんか して Lまったー

r 今

f

l は

F'

良 くで き!=か な ?」 と問 われて、

・ I1 0 / 2 6

算数 のテ ス ト1OOLUJったよ t長 JJ形 とかのや

つ 堀 t

l

:

I1 0 / 2 7

おれ

6

周走 ったんた よ=

11 2

/

1 6

おれは ちゃん とや って るこ ̀「当番 とか係 の仕 事は ちてん とや ‑'てい るのか な」 と問われ て

1 1

1

4

先生 に もはめ られたんだ∴

夜,

帆 語の本読 み をはめ る と

・1 / 3 1

回」二で絵の具 を使 った よ。 7:ボ ンに もつけ て しまっJ'̲

・2

/

3

U先生 と岨 L算 をや ったんじ わか ‑'た:

2

17おれ久 しぶ りに体 育 を したんだ̲ バ スケ ′トと縄跳 LL

13 /3

俺今 日. 無碍 して体育 を したん [=l

*集

団の認識

・1 2 ! 1

7 (車 中で)二組 は楽 しいけ ど,僕 は一 組の TもA,T=L

*自己

の命名

・4 / 3

0 僕はここ です。小松 島小学校 の 四年一組 てすー 「旅行 Lilのバ スのLllで 日己紙 か

*自己

評価 (他者 との比較 に よる)

7 / 1

4 お父 さん, 何 メ‑ トル.水げ るの り rJそ うだ な, 1Onj‑ トル くらいか な」・す ごいね亡僕, 少 LLか株 げか 、んだ0

I3 / 2 3

五年生 なんたか ら僕 はて きるよ=

*自己

の思考の認識

・9 / 1 4

母 さんの言 ってい る意味が分 か らか 、よ,

・9′ 1 4

これは ど うい うこ と りわか らな い よ。 りつか らか 、,

わ かる ,と いう こと が 分かっ てき たb y 増親 1

(8)

秋 田大学教育学部研究紀要 教育科学部 門

4 7

ってい る (例 :二年

5

/7,三年

1 0 / 2 2

, 四年

3 / 2 3 )

。一方,他者 との比較 を通 した 自己評価

( 0 0

君 よ りもで きない/で きる)の芽生 えが四年時 に認め られ るが (例 二お父 さん,何 メー トル泳 げ るの ?‑ そ うだな

,1 0 0

メー トル くらいか な

‑す ごいね,僕,少 ししか泳 げないんだ

7 /1 4 )

, 以前の 自分 との比較 に よる自己評価 (絶対的評 価 :前 よ りもで きるよ うになった) は, まだ認 め られない。 また,評価 の内容 として, 自分 の 性格や態度 に関す る もの (例 えば,僕 はや さ し い,怒 りっぽ い等) は まだ見 られない。

4.

自分 の計画に関す る

D

君の言葉 を記 した表

4

か らは,三年生 になる と

,D

君が,時間的に よ

り先 の こ とにつ いて (つ ま り,今 日の こ とだけ でな く明 日の こ とにつ いて も)計画 を立て るこ とがで きるよ うになってい るこ と (例 :

5 / 3 0)

, そ して それが, 四年 生 に な る とよ りこ まや か

(例 :

6 / 2 4 )

ない し見通 しだった もの (今 日は

‑ して明 日は‑す る) となってい るこ とがわか る。 また, 自分 の行動 に対す る他者の反応 を期

4

待す る内容 も見受 け られ る

( 2 / 2 4 )

。 さらに,今 日の うちに行 う行動が時間的に もよ りはっきり と計画 され る (四午例 :2/7)だけでな く,一つ ではな く複数 の行動が,「‑ した ら‑す る」とい うように系列的に見通 しを含 んで計画 された り してい る (例 :三年

6 / 4

, 四年

1 / 1 8 ,2 / 2 2 )

0

5.

他 者 統 制

5

に見 るように,他者‑の要求や 注意は, 既 に一年時に見 られ るが,三 ・四年時になると, 他 人のあ りよ うへの注文 (例 :お父 さん,や さ

しい 削 こなって

6 / 2 2

三年)や他者‑ の提案 ( すれば/‑ した方がいいよ。例 :三年

1 / 2 9

,四年

5 / 2 2 ,1 0 / 2 )

が認め られ る。 これ らの出現 には, 親 しい人 を も第三者的に捉 える力が育 っている

こ とも関係 しよう。例 えば,四年の

5 / 2 2

に発せ られた 「お母 さん も髪 の毛 を長 くすれば

oO

生 は長 くてす て きだ よ」 の言葉 には,他 人か ら お母 さんがすて きに思われてほ しい, とい う気 持 ちが込め られてい るのか もしれないO なお, 四年時には, 自意識の育 ちを反映す るような他 者統制

(

マ ラソンをお母 さん応援す るか らね」

〈一一年 〉

5 / 2 3

きょうh,ゆ うすけ くん と遊ぶ0

7 /4

宿題 あるんだ よ。

9 /8

僕パ スを描 くんだo (二年〉

3 / 1 000

君 と (ガン消 しで)戦 うんだ !

三年〉

5 / 2 9

うん,言 うか らね

o(

「あ りが とうって先生 に言 ったかな」 と問 うと)

5 / 3 0

あ した

,

S先生に 日記 を見せ よう。(明 Elのために何か をす るとい う,少 し遠い 目標がだんだん分か って きたo以前は

3 0

分後の 目標 も分か らない ときがあった

。b y

母親)

6 /4

ううん, おふろに入 った ら帰 るか ら。 (他家か らの電話)

6 / 1 2

パパ,僕がんば って善 くか ら一緒に雇 ようね。 (日記 を書 いている とき)

9 /3

そ うだ, (学校 に)僕 のパ ズル をもって行 くんだ。

〈四年〉

4 / 2 7

おれの友達 くるか らなO二時 って約束 したんだ0

6 / 2 3

いいか ら,誰かに借 りるか ら。(薯が ラン ドセルに入 っていない」 と言われて)

6 / 2 4

まいこちゃん とあつ なちゃん とま りえちゃん と,僕 と,みんなで養護学校 に行 くんだ よ,土曜 日に行 くんだ。

7 /2

今 日は クラグあるんだ ! (今朝 も早 く起 きて)

1 2 / l

o ゐ, そ うだo あ した ノ))と‑サ ミをもってい くんだ。 (夜)

1 2 / 2 1

あ した クリスマ ス会 あ るんだ よ,プ レゼ ン トは

3 0 0

円だって。

1 / 1 8

これか らおふ ろに入 ってシャンプー をして, ドライヤー をしてか ら,歯磨 きをして,それか ら漬 るか らねo(予定 をき っち りと並べ てその とお りにやれ るようになる

。b y

母親)

1 / 2 6

(以前はその 日の絵で,未完成の ままで終 了させ ることもあ りました

が,4

年生になって

2

,3

回 と分けて続けてそ の絵に取 り組む ようになった

。b y

絵の教皇の先生)

2 /7

何時か ら

〇〇

〇の番組 をみ るO (新 聞のテ レビ欄 を見て)

2 / 1 5

まだ具合が悪 いO今 日は休 んであ したか ら行 くか らD (昨 日か ら発熱)

2 / 2 2

久々にお父 さん と一緒に ご飯 を食べ て, クレヨンしんちゃん を見 るのね.

2 / 2 4

(大空賛歌 を) ピア ノの先生 に見せ るんだ。わか るか なあ。

(9)

今 野 :ダウン症 児の内面 の発達 に関す る研 究

5

他者統制

(一 年 〉

*要求 ・注意

・5 / 2 4

おか あ さん迎 えに きてね, 門 までねO (登校 時)

I6 /1 4

け ってはだめ なんだ よ, さああや ま りなさい。 (友達 同士 のケ ンカ仲裁)

・1 1 / 2 4

シイ !静 か にO (コンサー ト時 に話 しかけ られて)

・2 / 21

おか あ さん うさぎさんみ たいにマフ ラー を してい くか ら, 出 してね。

(三 年 〉

*要求 ・注意

・4 / 1 3S

先生 に うさ ぎさん をプ レゼ ン トす るか ら袋 に入れ て !

・4 / 1 8

お母 さん, て いね いに書 いてね。 (新 しい ノー トに記名す る とき)

・4 /1 8

お母 さん,絶対 きてねD (授業 参観 に)

・5 / 1 4

お母 さん, もっ ときれ いな声 でお話 しして。

・6 /3

き‑ ちゃんは赤 ちゃん じゃないか ら歩け るんだか ら降 ろ しな さい。

・6 / 2 2

お父 さん, お母 さん, けんか はや め て

1

こわ い 目して るよ, お父 さん,優 しい 目に なって ! (夫婦 の い さか い)

・ 9 /1

落 ち着 いてね。決 着つ けてねo (家族 のい さか い)

Il o /1 9

おにいちゃん 今 日は貸 してあげ るけ ど,今 度 は貸 してね って言 ってか ら,使 ってね。僕 の大事 な ものが入 ってい る んだか ら。 (兄が机 を勝手 に使 ってい るの を知 った とき)

・2 /2

お母 さん

A

先生 とい るんだけ ど, 足が痛 いか ら迎 えに きて。

・2 / 1 5

迎 えに きて。 (下校 の電話)

・2 /1 6

なんだ って !じろ じろ見 るな l (小 さい ときの こ とを思 い出 しなが ら見つめ た とき)

*提 案

・ 1 / 2 9

お母 さん, お父 さんが帰 って きた ら, 愛 して るわ よ と, 言 った方が いい よD (風 呂で) (四年 〉

*要求 ・注意

・6 /2

ゆ っ くr)話 して よ,僕書け ないんだか ら。 (日記 を書 いて る ときに話 しかけ る と)

・1 0 / 2 2

触 れ合 い, 触れ合 い, を して ! (夫 と言い合 いの最 中)

・1 1 /1 7

恥 ずか しいか らや め ろ。 (マ ラソンを 「お母 さん応援 す るか らね」 に対 して)

11 1 / 1 7

(養護学校 との交流学 習の折 りに,友 に 「大書 も負け ない よ うに しっか りや ろ うな」と言われ 「悪 く言 うな !

」 。by

任)

*提 案

・5 / 2 2

お母 さん も髪 の毛 を長 くす れば

0先生 は長 くてす て きだ よ。

・1 0 /2

お母 さん, い まのはお母 さんが惑 いか らあや まった方が いい よ。 (夫婦 ケ ンカの とき)

・3 /4

ひ な まつ りなんだか らか わい くした方が いい よo (ひな祭 りの 日の食事 の メニ ュー につ いて)

と言 うと 「恥ずか しいか らやめ ろ

」1 1 / 1 7 )

も認 め られ る0

6.

他 者 認 識

凶年間に認め られた他者認識の内容 は,おお むね以下のように分類 で きる (6)0

・他者の生活 (行動 ・様子)の振 り返 り その 日に関わった人の行動や様子,状態など を振 り返 ること。三年, 四年時には,他者 ( 任)について, その行動だけでな く心の状態 ま で振 り返 り母親 に伝 えることが可能 となってい る (例 :三年

6 / 1 8 )

・他者評価

他者 を賞賛 した り批判す ることであるが,≡

年以降では,その表現様式に幅がでて くる(例 : 三年

5 / 6 ,5 / 1 3

,四年

4 / 1 9 )

。また,評価の対象

ち,人の容貌 (四午例 :

9 / 1 3 )

,パ ズル, スポー ツ, ファ ミコンなどと,広が りを見せ てい る。

四年時には

,1 0 / 2

の ように,母親への肯定的な 評価 (お母 さん,や さしい 目のほ うがすて きだ

よ) を言わば手段 として,父 と母の対立 を和解 させ ようと配慮 した りしている。 また,兄や友

‑の賞賛には

( 1 2 / 21 ,1 / 1 3 )

, 自分 も兄や友の ように上手にな りたい といった憧れの ような も の を感 じさせ る。

・他者間の比較 ・評価

担任 と父親 を比較 ・評価す ることが,一年時 か ら見 られ る

( 3 / 1 5 )

・他者間の関係認識

父 と他者が, 自分 と別の子 どもと同様 の関係 (すなわち友達 関係)にあ るこ とに気づ くこ と が,一年時において既 に可能 となっている

( 2 /

2)。 ちなみに,別 の子 どもを自分 の友達 として 認め るこ とがで きていなければ (自他関係の認 識), この ような複雑 な認識は不可能 であろ う。

よ り簡単 な形の他者間関係認識が,三年時に見 られ る

( 5 / 1 4 ,7 / 1 6 ,1 0 / 9 )

0

・他者の行動の理由の詮索

四年時に,怒 った理 由を母 に問 うてい るが

( 4 /

2 4 )

,このことからは, 自分 にだけでなく他 者にも

参照

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