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g  J u n i o r   Hi gh S c h o o l  S t u d e n t s

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Academic year: 2021

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g  J u n i o r   Hi gh S c h o o l  S t u d e n t s

BecomeS k i l l e d  i n   Se l f ‑ e x p r e s s i o n :   U  s i n g  l m i t a t i v e  W r i t i n g  i n  E n g l i s h  

教科・領域教育専攻 言語系@繍)コース 中 村 真 由 美

1.はじめに

日本の中学生英語教育が実践的コミュニケ }ション能力の育成を目指し行われるように なって久し川最近では2002年に f[英語が使 える日本人

J

の育成のための戦略構想jが出さ れ,英語をコミュニケーションの手段として習 得するため,開くこと話すことを中心とした活 動をさらに劃見した授業が展開されている。し かし,中学生の英語能力の実態を見てみると,

相手の意志を受けてうまく話したり,自分の考 えなどを書いたりして表すカを十分につけて いるとは言い難し、生徒たちは,英語学習にお いてそれぞれの授業にまじめに取り組み,毎時 間の授業の項目は,正しく習得しているように 見える。しかしその学習は,授業内容をバラバ ラに暗記しているだけであり,それらの基盤に ある英語という言語の特徴をとらえるまでの 学習に至っていないのである。つまり,翻頂の 大切さや時や場所などの状況の表現に意識を あてた学習がなされていなし、。したがって英語 を表現するときには,暗記している内容を単に つなぎ合わせているため,意志を十分に含んだ 表現ができないのである。

自本には伝統的に,習得しようとする「技J の手本となる師匠キ模範に習って,その「技j

を真似る繰り返しにより技能を習得する「模 倣jという学習がある。それはただ,手本を写 し獲るのが目的なのではなく,模倣する過程で

指 導 教 員 山 森 直 人

「技Jを実現するための手順,つまり f型jを 自ずと構成すること,また,その「型Jを用い て自己を表現しようとする過程で,独自の「技j

を展開できるようになることが目的である。現 在の中学校英語教育にもこのような学習が必 要なのではないかと考える。それは, f書く

J

活動によって最も明瞭かっ確実に実現できる

と考える。つまり,手本である英文を正しく書 き写す司l隙を積み重ねることにより,翻頂や状 況の表現方法など英文を構成する基本的な特 徴,つまり「型

J

に気づき,それまで学習した 英文がその f型jにより統合され,英語という 言語の特徴を確実に習得できる。また,その

「型jを用いて自己に関する表現を行うことで,

独自の英語表現,つまり「技jが展開できるの である。

また,英語を書くという活動は,英語学習を 始めたばかりの中学生にとっては集中力を必 要とする難しいものである。そこで,授業にお いては,すべての生徒が模範である英文を正し く書き写すという「模倣jによる書く訓練を規 則的に取り入れることから始めれば,生徒は英 語を書くこと陀慣れるだけでなく,日本語とは かけ離れた英語の特徴に気づくことができる と考える。また,

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模倣Jの英文から部分的に 少しずつ自分に関する内容に「ずらしjて書く 活動に移行することで,英語の特徴をよりはっ きりと意識しながら英文を書けるようになる。

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そして最終的には,自己に関する文章を書く訓 練へとレベルアップすることにより,それまで の学習内容を系統的に統合して英語の特徴を

自分の中に渉み込ませることができ,それを用 いた自分独自の英語表現の変換装置を創造で きるものと考えるのである。

本研究では,言語学習における書くという学 習の効果を検証し,その初歩的段階である模倣 によるライティング活動である「英文視写学 習

J

を考案・実践し,その有効性を立証する。

その結果をもとに,ライティング活動をもとに した効果的な英語学習を模索・提索ずる。

2 .

概要

第2章では,書くということの機能と言語習 得への役割を概観するとともに,外国語学習に おけるライティング指導方法の歴史的変遷と

日本の中学生の英語による自己表現の能力の 現状について検証する。ライティング指導は,

学習者のコミュニケーション能力育成に向け て現想的な方法が考案されているが,実際の中 学生のライティングは,それまでに覚えた英語 に自分の日本語の考えを照らし合わせ,一語ご との翻訳をするのであって,わからない表現に 出会うと考えをすべて削除してしまい,表現し たい内容が十分に書けなし、これは,現在の中 学生がライティングに慣れていないためであ り,それが中学生の英語運用能力の向上を限む 問題点であることを指摘する。

第3章では,中学生がライティング昨慣れる ことを,

r 熟達化

Jの観長から,

r

精神運動性学習」

を通したライティング活動を行うこと,また,

それは「模倣jを基盤としたライティング活動 の充実とそこから自己表現へ向けて発展させ た活動を取り入れることが重要であることを 論じる。

第4章では,

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模 倣Jライティングのーっと して「英文視写学習」を提案し,徳島市の公立 中学校においてオープン講座として夏休みに 行った英文視写授業の実践的調査を通して,中 学生が英語ライティングに慣れること,および 英語の特徴をとらえ,それを長期記憶に惨み込 ませために「模倣

J

ライティングがどのような 効果があるのかについて具体的に検証する。

第5章では,

r

英文視写学習

J

の実践で得た 結果に基づいて,実際の中学校の英語授業にお いて実現可能と思われるライティング活動に ついて考案・提案する。

3.おわりに

本研究の調査結果により, r:模倣jを基盤 としたライティング活動を中学校の英語の授 業に定期的なルーティーン活動として取り入 れることにより,生徒たちは英語ライティング に慣れることができることはもちろん,記憶す るだけでは簡単に習得できない英語の特徴に 気づき,そして自分の「裂jとして無意識のう

ちに身体に渉み込ませることができる。また,

その f型jを用いて自己に関する英語を書く訓 練を繰り返すうちに,自分の考えや気持ちを英 語表現に変換する独自の f技Jを創造すること

ができる可能性を示すことができた。

以上の結果をもとに,日本人中学生の英語運 用能力の伸長を図るためには,従来のような聞 くこと話すことを重視する授業だけでなく,体 系的な書く活動を取り入れた授業が展開され ることの必要性を主張した。英語を書くことに よってそれまでバラバラに記憶されていた内 容を一つのまとまりとして統合し,日本語と英 語の違いについて明確に理解した上で英語が 使える中学生を育成できるものと顕う。

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