別紙1
論 文 審 査 の 要 旨
報告番号 ○ 甲 ・乙 第 2956 号 氏 名 山名 啓太
論文審査担当者
主査 教授 青木 淳 副査 教授 瀧本 雅文 副査 教授 泉﨑 雅彦
(論文審査の要旨)
DE-CT(dual energy CT)のvirtual monochromatic imaging(以下VMI)では低電圧画像に おいてヨ-ドのCT値が上昇する。そのため ヨ-ド造影剤による血管の増強効果が増して、下肢 深部静脈血栓症(DVT)の診断が容易となる可能性がある。そこで今回我々は、昭和大学病院 でPE/DVTプロトコールで造影DE-CTを行った29名においてVMIの低電圧画像がDVTの診断に有用 かどうかの検討を行った。両側の大腿静脈及び周囲筋組織における CT値を40keV、従来の撮影 方法とで比較しCNR(contrast noise ratio)を計算した。 CNRは、大腿静脈および内転筋の CT 値をそれぞれVV、ADとし、Nを内転筋のSD値とする式CNR=(VV-AD)/Nを用いて計算した。また、
DVTを有したものについては血栓と対側の大腿静脈とのCT値の比を算出した。
視覚評価、CNR(contrast noise ratio)はDE-CTの40KeV画像では従来の撮影方法と比較し有 意に高かった。また、DVTを有する症例においても血栓の描出は40kevでCNRの向上が得られた。
DE-CTのVMI画像は静脈の増強効果を高め 、DVTの検出に有用性が高い可能性が示唆された。
この新知見は、学術上価値のあるものであり、学位に値するものと判断した。
論文題名 :Evaluation of deep venous thrombosis using dual -energy CT (dual-energy CT を用いた深部静脈血栓の評価 )
掲載雑誌名:THE SHOWA UNIVERSITY JOURNAL OF MEDICAL SCIENCES Vol.30 No.1 2018 年 掲載予定
(主査が記載、500字以内)