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○ 論 文 審 査 の 要 旨

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Academic year: 2021

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別紙1

論 文 審 査 の 要 旨

報告番号 甲 ・乙 2742 小金澤 征也

論文審査担当者

主査 瀧本 雅文 副査 中牧 剛

副査 土岐 彰

(論文審査の要旨)

移植用臍帯血(ユニット血)は, 同時に凍結保存された検査用臍帯血(チューブ血)を 用いて細胞機能評価が行われているが、長期間保存されたチューブ血がユニット血の造血 能を反映しているかについて検討した報告はみられない.

小金澤らは、10 年以上 凍結保存されたユニット血, チューブ血それぞれ 110 検体を対象 に TNC 数, CD34+細胞数, CFU-GM 数. 生細胞率を測定した. 結果は、チューブ血の TNC 数, CD34+細胞数, CFU-GM 数 . 生細胞率は,ユニット血と比較し有意に低値であった . 42/110 件のチューブ血で CFU-GM が検出できなかった. チューブ血に対応するユニット血の各測 定値をチューブ血 CFU-GM 検出群, 非検出群別に比較したが, 全てで有意差はみられなか った. チューブ血と対応するユニット血では CD34+細胞数で正の相関を認め, チューブ血 の CD34+細胞数と対応するユニット血の CFU-GM 数にも正の相関を認めた. 長期間保存さ れたチューブ血の造血能は低下していたが、CFU-GM 非検出のチューブ血に対応するユニッ ト血の造血能は維持されており ,チューブ血における CD34+細胞数がより重要であると考 えられた.

長期間保存されたユニット血の品質の判定にはチューブ血の CD34+細胞数 が適しており 臍帯血提供の可否を判断できる可能性が示唆された.本論文は新しい知見を得ており、学 術上価値のあるものと考えられた.

(主査が記載、500字以内)

参照

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