原
著
〔東京女瓦會誌・策11答。第4號頁37δ一394・旧庵禾p16年11月〕クルップ性肺炎患者に封ずろVitamin l
C大量負荷試験成績に就て
東京警察病院内科(讐長帝大講師 坂本秀夫博士)池 田 珠
(昭和工6年9,月13目受附)第1章 緒
論
肺炎のV・C・i療法は1936年Gander及びNiederbergerによpl jEIJめて唱へられたるものにし
て,同氏等は老人のV・C・に就ての研究中老人肺炎患者にV.C.を投與して効果あるを認めジ且
つ次の事項より肺炎時初期にV・Clを多量に投幽する事を推奨せり。印ち熱獲性疾患に於てはV・C. 敏乏を來し易きを以て,V.().を多く含有せる果實及び巣汁ほ熱性病患者殊に肺炎患者の主食物とすべしと稔せられる事・肺炎に罹患後には必ずV・C・敏乏症を認むる事・Stiener及びHeym悶の
動物實験に依れば慢性に経過せるC.一Hypovitaminoseは壌」血病を起さすして寧ろ肺炎を起し易き事,食物中のV.C.量の減少ある10月より翌年5月迄,殊に121
獅諱ji 4月這に,帥ちKirchman
の所謂第一次的V・C・敏乏症を回し易き時期に肺炎の三生多き事,叉老人にはV・C・鉄乏甚だ.し
く,老人の肺炎の死亡率大なる事等を根櫨とせり。HochwaldはGander等と別個に肺炎患者にV・C・を投幽して効果を墨げ・V・C・の大量投與を
唱へ,叉VogelはGanderの報告を追試して其の効果を認め,尚ほ外科的手術前に術後肺炎豫防
としてV・C.を用ひて効ありと稻せり。伺ほ,肺炎時V.C.歓乏症ある事はSchrδder其の他多激の學者に依り認めらるる所にして,
Bohnholzerは肺炎の輕重はV・C・.歓乏度の大小に關係すとさへ稻す。 著者は昭和12年「・クルップ」性肺炎:患者尿中V・q量を測定し,分利前:には尿中V・C・:量大にして分莉後次第に減少し:,分利後第3一第3週に於て最も低値を示し,後次第に増加し正常値
に近づくとの成績を得たり。 次で昭和13年實験的家兎肺炎に於て研究せるt〈 ’7肺炎時V・C監昧乏fちるを認め・家兎に豫め些較的大量のV.C・を連綾注射したる後,其の氣管内に肺炎菌を注入せるに,其の家兎肺臓には肺拳
一一一一一一 9 ・一一一・病竈を萌かに認むるも死亡するもの1例もなく,封照例邸ちV.C.を注射せざるものに於ては凡て
死亡せる事,並びにV・C・を負荷せざる實瞼的肺炎家兎に於ては,肺臓中総V.C.量は特に甚だ
しき減少を來せるに反し,霞めV・C・を負荷せる實験的肺炎:家兎に於ては,肺臓中軸V.C.量著
明なる増加を:來す事等を認めたり。此等の事實よDV・C・の連績注射は家兎に於て肺炎菌に封ずる抵抗力を増大する事,肺炎時肺臓
に於てV・q.が多量に清費され,艦内に充分なるv・C.ある時は生艦を肺炎菌より保護する爲に
多量のV.C.が肺臓に逡られる事を認めたり。
:更:に昭和15年には26例の「クルップ」性肺炎患者に就て,毎朝V・C・300mgを注射しV・C.
蓮績負荷試験を行ひ次の成績を得たり。 1
師ち「クルップ」性肺炎患者の.皮下注射に依るV.C.連績負荷熱讃に於ては,凡てV.C.歓乏
あるを認め,分利と共に尿中V.C.量の著明なる増加を示し.「クルップ」性肺炎:以外の二三の熱 性病疾患に於けるV・C・連携負荷試験の成績と全く趣を異にする事を認めたり。而して「クルップ」性肺炎患者に欝脈注射に依りてV.α1連績負荷試験を行ひたる時は,分利と全く無月係に,負荷第
1日に於て速かに多量に尿中に排泄され叉以上の凡ての「クルップ」性肺炎患者に於て血液中V.C・ 量に就ても負荷前にはV・C.千尋歌態にある事を認めたり。依って今回は「クルップ」性肺炎患者に可及的速かにV.C.の大量投與を試みたるを以て,舷に
其の成績を報告せんと欲す。第2章 實 験 方 法
肺炎獲病後早期にV.C.,の大量投與を行はんと劃せしも,第1三日に入院するもの殆ど無く,毎
年早期より行ひ得ざりしも,入院後可及的速かにV℃・投與を開始することとせり。
先づ血液並に尿中V.C.量を測定し,次でV.C.2QO m9(5%Vitacimin 4 c.a)宛/日5同
合計1 OOO mgを皮下に注射せip。共後排尿毎にV. C.量を測定し,夜間のものは「トルオール」 を加へ翌朝測尋当り。此の方法にては多少のV.C.量の減少を冤がれ能はざるも, V.C・飽和後は 尿中V.C.「量は急激に甚だしく増加するを以て之を知る目的には左程困難を感ぜざりき。 血液:中総V、C.量及び尿中還元型V.C.量測定方法は前回1報告と同様なり。V・C・の投與章に就ては躍動により其の詮を異にす。帥ち・Gander及び:Niederbergerは先づ
V・C・5QQmgを注射し,300 mgを経口的に投回し,尿中V・C;量を測定せPl。此の方法にて省ほ
V.C.敏乏除去せられざるものに於ては更にV. C.錠剤(1錠50 mg)を3時間以内に用ふる時は
大部分のものに於てはV・C.敏乏を除去し得ると劃し,Hochw謡dは第1日に5000 mg全量10000
∼15000mgを用ふと報告す。之に封一しGander等は1000∼2000 m9にて充分目的を達し得て斯
かる大:量を用ふる必要なしとす。Voge1は先づV. C・200 mgを皮下に,其の後は経過に依り5∼8時間内に更に200∼500mg投與すべしと云へり。術ほGunzel等は100∼200mgの注射にても治
癒的効果ありと報告す6
.10一
377
著者は寸寸報告の寸寸負荷試験に於けるが如く肺炎時V.C・飽和所要量より考慮し,試みに1日
2000mgを200 mg宛に分ち2時間毎に注射せるに,患者疹痛に堪え兼ね,夜間ほ安眠を妨げる
惧れありたるを以て,其の後2QO mg宛4時間毎に:強心劃と共に又は輩猫に皮下に注射し,1日
1000mgを用ひ;之にて充分目的を達し,患者の苦痛をも緩和するを得たるを以て,以後凡て此の
方法に從へpi。樹ほ初期にV・C・の多量を用ふる意昧に於て注射開始時午後なる時は注射間隔を短
縮し,総て注射開始第1.日中にV.C.1000 mgを投與せり。而して解熱に至るまで同量を連綾使用 せる爲め全量にては相當大量のV.C.を投話せり。 注射:方法に關しては,前町のV.C.連綾負荷試瞼に依るに静脈注射にては速かに罐外に排泄されるを認めたるを以て皮下注射を選び,且つ1日数同に分ちて用ふることとせり。
第3章 實 験 成 績
「クルップ」性肺炎患者15例にV.C.大量療法を行ひて次の如き成績を得たり。
第1例 S.T.舎 32歳 宕下葉→左下葉 昭和15年12月1肩突然耐熱39.50C,咳漱,喀疾あYo2!岨より三色疾を息出し,高熱績き食慾無く,5/∬ 第 1 表 S.T. 台 32 歳 月 日 6/巡 7/M 8/M 9/M 素 心 午前7時 x”10時 午後2時10分 φ 6時 轟10時25分 午前7時20分 φ11時45分 午後4時10分 t」9時 午前6時30分 t”10時 午後3時15分 t”10時5分 午前7時 午後1時30分 e 3時 多 9時 尿 :量 100 200 200 100 250 850 ’200 250 150 270 870 150 200 3ao 20e 850 20e 300 210 300 1010尿中V.C.量
mg.% 3.5 3.8 4.2 3.8 68.5 58.8 50.0 62.6 66.7 mg. 3.5 7.6 8.4 .g.s 171.5 194.8 117.6 125.0 93.9 180.1 416.6ut.1
62.6 50.0 53.3 49.0 45,5 83.3 71.4 9. 6.0 125.2 150.0 106.6 477.8 98.0 136.5 174.9 214.2 623.6 血液総 V.C.:量 mg.% O.93噛勉二物%
日キ
5 6 7 8 3
40
卓箋C39
38
37
穿36
ケヲン「』 8.64 一一一P1一
入院す。 入院時櫨温38。C,脈薄84,呼吸26,胸部所見は右側前面第3.肋膏,背薗第6胸椎棘歌突起高迄打診音短にし で,呼吸普微:躬となり,氣管枝聲吾5曾強すδ翌6/Mには左肺下葉に游零し,嵯温40。C以上となり,脈嬉112, 呼吸54を算へ「レントゲン」爲眞にで左右下面%に陰影を認めたるもV.C.1一日’2000 m9め注射にてV.C. の訣乏除かる07/皿には禮溢38.QCとなり,呼吸数も著しぐ減じ34となれり6著者前向の實験に於で「トリア ノン」を服用せしめた.るものre tは,然らぎるもめ.に比しV. C.負荷の際飽和所要量著しく大なりしを以て「ト リアノン」がV.C.を多量に破壊するもの?sbや否やを確めんボ爲め,7/Mi尿中V.C.の著明なる櫓加を認め たる後「トリアノン」毎4時間に1瓦宛.1H’4同(全使用量12瓦)投回せり.σ而して尿申▽. C.量は減少 を認めず0 9/短解熱し其の後陣過良好にて21/1退院せり。本例にては獲熱時にも左程苦痛を訴へずV.C.使 用後は食慾相當にあYo前同の試瞼にて.「トリア7,ンJ 2服用せる患者が解熱後も長く食慾無く,呼吸数も多か りしに比し著しき差異を認めたPo 第2例 R.S.♀ 33.歳 左下葉 昭和15年12月13日感胃感あり,頭痛を訴ふ015加朝悪寒職懐凌伜ひて獲熱し,16ノ証咳漱,.略疾,誰妄現 はれ19/廻肺炎の診圓の.を受け,20/双本院に逡られたY ol 入院時艦溢3醗C,脈搏128,呼吸42,胸部所見は左側前面下部並に背面第7胸椎棘厭突起高以下濁書を呈し 一管枝先申等大水泡普並に捻髪暑を聴取穿。「レントゲン」爲翼にては左側下部亮に陰影.を認む。入院後直ちに V.C.の注射を開始せYo讃妄婁呼吸困難あり,10tM夜には39.4。Gとな凱重症な)しも次第に†降し,23/皿 全く解熱す。其後の経過良好に℃11/1退院す。 第2表 R.S. ♀ 33.歳 月 目 20/湿.
21偲
22/魍 23/M 時 間 午後3時φ7時10分
午前6時10分: 多10時 午後4時 午前6時30分 611時. 午後9時 午前7時10分 置 1 午後3時 4 8時30分 尿.:量 ・100 150 250+ 150 100 130 380+ 200 150 220 57e 200 150 200 550 尿中、V・C・量 mg. % 3.0 3.7 2,.5 4.64 38.4 58.8 62.6 45e5 50.0 66.7 58.8 n)g. 3.0 5.6 8.6 4.8 4.6 49.9 59,3 117.6 93.9 100,1 310.6 100.0 100.1 117.F 317.7 血液総 V.C.:量: ril kT . % O.62 4.23ny
@12 r
第3例 K。A.舎 42歳 冶下葉
昭和15年12月22日悪寒あ朔.就床す026偲外出せる爲か28/双よ刀再び悪寒あり。同日騰温40。Cと なり冶側胸痛を訴へ,夕刻より咳漱,略疾現れ,以後引綾き39。C前後を往來し,311罰入院す。 入院時髄温38.6。C,脈搏74,呼吸34,右側前面下部打診督短にして背面肩押角以下濁普を呈し小水泡普を聴 取す。「レントゲン」爲眞にては右側下部約】/3に陰影を認む031/阻午後2時よb2時間毎にv. c.200 n,g宛 注射す。2/1,3/1共に最高39℃なりしも苦痛少く,食懲も比較的良好にして病院より支給せる流動食を殆ど毎 ,Pteesee取せり。51工分利せるも,・8/1よ一側灘肋膜炎を併as・隈なく吸牧され,15/腔腿院凹。・ 第3表
K.A・ 舎 42歳 丹 日 31/巡 コ/1 2/1 3/1 4/1 5/1 時 間 午後2時 t”11時30分 午前5時 〃 8時30分 午後10時 午前3時 4 8時40分 午後9時411時
午前9時 多10時20分 午後5時15分 〃 9時3G分 午前9時10分 午後3時30分 4 7時 午前8時 午後0時20分45時
尿 :量 60 300 360+ 260 130. 220 610 230 15e 250 100 尿中V.C,:量 mg.%1 mg. 2.94 4.46 ii .17・ 4.3 62.5 62.5 1e8.5 121.2 118.6 730 26e 100 230 210 800 230 280 300 810 26Q 3一 OO 300 71.4 こ3.3 80.6 100.1 s.〉.e 62.6 i」rs.8 71.4 50.0 62.6 1.8 13.4 15.2+ iO.8 5.7 137.5 154.0 143.8 163.8 181.8 118.6 507,0 S60 185.6 83.3 18 ・5 S 2.0.0 664.3 115.0 175.3 176.4 467.7 185.7 150:0 187.8 5.03.5 血液総 V.C,量 mg. % O.82 日 一 . − i增刀刀嶋齔
一%
’「} 馳 ,・避14
6
享}− 蓼 ミ40 6
一 「L 7 3θ1 138
1 7・36
.2第4例 Y.N.台 34歳 左下葉→左上葉
昭和15年12月26日夜悪寒,關節癬を伴ひて護熱し,27偲血温39・7。C,28/皿頃kb呼吸困難加は坊 漱は少く,略疾なし,30/阻入院す。 一 13 一一入院時謄温39.5。C,脈搏90,呼吸20,胸部斯見は左側前面下部並に背面第4胸稚棘駅突起高以下打診暑短に して,氣管枝普及び多藪の中等大水泡替あy。「レントゲン」爲眞にて左側第4肋骨以下に陰影を認めたり。眼球 結膜黄染し,口唇に水泡疹を認む0 31趣よ)V.C.注射を開始す01/1午前中一時解熱せるも同目正午頃より再び39。c前後となり左肺上葉 ・に面白し,「レントゲン」爲眞にても左側全髄に陰影を認めたbo3/1分利し,3/ff全治退院す。
第4表 Y.N.♂34歳
月 日31槻
lf1 2/T 3/1 問 午前8時 〃10時50分 午後4時10分 午前2時 φ 8時611時10分
午後4時40分〃9時
午前1C時 午後r6日寺…30分 午前5時412時
午後8時 尿 量 100 2.50 200 550+ 210 200 150 180 160 900 300 450 750 450 300 200 950 尿 中 mg. % 1.6 2.5 4.0 4.2 4.0 3.8 14.3 45.5 46.3 42 .5 66.6 92.4 86.7 V.C.:量 mg. 1.7 6,3 8.0 16.0+ 8.8 8.0 5.7 25.7 72.S 121.0 13g.9 191.3 330.2 299.7 297.2 173.4 750.3 血液糖 V.C.:量 mg. % O.64 4.05 5 7 8.θ
.チ。33
A
38
喉・
37
.3§ 第 5 ・25座 1.Y。 ♀ 61 歳 昭和15年12月25日悪寒,頭痛,咳1漱あVo 30/M夕刻より悪寒職懐を俘ひて獲熱3、.OC,左側背痛を訴 ふ。31/洲よ塑錆色痴呼吸困難現はれ,食慾無く,高熱持績するを以て3灯入院す。 入院時柱脚39.4。C,脈揮102,呼吸30,胸部所見は左前面第5肋骨以下打診暑短にして,水泡督あり,左側背 面第7胸椎棘釈突起高以下に濁暑を認め,氣管枝督並に水泡書を聴取す。右側にては前颪第3肋骨以下打診菩短 にして,胸部一幣に乾性羅暑を聴き,「チアノーゼ」を認む。次で右側上蔀も打診暑短となり,「レントゲン」爲眞 にては雨肺全肺野に恒りて陰影を認めた)0 4/1よbv・O注射を行ひたるに輕過甚ぢ良燃して,蝿的にも苦痛少く,8/1夜に至Pて分利し老齢にし て且つ仁恵を侵され重症なりしにも拘らず,5/1より流動食の他に官命を相取し,伽ま獲熱に隠して竜V.C.便 用後翌日よyは37。C塵となり,恢復も頗る速かにして,解熱後13日にして21/1全治退院す。一14一
第5表 1.Y・♀61歳
月 目 4/1 5/1 6/1 7/1 時 間 午前5時49時40分
午後i時30分 〃 8時 午前2時30分 〃 6時 午後7時… 午前3時20分 φ 8時 午後5時30分 〃11時 午前4時 4 7時25分 午後0時10分〃8時
・/日脚前野
410時20分
午後4時30:分47時15分
尿 量 orO 40 100 200 390+, 150 130 200 480+ 170 100 300 250 820 尿中V.C,:量 mg.%1 mg. 2.5 2.8 3.522A5
8.32 3.6 48.6L3
1.1 3.5 4.9 10.8+ 12.5 4.7 97.2 114.4+ 52.3 8tj.5 67.4 64.8 100 2CO 260 200 760 84.7 84.7 66.8 92.0 88.tj 86.5 232.2 162.0 579.6 84.7 169.4 173.7 184.0 611.8 血液総 V.C.量 mg. % O.52 1rk,., 125.0 2J7.6 209.1%
%%多
彫 % %
温
5
6 7 8
3
/0 〃40
峯》 3θ禰
38
汐37
36
200 150 270 230 76.9 83.3 80.6 90.9 850 705.5 8.6第6例 Y,1.♂51歳左下葉
昭和15年12月27日嵐山感あり就床す029/皿:夜より燈温40.3。C悪寒あり。咳漱,頭痛を訴へた)03/1 よY左側胸痛現はれ,尿意頗数,輕度の排尿痛あP。同日入院す。 入院時農温40.30C,脈薄ユ00,呼吸40にして,舌は褐色の濃き舌苔にて覆は2Ve胸部所見は前面下部に少許 の水泡暑を聴ぐのみにて医書を認めぎ塑しも・, 4/1 E側背面下部第6胸椎棘駅突起高以下に濁督現はれ,氣管枝替 及び多敷の小水泡盛を聴取す。「レントゲン」篇眞にては左側下部%に陰影を認めたVo 4/1よPv.c.注射を行ひ,8/1分利す。本例にては口内炎の爲食慾旺盛なるも食物囁取妨げられたり015/1 頃よy口内炎も殆ど治癒し,16/丑全治退院す。 一一 15 一第6表 Y.1;. ♂ 51歳 月 日 4/1 時 間 午前5時、 t”9時30分
4時11
午後3時45分4 6時5分
i」8時411時
t”12時 5/1 6/1 7!1 8/1 午繭2時30分 ・■一4呼 〃 8時10分 午後1時30分 4 4時一48時.
午前5時10分 〃 8時50分 午後1時20分 4 7時45分 午前6時410時15分
午後3時48時35分
午前5時10分 di 9時 午後2時40分 づ 7時10分 尿 :量尿申V.C.量
140 130 130 ’1 80 160 100 110 100’ 1050 100 130 120 100 160 200 810 180 250 25り 320 1000 270 1SO 150 280 880 280 1“OO 210 250 930 mg. % 2.5 2. 6 aO.32 1.82 2.0 2.0 2.0 1,67 3.33 4.0 , 4.72 er4.Ai 47.2 45.5 50.0 . 5S.8 66.7 47.2 4i:4 62.6 71.4 50.0 111g. 3,5 2,9 3.0 3.3 3.2 2.0 2.2 1.7 21.S 3.3 5.2 5.7 54.4 75.5 9工.0 .235e1 90.0 147.0 166.8 151.0 554.8 1e7.1 112.7 106,5 1tiO.0 466.3 38.4 .55,5 43.4 71.4 107.5 111.09L1
178.5 血液総 V.G量 ・m.g. % O.68 1 ’496.1 7.64 第7例 T.K.♂ 23歳 右下葉 昭和15年12月26日突然悪寒を俘ひて襲熱すd其の後高熱持恥し,咳漱,略疾多く,頭痛,咽頭痛甚だし く6/1入院す。 入院時豊温38・90C・蘇搏ユ00・呼扱24,胸部所見は冶側前面第4肋骨高以下背西山8胸椎開脚突起高以下濁督 を呈し,氣管枝書並に水泡督を聴く07/1最高禮温40.2。Cとなりしも12〆1分利す。「レントゲン」爲眞にては 右側下部1/2に陰影を認む。 一 ’16 pm7/1よりV・C・注射を開始し,高熱にも拘らず呼吸困難其の他の’自記的苦痛無く,高熱時にも可動を遣り,其 の後の輕過良好にて4阻全治退院す。
第7表 T。K・♂23歳
月 口 7/1 8/1 9/工 10/1 11/1 12/1 妻 問 午前7時 午後2時10分44時35分
午前7時20分 午後3時15分 tt 8、時10分 午前4時40分 午後0時25分4 7時5分
午前7時 午後0時10分φ5時30分
.410時25分 午前6時30分411時
午後3時48時25分
午前7時 ’410時 .午後3時15分 t”8時 尿 :量 150 100 240 490+ 250 280 .E OO 830 260 190 290 740 250 210 20V 180 840 , 200 220 210 300 930 180 200 280 290 950 尿申V.C・:量 mg. % 3.7 4.55 3.84 3.22 41.6 43.4 35.7. 62.6 50.0 53.3 58.8 76.9 80.6 57.1 55.5 53.3 62.6 66.7 62.6 7.14 8.06 mg. 尋.6 4.6 9.2 18.4+ 8.1 116.5. 13e.2 254.S 92.8 118[9 145.0 356.7 123.3 123.4 153.8 145.1 545.6 114.2 122.1 111.9 127.8 476.0 120.1 125.2 199.9 233.7 678.9 血液総 V.C.量 mg. % O.49 8.42 第8例 H・T・.♂ 40歳 右下葉 昭和16年1月15目風邪感あbo7/1より燈用38。C雨後にて,右側胸痛及び呼吸困難を訴へ,某讐よy肺 炎の二手の下に「トリアノン」の2日分(分:量不詳)の大部分を1日に服用せし所翌日より悪心,嘔吐,腹痛現 れ,尿閉.を來す。9/1;初めて聖恩あPo血尿を認め疹痛甚だしく「モルヒネ」の注射を必要とせり。欺くの如き 愈愈にて乏尿並に血尿.を主訴として「スルファピリヂン」申毒の診噺の下に13/工入院す。・ 入院時盤渉37。.5C,呼吸24,脈搏72,打診,聴診上及び「レントゲン」検査にて竜肺炎と思はるる所見を認 一一一 17 一一一第8表 H.T. ♂ 40歳 耳日 18/1 19, /1 20/工 21/1 22/1 23/1 24/1 2511 時 問 午前10時 午後0時10分 φ4時40:分 午前4時30分 〃 6時
411時10分
午後3時5分
〃 7時 〃10時 午前0時20分 午後3時20分 411時10:分 午前8時50分 午後0時20分 〃 7時20分 午前7時 〃11時20分 午後5時 午前7時 午後2時10分〃5時20分
多.9時30分 午前11時30分 午後4時411時
午前10時30分 午後3時47時15分
410時
尿:量 200 250 200 650 100 130 120 200 200 260 1010 .goo 420 330 1050 300 350 470 1120 300 30ro 380 1030 300. 250 280 320 1150 2eo 350 400 950 280 300 4SO 400 1460 尿中V,C・量 mg.% 1.5 2.2 1.43 6eO 5.0 4.8 45.5 50.0 33.3 33.3 50.0 66.7 3e.9 33.3 50.0 43.4 71.4 62.6 53.3 67.9 ’40.6 62.6 48.0 50.0 63.9 50.0 62.6 32.6 66.7 mg. 3.0 5.5 2.9 11.4 6.0 6.5 57.6 91.0 100.0 85.8 346.9 99.9 2ユ0.0 220.1 530.0 92.7 116.6 235.0 444.3 120.2 249.9 247.9 ,617.0 159.9 169.8 113,9 200.3 643.9 96.0 175.0 25ett.6 526.6 140.0 189.8 156.5 266.8 753.1 血液総 V.C.量 mg. % O.44 、めず。其の後38DC,前後の獲熱あり o 1711に至り群塊39.3。C, 脈搏’96,呼吸42.を算へ,右側下葉の肺炎を起し,右側前下部 及び右側背面肩脾角蝉下潮暑を呈し,氣管枝暑を聴取す。「レ ントゲン」篇翼にても右側下部1/3に陰影を認めた)o, 18/1V.C.注射を行ひてより呼吸敷著しく減少し,全身駅 態天日となし26π解熱し,10ノ∬全治退院脳。本例にて は食慾不振を認めしも既に肺炎獲病前に:「スルファビリヂン」 中毒にて食慾全く無かりしものなり。 8.8 一一 18 一一第9例 E・[1]・舎 34歳 1 上ee及び田田葉 昭和16年1月2日風邪感あ・り06/1よりi菱熱39。C腰痛あPo間もなく一・ag解熱せるも9/1再び獲熱し, 咳漱,匡正現はれ,呼吸困難加はP,其の後も高熱綾き,12/1更に黄疸を認め,15/1入院す。 入院時禮温38.6。C,脈簿120,呼吸30にして,胸部所見は右側前面第4肋骨高,背面第5胸椎棘駅突起高迄
第9表
玉】.T・ 舎 34歳 月日 16/II 17/11 18/11 19/II 20/11 21/11 22/II 時 聞 午後2時 6 7時410時
午前7時 午後1時 4 3時 午前8時30分 午後2時 4 5時49時
午前3時 4 8時10分 午後1時35分か6時20分
午前2時49時30分
午後5時40分 午前8時 午後2時30分多3時
45時10分
午前2時30分 ・6 9時5分 午後2時.10分47時30分
尿量: 200 300 310 810+ 3eo 290 300 890 .Q,50 260 200 200 910 250 200 190 230 870 150 200 500 850 250 200 200 210 860 250 200 260 300 1ole 尿中V.C.:量 mg. % 2.5 2.38 2.5 2.8 25.0 25.0 20.0 25.0 33.3 50.0 54.4 58.8 66.7 62.6 50.0 41.6 33.3 47.2 50.0 50.0 53.3 45.5 66.8 50.0 53.3 mg. 5.0 7.1 7.7 19.8+8A
72.5 75.0 155.9 50;0 65.0 66.6 100.0 281.6 136.0 117.6 126.7 144.0 524.3 75.0 83.2 166.5 324.7 118.0 100.0 100.0 112.0 430.Os 113.8 133.6 130.0 159.9 537.3 血液総 V.C.量 通9.% O.38 6.8 一一一P9一
i打診暑短にして水泡督あり。左側は第5胸椎閨閥突起以下濁督を呈し多数の乾性並に灘性羅暑を聴.く。「レント ゲン」爲眞にては右側螂2/・並に左倶肛全燈に陰影溜めたy・ 16/工よりV・c,の二十を爾始す037・5。C乃至38・9。Cの弛張熱あ:り,18/1一時36。ci褻となる竜其の後再び 38。C以上となり.食慾無く,最初kV一般歌態良好ならず重症なりしも22/1全く解熱し11/M退院す。 第10例 :E。O。♂ 29歳 右下葉→左下葉 昭和16年1月13日夕刻悪塞を件ひて獲熱400Cに及び,胸痛を訴ふ。14/137.9。Cとなりしも鋪色疾,暖 漱現はれ,盤渓39。Cとなり,16バ入院す。 入院時盤温39.6。,脈搏90,呼吸32,胸部所見は右側前面第4肋骨高以下濁督を呈し,羅普を聴取せず017/1 よ蝋管枝晋及び捻髪替現はれ18/嘲一時解耽るも午threは38・4。cとなり,1PII 39・3。C lを示し,右側背面
第噛雛国難高以下欝を認め,鰭枝書割取し,左一軸走脳。「レンげン」.雛にて畷初は
右側下部1/3に陰影を認めたるのみなりしも,後には右側上部2/3にも陰影現はれたり0 17/1よiりV.C.注射を施行し,21/1分利す。本例にては1F/1入院と同時に「トリアノ.ン」を服用せしめた 第 10 表 E。 0・ ♂ .29 歳 月 日 16/lr L17/1工 18/II 19/II 20/II 21/II 時 間 午後2時 午前5時45分 〃12時 午後10時 午前7時 .午後2時 .φ 6時 午前11時40分 午後5時410時
午前8時 午後2時15分 〃10時 午.前3時 午後2時45分置4時20分
尿.量 390 300+ 2eo 400 150 750 200 450 300 尿中V.C.:量 mg. % 2.5 3.45 4.72 4.55 10.3 50.0 48.6 950 270 480 300 10 tt O 3S.4 26.0 38.7 500 1 2.50 600 一一・一一一 @1 1350 ,500 45e 50’O 20.0 33.3 4−5.5 25.0 33.3 6e.o ユ%⇔ mg, 7.5 7.5+ 6.9 18.9 6.9 32,7 20.6 222.0 145.8 391.4 9,4.3 124.8 1・16.1 33 r] .2 100.0 84.0 273.0 4−8.3 125.0 1.49.9 300.0 574.9 血液糖 V.C.量 mg. % O.66 5.16 百タ%.%勢ノ%.2%2112%
温456783.10
40
峯 I133
. . . @ .138
.1L137
‘ 」7 ・ 136
ト『. ワン 一一 20 pmるものにて(全使用量:299)食慾.を害する事甚だしく,分利皆野3日1;,3/1迄は殆ど絶食の厭態にてv.C.注 射を以てするも食慾に乱しては効なかりしが,其の後の経過順調にて14/ll全治退院せり。
樹ほ糊の姐「F)アノ.ン」搬與後Y・c・を注射せるものにても泌に尿物v・q囎加し,v・c・飽
和厭態に達せるを思はしむ。第11例 A.S.♂.29歳 左上葉
昭和16年1月19日午後5時頃より激しき頭痛を訴へ,次で高熱を無し,咳漱,略疾,咽頭痛現はれ’,21/1 肺炎の四一を受く。同目夕刻より胸痛,呼吸困難現はれ,鋪色疾を略出す。依て22/1入院す。 入院時盤温38・9。C,脈薄100,呼吸30,胸部所見依右側前面第2肋骨高迄背面第4胸椎棘釈突起高迄濁督を呈 し,氣管枝書を聴取す。「レントゲン」高崎にては左側上孚部に陰影を認む0 23/1よ)V.C.を注射するに食慾著しく改善せられ粥食:1同.2∼3碗宛擾取し,25/1解熱す。 其の後1M頃より右側灘性肋膜炎を併獲せしも聞もなく輕快し,1雌全治退暁せ% 第 11麸ぎ A。S. ♂ 29歳 月.日 22/1 23/1 24/1 25/II 時 間 午後9時 午前10時 午後5時15分 4 9時15分 午前4時 〃 8時15分 午後4時10分49時15分
午前9時10分 〃11時15分 』午後5舞寺…30分 多10時25分 尿 :量 ’300 300+ 140 560 270 970 200 260 240 200 ・900 210 220 180 320 930 尿中V.C.:量 mg. %L8
2.2 ’ 3.33 5.0 4.5 48.7 50.0 58.8 51.・7 55.5 55.5 5).6 mg. 5.4・ 5A+ 3.1 18..,” 13.5 35.1 9.0 ユ26.7 120.0 117.6 373,3 118.6 122.1 99.9. 168.3 508.9 血液総 V.C,量 mg.% O.74 6.36 第12例 M.1.♀ 75歳 左上葉 昭和16年1月30再より獲熱39。C咳台無し01/皿より尿閉現は払當院農科へ入院し,2/丑當内科へ韓科す。 當時eela’ 38・8C・脈搏120,呼吸30にして,胸部所見は三揃面第4肋骨並に背面第3胸椎棘腋起高迄打 診曲調にして・氣品書並に捻髪晋をeseqし,頗る重態にして,「レントゲン」検査を施行し得ぎ臆。 3/1 XりV・c・注射を開始し,尿閉の爲二二縛尿にkPUt心す。5/llよ堰灘・下降し始壁・も訓釈態漏せず・6/丑藤廠喋燗髄呈し,螺藤し,咀には
eeva・37.C以下,騨130∼14・,呼吸30となy,「チア・一ゼ朔肋,搬款面々悪イヒし,9/∬途に購に入る。一21一
第 12 表 M・1. ♀ 75 歳 月 日 3/II 4/II 5/II 6/エ1 時 問 午後3時20分
e4時15分
午前4時 〃 9時 午後1時30分 午前4時 午後4時〃9時30分
午前5時30分〃9時20分
午後3時 尿 :量 15 13 28+ 230 200 210 640 320 200 150 670 120 70 100 尿中V.C.:量 mg. % 1.43 1.54 12.5 12.5 50.0 50.0 53.3 58.5 53.3 86.5 90.9 (以下失禁} i5,67+1 mg. O.2 0.2 O.4+ 28.8 25.0 105.0 158.S 160.0 106.6 87.8 354.4 ・64.0 60.6 90.9 215.5+%%%%%%盟
4 5 6 7 8 3 /040
多》39
C
D 38’ 噛1? ■
37
一 L36.
第13例 G・K 舎 16歳 右下葉 昭和16年2児4目頃よy風邪感あり。6ノ∬學狡より露宅後悪感麩以て膿温3gocに上昇し,食慾無く,7/豆 館色痩及び右側胸痛現はれ,8/丑入院す。 第13表 G.K. 舎 16歳 月 日 91tl1 10/11 11/II 時 問 午前S時 〃10時 午後1時45時30分
4 9時 午前8時 午後5時410時
午前8時 午後5時〃7時30分
尿 量 210 220 250 230 170 1080 280 250 200 730 380 200 100 680 尿中V.C.:量 mg. % 1.6 1.78 1.7 50.4 53.3 51.8 54.4 62.1 47.254A
98.4 mg. 3.4 3.9 4.3 115.9 80.6 208.1 14 ,5 .0 136.0 124.2 405.2 179.4 108,8 98.4 386.6 血液総 V.C.量 mg. % O.62 5.4 日キ
%%1駈
3 4 5
40
蜜33
38,37
36L 一 22 一一一入院前壷濫39.5。C,脈搏108;呼吸24,胸部所見は右側前面第4肋骨及び背面第6胸椎棘妖突起高以下濁暑を 呈し,氣管枝暑並に少許の水泡苔を聰取し,「レン鞄ゲン」霧眞}『ては右側下部1/3に陰影を認む0 9/1よりV・c・注射醐動転るrc lo/ll・eく無熱Et・b23!皿全VEitt院す・
第14例 N・N.♀ 37歳 右下葉
昭和16年1月中旬百日咳に罹患す011/皿悪寒を件ひて獲熱39。C,咳庭山婆あり,直ちに入院す6 ほ .入院時血温39・2。C,脈薄132,呼吸36,胸部所見は右側前面第4肋骨高以下,背面第6胸椎棘駅突起以下盛暑 を呈し捻髪苔を聴く。「レントゲン」爲眞にては右側下部に薄き陰影を認む。 .入組後直ちにv・c・注射を施行するに12/皿朝(:kt 37。・3Cとな.b,夕刻には36・70C,翌日より全く無熱にて 27伍全治退院す。 本例にては獲十四1日よりV.C.療法を施行し得て著効を認めたり。 第 14 表 N.N. ♀ .37 歳 月 目 11/1エ 12/II ’13/11 時 間 午後1時63時
4 5時 〃 8時 〃10時411時30分
午前2時30分410時
午後10時10分 午前6時 〃1].時 午後3時 〃 8時 尿 量: 40 120 50 70 50 50 340+’ 150 150 200 500 180 70 100 100 450 尿中V.C.量: mg. % 1一.02 1.5 1.5 1.1 . ユ.5 5.0 2.5 50.0 54.4 62.6 57.1 54.4 90.9 皿9。 O.4 1.8 0.8 ’O.8 0.8 2.5 7.1+ 3.8 75.0 108.8 187.6 132,7 40.0 54.4 90.9 31.8 血液総 V.C.:量 mg. % O.86 6.73%%駈
1 日キ
1 2 「3
40
ゲ冬さ 1 ;R3
138
一1 ■ 137
1 36L 第15例 H.T.♀ 32歳 左肺杢葉 昭和エ6年{月末よy風邪感あy,1/ll盤温37.5℃,4/丑日塞と共 (獲熱40。Cとなy,咽喉甚だしぐ,左側 胸痛.を訴へ,7/9虹色湊現はれ,高熱持績せるを玖て嗣日入院す。 入院時龍温38.6。C,脈搏120,藤阪32,胸部所見は左側前面第5肋骨,背面第5胸椎棘駅突起高以下濁替を旧 し,小水泡誉を多数に聰目す。翌8/]1には滝口最高39.7℃,’ ト吸33を示せYorレントゲン」爲翼にては左側. 第3肋骨よ.り上部には薄き,下部には濃き陰影を認めたYo 8川よりV。C・注射を行ふ。9/JI 38.6。C,・10ノ丑37.5。Cと次第に下降し,12/1杢く亭常となり,1/M全治退院 す。 8/llは流動食を取りたるも,9/丑よりは食:懲現はれ粥食1を希遣し,一般軸心良好となりたYo 一 23 一’第15表 H.T.♀ 32歳
月 目 8/1」 9/II 10/II 11/II 12/II 時 問 午前10時 午後8時…50分 午前2時20分〃7時30分
午後2時〃4時
午前4時 〃10時…10分 午後8時 午前6時 午後0時20分 〃 7時10分 午前s時 午後2時15分 e 9時 尿 :量 120 250 370+ 210 220 . 50 200 680 350 100 250 800 2QO 210 310 710 150 200 280 630尿申V.G:量
mg. % 2.0 1.8 2.0 1.9 3.46 3.64 50.0 50.0 66.7 71.4 66.7 55.5 57.2 62.6. 58.8 mg.2A
4.5 6.9+ 4.2, 4.2 1.7 7.3 ,17 .4 175. 50.0 166.8 234.3 142.8 140.0 166.5 449.3 85.8 135.2 t64.6 385.6 血液総 V.C.:量 mg. % O.41・蟹彰%〒三三.
、温 4 ・』5 6 7 8 3 1 .40油墨
@き
.33 ’1P 一
38・ 」鞍 2 39,、 ’ F ’5.8以上の如く四病早期に用びたるものにては速かに髄温下降せるを認め,叉比較的遅く用ひたるも
のに於ても,解熱に及ぼす影響は認めざりしも,食慾,呼吸困難等に好影響を及ぼし,尚ほ一般状
態良好となり,恢復期を短縮せしめ得たり。第4牽 総括及び考按
「クルップ」性肺炎の際V・C・の甚だしく歓乏せる事はGander, Niederberger其の他の諸家に依
b認められる所なり。且つV・ C・は冤疫物質の生成叉は白血球の喰菌作用を促す等重要なる作用を 有するものにして,之を「クルップ」性肺炎治療め目的を以て三陸するには可及的早期に,1dPち第1
乃至第3三日に相當大量を子午する必要ありとする黒占は諸家の意見一致する所なり。入院患者に一とは獲病第1日の肺炎患者を隠る事は至難なるを以て,著者は可及的速かにV.C.投
與を開始し,1同200mg宛1日量1000 mgを用ぴ,其の後解熱する迄1.日1000 mgを連績皮下
に注射せり。’Ganderは爽病中第1日に肌C.歓乏が除かれたる場合には其の大多数は分利的に『∼熱となり,副
一一一 24 一作用全く無しと構す。 Vogelは肺炎患者va V. C.を用ふる時は,翌朝には全く無熱或はZF熱に近くなるも夕刻より再び
上昇し,然れども前日よりは低く,其の翌日に於ても同檬弛張を示レ,4日乃至5日後には無熱とな
るを普通とし,第3即日より初めて用ひたる例にては第6乃至第7病日に解熱すと暑し,斯かる例
に観ても熱の弛張あり・使用せざるものに比し自畳的にも好影響ありと云ふ。而して呼吸困難,「チ アノーゼ」,食慾不振等を訴へたる患者も,理學的所見並に「レントゲン」所見の術ほ充分認められる時期に於て既に氣分爽快となり,讃書し得る歌態になりたbと報告す。
:KienertはV. C.療法にては熱は3∼5日後に下降し,全身症状,白皿L球数等も輕快し,:X線像,理學的所見も速かに輕賊すと云ひ,Gungel及びKroenert等は30例の肺炎患者にV・C・を使用
し其の中11例は普通療法とV・C・投與とを併用し,其の他の例にはV.C.のみを與へたるに3
例は死亡し,1例にては無効なりしも,26例には著明なる効果を奏し,後者中通常の療法を激日間
用ひたる後V.C.を與へたる6例に於ては経過を短縮し得ざりしも,高熱の下降及び一般歌態の好
轄を見たり。之に依り同氏等はV・C.療法は稜病後3日以内に用ひたる時最も有効なりとせり。
Hochwaldは15例の肺炎患者に大量の「アスコルビン」酸注射を行ひ良結果を得たりと号し,
1同500mg 1時間牛耳に注射し可能ならば解熱する迄椹績すべしと云へb。
然れども叉Bauman其の他の如く著効を認めすとなせる導者もあり。
西田氏は4例に就て1日2000∼3000mgのV. C・のみを使用し充分之を以て飽和せしも,唯1
例分利的に下熱せるのみにて,其の他の例にありては之により症歌学1伏せのと認め得たるもの無し と述べ,近藤氏は早期にV. C.を投遷して効あPlし4例を報告す。著者の15例に於ては「トリアノン」を使用せるもの2例(第1例,第10例)あPlしが,第1
病目よりV・C・一包を開始せるもの1例・第2病日1例乳牛4病日2例,第5常日5例・第6病日
2例,第7病日,第8週日,第13病日各d例にして,v.C.使用後解熱までに要せる日籔は,
ユ日1例,2日2例,3日2例s14日4例,5日3例,6日2例,8日1例,葦葺4日にして,12
例は5日以内に解熱せり。
掌れ共第1個日に使用せし第14例を除きては解熱に甥しては著効を認めす。然れどもVOge1の
云へるが如く一般に熱の弛張を認め,高熱の時闇を短縮せしめ得たbと思はれるもの少からず。
食慾に嘉しては著効を認め,15例中食慾なきもの僅か3例,而も第8例は「スルファピリヂン」
中毒にて肺炎惹起前より全く食慾なかりしもの,第10例は「スルファピリヂン」の副作用に依り
しもの,第3例は右1葉,胸襟葉を侵されたるものなり。然るに其の他の例にては高熱時にも粥食
を相馬量に揖取し得たるもの多く,之は余の前年(昭和ユ4∼15年)のV.C.蓮績負荷試験を行ひ
たる26例・及び昭和12∼13年の肺炎時尿中V・C・量を測定せし15例の肺炎患者には絶えて見
ざりし所なり。一般前腕は一般に甚だ可良にして,重症と認められたる第2例,第3例,第5例,第6例,第7
例,第9例,第12例に於ても苦痛を訴ふる事少くV・ C・の作用に依るものと考へられたb。
一25一
尿量は一般「クルップ」性肺炎患者の夫に比し,増加せるを認めたるも,本療法にては食慾良好
にて撮取水分も大となりし爲めなるやも知れす。恢復期に就ては合併症なく1葉のみ侵されたるものは入院日射t般に短縮され,解熱後2乃至3
一問李均18日にて退院せり。2葉を侵されたる第4,第10例も比較的短く,殊に第5例は藪葉
を侵され,且つ老年にも拘らす恢復頗る速かにして,解熱後13日にして全治退院せり。
肺炎の輕重は年に依り,流行に依りて著しき相違あり,他の年の流行に際しても實験を要すれど
も,今同の實験にては死亡率に甥し結果の著しく良好なるを認む。三十12例1例死亡せるのみに
て・本例は75歳の高齢にして・入院時転に絶望に近き歌口にありたるものなり。
然れども十三二所見に封しては諸家の報告と同様特別の影響を認めざりき。Hochwaldは肺炎に於けるV・C・療法はV・C・不足の下煮衡を失せる豚態より三態に復せしむ
る作用に依るものなるを以て,嚴格なる意味にては藥物療法に沖す,從って副作用を見すと云ひ,現在までに本療法により副作用の報告に接せすb著者の例に於ても亦何等副作用と認むべきものに
廼遇せす。斯かるV・C・の「クルップ」性肺炎に野する作用はVogelに依れば多量に浩費するV・C・を補
給する事に依り身艦の抵抗を増大するに依るなるべしと罰し・Jetzlerは肺炎の分利国大なる役目を
なす細胞の七三作用並に細胞内沿化作用にV.C.が與って力ありと云ひ, Meyerは血液の殺菌力
第16表 「クルップ」性肺炎患者V.C.大量負荷試験成績総括 姓 名 1. S. T. 2. R. S. 3. K. A. 4. Y. N. 5. 1. Y. 6. Y. 1. 7. T. K. 8. H. T. 9. E. T. 10. E. O. 11. A. S. ’12.. M. 1. 13. G. K. 14. N. N. 15. H. T. 部 位 右下→左下左下
:右下 左下→右上 全左下
右下
右上 左全 右下→左下 右上 左上 右下 左 年 齢 性e
’!iz. $e
舎 ・G $e
e
ts .Sii.e
¥ .Eit v.c. 全量 mg. 6000 4000 .600e 4000 5000 5000 6000 9000 7000 sooe 3000 6000 3000 3000 5000 開始 病目 6 6 4 6 6 7 13 2 8 5 5 5 4 1 5 獲熱 月敷議食慾呼吸
3 3 6 4 5 4 6 8 6 5 2 4 z 2 4 48 23 47 37 19 47 30 29 46 30 39 7 16 17 23 (一 一 (十) (一一)一〉 (十) (十) (一一 (一) (十)一 x一) (十) (十)一 (H) (一) (一) (一) L一〉’一〉 〈一) (十 )“ (一) 一一j一 (十) (十) (一一 )一〉 (一) (十)一 (一一 〉・ 十)一 (ny) c一一) (一x (一) (十). (一) (一) 十)→ (一一) (一一) (一) (一) (一一) (一d) (一一) (一一) チアノ ーゼ (一) (一) (一) (一) (十)一} (一) (一) (一) (一・) (一) (一一) (一一) (“) (一) (一一 r一一・) 全身 ラ伏態 良 稻不良 良 不良 良合 併 症
(一) (一) ;右側滲出性肋膜 炎 (一) (一一) 口 内 炎 (一一) 合併症二非ザル .モ「サルフアピン ヂン」中毒 (一一) (ny) 右側滲出性肋膜i 炎 (r一一 ) (一) (一) (一一一) 韓聾 全治・ 一一 t一 死亡 全沿一26一
を増し,且つ抗罷の生成を著しく促進すと映す。Hochwald偉抗「アレルギー」性に作用するなら
んと述べ,笹川氏は「アスコルビン」酸が氣腔を充塞せる織維素を溶解する酵素の生成を助長促進
し,以て肺炎の分利を速かならしむるに依るなら痢と報告せり。第5:章 結
論
(1)「クル。プ」性肺炎治療の目的を以て昭和15年末より昭和16年始めに東京警察病院に入
院せる肺炎患者15例にV・C・200m9宛(5%Vitacimin 4 c.a)4時間毎に皮下に注射し・1日
量1000mgを解熱日迄連績投與し次の成績を得たり。
(2)大部分に於ては1200∼1800mg以下にてV. C.鋏乏を除き得て,尿中V. C・量著明なる
増加を示せり。但しV.C.を分割注射し,早期より大量を注射せるを以て實際は此れ以下のV・C・
量にてV.C.歓乏を除き得るものと考へられる。(3)「クルップ」性肺炎患者に早期に大量のV.C・を用ふる時は一般状態甚だ良好にして,殊に
食慾,呼吸困難,「チアノーゼ」等に効あるを確めたり。(4)食慾増進の爲め恢復期を短縮せしめ,死亡は15例中1例なりき。
(5)本實験の際V・C・の注射に依り尿量増加せるも,奉療法にては食慾可良となりし爲め・尿
量の増加は水分撮取量大なりしにも依るならむ。・(6・)V・C・大量野牛に依り「トリアノシ」の際に見るが如き著明なる解熱作用は認められざる
も,V・C・にては後者に於て屡と見られる不快なる副作用全く無し。(7)V・C・大量投與に依り之を用ひざるものに比し熱型は弛張を呈し,高熱時を多少とも短縮
し得たるを認む。(8)「トリアノン」を併用せる患者にても,前同の實験に於ける「トリアノン」軍猫使用に依る
ものに比して,遙かにr般三態良好にして「bリアノン」を使用する場合と難も同時にV.C.を用
ふるを可と考へらる。 終りに臨み御校閲を賜はりし坂口教授,三目助激授,及び終始御懇篤なる御指導並に御校閲を賜はりたる 讐長坂:本講師,御忠言を添うしたる坂ロ内科戸塚學士に深く感謝の意を表す。主 要 交献
1)池田:東京自署學會雑誌,昭和12年12月. 2) 池田:東京女讐學會雑誌,昭和15年5月・ 3)池田:東京女讐學會雑誌,昭和15年11月.4)柴田:目本内科學會雑誌第28巻,第7號・
5) 西田:日本内科學’會雑誌,第28巻,第7號。 6)近藤:東京讐事新誌lNo・3049,1937。 7) 奥野:實験{日報,第12年,281號0 8) 笹川=日本惨事:薪報,昭和15年6月1再,925號.9) Gander u Niederberger: MUnch. med・ Wschr. ’Nr. 51. 1936.
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10) 11) 12) 13) 14) 15) 16) 17) 18)
Stiener u Heyrnan : Gander, Milnch. med. Wsch. r. Nr. 51. 1936 ffoehwald; DtSch. med. Wscnr. 5. 182. 1937.
Wiener. Arch.1・nn. med. ’29. 358. 1936. Vogel・; Mtinch. med. Wschr. Nr. 40, 1937.
SehrOder : Kl. Wschr. 484, 1935.
Kienert: MUneh・ med. Wschr. 23, 9131 1939.
Gunzel u・ Kroenert: Fortschrift d. Therapie.Bd, 8, 1937. Baumann:’Z. Vitamineorsch. 6. ’1. 1937.
.;etzler: Dtsch. med. VV’schr, 51, 1837,・IP. 38.
Meyer : gl. Wschr. 20, 704, 1939.