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骨髄性緑腫の一例

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Academic year: 2021

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骨髄性線腫の一例

東京女子讐學專門學校病理學教室︵主任佐藤教授︶

      矢 ケ 部

榮 子

 緑豆は﹀話只昇○。躍︶によりて始めて09塁急く①諄として報告せられたるものにして、次で囚ぎσqによりてO田08ヨなる 名禰を用ぴられたるものなり。本邦に在りては明治三十六年半直助博士の報告を以て平心となす。黒埼茅野氏は昭和七年に 至る約三+年闇に報告せられたる緑腫五四例を蒐集し、之を年代的に観察して年と共に増加の傾向あり,且幼年者の侵さる 玉事多くして其約六四・八%に拾歳未滞なり。且頭部に腫瘍震生を來すは實に八七%の多数に及べりと云ふ。  其本態に書しては白血病となすもの︵乞叫σqΦF周9三㊤♪〇二日び99鉾︶腫瘍となすもの︵匪終導欝ざレ自臼Φヨβの8暮び2σQ9 白井︶腫瘍と白血病の合併せりとなす者︵の碧霞山口︶等あり。而して本症は邉血臓器の系統的疾患なる事は一般に認めら る配所なるも白血病の本態爾明らかならざる今日、最も密接なる關係を有する本症の本態も亦其域を出です。爾最も特有な る緑色々調の本態に就ては腫瘍組織の化學的検査叉は顯微鏡化墨的豊艶よの種々の假読の試みられつ玉あり。  余は生前白血病糠血像を呈し解剖の結果骨髄性線腫なりし一例に蓬遇せるを以て蔽に報告せんと欲す。 45 嵐

働  關○雄 生後十一ヶ月二十二日の男見︵昭和七年三月+二日生︶  家族歴 爾親は健在し.父方の爾親は老衰にて死亡し、母方の至親は爪地塁在す。兄弟は十人にして、内二二死亡し、 は麻疹、他は百日唾にて敷死れたりと。結核、癌の遺傳的怪怪は認められす。   矢ケ報肘H骨”髄性線睡陣の一樋       第六巻   二九七 一人

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46   矢ケ部“骨髄性緑腫の一例      .      第六巷  二九・へ  臨床歴 妊娠中には何等特別の事はなく満期安産にして其後人乳.牛乳の混合榮養にて成育しつ玉あり。生後間もなく鼻 閉塞ありしも出血叉は分泌物なく磯上佳良なりしが、生後六ケ月頃より左側最孔より多量の濃厚なる鼻汁を分泌せり。然し 一般欺態には測温なかりき。昭和七年十月︵生後八ケ月︶に上昇道芝答見次で肺炎に罹患せるも十二月初めには殆ど全快せ り。其後撒日問不機嫌にして急に三八・五度に熟卜し約一週間持卜し、胸部の漁布及吸平等により治癒せるも、鼻閉塞は依 然として淺存せり。昭和八年二月初め患兇の右顕額部面両側下顎部の輕度の腫隆に氣付きたり。何等貫長はなかったらし い。二月三日直ちに或病院を訪れたる時は、之等の腫隆以外には機嫌も良好にして他部の憂化は認めざりき。腫瘍は次第に 増大し殊に右顧額部の腫瘍は急速に増大せるを以て、二月八日本院外科を訪れたり。當時は既に左右顕額部及下顎歯槽突起 の腫瘍は強く腫大し、吸引作用不能、眼球突出及著明なる斜覗ありき。口腔より診る時は下顎歯槽突起は爾側共に賢く腫大 し.舌は其の問に陥浸せり。腫瘍部粘膜は滑澤にして暗紫色を呈し、弾力性硬度にして屡痛なく、爾側頬粘膜に自然に移行 せり。上顎口蓋には攣化なし、二月十日馬鞭額部腫瘍は暗紫色となり、該部に試験的切開をなせるに彊き出血あり。この後 急・速に増大せり。  二月+四日各所の腫瘍は欝欝増大し、鼻閉塞は高度となり,其他舌下、顎下、頸部淋巴腺の腫脹をも來せり。顔貌は貧血 性、苦悶歌を呈し、眼球突出著明にして賑瞼閉塞不能となる。此日眼科的槍査によると眼球突出、斜覗、角膜潰瘍あり。眼 瞼には静脹の怒張誘く且血性分泌物あり。爾脾腫あり。二月一一十一日角膜は途に破れ﹁レンズ﹂燈現れ、眼瞼は紫青色とな る。二+三日咳漱、呼吸困難を來し一般状態も著しく悪化し、脾及肝の腫大あり。膝蓋腱反射浩失し、バビンスキー氏現症 著明となり二十四日途に鬼籍に入れり。  血液検査︵二月十一日探血︶  烹皿色素  六二%  赤血球 四六一、五〇〇〇  白血球 三三四〇〇

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47 白血球種類 骨臆性モノチーテン型細胞 骨腿形成細胞 中性嗜好骨髄細胞 中性嗜好異型.骨髄細胞 中性嗜好白血球 エオジン嗜﹂好旧甘殿聰伽棚胞 エオジン嗜好細胞 淋巴形成細胞 淋巴細胞 ニニ・四%  ○・八% 四・四% 三・六% 一四・八%  O・八%  五・六%  八・四% 三九・二%

解剖的所見︵佐藤教授執刀︶

 身長七一糎、榮養不良なる男性屍、貧血性なるも黄疸は認めす。頭骨七六糎、一皮に攣骨なし。顔面浮腫性なるも前額部 に浮腫なし。  脹球は爾側共に突出し角膜は混濁し、左限外皆既に盗血斑あり。眼瞼は浮腫性にして充血あり。頸部淋巴腺は多激大豆大 に腫脹す。爾側下顎骨より歯齪に亘りて硬き腫瘍あり。左側は鶏卵大にして顎下腺に及び、右側は薗齪にありて一本の歯あ り。長門爾は上下共に野生せり。頭蓋腔を開くに骨膜に多数の馬蝉血斑あり。殊に骨縫合耳茸眼窩部に干て署明なり。硬臓 膜は頭蓋骨と固く癒着し其内面にて臓底黒熱餐に滑ひて強き出血あり。謄脊髄液は増加し、脊髄膜は血性に浸潤し爪囲臓底及 覗交叉に黒褐色着色あり。臓下垂艦及其星園には攣化なし、中足窩に相圧する硬騎膜外面及眼窩内には腫瘍組織の浸潤あり て、頭蓋骨内外面は﹁カリエス﹂様に破壊せられ所々に出血性準則の組織あり。爾癖馬額部に於て骨質に類似せる組織禰蔓性   矢ケ曲都閥骨髄性緑腫の一例      第六巷  二九九

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48   矢ケ部¶骨漏髄二日腫の一例       第六巻   三〇〇 に浸潤し、筋組織ば蒼白なり。  爾側下顎骨腫瘍の表暦は出血性にして割面は肉腫様、骨膜に滑ぴて緑色を呈す。  喉頭に攣化なし。  胸部臓器 爾側胸腔に液艦なし。心嚢液減少す。  心臓 爾側心室は多少櫨号す。心外膜下出血あり、右心耳は凝血を以て充満し,横張せる爾側心室には樹脂檬凝固物ある も白血病に於ける如く二暦に別れ居らす。心筋は蒼白な夢。  肺臓、右側、表面は暗赤色を呈し、上中葉は氣濡歌、下葉は肝臓檬硬度なり。割面に於て上葉の下部及下葉に散在性師炎 竈あり、中葉は一般に出血性にして著明なる肺炎竈なし。左肺は氣腫状、肋膜は電食、散在性小盗血斑叉は小出血あり。割 面に於て聴器の含有良好にして、散在性小出血あるも著明なる肺炎竃なし。肺門淋巴腺は腫大し、髄檬出血性なり。  脾臓一〇×五×三糎、被膜緊張し、暗赤色を呈し、硬度を増す。割面に於て略図は不明、一般に繊維性にして爾髄質の増 殖あり。淋巴濾胞は不明なり。  腎臓 右側七×三×三・五糎、被膜は容易に剥離し得。表面は滑澤なり。皮質、蹟質共に貧血性にして輕度の混濁あり。 左筆の所見は右腎に同じ。右側副腎麗質の一部に小豆大の腫瘍あり。叉左腎の上方にも直径約五糎大の腫瘍あり。腎臓とは 明らかに撮せられ、割面に於て髄様端白赤色の部と、濃度に緑色を呈し散在性出血を交へる部より成り,腫瘍の上外方に副 腎の一部を認めたり。膀胱には攣化なし。  肝臓 三〇〇瓦、一七×一一×六糎、表面滑澤、暗赤色或は友自色を呈す。硬度を増し、割面に於ては結締織の増殖あり、 小葉像は不明爾全艦に褐色々調を及ぶ。  膵臓 特記す可き事なし。  胃腸管 血性内容を有す。室腸内に血性粘液あり。 一般に粘膜鐵壁少なくして、毛細管出血及出血性帯下あり。腸闇膜淋 巳腺は大豆大に腫脹し、割面は髄様なるも緑色を呈せす。

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 学芸 七六一瓦、軟膜は浮腫状にして且多敏の盗血斑あり。臓器韓爾側不同にして右側ローランド氏廻轄の近くに黒き着 色あり。顧群島韓は細く且薄くして黒色を呈す。爾覗交叉、延髄、橋臓に於ても里⋮褐色着色あり。割面に於て爾側々臓室の 油横張,﹁エ﹁ペンヂウーム﹂に出血あり。爾大照胸友白質に出﹂市㎜あり。脊⋮樋軟膜は吠全艦に褐色を呈す。  大髄骨及肋骨骨髄は蒼白色貧血性にして髄腔擾張せり。腫瘍の韓移は認めす。  其他第十二胸椎に於て大豆大の骨膜下腫瘍あり。

解剖的診断

 一、雨側下顎骨より磯生したる線腫及其鼻腔内、爾眼窩内、踊子筋内へ﹂の浸潤性爽育、二、第十二胸椎に爽生せる緑腫, 一﹃緑腫の左右副腎内韓移,四、右側肺に於ける腫瘍細胞の浸潤、五、爾側頸腺の緑腫様属性、六、亘脾症、七、肝腫大、 八、胃粘膜の出血性慶欄及出血、九、胃腸内の血液の潴溜、十、爾側心室掻張及心筋混濁、十一、腎髄質の混濁,十二、漿 膜及粘膜系統の出血、十三,臓内水腫、+四,買春臆軟膜の黒編色着色、十五、大小臓の鐵歌綴血

組織的所見

49  腫瘍組織,骨髄,副腎内冠移腫瘍、淋巴腺、肝及脾其他諸臓器を酒精叉は﹁フォルマリン﹂固定にて、﹁ツエロイヂン﹂包埋、 或は﹁パラフィンし包埋及凍結切片を調製し、﹁ヘマトキシリン・エオジン﹂重染色、ギームザ染色、ワンギーソン染色、﹁ズダ ン皿﹂染色、﹁オキシダーゼ﹂反鷹、伯林青野蚕及、グリコーゲンL染色等を試みたり。  一、下顎骨の腫瘍組織 肉腫様の組織像を呈し繊維素を交えたる出血竈散見す。下顎骨々髄と腫瘍組織とは全く同様に移 行し腫瘍組織の間に破壊されたる骨組織は、小島口歌に散在す。禽骨膜、筋組織内に浸潤性に嚢育せり。  腫瘍継統は主として大なる輩核細胞より成の核は凹型、不正殉国にして明瞭なる核膜を有し、﹁クロマチン﹂は穎濡歌にして 一乃至二個の核小器を有す。原形質は﹁エオジン﹂に淡凝し、微細穎粒状叉は﹁ヘマトキシリン﹂に重染せらる玉微細穎粒状構   矢ケ部聾骨髄性緑腫の一例       第六巻  三〇一

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50    矢ケ部11骨髄性繰︸隠偶の一例      第六巷  三〇二 造を有す。偶点の腫瘍細胞聞に墨譜五倍大言にて室泡朕の原形質を有する大震細胞散見し、其核は偏在し原形質内に核の攣 性物とも認むべき﹁ヘマトキシリン﹂に濃染する叉は不鮮賜に淡染せる顯粒を有す。核崩壊、叉核分裂共に有り。  出血竃及其周園結締織細胞内には光輝ある黄褐色顯粒あり。此穎粒は伯林青反慮に陽性なりしも、腫瘍細胞自個は飯島氏 に從ぴて一五時間以上璽酸水を作用せしめたるも碕陰性なりき。  ギームザ染色に於ては輩核無顯粒の腫瘍細胞の外極少激の﹁エオジン﹂嗜好細胞あり。  ワン・ギーソン氏染色に於ては﹁フクシン﹂に紅隠せる微細なる繊維の各腫瘍細胞間に存在するを見る。  此腫瘍細胞に、ら剖ガヅ到氏固定性﹁オキシダーゼ﹂反鷹を槍するに微細穎本歌にして陽性なり。  七〇%﹁ズタン皿﹂染色に於て殆ど総ての腫瘍細胞内に陽性なる顯粒あり。腫瘍の深部叉は骨髄内の腫瘍細胞は微細且少激 の脂肪顯粒を有し、一般に表暦に於ては粗大なる脂肪顯粒を有す。其他脂肪穎粒を多量に害せる大喪細胞も散在す。腫瘍細 胞内に﹁グリコーゲン﹂に染色するものなし。  二、骨髄、大腿骨 肋骨及腫瘍形成せる第十二胸椎に於て槍撮せり。髄質は輩核細胞より成る腫瘍組織を以て充され、赤 血球群は著明に減少せり。然乍ら大腿骨々髄にありては爾相當の赤血球竈あり。骨組織は直接腫瘍細胞に或は小なる紡錘状 細胞に接し、違警に叉は直接に腫瘍細胞より侵蝕せられつ玉ある像あり。爾椎骨に建ても同様なる骨髄を示し。需骨質内血 管に滑ふて骨膜下に腫瘍を形成せり。  三、副腎腫瘍 左側副腎内の肉眼的に異りたる二個の大なる腫瘍及右側副腎内小腫瘍は何れも同様なる肉腫様の組織にし て、之に散在性出血を交ゆ。.腫瘍細胞は形態學的並に生物學的に下顎骨部腫瘍組織と同標にして何れも腫瘍組織は髄質部に あり。  四、淋巴腺 頸部、導管枝周園蒸篭問膜腺を捻せるに出血を伴ふ腫瘍組織の増殖ありて、實質細胞は駆迫され、淋巴濾胞 は不明なり。  五、脾臓 髄質は一般に異常の輩核細胞に富む。留置せる脾餐内には多数の難壁細胞と赤血球とを容れ、淋巴濾胞は萎縮

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せり。此異常軍核細胞を細検するに上顎の緑忙々瘍細胞と全く同一なり。  六、肝臓 肝實質内福はグリソン風帯内に大軍核腫瘍細胞の集絡あり。爾血管内にも腫瘍細胞あり。  肝組織には中心性脂肪憂性及グリソン氏鞘の増殖あ夢。  七、脳及脊髄 騎質内には散在性小出血竈あり。其中帯部には﹁ダリヤ﹂細胞の増殖あり。脊髄膜には﹁ヘモジデリン﹂沈着 著明なり。  八、心筋 心筋に脂肪攣性ありて、間質毛細管内には腫瘍細胞と認むべき多数の輩核細胞を認む。  九,肺臓 大呼核細胞を以て充満⋮せる肺炎竈及氣管枝炎あり。其他散・在性出血あり。樹葉核細胞は﹁オキシダーゼ﹂反恋 及﹁ズダン﹂皿染色に陽性の顯粒を有す。轟然伯林青反鷹及﹁グリコゲーン﹂染色は共に陰性なるを以て上記の腫瘍電磁と同一 のものと考ふ。  十、腎臓及胃腸管には著菱を認めす。  以上の組織的所見を総括的に蓮べんに肉眼的に腫瘍形域ありし下顎骨,顯、額骨,顎下淋巴腺,爾側副腎、第十二胸椎、及其 他部位の骨髄組織は皆同様なる腫瘍に攣化せる組織なり。故に本病は苫葺性系統的疾患にして臨床上並に病理解剖上下顎部 の腫瘍は攣化最も高度なりき。左側副腎内には大なる弊移鍾瘍を形成せるものにして斯如く大なる副腎内蓋移は茅野氏の廣 汎にして精細なる線腫集蒐の記載にも見出されざりき。其他各臓器及血管内にも腫瘍細胞の浸潤あり。殊に肺臓に於ては腫 瘍細胞の浸潤高度なり。伺腫瘍細胞の浸潤せる所には常に出血を伴ひたりρ而して之等の腫瘍細胞は何れも固定性﹁オキシ ダーゼ﹂反鷹陽性にして骨髄性緑急なる事は明らかなり。爾此細胞は﹁ズダン﹂染色に陽性なる脂肪顯粒を含有し、伯林青反 慮に陰性、﹁グリコゲーンしを有せ・ず。ギームザ染色により特殊の穎粒を諮明せざりき。 51 考 緑腫は︾影野によりて  矢ケ部”骨け髄性”豫腫の O睾。。9︿⑦3 一例 按 ○ω8罎巴α︵日G。。。H︶は同様なる腫瘍より球菌を謹明し傳染性疾患となせり。        第六儘   三〇一二 目βげ騨﹃。hαぴ

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52   矢ケ部“骨騰⋮性緑腫の一刷出       第六巷   三〇四 は結核に重大なる關係ありと言へり。OqヨげΦ一は白血病と關係あるものにし℃腫瘍形成は二次的ならんと。且つ組織的所見 より悪性のものにはあらすして、直接の死因は細胞浸潤が重要機關を堅組する爲なりと言ふ。  の器毎げ2σq︵日りO“︶は本病をO匡。δ旨図Φざ・。霧。日舞8Φ即ち四望9薮のピ巻℃房母oo営鉾。。・①の如く骨髄が異型的に増殖した るものにして、之に白血病様血像を合併せるものなりと言へり。山口ω碧2︵日も鼠︶は腫瘍と白血病とが合併せるものとなし ﹀。・ぎ冨還︵踊りH刈︶寓居88①只型置︶は悪性腫瘍となせり。現今に於ては遭血臓器の系統的疾患なる事は一般に認めらる玉所 なるも本症を白血病に算入すべきか、或は腫瘍と見るべきかは最も論孚されつ玉ある所なるべし。腫瘍論者は局所的腫瘍形 成及縛移を以て悪性腫瘍となし、白血病読は血液像の帯化を一次的となし、腫瘍形成は造血臓器の過剰増殖に俘ふ二次的攣 化なりと言へり。  さてく・国一一臼8聾只ド曽Q。︶は腫瘍とは原野的に腫瘍を形成せざるべからす。自血病とは之に反し血液像の七化と造血組織 の増殖が第一次的攣化にして、腫瘍形成はそれが過剰に増生せる爲に生する隠構的攣化でなくてはならぬと言へり。即ち本 紀に於ては臨床的には早期に下顎骨部に腫瘍を群生し且つ病理解剖影響化より明らかなる如く他の骨髄の野地土壁度なるに も不拘下顎骨々腿に於ては既に骨質を破.聡しつ曳増殖し薮に廣汎なる腫瘍を形成せるものなり。爾骨膜筋組織内に盛に浸潤 性に磯育しつ玉あり。  野業例の血液像ば異常の骨随性﹁モノチーテン﹂が混在し吾人をして恰かも緑腫性腫瘍細胞が血液中に出現せるが如き観を 與へたりき。他方には副腎内に韓移腫瘍を形成せる等悪性腫瘍に見らる玉攣化歴然たり。  腫瘍磯生の部位的關係に就て茅野氏の本邦緑腫の統計的観察によると五四例中頭蓋骨の侵されし竜の實に四七例八七%、 寓銑紅昌︵一〇bっU︶は一〇三例中眼窩腫瘍七二例,顯額部腫瘍二二例、瀕骨腫九例、前頭骨腫瘍三例、顎骨腫瘍五例なりしと言 ふ。  蛙鳴状顔貌は臨床的に最も特有なりと成書にも記載せらる玉如く頭蓋骨,顔面骨の腫瘍形成は最も屡々瀧遇する所なり。 之が原因に就て飯島氏は外傷なりと言へり。さて本例に於て下顎骨腫瘍の組織的所見は腫瘍細胞は骨質を破散しつ玉増殖し

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て大なる腫瘍を形成せしもの玉如く、骨組織は著しく破壊吸牧せられ或は繊維性細胞と化し恰も聞質をなせり。 竃凶臼①舅露 (H 聡ケ蔭︶も緑腫の増殖は結締織と最も宿接の關係を有すと言へり。  緑腫に於ける色調の原因的研究は極めて重要なる事にして余は脂肪反恋、無反鷹、還元及酸化反翼翼を試みて追究せしも 途に此緑色素本態を明にする事を得ざりき。 結 論  一、本例は十一ケ月の男子に書髭せる緑腫にして臨床的に蛙影壁顔貌と出血性素質を俘ひ、白・血病の記憶を干せるものな り。本曲の病理解剖的並に組織的叢叢によれば此腫瘍は骨髄性のものにして、鑑識生的關係は下顎骨に恰も原止せるが如 く、最も登臨に増生せり。然れども爾第十二胸椎骨にも同様の薪生物ありて,大腿骨及肋骨々髄を組織的に桧素せしに上記 下顎骨部の夫れの如き異常の輩柔細胞あるに依り本病は骨髄の系統的疾患たる説明かなり。而して特に下顎骨部に最も顯著 なりし誘引を明らかにする事を得ざりしも統計上、緑腫は頭蓋骨に多きこと﹄長老ある所見たる隠し。  三、本例は副腎内に明らかに韓人竃を形成せしも、悪性腫瘍の如く轄移せるものと解す可きか、或は副腎内に存在せし胎 生期の遭血竃が緑腫的に増生して斯る結節を形成せしかの如くにも槻察せらる。  本例の血液像は準白血病と志す融き盗のにして其の異常の骨髄性の軍核細胞こそ線腫と關係あるものと考へたれども此細 胞が線腫性細胞なりと言ふことを適確に誰明し得ざりき。  絡りに臨み佐藤教授の御校閲を深謝す。 53 矢ケ部隆骨髄牲縁腫の一例 第山脚巷   ご一〇五

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︵原著三三験︶ 第ニや一懸  第九號  三一六

 肉眼的所見.腫瘍の大きさは15・5x8・0×6・Ocm重