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安心な中古住宅取引普及促進事業 中古住宅流通を変える 全国で本格化する連携協議会による最新の取組み HOME INSPECTION 平成 28 年 6 月 公益財団法人不動産流通推進センター

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(1)

平成28年6月

公益財団法人 不動産流通推進センター

中古住宅

流通 を 変える

全国で本格化する連携協議会による最新の取組み

安心な中古住宅取引普及促進事業

HOME INSPECTION

全 国 で 本 格 化 す る 連 携 協 議 会 に よ る 最 新 の 取 組 み

(2)

平成28年6月

公益財団法人 不動産流通推進センター

中古住宅

流通 を 変える

全国で本格化する連携協議会による最新の取組み

HOME INSPECTION

(3)

 本格的な少子高齢化社会、人口減少社会の到来が現実となるなかで、今日の不動産市場においては、地 球環境、省エネルギーに配慮し、将来世代に継承できる良質なストックを形成するとともに、消費者が安 心して取引を行うことのできる中古住宅の流通市場を整備することで、不動産取引の活性化を図ることが 重要な政策課題となっています。  平成24年度から3年間にわたり、国土交通省土地・建設産業局不動産業課において、安心な中古住宅取 引を行うための体制づくりとして、中小の宅建業者および関連する事業者との連携による協議会を全国各 地で組成するとともに、各協議会における安心な中古住宅取引に必要なパッケージ商品等の開発、売主・ 買主への適切な情報提供における事業者間連携の模索等について、モデル事業が実施されてきました。  平成27年度は、これらの取組みを踏まえ、インスペクション、瑕疵保険、住宅履歴情報の活用やリフォ ームの提案等に係るワンストップサービスの消費者への周知、普及促進を図るため、公益財団法人不動産 流通推進センターが、中古住宅流通に関連する協議会を対象に、これまで組成してきたワンストップサー ビスの普及促進や付加価値物件の流通促進に係る支援を行うとともに、各協議会の活動成果をもとに安心 な中古住宅取引の普及促進に向けた課題と方向性について整理し、その成果を事例集としてとりまとめま した。

安心な中古住宅取引の普及促進

●北海道既存住宅  流通促進協議会 ●東北地区中古住宅  流通促進協議会 ●首都圏既存住宅流通推進  協議会 ●良質中古住宅推進協議会  (主に都内) ●ウェスト東京不動産  流通ネットワーク(西東京) ●良品R住宅推進協議会  (甲信越) ●富山県中古住宅  流通促進協議会 ●静岡不動産流通活性化協議会 ●既存住宅品質サポートセンター  (愛知県、岐阜県) ●近畿不動産活性化協議会  (大阪府、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県) ●兵庫既存住宅活性協議会 ●不動産コンシェルジュ  中国地区協議会 ●一般社団法人  住宅管理・ストック推進協会 ●OKINAWA型中古住宅  流通研究会

(4)

 若年者、子育て世帯、高齢者など、全ての人々が、安心して暮らすことができ、豊か で活力ある社会を実現する上で、住宅ストックの活用促進は、喫緊の課題です。  欧米と比較すると、中古住宅流通のシェアは未だ低い水準にあり、消費者が安心して、 ライフサイクルに応じて、住宅を取得し、売却でき、耐震化・バリアフリー化などのリ フォームができる環境整備が求められています。  これを実現していくためには、宅建業者のみならず、住宅診断を行う建築士やリフォ ーム業者、住宅ローンを行う金融機関や瑕疵保険業者など、中古住宅に関係する事業者 が連携して、新たなビジネス環境を創造していくことが必要です。  今回改訂された住生活基本計画では、市場規模20兆円を目標に、様々な施策を進める ことを示し、平成28年通常国会における宅建業法の改正では、不動産取引に「建物状況調 査(インスペクション)」を位置づけ、不動産取引のプロである宅建業者が、その活用を促 すことで、売主・買主が安心して取引できる市場環境を整備しようとしています。  全国で活躍されている中古住宅促進協議会の英知や努力の積重ねを参考にしていただ き、広くわが国で、中古住宅の価値の維持・向上が図られ、不動産流通市場の活性化が 図られていくことを願っています。

中古住宅流通の促進に向けて

国土交通省 大臣官房  建設流通政策審議官

海堀 安喜

(5)

宅地建物取引業法の一部を改正する法律

(平成28年6月3日公布)

の概要

 既存の建物の流通を促進するとともに、宅地又は建物の買主等の利益の保護を図るため、宅地建物取 引業者に対し、建物の構造耐力上主要な部分等の状況の調査を実施する者のあっせんに関する事項の媒 介契約書への記載、当該調査の結果の買主等への説明等を義務付けるとともに、宅地建物取引業者を営 業保証金等による弁済の対象から除外する等の措置を講ずる。 ○我が国の既存住宅流通シェアは、欧米諸国と比較して極めて低い水準(14.7%)。 ○既存住宅の流通促進は、既存住宅市場の拡大による経済効果、ライフステージに応じた住替え等によ る豊かな住生活の実現等、大きな意義がある。 ○日本再興戦略においても、宅地建物取引業法改正による流通環境の整備を位置付ける。 【既存住宅流通シェアの国際比較】 ▼既存建物取引時に、購入者は、住宅の質に対する不安を抱えている。 ▼一方で、既存建物は個人間で売買されることが多く、一般消費者である売主に広く情報提供や瑕疵担保 の責任を負わせることは困難。  不動産取引のプロである宅建業者が、専門家による建物状況調査(インスペクション)※の活用を 促すことで、売主・買主が安心して取引ができる市場環境を整備

1.

既存建物取引時の情報提供の充実

既存住宅取引戸数 新築住宅着工戸数 既存取引/全体(既存+新築)取引 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 100% 80% 60% 40% 20% 0% (千戸) 168 980 日本(13 ) アメリカ(14 ) イギリス(12 ) フランス(13 ) 4,940 83.1% 88.0% 68.4% 127 332 932 719 1,003

14.7%

背 景

改正の概要

(6)

 不動産取引により損害を被った消費者を確実に救済するため、営業保証金・弁済業務保証金による 弁済の対象者から宅地建物取引業者を除外。  業界団体に対し、従業者への体系的な研修を実施するよう努力義務を課す。 ※建物状況調査(インスペクション)  ➡ 建物の基礎、外壁等に生じているひび割れ、雨漏り等の劣化事象・ 不具合事象の状況を目視、計測等により調査するもの。 ※既存住宅売買瑕疵保険  ➡ 既存住宅に瑕疵があった場合に修補費用等を保証する保険。 ●成果指標 ・既存住宅流通の市場規模  4兆円(H25) ⇒ 8兆円(H37) ・インスペクションを受けた既存住宅売買瑕疵保険の加入割合  5%(H26) ⇒ 20%(H37) 申込み 契約手続 ・ インスペクションを知らなかった消 費者のサービス利用が促進 ・ 建物の質を踏まえた購入判断や交渉 が可能に ・ インスペクション結果を活用した既 存住宅売買瑕疵保険※の加入が促進 ・ 建物の瑕疵をめぐった物件引渡し後 のトラブルを防止 依頼者の意向に応じ インスペクション実施

2.不動産取引により損害を被った消費者の確実な救済

3.宅地建物取引業者の団体による研修

売却/購入申込み 物件の引渡し ①媒介契約締結 ①媒介契約締結時  宅建業者がインスペクション業 者のあっせんの可否を示し、媒介依 頼者の意向に応じてあっせん ②重要事項説明時  宅建業者がインスペクション結 果を買主に対して説明 ②重要事項説明 ③売買契約締結時  基礎、外壁等の現況を売主・買主 が相互に確認し、その内容を宅建業 者から売主・買主に書面で交付 ③売買契約締結 水平器による柱の傾きの計測 クラックスケールによる基礎 のひび割れ幅の計測

(7)

北 海 道 既 存 住 宅 流 通 促 進 協 議 会

 ◉「北海道版住宅ファイル」    建物検査報告書、改善レポート等のサービスを提供

東 北 地 区 中 古 住 宅 流 通 促 進 協 議 会

 ◉「リフォーム事業者認定制度」    認定リフォーム事業者、瑕疵保険業者、金融機関で一体促進

首 都 圏 既 存 住 宅 流 通 推 進 協 議 会

 ◉「既存住宅アドバイザー」、「かし保険案内宣言店」    インスペクション、瑕疵保険等について消費者の窓口となる宅建業者の知識・技術力を向上

良 質 中 古 住 宅 推 進 協 議 会

 ◉「売却の窓口」    「早期高値売却」を達成するためのネットワークの構築

ウェスト東 京 不 動 産 流 通ネットワーク

 ◉「インスペクトハウス」    「点検済住宅」のロゴマーク、「暮らすワンサービス」、消費者に訴求するPR

富 山 県 中 古 住 宅 流 通 促 進 協 議 会

 ◉「とやま安心住宅」    建物検査、シロアリ点検、瑕疵保険等ワンストップサービス、移住促進・空き家活用

良 品R住 宅 推 進 協 議 会

 ◉「良品R住宅」    「良品R認定住宅」リフォーム・リノベーション・リセール、「サブ倶楽部」による連携

静 岡 不 動 産 流 通 活 性 化 協 議 会

 ◉「中古住宅あんしんパック」    「あんしんパック」による安全・安心な中古住宅売買の総合サポート

既 存 住 宅 品 質 サ ポ ートセンター

 ◉「あいち(ぎふ)あんしん中古住宅」    「家しらべ・住宅調査書」土地情報、建物品質から生活情報まで

近 畿 不 動 産 活 性 化 協 議 会

 ◉「住宅ファイル」    物件調査、建物診断、重要事項説明など物件情報を網羅するとともに、適正価格を提示

兵 庫 既 存 住 宅 活 性 協 議 会

 ◉「フェニーチェパック」    建物検査にポイントを絞ったワンストップサービス

不 動 産コンシェルジュ中 国 地 区 協 議 会

 ◉「ハトマークR住宅」    「住まいのコンシェルジュ相談窓口」によるサポート体制の構築

一 般 社 団 法 人 住 宅 管 理・ストック推 進 協 会

 ◉インスペクション業者とのマッチング    「インスペクション体験会」の開催等によるインスペクション業者とのマッチング

O K I N A W A 型 中 古 住 宅 流 通 研 究 会

(*)  ◉「おうちクリニック住宅カルテ」    中古住宅を購入する消費者向けのセルフチェックシートを提供 (*) 平成27年度のセンター支援対象ではないが、首都圏既存住宅流通推進協議会等と連携した取組みが行われたため、掲載。 p.08 p.11 p.16 p.21 p.24 p.30 p.35 p.39 p.44 p.46 p.51 p.55 p.59 p.62

協議会一覧

協議会名称 主な取組みと内容

(8)
(9)

FOCUS

 北海道既存住宅流通促進協議会は、よ り安全で安心な中古住宅の取引実現と、流 通の活性化に伴う市場の健全な発展に貢 献することを目的に、平成25年2月に設 立されました。  協議会は、宅建業者や消費者への情報 提供、利用しやすいインスペクションお よび物件履歴情報を蓄積する仕組みを構 築し、物件の質に関する情報開示を推進 北海道版住宅フェイル利用の手引き することにより中古住宅流通市場の活性 化を図ることを、事業の目的としています。  具体的には、①宅建業者や消費者に協 議会の取組みをPRし、インスペクション、 瑕疵保険の付保、住宅履歴の保存等の利 用拡大に努める、②経済的耐用年数を客 観的に証明し、金融メリットの実現に努 める、③建物検査、適合証明書の発行、瑕 疵保証保険の付保を担う、④税金や境界 に関する助言等、専門知識を生かし、消 費者の疑問に対応する、ことです。

北海道版住宅ファイル

 現在の中古住宅市場では、物件売却時 に次の所有者に物件情報を引き継げず、合 理的なリフォームができない、建物価格 が正当に評価されないなどの問題があり ます。そこで、契約時に買主に対し、可 能な限り物件情報を収集し提供蓄積でき るよう制度化したのが「北海道版住宅ファ イル」です。 事業の概要  このファイルは、①北海道版住宅ファ イルとは(住宅ファイルを作成する意義な どの説明資料)、②売主から提供を受ける 情報(設計図書、告知書、リフォーム履歴 等)、③契約関連書類(宅建業者が作成す る重要事項説明書、売買契約書等)、④建 物検査報告書・改善レポート(協議会が窓 口になり比較的安価で建物検査を行える よう、瑕疵保証保険の適応検査を活用し た建物検査(瑕疵保証保険適応検査)を実

北海道既存住宅流通促進協議会

[所在地] 〒060-0001  北海道中央区北1条西17 北海道不動産会館2階(北海道宅建協会内) [TEL]011-642-4422

(10)

FOCUS

安心な中古住宅取引普及推進事業 北海道既存住宅流通促進協議会 施。北海道独自のサービスとして、不適 合の場合、修繕箇所や費用を提示した「改 善レポート」を発行している)、⑤ハザー ドマップ、⑥買主によるリフォーム履歴 (物件購入後のリフォーム履歴の要点を端 的にまとめて蓄積できるよう「リフォーム 概要書」を作成。リフォーム業者または物 件所有者自らが作成することを想定)、⑦ 不動産鑑定士による価格等調査――など から構成されています。 事業の流れ  ①売主から宅建業者への売りの媒介依 頼、②宅建業者は売主に対して協議会が 行う建物検査について説明、③売主から 宅建業者へ検査等申込み、④宅建業者か ら協議会へ建物検査を依頼、⑤協議会か ら検査事業者へ検査依頼、⑥検査事業者 から売主、宅建業者、協議会に検査結果 を報告。検査の結果、適合との判定を受 ければ、瑕疵保証保険を付保できるので 検査事業者により案内はするが、保険を 強制するものではない。瑕疵保証保険の 付保について、協議会では買主の判断お よび負担で行うことを想定している。な お不適合の場合、改善レポートを発行、⑦ 買主に宅建業者が重要事項説明をする際 に、検査結果や住宅ファイルについて説 明、⑧売買契約締結。売主から買主へ物 件情報を提供。売買契約書は宅建業者、設 計図書、告知書、リフォーム履歴等は売 主から交付、⑨買主は住宅ファイルを宅 建協会、全日のサイトよりダウンロード し作成保管する(ファイルのハザードマッ プは買主自らサイトからダウンロードし 保管する。リフォーム概要書は、物件購 入後にリフォームした際に、買主から工 務店に依頼するか、買主自ら作成する)。 広域連携による取組み  東北・首都圏・沖縄の各協議会と連携し て、「既存住宅アドバイザー講習会」を実 施するとともに、「かし保険案内宣言店」 の取組みを始めています。

(11)

FOCUS

[ 北海道既存住宅流通促進協議会 ]

1) 周知活動の概要

 ●消費者向けの建物検査や既存住宅売買瑕疵保険に関するパンフレットの作成  ●宅建業者向けの売却物件を対象とした不動産鑑定価格調査報告書の作成  ●作成したパンフレットの消費者向け不動産無料相談会等での配布  ●宅建業者への法定研修における建物検査等の講習  ●既存住宅アドバイザー講習会の実施とかし保険案内宣言店の推進

2) 周知の対象

 ●建物検査、既存住宅売買瑕疵保険、北海道版住宅ファイル  ●既存住宅アドバイザー、かし保険案内宣言店

3) 活動による成果

4) 課題と今後の方向性

 建物検査等の重要性は徐々に浸透している。しかし、売買実務において建物検査等が活用されることは現在もほ とんどない。  その理由として、売主・買主へのメリット、あるいは、建物検査を紹介することによる宅建業者へのビジネスメリッ トが明確でないことが考えられる。  今後は、宅建業者だけでなく、例えば金融機関と連携して、ローン受付時に金融機関でも説明をする等、多方面 からのアプローチが必要であると考えており、現在金融機関との調整を行っている。 項  目 成  果 建物検査実施 (昨年度建物検査実施数は3件) 申込件数22件、実施件数19件 うち、適合2件、不適合17件、保険加入4件(予定含む) 法定研修での説明 実施回数6回、受講人数1,605名 既存住宅アドバイザー講習会 講習実施回数2回、受講人数136名 かし保険案内宣言店登録 登録社数3社 平成27年度事業概要

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FOCUS

安心な中古住宅取引普及推進事業 東北地区中古住宅流通促進協議会  東北地区中古住宅流通促進協議会は、住 宅診断により必要なリフォームが行われ、 瑕疵保険保証が付保された、消費者が安 心して取引できる中古住宅流通システム の構築を目指しています。 [認定リフォーム事業者] ・瑕疵保険と同等の住宅診断の事前実施 ・住宅診断を踏まえた適切なリフォーム 提案 ・瑕疵保険を付保した安心できる中古住 宅の形成 [瑕疵保険業者] ・第三者性のある住宅診断実施 ・既存住宅瑕疵保証保険の付保 [金融機関] ・中古住宅とリフォームを含めたローン 商品提供  以上の関連事業者と連携をして、宅建 事業者が「消費者向け中古住宅取引マニュ アル」に沿った中古住宅の取引を推進する。

リフォーム事業者認定制度

 中古住宅の流通を促進する上で、不動 産流通事業者と協力して取引を進めるこ とが可能なリフォーム事業者について、協 議会が一定基準を満たしている事業者と して認定を行います。  基準は、 ①建設業の許可を取得している ②建築士事務所登録をしている ③瑕疵保険検査会社へ登録している ④建設工事賠償責任保険に加入している ⑤業法違反などの指導を受けていない ⑥耐震基準適合証明書の発行実績がある (2年以内に実現でも可) ⑦フラット適合技術者が在籍している(2 年以内に実現でも可)  以上の基準を満たしている事業者で協 議会の認定講習を受講された方へ認定証 を交付いたします。  各事業者および消費者に、広くこの制 度を周知することにより、トラブルの少 ない中古住宅流通が行われると考えます。 啓発ツールの作成  消費者が中古住宅を選択肢のひとつに するよう啓発するツールとして「消費者向 け中古住宅取引マニュアル」を作成しまし た。リフォームフェアでのアンケート調 査を反映した内容で、専門用語などの置

東北地区中古住宅流通促進協議会

リフォーム事業者認定書 [所在地] 〒980-0803  宮城県仙台市青葉区国分町3-4-18  宮城県不動産会館2階 [TEL]022-266-0011 [HP]http://tohoku-cyuko.jp/

(13)

FOCUS

「リフォーム事業者認定講習会」  不動産事業者のパートナーとして、円 滑に中古住宅の取引を行うための基準を 満たしたリフォーム事業者を認定するた めの講習会を開催しています。 「既存住宅アドバイザー講習会」  「既存住宅流通時における役割」を再認 き換えや、デザインを女性向けにするな どし、中古住宅への不安やリフォーム、瑕 疵保険、住宅ローンに対する疑問を分か りやすく解説しています。 普及活動  協議会の事業モデルを構築・普及のため に次の講習会などを設け、事業者への普 及を行っています。 消費者向け中古住宅取引マニュアル「中古物件で理想の暮らしをかなえるヒント」

(14)

FOCUS

安心な中古住宅取引普及推進事業 ありました。  また「中古住宅現況検査マニュアル」ビ デオを制作し、協議会の行う講習会、協 議会HP上で周知を図りました。適切なイ ンスペクションの方法を、ビデオを通じ て学ぶことにより、事業者ごとのインス ペクション精度向上にもつながると考え ます。 広域連携による取組み  北海道・首都圏・沖縄の各協議会と連携 して、「既存住宅アドバイザー講習会」を 実施するとともに、「かし保険案内宣言店」 の取組みを始めています。 識するとともに、「必要なインスペクショ ンの知識」を身につけることを目的として います。アドバイザーツールの利用によ る顧客への報告書作成が可能になり、す ぐに事業に活用できる内容です。

公開インスペクション

 既存住宅現況検査技術者によるインス ペクションを公開で実施しています。既 存住宅瑕疵保険付保の検査基準およびフ ラット35の基準に基づいた検査の説明を 聞きながら見学することができます。  朝日新聞東北6県版などに広告を掲載し、 2015年度は8回の実施で112名の参加が 中古住宅現況検査マニュアルビデオ インターネット上からも動画を見ることができる 東北地区中古住宅流通促進協議会

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FOCUS

活動事例

[ 東北地区中古住宅流通促進協議会 ]

1) 周知活動の概要

 ●宅建業者向け公開インスペクションの実施  ●インスペクションマニュアルビデオの制作、活用  ●認定リフォーム事業者講習会の継続実施  ●既存住宅アドバイザー講習会の実施とかし保険案内宣言店の推進

2) 周知の対象

 ●インスペクション  ●認定リフォーム事業者制度

3) 活動による成果

4) 課題と今後の方向性

 宅建業者の「インスペクション」「既存住宅瑕疵保険」への知識が十分ではないことから北海道協議会、首都圏協議 会との連携により既存住宅アドバイザー講習会の実施による宅建業者の知識習得が必要である。  また、公開インスペクション参加者を対象としたアンケート結果では、インスペクションや既存住宅瑕疵保険の 仕組みについては知っているものの利用したことがない宅建業者が多いこと、インスペクションや既存住宅瑕疵保 険について相談できるリフォーム業者がいない宅建業者が多いことが明らかとなった。協議会としては、インスペ クションや既存住宅売買瑕疵保険の相談が可能な認定リフォーム事業者の拡大を進めていく。  なお、東北各県では中古住宅流通に対する地域事情が異なるため、実施できるエリアで先行して実施可能な周知 活動を進めていく予定である。 項  目 成  果 公開インスペクション 実施回数8回、参加者112名 リフォーム事業者認定制度 認定申請中のリフォーム事業者5社 公開インスペクション 参加者アンケート 公開インスペクション参加者向けアンケート(回収数84件) インスペクションを「知っている」のは全体の75%、「利用したこと がある」のは全体の7% 瑕疵保険を「知っている」のは全体の82%、「利用したことがある」 のは全体の10% インスペクション、瑕疵保険について相談できるリフォーム事業 者が「いる」のは全体の30% 平成27年度事業概要

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安心な中古住宅取引普及推進事業 北海道既存住宅流通促進協議会  東北地区は、中古流通に関する 協議会に最初から参加しています。  他の協議会はある程度小さな地 域をモデルとしていますが、こち らは震災後ということもあって、東 北6県全部が入った協議会という ことで発足しました。全日と宅建 協会の垣根は取り払って不動産流 通業者全部に入っていただこうと いう事でスタートしました。   ビ ジ ネ ス モ デ ル と し て ワ ン ス トップで消費者にサービスを提供 する仕組みです。「建物の調査・検 査」「各種証明書発行」「各種是正 工事設計」の必須要件となる資格・ 知識・技術を備えた事業者を認定す る「リフォーム事業者認定制度」を 開始して、基準を満たしたリフォー ム業者と瑕疵保険業者、金融機関 とが連携して、必要なリフォーム が行われ、瑕疵保証保険が付保さ れた中古物件を提供できます。  しかし、仕組みはできたのです が、特に被災後ということもあり、 物件も非常に少なく、どんどん売 れてしまうという状態だったので 必要性を感じていない事業者が多 いようでした。  そこで、消費者やリフォーム業 者の声を聞くべきだと考え、PR内 容を変えることにし、紹介してい くツールを作りました。こうすれ ばHPにアップして各事業者が自由

東北地区中古住宅流通促進協議会

Interview

女性を意識した

リノベ住宅をPR

に印刷してお客様に渡してもらえ ます。  一つは、消費者向けに「中古物件 で理想の暮らしをかなえるヒント」 というパンフレットを作りました。 女性誌を意識して「リノベーション 住宅っておしゃれだよね」というフ レーズで訴えかけました。そこで は中古住宅のメリット、インスペ クションの内容を説明しています。  一方、事業者向けにも、住宅診 断というと、リフォーム業者はわ かっていても中古住宅の診断って どういうことをやるのかわからず、 大掛かりな仕事をイメージし、な かなか診断も普及しないところが ありました。そこで、インスペク シ ョ ン の 方 法 な ど を 動 画 に し て DVD化しています。現在はHPでも 公開しています。  最近では、消費者の方がリフォ ームや瑕疵保険に興味をもって勉 強して、情報を仕入れています。ま た、メディアの露出が圧倒的に増 えたことも追い風になっています。 さらに、最近の消費者は自分の住 みたい住宅にリフォーム、リノベ ーションして住むというような意 識に変わってきた感じがします。  新築志向の方はまだまだ多いで すが、どちらでも良いという層を 取り込んでいく流れをつくってい きたいですね。  ただ、まだまだ事業者の認知度 が低いのが現状です。消費者が勉 強してきて、不動産業者に話が通 じなければ、「この会社大丈夫かな」 となってしまいます。そのために もツールを上手に利用して、常に アンテナを高くしてほしいと思っ ています。  協議会としても、サービスや仕 組みについて事業者の認知度アッ プが課題です。事業者の認知度が 上がれば消費者にも届きますから。 また、成果があった取組みとして は、住宅ローンについてです。  仙台圏の主要な金融機関には全 て入って頂きワーキンググループ を形成して、リフォームローンと 住宅ローンの違いを分かって頂い たうえで、一体化ローンの取組み をして欲しいという話をしました。 メガバンクでは既に住宅ローンで 扱っていたところもありましたか ら、地方の銀行もそれにならって 取り組んでもらえるよう協議をし、 参加した金融機関では全体を住宅 ローンという形で扱えるようにな りました。  リフォーム事業者認定制度を宮 城モデルとして先行させましたが、 今後はそういったモデルを東北6 県に発信し、東北の中古住宅流通 を活性化していこうと考えていま す。 阿部淳市氏 東北地区中古住宅流通促進協議会 (公益社団法人 宮城県宅地建物取引業協会)

(17)

FOCUS

首都圏既存住宅流通推進協議会

[所在地] 〒163-0638  東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル38階 [TEL]03-3346-4327 [H P]http://www.srenkei.com/  消費者が安心して不動産取引ができる 不動産流通市場を整備するため、宅建業 者を中心とする不動産関連事業者の連携 による新たなビジネスモデルの検討や普 及に取り組む団体として、平成24年に国 土交通省より採択を受け活動してきまし た。  既存住宅流通活性化を実現するには、消 費者が安心して中古住宅を取引できる環 境の構築が必要であり、取引に携わる事 業者に横断的な知識が必要です。  中古住宅流通時に消費者にとって安全 で安心な取引モデルを模索し、その成立 のために協業すべきプレイヤーの知識・技 術力向上と、取引モデル確立を目指します。

既存住宅アドバイザー講習会

 主に不動産事業者向けの講習会です。不 動産仲介事業者が物件案内の際に「瑕疵保 険の付帯」「耐震基準適合」「フラット35 利用」のおおよその可否について判断でき るスキルを身につけることが目的の講習 会です。併せて、受講者が利用できる「ア ドバイザーツール※」による報告書の作成 と活用方法を学びます。平成23年より講 習を開始し、その後、北海道、東北、沖 縄の各協議会でも導入されています。現 在は全国で約4,000名のアドバイザーが登 録されています(平成28年2月現在)。 ※専用サイトに現場で記入した調査票の 情報を入力するだけで、木造住宅は18 ページ、マンションは12ページの詳細 な報告書を簡単に作成できます。調査 ツールを活用することで、各種住宅取 得支援制度に詳しい方でなくても、お およその利用可否について判断できる ようになります。 「既存住宅アドバイザー講習会」導入協議会 ●北海道既存住宅  流通促進協議会 ●東北地区中古住宅  流通促進協議会 ●首都圏既存住宅流通推進  協議会 ●沖縄特化型既存住宅流通活性化プロジェクト  (OKINAWA型中古住宅流通研究会)

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FOCUS

安心な中古住宅取引普及推進事業

かし保険案内宣言店

 宅建業者を対象とした登録制度で、平 成27年11月より、北海道既存住宅流通促 進協議会(北海道連携)、東北地区中古住 宅流通促進協議会(東北連携)、首都圏既 存住宅流通推進協議会(首都圏連携)、沖 縄特化型既存住宅流通活性化プロジェク ト(沖縄連携)で運用を開始しました。既 存住宅の売買に際し、消費者(売主・買主) に対して瑕疵保険の存在の伝達が登録要 件です。健全な既存住宅流通のためには 「住宅性能に関する情報開示」と「建物の瑕 疵や構造に対する不安」について、「保証 や保険」等で消費者のニーズに応えること は欠かせません。そこで、 首都圏既存住宅流通推進協議会 既存住宅アドバイザー講習会 パンフレット (1)売主による住宅性能の情報開示として、 瑕疵保険の事前現況検査を活用 (2)建物インスペクションを担う人材とし て既存住宅現況検査技術者との連携 (3)買主による住宅性能の安心・安全の担 保として瑕疵保険の付帯  以上の内容を実現することで、既存住 宅流通市場における不動産事業者の消費 者に対する「住宅性能に関する情報開示」 および「瑕疵保険利用による安心の提供」 の促進を目指します。  かし保険案内宣言店登録業者は、「宣言 店」であることを示すロゴマークをホーム ページなどに掲載し、「中古住宅の購入に は既存住宅売買かし保険が不可欠です!」 を消費者に提示し、一般社団法人住宅暇 庇担保責任保険協会のホームページで公

(19)

FOCUS

リフォーム事業者登録制度

 東北連携が平成26年度より運用してい る事業で、首都圏連携でも開始していま す。    既存住宅流通市場において、不可欠な のが「建物の調査・検査・診断」「各種証明 書発行」「各種是正工事設計」の資格・知 識・技術です。これらの必須要件を備えて いる事業者を認定、インターネットで情 報公開することで、既存住宅流通市場に おいて、消費者や連携する不動産事業者 が優良な建築事業者を発見しやすい環境 を整備します。 開されている瑕疵保険の解説ビデオ「ビデ オで見る既存住宅売買かし保険」を閲覧い ただくように案内をします。案内後に伝 えた証として「既存住宅かし保険に関する 説明確認シート」に署名をもらいます。  売却案件について事前現況検査を実施 している場合は、検査済みマークを表示 します。  検査済みマークは「事前現況検査」を実 施していることをPRするために用意して いるもので、例えば、売り物件を媒介契 約し、売主の意向で「事前現況検査」を実 施した場合などは広告やホームページで 検査済みマークを表示します。検査の実 施状況にあわせた3種類のマークがあり、 物件の価値をPRすることができます。 中古住宅購入支援制度 パンフレット 「かし保険案内宣言店」PRマーク 現況検査を実施したことを示すマーク

(20)

FOCUS

安心な中古住宅取引普及推進事業 首都圏既存住宅流通推進協議会

[ 首都圏既存住宅流通推進協議会 ]

1) 周知活動の概要

 ●かし保険案内宣言店の普及促進   ・既存住宅アドバイザー講習会の活用   ・DMによる既存住宅アドバイザー登録者への周知   ・かし保険案内宣言店登録業務の改善(申込から登録までの期間を1カ月から3日に短縮)  ●瑕疵保険検査済みマークの作成・普及促進  ●リフォーム事業者認定制度の促進   ・既存住宅アドバイザー講習会の活用

2) 周知の対象

 ●既存住宅アドバイザー、かし保険案内宣言店  ●リフォーム事業者認定制度

3) 活動による成果

4) 課題と今後の方向性

 かし保険案内宣言店への登録、あるいは、建物検査や瑕疵担保保険を取引で使うことのメリットが宅建業者に充 分伝わっていないことが、制度の普及促進の大きな阻害要因となっていると考える。  一方で、宅建業者の中には、住宅ローン控除の税制特例や、大手不動産情報ポータルサイトによる中古住宅の性能・ 品質に関する追加項目等の情報が適切に伝達されていない場合もあり、売主・買主とのやり取りの中で説明責任を 果たす上でも、既存住宅アドバイザー講習の受講・登録やかし保険案内宣言店への登録が自身の知識・能力の向上や 今後の円滑な中古住宅取引につながるというメリットをPRしながら引き続き活動を続けていく必要がある。 項  目 成  果 かし保険案内宣言店登録 登録店舗数61件(2/29時点) 既存住宅アドバイザー講習 13会場開催、受講者数807名 瑕疵保険検査済みマークの利用 利用件数0件 ※ マークのリリースが当初予定の9月ではなく11月にずれ こんだため 平成27年度事業概要

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 リニュアル仲介は2009年から中 古の住宅の取引について、業者間 の連携をとったモデルを消費者に 提供してきました。そこで国土交 通省から声がかかり、協議会に参 加することになりました。ですか ら、協議会参加前からパッケージ 商品は提供してきました。そのな かで行き詰まっていたのは、パッ ケージを作っても利用されないと いうことでした。そのために私た ちがまず目指したのは、事業者に 使用され、消費者に届くような体 制をつくる、いわば土壌改良でした。  さらに、どこか特定の事業者が 個別に利益があるようなことは、こ の活動のなかには入れないという ことが活動の前提です。  取り組んできたのが宅建事業者 向け「既存住宅アドバイザー講習 会」です。  講習会を受けると、アドバイザ ーツールというものが使えるよう になり、インターネット上で、物 件についての確認項目をYES、NO で入力するだけで、物件の瑕疵保 険、耐震、フラット35の適用のお およその可否の判断ができる「既存

首都圏既存住宅流通推進協議会

Interview

お客様のことを

考える業者が

選ばれる

住宅インスペクション結果報告書」 ができます。これを消費者に渡せ ば、事業者の説明が不足していて も、どういうリスクがあるかなど を把握することができます。その 後引き継ぐ建築士もこの作業が事 前に完了していると便利になりま す。  講習を受けると3年間は何度使っ ても費用がかからないシステムで、 ア ド バ イ ザ ー の 受 講 者 は3年 で 4,500人になりました。当初は首都 圏だけでしたが、北海道、東北、沖 縄も加わり、広域で行っています。  しかし、現在の利用数は500に も届いていません。手間と考える 人も少なくないからです。ただ、こ れをしっかりと差別化のツールと して活用すれば、物件情報だけを お客様に出す業者とは確実に差が つきます。お客様としては自分の ことを一生懸命考えてくれる業者 を選びたいと思っているので、当 然喜ばれます。こういった事前情 報を察知しておく必要があります。  また、「かし保険案内宣言店」と いう取組みも昨年11月より始めま した。これは、不動産業者が売主、 買主に「瑕疵保険の存在を案内しま す」と宣言をしてもらうものです。 登録をすると「かし保険案内宣言 店」マークを自由に使用できるよう になります。「事前現況検査」を実 施した場合には「事前現況検査マー ク」などが使用できるようなります。 こうした取組みは良い物件がエン トリーの段階で良いとPRできるも のだと思っています。  「リフォーム事業者登録制度」の 運用も始めています。リフォーム 業者と一概に言っても、建築技術、 知識がある業者というのは多くあ りません。業者自身が知識がない ことに気づいていないというケー スも多いのです。それを一定基準 のリフォーム業者を選ぶことで仲 介会社も消費者も混乱せず、選び や す く な り ま す。 こ れ に は、 リ フォーム業者の意識を向上させる ことができるという一面もあると 思います。  こうした取組みは必ず、消費者 の安心感、満足感につながると思 っています。 西生 建氏 首都圏既存住宅流通推進協議会代表 (リニュアル仲介株式会社 代表取締役)

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FOCUS

安心な中古住宅取引普及推進事業 良質中古住宅推進協議会

売却の窓口

 宅建業者を対象とした「インスペクショ ン」、「瑕疵保険」、「住宅履歴情報」の活用 による具体的なビジネスモデルの提供を、 事業目的としています。平成26年度の「中 古不動産取引における情報提供促進モデ ル事業」では築年数、構造、広さで評価(表 現)されない情報を「付加価値情報」として 購入希望者に対して情報提供しました。こ れによって、「早期売却、高値取引の実現」 を達成することを実証した「売却の窓口」 への宅建業者の参加を促進します。  周知活動は、宅建業者へのインスペク ションの活用促進、並びにインスペクシ ョン、瑕疵保険、住宅履歴情報のビジネ ス活用を目指す「売却の窓口」に関するセ ミナー、インスペクション体験会を開催 するなど実施しました。周知活動で工夫 した点は、インスペクションの活用には、 各エリアにおける宅建業者と連携するイ ンスペクターが必要なことからセミナー について、一般社団法人住宅管理・ストッ ク協会との共催にしました。周知の内容 は、インスペクション、瑕疵保険、住宅 履歴情報の具体的な活用事例および導入 メリットなどです。また、インスペクシ

良質中古住宅推進協議会

[所在地] 〒173-0004  東京都板橋区板橋3-2-8 株式会社バイヤーズスタイル内 [TEL]03-5943-3360 [HP]http://baikyaku-mado.com/

2.事業の概要について③

【宅建業者向け売却受託用説明資料 】 【宅建業者向け売却受託用説明資料 】 ●宅建業者が、消費者に対して行う情報公開による早期高値売却の実現について 本資料を以て説明を行う。 8 売却の窓口 パンフレット

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FOCUS

特有のスピード感や、少なからず必要と なる接客能力のあるインスペクターが絶 対的に不足しています。  「売却の窓口」の更なる普及で、宅建業 者のビジネスメリットと消費者への安心、 安全の提供を実現するとともに、宅建業 者とインスペクション等の関連事業者と のマッチング機能を果たしていくために も、宅建業務を理解したインスペクター の養成が必要です。  不動産流通推進センターによる「価格査 定マニュアル」の活用による建物の査定を 「売却の窓口」において実践し、同査定方 法の宅建業者への普及と消費者メリット の実現を目指します。 ョン等のパッケージ化された「売却の窓 口」への加入メリットの説明も行いました。 宅建業務を理解した インスペクター養成の必要性  宅建業者のインスペクションへの意識 は高まっていますが、ビジネスメリット のイメージが足りず、積極的な活用には 至っていません。  インスペクションの「媒介契約締結時」 の紹介・斡旋、重要事項説明時および媒介 契約時における説明義務に関しての意識 変化が起きつつありますが、他業種との 連携意識が希薄です。宅建業務において インスペクション体験会

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FOCUS

安心な中古住宅取引普及推進事業 良質中古住宅推進協議会

[ 良質中古住宅推進協議会 ]

1) 周知活動の概要

 ●「売却の窓口」に関するセミナーの実施  ●宅建業者向け「インスペクション体験会」の実施

2) 周知の対象

 ●インスペクション  ●インスペクション活用登録制度「あんしんくん」  ●売却の窓口

3) 活動による成果

4) 課題と今後の方向性

 セミナー、体験会を通じて、インスペクションという言葉は知っているものの内容の理解には至っていない宅建 業者が多く、インスペクションに対する宅建業者の正しい知識習得が今後の課題だと感じた。  また、中古住宅取引の現場でインスペクション活用を普及するにあたっては、宅建業者と連携のとれるインスペ クターの養成が並行して行われる必要があるとの結論に達した。 項  目 成  果 セミナー実施 セミナー実施回数8回、参加社数88社98名 「売却の窓口」への加盟者数10社 インスペクション体験会 実施回数2回、参加社数16社16名 セミナー参加者アンケート セミナー参加者へのアンケートより(回収数85件) インスペクションについて「今後活用したい」が全体の 26.1%、「活用を検討したい」が全体の64.3% 売却の窓口について「今後活用したい」が全体の5.9%、「活 用を検討したい」が全体の81.2% 平成27年度事業概要

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FOCUS

ウェスト東京不動産流通ネットワーク

[所在地] 〒202-0014  東京都西東京市富士町1-13-14 [TEL]042-451-6667 [H P]http://wes-t.jp/  ウェスト東京不動産流通ネットワーク は、中古住宅の資産価値を守ることを目 的に宅地建物取引業者、瑕疵保険検査機 関、シロアリ点検保証会社、建物検査会 社など東京西郊の9つの会社、機関が集 まって建物検査・保証などを情報提供する とともに、「インスペクトハウス登録制度」 を展開しています。

インスペクトハウス

情報提供の仕組み  事業の概要は、①売主への売却ガイド によるコンサルティング、②買主への購 入ガイドによるコンサルティングです。① については、売主の情報開示義務、建物 検査の必要性、マイナス情報の手当て、瑕 疵保険の内容、価格査定評価基準、売却 の流れ―など、②については、物件の判 断基準、建物検査の必要性、リフォーム 提案、購入の流れ、瑕疵保険の内容、指 摘工事の可能性、住宅履歴情報登録―な どを情報提供します。  情報提供は販売開始後から購入申し込 みまでタイミングよく実施されます。宅 建業者が売主に対して行う情報提供は、媒 介報告書、販売図面、見学者情報、建物 検査結果、瑕疵保険適合の可否、住宅事 業者の指摘事項とその工事見積もり、シ ロアリ点検結果など。また、宅建業者が 買主に対して行う情報提供は、媒介契約 書、建物検査結果、瑕疵保険適合の可否、 住宅事業者指摘事項とその工事見積もり、 シロアリ点検結果などです。 「インスペクトハウス登録制度」  「住まいの売却・購入ガイドブック」をワ ンストップワーキンググループ(WG)が 担当し作成しました。宅建業者のコンサ ルティング能力不足を補うためのツール 兼マニュアルとして活用されています。ガ イドブックの冒頭には、中古住宅市場を 取り巻く現状が記載されています。「イン スペクトハウス登録制度」、「インスペク トハウス査定システム」の制度化にあたっ て、「インスペクトハウス」、「点検済住宅」 のロゴマークを作成しました。  基本事項である「点検済住宅」と「インス ペクトハウス」の2つの認定要件を備えた 「インスペクトハウス登録制度」の中身は、 「点検済住宅」が、①3年ごとに定期点検 実施、②現況調査チェックシートの保存、 ③住宅履歴情報の登録、④点検結果に基

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FOCUS

安心な中古住宅取引普及推進事業 ウェスト東京不動産流通ネットワーク づき維持管理修繕を実施、⑤設計図書ま たは再現図面がある、⑥WES-T物件状 況報告書を作成、⑦住宅に点検済みのラ ベルを表示。「インスペクトハウス」が基 本事項+AorB。Aは既存住宅瑕疵保険 への加入が可能なこと、Bは住宅金融支 援機構フラット35中古住宅に適合してい ること。 「暮らすワンサービス」  住宅保証・サービスWGが担当し、地域 の中古住宅に対する一般消費者の意識を 調査実施したところ、9割以上が安心安 全な中古売買サポート商品「暮らすワン」 サービスを売買時に利用したいと答えて います。また、建物検査、シロアリ点検、 住宅履歴情報ファイル登録、FP相談、暮 らしの提案など、売買トータルサポート を、パッケージ商品とする検討・開発も行 いました。さらに地域商店との提携によ り、割引サービスの提供をすることで、地 域交流、地域活性化を図ることとしてい ます。 情報提供イベント こどもけんさいん  消費者が実際に会場に足を運んでもら うことを第一に考え、消費者の興味を引く ためのイベントを企画しました。お子さん に模擬インスペクションの体験や住宅点 検に関するクイズを実施することで、家族 で楽しみながら、住宅に関して親子で考え る機会を提供することができました。 「インスペクトハウス」ラベル 「暮らすワンサービス」 「点検済住宅」ラベル

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FOCUS

活動事例

[ ウェスト東京不動産流通ネットワーク ]

1) 周知活動の概要

 ●消費者向けの中古住宅取引に関するセミナー・相談会の実施  ●「こどもけんさいん」イベントの実施

2) 周知の対象

 ●暮らすワン  ●インスペクトハウス登録制度

3) 活動による成果

4) 課題と今後の方向性

 セミナーへの参加状況、「こどもけんさいん」参加者へのアンケート調査結果から、現状の消費者意識として、住 宅の点検の必要性や既存住宅瑕疵保険の認知度が低いこと、興味関心が湧くのは売買の時のみということが明らか となった。  また、協議会メンバー各社のインスペクトハウス登録への取組状況から、中古住宅市場のこれまでの慣行として、 安全、安心でなくても価格や立地がよければ売れてしまう、インスペクションなどこれまでの取引慣行にないプロ セスを入れた場合に他の宅建業者が売買契約をしてしまう可能性から新しいプロセスを入れられないといった課題 も明らかになった。  今後は、自らが売主となる時はもちろん、売却の媒介を行う際には、売主・買主が安心して取引に臨む事ができ る情報を整備し、また、購入の媒介に際しては、売主側から提供された情報を買主に対して正確に理解させ、より 一層安全で信頼のおける中古住宅取引を目指す。 項  目 成  果 セミナー実施 実施回数3回、参加者数8組 「こどもけんさいん」イベント実施 実施回数2回、参加者数54名 当初はセミナー・相談会のみの実施を企画していたが参加者が少なかったこと から、家族で参加ができるイベントとして「こどもけんさいん」という企画を新 たに考案・実施した インスペクトハウス・ 点検済み住宅登録 インスペクトハウス登録件数4件、点検済み住宅登録件数0件 その他、既存顧客におけるインスペクトハウス登録準備中8件 イベント参加者アンケート 「こどもけんさいん」イベント参加者アンケートより [戸建て住宅所有者、回収数14件] 所有する住宅の定期点検を「実施している」のは全体の31% [非住宅所有者、回収数41件] 瑕疵保険制度について「しらなかった」のは全体の93%、将来中古住宅購入の際 に「瑕疵保険を利用したい」のは全体の61% 平成27年度事業概要

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安心な中古住宅取引普及推進事業 ウェスト東京不動産流通ネットワーク  2年ほど前に、中古住宅の流通促 進を目指し前線で連携して頑張って いる人たちをとりまとめていこうと、 取り組み始めました。まずは西東京、 東久留米、練馬、杉並あたりの宅建 業者8社と母体となる岡庭建設、そ れにシロアリの専門会社、瑕疵保険 会社、西東京のファイナンシャル会 社とか普段消費者と接点がある業者 などと事業連携を始めました。これ は「ウェスト東京不動産流通ネット ワーク」という東京の西寄りの不動 産関連会社が集まった、地域密着型 の不動産サービス機関です。  通称「WES-T(ウェスティー)」と 言っています。今までは宅建業者が 連携して仕事をするということはま ずありませんでした。これを機に社 会的に普及させたいと考えています。  2年前に連携体を発足させた時に 考えたのは、既存住宅の瑕疵保険。 この時点で宅建業者の方もほとんど 知らなかったと思います。売るとき に説明していなかった。こういった ことを教育する場、さらにインスペ クション、すなわち建物検査の重要 性等について情報交換をしました。 具体的にインスペクションとは、ど

ウェスト東京不動産流通ネットワーク

Interview

住宅の『車検制度』化

目指す

ういう意味でどういうことをするの かなどについて勉強しました。  WES-T発足後は1年をかけて、 仕組みづくり、学ぶ取組み、試す取 組みなどを実施してきました。最初 は、なぜ中古住宅なのかというとこ ろから入りました。その頃の業者さ んは、新築建売住宅の販売しか頭に なく、中古住宅の販売は二の次でし た。ただ新築が売れにくくなってき ているのを感じ始めていました。そ の時に中古住宅の価値を見直すよう になったのです。  ここで瑕疵保険会社に来てもらっ て、中古住宅を流通させるための勉 強を本格的に始めました。それまで、 その物件の良し悪し、買い取れるか どうかの判断は勘に頼っていたので すが、インスペクション勉強会を3 回積むことによって、合理的に判断 できるようにしました。あとは、連 携していくためには何をすべきか、 どういう仕組みで動けばいいかとい うことを1年ほどかけて勉強してき ました。ただWES-Tのレベルを上 げるのは、宅建業者さん、特に営業 マンのコンサル能力が高まらないこ とには始まりません。さらには建物 瑕疵の知識が必要とされるので、そ の啓発が求められました。こうした 勉強会には以前は5、6人しか営業 担当者が集まらなかったのが今は30 人ぐらい来ます。  全国工務店協会の理事をしている のですが、3年前に今後の中古住宅 の在り方について、調査員として全 国を回りました。その時、大阪で協 議会のことを学ばせてもらいました。 ここで工務店の中古住宅についての 取組み方を勉強しました。この時に 近畿圏不動産流通活性化協議会の商 品作りとか、ワンステートといった 仕組みについて学びましたが、大い に参考になりました。近畿圏不動産 流通活性化協議会は、建物アドバイ ザー制度をNPO法人でつくり、宅建 業者対象の資格制度を立ち上げまし た。瑕疵保険は現況検査員を持たな いといけませんが、建築士の資格が ないとダメ。宅建業者はなかなか難 しく取れません。WES-Tもアドバ イザー制度を導入し、2016年7月に 受験した営業マンは全員1級を取得 しました。この人たちはほかの営業 マンより、1ランク上になったよう に感じていると思います。こうして 池田浩和氏 ウェスト東京不動産流通ネットワーク (岡庭建設株式会社) 一般社団法人 全国工務店協会理事・次世代の会副会長

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資格を持った営業マンが自信を持ち、 コミュニケーション能力を持ち、ネ ットワークを高めていくことになれ ば、WES-Tの価値もさらに高まる ことになるでしょう。30〜40歳代が 主体で団結力も上がってきました。  こうした制度を確立する中で、住 宅の「車検」制度を創設し実施しまし た。3年に1回の点検で、瑕疵保険 が付く物件として合格した住宅には 赤いラベル(インスペクトハウス)を 貼ることとしました。単に点検し、 検査された建物の場合は青いラベル (点検済み住宅)の貼り付けが可能と なります。言ってみれば、地域レベ ルの住宅の評価制度です。これが普 及すれば広い意味で地域資産が向上

ウェスト東京不動産流通ネットワーク

Interview

するということになります。日常的 には、顧客の申し込みによって「無 料簡易建物診断」を行っています。 診断は、一級建物アドバイザーまた は建築士が外観の目視、触診で行う。  これからの展開としては、シロア リ点検の浸透、住宅履歴の整理など を本格化させたいですね。それらの 登録物件が多く出てくる仕組み作り をしていかなければいけません。工 務店は売って終わりでないので、顧 客はいつまでも残る。したがって「登 録住宅」化していくことが大切。当 社保有の「住宅履歴」は400-500棟 くらいでしょうか。  WES-Tの制度を上手に活用する ことで中古住宅の売り上げが2倍に なった会社もあります。これまで新 築しか売ってこなかった人にとって、 瑕疵保険が付くことによって中古住 宅販売という新しいアイテムを手に することができました。顧客に対し て、新築の予算が合わなければ、中 古を勧めるという販売方法がとれる というのは画期的なことです。  WES-Tは制度を普及させるため に、定期的に消費者セミナーを開催 していますが、営業マンのアイデア で「こどもけんさいん」と子供をタイ トルにうたったセミナーを開いたと きは人気を呼び、子供と参加した親 たちへの訴求効果大でした。 「こどもけんさいん」チラシ

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安心な中古住宅取引普及推進事業 北海道既存住宅流通促進協議会  インスペクションをあまりにフ ォーカスしてしまった結果、「誰の ための何のための行い」なのかとい うところが抜けて、インスペクシ ョン自体が目的化してしまってい るではないかと考えています。イ ンスペクションをした取引自体が 当たり前になるのは良いことです が、ある基準をつくると、それを ちょっと超えれば良いという考え もでてくると思います。本来、な にをもってインスペクションが求 められているのかを考えると、基 準とかではなく、消費者の安心や、 住宅性能の向上、その消費者にあ ったカスタマイズするなどの不安 や問題、希望をクリアにするため に行うものだと思います。あくま で、その手段であって、目的では ないのです。  不動産取引の場合は、情報が業 者にしかないと事業者も消費者も 勝手に思い込んでいましたが、現 在のように二次マーケットの情報 が開示されてくると消費者のなか での整理は以前より相当できるよ うになったと考えています。消費 者自身が情報を色々得られるよう

Interview

「誰のために、

何のために」が 第一

になった現状で、その先のところ でどういうサービス競争をしてい くかという意識を持ち、一つのツ ールとして当たり前にしていくこ とが必要だと思います。  過去のように不動産業者から消 費者に情報が提供され、それに消 費者がしたがうというベクトル(矢 印)はもう反転しています。消費者 は「もっと安心したい、こういうラ イフプランがある、そのための情 報もある程度ある」というように、 ベクトルは消費者から不動産業者 に向いています。売りたい物件を 売るための自分都合のベクトルを 消費者に向けるのではなく、「誰の ために、何のために」に忠実なサー ビスを提供し続けることが大事で しょう。  そしてそれを拡散していくこと です。「私たちの当たり前はこれで すよ、他とは違うんですよ」とスト レートに言うべきだと思います。 いまはソーシャルネットワークを 含め、メディアの環境が大きく変 わり、情報を拡散するスピードが 格段にあがりましたので、消費者 が見にいかないと見れないような HPに情報をだすよりも、例えば動 画ならYouTubeとか、検索をして 見られる可能性が高い方法をとっ たほうがいいでしょう。情報発信 するスピードが上がるということ は、消費者の情報を得るスピード もあがるということです。このス ピード感についていけなければ、 これからはもっと対応ができなく なります。  それに加え、今年1月からレイ ンズの登録項目に物件の性能・建物 検査・住宅履歴・リフォーム状況な どが追加されました。不動産ポー タルサイトがその情報を提供した 時に、なにもやらずに取引をする と、消費者から見る価値はあきら かに低くなります。事業者と消費 者の立ち位置、ベクトルの向きに 気づいていない業者は淘汰されて いくのではないでしょうか。  その点で、やれる人、やる気の ある人で集まったマーケットとい うのは大事ですので、連携協議会 は、集約して取組みを拡げる良い 機会ですので期待をしたいです。 矢部智仁氏 ハイアス・アンド・カンパニー株式会社 ハイアス総研主席研究員

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FOCUS

富山県中古住宅流通促進協議会

[所在地] 〒930-0046  富山県富山市堤町通り2-1-25 全日富山会館 [TEL]076-421-1633 [H P]http://www.chukojyutaku-toyama.com/about.html   富山県は元々一戸当たりの住宅面積が 広く、造りもしっかりしているため、他 県に比べて豊かな住宅環境県として知ら れています。しかし、最近は住宅ストッ クの増大から空き家問題が生じ、中古住 宅の流通が大きな課題となっています。  富山県中古住宅流通促進協議会は平成 24年度から、中古住宅の流通促進を本格 的に事業展開をしています。その事業目 的は、①「住宅を作っては壊す」社会から 「いいものをきちんと手入れして、長く大 切に使う」社会への移行を促進する、②今 ある住宅の質を高めるとともに、消費者 がその質を正確に見極めることのできる 仕組みづくり、そして、中古住宅市場の 情報の非対称性を解消する、③消費者が 安心して安全な取引ができる市場の確立 を図り、中古住宅流通を活性化する、④ 富山県の自然環境と住環境の情報発信に より移住定住の促進を図る─が、基本 方針であります。

とやま安心住宅

「認定とやま安心住宅」とは  建築士の資格を持った現場検査員によ り、基礎・土台・床・柱・梁・外壁・天井・ アリ害や雨漏り・給排水などの検査がなさ れ、補修工事もされた瑕疵保険付保対応 の中古住宅であり、富山県中古住宅流通 協議会が認定した住宅を言います。 認定物件の定義 ① 既存住宅を検査・保証する検査事業者 (瑕疵保険の検査事業者登録済)による、 構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を 防止する部分の検査および給排水の配 管検査を行い、補修する必要がある場 合には、補修された住宅を言います。ま た、同時にシロアリの検査も行い、問 題が発見された場合には、防除施工措 置を行った住宅を指します。 ② 住宅を長く住み継いでいくために、そ の住宅をどんな状態で購入し、どのよ うな修繕・リフォームがされてきたかと いう履歴を住宅履歴システムに登録さ れた住宅を言います。 ③ 住宅に欠陥が見つかった場合に、引 き渡しを受けた後でも補修費用をカバ ーしてくれる既存住宅売買瑕疵保険に 加入している住宅。  ①から③をワンストップで提供する当 協議会の商品を利用した住宅とします。 「ワンストップサービス」とは  物件探しから始まって、建物検査、資 金計画など面倒なことが多い中古住宅の 購入を、顧客の要望に応じて一括して行 うサービスです。専門家や金融機関がサ ポートします。  サービスの内容は次の通りです。  ①建物検査(インスペクション/瑕疵保 険適合検査)、②シロアリ点検および被害 調査。以上は無料で対応します。③シロ アリ保証(1年50万円)、④住宅アフター 検査、⑤住宅履歴の登録、⑥瑕疵保険紹

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FOCUS

安心な中古住宅取引普及推進事業 富山県中古住宅流通促進協議会 介(1、2、5年)、⑦耐震診断、⑧アスベス ト検査、⑨不動産鑑定士による「価格調 査」、⑩金融機関の紹介など。  利用にあたっては、「セットプランA」(① 〜⑤)と「セットプランB」(①〜⑥)があり ますが、「セットプランB」を推奨していま す。また、単独の商品でも自由に選ぶこ とができます。 協議会の事業概要と成果物  事業概要は次の4つです。 (1)建物検査(瑕疵保険加入対応)やシロア リ検査をクリアした中古住宅を、「とや ま安心住宅」として当協議会で認定する 制度を実施しています。これにより安 心して安全な中古住宅の流通に繋がる からです。 (2)販売広告時に情報の非対称性を解消 するために、設定物件のロゴマークを 作り、明示し消費者に周知する仕組み づくりをしています。 (3)協議会が認定の窓口となり、建物検査、 シロアリ点検、住宅履歴登録、瑕疵保 険加入、シロアリアフター点検(取引1 年後)の対応を、ワンストップでサービ スの提供を行っています。 (4)制度の普及のために、消費者向けの「マ ニュアル」を作成し、売却希望者には制 度説明をし、取引の際には「売主」の「責 任」が担保されるので、安心な取引がで きることを説明する資料とします。  また、購入希望者に建物検査の状況や 隠れた不具合についても、保険により担 保される「質」と「安心」を説明する資料と しています。 「暮らすワンサービス」

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FOCUS

を作成しました。ハートと家のマーク の中に、「認定とやま安心住宅」と書か れたロゴマークを作りました。消費者 に親しみを感じてもらえるキャラクタ ーです。また、地域ブランドを意識し た「賢く暮らすなら中古住宅がいいち ゃ!」と、富山弁のキャッチコピーをつ くりました。 (3)認定物件の規約作成ワーキンググルー プが「認定とやま安心住宅」の申込書や 手続きフロー図と、認定ロゴマークの 使用要領の策定をしました。 (4)制度の周知広告と併せて行った認定物 件の広告には、宅建業者の理解が進ん でいます。認定物件を成約した仲介業 者は、「案内から成約まで、説明のスト レスを感じなかった」「値引きの話も出 なかった」等と評価しています。   成果物作成に至るまでの取組みは、下 記のとおりです。 (1)認定物件制度設計のワーキンググルー プによる制度実施への取組み。  具体的には、事業実施に向けてワーク ショップを行いました。 (2)情報伝達マニュアル作成ワーキンググ ループが普及啓発のためのマニュアル 空き家コーディネート事業 ロゴマーク (既存受託瑕疵保険付)

参照

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