伊豆大島植物雑記(一)
著者 里見 信生
著者別表示 SATOMI N.
雑誌名 北陸の植物 = The Hokuriku journal of botany
巻 6
号 4
ページ 120‑122
発行年 1957‑10‑15
URL http://hdl.handle.net/2297/00065495
Creative Commons : 表示 ‑ 非営利 ‑ 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by‑nc‑nd/3.0/deed.ja
北 陸 の 植 物 第6巻 第4号 昭和32年7月 ちらかの類割にひどく偏つていても,他の形竹におしてはそうでない事が
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」一の個体においてみられる。 これは形質間の個休発生の上での結びつきがなおゆるやかである�i:を示し ている。第二図は第一図と同様,主として野外調森によってつくつたもので茎の状態を示 している。上 の方のものは C.
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の型であり, 下方右よりは C. C(II•(lut1卯の剖であ る。又, 第二図でその各グループにおいて, 正常娯が偽輸生しているかあるいはIf生して いるかを類別してみると,各グループの上の方が丘生の領技となり, しかもその割合は,グループ全体がより上の方であれば,大ぎくなってゆく1項向がある。このときグループの わくを外せば,この傾向がぽやける, これ等から同一の群落に屈するものがはつきりとし たまとまりを示しており,それが地理的な関係よりはるかに主要なものであることがわか る。かつ又二つの既の間の移行的な存化が存{£するというばかりではなく, 大部分をしめ ている'lfも明1]である。(続く)
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里見信生※ 伊豆大島植物雑記 (-)
N. Satomi : Miscellaneous Notes on the Plants of Isl. Ohshima, Prov. Izu. (1) 今年殺会あって二度伊豆大し?;に旅行することが出来た。合計10日余りの滞在であったが 千期以上の成りとをあげ得たのは東海汽船抹式会社より匝々の配慮をいただいたことと,1付 閾尾川両氏が御多忙中にも関わらず,御案内下さったことによるもので, 厚く感謝の;心t を表するものである。なお, 喰者iここの旅行の端緒をつくつて下さったばかりでなく,·•/l.
索より御指蒋いただいている東ヵも大学郎学部植物学教室の硲橋埜生
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士にも深甚なる謝揺を申し述べねばならない。
1) 大島て新しい蘭科植物 従来大店に於て未報告のラソ科植物4桃を今回採集した。
ナギシソ Cymbidium nagifolium Masam. 新品,神津島, 三宅島, 八丈島にあり, 本 州では大島に近い真鶴岬,三油半島,房総半島にある。従って大島でもその廂が期待され たものの一つであり,別に取立ててばう程のものでもない。その採集場所は愛宕山である。
シュソラゾ Cymbidium virescens Lindl. 伊豆七島では三宅島, 御蔵l,',加 八丈島にそ の廂が知られている。本小l1では杵
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のものであるから, 大l品で見出されていない力が不思 義な位である。然し, 現在,直l!由は明にし得ないけれども,私の見た範囲では, 大I�のシ ュソラソは個(水数が少いばかりでなく, その生育も良好と ..i·
えない。前種と共に愛宕山で 採集した。ウチョウラソ Orchis graminifolia Tang et Wang 内藤氏が励場の岩陽で採集したと 打つて持参されたラソを拝見するとこの種類であるので, 早速案内していただした。大窃 少いものの様で私は見出し得なかった。、クチョウラソは未だ伊豆七,1,',りの他の島で採集され てし、なし‘0
ノヤマトソポ(オオバノトソボソウ) Platanthera minor Reichb. f. 利島,新,I沿, 神 汗島,=宅,1.,h, 御祓I沿に存在する。 この蘭も木)‘lIIではありふれたものであるから, 大烏で も当然見出されるべきものであった。 フノウの滝と行者窟の間のクロマッ林下で得た。こ の機会に伊豆七島のラソ科植物のH録をつくつて見たのが次表である。
※金沢大学ill!学部柑‘i物分類学研究室
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October 1957 Hokuriku Journal of Botany Vol. VI. No. 4
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北 陸 の 植 物 第6脊 第4号 昭和32年JO月
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曇淮山f'り博士の談話による。
このふこ従って,ff項政の多い方から計ゲベてみると,八丈品(29種),て'i::!↓27師),神推 島(23種),御成1::j(20種),大島()8種),利島(l6種),新島(15机)の順になる。然し,
この&を試みに各品の玲.hii物数(シダ植物以上) で割つて,夫々の島でラノ利植物がしめ る割合を求めてみると,大島0.032,利品0.050,新,1] 0.045,神律島0.056,三宅島
0.052,御蔵,1ふ0.060,八丈島0.059で多少順序に人れ追いがあっても,大1本由に位臨す る島ほど率がi':iし、加こなる
2) シロボシサクユリ サクユリは化被片に黄色の斑点を有するが,この斑,ばが白色で 殆んと廿立たない(It拘こはこれを全く欠く)ものが住々栽培されている。これは隣芸‘ぷが
シロボシサクユリと呼んでいるものである。上品な芙しい化であるから大ふではこの品種 が1il介あちらこちらにhtiえられていて,それ利珍らしいものではない これはl1生品を伐 ち帰ったものと想像していたが,朱してフノウの滝より泉律に出る途中で,数株自生して いたのを洞行の川l以出氏が見出された。学名は未だ無い槌であるからこ上,こ命じておく。
Lilium auratum Lindi. var. platyphyllum Nichols. form. albomaculatum Sa・
tomi form. nov.
——
Ut JJIi'””al/Itl//ヽIIi var. pluty炒炒'11111 sed perigonia albo・maculata vcl immaculata―-Norn. Jap. Shiroboshi-saku-yuri-Hab. in Hondo, Prov. Izu ; Ins. Ohshima (N. Satomi; Jul. 17, 1957; typus in Herb. Fae. Sci. Kanazawa Univ.)3) フシプトザサ Sasa phymatonodosa Koidz. フノウの滝上部にこのササの小群 落がある。高位杞雉氏に1li定していただいたところ,このササは心の下面に知Eあり,節 は膨らむところからJ.:記のものであるとされた。フシプトザサは 1肢阜県恵那山がType
localityであってこれと近絃なものはオカクチマキ・テシオザサ(北
i紺
迅),ウシゲシヤコ,,ヽゾザサ(福.!,)である。こういったi的!のササが大島に存([する事は地狸分hi.l:腿味があ る。(続く)
Resume
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In the present paper the following five species and one forrna are newly added to the flora o f Ins. Ohshima (Prov. Izu, Honshu, Japan).
l. Cy111bidiu111'四g爪li11111, 2. C..:·in·.rc叩, 3. Ore/tis J,r,.
“””'“屈
IO, 4. p;dId9“It”.“111i11or, 5. Li/i,1111,111rat11111 var. p/atyph)'l/1ヽ111 form.
、
、Iん•IIlIlClIl叫111(form. nov.), 6. S.ヽTSa がyIII0/9i加dosa.- 122-