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新湊大橋(仮称)主塔架設時の耐風特性

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Academic year: 2022

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(1)I‑098. 土木学会第58回年次学術講演会(平成15年9月). 新湊大橋(仮称) 主塔架設時の耐風特性 国土交通省北陸地方整備局新潟港湾空港技術調査事務所. 正会員. 新保. 同. 上. 正会員. 佐川雅悦. 同. 上. 住友重機械工業㈱. 正会員. 柳. ○斉藤善昭、正会員. 風間浩二、正会員. 幸一. 宮崎正男. 1.はじめに ≒. 本橋梁は、富山県伏木富山港(新湊地区)臨港道路東西線の 内、航路を横断する最大支間 360m を有する鋼コンクリート複 合斜張橋で、ケーブル架設直前の主塔独立架設状態を対象に3 ≒. 次元風洞実験を実施した。主塔架設断面は施工計画に基づいた 架設足場や架設機材を再現することとし、事前の固有振動解析 により実機と等価な振動性状を有する3次元風洞模型を設計・ 製作した。図−1に実機主塔断面を示す。塔高さは 125m で、 主塔本体形状は明石海峡大橋主塔や来島大橋主塔に採用されて いる隅切り断面である。 2.試験概要 対象断面の3次元弾性模型(写真−1)は、主塔本体の他に 側径間PC桁及び架設機材のタワークレーン(3次元弾性模型)、 二双式トラベラクレーン、45t ラフタークレーンを再現した。 風向は橋軸直角方向を水平偏角β=0°とし、PC桁が下流にな る方向を正(+)と定義した。尚、実験諸元を表−1に示す。 《風向の定義》. P C 桁. 塔柱 橋 軸 直 角(β=0°). 図−1 実機主塔一般図. 水平偏角: β (+) WI ND. 橋 軸(β =90°). 表−1 実験諸元 縮 尺 : S 主塔高さ: H〔 m〕 面外曲げ1次 振動数: f〔 Hz〕面内曲げ1次 ねじれ1次 面外曲げ1次 構造減衰率: δ面内曲げ1次 ねじれ1次 面外曲げ1次 等価質量:me面内曲げ1次 〔 ㎏ f s^2/m^2〕ねじれ1次. 実機架設等価系 実機( タワークレーン無し)模型架設等価系 模型( タワークレーン無し) 1/1 1/65 125 1. 923 0. 3 9 6 8 0 .3 9 1 9 3. 314 3 .2 0 2 1. 0 2 6 1 0 .9 9 5 4 8. 008 8 .0 5 9 2. 5 2 8 7 2 .6 2 6 2 20 .5 1 2 0. 45 0. 01 0. 011 0 .0 0 9 0. 01 0. 011 0 .0 1 2 0. 01 0. 032 0 .0 1 0 1 1 9 0 9 9 3 0.2 6 1 0 0.2 3 1 4 1 1 1 1 1059 0.2 6 2 7 0.2 5 5 1 857 7 7 1 0.1 9 4 4 0.1 7 5 8. 写真−1 実験対象断面. キーワード:複合斜張橋、3次元風洞試験、主塔架設時、架設機材 連. 絡. 先:〒799-1393. 愛媛県東予市今在家 1501. tel:0898-64-4813. ‑195‑. fax:0898-64-4864. 修.

(2) I‑098. 土木学会第58回年次学術講演会(平成15年9月). 3.試験結果 (1)水平偏角特性 代表として架設(タワークレーン設置)断面の風速と振幅の関 係(水平偏角:β=−5°)を図−2に示す。橋軸直角周 りの風向では、実機風速 11m/s 程度で面外曲げ1次の渦 励振が発現した。この渦励振ピーク振幅と風向との関係を 図−3〜図−4にまとめる。この図より、タワークレーン の有無に関わらずβ=−5°で最大を示すことが判った。 図−2 風速と振幅の関係《β=−5°》 主塔架設状態(タワークレーン設置)の水平偏角特性 《面外曲げ1次》. 主塔架設状態( タワークレーン無し) の水平偏角特性 《面外曲げ1次》. 10. r.m.s×√2値. 8. 実橋振幅 (cm). 実橋振幅(cm). 10 最大値. 6 4 2 0 -15. r.m.s×√2値. 8. 最大値. 6 4 2 0. -10. -5 0 5 水平偏角:β(deg.). 10. -15. 15. 図−3 水平偏角と振幅の関係《タワークレーン設置》. -10. -5 0 5 水平偏角:β(deg.). 10. 15. 図−4 水平偏角と振幅の関係《タワークレーン無し》. (2)架設機材の影響 タワークレーンの影響が認められたことから、. 架設機材の影響《一様流;偏角β=-5°》 70. 響を調査した。応答振幅が最大となるβ=−. 60. 5°時の応答比較(r.m.s×√2 値)を図−5に示. 50. し、発現したピーク振幅を表−2にまとめる。 影響が最大となるのはPC桁で、タワークレー. 実橋振幅 ( c m). 架設足場及び側径間PC桁の有無による応答影. タワークレーン +PC桁+足場 PC桁+足場 PC桁のみ 主塔本体のみ. 40 30. ン設置断面との振幅比は約 20 倍となる。また、. 20. 架設足場は風速 6〜7m/sで発生する一番目の渦. 10 0. 励振に対する影響が大きく、各架設機材では大. 0. 2. 4. 6. 8. 10. 12. 14. 16. 18. 20. 実橋風速(m/s). きな空力減衰力が発生していると推定される。 (3)静的空気力特性. 図−5 架設機材による応答比較. 3次元の最終独立完成状態(PC 桁、架設足場無し)を対象に 6分力試験を実施し、2次元試験(塔高の代表3断面)で推定し た3次元結果と合わせて実機風荷重を試算した。表−3に示すよ うに、3次元試験値は2次元試験値を僅か下回ることが判った。 4.まとめ 現地風条件の場合、本主塔架設断面で発生する渦励振は架設時 作業性の許容振幅を下回るため制振対策の必要は無いと考える。. 表−2 各架設機材の渦励振ピーク振幅 主塔本体 PC桁の 架設足場 タワークレーン ピーク振幅 有無 の有無 の有無 (cm) ○ ○ ○ ○ 2.88 ○ ○ ○ × 5.24 ○ ○ × × 15.1 ○ × × × 60.9. 表−3 風荷重の試算結果. また、架設機材による耐風影響の調査より、本主塔における架 設機材の設置(PC桁を含む)は耐風性を向上させる効果となる ことが判明した。. ‑196‑. 試験方法. 風荷重(実橋換算) Fx (橋軸直角). Fy (橋軸). 2次元試験. 2049 kN. 3710 kN. 3次元試験. 2025 kN. 3669 kN.

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