鳥取県東部における鳥取層群の地質学的研究
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(2) 鳥取県東部における鳥取層群の地質学的研究 専 攻 教科・領域教育. 教科 自然系(理科〉 氏 名 北 山 依 志. 1.研究目的. ①接暗面図作成による地形の特徴の把握. 日本列島には,日本海側を中心に多くの中新統が. ②露頭観察による記載,サンプリング. 分布しており,層序学的研究,古生態学的研究,古. ③ルートマップ,地質柱状図,地質図作成による層. 地磁気学的研究がなされてきた。. 序の確立. 中期中新世,本州中部以南の各地に堆積した地層. ④基盤岩・鳥取層群中の火山岩・礫岩・砂岩のサン. から,熱帯特有の貝化石を多産し,当時の日本の化. プリングと薄片作成,偏光顕微鏡観察による岩. 石群集が現在のフィリピンのそれに似ているとして. 石・鉱物決定. いる(糸魚川,1986)ことや,15Ma前後には,. ⑤礫組成,円磨度測定,堆積構造観察による古流向. 現在の西南日本が時計回りに回転し,日本海が拡. の復元. 大・形成されたとする(Otofuji and Matsuda,. ⑥微化石のプレパラート作成と観察. 1984)報告がある。. さらに,瀬戸内区中新建勝田層群を構成する砕屑. 3.結果と考察. 物は,海域が北から南へ拡大した時のものであり,. 研究の結果,鳥取層群は,下位から八頭累層・私. 高倉層堆積時(15Ma前後)は公海性で最も深い. 都累層・岩美累層に分けられることがわかった。そ. 環境を示すとしている(野崎,1996MS)。. の特徴をまとめると,次のようになる。. 鳥取県東部に分布する中新統鳥取層群は,下位か. (1)入頭累層は,亜二七∼亜角礫で構成されている. ら,基底礫岩,安山岩質の火山岩層,礫岩・砂岩を. 郡家礫岩層と安山岩溶岩・安山岩質凝灰角礫岩を主. 主とする陸成∼浅海成の地層,最大海進期を示す均. 体とし,わずかにガラス質凝灰岩・デイサイトを含. 質な泥岩,安山岩質の火山岩層からなっているが,. む河原火山岩層で構成される。. 上村(1979)と松本(1986)では累層の分け方や. 郡家礫岩層は,先新第三系の基盤岩類を不整合に. 堆積の場の解釈が異なっている。. おおい,断続的な分布を示しており,層厚は約65m. そこで,鳥取市南東方地域(松本,1986)と津. である。礫の並び方には方向性がなく,主に基盤岩. 山地域(野崎,1996MS)の中問に位置する鳥取市. 類の巨歩から大礫で占められていることから,崖錐. 南部を調査地域として選び,そこに分布する鳥取層. 堆積物である。また,安山岩溶岩が一部挟まれてい. 群の層序を確立し,古流向を測定し,堆積の場を推. たり,河原火山岩層と同質の安山岩礫も含まれてい. 定し,年代決定を試み,日本海の拡大とからめて研. ることから,郡家礫岩層堆積時後半にはすでに火山. 究をすすめた。. 活動は始まっていたと言える。. 河原火山岩層は,下位から,ガラス質凝灰岩及び. 2.研究方法. 礫まじり安山岩質凝灰岩・安山岩溶岩A・安山岩質. 鳥取層群研究目的達成のため,野外観察と室内実. 凝灰角礫岩A・デイサイト・安山岩溶岩B・安山岩. 験を行い,次のような作業を行った。. 質凝灰角礫岩Bの6層に区分され,層厚は約66Cm.
(3) である。最下部のガラス質凝灰岩及び礫まじり安山. 小田安山岩層は安山岩質凝灰礫岩からなり,普含. 岩質凝灰岩と北部に見られる安山岩質凝灰角礫岩に. 寺泥岩層を整合におおっている。礫は,円礫∼亜円. は砂岩が挟まれていることから一部水域で堆積した. 礫の安山岩礫で,中礫が多く,葉理が見られる。火. と言える。大量の溶岩を流出する火山活動と大規模. 砕流を発生させるような活動があり,水域で堆積し. な火砕流を発生させる活動が交互に繰り返されてい. たと言える。. たことがわかる。. (2)私都累層は,河原火山岩層を不整合におおって. おり,下位の円通寺礫岩砂岩層と上位の三代寺シル ト岩層で構成される。. 4.まとめ (1)中新統鳥取層群は,下位から八頭累層,畑瀬累. 層,岩美累層に区分され,入頭累層は私都累層と不. 円通寺礫岩砂岩層は上部と下部に区分でき,下部. 整合関係にあり,私都累層は岩美累層と整合関係に. は礫岩が主体で層厚は約100mである。北への古流. ある。八頭累層は,下位より郡家礫岩層,河原火山. 向を示すインプリケーションが見られ,河原火山岩. 岩層に区分される。私都累層は,下位より円通寺礫. 層と同質の安山岩礫が最:も多く,約4割を占めてい. 岩砂岩層,三代寺シルト岩層に区分され,前者の上. る。河原火山岩層を後背地にもつ扇状地性堆積物で. 部と後者は無意関係にある。岩美累層は,下位よ. あると言える。上部は,礫岩・砂岩を主体とし,層. り,普含寺泥岩層,小田安山岩層に区分される。. 厚は約2◎Omである。流路跡や斜交層理が見られ,. (2)堆積の場の変遷を考えると,入頭期,私皇図,. チャート・シスト礫が最も多く,7∼8割も占めて. 岩美期に区分することができる。八頭期の地層は,. いる。礫岩中には斜交層理が見られ,南から北への. 盆地へ向けて谷を埋めるような基盤近くで形成され. 古流向を示している。河口付近の河川堆積物から海. た崖錐堆積物である。戦勲期には,堆積の場が扇状. 岸付近の海成堆積物へと移り変わったと言える。. 地から,河口付近,潟付近へと移り変わっており,. 三代寺シルト岩層は,緻密・軟弱で層厚約70m. 南から北への古流向を示す。さらに,岩美期には,. のシルト岩である。極細粒砂∼細粒砂岩の薄層を挟. 堆積の場が深海域へと移り変わっていったと言え. み,砂泥互層も多く見られる。シルト岩は平行葉理. る。. が発達し,植物化石片が見られる。砂岩は,分級度. (3)鳥取層群における火山活動は,八頭期と岩美期. がよく,平行葉理が発達し,生痕化石も見られる。. に認められる。八頭期の火山活動は,大量の溶岩を. 11枚以上の凝灰岩が挟まれており,その中で最も. 流出する活動と火砕流を発生させるような爆発的な. 顕著なものとして「杉崎凝灰岩層」 (上村ほか,. 活動が交互に繰り返されていた。これらの活動は,. 1979)がある。砂泥互層が広く分布し,生痕化石. はじめ一部水域であったが,その後,南部は陸域. が見られることや円通寺礫岩砂岩層上部と指交関係. 北東部は一部水域であったと言える。岩美期の火山. になっていることから,潟での堆積物と言える。. 活動は,火砕流を発生させるような水域での活動で. (3)岩美累層は,調査地域内では,下位より彰々寺. あったと推定される。. 泥岩層,小田安山岩層で構成されている。. (4)八頭期の火山活動は,20Ma前後におこっている。. 普含寺泥岩層は,均質・緻密で,平行葉理が発達. 私事期から岩美期への急激な沈降は,N8∼N9の. している層厚約200mの泥岩であり,三代寺シルト. 時期,つまり,西南日本の回転開始とほぼ同じ時期. 岩層を整合におおっている。深海性の貝化石の産出. に起こっている。. と均質で厚い泥岩であることから,深海で堆積した. 主任指導教官 西村年晴. と推定される。. 指導教官 西村年晴.
(4) 目次. 1.序論・一・… 一・… ............__....... 1. H.地形及び地質概説・一一・・一一一・........_._. 4. 1.地形・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… .・・・・・… 2.地質概説・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… の・・. 4 8. 皿.鳥取県東部地域の層序と構造・・一・一・一・一・・一一・. 11. 1.概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… e・… 2.入園累層・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… ア.郡家礫岩層・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… イ.河原火山岩層・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… ’ 3.私的累層・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… ア.円通寺礫岩砂岩層・・・・・・・・・・・・・・・・・… ●” ● イ.三代寺シルト岩層・・・・・・・・・・・・・… ●●’●’●’●○’ 4.岩美累層・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… ●・’ ア.普含寺泥岩層・・・・・・… ●’”●..●’●’.●◎’●●’● イ.小田安山岩層・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 5.対比・・・・… .......................。... ア.凝灰岩層・・・・・・… .........。..。........ イ.珪藻化石・・・・… ◎●●●●’●’’’’’’”●.●’●●’● 6.地質構造・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…. 17 17 21 27 28 34 39 40 43 49 49 51 53. IV.砕屑物の供給・・一・一一・一・一一・一… 一一・一. 55. 1.試料採集と薄片作成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 2.礫組成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… ア.郡家礫岩層・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… イ.円通寺礫岩砂岩層下部・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… ウ.円通寺礫岩砂岩層上部・・・・・・・・・・・・・・… H・・… 3.円磨度と古流向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… ア.郡家礫岩層・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… ’・.’.’ イ.円通寺礫岩砂岩層下部… 99・・・・・・・・・・・・・・・・… ウ.円通寺礫岩砂岩層上部・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…. 55 60 60 63 65 68 68 70 70. V.考察・一...._....._.._.._._......... 74. 1。各累層の堆積の:場・・・・・・・・・・・・・・… ●●●”○●..●● 2.火山活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 3.各累層の年代測定と構造運動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…. 74 75 76. VI.まとめ・・・・・・・・・・・・… .........._........ 79. ・謝辞 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… .・・. 80. ・引用文献・・・・・… ” ’●’”. .’ .’ ’●●’●”. 81. ・写真 ・・一… 一一… 一・… 一・… 一・・・・… ... 84. ・資料 ・・.・・・・・… 一… .............._...... 1Q3 103 123. 1,柱状図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 2,資料・サンプルリスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…. ・付図 ・5万分の1地質図 ・ルートマップ. 11.
(5) [図表一覧] 3. 第1図.西南日本東部の中新統の分布と鳥取層群調査地域・・・・・・・… 第2図.鳥取県東部接峰面図・・・・・・… ◎・・・・・・… 9… 第3図.鳥取県東部鳥鰍図・◎・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 第4図.鳥取県東部を中心とした地質図・・・・・・・・・・・・・・・… 第5図.柱状図をとった位置図… e・・・・・・・・・・・・・・・… 第6図.柱状図をとったルートの位置図・・・・・・・・・・・・・・・… 第7図.河原町神馬柱状図(地点No.1) ・・・・・・・・・・・・・・… 第8図.河原町釜口柱状図(地点No.2) ・・・・・・・・・・・・・・… 第9図.河原町小倉柱状図(地点No.5) ・・・・・・・・・・・・・・… 第10図.河原町神馬南柱状図(地点No.7)・・・・・・・・・・・・・…. 10 15 16 19 20 24 25. 第ユ1図.入頭累層地質柱状図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…. 26. 第12図.河原町片山柱状図(地点No.8)・・・・・・・・・・・・・・…. 31. 第13図.郡家町下門尾柱状図(地点No.10) ・・一・・・・・・・・… 第14図.鳥取市紙子谷柱状図(地点No.16) ・一・・・・・・・・・… 第15図.郡家町下峰寺柱状図(地点No.19) ・・・・・・・・・・・・… 第16図.国府町三代寺南柱状図(地点No.23> ・一・・・・・・・・… 第17図.私記累層地質柱状図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 第18図.国府二神護i柱状図(地点No.30) ・・・・・・・・・・・・・… 第19図.岩美累層地質柱状図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 第20図.鳥取層群ルート柱状総括図・・・・・・・・・・・・・・・・・… 第21図.鳥取県東部断面図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 第22図.鳥取県東部の総合柱状図・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 第23図.鳥取層群地質図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 第24図.郡家礫岩層地域二二組成・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 第25図.円通寺礫岩砂岩層下部地域別礫組成・・・・・・・・・・・・・… 第26図.円通寺礫岩砂岩層上部地域別礫組成・・・・・・・・・・・・・… 第27図.郡家礫岩層地域別小平度・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 第28図.円通寺男岩砂岩層下部地域別円磨度・・・・・・・・・・・・・… 第29図.円通寺礫岩砂岩層上部地域別円磨度・・・・・・・・・・・・・… 第30図.円通寺礫岩砂岩層古流向・・・・・・・・・・・・・・・・・・… 第31図.鳥取県東部の地質総括図・・・・・・・・・・・・・・・・・・…. 32 33 36 37 38 42 44 45 46 47. 6. 7. 48 62 64 67 69 71 72 73. 78. 第1表.鳥取県東部地域を中心とした中新統の層序表・・・・・・・・・… 14.
(6) 1.序論 日本列島には,日本海側を中心に多くの中新駅が分布しており,層序学的研 究,古生態学的研究,古地磁気学的研究がなされてきた(第1図)。. 古生態学的研究では,15Ma∼16Maの問,本州中部以南の日本の各地に 堆積した地層から,熱帯のマングローブ沼特有の貝化石を多産し,中期中新世の 日本の化石群集が現在のフィリピンのそれに似ている(糸魚川,1986)がある。. 古地磁気学的研究では,中期中新世,15Ma前後に,現在の西南日本が時計 回りに回転し,日本海が拡大・形成された(Otofuji and Matsuda,1984>とい う研究がある。. 層序と日本海拡大を関連づけた研究として,入尾地域の新第三系についてのも の(早川・竹村1987)がある。西南日本の時計回りの回転運動の層序は東別所累 層下部から伊香浜不整合にあたり,急速な沈降運動はほぼ同時もしくはその直後 に起こっているとし,八尾層群堆積物は日本海形成に伴うものであり,砺波層群 は日本海形成後の堆積物としている。. 瀬戸内邸中垂統勝田層群の層序の研究では,勝田層群を構成する砕屑物は,主 に南から北へ向かう流れによって供給されており,海域は北から南へ拡大したと している。また,高倉豊中封泥岩層堆積時は公海性で最も深い環境を示し,石灰. 質ナンノ化石から,15Ma前後としている(野崎1996MS)。 中新世北但層群入組累層火山岩のK−Ar年代測定では,20.2±0.7Ma, 19.2±0.7Maという結果から,山陰∼北陸地域の前期中新世の火山活動は海洋 地殻が日本海盆や大和海盆で形成され始めた頃におこったとし,それは日本海の 最初の拡大時期に相当する期間であるとしている(古山ほか,1997)。 鳥取県東部に分布する中新婚は,村山ほか(1963)によって鳥取層群と命名さ れ,京都北部一兵庫県北部地域に発達する北但層群(弘原罪・松本,1958)と は一連の地層である(上村ほか,1979)。鳥取層群は,北陸から山陰にかけて分 布する中新統と類似性が高く,瑞浪層群など近畿から中部地方および中国地方山 間盆地で見られる中新統とは,グリーンタフを伴っているという点で大きく異 なっている。. 鳥取層群は,下位から陸成の堆積物・火山岩類,さらに陸成の堆積物から海成 の堆積物,海成一部陸成の火山岩類・堆積物で主に構成されている。産出する化 石についての報告は多く,円通寺礫岩砂岩層およびその同時異相の普含寺泥岩層 下部から台島型植物群が報告されている(山名,1968)。諸解明岩層から協。∂1γa. などを含む入尾・門の沢動物群が報告されており(鳥取県,1966),普含寺泥岩 層からN8帯からN9帯に限定して産出する0ρeκσ〃ηa co加ρ1∂ηafa/aρoηたaの産出. 報告がある(松本・瀬戸,1991)。また,多井(1963>は普筆工泥岩層の中部層 準に戸。償m5舶君ρ〃ηeを設定し,底生有孔虫化石群集の変換線として提唱してい. る。さらに,普関寺泥岩層から産出する底生有孔虫化石の組み合わせから普含寺 泥岩層中部の層準が陸棚の中∼下部で,上部の層準が陸棚斜面上∼中部の環境を. 1.
(7) 示すとしている(野村・松本,1990)。一方,層序についての研究もあり,2 つの時期の火山活動があったことと岩美累層の堆積環境は淡水域から深海域への 環境変化があったとしている(松本,1986)。さらに円通寺礫岩砂岩層堆積時 は南西方からの砕屑物の供給を示唆しているとし,その砕屑物を運搬した河川に よる浸食谷が,普含寺泥岩層堆積時に鳥取地域と津山地域をはじめて海域で結ぶ 水道になったとしている(松本,1991)。 ただ,これまでの研究は,調査地域が鳥取市南東方に集中しており,鳥取市南 方の調査報告は極めて少ない。そのため,基底礫岩層に相当する郡家礫岩層の礫 組成や供給地,また,河原火山岩層の層序区分についての論議や,各地域から産 出する化石や放射年代の報告から,層序と環境や年代,そして西南日本回転と結 びつけての論議が十分なされていない。 そこで,鳥取市南東方地域の研究(松本,1986>と津:山地域勝田層群の研究. (野崎,1996MS>の中間に位置する鳥取市南部を調査地域に選び,そこに分 布する鳥取層群について下位から順に層序を確立すること,その上で,火山岩類 については層序の細区分を行い,堆積物については礫組成の測定・古流向の測 定,堆積の場の推定を行った。さらに,珪藻化石などの微化石から年代決定を試 み,日本海拡大とからめて研究をすすめた。. 2.
(8) 2:辣. 雛望麟辮 ・・. ィ霧響疹. uc封1UR轟. 窮 野 z. 樹鎖灘、 噂漁 燃ε6醐A. 1380. 磁欝 鑛鐡㎜. 1■1■1 5E了OUC隠1 図10CE鮭ε Sε舜1εS. 1300 書3鱈o 3鯉o. 幾魏 T梱A 函 醤騨. 屡至肇垂§ 0丁HεR 縫10CE凹E SER!ES. 騨 3≧o. コ350. o内,調査繊. 第1図 西南日本東部の中新統の分布と鳥取層群調査地域 (糸魚川・柴田,1992に加筆). 3.
(9) H.地形及び:地質概説. 1.地形 鳥取県は,山陰地方の東部にあって,北は日本海に面し,東は兵庫県,西は 島根県,南は岡山県・広島県両県と接している。中国脊梁山地の北斜面に位置. する本県は,東西約120km,南北の巾は20∼40kmで海岸ぞいに細長 くのびており,その面積は約3,490k㎡である。 県下の大部分は山地によって占められており,平野は各河川の河口部にわず かに広がっている。中国地方を東西に走る脊梁山地は,本県の南の境界であ り,日本海側流域と瀬戸内海三流域との分水界が岡山・広島両県との県境と一. 致している。また,この脊梁山地は海抜1,000m以上に達し,北西側では 急斜面をつくり,南東側ではゆるく低下している。火山としては,県西部には. 海抜1,713mで中国地方第一の高峰である大山がある。県東部の扇ノ山も 開析はかなり進んでいるが,なお火山の原地形を残しており,その中腹には広 い溶岩台地が発達している。. 県下の大きな河川としては,東から千代川・天神川・日野川がある。これら の3河川は,北東一南西方向の山地の問に流路をとり,その下流には,鳥取・ 倉吉・米子を中心とした小沖積平野を形成している。また,海岸沿いには,鳥 取砂丘をはじめとする海岸砂丘の発達が著しく,県西端部には,美保湾と中海 を分ける弓ヶ浜の大砂州が発達している。. 鳥取県東部地域は,中国地方の脊梁山地から日本海にいたる北斜面上に位置 しており,大部分が山地であって,平地・丘陵部は北側に見られる。. 本地域には開析の進んだ海抜1,200m以下の山地が広く発達し,海抜 1,000mを越える山地として,高鉢山一高山を中心にした地域・扇ノ山一 須賀ノ山を中心にした地域がある。本地域東部に位置する扇ノ山(海抜 1,310m)は,山体のほとんどが溶岩流からなり,復元した状態で面積約 90k㎡,体積約8.5k㎡程度の中規模の火山である。山頂部は小規模な楯状火 山であり,周辺部では溶岩流が河谷を埋めて流下した状況を示している。 本地域を北流する千代川の下流部には,鳥取市街を中心としたやや広い三角 州性の沖積平野が広がっている。この鳥取平野の周辺は明瞭な地形的境界を もって山地と接し,山地の突端が半島状や離れ島状に平野内に突出して典型的 な沈降型山麓線を示している。平野は低く,北部で海抜5m以下,南部でもそ の主部で10rn程度にすぎない。このような特色をもった鳥取平野は,かつて 存在した湾がその後千代川やその支流の河川の運び込む土砂で埋め立てられて 生じたという特徴をもっている。また,東部は野川・私都川・入東川が西流し ているが,北東一南西,北西一南東の2方向の河谷の組み合わせで配列してい. る(第2図)。 丘陵地としては,千代川と袋川にはさまれた海抜350m以下の霊石山丘陵 ・内報と私都川にはさまれた海抜150m以下の津ノ井丘陵がある(写真. 壌.
(10) 2)。河岸段丘は,八東川と私都川とが合流する郡家東方,鳥取市野坂川の右 岸でわずかに見られる。湖沼としては,海岸地域にある湖山池と多鯨ヶ池があ る。特に,湖山池は潟湖に相当すると言われている。 日本海沿岸では,各地に海岸砂丘の発達するところが多く,鳥取市北部をは じめ,西方の浜村付近の海岸などに砂丘が連なっている。中でも鳥取市北方の. 鳥取砂丘は大規模で,幅2km,東西に14km,高さは最高点において海抜 100mを越えている。この砂丘の所々で基盤iが露出しており,沖積平野:地下 の基盤の深さを考え合わせると,砂丘全体が基盤の台地状の高まりの上にのっ ているものと推定される。. 5.
(11) 穿高度別色分1ナ ■1300−1400 ■1200−1300 ■1100−1200 ■1000−1100 團900−1000 國800−900 ⑦. 團700−800 口600−700 □500−600 □400−500 □300−400 團200−300 ●100−200 圏0−100 ■一100−0. 第2図,鳥取県東部接峰面図. 10km.
(12) 高度別色分け. 労. ■1200−1300 ■1100−1200 ■1000−1100 團900−1000 醗1800−900. 蘇)1. 團700−800 口600−700. 刈/. □500−600 □400−500 □300−400 国200−300 團100−200. 一10. 10km 第3図,鳥取県東部鳥総図. ■0−100 ■一100−0.
(13) 2.地質概説 本地域は,上部古生界を響岩とする三郡変成岩及び非変成古生層,白亜紀後 期の珪長質火山岩類とそれにひきつづいて併入した白亜紀末期ないし古第三紀 の花響岩類,これらを不整合におおう新第三紀の鳥取層群,および鮮新世一更 新世の火山岩類からなる。更新統に属するとみられる扇ノ山火山岩類を除い て,河岸段丘堆積物や沖積層などの第四系は少ない(第4図)。 中国地方およびその周辺地域における古生界は,舞鶴帯とよばれる古生代末 期一中生代初期に形成された構造帯を境として,その西方の三細帯と東方の丹 波帯とに区分される。三郡部では古生代末期から中生代にかけて低温高圧型の 広域変成作用がおこなわれたと考えられている。本地域の三郡変成岩の原岩 は,泥岩・チャートおよび倒懸質火山岩類を主とする堆積物である。一方,こ れより新期の泥岩・砂岩を主体とするほとんど非変成の地層(角谷層)が,三 郡変成岩と断層関係で接して,帯状に分布しており,全体的に勇断作用をうけ ていることで特徴づけられている。. 本地域は白亜紀の後半から火成活動が活発になり,西南日本内帯の全域をま きこんだ大規模なものである。この火成活動によって,領家帯・山陽帯・山陰 帯という火成岩類の帯状構造が形成された。これらは,南側ほど古く,かつ, より深部相を示すと考えられている。本地域は,このうちの山陰帯に位置し, 白亜紀後期の火山岩類(本地域の矢田川層群)およびそれに引き続く頓挫岩類 (鳥取花商岩など〉が広く分布している。. 新第三紀に入ってから,日本海沿岸を中心とした地域は,激しい火山活動を 伴う大規模な沈降運動の場となり,広域にわたって海域と化した。西南日本の 日本海沿岸地域は,山陰・北陸区と呼ばれる独自の地質区を構成し,その南側 の瀬戸内区とは,層序・火山活動・構造運動などの点で,きわだった対照を示 している。本地域は,山陰・北陸区に属し,山陰東部積成盆地の西部に位置し ている。山陰・北陸区の新第三系は,もっとも典型的な北陸積成盆地でみられ るように,概略的には,下位から,(1)基底礫岩層,(2)変質した安山岩質の火山 岩層,(3)礫岩・砂岩互層を主とする浅海成の岩相変化の激しい地層,(4)最大海. 進期を示す均質な泥岩層,(5)積量盆地の縮小期を示す地域的な層厚変化の激し い泥岩および砂岩からなっている。このうち,鳥取県東部では,(1)∼(4)に相当 する部分が鳥取層群と呼ばれている。(1)には入頭累層の郡家礫岩層,②には入 潮累層の河原火山岩層,(3)には無燈累層,(4)には岩美累層がそれぞれ対応す る。. 本地域では,鮮新世から更新世にかけての陸上火山活動による玄武岩ないし 安山岩の溶岩を主とする火山岩類が広く分布していることも特徴の一つであ る。最も新しい扇ノ山を構成する火山岩類は,更新世に属するものとしてい る。. 第四系は局地的に分布する崖錐堆積物,鮮新世およびそれ以前の岩層からな. 8.
(14) る山地を刻んだ河川周辺に分布する沖積平野,および海岸地域の砂丘ならな る。. 9.
(15) 第4図 鳥取県東部を中心とした地質図 20万分の1地質図(地質調査所,1974)に加筆. 10.
(16) 皿.鳥取県東部地域の層序と構造 1.概要 鳥取県東部に分布する中学統は,村山ほか(1963)が鳥取層群と命名してい るQ. 鳥取層群の基盤には,古生界の三郡変成岩と非変成古生層,白亜紀後期一斗第 三紀火成岩類が分布している。 古生界の三郡変成岩は千枚岩および結晶片岩からなり,パンペリー石一アクチ ノ閃石帯から緑廉石一琴唄石帯におよぶ低温高圧型の変成作用を受けたものであ る。層序的には,下位から上位へ,志三層(岡村,1960)・智頭層(上村ほか, 1979)・以東層(上村ほか,1979)の3層に区分される。志重層と八東層との問 には非変成古生層の角谷層(上村ほか,1979)が帯状に介在しており,断層関係 で接している。志三層は入東町市谷一横地間の細見川筋を模式地とし,郡家町か ら八東町・若桜町北部にかけて分布しており,下部は主に泥質片岩,上部は主に. 緑色片岩で,層厚700m以上ある。四谷層は本地域の三郡変成岩のうちで,最 も下位のものと考えられている。智頭層は智頭町東部を中心に分布しており,主 に泥質千枚岩からなり,上部にはマンガン鉱床を含む珪質千枚岩層を狭有し,層 厚2,500mである。智頭層は,志死別と対比される大原町(上村ほか, 1979>の上に整合にのる。入東層は八東川にそって両側に分布しており,主に チャート・玄武岩溶岩・泥岩および砂岩を源岩とする千枚岩類からなり,層厚は. 約1,500mで,智頭層の上に整合にのっている。角谷層は若桜町角谷川筋を 模式地とし,郡家町および八東町内の入東川以北を中心に分布しており,粘板. 岩・砂岩を主とし,薄いチャート・石灰岩を狭有している。層厚1,000m以 上で,南側の入東層および北側の志飛騨とはいずれも断層関係で接するとしてい る。. 白亜紀後期一筆第三紀火成岩類は,古い方から,矢田川層群(平原海ほか,. 1958>・花原複合岩類(上村ほか,1979>・鳥取花粉岩(鳥取県,1966)の3つ に分けられる。矢田川層群は,兵庫県北部矢田川流域を模式地とし,兵庫県北部 地域に広く分布し,黒雲母流紋岩溶結凝灰岩を主体とし,少量の流紋岩溶岩をと. もなう。層厚は300m以上あり,鳥取花削岩(K−Ar年代:約60m.y.〉に 貫かれているので,白亜紀末期と推定されている。花原複合岩類は,郡家町花原 南方およびその周辺に分布する珪長質一中性半深成岩類を一括してよんでおり, 主として,黒雲母角閃石閃緑ひん岩・花崩斑岩・細粒平帯岩がある。花原岩体. は,西北西一東南東方向に200−500m程度の幅で分布を示し,角谷層に貫 入している。鳥取花商岩は,郡家町私都川流域から国府町袋川流域にかけて分布 し,大部分が灰白色粗粒塊状の黒雲母花開申からなり,風化作用を強く受けて 「マサ」化している。鳥取花閥岩は非変成古成層・三郡変成岩・矢田川層群・花 原複合岩類を貫いて,それらに接触変成作用を与え,鳥取層群の郡家礫岩層ある いは河原火山岩層によって不整合におおわれている。. 11.
(17) 中新統鳥取層群堆積後,新第三系を貫く貫入岩類として,ひん岩・玄武岩があ る。ひん岩は国府町中河原の北,手放山付近に分布する北西一南東方向にのびた 岩体である。玄武岩は,国府町美歎の北などで,鳥取層群の普毒血泥岩層を貫い て,小岩脈としてみられる。. 鮮新世一更新世火山岩類として,霊石山丘陵の高所・鳥取市高津原・河原町天. 神に分布する轍檀石粗面安山岩,稲葉山から大壷山に至る海抜200∼500m の溶岩台地をつくっており,普通輝石丁丁石玄武岩からなる稲葉山玄武岩,河原 町牛ノ戸・鳥取市神坂に分布し,非顕晶質で,石英・斜長石をまれに含む安山岩 溶岩がある。. 研究対象としている鳥取層群(村山ほか,1963,命名)は,京都府北部から兵 庫県北部をへて鳥取県東部にわたる:地域を占めて広がっている,新第三紀の積成 盆地の西部に形成された地層である。京都府北部一兵庫県北部地域に発達する北 面層群(弘原海・松本,1958;松本・弘原海,1959)とは,一連の地層である が,鳥取層群という名称を用いることにする。鳥取地域の新第三系については, 古くは 巨智部(1894・1895)の報告があるが,今村ほか(1957)・村山ほか (1963>の研究があり,鳥取県(1966>によって当時までの知識は総括されてい る。その後,上村ほか(1979),松本(1986,1991)がある(第1表)。 今村ほか(1957)は,鳥取市東南方地域の新生界とその基盤岩類についてまと めている。基盤岩には,三郡変成岩・白亜紀後期∼古第三紀の火山岩類があると している。この基盤岩を不整合におおう中新品を,新たに岩美層群と呼び,下位 より山崎亜層群(a船山礫岩層,b三門寺火山岩層, c普話芸頁岩層)と大成亜 層群(a楠城砂岩・礫岩層,b栃本頁岩層)に区分している。 村山ほか(1963>は, 「鳥取北部・鳥取南部」図幅の中で,鳥取層群について 述べている。鳥取層群は中新世に生じた沈降盆地内に形成された一連の堆積物を 指しており,岩相層序学的に4単位に区分している。下位から,郡家礫岩層・河 原火山岩層・円通寺礫岩砂岩層・雲山砂岩泥岩互層とし,円通寺礫岩砂岩層は下 底に軽度の不整合があるものとしている。 鳥取県(1966)は,「鳥取県地質図および同説明書」の中で,鳥取層群につい て述べている。鳥取層群を積成上の特徴から,上・中・下の3累層にまとめてお り,基底礫岩にあたる郡家礫岩層と安山岩質火砕岩からなる河原火砕岩層とを下 部累層,円通寺礫岩砂岩層と黒色泥岩からなる普含寺泥岩層を中部累層,火山活 動に伴う堆積物である小田安山岩層と荒金火砕岩層および劔馳山砂岩泥岩互層を 上部累層としている。. 上村ほか(1979)は,「若桜地域の地質,地域地質研究報告(5万分の1図 幅)」の中で,鳥取層群について述べており,下位から,入頭・私都・岩美の3 累層に大別している。入頭累層は先新第三系の基盤を不整合におおい,三都累層 は入頭累層と基盤を不整合におおい,岩美累層は多くの地域で基盤を直接にお おっているとしている。この層序は,普官寺泥岩層から三代寺シルト岩層を切り. 12.
(18) 離し,三代寺シルト岩層と円通寺礫岩砂岩層とを併せて私都累層として独立させ たことが特徴である。. 松本(1986)は,鳥取市甫東方地域の中新統の層序について見直しをはかり, 鳥取層群は下位から八頭累層と岩美累層に区分され,両者は不整合関係にあるこ ととしている。八頭累層は下位より整合に重なる郡家礫岩層と河原火山岩層に区 分され,岩美累層は下位から円通寺礫岩砂岩層・諸鹿礫岩層・髭面寺泥岩層・小 田安山岩層・荒金火砕岩層の5部層に細分されるとしている。また,火山活動は 入三期と岩美期の2つの時期に区分されること,岩美累層の堆積環境は西部で淡 水域から深海域へ,東部では汽水∼浅海性から深海性への環境変化について述べ ている。. 松本(1991a)は,小田安山岩層は主として小田付近を中心に水中噴火した溶 岩からなり,荒金火砕岩層は,分布域の北西方に位置した噴火ロより発生した大 規模な粗粒水中火砕流堆積物とこれらが南東方に流下・拡散して形成された細粒 火砕岩によって特徴づけられるとしている。さらに,それらの火山活動はいずれ も陸棚中部∼陸棚斜面中・上部の深海域で起こったものとしている。 松本(1991b)は,円通寺礫岩砂岩層および諸豪礫岩層の粗粒砕屑物の平均忌 詞や組成の変化から,それらの砕屑物が分布域の南方に分布する基盤岩類より由 来したことを示している。また,円通寺礫岩砂岩層の下位層準から上位層準への 礫組成の変化は,北から南へ進行した海進による後背地の後退を表しており,扇 状地∼ファンデルタが形成されるような環境で堆積したこと,塩出寺泥岩直中・ 上部堆積時になって,鳥取地域と津山地域ははじめて海水で連続し,粗粒砕屑物 を運搬した河川によって開析された浸食谷が両地域を結ぶ水道となったとしてい る。. しかし,これらの報告では,私淑累層の存在について,上村ほか(1979)と松 本(1986)の意見が分かれており,私淑累層の三代寺シルト岩層を部門として定 義することが適当か検討する必要があると考える。また,鳥取市南東方地域につ いての研究は多いが,鳥取市甫方に広がる入潮累層についての研究や他地域の中 新統との関係について述べているものが少ない。 そこで,鳥取層群の層序の確認と確立をねらいとし,鳥取県東部における鳥取 層群について,地質柱状図作成・サンプルをi採取後,薄片作成・礫組成測定・円 面諭測定などの調査・研究をおこなった。 その結果,鳥取層群は,下位から入頭累層,私心累層,岩美累層に分けられる ことがわかった。以下に各累層の定義・模式地・分布・層厚,部層の定義・岩 相・虚位関係・層厚・化石について記載をおこなう。なお,柱状図をとった位置 は第5図に,柱状図をとったルートの位置は第6図に示す。. 13.
(19) 第1表 鳥取県東部地域を中心とした中新統の層序表. 鳥取市南東方 地域. 鳥取北部・南部 村山ほか(1963). 鳥取県(1966) 上村ほか(1979). 鳥取市南方地域 本論文. 松本(1986). 上部累層. 円護寺火山岩類. 荒金火砕岩層. 荒金火砕岩層. 荒金火砕岩層 岩美累. 』・田安山岩層. v・田安山岩層 鳥取層群. 鳥. 普含寺泥岩層. 雲山砂岩泥岩互層. 」・田安由岩 鳥取層群. 」・田安山岩日. 山、、喜. 鳥層L. 層都累八頭累層. 普含寺泥岩層. 普含寺泥岩層. 普含寺泥岩層. 諸鹿. =代. 層暫. @ 週・. → 山層一代寺. 砂山曲. 円通寺礫岩砂岩層. 竝ケ岩層. I岩. 帚I岩 サ岩層. サ岩層. 河原火砕. @可原火山. 河原火山. @ 河原火山. ホ層. @岩層. 竭w. @ 岩層. 孫岩日基. 獄 石目. ホ層 円通寺. 円’ シルト. 河原火由岩層. 塔泣g. I悶. 円通. !蒼. 谷石増. 郡獄. @山層. ユ 岩 類 (松本,1986に加筆). 14.
(20) 弱凱. 鳥取市εダ岩倉. 2. ●. 美歎. 宮ノ下. o. 6. 27 ●. 鴇6 ●15. 待秘. 熟. 2. ●. o. サ. む レ. 勺蹄. 。. 三代寺 国府町. ● 、 〆. ・ 5. Ψ・祢宜谷漣輪 .2卵 ●. o 〃 0. .詑. 稲b 11. 3. 2. 躍1謬. 上峰寺 下峰寺. r. め♂. 河原. 9. H㎝. 0. 長瀬河原貯. 0. 池田 郡家町 3. 。 ゴし. 欄蟻 (一“. 曳田. b. Q. o. 艶. 二). G. 。 根 ぐ. 山上っ. G小倉. ク ● 0 且 2 3 4 5㎞. 第5図 柱状図をとった位置図 用瀬. 訊.
(21) し. 蜀跨 6. 襯. 20. 烈4 待. 、. .擁嘉. も. /騰 論、罫 一R11. 隔 ⑰. 池田. ノ. 解⊃ ・. O i £ 3 4 5km. 柱状図をとったルートの位置図.
(22) 2.八頭累層(Yazu Formation)(上村ほか,1979) [定義] 本累層は,亜円礫∼等角礫で構成されている郡家礫岩層と安山岩溶 岩・安山岩質凝灰角礫岩主体で,わずかに凝灰岩・デイサイトを含む河原火 山岩層で構成される。郡家礫岩層は,断続的に分布しており,先新第三系の 基盤岩類を不整合におおっている。なお,一部,河原火山岩層と指交関係に. ある。 松本(1986)は,河原火山岩層は郡家礫岩層に整合におおうという報告を しており,見解が異なる。. [模式地] 八頭郡河原町小倉付近。基盤となる三郡変成岩,郡家礫岩層と河原 火山岩層の最下部であるガラス質凝灰岩及び礫まじり安山岩質凝灰礫岩から. 安山岩質凝灰角礫岩Aまで観察できる。 [分布] 八頭郡河原町東部,鳥取市南部,郡家町西部,岩美郡国府町南部. [層厚] 約730m ア.郡家礫岩層(Kδge Conglomerate Member) (村山ほか、1963) [定義] 本部層は,三郡変成岩を主とする先新第三系を不整合におおってい る基底礫岩である。花軍岩礫・チャート礫をはじめとする先新第三系の礫で 構成され,河原火山岩層の安山岩溶岩が挟まれたり,上部では砂岩がレンズ 状に見られたりする特徴をもつ礫岩層であると定義する。 [模式地] 八頭郡河原町釜ロ付近。基盤となる三郡変成岩と郡家礫岩層に河原 火山岩層の安山岩溶岩が挟まれていることが観察される。 [分布] 入頭郡河原町神馬,同型同町小倉,同齢同町釜口,同郡郡家町郡家,. 八頭郡郡家町山路,同郡郡家町篠波 [岩相] 主として礫岩からなり,上部には砂岩もみられる地域もある。礫は密 濁して方向性を示さないという特徴もある。礫岩の礫組成をみると,基盤iを 構成する岩石を多く含むが,千代川の東西では異なっている。千代川以西の 河原町神馬・小倉では,チャート・珪:質片岩礫が最も多く,約5割を占めて おり,3割∼4割が花影岩・流紋岩礫などの酸性岩類,他は安山岩・凝灰岩 で占められている。千代川の東側では,花崩岩・流紋岩礫などの酸性岩類が 最も多く,7割∼8割を占めており,残りは安山岩・珪質片岩・チャート礫 で占められている(第24図)。鏡下では,花歯車は石英を多く含み,斜長 石・カリ長石・黒雲母も見られ,完晶質である(写真4)。安山岩は,斜長 石を多く含んで流理構造を示し,輝石・角閃石の見られるものもある(写真 5)。礫の大きさをみると,郡家町篠波で巨礫が見られるが,他5地域では 大盤・中礫がほとんどである(第24図,写真3)。千代川の東側では,北 東から南西に向かって大部が少なくなり,中置が増えるという傾向がみられ る。また,北東から南西に向かって亜円礫が少なくなり,円礫がわずかに増 えるという傾向もみられる。一方,千代川の西側では,西から東に向けて大. 1?.
(23) 礫iが少なくなり,中礫が増えるという傾向もみられる。 河原町神馬では,方向性の見られない亜円礫を主体とする礫岩の上に,平 行葉理の見られる砂岩が見られ,その上に斜交葉理の発達するgranule∼. pebble礫岩層が見られる。斜交葉理は南東へ17度傾斜している(第7 図〉。河原町釜ロでは,大礫∼中礫サイズの礫岩層の上部に礫岩と砂岩とが 交互に見られたり、レンズ状の砂岩が見られるだけでなく,河原火山岩層に 相当する安山岩溶岩が4mの厚さで入り込んでいることが観察される(第8 図)。河原町神馬では南東へ12度,同町小倉では北へ42度,河原町釜ロ では北東へ60度、郡家町篠波では南西へ3度傾斜しているという特徴があ り、河原町神馬から郡家町篠波へむけて北東に断続的に分布している。. 本部層は、層厚は約80mで花歯岩礫をはじめとする先新第三系の礫の多 い下部と、安山岩礫を主とする層厚約70mの上部に分けられる(上村ほか !979,松本1986)という報告もあるが、本層が観察されるどの地域も上部と している安山岩及び玄武岩礫を主とする地層は観察されず,構成礫の割合の 違いから下部・上部に分けることはできなかった。さらに,松本(1986) は,礫として多く供給されている花闘岩や酸性火砕岩は,分布地域からあま り遠くない鹿野町∼鳥取市付近から供給されたとしているが,筆者は河原 町・郡家町付近に存在した盆地に向けて谷を埋めるように堆積したと考え, 見解が異なる。 [層位関係] 三郡変成岩・矢田川層群・花原複合岩体などの基盤岩を不整合に 被覆しており、河原町から郡家町にかけて断片的に分布している。. [層厚] 約65m以上 [化石] 本部層からは、化石を産出しない。. 18.
(24) 地点N。・1十H+・十 Oo OO. o。。o。o。o、ρ。. 。二 奮i発ξiξ∼ O O o. .vcs granuleへgrad−bed para−1a ・pebble cross4a N 28. E l 70 E. ・granule 浸食面N 72D E 12. S ・ms(silty). 5m. 貝殻状風化。こげ茶色をしており,sntの入り 方によってpara−laができる。. 4 3 2 1. 0. o ゐ 。. O O o. ρo Oo. o(戸 o o o Oo ρ. o o o o %8。 o o o£). o. ・cObble. pebbleも混じり、焼冷礫多い。 礫に方向性なし。. ★礫組成、円外回測定. ☆97081104安山岩礫薄片 97081105グランドマス薄片. o o. 第7図,郡家礫岩層の柱状図(河原町神馬,高度340m) [柱状図の記号]. 粒径を示す目盛. silt ms granule. 國一・泥岩. 醗璽一.砂岩 E≡ヨ・一礫岩. 座] … 安山岩質凝灰角礫岩 E=≡1… 安山岩溶岩. 匝]一世フ. ・B◎ulder… 巨礫. ・Cobble・・9大礫 ・Pebble … 中礫. ・Granule… 細礫. ・VCS… 極粗粒砂. ・cs・… 粗粒砂 ・ms・… 中粒砂. N15. E10. N… 走向,傾斜. ・fs ・… 細粒砂. ☆970070802… サンプル採集地点と サンプル番号. ・S丑t … シルト. ★礫組成,円磨度測定. ・Clay 。 ・ ・暗占土. … 三組成円万度測定地点. ・Para−la … 平行葉理. ・vfs … 極細粒砂. ・Cross−la… 斜交葉理 以下,この記号を用いる。. 19.
(25) 点N. 鷲’㍉申 o o 60 0 0 0 0. `・:・;・:、. ・皿s p哉ra−la grad−bed. h…匿. ・granil(礫岩. pebbleまじり 花歯岩礫多い。 N 70.E,60. N ・fs para−1a 礫まじり oo‘’. ・cs glanuleまじり, muddy, para−la. …i………iiiii婁. o o. Oooooo o. no O o o o 盾n o. 潤@ O O o. grad−bed. o o o n O o. ・pebble. 潤@ o o. 盾潤@ o. 潤@ o o 潤@ o o. 潤@ o. B。(も。 o o. 盾潤@ o. 潤@ o 盾潤@ o. ・granu正e∼pebble. ☆9704ユ701 薄片. cobbleまじり 亜円礫多い。. ☆97041704 花尚岩礫薄片 97041707 珪質片岩礫薄片. q)。。。. 盾nO 盾 ・安山岩溶岩. I l一 一 一. 戟@ l■ 糊 }. P 臨層 噛 一. ☆97041702. u IO 一 一. 戟@ l一 轍 一. 風化のため薄片作れず. P ■脚 一 鱒. ア 露繭 一 一. 諱@ 璽幽 一 噌. F 1騨 頓 葡. Z 量葡 一 一. 黶@ 唇陶 一 晒. h l陶 一 噌. oo o. o o o o. n O o. 潤@ o. 潤@o o o. 潤@ o n o. o o. ・pebble. 亜円礫,花尚岩礫多い。. 潤@ o o 潤@ o o o. O o o. ・granule. @O oO o o. 上部は砂を多く含み,下部は. n o n oo. no o o 潤@ o o. n o. 5m 4. O o. 潤@o. 潤@g O. @Oo o. 潤@ o o. 0. ・pebble. cobbleまじり,亜円礫多い。. n o o 潤@o. 1. ★礫組成・円磨度測定. @O O o. o o. 3. 2. pebble∼cobbleに変化。 grad−bed. n o o 潤@ o. 盾潤@o. 潤@o. @o o no o. oo O O O. ・cobble. 潤@ O o. 第8図 郡家礫岩層の柱状図,一部河原火山岩層挟む (河原町釜ロ,高度95m) 20.
(26) イ。河原火山岩層(Kawahara Volcanic Member)(村山1まか、1963) [定義] 本火山岩層は,郡家礫岩層を整合におおい,下位から,ガラス質凝灰. 岩および礫まじり安山岩質凝灰岩・安山岩溶岩A・安山岩質凝灰角礫岩A・ デイサイト・安山岩溶岩B・安山岩質凝灰角礫岩Bの6層からなっているも のについて定義する。しかし,郡家礫岩層の分布が断続的であるため,本火 山岩層が鳥取花嵐岩・矢田川層群・三郡変成岩などの先新第三系の基盤に接 している所が多い。上位の私都累層には,不整合におおわれる。 [模式地] 河原町小倉一今西間。本部層の下半分の最下部のタフ及び礫まじり 安山岩質凝灰岩から,安山岩質凝灰角礫岩まで観察できる。 同町天神原一渡一木問。本部層の上半分の安山岩溶岩から安山岩質凝灰角 礫岩まで観察できる(写真1>。 [分布] 河原町東部・鳥取市南部・船岡町北西部・郡家町北西部・国府町南部 に広く分布している。. [岩相] 下位から、ガラス質凝i灰岩および礫まじり安山岩質凝灰岩、安山岩溶. 岩A、安山岩質凝灰角礫岩A、デイサイト溶岩、安山岩溶岩B、安山岩質凝 底角礫岩Bに大きく区分できる。 ガラス質凝灰岩および礫まじり安山岩質凝灰岩は,郡家礫岩層に整合をな しており,河原町神馬・同町小倉・同町郷原等で観察される。ガラス適言灰 岩は,パミスまじりでチャート・石英・安山岩片などをわずかに含むもの と,緻密で平行葉理のよく発達し,植物化石を含むガラス質ものとが交互に 重なっている。その上に,ガラス質凝灰岩・安山岩・チャート・花嘉島の礫 を含む礫まじり安山岩質凝i灰岩が観察できる。レンズ状砂岩を挟み,平行葉 理が見られる。礫は,亜円礫∼瓦礫が多いが,中には巨礫サイズで角礫の安 山岩礫も観察される。マトリックスは凝灰質のため,硬く,緑色をしてい. る。河原町神馬では東北東へ23度傾斜し,同町小倉では北へ42度傾斜 し,同町郷原では西北西へ10度傾斜している。層厚は,約70mある(第. 9,10図)。 安山岩溶岩Aは,ガラス質凝灰岩および礫まじり安山岩質凝灰岩の上に重 なっており,河原町山上・同町小倉・同町入日市で観察される。節理の発達 した褐色・緻密な安山岩で,流理構造が確認される。鏡下では,斜長石が多 く見られ,輝石・角閃石も少し見られる。また,緑泥石・方解石などの変質 鉱物も見られる。下位の安山岩質凝灰岩との層理面と流転構造から,河原町. 小倉では北へ22度傾斜していることが観察される。層厚は,約90mであ る。. 安山岩質凝灰角礫岩Aは,安山岩溶岩Aの上に重なっており,佐治村津無 ・河原町山上・同町小倉∼水根・同町大智谷∼同町佐貫など,河原町南部を 中心に広く分布している。緑色のグランドマス中に緑色・灰色・褐色の. 21.
(27) pebble∼cobbleサイズの安山岩礫を含み,特にグランドマスは風化してく だけやすいという特徴をもつ。礫は角礫∼亜角礫の安山岩が多く,わずかに 花闘岩が含まれる。安山岩礫は斜長石を多く含み,流血構造を示し,輝石・ 角閃石および変質鉱物の緑泥石も少し見られる。グランドマスには,石英・ 安山岩片・斜長石・輝石・角閃石・変質鉱物が見られる。また,本身分布地 域で地滑り地形が多く見られる。安山岩質凝i灰角礫岩に薄く入る砂岩から, 河原町今西では東北東へ12度,同町大智谷では北へ4度傾斜していること. が観察される。層厚は,約160mである。 デイサイトは,安山岩質凝灰角礫岩Aの上に重なっており,河原町中井・ 同町谷一木・鳥取市下沼見で観察される。灰色一灰褐色・緻密なデイサイト で,中には流理構造を示すものもある。鏡下では,斜長石が多く見られ,角 閃石・輝石・石英・黒雲母を含むものもある。流浪構造から,河原町中井で. は南東へ40度,同町谷一木では東へ20度,鳥取市下二見では南南東へ 24度傾斜していることが観察される。層厚は,約20mである。 安山岩溶岩Bは,デイサイトの上に重なっており,河原町引野・同町曳田 ・同町天神原・鳥取市高津で観察される。なお,デイサイトの分布が断片的 であるため,安山岩心血面角礫岩Aの上に重なっている所が多い。節理の発 達した黒紫色一褐色・緻密な安山岩で,流血構造が見られる。鏡下では,斜 長石を多く含み,輝石・角閃石および変質鉱物の緑泥石もわずかに見られ る。ただ,安山岩Aに比べ,斑晶が小さいという特徴がある。論理構造か. ら,河原町古田では北北東へ32度,同町谷一木では北東へ24度傾斜して いることが観察される。なお,河原町棚田付近では地滑りのため,安山岩質 凝灰角礫岩Aと安山岩溶岩Bがともにくずれている地形もある。層厚は,約. 150mである。 安山岩質置灰角礫岩Bは、安山岩Bの上に重なっており,河原町渡一木・ 同町長瀬・同町片山で観察される。緑色のグランドマス中に緑色・灰色・褐 色のpebble∼cobbleサイズの安山岩礫を含み,特にグランドマスは風化 してくだやすいという特徴をもつ。礫は角礫∼面角礫の安山岩がほとんどを 占めている。安山岩礫は斜長石を多く含み,流心構造を示し,輝石・角閃石 および変質鉱物の緑泥石も少し見られる。グランドマスには,石英・安山岩 片・斜長石・輝石・角閃石・変質鉱物が見られる。なお,河原町渡一木付近 では,Cobbleサイズの亜円礫∼円礫を含む安山岩質凝灰礫岩が観察され,同 町片山では安山岩溶岩が50c斑前後の厚さではさまつていることが観察され る地域もある。安山岩質凝灰角礫岩に薄く入る砂岩や角礫岩のならび方か ら,河原町渡一木では東北東へ16度,同町片山では26度傾斜しているこ. とが観察される。層厚は,約170mである。 なお、国府町を中心に分布している本火山岩層は,郡家町付近で火山岩層 が途絶えているため,河原町を中心に分布している火山岩層とのつながりを. 慧2.
(28) 追うことができない。しかし,両者に見られる安山岩質凝灰角礫岩中の Cobbleサイズの亜円礫∼円礫を含む安山岩質凝灰礫岩の特徴がかなり似てい ることから,同層準である可能性が高いと考える。つまり,国府町中心に分 布している火山岩層は,安山岩質凝灰角礫岩A・安山岩溶岩B・安山岩質凝 灰角礫岩Bと考えられる。 松本(1986)は,主に鳥取市南東方地域の層序について研究しており,累 重関係ならびに岩相上の特徴にもとづいて9層に層序区分している。下位か ら,安山岩質火砕岩・安山岩溶岩・安山岩質火砕岩・デイサイト質火砕岩・ 安山岩溶岩・火山円礫岩・流紋岩溶岩・デイサイト質火砕岩・安山岩溶岩で ある。また,本部層は郡家礫岩層を整合におおうが,郡家礫岩層を欠くとこ ろでは,直接基盤岩類と不整合または断層によって接するとしており,見解 が異なる。 [相異関係] 郡家礫岩層の上部とは指交関係にある。しかし,郡家礫岩層の分 布が断片的であるため,本火山岩層が三郡変成岩・矢田川流紋岩類・鳥取花 簡岩などの先新第三系の基盤iに掻している所が多い。 [層厚] 河原町を中心に分布している火山岩層と国府町を中心に分布している 火山岩層は,郡家町付近で観察されないため,つながりがはっきりしない が,河原町を中心に分布している火山岩層に包含されると考えると,. 約660mである(第ユ1図)。 [化石]タフから単子葉類イネ科の植物化石を発見した。. なお,北但層群入鹿累層の火山岩のK−Ar年代測定では,20.2±0.7 Ma,19.2±0.7Maという結果が(古山ほか,1997),島根県波多層基底 付近の火砕岩のジルコンのフィッショントラック年代として,20Maの値が 得られている(鹿野ほか,1994)。. 23.
(29) 1. 地点N・・5+曲串 o o. VV o o. 河. VVV. 原. o o. VV. 岩. VV VV. 層 タ. o o. VV. フ. 及. VVV. び. VV. じ. o o. VV. 安. VVV. 山. VV. 岩. VV o o. 凝. 5m 4 3. VV o o. ☆97041721薄片 vcsが入る。タフまじり、 silty. 2 1. 家. 0. ・タフ. granuleサイズのパミス・岩片入る。. N70。W42QNpara−1a. o o. VVV o o. VV. VVV o. 層. ・タフ 緻密 para.la. o o. 質. 岩. para−1a. o o. り. 礫. 岩片多く入る。岩片の多くは安山岩、チャート シスト・石英も少しある。. VV. ま. 郡. パミス入り。. o o. 礫. ⊥. ・タフ 緻密para−la ・タフ. VVV. 一. 一. para−la. VV. 山. 岩. パミス・安山岩片・チャート片入る。. o o. 火. 灰. ・タフ. oo oOoO oo む 。 oo oo o oO oo oo oO 盾W. ・タフ 緻密 par鋤1歌. ☆97072401単子葉類イネ科化石 ・タフ パミス入り ・silt sandy. ・pebble亜円礫i・円礫多い。 チャート・安山岩礫多い。. ★礫組成・円磨度測定. ☆970417!2安山岩礫薄片 97041713凝灰岩礫薄片 97041714花闘岩礫薄片 97072402グランドマス薄片 97041711安山岩礫薄片 97081201安山岩礫薄片. 第9図 郡家礫岩層∼河原火山岩層柱状図 (河原町小倉,高度170m). 24.
(30) 地点N・・r一柵升 ●granule. 1. e o e. OO Q O o o o. o o. o oo o oo o oo VV. o o o o o o o o o o o o. o o. o o o o. pebbleまじり para−la. 礫は安山岩礫・タフ礫多い。 ・タフ para−la ・pebble. o o. o o o o. o o. o. o o o. 08GbO o o. o o. granuleまじり タフ礫・安山岩礫 多い。マトリックスは硬い。. ☆97051211薄:片 ・granule安山岩礫・タフ礫 para−la. ・granule タフ質 o o o o o o. o o o o. o o o o o o. ・cs para−la. oo. o o o o o o. ・granule タフ質. o o. o o o o. o o o o. ■ . . ■ . 畳 ,. ・ms タフ質’para4a. ・csタフ質. ㌦㌔:・噂・∵・’ }:㌔く・=・:・:. ☆97Q51210薄片. N32。 E23。 E. o o. o o o o o o o o o. o o o o o o o o o o. o o. o o o o. o o. VV. o o. o o o o o o o o o o. o o o o o o. o. o o. o o. o o o o. o. o o. o o o o o o. o. 5m 4 3. 2 1. 0. o o o o. o o. o o o o. o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o. 第10図. 亜角礫多い。. タフ礫多く,安山岩礫少し入る。 ・タフ 緻密 para−la ・pebble. タフ礫多く,安山岩礫少し入る。 胃角礫多い。para−la. o o. o o. o o. ・granule. o o o o o o. o o o o o o o o o o o o o o o o o o. ・granule pel)b豆eまじり. タフ礫多く,安山岩礫少し入る。 msのpara−la. N16。 E6. E. o o o o o o. o o o o o o. o o. ◎ o o. o o. o o o ⇔ o o. o o o o. 河原火山岩層(タフ及び礫まじり安山岩質凝灰岩)柱状図. (河原町神馬南,高度355m). 25.
(31) 円通寺礫岩砂岩層. o o. △ △ △ △. 安山岩質凝灰角礫岩B. 圖円通寺礫岩砂岩層 礫岩 E≡[]河原火山岩層 デイサイト. 匹召 〃 安山岩質凝灰角礫岩. Eヨ 〃 安山岩溶岩 囮 ク 礫まじり安山岩質凝灰岩. 巫] 〃 タフ 國郡家礫岩層 礫岩砂岩 △△. .[圏矢田川層群. E≡]三郡変成岩. △△. 河 原. 火 山 岩 層. 塀 帽 一 贈. 闘 印 層. 安山岩溶明B. 300m _ 朔 霜. 一 く 榊. <<1 デイサイト. △△. △△. 200. 安山岩一州灰角礫岩A 安山岩. 糾. 糾. ム. ムム 河原. ぎ. △安山岩質. / /. 凝灰角礫岩A. /. 贈. 安山岩溶岩A. 100. △. 冊 △o△ o△o △o△. △. △. △ タフ及び礫まじり 安山岩質凝灰岩. 〔ズ屠群. ■自Loム. △、. 「. ●●. VV. 安山岩溶岩A. o ●. 遷 一 くまま・.≒安繍灘一. ・ ● ● ●. O. R1,河原町神馬 R2,河原町山上. 26. ノ》!V. 〃 三糠麟可原町大回R5河駒搬一鯛R6瀬,丁二一木一踊R8,鳥聯繊1可醐三里R9,四則舳. R3,河原町小倉. R7,河原町釜口. 第11図 入頭累層地質柱状図.
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