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IRUCAA@TDC : 多核巨細胞の細胞性格に関する実験的研究 : 酸素組織化学的観察とその画像解析の応用

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(1)Title Author(s) Journal URL. 多核巨細胞の細胞性格に関する実験的研究 : 酸素組織化 学的観察とその画像解析の応用 安東, 基善 歯科学報, 94(4): 305-329 http://hdl.handle.net/10130/2466. Right. Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/.

(2) 305. 盾    著. 多核巨糸田胞の細胞性格に関する実験的研究* 酵素組織化学的観察とその画像解析の応用 安 東 蓋 善 松本歯科大学口腔病理学講座 (指導:枝 重夫教授) 年11月17日受付) 年12月7日受理) Experimental Studies on Characteristics of Multinuclea.ted Giant Cells トニJtmつli油川・hL・面。H日高甘1、用1i日出0日目 the application of image analysis Motoyoshi ANTOII Department of Pathology, Matsumoto Dental College `     ∃dal. ない。. 緒     言. 一方,近年では歯科領域における顎骨や歯槽骨の骨捕. 一般的に観察される多核巨細胞 以下MGCと略す)を      は2つ. 虜材や歯髄処置剤として,合成        以. のグループに大別している。すなわち,特異な組織に出. 下HA Pと略す)やβ             以下. 場する    骨髄巨核球,筋組織修復時の. TCPと略す)などのリン酸カルシウム系セラミックス. 胎盤の上皮性腫症に現われる    その他の腫症の. が往目され,その臨床応用を目的とした実験的研究が数 多く行われている。これらの研究には,各種のリン酸カ. と異物巨細胞(結核結節の      巨細胞, 梅毒や他の肉芽腫あるいは腫症に現われる    破. ルシウム系セラミックスを実験動物の皮下組織  の48). 骨細胞)であるO この分幾は細胞の起源とその機能に基. や筋組織  あるいは他の軟組織   または顎. づいており,前者は核分裂による多核化が認められ,後. 骨などの骨組織    ) ) ). 者は多くの場合が単核金繍胞の融合によるものと報告し. 魂9)に厘大して,その組織反応の病理組織学的検. ているが,それぞれの特性については不明な点が少なく. 索や       での実験的研究が行われている。そ れらによると埋入されたリン酸カルシウム系セラミック スに対しても   が強繁に出窮しており,一部でこ. *本論文の要旨は,第33回松本歯科大学学会例会(平成 3年11月16日,塩尻),第81回日本病理学会総会(平成4 年5月14日,仙台 年7 月29日            第35回松本歯科大学 学会例会(平成4年11月7日,塩尻)において発表した。. れらの同定を目的に,病理組織学的あるいは酵素組織 化学的検索を行っている )    が,検索した に対する解釈は,異物巨編胞   破骨細胞29) 34)52)あるいは破骨細胞様細胞2) と様々で,これらの 綿胞性格に関しても未だ明確な結論に達していないのが. -23-.

(3) 306. 安東:多核巨細胞の細胞性格に関する実験的研究. 現状のようである。 そこで著者は              以下B P と略す)および対照として      以下    と 略す)をラットの皮下組織に埋入し,実験的に出現させ. 品         を用いた。そして,これらの埋入 材料を粉砕機          ⑪. た   の樽素組織化学的な細胞性格について経時的 に検索した。酵素組織化学的検索では,単球やマクロ ファージなどの単核金細胞の指標となる非特異性エステ ラーゼ活性  以下NSEと略す)や,マクロファージ や   の禽金活性を表す酸性フオスファクーゼ活性 (以下AC Pと略す),破骨細胞に特異的に認められると. pmJ以下のものを実験に供した。. で粒径を調整するために粉砕し,メッシュサイズ32, の分析用篠   塊格)で株分けして, 20 2)埋入方法 ラット1匹につき,背部皮下組織内に埋入材料を左右 各  ずっ2箇所に埋大した。すなわちベントバルビ タールナトリウム庄射液     ⑪,大日本製薬株 式会社,大阪)による腹腔内麻酔後     匹),背. されている酒石酸抵抗性酸性フオスファクーゼ活性 (以下    と略す),さらには,より特異的に破骨細 月包の同定が可能として報吾されている塩化シアヌルの前 処理を施した     以下    と略す)と (以下   と略す)について検索を行い,これらの判 定をより客観的に行う目的で,画像解析の応用も試み. 部の手術野を剃毛し酒精綿で拭掃した。メスにて背部正. た。また併せて   の形態的特徴や出場状況,さら には形成磯序についても考察し,対象異物となる各材料 での比較検討を行い,輿味ある知見を得たのでここに発 表する次第である。. それぞれの期間に5匹のラットを使用し,合計100匹200. 中付近の皮膚に約1 cmの切開を加え,切開線の左右方 向へ鈍的に剰離して厘入材料を挿入した。創口は絹糸を 用いて1針縫合した。 3)実験期間 期間は表1の通り   例       過例で, 箇所について検索した。 4.検索方法 1 )病理組織学的検索 各実験動物は,各実験期間経過後,前述と同様に全身. 実験材料および実験方法. 麻酔を施した。次いで厘入材料を周囲組織と共に一塊と. 1.実験動物. して摘出し, 1実験群の5匹中4匹の材料については. 生後4適齢 体重約  のSD系雌性ラット(日本 S L C株式会社,浜松)を搬入後約1週間の観察飼育を 行い,異常の認められなかったものを実験に供した。 2.飼育方法 実験動物は松本歯科大学動物実験室において,温度22 -25℃に調節された室内で,金属性ケージに5匹ずっ入 れて飼育した。飼料としてはマウス・ラット用固形飼料 MF(オリエンタル酵母株式会社,東京)を用い,飲料水 は自由に摂取できるようにした。 3.埋入材料,埋入方法および実験期間 1)厘入材料 埋入材料は                 の4. カコジル酸緩衝    グルタールアルデヒド・ 1%パラホルムアルデヒド混合固定液    に4℃, 24時間浸漬した。その後,右側背部の摘出組織は非脱灰 のままアルコール系列で脱水し,包埋用低温重合樹脂 ③         に包厘した。左 側背部のものは       溶液    で4℃, 1 週間脱灰した後に,非脱灰のものと同様に脱水および包 埋した。切片は非脱灰,脱灰ともに5 〃mの厚さに薄切 し,へマトキシリン・エオシン重染色を施して鏡検し た。なおMGCは2つ以上の核を有し,好酸性もしくは 多数の禽食空胞を有する外形の明瞭な綿胞寛を持っもの. および腔骨の周囲軟組織および骨髄組織を機械的に除去 し可及的に敏密骨のみの状態にし, 2日間煮激した後に 電気炉にて 。Cで6時間焼成したものを粉砕して栗 粒状にしたものである    もナカライテスクの製 -24-. 表1 実験期問と例数. 期 間 3日例1過例 2週例 3適例 4週例. 計. 種索を用いた    は,三井東圧化学株式会社(秦 京)の多結 型結晶構造を有する   つ を    で焼成した敏密性HA Pであるo TC Pはナカライテスク株式会社(京都)の製品 を使用した。 BPは,成牛の大髄骨,俳骨. HAP群 TCP群 B P群 群 計. 5 5 5 5. 5 5 5 5. 5 5 5 5. 5 5 5 5. 5 5 5 5. 2  2 2 2. 5 5 5 5.

(4) 307. 歯科学報. らに,この2値化画像中に陽性反応部分でないところが. とした。 2 )醇素組織化学的検索. 含まれてしまった場合には, 2値化画像処理を行って修. NSEの検出は,ナフトールASアセテート・ファー. 正し,最終的に原画像と比較して,陽性反応部分と2. ストブルー2 B法59)で行い,反応液に  で30分間浸活 した。核染色は  ケルンエヒテロートで10分間染色. 値化画像がほぼ一致していることを確認した後に mm2あたりの陰性反応部分の面積率(以下陽性率と略. した   の検出は,ナフトール   ン酸同時カッ. す)を求めた。. プリング法55)で行い,反応はナフトール    リン. 陽性率は各実験群のそれぞれの実験期間経過例におい. 酸        とジアゾニウム塩にはレッドバイ. て, 8枚の標本を無作為に選び1枚につき10箇所を計測. オレット      を使用し, 37℃で30分間浸漬し. し,計80箇所について平均値と標準誤差を求めた。これ. た。対比染色は   のヘマトキシリンで10分間行っ. らの計測値は,各材料間や各酵素活性あるいは各期間で. た。さらに   についても検索し,前述の基質反応. 比較するために分散分析を行い,さらに各因子間で有意. 液に   ト酒石酸(ナカライデスク)を  の濃度 になるように加えたものに同様に浸漬した。. 差の有無を検討するために   法による多重比較を した。. また各実験群の5匹中1匹については    と 結     果. の検出を行った。塩化シアヌル前処置50)は以下. 君羊について. の通りである。摘出した組織を10%中性緩衝ホルマリン で1時間固定した後に,水送水にて短時間水洗し,アル コール系列にて脱水した。そして   塩化シアヌル 無水メタノール溶液・舎   メチルモルフォリンに 4℃で48時間浸達した。この際,溶液は24時間毎に調整 した.その後,リン酸緩衝液   で    時間 洗浄し,前述の様に非脱灰と脱灰試料とし,再度アル コール系列にて脱水し同様に包埋して切片を作製し, と同様の方法に準じて行った。 3)画像解析による計測方法 各種酵素活性の各実験群での判定は,カラー画像解析 装置を用いて行った。すなわち装置は,鹿微鏡 オリンパス光学工業株式会払 東 京   カメラ   ー   オリンパス),カラー 画像解析装置 オリンパス   モニター,およびコンピュータ(PC 冒本電気株式会社 東京)で構成されてい る。 計測方法は,顕微鏡に取り付けたTVカメラを通じて 待られたカラー画像情報をカラー画像として入力したO この時の画像はモニター上で300倍の悟率である。入力 方法は積分入力で,その際にコントラスト強調再生の画. 1 )病理組織学的所見 3日例では,埋大したHAPは結節状ないしは索状に 限局しており    額粒間には戴円形ないし不整形の 単核細胞が多数浸潤していた。さらにこれらの周囲を毛 編血管の豊富な幼若肉芽組織が観察された(写真1 )O は多数の単核細胞が浸潤しているところに散見 されたのみで    核の比較的小さな形態を示してい た。また,同部には幾円形の単核綿胞が密集し,多核巨 編胞様にみえる部分もあった0 1過例では,周囲の肉芽組織の内側に単核細胞が多数 密集している層があり,そこには幾円形ないし不整多角 形の   核の   が多く出現していた(写真2)。 の数,大きさ,核数のいずれも, 3日例より増 加していた。 2週例では,単核細胞や   から成る部分は拡大 していた。   は東円形,不整多角形で1週例のも のに比べて,細胞外形が明瞭なものが多く,これらの細 胞薯内には会食された少量のHA P頼粒が観察された。 また   の核は比較的大きく,明酷な核小体を12個有しており,染色薯は乏しいものが多かった(写貢 3).また一郭では    の周囲に多数の紡鍾形の綿. 均値を中心として一定の幅に    の全てが入って. 胞が密接に重積していた(写真4)。さらに3核のMGC の核が同時に分裂しているものが認められた(写真5)。 MG Cの複数核の核分裂像が同時に観察されたのはこの 1箇所のみであった。   の数,大きさ,核数も1 過例よりも急激に増加,増大していた。 3週例では,主として幾円形ないしは楕円形の単核細. いる色彩部分を取り出して2値化をしたものである。さ. 胞や   から成る肉芽組織が結節状に観察された。. 賛改善を行い,次いで顧微鏡の光源むらからくる画賛の 輝度の歪をシェーディング補正により補正したoその 後,色彩抽出法による2値化処理を行った。この方法 は,各反応に陽性を示す  箇所の部分の色彩を抽出 し,その色彩を構成するR(赤  線  青)毎の平. - 25-.

(5) 安東:多核巨舶包の舶包性格に関する実験的研究. 308. 表    書羊における各種酵素活性の陰性率. 3日例     1過例. 2過例     3週例     4週例. ±      上24±. ±           ±. ±. ±           ±. ±          ±. ±. ±. ±          ±. ±. C. C. A. P. 0. 0. ±           ±. C. C. T. P. o. o. ±           ±. ± 0. (平均値±標準誤差 表    群における各陰性率の多重比較   法) 【NSE】 559.92** 2 4 1. 4 9 出 M. .. ♯*. 279.42**. 99.72月. 73.84日. 1. 9 4 N S. L週二 重「 1    2    3    4  (Weeks) 47.93日. 8. 90**. 8 6. 9 8 * *. 2 9. 0 1 * *. I 1 2 6. 9 5 * *. 53.6 7**. 図    群における各種酵素活性の陰性率 は2週例と同様のものが多数認められ(写真. 1 8. 8 7 * *. 「司. 15.亘 =「. 6),大きさ,核数はさらに増大,増加していた。 4過例では    の舶胞覚の辺縁部に多数の核が 集棲しているものがかなりみられた(写真7)。大きさと 核数は増加して最大であったが数は少なくなっていた。 2 )酵素組織化学的所見 NS Eは    周囲の単核細胞の細胞質にびまん 性ないしは柏原粒状の陰性反応が認められた(写真8 )0. 77.64**. 49.44出. 162.72**. 1 2 0. 2 5 出. 80.74用 2 5 ` 5 1". !316.72**Ii5. 亘 亘「. はほとんどが陰性であった。暢性反応は. 3日例. 例ですでに観察され,陰性率は経時的に増加し, 4適例 で最大であった。. 【eeAP】. AC Pは    の綿胞寛に,びまん性ないし頼. 0.01N S. 0.01NS. 40.03 **. 粒状に陰性反応が認められたものが多く,中には不整. 0.47NS. 0.47NS. 3 2 . 78 出. 形の境界明瞭な陽性反応を示すものもあったo また, 周囲の単核綿月包の一部も優性に反応した(写真 9)。これらの暢性反応は3日例ではごく一部にみられ たのみであるが, 1週例以降は陵性の編胞が多くなり, 陵性率は2週例で重大を示し,その後若干減少した. は    と同様に一郭の   や周園の 単核細胞に強い陰性反応が認められた。また の編月包賛内の禽食空胞に一致するような小円形の強い陰 性反応を示すものもあった(写真  陰性反応は, 3日 例では認められず, 1通例以降のものに現われ,暢性. 」 具廿+ -. 0. NS. 3日例 hl票票n円. 4工13招.

(6) 歯科学報. 309. 94, No. 4 (1994). 錘形細胞が観察された(写真17)。   の大きさや核 数は1週例に比べかなり増加したが,細胞の数は逆に若 干滅少していた。 3過例では    の出現は2過例とほぼ同様で あったが,大きさと核数は著明に増加していた(写真. 率はACPと同様に2週例が最大であったが,全体的に 陽性率はACPより低かった。 は       とほぼ同様の所見であった が    や周囲の単核綿胞にみられた陽性反応は, 比較的弱くびまん性のものがほとんどであった(写貢 ll)。 3日例, 1過例はともに陰性であったが, 2過例. 18)0. で最大の陰性率となり,その後は漸次減少していたOま. 4週例には,大きな   やその間に1週例や2過. た,陽性率は   に比べかなり低い値であった。 は    と同様の所見で,びまん性の陽性. 例で認められたような比較的小さな   も混在して. 反応が   や単核細胞に散見された(写真12)。しか. 鍾形の単核細胞が幾重にも密着し,同部の舶包境界が不. し陽性反応を認めたのは2, 3過例のみで,その値は2. 明瞭化している所見が多かった(写貢19)。. 週例の方が大きかった。陰性率は他の酵素活性に比べ最. 2 )酵素組織化学的所見 NS Eは    密と同様に   周園の単核細胞. 観察されたo特に   を越えるものでは,周囲に紡. も低かったOなお,各酵素の陽性反応を示す   の 形態的特徴は陰性のものと比べ,相違はなかったO以上 をまとめたものが,図1および表2, 3である。. の細胞薯にびまん性の比較的扇飢\陽性反応が認められた が    はほとんどのものが陰性であった(写真 20)。これらの陽性反応は, 3日例ではわずかであった. 群について. が経時的に徐々に増加し4週例で最大値を示した。 AC Pは   や周囲の単核細胞に,びまん性ない. 1 )病理組織学的所見 3日例では,埋大したTCPは結節状に限局してお り,その周圏には幼若肉芽組織が取り因んでいた(写真. しは額粒状に陰性反応がみられた。中でも   の細. 13)。 TCPは塊状に密集している部分と,幾円形の単. 胞薯で塊状の瓶粒に接している部分は特に強陽性反応を. 核細胞が煩粒間に浸潤している部分があった(写貢14)。. 示し,著明なところでは,鹿粒の周囲を波線状の陽性反. また,限局している頼粒の周辺には,細胞質が泡沫状の. 応部が取り囲んでいるようにみられた(写真21)。これら. 膨化した単核舶包が多く,これらの細胞には核分裂像が. の陰性反応は3日例では認められなかったが, 1過例で. 散見された(写真15)。また    は2-3核の比較 的小さなものが所々に認められるのみであった。. to'oI. 1週例では    は不定形で塊状のものが散在して いるのみであったoそして,その周囲に多数の幾円形の 単核醐包が取り囲んでおり    様にみえるものも あった。同部には幾円形で10核前後の   が多く, 型の巨細胞のように細胞薯の周辺に核が配 列しているものが多数出現していた(写真16)。 2過例になると    の細胞外形は1過例よりか なり明敏になり    間には楕円形の単核細胞がわ ずかにみられ,所々で   周囲に数層に密着した紡. 図    群における各種酵素活性の陽性率. 表    群における各種酵素活性の暢性率. 2週例      3過例      4過例. 3日例      1通例. ±           ±           ±. ±           ±. A. C. P. 0. ±          ±          ±. T. R. A. P. 0. ±          ±          ±. C. C. A. P. 0. ±           ±. C. C. T. P. 0. ±           ±. (平均値±標準誤差 -27-.

(7) 安東:多核巨細包の細胞性格に関する実験的研究. 310. 表    群における多陰性率の多重比較   法). の単核編胞にびまん性ないしは綿頼粒状の比較的弱い. 【NSE】. 陰性反応が観察されたが,陽性を示す舶包数はA C Pや 147.86**. 5l58**. 2 5 5. 2 9 * *. 112.29**. 0.64NS. 2 3 0. 42 * *. 93.01**. ♯*. に比べかなり少なかった(写真  また陰性反 応を認めたのは2週例と3週例のみで,他は陰性であっ た。陰性率は3週例の方がわずかに高い値を示したo は   と同様の所見を呈しており,びまん. [==重亘]. 性の陵性反応がごく一部の   の舶包薯に散見され た。また,一部では   の周囲に密着している紡鍾 形の単核編胞にも陰性反応がみられた(写真  陽性反. 18 . 8 1 * *. 1 5 .2 8 * *. 1. 2 6N S. 56.00**. 4 9. 78 * *. 18 . 2 1 * *. 応は2, 3過例のみに認められ, 3週例の方が多かっ た。陰性率は他の酵素活性に比べ一番低い値を示した。. 」」 墜 *F 7∴ 元 司 -. また各酵素に陰性を示す   と陰性のものとの問に は形態的差異は認められなかった。以上をまとめたもの が,図2および表4, 5である。. 0.18NS. 群について 6.36出. 5-20* *. 0.06N S. 34.44出. 3 1. 6 7 * *. 9.63 **. 7 . 6 5 * *. 1 )病理組織学的所見 3日例では,賎粒が散在している部分と塊状に凝集し た部分が混在しており,周囲には類円形ないし楕円形の. 6 . 3 7 * *. 単核細胞が浸潤していた。同部には細胞外形が不明源な. [=毎亘=]. 2-4核の比較的小さな短円形の   が散見された (写真25)。 1週例になると,散在性の叛粒は単核編胞に倉食さ. 0. NS. 4. 9 7 出 ♯* ー. 0. 0. NS. 4.06**. 4.97**. 0. 0 5N S. れ,比較的小さな額粒塊は   に取り込まれてい たo さらに大きな額粒塊の周囲には多数の奨円形ないし 紡鍾形の単核細胞や10核前後の   が接しており,. 4. 0 6 出. 細胞境界は不明瞭な部分が多かった(写真  。. N]. 2通例も1過例と同様に,不整多角形の小額粒塊を細 胞賛内に取り込んでいる   個の核を持つ類円形の. 0. NS. ll.69**. I -. 0j 6NS J 0. NS. 0. NS. 0.16N S. ll . 6 9 * *. 9 . 15 * *. ll. 69**. が多く観察された。これらの   の周囲には. 4過例. 紡鍾形の単核細胞が重積していた(写真28)。また-部に は周囲の紡錘形細胞の核分裂像が認められた(写貢29)。. 0.16NS. 3週例では    は2週例で観察されたものとは ・*: pく0.01. ぼ同様の所見を皇していたOまた,禾明瞭であった綿胞. 辛 : p\. NS : not slgnificant. 境界は明原になりっっあったが    の舶包質周囲 にある核は比較的后平で中心部に近くなるほど円形で淡 明な核が多く認められ(写貢  大きさや核数は増加す. 一部に項われ, 2週例, 3過例と増加し, 4週例では減. る傾向にあった。. 少した。最大値を示したのは3過例であった。. 4週例は, 3過例の所見とほとんど同じで(写貢. はAC Pとほぼ同様の所見であったが や周囲の単核綿胞に,非常に弱いびまん性の陰性反応が細. の大きさや核数はさらに増加していた。 2 )酵素組織化学的所見. 胞薯のごく一部に限局しているものが多く,陰性反応を示. NSEは    群やTCP群と同様に   周囲. す   の数はAC Pと比べて明らかに少なかった(写真. の単核編胞にびまん性の非常に弱い陰性反応が認められ. 22)。. たが    は陰性であった(写真  これらの暢性 は   の癌粒に接する一部の糸田胞窯や少数. 反応は, 3日例から既にみられ,経時的に漸次増加し4. 一28 一.

(8) 歯科学報. 311. 表6 BP群における各種酵素活性の陽性率. 3日例      1週例      2週例      3適例      4週例 ±            ±            ±. ±            ±. A. C. P. 0. ±            ±            ±. T. R. A. P. 0. ±            ±            ±. C. C. A. P. 0. ±            ±            ±. C. C. T. P. 0. ±. (平均値±標準誤差 表7 BP群における各陽性率の多重比較    法) 【NSE】. 1     2     3     4   (Weeks). 図3 BP群における各種酉牽素活性の陽性率 週例で最大値を示した。 A C Pは    や単核細月包にびまん性の陰性反応を 示したo特に顆粒に接した部分の綿胞薯に限局している ものが多かったが    群やTC P群と比較すると陰 性反応を示す綿胞は少なかった(写真  陽性反応は, 1通例で出現しそれ以降は徐々に増加し4週例において 最高となった。 はAC Pとはぼ同様に    や一部の単核 轟田胞にびまん性で非常に妄動1陰性反応が認められたO 陽 性率はACPより低かった(写真 は一部の   や単核細胞が陰性反応を呈し ていた。これは細胞寛内に取り込んだ額粒に接してびま ん性の弱い反応(写真35)で,陽性率は    よりもさ らに低く, 3日例と1過例は陰性で, 2週例以降のもの に陰性反応が現われ,徐々に増加して4過例が最高値で あった。 は4適例のごく一部の   や周囲の単核細 胞の細胞質に,倉金空胞と一致するような非常に弱い反 応がわずかに観察されたのみで(写真  他は陰性で あった。なお    群やTCP群と同様に,各酵素の 陰性反応を示す細胞は陰性のものとの形態的差異は特に なかった.以上をまとめてみると,図3および表6, 7 3日例. の通りになる。 -29-.

(9) 安東:多核巨細胞の綿月包性格に関する実験的研究. 312. 表     群における各種酵素活性の陰性率. 2過例      3週例      4過例. 3日例     1適例 N. S. E. L53±. ±. ±           ±           ±. ±. ±. ±           ±           ± ±            ±. T. R. A. P. 0. ±. C. C. A. P. 0. ±. C. C. T. P. 0. ±. 0. 0          0          0. (平均値±標準誤差 表     群における各陰性率の多重比較    法) 【NSE】 44.05 **. 28 . 4 1 * *. 7.99**. 17 . 2 4 * *. 8. 09**. 0 . 12 N S. L」 生. 「⊥ 可. 6.27**. 0.01N S. 4 4. 2 1 * *. 4.36**. 2.06N S. 28 . 3 2 出. 0. 58 N S. 4.8 1**. 20.80**. 図     群における各種酵素活性の陵性率 群について. [==毎亘]. 1 )病理組織学的所見 3日例では,厘入した   は大小不定形の空隙と なって観察された.空除が多く集まっている所では,そ. N S. 9. 8 4 * *. 3.16**. れらの周りを多数の類円形ないしは紡錘形の単核細胞が. 0-89N S. 4.8 1**. 0.69N S. 取り囲んでいた(写真  しかし   の量が相対的. 0. に少ない場所では,類円形で好酸性の細胞薯を持つ単核. 立川+ ∫亘垂]. 細胞が集合して,空隙の周囲にドーナツ状を呈してい. ● 1 g. たo 同部には2-3核の比較的小さな   が混在し ていた(写真 1週例になると,空隙は大小不揃いの顛円形ないしは -. !. 0. NS. 2.82 *. 0.27N S. 楕円形のものが多くなり,小さな空隙は    個の核. 0. NS. 2.82 *. 0.27N S. を有するやや小型の   の細胞賛内に位置している. 0.27NS l. 1.35N S. ことが確認でき,この様な   と単核細胞から成る. 用つ. 肉芽組織が結節状に観察された(写真  また,比較的 大きな空隙の周囲は, 3日例でみられたようなドーナツ 状の集塊を示していた。それらの中には細胞境界が不明. 0. NS. 0. NS. 0. NS. 0. NS. 0. NS. 0. NS. 0. NS. 0. NS. 0. NS. 瞭なために    核のMG C様にみえる細胞塊が散見 さらに2週例になると,空隙を取り囲む   の数 や大きさ,核数は増加して,ドーナツ状の細胞集塊と同 様の所見を呈する    が多くみられた。これらの. ・*: p<0.01 塞. 3日例. された(写真40)。. 3週例. :p<0.05. NS : not slgnificant - 30一. は他の実験群でみられたように,編胞寛の中心.

(10) 歯科学報. 313. 表10 各種樽素活性の陽性率の分散分析表 factor. A :厘入材料. S. d.f.  V. 11147. 605  3. F. 表12 酵素の種願Uの陰性率の多重比較    法). o. 1161. 935**. 3715. 869. B :酵素活性. 11897. 396  4. 2974. 349. 930. 065**. C :実験斯間 AX B. 5824. 215  4. 1456. 054. 455. 301**. 13823. 883  12. 1151. 990. 360. 222**. AX C. 6776. 717  12. 564. 726. 176. 587**. B x C. 5714. 436  16. 357. 152. 111. 679**. errOr. 25417.775 7948. 3. 198. 表11埋入鹿粒別の暢性率の多重比較    法) 【NSE】. 179l014**. 334.080**. CHOL 【ACP】 522.269**. 81.395**. 47.244**. 「 バ 一 【TRAP】 6 3 3 . 3 13 * *. 5 13 . 8 4 1 * *. 8 3 . 9 30 * *. 44 . 4 05 * *. CHOL. 12.937** 0. 0 8 7N S. 「 中5可 CHOL l馳謂nmJ 30.973**. 29-985出. 5.316**. 4.912**. 「 司. 「「「亘 亘. - : p\ NS : not significant. りも少なく, 3日例は陰性で, 1適例で最大値を示し, 2週例以降漸次滅少したO また4過例は陰性であったo は    と同様に    空隊周囲の単核 細胞に暢性反応が多く観察された(写真  しかし陰性 率は    よりもさらに低く,反応を認めたのは1週 例と2過例のみで,陰性率は1過例の方がわずかに大き かった    はすべての経過例において,陰性反応 は全く認められなかった(写真48)。なお,他の実験群と 同様に,各酵素の陰性反応を示す細胞は陰性のものとの. 【CeAP】. 2.497*. 73.08 **. 巨云 6:示 「 592.89出. はAC Pとほぼ同様の所見で,空隙周囲の単 核細胞に陽性反応が多く,比較的小さな   にもび まん性の陰性反応がみられたo しかし隣在する同様の は陰性であった(写桑  陰性反応はAC Pよ. [==亘亘] 23.842**. 1 0 32 l 9 0 * *. NS E. みられ, 1週例で最大値を示し, 2週例以降は漸次滅少 した。. CHOL. -. 1082.28 **. 441. 84**. 性の弱暢性反応が散見された(写真  空隙周囲の や美責円形の膨化した単核細胞はほとんどのもの が陰性であったo これらの陰性率は, 3日例で最高を示 し,経時的に減少して4適例で最低であった。 AC Pは空隊の周囲に集塊している単核細胞に顆粒 状の陰性反応が多く認められ(写真  比較的小さな にも陰性反応がみられた。しかし大きな はほとんど陰性であったo陽性反応は3冒例でわずかに. ●●. 625.156**. 155.53 **. は3過例(写真   週例(写真43)と経時的 にその大きさと核数が増加していたが,数は減少してい た    は幾円形もしくは楕円形のものがほとんど で,炎症性病変によくみられる針状の空隙は全く観察さ れなかった。 2 )酵素組織化学的所見 NS Eは   周囲の単核細胞の細胞寛にびまん. ・*:p<0.01. 472.580**. 1 2 3. 6 3 * *. 部付近の核は歎円形で,辺縁郭では后平化した核が多く 認められた(写真. total  69454. 422 799g. 283.608**. 14 1. 0 9 * *. 10. 626**. HAP. TC P. 形態的差異は特になかった。以上をまとめたものが,図 4および表8, 9である。. ・*: p<0.01. 5.各実験群間の陰性率の比較について これまでの各実験群における各酵素活性の陽性率を,. ・ :p<0.05 NS : not significant -31. -.

(11) 安東:多核巨細胞の綿月包性格に関する実験的研究. 314. 分散分析で比較検討した結果が表10である。それぞれの. 察していることを取拠にして,童長4過例とした。. 要図において,危険率1%で有意差があることが判明し. 皮下組織に各種材料を埋大した理由に関して,骨組織. た。いずれの酵素活性の検索においても材料別の陰性率. 内あるいはその隣接部にリン酸カルシウム系セラミック. は    群    群, B P群    群の服で. スを埋入すると,破骨組胞に酷似した多核巨細胞が出現. あったが     のTC Pと      と     さ. し,セラミックスを禽金しているという報吾がいくつか. らに   のB Pと    の組合せ以外には有意差. ある       しかし,骨組織に埋大した場合,こ. を認めた(表  また,検出した酵素の種幾別では,. の多核巨細胞が実験的に埋大した材料に関係なく存在し. の順であっ. ていた破骨細胞である可能性も考えられるO また埋入材. た    と   の組合せ以外は各酵素の暢性率も. 料に対して出現した多核巨編胞であったとしても,埋入. 互いに危険率1 %で有意差が認められた(表12)。. 部の骨組織の環境が多核巨細胞を破骨細胞に非常によく 似た綿胞に分化させてしまう可能性もある2)。そうなる. *     *. と両者の鑑別が非常に困難になるものと考えられたた. 1.実験方法について. め,今回の検索では正常な破骨細胞と混同しないよう. 実験に用いた埋入材料について    は非吸収性の リン酸カルシウム系セラミックスとして生体親和性に優. に,基本的に破骨編胞の出現することのない皮下組織に 各種材料を埋大したo. れ,骨伝導能を有するものと評価されており. 今回の実験の様に,リン酸カルシウム系セラミックス. 方    はHAPとは異なり,材. に対して出現した多核巨細胞や,あるいは骨吸収の立場. 料自体が生体に分解され骨組織に置換されていく特徴を. から破骨細胞について酵素組織化学的な検索をする際. 持つが,基本的にはHAPと同じ生体活性型セラミック. に,多くの研究者がACPや    活性の局在につい. スである    またB Pは,牛焼成骨の人工骨移植材. て追究しているが,組織切片上で定室的に表現すること. としての応用を目的に行われた実験的研究によると,. は容易ではない。ほとんどの研究者が「陰性」, 「陰. HA Pと同様に骨伝導能を有するとされている  。. 性」,あるいは「強陽性」などと判定して,それらの反. 著者は以上のことから         そしてBPを. 応が「多かった」,もしくは「少なかった」ときわめて. 実験材料に選択した。また   を対照として用いた. 主観的な表現を用いている          しかし. 理由は,リン酸カルシウムを主成分とする無機的な材料. ながら,全ての単核細胞に対する陽性細胞の割合を求め. に対し有機質であることと,口腔領域においても,歯根. たり   対象となる埋大原粒に接する暢性細胞の数を. 肉芽腫や歯根牽胞などの炎症性病巣に   は比較的. 計測したり19),形態計測法に蓋づいて埋入梅粒周園長に. よく出現し,析出した   が多核の異物巨細胞に. 対する陽性綿胞数を算出したり  あるいは,単位面積. よって処理されるという周知の事実によるものである4) 10)56)57). に対する陽性綿胞数で比較検討していたり  といった 試みもなされている。これらの方法はかなり客観的ない. ○. さて,これらの埋入材料の粒径については,生体内に 埋入された放粒子の大きさが. しは定量的な立場から追究できるものと考えられるが, 統計学的にも測定箇所や潮定値が多い方がさらに信頑性. さらに   以上  の放粒子や粒. の高い結果を導けると思われる。そこで著者は,情報処. 子凝集塊の場合には複数のマクロファージや多核巨編胞. 理能力や操作性に優れているカラ-画像解析装置を利用. によって処理ないしは禽食されたとそれぞれ報吾されて. し,単位面積当りの面積率に数量化して各実験群に出現. いる。これらのことから著者は,目的とする多核巨綿胞. させた   の各酵素の陰性反応量を比較検討した。. を効率よく出現させるために粒径を   以下に調整し. しかしながら,測定の際に設定した単位面積の範囲内に は,マクロファージなどの単核系田胞と    のそれぞ. た。 実験期間の設定は,生体内に埋大した顧粒に対する. れの陰性反応が混在しており,さらには場所によって埋. 組織反応が,約3日後にマクロファージや好中球が渉出. 入材料の占める割合や細胞数も若干晃なるという問題も. し   約5日∼1週間後   ないしは2週間後. 考えられる。この点については,短時間に測定できる利. に   が多数出場したというほぼ共通した所見と,. 点を生かし,より多くのデータを測定して統計学的な評. が   の定量的観察より,. 価を行った上で判定すれば解決できるものと考え,本研. MGCはその成立後約6日間の     であろうと推. 究では総計  箇所を測定した。. -32-.

(12) 歯科学報. 94, No. 4 (1994). 315. その結果, ①各実験群におけるAC Pの陰性率の経時. の癒合によって大きな   が形成される可能性が示. 的推移と           のそれぞれの推移が. 唆された。しかし   群の2週例で,頻度は少ない. はぼ同様であった. ②陽性率の最高値が    群で2. ものの3核の核分裂像が存在したことは,細胞裳の分裂. 週例    群で3過例, BP群で4週例    君羊. を伴わない核分裂による多核化が起こっていると推察さ れた。. で1週例にそれぞれ一致していた。 ③ の陵性率が各実験期間におけるAC Pと比べ,. また    の周囲に重積していた単核細胞が所々. いずれも低い陰性率を示したo これら3つの結果は,. で核分裂をしているのが散見されたことは,分裂能を有. がそれぞれ酒石酸,塩化シア. した未分化な骨髄単核細胞が骨組織と共に培養された場. ヌル,およびその双方で阻害した後のAC P活性である. 合にのみ破骨編胞が出現すると言う報吾11)と共通する所. ことを考えれば,理論通りの結果が待られたものと判断. 見と考えられ,多核化と大いに関連している可能性があ. でき,今回の画像解析を応用した検索方法がきわめて客. る。 3.多核巨細胞の出現状況と形態について. 観的で,かつ定量的に行われたことを強く示唆している と考えられた。したがって,本装置を利用することで,. 一般的な異物の処理におけるマクロファージと其物巨. 組織標本からも定量的な検索が可能であると患われた。. 細胞の関係については,異物が大きすぎて単一のマクロ. 2.多核巨細胞の由来および成立機序について. ファージでは倉食できない時に異物巨細胞が出場すると. 異物巨編胞,破骨細胞,腫症性巨編胞はいずれもマク. いう記載46)や薯金対象となる物聾の大きさを認識してマ. ロファージの癒合によるという      の考えは. クロファージが薯食方法を変化させる可能性を示唆した. 多くの研究者によって支持されており. 研究48)があるo今回の著者の観察結果は上記の説と矛盾. 近年ではこの説が主流をなしているようである。とくに. するものではなかった。つまり    の出現はマクロ. ら9)は,核分裂像が全くみられなかったことよ. ファージのき食活性の形態的表現と考えることができ た。. り    はマクロファージの癒合によるものと主張 している。今回の結果から    の周囲に出現して. 一方,出場時期については, 3日例では   はほ. いた単核編胞は泡沫状の細胞寛を有し    陰性およ. とんど観案されず,わずかに出塊しているものは比較的. び一部ではACP陰性であったことよりマクロファージ. 小数の核をもった小さな   で, 1週例以降にその. と判断された   これらの編胞が紡鍾形を呈し,重積. 数や大きさ,核数が増加した。これは炎症総論的にも,. するように密着していた所見やマクロファージが密集し. 異物埋人後約3日釦こマクロファージなどの渉出が活発. てMG C様に観察された所見が頻繁に確認されたことか. になるという一般的な異物処理の生体反応の経過と一. ら,ほとんどの   がマクロファージの癒合により. 致している   したがって,著者は が主張しているように,マクローファジが活. 成立すると考えられた。さらに肺胞マクロファージの多 核化を形態的に観察した研究1'によれば,その過程は,. 発に出現していた3日目から最も   の出現数が多. ①球形マクロファージが 平化し細胞小器官が発達する. かった2週間の間に   が形成されると考察した。. こと, ②偽足様の舶包賛突起が接触し,互いの認識を行. の形態については.幾円形ないしは不整多角. うこと, ③接触した編胞寛突起の部分で膜融合を起こし. 形を示すものに大別することができた。前者は放編敷粒. て多核化すると述べており,著者の確認した所見と非常. をその編胞覚内に取り込んでおり,比較的小さなものが. によく似ている。さらに    の形成はマクロファー. 多かった.後者は大きな額粒塊に付着していた比較的小. ジの癒合によるが,その機序は,既存のマクロファージ. さなものと顆粒凝集塊に相似した大きなものであったo. が新しく若いマクロファージを認識することによって癒. このことから禽食の対象となる物寛の大きさが綿胞内へ. 合が起こると示唆されている  今回観察した. の取り込み可能な小さな場合には,形成される. もほぼ同様の過程をたどって癒合したものと推察され. は比較的小さな円形ないし顛円形を示すと思われたo一. たo さらに, 1週例および2過例の比較的早期におい. 方,取り込み不可能なほど大きい場合は禽食対象物質に. て,大きな顧粒凝集塊の周囲に,少数核の小さな. 付着して不整多角形を皇し,やがては周囲を取り巻くよ. が出現していたO これに対し    週例では,凝集塊. うな非常に大きなMGCに癒合するものと判断された. を取り囲むような大きな   がみられ,その数も減. したがって,結果的に取り巻くように形成. 少していた。このことから,比較的小さな   同士. される   の形は会食対象となる物寛の形状によっ. -33-.

(13) 安東:多核巨細胞の細胞性格に関する実験的研究. 316. て決まるものと推察された。このことは異なる形状の. 脂,骨細胞8)などの破骨細胞以外の細胞にもその存在が. HA Pの埋大実験で観察された   の形態   か. 報告されている.さらに,一部の研究者は著者と同様の. らも支持される。. 検索から    陽性の    は破骨編胞様ないし. また,今回著者が行ったものと同様の実験で破骨細胞. は破骨細胞として報害している    著者は. の様に        や     を認める. ら6)の報告と同様に    群の    にもごく一部. が確認されている報告もある     しかしながら,. に    暢性反応を認めたことより    が陽性. 今回検索した   にはそれらを思わせる構造が認め. であるというだけで破骨細胞と確定するには問題がある. られなかったO これは光薗のみの観察によるためかもし. と考えるO 今回の検索で    と    の陰性率. れないが,ラット皮下組織に埋大したHAPに対して出. は            のリン酸カルシウム系セラ. 場した   の電項的観察46)でも        や. ミックスに対して出現した    に東署に認められ. は認められなかったと報吾されている。し. た。したがって     の陰性率を定量的に観察する. かし,骨組織中にHAPを埋大して出現した    に. ことによって,ある一定以上の陽性率を示した場合に. これらの構造が比較的多くみられること   や,皮下. は,破骨組胞と同定できる可能性があるものと推察さ. 組織では認められないのに顎骨部には観察されること2). れた。さらに    や    ば,より特異的に破. は      ら19)が提唱しているように被骨細胞も. 骨細胞のみを選択的に反応させる方法として報告されて. もその起源は同じであるが,骨茎葉中の物薯が. おり  酵素反応別の多重比較の結果からも,従来の. 破骨細胞-の分化に影響を与えている可能性が考えられ. よりはかなり特臭的な傾向が認められると考え. る.焼成息度の異なるHAPを顎骨に埋大した研究によ. られた.しかし    あるいは   の陵性反応が. ると   焼成のHAPにはしばしば. あっただけでは    の反応結果と同じく,破骨編胞. 様の構造を認めたものの   ℃焼成HAPにはこの. と同定することはできないものと患われる.. ような構造は認められられなかったと述べている。この. さらに     および    が各群で3日例では. ような形態的差異は    の物理化学的性状に依存し. ほとんどが陰性で, 1適例に陰性反応が現われ始めたこ. ていると考察している   したがって,マクロファー. とは,生体がこれらの埋入材料を認識して活発な会食を. ジのみならず    も,禽食対象物薯の性状によって. 開始するまでに約1週間を要することが示唆された。な. その多様性に富んだ形態を示すものと考えることができ. かでも    群の    にも一部認められたことに. る.. 注目して考えると,どんな埋入材料に対しても,初期の. 4.多核巨細胞の酵素組織化学的細胞性格について. 段階においてマクロファージや    には酒石酸や塩. 今回検索した    は    陰性    および. 化シアヌルに対する抵抗性を有するAC Pが出現し,特. 陰性という破骨細胞に関するこれまでの報吾29). にリン酸カルシウム系の物寛に対してはその性寛を維持. と一致しており,ほぼ同様な細胞性格を持つこと. しながら,蛮食するようになる可能性が示唆されたo. が示唆されたO また    周囲にみられた単核細胞. 実験的に出現させた    のAC Pや    の陰. のNSE陰性率がHAP群    群, BP群において. 性率の違いについて,犬井29)は,骨顧粒とTCPおよび. 一様に漸次増大したのに対し    群のみが逆に減. 多孔性と充実性のHAPをラット皮下組織に埋大して,. 少したことは,無機薯と有機薯の相違のために生じたも. A C Pおよび    ともに陰性を示す    の. のと考えることができる。さらに前述したごとく,出現. 数は,高い方から,骨額粒     多孔性. した   の周囲には起源細胞と考えられるNS E陵. 充実性HAPであったとしている。さらに金本ら33)は,. 性のマクロファージ7)が多数確認され,なおかつ形成さ. 多孔性HAPとTCPをラットの頭丁貢骨部に埋大して,. れた    のほとんどがNS E陰性であったことか. AC Pおよび    陰性細胞の数はTC Pの方が. ら,マクロファージの多核化に伴いその酵素組織化学的. HAPより多かったとしている。彼らはこの差異につい. 細胞性格が変化することが明かとなった。. てHA Pに比べTC Pの方が崩壊性が高く吸収され易い. 一方    は破骨細胞や,その前馬区細胞の特異的. ことによると考察した。これに対し著者の結果では, のいずれも. マーカー     として認識されてきたが,近年で は,肺胞マクロファージ   碑戚マクロファージ,腎. の順でそれぞれに危険率1 %で. の近位尿細管上皮  あるいは一部の肝編胞や骨芽綿. ノ有意差を認め,彼らの結果と明かに異なっていた。この. -34-.

(14) 歯科学報. 94, No. 4 (1994). 理由としては,著者が用いたB Pは焼成骨賎粒であった ことやその大きさが彼らの実験に用いた      の ものより非常に小さかったことが考えられる。確かに ら35)の示すような,各種緩衝液中での溶解性ない しは崩壊性,あるいは結晶性などの構造の違いは,こう したAC Pなどの陰性率の違いに大きく影響すると思わ. 317. に特異的な傾向はなかった。また,破骨編胞の形態的特 徴とされている        や      を認める は観察されなかった。 の起源および成立機序については,形態 学的および酵素組織化学的検索から, ①マクロファージ と思われる単核細胞が多数癒合して形成されるものと考. れるが,それ以外にも額粒の形状や大きさなどにも強い 影響を受けるものと考える.こうした厘入庫粒の物理的. えられたo ②ごく一部では細胞薯の分裂を伴わない核分 裂によっても成立することが示唆された. ③大きな顧粒. 化学的性薯は,出場した   の酵素組織化学的細胞 性格のみならず,その形態,大きさ,出現数にも関与 し,多様性に富んだ細胞性格を有する   が形成さ れるものと推定される。 以上のことより,今回検索したこれらの    の放 置づけとして,著者は病理学的立場からみても,森46)が. 凝集塊を取り薗むような   は,付着していた少数. 指摘するように,臨床的に多用されるようになってきた 生体材料といえども生体内に挿入されると,生体は``異 物'つこ対する反応と同じ態度を示すと考えたい。した がって,埋入材料周囲に現われた    は,たとえ破 骨編胞に酷似していてもとりあえず異物巨細胞の範噺こ 入るものであると解釈したい。. られたことから,とれらの酵素活性が出場するのに,少. 核の   が癒合することによって形成されることも 考えられた.また,成立に要する期間は1-2週間と推 察された。 4.酵素組織化学的検索では の陰性反応がほとんど1週間後に認め なくとも1週間は必要であると言える。 5.陰性率は,高い順からHAP群    群, BP 群    群であり,各実験群間には危険率1%で有 意差を認めたo さらに各群における陰性率の経時的推移 は    群で2週例    群で3過例, BP群で4 週例    群で1週例にそれぞれ最大値を記録した. 総括および結覇. ことから,埋入材料によって陰性率の経時的推移が異な. および   をラットの皮下 組織に厘入し,実験的に出現させた   の酵素組織 化学的な編胞性格について経時的に検索し,あわせて の形態的特徴や出現状況,また形成機序につい て考察し,各埋入材料間での比較検討を行った。なお, の酵素活性の判定方法は,カラー画像解析装置 を用いて,単位面積あたりの酵素活性の陰性部分の面棲 率をそれぞれ測定して行った。 その結果,以下のような結論を得た0 1.いずれの埋入材料においても, 3日例では戴円形 ないし紡鍾形のNSE陰性のマクロファージと恩われ る単核細胞が多数出現し    はわずかであったO は1-2週例に現われ始め,核数,大きさとも に漸次増加・増大した。   の出現数は1, 2過 例と増加しその後は経時的に減少したo以上のような の出現状況は材料別に明らかな差異は認められ なかった。 2.出現した    の形態は全ての実験群におい て,埋大原粒を細胞賛内に取り込んでいる丑円形の比較 的小さなものと大きな栗貢粒凝集塊に付着している不慈多 角形のもの,およびその周囲を取り囲む大きなものの3 種に大別することができた。この形態については材料別. ることが判明した。 の形態や酵素組織化学的な編胞性格が多 様性を示したことは,責金対象となる物薯の大きさ,形 状,結晶性,溶解性などの物理化学的性窯に関連するも のと考えられた。 7.今回使用した          などのリン酸 カルシウム系セラミックスに対して項おれた   の 陰性という綿胞性格は,リン酸カルシウム系 の物 を素食する時に認められる傾向があるものの, が陰性を示す結果だけでは破骨細胞と同定する ことはできないものと考えた。 および   の陽性 率の推移や豪高値を示す期間が,各実験群においてそ れぞれ一致していたことと    の陰性率に比べ, の陰性率が理論通り低い値を 示したことは画像解析を応用した判定方法が客観的であ り,組織切片上においても定量的な検索が可能であるこ とを示すものと判断された。 9.今回検索したリン酸カルシウム系セラミックスの 埋入材料に対して現われた   の病理学的位置付け として,たとえ破骨編胞に酷似した編胞性格を示しても 基本的には異物巨編胞の範唾に入るものと認識されたo. -35一.

(15) 318. 安東:多核巨編胞の細胞性格に開する実験的研究. 謝     辞 稿を終るに臨み,終始ご懇篤なるご指導とご鞭操を戴いた校 本歯科大学口腔病聾学講座主任枝 重夫教授に対し感謝の意を 表するとともに,ご指導とご校閲を賜った東嘉歯科大学病理学 講座主任下野正義教授に満腔の感謝を捧げる次第であるo さら に常にご愚馬なるご助力を戴いた栓本歯科大学口腔病理学講座 川上敏行助教授ならびに同教室貢各位.そして実験材料の一部 を提供された松本歯科大学総合歯科医学研究所生体材料開発部 門伊藤充雄助教授に対し謝意を表する。 なお,本研究の一郭は  年度松本歯科大学特別研究病助金 および平成3年度文部省科学研究費捕助金      によっ て行われた。. Intっ. 9) Bird, M. C., Garside, D. and Jones, H. B. (1992) : Multinucleated giant cells in primary cultures derived from canine bone marrowevidence for formation of putative osteoclasts. Cell Tiss. Res., 268 ・. 17-30. 10) Browne, R.M. (1971) : The origin of cholesterol in odontogenic cysts in man. Archs. Oral Bio1., 16 : 107-113.. ll) Burger, E. H., Van DerMeer, J. W., Van De. Gevel, J. S., Gribnau, J. C., Thesingh, C. W. and Van Furth, R. (1982) ・. ln vitro formation of osteoelasts from long-term cultures of bone. 文     献. marrow mononuclear phagocytes. J. Exp. Med.,. 1) Abe, E., Miyaura, C., Tanaka, H., Shiina, Y., Kuribayashi, T., Suda, S., Nishii, Y., Deluca, IL F. and Suda, T. (1983) : 1a, 25dihydroxyvitamin D3 Promotes fusion of mouse alveolar macrophages both by a direct mechanism and by a spleen cell-mediated indirect mechanism. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 80 :. 156 : 1604-1614.. 12) Chambers, T.J. (1978) : Multinucleated giant cell. J. Patho1., 126 : 125-148. 13) Donath, K., LaaB, M. and Gtinzl, H. J. (1992) : The histopathology of different foreignbody reactions in oral soft tissue and bone tissue. Virchows Archiv. A Pathol. Anal., 420 ・. 131-137.. 5583-5587.. 2)赤木 巧,竹下信義,野島鉄人,大関豊寿,藤井 宰,岩間 蓋,鳴神 茂    ラット顎骨および皮 下組織埋入合成水酸化アパタイト表面に出窮する多核 巨編胞の酵素組織化学的研究.歯蓋礎誌. ,H.P‥        つ      く.. I., Sherer, A. D, and Slighter, R. G. (1984) : HistologlC Observation of soft tissue responses to implanted, multifaceted particles and discs of. 280.. hydroxyapatite. J. Oral Maxillofac・ Surg・, 42 : 143-149.. 3) Akisaka, T., Subita, G. P., Kawaguchi, H. and Shigenaga, Y. (1989) : Different tartrate. 15) Evans, E.J.(1991) : Toxicity of hydroxyapatite. sensitivity and pH optimum for two isoenzymes of acid phosphatase in osteoclasts. An electron-. in uitro : the effect of particle size. Biomaterials,. microscopic enzyme-cytochemical study. Cell Tiss. Res., 255 : 69-76.. 16)禾二崎正径    微細化したアルミナセラミック. 4)安東基善,長谷川博雅,中村千仁,川上敏行,枝 重夫    各種炎症性病変に環われた異物巨細胞の 病理組織学的ならびに免疫組織化学的検討.榎本歯 学 5)安東基善,長谷川博雅,川上敏行,枝 重夫 粘液重砲に塊われた多核巨細胞の病理学的検 討.目口科誌. 17) Ganeles, J., Listgarten, M. A. and Evian, C.. の血pB。聞  闇ql田壷固細工iiH。 醜51固   狐BI Eda, S. (1992) : Tartrate-resistant acid phos-. 19) Glowacki, J・, Jasty, M. and Goldring, S. (1986) : Comparison of multinucleated cells. phatase activity in multinucleated 首lant Cells. elicited in rats by particulate bone, polyethylene. appea・ring in cholesterin granulomas induced. or polymethylmethacrylate. J. Bone Mineral Resっ 20)橋本マリコ  :歯槽骨欠也部への多孔聾アパタ イト額粒充虜に関する組織学的観察.口病誌. experimentally ln rats. Med. Sci. Res., 20 : 293 -294.. 7) Baron, R., Ne ff, L., Van, P. T., Nefussi, J. R・ and Vignery,A・(1986) : Kinetic cytoehemical identification of osteoclast precursors and their differentiation into multinucleated osteoclasts. Am. J. Patho1., 122 : 363-378. 8) Bianco,P.,Ballanti,P.and Bonucci, E.(1988) ・. Tartrate-resistant acid phosphatase activity in rat osteoblasts and osteocytes. Calcif. Tiss.. 12 : 574-576.. スに対する組織反応について.捕額誌 I. (1986) : Ultrastrucuture of durapatite-peril odontal tissue interface in human intrabony defects. J. Periodonto1., 57 : 133-140. 18) Glowacki, J. and Cox, K.A. (1986) : Osteoclastic features of cells that resorb bone implants in rats. Calcif. Tiss. Int., 39 : 97-103.. 116-145.. 21)原 宜興,古川猛士,岸 哲也,郵 有仁,赤峰昭 文,青野正男  :リン酸カルシウム系セラミック の歯周治療への応用           について の蓋礎実験.臼歯周誌 22)原 宜興,古川猛士,郵 有仁,前田勝正,赤峰 昭文,宮武祥子,岩本恭行,北村哲朗,青野正男. -36-.

(16) 歯科学報. 319. リン酸カルシウム系セラミックの歯周治療へ の応用, 5.広い人工的骨欠損への の応用.臼歯周誌 23)原田 康    家兎下顎骨欠櫨部への   一 席粒と 粉末の混合ブロック骸植後の治癒過程に関す る実験的研究.歯科学報 24)林 成忠,木村喜保,呉 事変,米良皇常,西原達 次,野口俊英,木下四郎,加藤一男    サルの歯 槽骨欠損部における         移植の臨床的 および組織学的研究.臼歯周誌 25) Haythorn, S. R. (1929) : Multinucleated giant cells. Arch. Patho1., 7 : 651-713. 26) Holtrop, M. E" Cox, K.A. and Glowacki, J. (1982) : Cells of the mononuclear phagocytic system resorb implanted bone matrix : A histologlC and ultrastructural study. Calcif. Tiss. Intっ34 :. 27)堀川晴久  :天然アパタイト    -B)顆粒 の寛部麻植に関する実験的研究.歯科学報 ∼632.. 28)堀田善史    ブロック状ならびに額粒状合成ハ イドロキシアパタイトのサル人工的歯周骨欠也への移 植.臼歯周誌 29)犬井清孝    骨移植によって生ずる多核巨細胞 の組織学的検討.臼歯周誌 30)磯田美窒里    種々の異物肉芽腫におけるマク ロファージの組織学的および酵素組織化学的研究.冒 皮会誌 31)金井 章    人工骨移植材がイヌ・実験的歯槽 骨欠櫨の組織修復過程に及ぼす影響.臼歯周誌, 32 :. in bone tissue. J. Biomed. Mater. Res" 17 : 769 -784.. 37) Krukowski,M. and Kahn,A.J. (1982) ・. Inductive specificity of mineralized bone matrix in ectopIC OSteOClast differentiation. Calcif. Tiss. Int., 34 : 474-479.. 38)栗原由紀夫    家兎下顎骨欠也部-の 額粒および 東粒麻植後の治癒過程に関する実験的研究. 歯科学報 39) Lehtinen, R., Kuusilehto, A. and Nikkanen, U. (1990) : Bone response to hydroxyapatite particles of different shapes in rabbit tibia. J. Oral Maxillofac. Sure., 48 : 1075-1078. 40) Mariano, M. and Spector, W. G. (1974) : The formation and properties of macrophage polykaryons (inflammatory giant cell). J. Patho1., 113: 1-18.. 41)丸山晴義    合成-イドロキシアパタイトの皮 下埋入時における倉金細胞の動態に関する電顔的研 究.岡山歯誌 42)峯岸大造    サル歯槽骨欠也部への多孔覚アパ タイト斬粒充壇に関する研究.臼歯周誌 100.. 43) Minkin, C. (1982) : Bone acid phosphatase: Tartrate-resistant acid phosphatase as marker. of osteoclast function. Calcif.Tissue Int., 34 : 285-290.. 44) Misiek, D. J" Kent, J. N. and Carr, R. F. (1984) : Soft tissue responses to hydroxyapatite particles of different shapes. J. Oral Maxillofac.. 493-507.. Surg., 42 : 150-160.. 32)金子真人    脱脂脱灰凍結乾燥同種骨片および 焼成同種骨片の顎部移植に関する実験的研究.歯科学 *, 92 : 1569-1595. 33)金本良久,吾嶺嘉人,向井美佐,赤峰昭文,橋口 勇,前田勝正,青野正男    人工骨材料移植後の 編胞動態に関する研究,第1報 ラット頭蓋骨欠損郭 への応用における酵素組織化学的検索.臼歯保誌,. 45)宮里 毅,川崎孝一        α-TCPセ ラミックス根管充壌材の撮尖歯周組織反応に関する病 理組織学的研究.白歯保誌 46)森 雅美    合成ハイドロキシアパタイトセラ ミック放粒子に対する組織反応, ∼電子顔徴鏡的研 究I.新潟歯学会誌 くっ           、 K. 34 : 1056-1062.. Meenaghan, A. M. (1992) : Osteogenesis of hy-. , Hっ   , Okamoto, H. and Akisaka,T.(1992) : Ultrastruc-. droxyapatite and tricalcium phosphate used as. tural and ultracytochemical characteristics of multinucleated cells after hydroxyapatite implantation into rat periodontal tissue. J. Peril odont. Res., 27 : 48-54. 35) Klein, C. P. A. T., Blieck-Hogervorst, J. M. A" Wolke, J. G. C. and de Groot, K. (1990) : Studies of the solubility of different calcium phosphate eeramie particles iT7 t.itro. Bi0materials, ll : 509-517.. a bone substitute. Int. a. Maxillofac. Implants, 7 : 72-79.. 48)永井教之,丸山晴義,白菜賀直樹,桑名俊二 合成水酸化アパタイト粉末の皮下移植試験に 関する基礎的研究.岡山歯誌 49)永井教之,竹下信義,木庭茂治        顎 骨塊入金成水酸化アパタイト界面域における細胞動態 の電東的研究.岡山歯誌 50) Nakamura, Y., Yamaguchi, A., Ikeda T. and Yoshiki, S. (1991) : Acid phosphatase activity is. 36) Klein, C. P. A. T., Driessen, A. A., de Groot,. detected preferentially in the osteoclastic lineage. K. and van den Hooff,A. (1983) : Biodegradation. by pre-treatment with cyanuric chloride. a. Histochem. Cytochem" 39 : 1415-1420.. behaviorof various calcium phosphate materials -37-.

(17) 320. 安東:多核巨糸田胞の細胞性格に関する実験的研究 61)竹下信義,井上正久,方 肇福,山崎正子,谷 幸治,三宅康正,森 固和    合成水酸化アパタ イト骨埋人後の多核巨細胞および破骨細胞の動態につ いて.日口腔インプラント誌. ME血。印。 riiっ    即ち相    柏。助  っ H. M. (1986) : Proli/feration, differentiation, and hormonalregulation. Physiol. Rev., 66 : 855886.. 62) Takeshita,N.,Akagi, T.,Yamasaki, M., Ozeki, T., Nojima, T., Hiramatsu Y. and Nagai, N. (1992) : Osteoclastic features of multinucleated. 壁の晦豆"Lgn完し ん。 酬闇。闇。臓。欄 卸。私 E。. Gineste, M., Heughebaert, M. and Hemmerle, J. (1987) ・. The biocompatibility of hydroxyapati te implanted in the human periodontium. J. Periodont. Res., 22 : 270-283.. glant Cells responding to synthetic hydroxyapatite implanted in rat jaw bone. J. Electron Microsc. 41 : 141-146. 63)宣井康年    合成-イドロキシアパタイトセラ ミック散粒子に対する組織反応.新潟歯学会誌. 53) Pettis, G. Y., Kaban, L.B. and Glowacki, J. (1990) : Tissue response to composite ceramic hydroxyapatite/demineralized bone implants, J. Oral Maxillofac. Sure" 48 : 1068-1074.. 65-82.. 54) Radzun, H. J., Kreipe, H. and Parwaresch,. 64) Van de Wijngaert, F. P. and Burger, E. H. (1986) : Demonstration of tartrate-resistant. M. R. (1983) : Tartrate-resistant acid phosI. acid phosphatase in un-decalcified, glycolmeth-. phatase as a differentiation marker for the human mononuclear phagocyte system. Hematol. Onco1., 1 : 321-327.. acrylate-embedded mouse bone, : A possible marker for (pre)osteoclast identification. J. Histochem. Cytochem., 34 : 1317-1323.. 55)斎藤多久馬  :病理技術マニュアル4,病理組 織化学とその技術,日本病理学会編, 1版,フオス ファターゼの組織化学     医歯薬出版,東京. 56) Shear, M. (1963) : Cholesterol in dental cysts. Oral Sure. Oral Med. Oral Patho1., 16 : 1465-. 65)若月達也    顎骨欠櫨部への 麻植後の治癒過程に関する実験的研究,一多 孔性HAPと敏密性HAPとの比按についてI.歯科 学報 66)産辺英弥,青木宏遺,村上京子,有泉祐吾,中川寛 -,桜井絵里子,宇井洋夫,浅井康宏  :リン酸 カルシウムセラミックの歯内療法領域への応用に関す る基礎的検討(第1報).歯科学報 67)涯辺幸男,辰巳服-,細谷淳一,中島蕃次,市村 光,林 英昭.沼部幸博,鴨井久一,菅谷 彰,三辺 正人,堀 俊雄,池田克己    骨移植材移植後の 周囲組織内カルシウムおよびリンの経時的動態.臼歯 周誌 68)矢崎 等    骨髄および骨族の骨形成におよぼ す多孔性セラミックス・合成ヒドロキシアパタイトの 影響.歯科学報 69)吉本浩太郎    実験的骨粗餐症ラット下顎骨に 対する多孔性        某亘粒充壊後の治癒過 程に関する研究.歯科学報. 1473.. 57)新藤潤一,小沢英浩    嚢胞壁の微細構造,第 一報 豪胞中の      結 と多核巨糸田胞につい て. E]□科誌 58) Shimizu, S. (1988) : Subcutaneous tissue responses in rats to injection of fine particles of synthetic hydroxyapatite ceramic. Biomedical Res., 9 :95-111. 59)鈴木 裕    病理技術マニュアル4.病聾組織 化学とその技術,日本病理学会編, 1版,フオスファ ターゼ以外の水解酵素     医歯薬出版,東京. 60)辰巳順一,栗原徳善,高橋常男,下山雅通,唐見和 男,池田克己    焼成骨の歯周治療への応用 での検討1.日歯周誌 171.. Motoyoshi ANTOH : Experimental Studies on Characteristics of Multinucleated Giant Cells - Enzyme histochemical observations and the application of Image analysis-. Shihwa Gahuho, 94 : 305-329, 1994. (Department of Oral Pathology, Matsumoto Dental College, Shiojiri 399107, Japan) Key woT・ds : Multinucleated giant cell-Acid phosphatase-Tartrate-resistant acid phosphatase-Pretreatment. of. cyanuric. chloride-Image. analysュs.. The purpose of this investigation is to clarify the occurrence and enzyme-histochemica1 -38-.

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