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最近の戰時經濟理論

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(1)

最 近 の 戰 時 經 濟 理 論

内  容

研究計量︵はしがき︶

一︑日本を中心とする内外情勢

1

︑   新 體 制 と 國 内 問 題 経 済 の 新 體 制 所 有 と 經 濟 と の 分 離

利潤統制の問題

コ ン ツ ェ ル ン 經 濟

公社形態の採用︵管財︶

轉 業 對 策 の 問 題

最低生活の保障

統 制 經 濟 よ り 計 劃 經 濟 へ の 特 化 2

︑   戰 争 經 濟 と 對 外 問 題

廣 域 經 濟 と し て の 東 亞 共 榮 圏 フ ン ク 躍 明 米 国 の 研 究 英 米 の 関 係 強 力 經 濟 共 栄 圏 二

︑ 經 濟 學 の 變 化 1

︑ 經 濟 主 體 と し て の 國 家 經 濟 會 社 の 重 要 性 國 家 財 政 撃 2

︑ 經 濟 學 の 研 究 法 三

︑ 研 究 と 文 獻

︵ む す ぴ

最近の戰時經濟理論       三三

(2)

商 業 と 経 済

一 五 四 は

~i

u

本稿は例に依て甚だ未熟なものではあるが私の最近の研究畳書││従って未定稿中の未定稿!ーとでも一式ふべき性質

のものであるが︑比種目学問に関係を有せらる斗諸君に何等かの参考ともならば辛稿である o

が回

ブ1..

霊 計

私の手許で現在進行中の研究は次の三である︒主(一は本援に於て後表せんとする最近の戟時経済理論である

が︑此は前々銃並に前鋭からの引続である︒欧亜の二鼓局が平定する迄は研究を縫続する積で完成には今後少く

とも五年を要する見込である︒

本稿の特色とする所は時間的経過に随伴する各種経済現象の後生其物である︒戟後の復員の問題等印ち戟前決

態への復蹄に関する粧台経済問題一般を考究する目論見であった︑然るに事援も戟乱も仲々一知み相もたく芳と戟

後経済の諸問題は認では論及し・なかった︒

図内は物資不足・統制強化の結果として我等図民の日常生活も真に不自由で克己的のものとなれJ

地方的の問題としても下部組織印ち一般市民唐への正蛍なる時局観とか事境経済の正確なる認識とかの理解を

奥ふるととが甚大切となりつよる︒従って私の如をも書室︑研究室にのみ引箆得︑ない情況にある︒閥単業の鈴肢

を利用しては各種の街頭進出を試み以て間策理解の普及・徹底に努力しつ

L

ある有様である︒

拙稿「戦時に於ける物資と労働」昭和十五年三月商業と経済第二十年第一班 拙稿「戦時経済と来亜耀沼、」昭和十五年十一月商業と経済第二十年第二加 研究と丈島たの部分に若干を附記 L た

ー ノ

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1

2

3

 

(3)

如何にせば図家細川力戦の戦士としての全図図民に公正たる戦時経済の知識を奥ふるを得べきかど私の蛍面して

日夜研究調査の結果を整理し且着々社合化するととに努力しつ

L

ある︒思ナ校内は勿論

成人講座・まご

L

ろ合・勤持単級・町内合聯合人目・職域翼賛命日・指導者詰浪合等に於て此趣旨を稜表し来った︒

此研究の震には砂なからざる時間と勢力とを要するし叉時に先輩同僚諸氏の示数を承くる場合もある︒命園内 居る主要経済問題であり︑

の各種調査機関の後表も多大の支援とたって居る︒段々補完して行き度い希望左持って居る次第だ︒

主(二は地方人口史の諸問題に関する研究である︒私は此研究の結果を取纏めた上︑故上田貞弐郎博士記念論文

集に寄稿するととにして居る︒此論文集は三叫刷物で本年内に東京の科向車主義工業吐から笈刊される乙とになって

(大約﹁統制経済下の紹替問題﹂︑﹁統制経済政策の諸問題﹂︑﹁社合科卒の基本問題﹂(何れも偲稽)の三部に纏る宇う編纂出版さ

れるものだから共内の何れかに入る謬である)

地方人口史の諮問題とは故上回先生が生前段経に興味を持って居られた研究に因んで選んだ私の論題である︒

故上回先生は人口問題研究の桂成者であられた︑其我園将来の人口増加致測計算は経済図策(貿易及移植民)の

重要基礎の調査であり特に心血を注がれたる所である︒設表された文献には色々ある︒

右に淡頭して居られた先生は晩年此問題.に関聯して人口の社合経済史的研究に着眼され各地の産業と人口との

関係に就き研究されんとしつ

L

最近の時時経済理論

五 五

其内主要なるものは日本人口問題研究(第一韓乃至第三輯)日本人口政策、英

ThePopulation Moyement in  Japan 

(4)

面 に 相 自 経 最 続 我 い 済 近 例 閣 と 政 封 へ の 思 、 策 馬 ば 各 つ を の 末 地

た 樹 園 子 l

立 に 相 居

9)

し 在 続 ら

人 て つ 等

7)

口 居 た の る 増 つ 人 憤 多 殖 ア と 口 例 教 と と 政 を の 宗 云 策 御 諸 数 ふ を 承 君 と 間 知 に 信 と く の 地 仰 だ と 方 方

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強 間 は し 防 か 引 古 度 止 つ く 来 い の た 苔 他 の 地 に 慣 図 で 方 拘 が 人 あ 法 は あ を る 令

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や た れ 達

人 と ぬ

口 か 様 や

1) 

昭和十四年十一月六・七日 題研究合(十六年一月議行)

2) 

第 七 巻 第 一 説 故 上 回 皐 長 迫 悼 競 巻 頭 論 丈 一 乃 至 一 一 頁

3) 

小 田 橋 貞 菩 上回先生と日本人口問題一橋論議追悼捷一

0

六 頁

4) 

本庄築治郎 人口及人口問題(昭和五年)

5) 

̲ 小 野 武 夫 噌 討 農 村 社 合 史 論 静 ( 昭 和 十 年 )

句 、 下 僚 康 暦 日 本 批 合 政 策 的 施 設 史 第 五 章 人 口 問 題 に 封 す る 方 策 二 五 六 頁 以 下 (昭和十五年)

日本民事慣例類集、明治十三年司法省、二六五頁、中川善之助氏末子相

I

霞(家

族制度全集史論話相続昭和十三年)

陶山鈍翁の遺著(日本経済叢書第四巻第十三巻)参照 山口氏

商 業 と 経 ' 済

五 /

徳川時代には人口の増加が停滞して居ったのに︑明治時代になってからは念激なる増加を見るに至っ川 た が

︑ 此 等 の 原 因 は 各 々 如 何 点 る 事 情 に 基 く も の か ど 最 終 問 題 の 内 容 の 一 端 ぜ あ る

︒ 臥

第三回人口問題全国協議合同町於て﹃日本人口史上の疑問二件﹄と一式ふ題下で研究を後表して居られる澗

又一橋論叢昭和十六年一月時知識の﹁徳川時代の入口と明治時代の人口﹂は先生の遺稿である o

﹁ 言 明

研究するととによって今後の白木広治ける人口増加の殻想︑若しくは人口政策樹立についてのヒント櫛

的 資 を得ん

3

し た の で あ る

﹂ と 一 式 は れ て 居 る

︑ 題 此を祉合経済史的に叉地方文化史

f

史 料 を 究 明 し て 長 恒 中 心 に 研 究 せ ん と す る と と が 私 の 香 川 である o

本問題に就ては既に本位博おや小野博士

J 下俊博岩守の有

住友る後零もあっては居るが︑私間

. A

は叉自分の見る所に従って地方史を綜合する研究法に依って進行し︑此を中央からの研究と中途で出陣

舎はんとする意部たのである︒

8)  9) 

(5)

均 三

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1)

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世間の評判として墜校で習ったととが一世舎に出てから役に立たねと云ふととをよく聞くが︑此問題を採ク

て私は震設的に研究して見皮い

c

教育法又教育政策に関聯して重要問題である︒従来此種の研究はなく仲々︑

困難ではあるが寅盆があると思ふ︒

私の考では此は色々の方法で研究するととが出来ると思ふ︒

一例を器ぐれば私達が教材として利用する官民統計の如さ搭威のあるものでも昭和十四年の雪山が昭和十

六年始に使用が出来れば極く結構たのである︒既に時間的に相官のへだ

L

りがある︑況んや著書・教科ま

r

於て訟やである︒(認では最も新しい材料を例示じて見た)

4 5 6  

此外に時局の潟に色々の機密事項とか後表禁止とか云ふ様なととが我々の研究をして盆々賓際から遠いも

のとし︑従って撃者は役に立たぬと非難される語である︒

故に此種の問題に閲して若干の賢詮的調査を魚すととも敢て徒事ではあるまい︒前は資業教育としては鹿

沼の頭や事務の腕を基本的に養成すれば足ると思はれたが︑今は教育と賓際の接近を旨とし場合に依つては

賢一位舎の活動を指導するやうにし度いものである︒

此に関聯して私は年鑑等の基本資料は成るべく新しいものを皐校・銀行・合社等で購求︑利用されるとと

最近の戦時経済担論

一 五 七

小 山 氏

商 工 省 舎 f f d:統計表が好典型となるー

指地氏の商工経皆論(昭和十五年

1

は其刊行の時に利用し得たる最新の統計

表(昭和十三年)に依って居る(新経済皐全集)

新聞紙等の掲載制限に闘する勤令(週報

220

掠昭和十五年十二月二十五日)一 一国家協動員態勢の進展

図防保安法案にヲいて(週報

226

競昭和十六年二月五日) 軍機保護法

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4)  5)  6) 

(6)

商 業 と 経 済

一 五 八

乞希望する

d

飽迄教材第一︑主義を採るととが資業数育をして不動の擢威を保有せしむる所以であるととを確信す る ︒

日本を中心とすお内外情勢

日本を中心とする最近の内外情勢を説明するには︑第一に封内問題即ち国内的の問題と第二に封外問題即ち図

際問の問題に分けて記述するのが語営であると思ふ︒

1

︑新館制と園内問題

最初に封内問題であるが︑先づ﹁新陸制の意義並に指導原理﹄に就て述べる︒

近衛公は二度組閣されて今は丈第二次内閣であるが︑組閣の際に新障制の樹立を啓明された︒

奮秩序を去って新秩序を建つべきととは支那事受勃裂の営初第一次近街内閣の表明した所であるが︑今度は

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新障制が目標にたって居る︒

新障制の理想は何であるかと一式ふに︑それは﹁最高図防図家の建設﹂である︒第二次の組間早々近街・松岡・束傑・

吉田の四相候補が園策として談じ合った貼であるが︑一倍右は如何なる意味か︒

東亜の覇者たるには園防図家が第一である︑而して此は勿論狭義図防を核心とするが︑同時に文化岡家であり

私 は 近 年 皐 授 視 察 の 際 に 、 新 刊 国 書 類 備 付 の 必 要 を 高 調 し 、 皐 校 教 育 の 源 泉 を 新 鮮 豊 富 に す べ き こ と を 勧 奨 し て 居 る 、 特 に 年 鑑 は 便 利 調 法 低 廉 だ か

ら重視すべきものと思ふ

(7)

叉経済国家で

L

現下の新腿制は﹁政治新障制﹂である︒﹁経済新館制﹂・﹁文化新障制﹂の二者は取残されて居ると云ふのが賢情で

あらう︒関学者は之を政治の経済及び文化に封ずる優位と云ふが︑完全たる最高図防図家たるが魚には︑政治・経済・

文化の三が安岡たる基礎を有するととが肝要である︒鼎の脚の如くトリオを震すものである︒

大政翼賛舎の如きも政治的新時制たるを免れぬと云ふのが真相であらう︒経済・文化の二新聞恒制特に文化に閲

しては今後︑将市等の地方各支部に残されたる問題であると解する︒(最近地方文化の設展に閲する障制が検討

tAあるのは嬉しい傾向である)

﹁新出制の指導原理﹂たるものは何であるか︒

第一に公益優先がある︒公盆は私ム祉に優先すると云ふナチスの考方である︑公盆一昨悶張と云ふととになると民

業が萎縮する震があり其調整が重要である︒

第三に戦時犠牲の公平であるが︑此も濁逸に始まるもので法令の文句になって居る︒一方戦線に於ては身障を

組閣の魚に掠げて居るのに銃後の人民は安逸に耽つてはたらぬ︑戦線と銃後との犠牲を同一公平にすべしと云ふ

のである︒叉此は何人も戟争に依て金儲を魚すべからやノ︑取争成金と一式ふが如きものaA

ふ理念どもたる︒

最近の戦時粍済担論

一 五 九

拙稿「戦時経済と東亜経済J( 前出)

商 業 と 経 済 二 千 六 百 年 記 念 競

(8)

商 業 と 経 済

一 六

O

経 済 新 睦 制 の

経済新位制に関しては基礎実が企劃院に依って提案され︑経済関係閣僚懇談合・大政翼賛合・閣議を経て決定し

たのは此意味に於ての不備を補足するものと思考する︒八昭和十五年十二万七日閣議決定)

企書院は経済新障制について次の如く述べて居る︒

﹁要するに︑全産業と各産業別に分類し︑各産業部門別に企業と組合を皐位とし︑同一業種に属する業者又は同

一物資に関する業者を網羅する経皆協同躍である業種別又は物資別経済圏胞を組織し︑方経済圏僅に園家意思を

以て貫く指導者原理主確立し︑・各企業又は各経済圏慢がそれぞれ図家綜合計重運営等の部分携営者でわる地位に

立ち︑公盆的責任を自売し自己の創意と能力とを後揮し︑国家目的に蹄一して図家総力を最も有殺に護揮するや

う経済圏四国を中心として逗皆されるととが︑一

d

ち経済の新樫制の目標とするととろである︒﹂

共他農業新館制案も最近報道せられ誼正農家等の立案があり︑叉金融新世制案等も研究調査された︒然し此等

は制定・資施が延期されるととにたった︒

(. 

所有と経営との分離

次に経済新臨制の問題を考ふるに︑先づ所有と経皆との分離がある︒此は皐者が古くから一式ふて居るととであ

週報220 掠 昭 和 十 五 年 十 二 月 二 十 五 日 一 九 頁

田中精一経済新樫制とは何ぞや昭和十六年【附録〕経済新盟申 j に訴して寄せ

ら れ た 諸 々 の 質 疑 に 容 へ て

(9)

る︒今度の案では反封を表明し︑資本・経営・務務の一躍が提唱された︒(企劃院の原案は分離にあった)

所有とは資本の所有印ち資本家(株主)で経営の学に蛍る事業家とは昔は同一であったが︑段々に分離・遊離を

一定の配官丈あ見る様になった︒株主は株主総舎に無関心で︑委任戒を出して依席をするのが寧ろ常態である︒

れば文句を云はね︒此は株式所有が小株主分立印ち一株主の千均持株教が小にたり叉舎祉資本の増大したととに

伴って生じた現象である︒

所有と経営との分離は墜者の観察であり又主張でもあるのだが︑閣議では此鮪に反封をして居る︒部ち寧ろ結

ムロが必要なりと云ふことになった︒復古的とも見られるが又健賞味を経営に劃して奥ふるととになるとの論も立

i

(古林致授は日本経皆苧舎の大合同

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研究論題﹃利潤統制﹄││の記事中私が所有と経営の分離に賛成なる旨断言したと特記

されたが︑遺憾ながら其程明確なる主張を設表したのではなかったことを胎機合に於て自己修正をする)

利 潤 統 制

の 問 題

次に利潤統制であるが︑此には配営率の制限と遁正利潤率の制限とのご問題を含んで居る︒

一位製品の原債は原料費・持力費等の直接費と間接受とに利潤を加算したものである︒此場合に加算せらるぺ

き利潤卒を内容的に規定したのが所謂利潤統制である︒

最近の戦時経済理論

一 六

国民経済雑誌、「戦時経済と利

i

関統制」なる題で私は研究報告をした命大舎

の論集は近く同丈館から公刊される筈(経皆皐論集)

(10)

商 業 と 経 済

'

ノ、

それは何の震であるかと云ふに︑最高図防図家を作る震には軍備充賢を完全にせねばたらぬ︑共には買入債格

の低廉なるととを必要とする︑従って債格算定の方式が規定されねばたらぬ︒

又舎一世も利益があった場合に全部を株主に分配・配営せ守に社内に留保して配営卒の制限をするのである

o

士 (

蓄積される部分で図債を強制的に購求せしめ︑事鑓後︑又は事援が長くたる・ならば五ヶ年後に始めて買却すると

とが出来ると一式ふ様た案が出て居る︒此がインフレ防止の作用を鴛すととも自明である︒低物債費現の根本義と

F ノ

も相通やるものがある︒

適正利潤率の問題は軍需工業丈のととになって居るが︑平和産業とも密接た関係があり︑沼用の範国が段々損

大されるものと思ふ︒産業の一部分たる軍需工業のみでは目的を遣し難いが平和産業に共通りとも行かねので或

程度の準用を見る語と設かれて居る︒

ン ツ ェ y y 経 済

経済新館制案は各産業別の結成を内容とする︑然るに我園のコ

γ

ツヱルンは色々の事業をやって居る大財闘で

あり牧盆率が大だ︒依って此を産業別に解躍する一部主張が存ずる︒又報酬漸減の法則︑操業度の問題が事業の

人的及び物的方面にもある語であらう︒税制関係一式々は合社側からは否定されて居るが重要たるととは明白であ

る︒刊紙に於てコンツェルンの解韓現象を生守る︒

与シフ

ν

防 止 の 震 に は 政 府 が 貯 蓄 切 手 を 設 費 し 、 一 定 の 所 得 に 封 し て 法 定 割合の切手を買求むることを強制し、それを郵便局の窓口で預入せしめるら

しい

(11)

1f

 

昭 頁

株式合同一世は利釜本位の経営にたり勝である故に会一世(或は皆圏)と云ふ様︑なものに愛形し︑図家の資本を入れて対

改浩をする必要があるとの議がある

o

公共的のもの︑公益本位のものにし度いと一式ふのである

o

め の じ で

部の一︑二教授や建国大阜の方で研究して居る︒ハ稿末﹁研究と文献﹂参照

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ハ 論 ユ 一 法 川

公社は溺訓等の新天地開拓・建設に好泡と田山ふ︒民間資本の位少た土地︑統制の行はれ易い国土には持って来

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め 持 活 れ

いである

o

会祉は非常時世合政策叉は失業針策としての大土木工事の形態ともたる︒所謂有明警の干拓事業の如出年す'

I

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玉と

き柏市港の図家経皆と好封照となる

o

昨 加 問

34F41生鮮食料品の配給を公社皆固で経営しては如何例へば中央卸賀市場の如きものである︒食料品配給も図家管理和紙掴出

国 大 詰 怖

と得してはとの考も出るが︑将来は食料品の増産せられたものは図家に蹄属すと云ふ様た時期も到来するかも知弘穣開制

‑ f

一 到 来

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制 樫 一

μ

現在の町内合・部落合は市町村等自治躍の下部組織であり此を父とすれば大政翼賛舎は母とたる︒町内舎・部官附吋掛

J J

法持

博 ¥ ノ 博 開

E 氏

会社皆図に関しては帝都高速度交諮問昌国・住宅管国・農地開設部凸国が設立されるととにたっ売︒此を中央卸買翠.町一盟都

市場制度に採用するのも面白いと思ふ︒此設定都市は既に指定されて居るのだから食料品配給・都布枇合政策の舟

公 社 形 態 の 採 用 ( 管 図

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最近の段時経済理論

一 六

(12)

商 業 と 経 済

見地からも真面目に研究を要する︒

好 の 態 形

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商 基 ) 下 に 日 局 解 三 時 見 十

は﹀の月﹀

叉重点'主義的﹀日と一日

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年 二 る 十 五

六十な年月

十 月 に 五 ニ 和 三 烈 十 年

米国でも我図の蒋業封策を日米穀争の準備であり前提だと見て居る︒日本の生総輸出は問民家の霊要産業である昭年政和六

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同十手抜和

H 沼

業 昭 で 回 読

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東京・大阪等では小豆一芸の中年︑青年一居を満洲に蒋位︑せしむるととが一部主張されて居る︑極最近には南方酬附議制

的 新 住 る 業 註

に此等を進出せしむる案が提唱守れて居る︑出先貿易商の配下として卸業を魚さしめて活動させる計主の様であの開む失設

者 E し蒋の る

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‑ 業 の さ の 所

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此等のい碍底業者をば新規職業に誼賞する様に教育せねばたらぬ︑又勤労的の訓練をする施設機関が必要で︑大男吃由貿一工期

岩詳報小向職

仕掛のものが東京・大阪に出来るととにたった︒地方にも段々出来る筈である河内道府燃に存した中央商工相談臨時判断

所は名賓共に治滅し前迄の職業紹介所は大隈其佳若干捺張されて職業指導所に改げのられ従来の職業招介所の業務め

韓 業 調 策

の 問 題

1 2  

最近問題になって居る特業封策とは何か︒

封外関係が悪くなって輪出が止まり又聡入も出来ぬ︑叉原料が無いから蒋駿業をせねばならぬ︑

経皆を魚し配給統制をやると犠牲が出来る︑即ち配給所と一式ふ様た港方をする場合である︒

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つ け

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(13)

の外に︑新に職業轄換の勧奨・相談・指導‑M労務配分と一式ふ仕事が附加されるととにたった︒)(図民勤務訓練所の

て 就

省 に 窮 策 大 政

る資金を徹治する震の金融機関である︒庖舗の評債が六ケ敷い︑評債委員が主(内に出来るととにたって居る︒図恥命

め 刑 判 的 る 八 ポ

て る 月 子 し な 三 指

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最 低 生 活 の 日 本 章 ん 切 手 男

イ ロ ド れ 大 正 ド

ら も 十 市 ぃ

最低生活の保障と云ふととが提唱されて居る

o

何が最低生活の内容であるかは六ケ敷い

o

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M M B U E

経済が徹底的に行はれるととになれば︑最低生活は概念的には均分的のものとなるが︑然し二階段三階段位に摂動勢問並

野工 2 策

準を決定しても相静岡に数回対日喜るととであらう 1

肉 体 御 物

の組て

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重 ト

︑ 時

l

統 制 経 済 よ り 計 劃 経 済 へ の 轄 化 誠 一 朝 一 九 )

てて庫大授鼠 於 し 金 設 問

次に﹁計劃経済﹄と云ふ言葉であるが︑最近統制経済怒る語と匿別して使用するのを見受ける︑即ち統制経済がに聯生郎同諸

市闘頁嗣北の

去って計割経済が来ったと一式ふのである︒計劃経済プランネンウェルトシャフトを統制経済の強化せるものを表側臨削綿一蹴 収容人員は夫々約一千人訓練の期間は概ね一ヶ月︑要職業時換者の内諾種の事情で早念に職業の轄換が困難た者)

主(外に国民更生金庫が開業して居る︒此は醇駿品一一討をする場合に商買を譲渡せねばならぬ︑主(を組合等で買受け

示すると見るのだが︑此は串間の進歩であると見てよい︒1

ノ ︑ ︑ ︐ J

ノ ︑ ︑

jノ ︑ ︑

J

j

1 2 3 4 5   最近の戦時経済理論

一 六

(14)

商 業 と 経 済

一 六

統制経済の強化︑物動計霊の掠充︑国家総力の合理的使用︑切符制配給の賓施に伴って︑統制と一式ふ倫理的の言

葉から計劃と一式ふ霊務的の詩句を適切とするに至ったものと思ふ︒

2 ︑戦争経済と濁外問題

次に封外問題に就て述べる︒

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日調伊三図の結盟

l

此を同盟と多く一式ふ様であるーがあった︒日濁伊が枢軸であってみ一時主義国家が一般とな

つかん誇で士(に洪羅等が参加して大に強力たるものとなった︒

又阿部大使に依る日支図交の調整が行はれ注精街の南京政府が日本から正式に承認された︒(注氏の代表昇格

と共に此承認が進行した︑今迄承認されて居たかった)

向 ︒

日潟支の共同宣言が後表され︑満洲図も亦今度始めて中華民国から承認され叉自らも民間政府を承認した︒期

くして東亜共柴国の基礎が確宣なるものとなった︒

封偽印の交渉は現地のものが打切とたり東京へ移柑押され偽図から代表が来朝した︒

蘭印の問題は小林代表が蹄因して芳津代表が出掛けた︒

泰偽印間の紛議も我図の東亜共栄圏に於ける先達としての意力に依って目出度解決し調印の還とたつ売︒

日本国濁逸図及伊大利国三国保

kt:J

(昭和十五平九万二十七日調印)

「日本国中華民国間基本関係に!摘する保約

J

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J(

十一月三十日調印〉

日潟翠共同宣言

︑ ︑ ー ノ ︑ ︑

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1

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3

 

(15)

底域経済としての東亜共栄圏

次に﹁束亜共栄圏の特色﹂であるが︑此は前は東亜経済閣とも呼ばれて居った︒

近時濁逸にグオポリテIク(地政事)と稀する新興の墜科が後生した︑歴史と地理とを結合した様・なもので︑例

へば太平洋地政(治)墜と云ふが如くである︒

﹁民域経済﹄とは大地域経済である︒グロ1ス・ラウム・ウェルトシャフトの詩語で︑国民経済よりも大世界経済

現在世界には四の庚域経済がある︑︑欧亜蹟域経済(欧羅巴と亜弗利加)・東亜債域経

済・蘇聯民故経済・米民域経済(南・北・中米)だ︒経済物資のアウタル今ーを目的とする︒アルクルキ!とは自給 よりも小たる内容である︒

自足

l

自図の入用なものは自国で生産するーである︒(自主性)

此思想は米︑のモンロー主義印ち大統領たりしモンローが一八一一一二年(今より約百二十年前)に内外に宣一一目した主

義の思想に因って居ると伯林大撃のシュミット教授は図際法的見地から説明して居る︒

米図は欧羅巴の事に関係せぬ代りに欧羅巴も米図に干渉するたと云ふ内容である︒

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る ︒

民域経済は皆縦断的地域であるととは興味がある︒蘇聯民域経済の如きもイラン印ちベルシヤに出づる意国を

最近の戦時経済理論

...Lo 

J

又最近科亭主義工業社から二種の謹書が出版された。

日本青年外交協合版

(16)

商 業 と 経 済

一 六 八

闘際法も此思潮に基いて掛製革されねばたらぬ︒新秩序園際法(共柴国国際法)即ち﹁大地域主義的国際法﹂が将来

の間際法である︒

東亜共柴図に属する印度・比律賓・蘭印・悌印等が欧豆賢域経済たる英国や偽図︑又は米賢域経済たる北米に隷属

するととは不可である︒叉例へば支那が働関西と直接交渉をすると云ふが如きととが駿せられて︑支那は東亜共

栄圏の覇擦を有する日本を通じて欧亜庚域経済の指導者調逸に依って悌蘭西と間接的に交渉をされるととが本義

¥共栄圏︑民域経済全慢の利盆を考慮して外交接街が魚さるべ︿抜馳的の不統一たととを許容せぬ詩である︒

‑東亜共柴圏の内部に於ける各種協約の成立を念いで︑内部の一躍化を国るととに鋭意努力すべきである︒

東亜由民域経済圏の長所は中央に大きな海洋のあるととで此は図防上の強味である︒然し反封に弱財ともなる誇

で経済後展上叉庚義の園土計霊上支障とたるととが多い︒故に経済国策の見地よりすれば此を大陸化するととが

肝心である︒各種の協約締結等の手段に依て縦横に結束を閏め連絡を密にせねばならぬ︒

非︑が震には貿易等に一段の工作を必要とする︒貿易の計劃化である︒バーター制とかクオーク制とかに依って

圏内商業化を計るべきである︒

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最近因坊即ち国ブロック貿易の重要性が第三園貿易に封じて指摘せられるのも此東亜共栄圏の貿易策に外たら

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第三園貿易に依存するととは一関ぷる拙策であるから漸次改善の必要がある︒(見方に依つては国ブロヅタの

指導擢

Hegemonie

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宰親雄氏、中央公論昭和十五年十二月旋 古屋博士、関西苧院大皐機関誌、

同奥毘貿易論

針潟支貿易計萱(週報1

99

披昭和十五年八月七日)

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1

2

3

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(17)

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因坊貿易の重要性に関聯して最近の傾向として固域港設置のととがある︒東京を以て積讃︿第三園貿易に封す

る)の国域貿易港とする計蓋が具鰹化せんとしつ

L

ある︒私は長崎︑を以て国域貿易港としての護展を箆さしめる

割策の必要を認識し其資現を念務とするととを力説し度い︒長崎が東亜共柴国連絡の基黙として重要たるは敢て

呉設の必要もたく大いに来豆大陸に隣接する優秀怠る位置を善用すべまであらうと思ふ︒

最近図家総動員法関係法令中︑貿易統制に関する勅令案が可決され向︒閤家は主として因坊貿易醸成の魚貿易

一種の強制貿易と宥倣し得る︒此が震に後生ずる損失業者に遁宜下令して輪出叉聡入を震さιむる内容である︒

は国家が部分的に補償するのだから︑貿易統制の強化の最大なるものと一式はねばならぬ︒

此を更に進むれば︑東亜共柴圏内の貿易協約とたり交換貿易又は割営貿易を基礎とする計重貿易が賢施される

濁説一の有名なシヤハトは聡出入シンジケートの成立を工夫して庚故経済国間の貿易震施決済の目的を有する欧

羅巴経済再建案を愛表した事がある︒直に賓現は困難であっても近き将来に於ては現賓とたるであらう︒

谷口吉彦博士は﹁東亜賢域経済の貿易政策﹂と題する論文中円

﹁来亜貿易政策もまた︑かふる個別的た貿易協定の上にたつとすれば︑甚だしく個別的となって︑東亜全躍とし

ての綜合性を有し符ないではないか︑必やしもさうではない︒何となればたとひ一つ/¥の貿易協定は︑二国間

最近の戦時経済理論

一 六 九

国家総動員態勢の進展 (週報2

20

競昭和十五年十二月二十五日〉企童院 国内配給に闘しでも同様の立法傾向にある

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経済論叢第一巻第一読(昭和十六年二月)

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ノ ︑ ︑ ノ

ーより︼円︒

(18)

商 業 と 経 済

一 七

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の個別的協定ではあっても︑東亜全韓としての一貫した原理にたってゐるのみたら守︑全韓としての綜合計霊の

上にたった教室協定であり︑且つまた例へば吾図を中心として︑総ての貿易協定が放射欣に各国との問に締結さ

れうるからである︒との賠が極めて重要であって︑例へば吾固と偽印との聞に︑貿易協定を成立せしむる場合に

はすでに吾図にないて東亜全臨の計室経済なよび計霊貿易に関する大障の計書が立案されてゐて︑その一分校と

しての偽印貿易が数量的に協定されねばならぬ︒むろん現賓には︑かくの如き理想実が直ちに成立しうるもので

はないが︑併し少くとも将来の目標としては︑その方向に向って漸次に協定の改訂を進めねばならぬ︒かくの如き

綜合的左京亜全躍の見透しまたは目標なくして︑たど徒らにその時/¥の事情に感じて協定を成立せしめたとす

才 L ば

一つの協定と他の協定との問に矛盾または街・突を来たして︑東亜全世の貿易を混乱せしむるに至る危険が

あるからである︒

さて現賓の貿易協定は︑まづ目減協定・日支協定・日仰印協定・日関印協定・日泰協定として︑個別的にその成立

説賓の事情ととに政治経済上の事を促進せしめね同!ならぬ︒是等のうち何れを先とし︑何れを後とすべきかは︑

情に感じて決定さるべきであうていそとには何ら理論上の問題はない

o

交通では海陸連結航空の完備︑無線の整備等が肝心である︒

通貨問題は各国を密接ならしむる震に︑国を基準とする貨幣と矯し︑固にリンクせしむる必要がある︒河田殻

相は﹁東亜共柴固に長いて決済の中心となるととは何十年たっかといふととは申上げられないが︑東亜共楽園に

谷口博士の新館制の理論三二八一一三三二頁 民域経演、の震替担工び貿易

最近の正金協定(タヤ

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銀行〉昭和十六年一月一日より一ヶ年の有設期間

1 )  

2) 

(19)

わが図が理想とするととろの地位を占める時は国通貨がドル町ポ

γ

ドたどの遇貨に代るべき時期だと思ふ﹂と語

荒木教授の建設途上に在る欧洲新経済圏なる経済論文は有盆である︒(日調丈化昭和十六年一月読)

私共に現下の経済統制強化の免に︑物資不足・治安規正等段々と経済的に困難を感じっ

L

ある︒然ながら程遠

は他方に於て此に封比して絶大たる名目営と光栄とを獲得しハ

J

あるととを特記せねばならぬ︒即ち以前は日・減・

L

支を地理的範固とする東亜ブロックの経済であった︒然るに今や東亜共柴固たる庚大なる地域の│目減支蒙彊は

ー勿論閑印・仰印・比律賓・濠洲・英領印度等を

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哉とする

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到底比較にならぬ程の土地に大たる膨脹・後展を魚し

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統制は買に苦しい︑然し悲共は他面に立沃た建設を魚しつtAあるととを誇とする︒此が東亜ブロック経済と東

亙庚域経済との差異とたる︑又束亜買域経済政策の出後期︑指導理念確立上最霊要なる黙である︒私は此考を高

調して皇国民の奮起を切望し度い︒

来型経済政策の主躍は何であるか︒

日本経済政策の主胞が日本であるととは明白であるが︑今や阜なる日本経済政策たり得︑ア超日本経済政策・束

亜経済政策と設展した以上︑士(主躍は何かの問題を生やるが︑来亜共柴閤たるものが漸次主儲化しつtAあるのは 明である︒然し此は政策の行はる

L

範固であって政策の主勤者と云ふととになると問題は自ら具るべく賢際上の

最近の戦時経済理論

衆議院大寂琵算分科合

日調丈化協合特韓 ヨーロ

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パの新経済圏三

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頁以下

(20)

商 業 と 経 済

主躍は東亜共栄圏に於ける指導者たる日本と一式ふととにたるのであらう︒又其趣旨に基て議論・意見・方策を統一

ずる必要がある︒此は拍象論の様であるが議論の根本の建方と一民ふととになるので重要'であると思ふJ

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主 空

次に﹃フンク啓明﹂と云ふととが問題になった︒フンクとは濁逸の経済相粂ライヒス・パンク総裁である︒伎が

昨年七月下旬に整明を裂して庚域経済の必然性と金の将来とに就て述べたのが注目された︒

金は園内的に不要にたって居る︒園内は紙幣の売換停止であり正貨準備も無くなり所謂管理通貨マネ1

カレンシ1で図家の擢力に依って強制的に流通して居るが︑其で十分だ︒唯金は図際的にのみ貿易決済の震に必

要なのだがバーター制やクオーク制で統制され

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ば金に依る決済の必要は無くなる︒共柴圏封庚域経済の貿易の

未決済部分丈が第三(地)鮪で帳簿上決済されるととに友る︑い恰も濁逸のアスキ篤替清算制の如くなるべしと一一一日ふ

考方である︒

金の必要の減少を唱ふるが︑現在世界の金は七・八割迄米図に集中して居る︒此は米国の封外聡出の大増加の

結果と各閣が弦に貿易決済資金をヱI

lマークして居る魚とである︒

OA フンク墜明は其営時米園にハグァナ合議と云ふ全米合議が開催された震であらうとの推測もあり︑現在の濁逸

は金を持って居らぬが英吉利に勝って亜弗利加の金塊を獲得するととに・なれば︑問題は叉自ら異たるであらうと

飯 島 陪 司 博 士 金 の 舟 来 経 済 論 議 昭 和 十 五 年 十 月 競

ハグアナ汎米外相合議(週報200 掠昭和十五年八月十四日〉外務省

f

官報部 1 )  

2) 

(21)

の臆測もある︒

フンク盛明賓現の可能性に就ては疑義がある︒論者中大きく取扱すぎたと云ふて居る向もあった︒

の 研 究 園

次に﹁日米関係﹄は如何であるか︒

先づ米国ではロ

l

ズベルトが始めて大統領三選の柴冠を得た︒ロ氏は鼓争に不参戦を表明して立候補したので

ある︒(競争相手のウエルキーも此貼は同様であった)

米図に於て何が参戦を決するか︑図論を定むるかは︑吾人に興味ある問題だ︒

第一に大統領がある︑第二に議舎がある︑市して第三に輿論がある︒俄に輿論に依るとしても米国は民主主義

の図であり︑図論を統一するととが仲え困難である︒故に参戦は仲え六ケ敷いものと息はねばたらぬ︒

︒ ︐

米国の研究は大に必要である︒最近見て有益と思ったのは前田多門氏のものと大島堅治氏のものとである︒

米国の輿論調査の如さは輿論調査所があり各州の輿論構成階級固とでも云ふべきものを作って置き︑該首階級

居から或数の代表者を濯定し其人達の意見を尋ねて集計ナる方法である︒

泊中したので信用を博した︒ ローズベルト大統領の前回選奉の時に

米図に於ける日本研究は相官に盛んな様である︒日本最近の政治や︑シュンベータ

l

夫人の如くに日本の経済

最近の戦時経済理論

大 島 氏

我国で極最近に米国史に関する謹書が刊行されて居るのは根本的に研究する の態度と思ふ(岩波新書高木氏と神近氏とのこ種〉其他早坂力米国の工作機械 丈明(昭和十五年〉米国政界最近の動向(週報225 競昭和十六年一月二十九日〉

1 )  

2) 

(22)

商 業 と 経 済

一 七 四

カは事情従が長引くとも決して治粍し墨すととなきものであると一式ふ研究︑或は伊賀一悶の研究︑肥後図の或村の調

査又は園内一一品数千町村の調査や明治初年以来の我園図民経済の設建等を原文より研究すると云ふが如き根本的

のととをやって居る︒(アメリカ人の日本把握参照)

我図に於ても米国の研究を分析的・計霊的に行ふ必要がある︒日本の在米ジャパン・インステチュ

l

トも相官

に努力して居る模様であるが︑日本紹介と共に米図研究の根本的責行を勧奨するものである︒

此頃は東部方面の親目的でないのに反して︑西部方百は大に親日となり第二世の大串講師等も出て居るとのと

とだ︒故に西部北米を中心として北米の研究を魚さしむるととは︑やがて日米親善の早道であると信やる︒

比律賓の濁立と云ふととがあるのだが延び相である︑濁立をすれば弱胞となり他図から侵略される虞があると

思って居る︒民族自主の貼からは濁立を希望するので其立場が甚困難となる謬だ︒

の 関 イ 系

英米の関係を見ると仲々親密である︒例へば島唄貸血(と交換的に恒逐艦を提供したり叉は海軍基地の貸血((例

へば新嘉投)を受くる設もある︒軍需品の五分五分の原則即ち宇分は英国に提供するとか又航空機は八分を英国

にやるととにして居る︒ハ極最近には此等が一暦強化された模様である︒)

英国は米国に色々泣付いて居る様だが英米一位とたっての参戦は容易に賢明しないであらうと忠ふ︒狛逸の芙

後段参照

武器貸奥法

Lease1ndBill本年三月十一日成立 2) 

(23)

本土上陸作践が賓際とたれば米国の態度の強化も考慮し得ぬでも無いが︑参戦とたる迄には問があるであらう︒

米国は資金凍結と一式ふととをやめJて居るJ此は外図の資金で米閣に在るものは圏外に輪出するととを許さぬの

である︒米図は既に日濁伊の三図以外の図々に封して賢行してゐる︒最近勃に封し賢施したのは勃が三国植軸に

協力して同盟参加を魚したが震であらう︑又偽印に就ても賀行したのであるが其後解除した模様である︒此解除

に依って米図の勢力が偽印に仲びるととになると観察する者もある︒

日本に於て米国の映重合祉が買上高を日本国外に出すととを禁止して居るので或舎一位の支配人が本位と交渉の

末漸ゃく日本の図債を購入︑主(金利丈を披出し得る様になったと云ふのも畏い意味では凍結の解除で米国の同様

虎置に封抗するものであらう︒品問此等の米園映霊舎祉は米図銀行の支庖に預金して居るのも奇妙である︒

我図でも大蔵省では最近の図際情勢の緊迫からわが在外財産が凍結されるものが相官増加し︑また高度の魚替

管理が行はれて来た結果その庭分がます/¥困難とたうて来てゐる資情に鑑み︑とれが封策を詩やる上にも従来

の報告だけでは不十分であるため省令在外凍結財産調査規則を制定した︒

強 力 経 済 共 栄 閤

庚域経消主義印ち民地域主義に討して﹁辰民族主義﹂と云はる

L

ものが一部墜者会同田博士)に依って主張されて

居る︒此は同一民族(例へば(束)亜細亜民族)に於て経済問を形成せんとするもので︑略して民族主義と一式ふも可

最近の戦時経済理論

一 七 五

昭和十五年十月読庚民族主義にづいて

経済論叢

(24)

商 業 と 経 済

一 七 六

なるべく︑由民域並に賢放の二紐帯に依り一の強力経済共柴圏を成立せしめねばならぬ︒

﹁図土計霊﹂とは圏内に於ける産業配置を計霊的に行はんとするもので此を東亜民族聞に賓施するのが民族(配

置)計重と一式ふ百年の大計となる語だ︒最近の人口問題研究舎の協議事項は東亜共楽園内部に於ける民族の交流

¥ 

日本民族の進出を提唱するもので具鰹案の探究を目的とする︒

南方資源開後に封しては反封論がある︑即ち北部資源

l

日潟支の資源の開設が未だ十分でないのに南方に手を

伸ばすのは不得策だと︒(北主南総)然し谷口博士は南方の資源を利用して北部の開設を行ふべしとの意見で見識

たるを失はねサ高橋大将の如きも亦北方開設の念務なるととを述べて居られるのは結局一に蹄するものと思ふ︒

日本政府営局としては資源調査に釆配を振って荒々経済圏策が封外的にも賢行される様︑日県に東亜共柴経済問

の極楽浮土化を目標として逼進せねばならぬ︒皇戟践に五年切に其感を強くする︒

強山氏の大東空会栄圏の科聞学的研九ぽ同感である︒大東亜共柴固なる語は重要因策要綱中には無かったのだ︑

松岡外相の後哀の時に出た語辞だとの語源的考詮である︒此は鼻︑以前迄は一般に東亜経済圏と云ふて居った︒

東亜共築圏は何年後に完成せらるべきか︒

此震には三十年を要すとの設を見受けたが︑

tA長期になる傾向がある︑即ち四ヶ年計霊を

授けるととを愛更して十ヶ年計霊と魚すが如くである︒

昭和十五年 図土計査について(週報!J

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定昭和十五年十月二日〉

北方資源と南方資源 新盟制の理論二七六マ一二八

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改 造 本 年 四 月 抜 大 東

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共栄圏の地政皐的考奈

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(25)

博 二 山 誕 中 生 f ︑ ス

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究 あ 研 が 皐 芽 商

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町 論 m 訂.民

経済活動に於ける凶家の主要性に就ては敢てそ一一一日を要したいと思ふ

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経済主憶としての図家が個人の外に認め

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られねばならぬ︒個人経済論では経済皐は行詰を生じて居ったととは営然である

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ロサ凶功ス刑制

年 一

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争 ス に

私は最近経済墜者の倖記に耽読して居り︑特にアダム・スミスに興味を持ち出し其蔵書目録︑高橋誠一郎氏稿の六時済世

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経)ム

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J 和 m は論ダり

の 問 中 園 論

スミスは同家なる語を使用するととなく位入国と一式ふ言葉で表明して居るが︑此は全く営時の図家観の幼稚なり叢山のと士念

論 0 論争博記

しととを物語るものである

o

スミスの間以後百五十年である︒其間枇合・悶家の進歩の患者たるものがある

o

スの悶宮論

l

諸凶民の官に閲する研究も今日其佳に諮用さるべをものでは友い︒此を再検討せねばならぬ︒スミi

町均的

︑ 経 済 撃

2

4

私は谷口博士の﹁悶家科墜としての経済事﹄なる一文を見た︒其趣旨は在来の経済墜は経済人間ちエコノミγ

マンの経消行震を律するととの研究であったが︑此は今日の時勢に於ては時代後れと云はざるを得ぬ︒経済人は

変じて経済同家たるべく︑特に戦時統制経消下に於ては然りであるし︑此趨勢は戟後と雌改むべからやで︑却て

一庇強化される様になると思ふと︑印ち悶家経済論である︒

ー︑経済主睦としての悶家

最近の戦時経済理論

一 七 七

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参照

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