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戸時芳雄氏農地開設法の概要 報徳合機関誌
印ち農地阿後倍圏は︑その法律上の性質は商法上の株式曾祉にも非守︑民法上の財圏法人又は社圏法人にも非
守︑本法(良地問護法)に依る特殊の法人であって︑図家の行ふべき事業を図家に代って行はしめる趣旨で設立さ
れる公盆性の強い私法人であって︑利益の配蛍を唯一の目的とせざるものである︒
本町営固に於ては出資者総合が皆国の意思決定機関でたく︑又管圏の役員も主務大臣の任命する所であって︑
事長が本叶包囲を代表し又その業務を総理するものとせる結果︑商法上の舎祉に於ける持分とはその内容を具にす
るものと稀し得べく︑本皆固に於て持分とは皆圏の解散の場合又は自己の股返に営って本皆図より受くべき財産
又は本皆固に封して支挽ふべき財産上の数額或びは出資義務︑利益配営請求椿等の権利義務を伴ふ社
員構的権利である﹂と下註論文にある︒ 上
の数
額︑
又﹁住宅皆国の主たる事業である住宅の建設については︑今後五年間に全図緊要の地方に三十高戸の住宅を建
設する計主である︒住宅皆国の建設する住宅は大践に於て・一戸営り建坪二十坪︑十五坪︑十坪の如を小住宅であ
る︒住宅政策の根本方針として図民をして各自の家を持ち︑その居住地に生活上の密接なる関聯をもたせるとと
が望ましいので︑住宅皆国の住宅は徐裕のある敷地を定めて将来建増しの可能なるものとして︑大桂月賦分譲の
方法に依て経営し︑巳むを得ぎる資際上の必要に基いて一部のものは貸家式としてとれを経皆ずる方針である︒
また一回地住宅の経皆にりいては︑
せねばならぬので︑住宅経固に於ては特にとれ等の施設を注視してその建設及び経管を本来の事業とした次第で
最近の戦時経済理論
一九 五
理
新民第四百二十五競(昭和十六年三月競)中央
商 業 と 経 済
一九 六
あ一
つて
︑
との種の施設は大いに理想をもって計霊を樹立じ賓施せねばならぬと考へる︒
住宅管国は営利を目的刊とせ守︑その経営は牧支遁合の方針に依るのである︒併し乍らその住宅の分譲月賦金︑
賃貸料等は乙の種の事業に伴ふ或る程度の危険補償をも考慮して決定せられるととLたらうし︑又一億困の資本
金が何等かの形に於て牧入を生やるととも殻想せられる︒とれ等の事情からして住宅皆国の各事業年度の収支決
算の結果生守べき剰鈴金中より︑損失填補の魚の準備金その他勅令を以て定める各種の積立金を控除して狛残額
があるときは︑資本金に封して配蛍を魚し得るととLしたが︑とれも住宅皆国の会盆的性質に鑑みて︑図債利子
との絞宣から梯込みたる出資額に封して年三分五厘の割合を超ゆるととを得たいものとした(第三十僚)﹂︒
私の疑問とする所は︑何故に皆国法とでも一疋ふべき基礎法を制定したかったかと一式ふととである︒若し作られ
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ば皆国を比較的容易に設け得る語で戦時と戟後の緊急たる悶策的需要に合致し得るととにたると思ふ︒現在の
村営圏は大公社と云ふ様たものにたる︒
皆国は主たる事務所を東京市に置くととにたって居るが︑中央集中に陥らぬ様︑地方分布の工夫が肝要ではあ
るま
いか
︒
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7
北岡需逸氏は非常時一世舎政策に於て次の如く論じた︒
﹁非常時経済の第一の特質は富の不足︑殊に泊費財・生産財の不足(及び資力の不足)と云ふ事である︒
熊 谷 宏 一 氏 住宅管国に就て斯民第四百二十五競(昭和十六年三月披) 日本経沼、政策早合年報第一韓経済政策の諮問題紀元二千六百年四六七頁以下 1)
2)
第二に勢力の不足も亦戦時経済の特質である︒
戦時経済の第三の特質は￨若し之を自然に放任せばl宮の偏在と一式ふととである︒一方防戦争成金が生やると
一方に成食
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を生やるととである︒査し先づ第一に産業は軍需産業に集中されて︑主(の方面
の資本及び弊働が富を得︑其の他の千和産業や小買商は表へる︒之はさ迄弊害の大なるととではない︒第二の原
因として逼貨の膨肢と︑之に基く物債騰貴とは宮の偏在を甚しくする︒第三に物資の不足及び勢力の不足の結果
壬f:ノ、
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物資の配給及び労力の企霊的配置なる制度を採るに至るが故に段賑産業と衰退産業の差別を甚しくする︒市して
人は俄に蒋業諮隠し得るものに非るが故に弦に成貧と成金とを生やる︒
かtAる富の偏在は必守しも直ちに階級聞の反感乳採を甚しくするものではない︒然し富が王宮たる努力貢献に
基かやノ︑好智・偶然等に依るものである︑ならば富の分配に奥るとと蒋き人々をして社会に封する不平不満を有せ
しむるに至るととは否認するととを得たい︒叉若し富の偏在が階級の差別と一致するたらば︑士(結果は誠に恐ろ
しい︒例へば物債騰貴して株債上り有産階級が利益を得るに拘らや一般に賃銀俸給は抑制せられると一式ふが如き
欣態に至らば階級の反感を激愛するが故に世舎思想は悪化する︒欧洲大殿中に於ても富の分配公正を計るに努め
たに拘らやノ︑欧洲戦後の各図及び我が園の思想の悪化はかLる富の偏在に基くととが多い︒今回の戦争後の我が
図も亦との貼に多大の注意を要する︒
我国は第一次世界殴争の時に段争成金を百出した・が今度の事鑓段乱には成金の問題は多く聞かない様だ︒此は
最近の職時経済理論
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商 業 と 経 済
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誠に慶賀すべきととL思ふが︑前と今と吐舎的経済的に見て如何なる環境上の差異があるのかを根本的に研究す
る飴地がある︒私は戟争成金は無いと信じて居る︒然るに多くの小成金を生じたとの談もある︒叉小説等では聖
取プルヂョアと一式ふ言葉も出る様だ︒
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8
杉本教授は経済統制と流動性原則たる論文中に﹁所謂統制経済なるものは︑短期流動性原則に立脚せる古き
自由経済制度的統制に代ふるに︑若干長期化(註)されたリズムをもっ他の制度的統制を創建せんとする過程であ
り︑現にわれわ.れの眼前に進行しつLある不手際なる統制強化の過程は︑かかる新たなる制度的統制創建の途上
に現はれた生みの悩みにすぎないのである︒
(註 )
筆者はことに流動性原則の長期化を提唱するものであるが︑﹁﹃四ヶ年計萱﹄または﹃四ヶ年生産撰充計萱﹄の賃際が示す
とほりその長期化には勿論一定の限度がある︒この限度が理論上何によって決定されるかといふ事情を検討すること
︒
は︑﹃期待の構造﹄を論ずべき他の機舎にこれを譲らなければならない︒﹂と遇ベた︒(日本結沼政策早合年報第一幹八
八頁)
右は経済計霊を長期化すべきととの暗示を奥ふるものと思考する︒悲は更に所謂﹁期待の梼浩﹂に閲する研究を
速に後表さるLととを希望する︒
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時局産業経沼、打開策(昭和十六年) . 小 野 義 夫 氏
一橋論議 1)
2)
政府は昭和三十五年内地人口一億を目標とする人口政策確立要綱案を一月二十二日閣議決定した︒﹁要綱中
特に注目すべをは人口増加の方策として出生増加のため今後十年聞に婚姻年齢を現在より約三年早め一夫婦の出
9
とれが方策として婚資貸付制度︑濁身税︑家族負捨調整金庫制度
(俄鴻)などを取上げてゐる賠なよび図土計霊の一環として人口の産業的︑地理的分布の再編成のため農村人口の 生数千均五児(現在平均四児)を基本目標とし︑
一定保有(四割)大都市の地方分散を企国してゐる賠である︒﹂此に関じでは﹁人口問題をどうする﹂(週報一一一一七
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八銃昭和十六年二月企霊院)に詳細たる設明がある︒主(他﹁事愛下の人口問題﹂(週報一二九続昭和十五年十二月
十八
日続
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照︒
戦後の人口問題に関しては種二の究すべき貼がある︒右抄録は其内で最も大切と思ふ部分である︒(一位舎衛生撃・
日本民族は何庭へ行く等参照)
人間力の方向も皐たるM労務動員より人民動員に迄進展せんとしつLある︒叉厚生省でも人口局を特設して人口
問題の閤策的解決に資する様様である︒
義務教育制度と云ふととを思考して見度い︒
青年臨一校は既に普通科義務制を寅施したが︑向ほ四月からは本科の義務制が開始される︒然る場合には尋常小
隠岐博士 古屋博士
思ナ校卒業後普通科の二ヶ年本科の五年乃至四年の早修義務が認められるととにたり︑中間早校卒業よりも二ヶ年長
い勘定となり高商二年高校三年迄が図民の義務となる誇である︒
2) 最近の戦時経済理論
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然るに小早校も今春から閤民間伊校と改拍併せらる斗と共に︑漸次図民墜校八ヶ年の義務が安行されるととになっ
た︒図民間学校六年を修業した者は中島十校に入皐する者は別とし然らざる場合は国民盟十校高等科に準皐せねばなら
ぬ︒(従って図民皐校の高等科に相営ずる青年早校の普通科は不要となる)
私は世間に於てE義務教育と一式ふて居るととを巌格に考ふる必要があると恩ふ︒図民側からは思一修義務であるが 此丈では不充分であり︑図家側からの教育義務がなければならぬ︒義務教育は青少年の図家管理3となるととを理
想と
する
︒
国民に修皐の義務があると同時閣家にも教育の義務がある︒依って将来の型として図民中青少年の内優秀なる
ものに限って直に資際関仰に入らしむととなく︑漸進的に高級の教育を受けさせる︑勿論図費を給するのである︒
教育が一般的となると共に高級なものとなるととが︑教育の理想的登展形態であらう︒此が教育を能率的のも
のとし無駄を排除する所以でどもある︒私は青少年の同家管理に依って︑又高等数育をより高級化して︑此問よ
り新貴人・新貴族を生成せんとの考を有する︒私は又最近の持論として教育機関は綜合事業たりとの意見を有し
其考を一般化し度いと思って居る︒
私は本邦資業家の自殺停・回想録の如きものを相官に重視して居る︒此には既に色々のものが出版されて居
る︒此は賓業教育の活資料と云ふ意味丈でなく︑現今の致時経済下に於て経営逗行上の知識を賊兵せらる
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とと
の多大たるを信やる︒